2019/10/11

10/11 [NLCS 1] Sanchezが8回2死までノーヒットの快投

ナショナルズとしては初めての挑戦となる、ナ・リーグ優勝決定シリーズがいよいよ始まります。対戦相手はセントルイス・カージナルス。162試合目でブリュワーズを振り切って中地区優勝を決め、NLDSではやはり最終第5戦まで戦ってブレーブスを降してきました。当然ながら勢いはあり、決して侮れません。

第1戦を前にロースターが発表されました。野手陣は変更なし。投手陣では、Daniel Hudsonが出産立会休暇のためとりあえずロースターからは外れています(復帰のタイミングでWander Sueroが外れることも同時に発表されています)。それ以外のブルペンも改組され、Javy GuerraとRoenis Eliasが加わりました。よろしいんじゃないでしょうか。

第1戦の先発メンバー。

Trea Turner, SS
Adam Eaton, RF
Anthony Rendon, 3B
Juan Soto, LF
Howie Kendrick, 2B
Ryan Zimmerman, 1B 
Michael A. Taylor, CF
Yan Gomes, C
Aníbal Sánchez, P

Victor RoblesとKurt Suzukiが先発を外れました。健康である限りAnibal Sanchezと常にコンビを組んできたのに外れたということはSuzuki(手首だと思われます)の状態はあまり良くないようですね。もっとも、Sanchez-Gomesコンビとなった9月の4試合の防御率は2.42ですから、その点では心配していません。

今日もコメント欄でフォローしていきます。

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W2-0@STL (Series 1-0)
Sanchez(W) 7.2IP 0ER 1H 1BB 2HBP 5K
Doolittle(SV) 1.1IP 0ER 1K
Kendrick 2/4 double BB R RBI
Gomes 2/3 double BB RBI

今日はAnibal Sanchezに尽きます。

初回からストライク先行。速球、スプリッター、チェンジアップ(シンカー)、カッターと多彩な球種を、しかもスピードに変化を付けて投げ分け、カージナルスの打者のバランスをことごとく崩して凡打を打たせていきました。三振は多くないのですが、とにかく凡打の山。いかにSanchezのピッチングが成功したかは、ハードヒット(打球速度が95マイル超)が、2回裏のMarcel Osunaのセンターフライの1本だけだったことが示しています。こういうスタイルであれば当然ですが球数も少なく抑えられます。7回を終えてまだ89球。もちろん8回表の打席にも自ら立ち、続投。

ノーヒットのまま迎えた8回裏。先頭のTommy Edmanに鋭いライナーを打たれ、夢破れたかと思いましたが、これをファーストRyan Zimmermanが超絶美技でダイビングキャッチ!!ノーヒッターが達成される時は往々にしてこういうプレーが出るものなので、これはいよいよ来たかと盛り上げてくれました。今日一番のハイライトはこのシーンでした。

結局、この回2アウトから代打Jose Martinezにセンター前に緩いライナーを運ばれて偉業の達成とはいきませんでしたが、マウンドを降りるSanchezに対して敵地ながらスタンディングオベーションが送られました。このあたり、第1戦の余裕もあるのかもしれませんが、セントルイスのファンはさすがだなと感じましたね。

Sanchezの後を受けて2番手でマウンドに上がったのはSean Doolittle。Daniel Hudsonが出産立合い休暇でいないという状況もあり、この回、そして9回を任され、きっちり4人の打者を全て凡退させ、2点のリードを守り切りました。カージナルス打線の1番から4番をしっかり抑えたことはシリーズの今後を考えると、実に価値ある結果です。

打線は、10安打5四球と塁をにぎわせながら、得点は2点のみ。チーム13残塁と非効率だったといわれればそうかもしれません。しかし、2回のYan Gomes、7回のKendrickのタイムリーはいずれも2アウトからの効果的な一本でした。また、Michael A. Taylor以外の先発メンバーにはヒットが出たことになり、明日以降の打席に楽に入れるようになったであろうことの意味も小さくないと思います。

先発4番手、なんて呼び方はもはや失礼だと思いますが、ともかくもStephen StrasburgでもMax Scherzerでもない先発投手で1勝したことの意味は大きい。明日はMax Scherzerが先発予定。今日のSanchezの登板を目の前で見せられ、負けるものかと闘志を燃やしていることでしょう。ますます楽しみになってきました。

Stay in the Fight !!

50 件のコメント:

  1. 現地からの中継の冒頭でもHudsonnの出産立会休暇の話が出ていました。すごくおめでたい雰囲気でいいと思います!

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  2. [1回表]
    カージナルスの先発はMikolas。日本では元巨人のマイコラスですね。
    Turnerは速球3球で空振り三振 1アウト

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  3. Eatonはカーブで空振り三振
    Rendonがレフト線上に落ちるライナーのシングルで出塁しましたが、Sotoもカーブに空振り三振 3アウト

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  4. [1回裏]
    Fowler チェンジアップ(スプリッター?)で空振り三振 1アウト
    Wong 詰まらせてセカンドゴロ 2アウト
    Goldschmidt ライトへの浅いポップフライ 3アウト
    両投手とも上々の立ち上がり

    End 1st
    Nats 0-0 Cardinals

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  5. しかし寒そうだな。気温8度か。そりゃ寒い。

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  6. [2回表]
    先頭のKendrickが右中間への二塁打 Zimmemanはサードゴロ、Taylorは空振り三振に倒れましたが、Gomesが左中間を深々と破る二塁打!Kendrickがゆっくりホームイン

    Nats 1-0 Cardinals

    2死2塁

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  7. Sanchezは遊ゴロでイニング終了となりましたが、下位打線での1点は価値があります

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  8. [2回裏]
    Ozuna ひやっとしましたが寒い気候にも助けられてセンターフライ 1アウト
    Molina イージーセンターフライ 2アウト
    Carpenter 初球をバントしましたが、Rendonが上手くさばいてファーストアウト
    ナイスピッチング!

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  9. [3回表]
    Turner 粘りましたが、速球に詰まってライトファールフライ
    Eaton 速球を見逃し三振
    前の回の2本の二塁打がどちらも変化球だったので組み立てを変えてきましたね

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  10. Rendonは低めの変化球をうまくとらえたかと思いましたが、センターフェンス手前で失速 寒くてどちらもボールが飛ばない
    3アウト

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  11. [3回裏]
    Edman 左中間へのポップフライ
    Dejong 空振り三振
    Mikolas 空振り三振

    End 3rd
    Nats 1-0 Cardinals

    Sanchezはここまで34球 素晴らしい序盤です

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  12. [4回表]
    Soto、Kendrickがともにショートゴロに倒れた後、Zimmermanがフルカウントから三遊間を抜けるシングルで出ましたが、Taylorは初球セーフティバントを試みたものの打席を出たところで打球に触れてしまい、その時点でアウト
    イニング終了

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  13. [4回裏]
    Fowler は初球を浅いセンターフライ、Wongを歩かせましたが、Goldschmidtはイージーセンターフライで2アウト  二盗+Gomesの悪送球で2死3塁とされましたが、次の投球をOsunaが打ち上げてサードファールフライ! 

    End 4th
    Nats 1-0 Cardinals

    Sanchez 素晴らしすぎる

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  14. [5回表]
    Gomes 三遊間をゴロで抜けるシングル!起用に応える2打席連続ヒット
    Sanchezはスリーバント失敗で1アウトとなりましたが、Turnerが三遊間シングルで1死1、2塁のチャンス

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  15. Eatonはショートフライ(インフィールドフライルール)に倒れましたが、打点王が打席に向かうというところでMike Maddux投手コーチがマウンドへ

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  16. Rendonはストレートの四球で2死満塁 Sotoの打席ですがMikolasは続投

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  17. Sotoはカウント2-1からの変化球に合わず、セカンドゴロでイニング終了
    変化球をストライクにもボールにも投げられるMikolasが上回った感じです

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  18. [5回裏]
    Molina ショートゴロ
    Carpenter チェンジアップに空振り三振(ファールチップがバウンドしてからGomesのミットに入りましたが、判定は空振り三振。誤審ですが、チャレンジ対象ではないそうです)
    Edman 初球を振って浅いセンターフライ 3アウト

    End 5th
    Nats 1-0 Cardinals

    Sanchez 56球 素晴らしすぎる

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  19. [6回表]
    Kendrickのショートゴロの後、Zimmermanが左中間へ二塁打!さあ、ここらで追加点を!

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  20. Taylorは低め速球に空振り三振 Gomesは敬遠で、Sanchezはサードゴロ(5-4)で3アウト まあ仕方ないか

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  21. [6回裏]
    Dejongにはファールで粘られましたが、最後は外高め速球で空振り三振 1アウト
    代打Arozarena 追い込みましたが死球(ストライクだったかもという投球を全く避けず、肘を出して当たりにいくのはどうなんでしょうか)
    1死1塁

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  22. 二盗で1死2塁になりましたが、Fowlerはセカンドゴロ、Wongをイージーセンターフライで3アウト

    End 6th
    Nats 1-0 Cardinals

    この回は少し手間をかけましたがSanchez ここまで75球 まだ行くでしょう もちろん

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  23. [7回表]
    カージナルスの2番手はGallegos
    ナショナルズは1番からの攻撃 Turnerはピッチャーライナーで1アウトになりましたが、Eatonがフルカウントからの遅い球を左中間に運び、全力疾走で3塁へ!左中間の打球で思い切っていきました!
    1死3塁で打点王を迎え、カージナルスは3番手としてAndrew Millerを早くも投入 さすがはポストシーズン

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  24. Rendonはもちろん敬遠で1死1塁、3塁でSotoが打席に向かいます

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  25. Sotoはフルカウントからのスローボールに空振り三振 2アウト
    次が右のKendrickというところで カージナルスはまたピッチャー交代 4番手は右腕のBrebbia

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  26. ここで打つのがKendrick! センター前に弾き返すタイムリー!

    Nats 2-0 Cardinals

    2死1,2塁でZimmerman

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  27. Zimmermanはフルカウントからファールで粘って四球 2死満塁 
    さ、Michael A. Taylorにいいところで回ってきました

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  28. Taylorはスライダーをよく見逃してフルカウントまで行きましたが、最後は平凡なセンターフライ イニング終了
    1点追加したのでまあいいとしましょう

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  29. [7回裏]
    Goldschmidt ショートフライ 1アウト
    Osuna ライトフライ 2アウト
    Molinaには超スローボールが抜けてぶつけてしまいましたが、Carpenterのバランスを完全に崩し、当てただけのファーストゴロで3アウト

    End 7th
    Nats 2-0 Cardinals

    Sanchezはこの回も省エネで89球 素晴らしすぎます
    次の回に打席が回ってきますが、このまま投げさせて欲しい!

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  30. [8回表]
    カージナルスはまたピッチャー交代で5番手のHelsley(右投手)
    Gomes フルカウントからスライダーに空振り三振 1アウト
    Sanchezはそのまま打席に!

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  31. Sanchezはもちろん三振 それでいいんです 2アウト

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  32. Turner ショートゴロで3アウト

    Sanchezショーの続きを見ましょう!

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  33. [8回裏]
    ファワーーーー!!!

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  34. Edmanの一、二塁間を抜けようかというライナーをRyan Zimmermanがダイビングキャッチ!!!!!!
    すごいものを見せてもらいました!

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  35. Dejongは初球を振ってセンターフライ 2アウト

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  36. 代打Jose Martinezにフルカウントからセンター前に落とされました。103球目。惜しかった!!!

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  37. ここでSanchezは降板。さすがセントルイスのファンです、球場は総立ちでスタンディングオベーション。

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  38. さあ ここからは勝負です。
    2死1塁。打者は左のFowlerという場面でナショナルズは2番手としてDoolittleを投入です。

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  39. あ、Fowlerはスイッチヒッターか。ということは、9回までDoolittleに任せるつもりですね。

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  40. Fowlerはサードゴロで3アウト

    End 8th
    Nats 2-0 Cardinals

    7回2/3 1安打 1四球 2死球 5奪三振 むろん無失点
    Sanchezは本当に素晴らしかった!

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  41. [9回表]
    カージナルスは6番手 Tyler Webb(左投手)
    Eaton サードゴロ、Rendonは外への速球で空振り三振で2アウト となりましたが、Sotoは一、二塁間を破るシングル!一本も出ないまま終わるのとは明日以降を考えると大きな違いです。
    2死1塁、打者Kendrickとなり、カージナルスはクローザーのCarlos Martinezを投入

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  42. 初球ワイルドピッチでSotoが2塁に進み、Kendrickは敬遠
    2死1,2r塁となってZimmerman ふーん

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  43. Zimmermanは外への変化球に空振り三振 3アウト

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  44. [9回裏]
    もちろんDoolittleが続投
    Wongは初球バント、Doolittleはちょっと握り直しましたが、なんとか立て直してファーストへの送球間に合ってアウト!1アウト!

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  45. Goldschmidt レフトへの大ファールでひやっとしましたが、1-2から変化球で泳がせてファーストゴロ!2アウト !

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  46. Osuna 高め速球で空振り三振! 3アウト

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  47. 試合終了

    Nats 2-0 Cardinals

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  48. 今日はもうAnibal Sanchezに尽きます。Big 3なんて言わせない!Big 4!

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