2019/10/07

10/7 [NLDS 4] ZimこそがFace of Franchise

1勝2敗と後がなくなったナショナルズ。とはいえ、過去4度のNLDSのうち3度同じように追い込まれ、うち2度は勝って(2012, 2017)最終戦に持ち込んでいますので、決して悲観するような状況ではありません。ましてや今日は大エースMax Scherzerが先発。勝ってこのドラマティックなシーズンが続くことを願っています。

先発メンバー。

Trea Turner, SS
Adam Eaton, RF
Anthony Rendon, 3B
Juan Soto, LF
Howie Kendrick, 2B
Ryan Zimmerman, 1B
Kurt Suzuki, C
Michael A. Taylor, CF
Max Scherzer, P

Victor Roblesは引き続き欠場。打撃は問題ないようですが、まだ全力疾走はできないようです。そしてファーストにはRyan Zimmermanが入っています。

今日は可能な限り、コメント欄でフォローしていきます。

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W6-1 Dodgers (Series 2-2)
Scherzer(W) 6.0IP 1ER 4H 3BB 7K
Doolittle 1.1IP 0ER
Hudson 0.2IP 0ER 1H 1K
Turner 3/5 double 2R
Taylor 2/3 BB R
Rendon 1/2 2SF 3RBI
Zimmerman 2/4 HR R 3RBI

ベテラン俳優がそろった上質のお芝居を観たような気分です。Max ScherzerとRyan Zimmermanが華々しい見せ場のあるダブル主演。Anthony Rendonが渋い演技で助演男優賞にノミネート。Trea Turner、Howie Kendrick、Sean Doolittle、Daniel Hudsonがストーリーの展開の鍵を握る役どころ。カメオ出演で観客をわかせたPaul Menhartコーチ。そして監督はDave Martinez。

DoolittleとHudsonを除くと不安しかないブルペンを抱えるナショナルズですから、先発のScherzerがどれだけ長く投げられるかが試合を決めると言っても過言ではありませんでした。大きなプレッシャーだったはずですが、十分にその期待に応えてくれましたね。初球から積極的にストライクゾーンに投げ込んで打たせてとり、球数少なくアウトを重ねていきました。初回、3番のJustin Turnerにソロを打たれた時はずるずる行く悪いイメージも浮かんだはずですが、以降も組み立てを変えることはなく、6回を投げて失点はこの1点のみ。そこまでわずか82球。7回は強くなった雨に手元を狂わされた部分もあってか2四球などで1死満塁としましたが、代打Chris Taylorをフルカウントからの「ど真ん中のチェンジアップ」で空振り三振。そしてJoe Pedersonにはあわやライト線へのタイムリーツーベースかというファールを打たれながらも最後はセカンドゴロに打ち取ってピンチ脱出。この辺りはもはや力は技術ではなく、精神の勝負のように見えました。

8回、9回はSean DoolittleとDaniel Hudsonがしっかり締めくくってゲームセット。この2人が通用することがこれで実証されたことは、第5戦に向けて大きな意味を持つはずです。

打っては、3番Anthony Rendonが3回裏に同点の犠牲フライ、5回裏に決勝点となるレフト前タイムリー、6回裏にもセンターフェンス側まで運ぶ犠牲フライで、3打席連続できっちり打点を記録。さすがはナ・リーグ打点王です。

そしてなんと言っても今日の1番のハイライトはRyan Zimmermanの3ラン。Rendonのタイムリーで1点を勝ち越したとはいえまだ1点差の2死1,3塁の場面で回ってきた第3打席。ここまで2打席連続三振。この打席も初球ストライクの後の2球目、高めのボール球に完全に差し込まれました。が、しかし。力で押し込み、そのまま高々と上がった打球はセンターのフェンスを越えて行きました。2008年3月のナショナルズ・パークのこけら落としの試合でのサヨナラホームラン動画)を思い出したのは、私だけでしょうね。あれから12年。その間にBryce Harperが加わり、そして去って行きましたが、やはりFace of Franchiseはこの人なんだなと胸が熱くなりました。これが最後かも、とずっと言われながらのプレーが続いていますが、そんな雑音を撥ねとばす素晴らしい一打でした。ナショナルズ・パークでプレーするZimmermanをもう一度見るためにも、絶対にNLCSに行きましょう!

第5戦は1日挟んで日本時間10日の朝です。先発はナショナルズがStephen Strasburg。対するドジャーズは第1戦で好投したWalker Buehlerが先発しますが、Clayton Kershawもブルペンに控えるはず。好ゲームとなることは間違いなし。楽しみです。

52 件のコメント:

  1. [1回表]
    ショートフライ、ライトフライで簡単に2アウトを取りましたが、Justin Turnerにレフトスタンドに運ばれてしまいました。いくら走ってても、速球を真ん中高めに投げたら今のTurner(とMuncy)には打たれます。
    Bellingerはセンターフライで3アウト

    Nats 0-1 Dodgers

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  2. [1回裏]
    Turnerがショートフライの後、Eatonが追い込まれてから変化球をよく見極めて歩きましたが、Rendonはライトフライで2アウト
    2死1塁でJuan Soto

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  3. Sotoはセカンドフライで3アウト

    Nats 0-1 Dodgers

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  4. [2回表]
    先頭のSeagerに0-2からライトオーバーの二塁打を打たれ、Beatyにもひやっとする打球を打たれましたがTaylorの守備範囲でセンターライナー。ファーストフライ、敬遠四球の後、投手のHillを空振り三振で無失点

    Nats 0-1 Dodgers

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  5. ブレーブスが2勝、カージナルスが1勝で迎えたNLDSのもう1つのカードの第4戦は、4-4で延長に突入していますね。

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  6. [2回裏]
    先頭のKendrickが遅球をしっかり待ってセンター前へ やっぱりうまいなぁ 無死1塁でZimmermanです。

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  7. Zimmermanに対しては3球続けて速球で空振り三振。このHillの組み立てもさすがです

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  8. Kurt Suzukiはショートゴロゲッツーでイニング終了 うーむ

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  9. カージナルスがサヨナラ勝ちで第5戦にもつれ込みましたね
    Yadier Molinaが8回裏2死から同点タイムリー、10回裏サヨナラ犠牲フライの活躍 さすがです

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  10. [3回表]
    1番のPedersonからでしたが、セカンドゴロ、セカンドゴロ、Turnerもレフトフライで簡単に終わりました

    Nats 0-1 Dodgers

    Scherzerはここまで39球 悪くはない

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  11. [3回裏]
    先頭のMichael A. Taylorが歩き、Schherzerは3バント失敗で1アウトとなりましたが、Turnerがシフトを破る一二塁間のヒットで1死1、3塁のチャンス!

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  12. Eatonはまたも追い込まれながら四球を選び、1死満塁!ここで打点王の登場です!

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  13. 真ん中への変化球、行ったか!と思いましたが、レフトフェンス側でとられました。Taylorは悠々生還

    Nats 1-1 Dodgers

    2死1,2塁 Sotoに1本欲しい!

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  14. Sotoも追い込まれながら四球を選び、58球となったHillはここまで 元々60球程度と言われていましたので3回途中で引きずり降ろしたのはよくやったと思います。
    ドジャーズの2番手は前田健太

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  15. Kendrickはイージーサードゴロで3回終了

    Nats 1-1 Dodgers

    さあ、ここからです

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  16. [4回表]
    先頭のBellingerにライトにシングルを打たれ、盗塁で無死2塁とされましたが、空振り三振、レフトフライ、空振り三振(三球三振)でイニング終了!乗ってきた感じ

    Nats 1-1 Dodgers

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  17. [4回裏]
    続投の前田健太に対して、Zimmerman、Suzukiが連続空振り三振で2アウトになりましたが、Taylorがサードへの当たり損ねの内野安打。
    っていうかめっちゃ雨降ってきた

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  18. Scherzerはセンターライナーで3アウト

    End 4th
    Nats 1-1 Dodgers

    っていうかめっちゃ雨降ってる

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  19. [5回表]
    雨はほぼ止んだみたいです
    空振り三振
    空振り三振(前田への代打Pollock)
    空振り三振!
    Scherzer ここまで70球 まだまだ行けます というか行ってもらわないと困ります!

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  20. [5回裏]
    ドジャーズは3番手 左腕のJulio Uriasがマウンドへ ナショナルズは1番からの攻撃です

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  21. 先頭のTrea Turnerがレフトへ鋭いライナーのシングルで出塁し、Eatonがサードへ送りバント。1死2塁で打点王です

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  22. よっしゃ!!Rendonがショートの頭を超えるタイムリー!

    Nats 2-1 Dodgers !

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  23. Sotoはサードファールフライに倒れましたが、Kendrickがやはりショートの頭を超えるシングルで2死1、3塁 いいところでZimmermanに回ってきました
    と、ここでUriasからドジャーズは4番手 Pedro Baezにスイッチ

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  24. やった!!!!!!!!!!!!

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  25. Zimmermanがやってくれました!Face of Franchise!!!!!!
    カウント0-1からの2球目、高め速球、見逃せばボールだったはずの投球をぶっ叩いた打球は、センターのフェンスを超えると3ランショット!!詰まらせられながらも押し込みました。
    素晴らしい!

    Nats 5-1 Dodgers

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  26. Suzukiが歩き、Taylorがサードのグラブを弾きレフト前に転がるシングル Scherzerはサードゴロに倒れましたが、打線が元気になってきた感じです

    End 5th
    Nats 5-1 Dodgers

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  27. [6回表]
    2番からでしたが、セカンドフライ、サードゴロ、センターフライで終了
    ここまで82球 もちろんまだまだ行けます

    Nats 5-1 Dodgers

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  28. [6回裏]
    ドジャーズは5番手のRoss Stripling
    先頭のTurnerのセンターへのライナーをBellingerがやや目測を誤った上、濡れた芝で滑り、後逸 Turnerは一気に3塁へ、と思ったらボールがセンターのフェンスに挟まったという判定で2塁に戻されました えー
    無死2塁

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  29. ワイルドピッチで3塁へ キャッチャーは前に弾きましたがTurnerのいい判断でした

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  30. Eatonは強い打球でしたが、投手真正面 1死3塁となって ええ 打点王です

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  31. Rendonの打球はセンターオーバーかという打球でしたが、惜しくもBellingerにフェンス側で取られました もちろんTurnerは悠々生還

    Nats 6-1 Dodgers

    Rendonはこれで3打席連続で打点です さすが打点王

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  32. Sotoはセカンドゴロで3アウト

    End 6th
    Nats 6-1 Dodgers

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  33. [7回表]
    ライトフライの後、ライト前シングルを打たれ、連続凡退は10人でストップ
    また雨がひどくなってきました

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  34. Luxをフルカウントから歩かせて1死1,2塁 雨の影響があるのかな

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  35. Scherzerはおそらくこの回まで いつものように気合い十分で締めくくってくれ!

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  36. 8番のSmithを3-1から歩かせて1死満塁 全然ストライクに行かない

    ここでPaul Menhartコーチがマウンドへ

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  37. 99球ですがもちろん続投で代打Chris Taylorとの対戦

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  38. フルカウントから最後はど真ん中へのチェンジアップで空振り三振!2アウト

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  39. Pedersonへの初球、バットを折りながらの打球が一塁線へ飛びましたが、ギリギリでファール!ふぅ〜

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  40. 2球目を引っ掛けて、セカンドゴロ!3アウト!
    よく踏ん張りました。これがエースです。

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  41. [7回裏]
    ドジャーズは6番手Dustin Mayに交代
    1死からZimmermanがバットを折りながらライト前に運ぶシングルで出ましたが、Suzukiが今日2本目の併殺打

    End 7th
    Nats 6-1 Dodgers

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  42. [8回表]
    2番手はSean Doolittle、セカンドに守備固めとしてBrian Dozierが入っています
    第2戦でホームランを打たれたMuncyにまたやられたかと思いましたが、センターフェンス側でTaylorのグラブへ(DoolittleもMuncyも苦笑い)1アウト

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  43. Turner ライトフライ、Bellinger セカンドゴロで三者凡退
    この結果は第5戦を考えても価値がありますね

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  44. [8回裏]
    ファーストフライ、空振り三振、サードゴロで終了

    End 8th
    Nats 6-1 Dodgers

    さあ、最終回です!

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  45. [9回表]
    Doolittleが続投。Seagerが左打者ということでの続投のようです
    で Seagerはレフトフライで1アウト
    ここでHudsonにスイッチ 盤石の継投ですね

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  46. 代打David Freeseにはセカンド内野安打を打たれましたが、Luxをスライダーで空振り三振に取り、2アウト

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  47. Wil SmithのライトフライをEatonがつかんで試合終了!

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  48. 勝った! Nationals WIN!!!!

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  49. さあ第5戦です。過去3度弾き返されてきたNLDS第5戦ですが、今回は初めてアウェイ。きっと今年は違うはず。

    試合は日本時間10日の朝。ナショナルズ先発は、Stephen Strasburgです!

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  50. estoppelさん

    やりましたね!!
    Scherzerは期待通りのピッチングでしたし、Zimの3ランは本当に胸が熱くなりました。

    今年のチームは一味違いますね!
    打線も点が取れるようになってきましたし、明後日の第5戦が本当に楽しみです。

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  51. こんにちは。いつも良い記事を書いてくださってありがとうございます。
    2008年からナショナルズを応援し、このブログでも何度かコメントさせて頂いています。このジマーマンのホームランは、私もこけら落としのサヨナラ弾を思い出しました。ナショナルズがワシントンに移ってからの最初の選手であり、勝てない時期もリーダーとして、ストラスバーグやハーパーが入ってからは怪我に苦しんだ事もあり、それでもナショナルズの為に頑張ってくれていたジマーマンがプレーオフで活躍。おっしゃるとおり改めてFace of Franchise、Mr.Nationalはジマーマンなんだなと思いました。ジマーマンにナショナルズで勝ってほしい。本当にそう思います。
    出張なので明日の試合は観られませんが、ストラスバーグに期待ですね!またお邪魔します!

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  52. マルさん、匿名さん
    いよいよ第5戦です。見ることができる人もできない人もみんなで応援していきましょう!

    匿名さん
    あのサヨナラ弾を思い出した人が他にいたというのはちょっと感激です。ありがとうございます。
    もっともっとZimmermanのプレーを見たい!Zimmermanが喜ぶ姿を見たい!そんなオールドファンのためにも今日第5戦を勝って、先に繋げてくれると期待しています。
    今後ともよろしくお願いします。

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