2012/05/15

Leon→DL, Carlos Maldonado→MAJOR

昨日の試合で負傷退場したSandy Leon(リンク先はメジャーのスタッツにしておきました)がDL入り。右足首の重度の捻挫ということで、復帰時期は未定です。

代わって、Carlos MaldonadoがAAAから呼ばれました。この人もベネズエラ出身(多いな)。33歳。17歳でマリナーズ傘下と契約してからほぼずっとマイナーリーガーとして17年目。メジャーでは、パイレーツ傘下にいた2006年と2007年に21試合、ナショナルズで2010年の5月から6月にかけて4試合、計25試合しか経験がありませんが、マイナーでは通算1000試合以上にマスクをかぶっている大ベテランです。はっきり言って全然期待できませんが、Jesus Flores以外の40人ロースターの捕手が、AAAのJhonatan Solanoまで含め全員DL入りしていて他に選択肢がありません。

マイナーの下層にはDavid FreitasAdrian Nietoといった面白そうな選手もいますが、さすがに早過ぎ。トレードの可能性を模索したほうがいいかもしれません。Pudge Rodriguezの顔が頭をよぎったのは私だけでしょうか。

2012/05/14

5/14 Harperメジャー初本塁打, Leon負傷退場、H-Rodクローザー失格

W8-5 Padres (Season 22-13)
Detwiler 5.0IP 4ER(5R) 7H 1BB 3K 2.75
Stammen(W3-0) 2.0IP 0ER 3K 1.29
H-Rod(H1) 0.1IP 0ER 3BB 4.60
Burnett(S1) 02.IP 0ER 0.90
Desmond 3/5 double 2R 2RBI .271 
Bernadina 2/3 R .246
Zimmerman 1/2 RBI 3BB .241
Harper 1/4 HR(1) R RBI K .232

勝ちました。昨日陥落した地区首位の座に1日で返り咲きました。スコアだけ見ると3点差で楽に勝ったように見えますが、良いこと悪いことなんだかいろいろあった試合でした・・・。

・Bryce Harperに待ちに待ったメジャー初本塁打が出ました。3-1とリードしての3回裏2死走者なし、カウント2ボール1ストライクからの真ん中低めへのスライダーを叩くと、打球はセンターへ一直線。フェンスを越えて芝生に着地しました(動画)。15試合目、60打席目での初本塁打。これからどれだけ打ってくれるでしょうか。
Photo by Greg Fiume/Getty Images
・先発のRoss Detwilerは見た目の数字ほど悪い内容だったとは思いませんでした。むしろ守備に足を引っ張られたように見えました。初回の1点はBryce Harperのフライの落球によるもの。4回表の3失点のきっかけとなった先頭打者の内野安打も、何でもない一二塁間のゴロをAdam LaRocheが深追いしてグラブに当てて弾いてしまったものでしたが、セカンドのDanny Espinosaは余裕を持って捕球位置に入っており、限りなくエラーに近いものでした。その後のOrlando Hudsonのタイムリーでも、2人目の走者は悠々アウトのタイミングだったにもかかわらず、中継のEspinosaからの送球が中途半端なバウンドでキャッチャーが処理し切れず。Detwilerにはやや気の毒な登板となりました。

・昨日昇格し、今日初めてマスクを被ってメジャーデビューを果たしたSandy Leonに、まさかの悲劇が待っていました。4回表、上述のOrlando Hudsonのタイムリーで本塁に突入してきたChase Headleyと交錯。送球がショートバウンドであったため捕球に意識が集中していたところにタックルを受け、右足首をおかしな向きにひねってしまい、そのまま退場となりました(動画)。かなり深刻な右足首捻挫ということでDL入りとなりました。メジャーデビューがわずか4イニング(1打席)で・・・・・・あまりにかわいそう過ぎます。復帰の日を心から待っています。
Photo by Greg Fiume/Getty Images
・試合の流れとしてはあっちに行ったりこっちに行ったりでした。序盤はナショナルズがリードしながら追い付かれる展開でしたが、Leonの退場の後は何ともいえない沈鬱なムードが漂い、5回には逆にリードを許す苦しい展開。しかし、この雰囲気の中で決勝点をたたき出したのがIan Desmondのバットでした。6回1死1,2塁から外寄りの速球を叩くと打球は右中間へ。フェンスの最上部に当たり、惜しくも本塁打とはなりませんでしたが、逆転の2点タイムリー二塁打(動画)。相変わらず四球はあまり多くありませんが、いいところで打ってくれます。

・Craig Stammenが6、7回、Tyler Clippardが8回を危なげなく無安打無失点に抑え、1点リードのままで迎えた8回裏、ブルペンではHenry Rodriguezが投球練習を開始。昨日のセーブ失敗の記憶もまだ新しく、三連投となることもあって不安がよぎりましたが、ここで代打Chad Tracy、途中からライトに入っていたXavier Nadyがそれぞれソロ本塁打を打って、2点を追加してくれたことで3点差。さすがに、今日は大丈夫だろうと思いました。

・ところが・・・・、初球、2球目とボール先行・・・。捕邪飛で1死こそ取ったものの、3人に四球を与えて満塁としてしまったところで、たまらずベンチを出たJohnson監督に交代を告げられてしまいました。昨日の敗戦後も「自分の中ではH-Rodがクローザーだ」と擁護し、そして今日もその言葉通り送り出してくれた監督の期待にちっとは応えてくれてもいいのに。3点リード、何を力むことがあるというのでしょうか。下位打線相手に、何にも考えずにストレートをどんどん真ん中に投げ込んでおけば良かったのに。少しぐらい打たれても、それでベンチの信頼は揺るがないのに。四球がダメだって分かってるだろうに。

・9回表1死満塁の場面で出てきたのがSean Burnett。とても3点勝っているとは思えない雰囲気でしたが、見事に最初の打者を投手ゴロ併殺に討ち取り、あっという間にゲームセット。文字通り、試合を救って(セーブして)くれました。これからしばらくはBurnettがクローザーなのかな。昨季の開幕直後のDrew Storenが定着するまでの間に少しだけクローザーとして起用されましたが、そのときは必ずしも結果を残せていませんでしたが、果たして。個人的には、奪三振率の高いStammenがいいと思うのですが。

MVP: Sean Burnett 

MiLB (5/7-13)


今週も週間MVPに選ばれた選手はいませんでした。というか全体にパッとしませんでした。特に打線は湿り気味。フロリダにてリハビリ中であと1週間程度で復帰できそうというニュースが入ってきたBrian Goodwinと、やはりフロリダで調整中のMatt Purkeの出場が待ち遠しいです。

☆Rosenbaumの昇格はまだ?[AA]
Daniel Rosenbaumが今週は1試合に登板して6回を無失点。シーズン成績でも7試合で5勝無敗。防御率0.71、WHIP0.71はいずれもリーグトップ。昇格はまだですか?
5/11 (W5-0) 6.0IP 0ER 4H 1BB 6K 

☆Brownもメジャー狙ってます[AAA]
ともにAAAで開幕したBryce HarperとTyler Mooreが早々にメジャーに昇格してしまい、置いてけぼりをくっているCorey Brown外野手。やや出遅れた感がありましたが、ようやく調子を上げてきました。リードオフとして8四球、9得点は大いに評価できる数字。外野手不足のナショナルズですから、きっとチャンスが巡ってくるでしょう。
30PA 4double 1HR 9R 4RBI 8BB 3K .364/.533/.682 0SB

☆Syracuse先発投手陣が安定[AAA] 
John Lannan、リハビリ登板の王建民を含め、先発ローテーション投手が軒並み好投。全7先発を合計した防御率は1.72。メジャーの先発ローテーションにも負けていません。
5/8 (G1) Zach Duke (W) 7.0IP 2ER 3H 1BB 5K 
5/8 (G2) Mitch Atkins (L) 5.0IP 2ER 4H 2BB 4K 
5/9 王建民 (W) 7.0IP 2ER 8H 1BB 1K
5/10 Yunesky Maya (W) 7.0IP 0ER(1R) 7H 1BB 4K
5/11 John Lannan (W) 8.0IP 2ER 8H 2BB 4K
5/12 Tanner Roark (W) 6.0IP 0ER 4H 1BB 6K 
5/13 Zach Duke (W) 7.0IP 1ER(2R) 6H 0BB 3K 
王はメジャー復帰への準備万端という感じですが、メジャーの先発5人が安定していることもあり、少なくともあと1,2度はマイナーで投げさせるようです。

☆Sandy Leonメジャー昇格[AA]
Wilson Ramonsの故障離脱に伴いSandy LeonがAAから飛び級でメジャー昇格を果たしました。守備の人と思われていましたが、今季は開幕からバットも好調(98打席で.319/.356/.457)。今週も4試合で6本のヒットを打ち、昇格に花を添えました。Harrisburg野手陣でプロスペクトとして期待しているEury Perez、Jeff Kobernus、Destin Hoodの3人は引き続き調子が上がりません。
Sandy Leon 12PA 3double 4RBI K .500/.500/.750 

☆打てないP-Nats打線[A+]
Rick Hague(.150/.261/.150)、David Freitas(.071/.176/.071)、Michael Taylor(.111/.273/.167)と期待の打者たちがそろって不振。こうなれば当然ですがチームも1勝5敗と大きく負け越し。

Hagerstown打線も下降線[A] 
Matt Skole(.200/.368/.467、1打点)とJason Martinson(.200/.200/.400)の2人は本格的に減速。2週間調子の良かったSteven Suozaは5月6日の試合を最後に故障(詳細不明)で欠場とパッとしない打線となってしまったHagerstwon。頑張ってくれたのはJ. P. RamirezとCutter Dykstraくらいです。
J. P. Ramirez 21PA .381/.381/.571
Cutter Dykstra 23PA .364/.391/.409 2SB


☆Meyerはまずまず[A] 
Alex Meyer投手。悪くもないが良くもない。なかなか波に乗れません。
5/11(ND) 6.0IP 3ER 8H 2BB 5K


☆Ray は滅多打ち[A+]
今季2試合目の登板となったRobbie Ray。今回は2回持たずに滅多打ちに遭いました。これだけ打たれると自信喪失しそうで心配です。
5/9(L) 1.2IP 6ER 7H 3BB 1K


☆その他
上記のほか印象的な数字を残したプロスペクトは以下の通り。
Rob Wort 1G 2.0IP 0ER 1H 1BB 5K [A+] 今季11試合16.1回を投げて29奪三振
Cameron Selik 2G(1SV) 3.0IP 0ER 1H 4K [A+]

2012/05/13

Ramos→DL(シーズン絶望)、Sandy Leon→MAJOR

12日の試合で右ひざ靭帯断裂の大怪我を負ったWilson RamosがDL入り。手術を受けましたが、今季絶望が確定しています。昨季の活躍でレギュラーの地位を確実なものとし、これから何年にもわたってナショナルズの正捕手と期待していただけに、残念という言葉だけでは表現しきれない無念さです。今季はキャッチング、スローイングとも守備でミスが目立ち、当ブログでも厳しいことも書いてきましたが、レギュラー捕手がRamosであることに疑いは持っていませんでした。バットではしっかり活躍しており、戦力的にも大打撃です。

この結果、(少なくとも今季の残りは)Jesus Floresが正捕手を務めることになりました。元々はFloresこそが将来の正捕手といわれながら、肩の故障で長く離脱している間に、トレードでやってきたRamosに地位を固められてしまったという経緯があります。今度は立場が逆になりますが、果たしてFloresがRamosの地位を脅かすような活躍ができるでしょうか。(まずはFloresまで故障しないことを願うことが先ですが)

控え捕手が必要となったわけですが、Harrisburg(AA)からSandy Leonが呼ばれました。ベネズエラ出身の23歳(ちなみに、RamosもFloresもベネズエラ出身)。昨季はA+まで、今季AAに初挑戦していた捕手ですが、守備力では既にメジャーで通用するレベルとの高い評価を得ており、この春はメジャーのスプリングトレーニングにも呼ばれていました。打撃への評価は高くなく、あくまで守備型の控え捕手と見られていますが、今季はAAでまずまずの成績を残していました。控え捕手という立場なら週に1試合程度は先発マスクを被らせてもらえるでしょう。どんなプレーをしてくれるか、楽しみです。

5/13 何ともひどいサヨナラ負け

L6-9x@CIN (Season 21-13)
Jackson 5.0IP 3ER 5H 0BB 4K 3.71
H-Rod (BS3, L1-3) 0.2IP 4ER 2H 2BB 4.70
Espinosa 2/4 double R 2RBI BB K .215
Bernadina 2/4 double R RBI BB .227 SB(4)
LaRoche 2/5 double R RBI 2K .336
Desmond 2/6 double R K .260
Ankiel 2/3 2BB K
Flores 2/4 SF RBI 2K
Harper 2/5 2R

チーム16安打。序盤から中盤、終盤まで小刻みに加点して、8回表終了時点で6-3とリード。このまま勝てるかなという気配が濃厚でしたが、そこからミスが重なり、最終的にはかなり痛い逆転負けを喫しました。

8回裏、先頭のDrew StubbsのショートゴロをIan Desmondがエラー。そして、2死2,3塁となってJay Bruceの打球は何でもないライトフライと思われましたが、これをBryce Harperが完全に見失って、2点タイムリー二塁打としてしまい、1点差。

9回裏は、Henry Rodriguezが2死1塁までこぎ着けながら連続四球で満塁として、ここまで2本塁打1二塁打のJoey Vottoにわざわざ打席を回してしまいました。こうなるともうダメです。何かに取り付かれたかのように投げた真ん中高めの速球をバックスクリーンに運ばれる逆転サヨナラ満塁被弾。悔やまれるのは、Vottoの前のChris Heiseyの打席。簡単に2ストライクに追い込みながら、ボールのスライダーを続けたこと。いわゆる見せ球を一球挟む余裕があれば、同じスライダーでも空振りしてくれただろうに・・・。

ああ悔しい。選手たちも今夜は上手く眠れないだろうな、明日に響かなければいいけど、という負けです。明日が大事になります。

5/12 Espinosa復活の兆し

W2-1@CIN (Season 21-12)
Zimmermann(W2-1) 7.0IP 1ER 5H 1BB 9K 2.14
H-Rod(S8) 1.0IP 0ER 3K 2.45
Espinosa 2/3 HR(3) R RBI BB K .205 2SB(2,3)
Ramos 1/2 HR(3) R RBI BB K

初回にシングルとフィルダースチョイス(Desmondの判断ミスかな)と内野ゴロ2本の間に1点こそうしなったものの、先発のJordan Zimmermannが全く危なげない投球で7回を1失点。4回、5回とともに満塁としながら得点を奪えないなど、相変わらずZimmermannを援護できない打線でしたが、5回にWilson Ramosのソロで追いつくと、6回にはDanny Espinosaがライトスタンドへ弾丸ライナーの決勝ソロ。豪快な一撃で、もどかしい気分を吹き飛ばしてくれました。Espinosaは2試合連続弾。当たりそこないの打球が内野安打になる幸運もありましたが、今日は2安打。復活の兆しです。我慢して使い続けてくれたJohnson監督に恩返ししないとね。この1点のリードを8回はTyler Clippard、9回はH-Rod(三者連続三振の完璧な内容)が守り切りました。

ところでこの試合の最大の衝撃はWilson Ramosの故障退場。7回裏にパスボールで後ろに転がった球を拾いに行って、送球しようとして転倒(動画)。そのまま退場となりました。診断結果は右ひざ靭帯断裂。手術が必要で今季は絶望となりました。残念というか、故障者が多過ぎます。

MVP: Danny Espinosa

2012/05/12

5/11 珍しく序盤に打線が機能

W7-3@CIN (Season 20-12)
Gio(W4-1) 5.0IP 2ER 5H 4BB 9K 1.94
Bernadina 2/5 HR(2) R 3RBI K .207 SB(3)
Zimmerman 3/4 R BB K .257 SB(2)
LaRoche 2/4 double R 2RBI BB 2K .333
Espinosa 1/4 HR(2) R 2RBI .193

これまで31試合を消化してきたナショナルズですが、初回の得点は全試合合計でわずか3点というスロースタートぶりを示してきましたが、この日は初回だけで3得点。その後も4回まで毎回得点して、計7点。あとはクルージングモードの試合となりました。

その序盤の攻撃を引っ張ったのが、前日に続いて2番に起用されたRoger Bernadina。初回無死1塁での第1打席、フルカウントから4球ファールで粘った末の10球目を右中間のスタンドに叩き込む先制2ラン。さらに2回も2死2塁で打席に入ると、フルカウントから外の変化球に上手く合せて逆方向、レフト前に運ぶタイムリーでチームの4点目を叩き出しました。本塁打は2試合連続。打席の内容も非常によく、とりあえずしばらくはレフトを任されそうです。
Photo by Joe Robbins/Getty Images
三振王状態で、ベンチあるいはマイナー降格の噂まで出ているDanny Espinosaにも一発が出ました。4月7日以来、1か月ぶりとなる2号。出会い頭かもしれませんが、これでちょっとでも状態が良くなってくれるといいのですが。

先発のGio Gonzalezは必ずしも本調子ではありませんでした。というか、序盤からの大量リードで、むしろリズムを崩したように見えました。まあ、それでも何とか5回まで2失点で投げ切り、チームトップの4勝目を記録しました。

MVP: Roger Bernadina