2019/02/13

スプリングトレーニング開始!!(招待選手一覧)

現地時間2月13日、フロリダでのナショナルズのスプリングトレーニングが始まりました。まだBryce Harperの所属先は決まらないためモヤモヤした気持ちもありますが、新しいシーズンの始まりにワクワクしてきました。

スプリングトレーニングの開始の前日(2月12日)に、招待選手(NRI)が発表されました。例年通り、注目の若手とベテランの入り混じったリストです。

Aaron Barrett, RHP
Henderson Álvarez, RHP
Scott Copeland, RHP
Wil Crowe, RHP
J.J. Hoover, RHP
Ronald Pena, RHP
Vidal Nuno, LHP
Tres Barrera, C
Taylor Gushue, C
José Marmolejos, 1B
Jake Noll, 2B
Carter Kieboom, SS
Luis Garcia, SS
Matt Reynolds, 3B
Brandon Snyder, 3B
Jacob Wilson, 3B
Hunter Jones, OF
Chuck Taylor, OF

トッププロスペクトランキングでおなじみの顔でもある注目の若手は、Carter KieboomとLuis Garciaの両内野手、それにWil Crowe投手の3人。また、生え抜きのRonald Pena投手、Tres Barrera捕手、Jake Noll内野手もはじめてメジャーのスプリングトレーニングに参加することになりました。個人的には長らくProspect ProfilesでフォローしているRonald Penaにひっそりと期待しています。いずれも開幕ロースター争いをするというよりは経験値を積むことが目的。将来に活かせるいいキャンプを過ごしましょう。

ベテラン陣では何といってもAaron Barrettの名前が目立ちます。2014-2015年には信頼できる中継ぎ右腕として活躍したBarrettでしたが、その後、TJ手術、リハビリ中の再負傷、左足首の故障と、長く苦しんできました。昨年ナショナルズとマイナー契約を結び直し、Auburn(SS)とはいえ6月に実戦復帰し、20試合で防御率1.74と結果を残して復活の気配を見せていました。年齢も30歳を超え、復活にはぎりぎりのタイミング。応援しています。

その他、シーズン中に戦力となることが現実的に期待される選手とみられている、先発も務められる左腕のVidal Nuno投手、右腕のHenderson Álvarez投手あたりの仕上がり状況にも注目しています。

ロースター異動まとめ(2019年1月)

1/10 Brian Dozierと1年契約
1/10 Joe Rossと1年契約に合意
1/11 Anthony Rendon、Trea Turnerと1年契約に合意
2/1 年俸調停の末 Michael Taylorと1年契約
2/8 年俸調停の末 Kyle Barracloughと1年契約

● Brian Dozierと1年契約
FAとなっていたBrian Dozier二塁手と1年契約に合意しました(詳細は別記事)。Bryce Harperの去就は決まりませんが、着々と各ポジションのアップグレードが進んでいきます。

なお、40人ロースター枠を空けるためにMatt ReynoldsがDFAされています。こちらはMattのほうです。Markは既にFAとして去っていました。

● Joe Rossと1年契約 
年俸調停対象となっていたJoe Rossと1年100万ドルで合意しました。期限の1日前です。年俸調停対象の先発投手としては低い年俸に抑えられることになりましたが、まあ、昨年はほとんど働いていませんので仕方ありませんね。先発5番手、あるいは4番手として活躍できれば、来オフは大幅アップが期待できるでしょう。とにかく健康に投げ続けることです。 

● 年俸調停対象選手まとめ
年俸調停対象選手のうち、Anthony Rendonとは1年1880万ドル、Trea Turnerとは1年372.5万ドルで期限前に合意しました。Rendonとは長期契約を結ぶ可能性も含めて交渉が進められてきたようですが、結局合意できたのは1年契約。このままだと来オフにはFA退団となります。Turnerはスーパー2扱いの初年で、FA前にあと3回年俸調停対象となります。

合意できなかったのは、Michael TaylorKyle Barracloughの2人。2月になると年俸調停ヒアリングが開催されたりしますので、その前には歩み寄ってもらいたいです。Taylorなんてレギュラーもはく奪されている状況なんだから適当なところで手を打ったほうがいいと思うのですが・・・。

→ 2月1日
Michael Taylorについては、調停ヒアリングの末に球団側が勝ち、今季年俸は325万ドルとなりました。Taylor側の希望は350万ドルでしたので、そんなに大きな額ではなかったわけで、どこかで折り合えなかったのかとは思いますが、終わったことは仕方ありません。切り替えて、FA前最終年、頑張ってください。

→2月8日
Kyle Barracloughとも年俸調停ヒアリングに至り、やはり球団側の勝利。1年契約、年俸172.5万ドルとなりました。Barraclough側の要求は200万ドル。まったくもう、って感じです。 

2019/02/09

Fangraphs Nationals Top 22 Prospects 2019

2018年12月に発表されていたFangraphsによるナショナルズ組織内トップ22プロスペクトです。昨年の18人よりは増えましたが、36人がリストアップされたフィリーズをはじめとする他球団に比べると少なく、ファームの層の薄さを感じさせます。

1. Victor Robles, OF 
2. Carter Kieboom, SS 
3. Luis Garcia, SS/3B 
4. Mason Denaburg, RHP 
5. Wil Crowe, RHP 
6. Tim Cate, LHP 
7. Yasel Antuna, SS 
8. Seth Romero, LHP 
9. Israel Pineda, C 
10. Gage Canning, CF 
11. Tanner Rainey, RHP 
12. Malvin Pena, RHP 
13. Telmito Augstin, LF 
14. Reid Schaller, RHP 
15. James Bourque, RHP 
16. Sterling Sharp, RHP 
17. Taylor Guilbeau, LHP 
18. Jeremy De La Rosa, RF 
19. Jordan Mills, LHP 
20. Joan Adon, RHP 
21. Ben Braymer, LHP 
22. Brigham Hill, RHP 

4位まではBA、BPと全く同じ。順位はともかく8位までの続く4人も他と共通です。ただ、残る2人となると、BAで10位だったJake IrvinとBPで8位だったJose Sanchezはここでは22位にさえ入っていません。トップ8以降はどんぐりの背比べということでしょうか。

ここでのトップ10の新たな顔は、10位のGage Canning外野手。昨年のドラフト5順目で大卒入団。Auburn(SS)ではよく打って早々に昇格しましたが、Hagerstown(A)ではやや苦戦しました。真価が問われる2年目となりそうです。

Prospect Profile #19: Erick Fedde

[2019年2月最終更新, 2017年3月更新, 2015年12月更新, 2014年8月オリジナル]

全体19回は、2014年ドラフト全体1順目入団のErick Fedde投手です。

[Player Data]
Name: Erick Fedde
photo by Glenn Gaston, Special to The Citizen
Position: RHP
Born: February 25, 1993
Birthplace: Las Vegas, NV
School: University of Nevada Las Vegas (UNLV)
Height: 6-4
Weight: 180
Bats: Right
Throws: Right
Draft: 2014-1(18)
Acquired: Draft
BA Organization Rank: 5(2015)4(2016)  ⇒2(2017) ⇒ 3(2018)
BA Overall Rank: 90(2015) ⇒82(2016) ⇒52(2017) 

[Scouting Report]
素材としてはローテーション2,3番手になれる投手。スリークォーター気味のフォームから投げる速球は90マイル台前半だが、腕が長く、今後さらに速くなる可能性は十分。変化球ではスライダーが有効な武器となっている。もう1つの変化球であるチェンジアップはまだまだ。制球は悪くない。故障前から野球選手としては細身の体格への懸念が示されており、TJからの復活に向けて徐々に投球イニングを増やしていくことになるが、その前提としてしっかり体を作ることが再優先課題。(2015年12月)

最速97マイルを記録し、常時90マイル台前半で沈む動きを持つ速球を主体に、スライダーで空振りを取るピッチングスタイル。2016年にはチェンジアップも武器として使えるレベルになった。コントロールも悪くない。先発上位で投げる力を持つ。(2017年3月)

[Background]
ネバダ州出身で、高校時代はなんとBryce Harperのチームメイト。ただし、当時はむしろサッカー選手として名を馳せており(ネバダ州選抜チームメンバー)、2011年ドラフトではパドレスに24順目で指名されたが入団せずに進学。

大学では、1年、2年と評価を徐々に上げ、3年となった2014年は11試合に先発して76.2回を投げ、防御率1.72、82奪三振と快投。Mountain West カンファレンスの最優秀投手賞を受賞。 2014年ドラフトに向けて、トップ5での指名を予想する識者が現れるほど評価を上昇させていた。しかし、シーズン途中で右ヒジの痛みを訴えて登板を回避し、ドラフトの2日前というタイミングでTJ手術に踏み切った。ナショナルズが全体18位でドラフトしたが当然ながら2014年は全休。

フロリダでのリハビリを経て、2015年6月21日にAuburn(SS)でプロデビュー。SSでは8試合に登板、計35イニングを投げて2.57/1.31、36奪三振という好成績を残し、8月中旬にHagerstown(A)に昇格。Aでの初登板では5回途中6失点と打ち込まれたものの、以降は大きく崩れることはなく、最終戦は5回2安打無失点7奪三振の好投で締めくくった。2015年は計64イニング。

TJ手術明けかつフルシーズン1年目となった2016年はPotomac(A+)で開幕。当初は打ち込まれ(7試合終了時点での防御率は6.62)心配させたが、5月23日、28日にいずれも無失点の好投。5月下旬にわき腹を痛めて短期間DL入りしたが、復帰した後の8試合で自責点3(防御率0.63)とA+クラスの打者を圧倒し、8月にHarrisburg(AA)に昇格。AAで5試合に先発し、防御率3.99とまずまずの結果を残してシーズンを終えた。2チームで計23試合に先発し、121イニング。前年からの増加は57イニングで故障リスク上昇の1つの基準とされる60イニング増をわずかに下回った。これ以上望めない結果。オフにLucas GiolitoとReynaldo Lopezがトレードで放出されたこともあり、組織内ナンバーワン投手プロスペクトとなった。

2017年には、NRIとして初めてのスプリングトレーニングに参加。Harrisburg(AA)での開幕後も好投していたが、メジャー昇格を見据えブルペン投手としての練習を開始したあたりで調子を崩し、7月30日のメジャーデビューから8月にかけての3度の先発でいずれも4失点以上。特に終盤は球速90マイルを超えるのがやっとという状況でむしろ評価・期待を下げることになってしまった。

2018年もチャンスをもらいながら・・・という残念なシーズンとなった。先発6,7番手としてSyracuse(AAA)で開幕。5月に1度スポットスタートを経験した後、先発陣に故障者が重なった6月にローテーション入り。6月29日には5回5失点ながらメジャー初白星も記録するなど、ぎりぎり合格点というピッチングを続けていたが、7月4日の試合で肩痛を発症して60日DL入り。なんとか9月に復帰したものの4、5回になると疲れが見えるという感じで、評価を上げることはできなかった。通算投球回数をクリアし、ルーキーステータスを卒業した。

[Comment]
2017年、2018年となんとももったいないシーズンを送ることとなりました。2017年シーズン途中で球団が妙な色気を出さずにあくまで先発として育成し続けていたら、とは思いますが、言っても仕方ありません。ルーキーではなくなったとはいえ、まだ26歳。ローテーションを支える投手に育つ可能性はまだまだあります。期待しています。(2019年2月)

健康面でも成績でも期待以上の2016年シーズンを過ごし、組織内ナンバーワン投手プロスペクトに上り詰めました。2017年の開幕は再びAAが濃厚ですが、しっかりと投げ、おそらくは今年中に来るはずのメジャーデビューのチャンスをガッチリつかんでくれることを期待しています。(2017年3月)

TJ手術からの復帰はまずは順調と言っていいでしょう。大卒のためあまりのんびりもしていられませんが、かと言って無理しては元も子もありません。来季もじっくり作り上げていってくれればいいです。目標は、A+あるいはAAとステップアップしながら、投球回数を100イニングまで積み上げることかな。(2015年12月)

ドラフト前の時点では個人的にはそこまで買っておらず、せいぜいナショナルズの指名順位くらいかと見ていたので、指名時にもそこまで興奮はしませんでした。まあ、指名した以上はしっかり応援していきますが、それもこれも来年のドラフトよりも先の話・・・。(2014年8月)

Prospect Profile #26: Victor Robles

[2019年2月更新, 2017年3月更新,2016年3月オリジナル]

2016 年の第1弾、全体では第26回となるのは、スター選手に育つ可能性が期待されるVictor Robles外野手です。

[Player Data]
Name: Victor Robles
Position: CF
Born: May 19, 1997
Birthplace: Santo Domingo, DR
School: NA
Height: 6-0
Weight: 185
Bats: Right
Throws: Right
Draft: NA
Acquired: International FA (July 2013)
BA organization Rank: 25(2015) ⇒ 3(2016)  ⇒1(2017) ⇒1(2018) 1(2019)
BA Overall Rank: 33(2016) ⇒13(2017) ⇒ 5(2018) ⇒ (2019)11

[Scouting Report]
右投げ右打ちのセンター。「走攻守三拍子揃った選手」、「ファイブツールプレーヤー」、呼び方はともかく、野球をする上での全ての能力について高く評価されているスター候補生。最も高い評価を受けているのは、鋭いラインドライブを全方向に打てるバットスピード。これは、どのスカウティングレポートでも最初に書かれています。パワーは発展途上ですが、いずれ付いてくるであろう体格をしているとのこと。また、コンタクト能力が高く空振りが少ない、選球眼が良くて四球を多く選べるといった点も高く評価されています。さらに、足も極めて速く、盗塁や内野安打だけでなく、積極的な走塁でシングルをダブルに、ダブルをトリプルにすることもかなりあるとか。その足を使いセンターとして広い守備範囲をカバーする上、強肩も極めて高い評価を受けています。アスリートとしての身体能力が高く、しかもエネルギーあふれる全力プレー。ほとんど欠点らしい欠点がありません。強いて言えば、現時点でパワーがないことと、積極的な走塁が暴走につながっているというくらい。似たタイプの選手としては、パイレーツのStarling Marteの名前が挙がっていました。「試合の流れを変えることができる選手」と評され、将来は、センターのレギュラーはもちろん、オールスター選手まで育つと期待されています。


 (Photo By Glenn Gaston)

[Background]
ドミニカ共和国出身。16歳になったばかりの2013年7月に契約金22万5000ドルでナショナルズと契約。

2014年はドミニカ夏季リーグでプレー。47試合で.313/.408/.484、22盗塁という数字を残し、BAのDSLのトップ20プロスペクトに選ばれる。

2015年に17歳で米本土に上陸。スプリングトレーニング中にバッティングで注目を集め、シーズン開幕後もGCL Nationalsで打ちまくり、23試合で.370/.484/.562、12盗塁と圧倒。7月には早くもAuburn Doubledays(SS)に昇格。大卒選手がほとんどというNY Penn Leagueでも、38試合に出場し、.343/.424/.479、12盗塁という成績。多くのスカウトの目に触れたこともあり、押しも押されぬトッププロスペクトとして評価されることとなった。

2016年はHagerstown(A)で開幕。64試合で.305/.405/.459、5本塁打、19盗塁の好成績を残し、South Atlantic Leagueのオールスターに選出された後、Potomac(A+)に昇格。7月18日の打席で死球を右手親指に受けてDL入りするなど、ややスロースタートとなったが、復帰後の22試合では.281/.364/.406、1本塁打、9盗塁というまずまずの成績だったが、Carolina Leagueの最年少選手としては十分な数字。評価を上げ、組織内ナンバーワン、全体でもトップ10前後(BAでは13位だが、BP、MLB.comではともに7位)のエリート・プロスペクトとなった。

Potomac(A+)の1番センターとして開幕した2017年は期待以上の大飛躍の年となった。開幕早々にハムストリングを痛めてDL入りしたものの、5月頭に復帰するとしっかり結果(.289/.377/.495、7本塁打、16盗塁)を残し、Carolina Leagueのオールスター、MLBのオールスターの前座のFutures Gameに出場。7月にHarrisburg(AA)に昇格した後も37試合で.324/.394/.489、11盗塁と好調を維持し、なんと9月には若干20歳にしてメジャーデビュー。13試合の出場ながら攻守に光るものを見せ、NLDSのロースター入りまで果たした(出場は2試合1打席のみ)。

当然開幕前のプロスペクトランキングでは全体でも5位という高い評価を受けて迎えた2018年だったが、開幕直後、わずか5試合目にスライディングキャッチを試みて左ヒジに重傷を負って長期離脱。7月に入ってようやく復帰したが、なかなか調子が上がらず、9月を迎えるまでSyracuse(AAA)で過ごすことになった。それでも9月にコールアップされると、特に後半はセンターのレギュラー扱いで21試合に出場、メジャー初本塁打を含む3本塁打、.288/.348/.525、3盗塁という期待感を抱かせる結果を残した。

[Comment]
2017年に大きく飛躍した後、2018年は故障で長期離脱、その間にプロスペクトとしては下に評価されていた、しかも1歳下のJuan Sotoのブレイクを目撃することになりました。内心は穏やかではなかったはず。それでも9月には結果を残したことで、どうやらセンターのレギュラー候補として2019年のスプリングトレーニングを迎えそうです。Sotoと並んでこれからのナショナルズを支えていってくれることを願っています。 (2019年2月)

オフにトレードの噂もありましたが、手放さないでいてくれてほっとしています。各種レポートを見ていると、身体能力に優れているだけでなく、プレーに対する情熱や学ぶ姿勢などのいわゆるメイクアップでも高い評価を得ており、ますます期待が膨らみます。開幕はA+と予想されていますが、シーズン中にAAに昇格し、2018年のメジャーデビューが視野に入るところまでいくことが目標でしょう。(2017年3月)

期待の超大型新人。夢のある選手。ドミニカ出身の選手は急に伸び悩んだりすることもあり評価が難しいのですが、Roblesは将来のナショナルズのセンターを任せられる選手に育つことを期待しています。まずは、2016年も前年のような活躍をし、全体トップ10プロスペクトに入ってきてくれるといいな。(2016年3月)

2019/02/08

ロースター異動まとめ(2019年2月)

2/6 Jeremy Hellicksonと再契約

● Jeremy Hellicksonと再契約
昨季もナショナルズの先発5番手を務めたJeremy Hellicksonと1年130万ドル(先発試合数に応じ最大で400万ドルとなるインセンティブ付)で再契約に合意しました。

昨季は3月に入ってからマイナー契約を結び、4月半ばにローテーション入り。途中2度のDL入りもありましたが、シーズン終了まで在籍して19試合に先発し、5勝3敗。防御率3.45、WHIP1.07という数字は好成績と言っていいと思います。ただし、打順が3周目になると途端に打たれることがデータから明らかになっていたため、イニングが浅くても球数が少なくても打者18人前後で降板させられた(1試合平均登板回数は5回を切っています)結果なので、ブルペンに大きな負担をかけたことは否めません。

オフにFAとなりましたが、出戻り。メジャー契約でもあるので、順調にいけばローテーション入りは確実の立場。これで開幕ローテーションは、Max Scherzer、Stephen Strasburg、Partick Corbin、Anibal Sanchez、Jeremy Ellicksonの5人、マイナーオプションを残すErick FeddeとJoe RossがAAAで控えるという布陣になりそうです。悪くない。

→ 2/8 正式に契約発表。40人ロースターを空けるためにTrevor GottがDFAされました。2015年のオフにトレードでやってきてから3シーズンで33試合にリリーフ登板し、防御率7.39。まだ26歳なのでもう少し伸びそうな気もしますが、マイナーオプションが切れていたので仕方ないかなと思います。

2019/02/07

2018-19 Bryce Harper Watch

2月7日
スーパーボウルも終わり、スプリングトレーニングが始まるまで10日ほどとなりました。が、まだ決まりません。6日にはジャイアンツの首脳陣がラスベガスを訪れたと報じられましたが、大きな動きはないまま。さすがにそろそろScott Borasの戦略を疑いたくなってきました。

2月2日
ここにきてパドレスが参戦。31日に首脳陣がラスベガスを訪問し、Harperと面会したようです。2月になりましたが、依然として動きは遅々としたもの。これ以上遅くなると選手としてのパフォーマンスにも影響が出そうです。もうフィリーズでもいいから、一日も早く決まってくれることを願っています。

1月27日
ドジャーズはA.J. Pollockと5年の大型契約を結んだため、Harper獲得の候補からは消えました。ホワイトソックスも関心を失っているようで、現時点ではフィリーズとナショナルズくらいしか名前が挙がっていません。だんだん心配になってきました。

1月14日
12日の土曜日にフィリーズ首脳陣がラスベガスを訪問し、Harperと直接交渉。現時点では最有力と報じられています。ただ、依然としてナショナルズの3億ドルを超えるオファーを提示してはいないようです。また、ドジャーズもYasiel PuigとMatt Kempの2人のベテラン外野手をトレード放出しており、まだまだ可能性は残されているのではないかと見ています。ホワイトソックスはむしろManny Machadoに照準を絞っているように報じられています。いよいよ熱を帯びてきました。

1月4日
年末にかけて静かでしたが、年が明けるといろいろと情報が出てきました。フィリーズとホワイトソックスは10年契約を提示したとも伝えられており、特にフィリーズは来週あたりにラスベガスに首脳陣が乗り込んで直接交渉するそうです。ただ、ナショナルズもTed Lernerオーナーが12月22日にHarperと会ったということで、まだ可能性は残されているようです。

12月16日
ウィンターミーティングが終わりました。当然ラスベガス入りしていたScott Borasが毎日記者ブリーフィングをし、いろいろ報道されていましたが、大きな進展はないまま。Harper本人はついにメディアの前に姿を現すこともありませんでした。

話はいろいろと出ていましたが、報道をまとめると以下の通りです。

・複数球団(判明しているのは、ドジャーズ、フィリーズ、ホワイトソックス)と面会。
・ある球団は(GMなど球団幹部にも秘密裡に)オーナーが単独で面会。
・ナショナルズとは面会なし。ただ、Rizzo GM、Borasとも、引き続き交渉中で再契約の可能性はなくなっていないことを明言。
・ドジャーズが外野陣のトレード放出を画策中。Harper獲得に向けた地ならしとの噂。
・Andrew McCutchenとの契約は、フィリーズのHarperへの関心に影響していない模様。
・ホワイトソックスが条件面を含めて親権に関心を示している。
・ヤンキースは関心がないとGMが改めて明言。

12月9日 
全く音沙汰がないまま日が過ぎていましたが、ここに来て意外な方向からの動きがありました。12月7日に地元ラジオ局のインタビューで、Mark LernerオーナーがHarperと再契約できるとは思っていないという趣旨の発言(I really don’t expect him to come back at this point. I think they’ve decided to move on.)をし、大きく報じられています。ナショナルズが諦めたかのように報じられていますが、そこまではっきり言っているわけではありません。何も接触していないとは考えられませんので、そういった中で何らかの意図を持って発言したものと思われます。

9日から始まるWinter Meetingではいろいろ動きがありそうです。

11月13日
12日、QOを拒否しました。当然。

ヤンキースの線は消えていないという報道がでています。Boras陣営からの要請を受けた記事ではないかとのうがった見方もあながち的外れではないかもしれません。

11月11日
先日のワシントンポストの記事もそうでしたが、なぜか昨シーズン中のHarperをめぐる話がいろいろと暴露されています。誰がどういう意図を持ってリークしているのか気になりますね。

まず、7日付でLAタイムズが、ドジャーズが7月末と8月末(ウェイバーでクレームして)の2度にわたり、HarperとYasiel Puigを中心にしたトレードを提示したもののナショナルズの上層部が拒否したと報じました。Puigのパフォーマンスに2019年まで契約が残っていることを加味するとフェアな提案とも言えますが、Puigには素行面で疑問があり、拒否は正解だったと思います。

続いて、Ken Rosenthal記者(リンク先はSIの二次記事)が、アストロズがHarperのトレードを提示していたと報じました。対価は、J.B. Bukauskas(2017年ドラフト1順目の右腕投手)、Garrett Stubbs(今季はAAAで3割以上を打った25歳の捕手)とあと1人というパッケージだったそうです。なかなかに魅力的。

いずれもHarperのFA退団によって得られるドラフト指名権(もう4順目で確定みたいですね)よりは大きな対価となったはずですが、ナショナルズは拒否。Harperとの再契約を本気で考えている(少なくとも夏の時点では考えていた)証拠でしょう。

11月7日 
9月末にナショナルズが「aggressive offer」を提示したがHarperが拒否したと、ワシントンポストが報じました。詳細は明らかにされていませんが、総額4億ドルには届かないものの史上最高額、オプトアウト条項なしと言われています。

そのタイミングでHarperが受けないことは分かっていたはずですが、ナショナルズ側に再契約の意欲があると、Rizzo GMがHarperと日常的に顔を合わせている間(シーズン中)に示す意図があったと思われます。本気度は伝わったはず。

11月6日 
ヤンキースは投手と内野手(Manny Machado?)を最優先にし、Harperへの関心は失っているという噂が回っています(ヤンキースのことですから分かりませんが)。一方で、資金力のあるホワイトソックス、カージナルスも現実的な可能性とともに関心を持っているそうです。5日から各球団のGMが集まるミーティングが開催されていますが、まだここでは動きはないはずです。

11月3日
ナショナルズからQO(来季1年1790万ドル)の提示がありました。受けるかどうかの期限は10日後に設定されていますが、Harperが受ける理由がありませんので、ただの手続き。

これでもし仮にHarperが他球団と契約することになった場合には、ナショナルズに来年のドラフトでの補償指名権が発生しますが、ぜいたく税対象となっているナショナルズなので、得られる指名権は3順目か4順目(このオフ次第)という低いものとなります。

11月1日
10月31日、ヤンキースがBrett Gardnerとの1年契約に合意。ヤンキース一筋で11年、35歳のベテラン外野手。ずいぶん力は落ちていますが控えとしてのベンチ入りは保証されます。既にかなり込みあっているヤンキースの外野陣にもう一枚ピースがはまったことでHarperへの関心にも影響がありそうです。

10月29日
ワールドシリーズが終了した翌日、公式にFAとなりました。最初の3日間はナショナルズだけが独占交渉権を持つことになりますが、この間に契約が成立することは極めて希なので、期待はしていません。

現時点でHarperに関心を持っていて、かつ資金力があると噂されているチームは、ヤンキース、カブス、ドジャーズ、フィリーズ、ジャイアンツ、そしてもちろんナショナルズ。Giancarlo Stantonの13年、総額3億2500万ドルの記録にどこまで迫るかも含め、注目していきましょう。