2017/12/06

Prospect Profile #18: Jefry Rodriguez

[2017年12月更新, 2016年11月更新, 2015年9月更新, 2014年7月オリジナル]

第18回にして、2014年シーズンのMy Top 10 Prospectsの最後となるのが、ドミニカ出身のJefry Rodriguez投手。
Photo by Jeremy Houghtaling @CitizenHough

[Player Data]
Name: Jefry Rodriguez
Position: RHP
Born: July 26, 1993
Birthplace: Haina, Dominican Republic
School: NA
Height: 6-5
Weight: 185
Bats: Right
Throws: Right
Draft: NA
Acquired: International FA (2012)
BA Organization Rank: 18(2014) ⇒20(2015)  ⇒NA(2016) ⇒NA(2017)
BA Overall Rank: NA

[Scouting Report]
ドミニカ出身の長身右腕投手。ナショナルズと契約するまでは内野手だった。速球は既に常時90マイル台前半を計時するが、体格の成長、フォームの向上により速くなる余地があると見込まれている。ただ、投手になってからの経験不足もあり、変化球、制球はまだまだ発展途上。そもそもフォームも十分に固まっていない。変化球としては、縦に割れるカーブとスプリッター、それにチェンジアップも投げているが、いずれもまだまだ。とにかく発展途上の投手。

[Background]
2012年1月にナショナルズと契約。契約してすぐに投手にコンバートされると、その年のドミニカ夏季リーグでなかなかの成績を残し、米本土上陸の切符を勝ち取る。

米本土初年度の2013年シーズンには、49勝9敗という北米プロ野球史上最高勝率でぶっちぎりの優勝を果たしたGCLナショナルズのエースとして活躍。個人でも12試合47.2回に登板して、2.45/1.26、43奪三振の好成績で一躍評価を上げることに成功。課題の制球力でも、2012年の9イニングあたり6.9個から3.8個へと大きく改善。

2014年は、5月にフルシーズンのHagerstown(A)で開幕したが、4試合中2試合で打ち込まれたこともあり、6月にはAuburn(SS)に降格された。そのSSでは3試合16回1/3を投げて5失点(防御率2.76)、WHIP 1.22と通用することを示したが、早々に故障で離脱し、そのままシーズン終了。

Hagerstownに再挑戦となった2015年も開幕から9試合で防御率7.45と打ち込まれ、またもAuburnに降格。Auburnでも、7月13日までの週に週間MVPに選ばれるなど好投した試合もあったが、残った数字は13試合で5.11/1.35という厳しいものとなった。

2016年も3度目となるHagerstownでの開幕。開幕から好調で、6月15日までの13先発を6勝2敗、3.13/1.07という文句のない成績で、South Atlantic Leagueのオールスターにも選出された。しかし、オールスター明けの初戦で3回途中7失点と打ち込まれると、以降調子を崩し、後半の12先発では1勝9敗、7.29/1.62と別人のような成績。評価が難しいシーズンとなった。

2017年シーズンはPotomac(A+)に初挑戦。開幕から好調を持続し、5月にはリーグの週間MVPにも選ばれた。夏場に2か月あまりDL入りしたものの、復帰。計12試合に登板(10先発)し、防御率3.32/1.11、57イニングで51個の三振を奪い復活をアピールした。11月にルール5ドラフトからのプロテクトとして40人ロースター入りを果たした。

[Comment]
ほとんど諦めていましたが、復活し、まさかの40人ロースター入り。24歳と若くはありますが、保有期間を考えるとタイミング的にそろそろブルペンに転向でしょう。球威を活かし、ブルペン投手としてAA、AAAで結果を残せるようならメジャーに昇格できる可能性もあるはず。あと一息、頑張れ。(2017年12月)

2016年後半の失速の理由がはっきりわからない点は不安ですが、いい時は素晴らしいピッチングをするのでプロスペクトとしての期待感はある程度維持されています。来季はいよいよA+に挑戦でしょう。そこで2016年前半のような投球内容(与四球、被本塁打数も少なかった)ができれば、先が見えてくるはずです。(2016年11月)

2014、2015の2年間は完全に足踏みしてしまいましたが、まだ22歳。依然として先発として起用されており、期待を完全に失ってしまうのはまだ早過ぎるはず。来季はプロスペクトとしての期待感という意味では正念場となりそうです。(2015年9月)

まだまだ未知数ですが、本格右腕として大きく育ってくれることを期待したいです。(2014年7月)

2017/12/04

Prospect Profile #4: Matt Skole

[2017年12月最終更新, 2016年11月更新, 2015年4月更新, 2014年4月更新, 2013年4月オリジナル]

第4回は2012年シーズンに大ブレイクし、一気にトッププロスペクトの仲間入りを果たしたMatt Skole

[Player Data]
Name: Matt Skole
Position: 3B/1B
Born: July 30, 1989
Birthplace: Woodstock, Georgia
School: Georgia Institute of Technology
Height: 6-4
Weight: 220
Bats: Left
Throws: Right
Draft: 2011-5
Acquired: Draft
BA Organization Rank: 17(2012) ⇒5(2013)4(2014) ⇒24(2015) ⇒NA(2016) ⇒30(2017)
BA Overall Rank: NA

[Scouting Report]
選球眼に優れたパワーヒッター。プロ入り後に足を高く上げない打撃フォームに変えたことにより、引っ張り専門ではなく逆方向(レフト)にも強い打球を打てるようになった。左投手への対応も見せており、残す課題は変化球への対応。

サードの守備は守備範囲、肩ともまずまずという評価だが、2012年のアリゾナ秋季リーグではファーストも経験。以降は、両ポジションで併用されている。

[Background]
弟のJake Skoleは2010年ドラフト1順目(全体15位)でレンジャーズに入団した外野手。

ジョージア工科大では強打の三塁手として鳴らす。2011年5順目でドラフト指名を受けると、早々に契約してAuburg(SS)でプロキャリアをスタート。72試合に出場し、319打席で.290/.382/.438、リーグ最多の23二塁打、48打点という好成績を残す。BAのランキングでは球団内17位。

Hagerstown(A)で開幕した2012年シーズンに大ブレイク。開幕から打ちまくり、8月中旬にPotomoac(A+)に昇格するまでに本塁打(結局27本塁打はリーグ2位に8本差の独走トップ)、打点を量産し、出塁率、長打率でもトップとなったSouth Atlantic LeagueのMVPを受賞。A+昇格後は本塁打こそ出なかったが、それでも76打席で.314/.355/.486という良い数字。マイナーのシーズン終了後、球団公式のMinor League Player of the Yearに選ばれる。アリゾナ秋季リーグに派遣されると、不慣れな一塁守備に挑戦しつつも、17試合72打席で3本塁打を含む305/.419/.525という打撃成績を残し、プロスペクトとしての評価を確たるものに。BAのランキングでは球団内5位に浮上。

2013年はメジャーのスプリングトレーニングに初挑戦。24打席に立って.250/.406/.333という期待感を持たせる数字を残す。ところがHarrisburg(AA)での開幕2試合目、守備中に走者と交錯して左腕を故障し、TJ手術(投げるほうの腕ではないが)でシーズンを棒に振った。リハビリを経て10月のアリゾナ秋季リーグに参加したが、打率は2割に満たず散々な1年となった。

2014年もメジャーのスプリングトレーニングに参加。早々にマイナーキャンプ行きとなったが、17打席で本塁打1本を含む.333/.412/.733という好成績。Williams監督からJim Thomeと比較されるなど、パワーヒッターとして評価を高めた。ところが、開幕後はAAで大苦戦。4月を.177/.244/.228で終えると最後まで調子を上げることができず、故障なくフルシーズン過ごしながら.241/.352/.399、14本塁打という不本意な成績に終わり、プロスペクトとしての株は大きく低下した。

2015年は3年連続となるメジャーのスプリングトレーニングでも22打席で.409/.480/.727、2本塁打と頑張ったが、開幕後はまたもAAで打撃不振に陥り、5月終了時点の打率は.190。6月以降にやや盛り返し、7月下旬にはSyracuse(AAA)に昇格したものの、やはり打率は2割台前半。AA, AAA通算で.234/.340/.417の残念な成績に終わった。救いは計20本塁打の長打力を見せたことだが、三振も多く、手放しで喜べるものではない。シーズン終了後のBAのランキングでは遂にチーム内トップ30からも脱落。

26歳となった2016年は開幕からAAA。フルシーズン健康に過ごし、ファースト・サードの両ポジションで起用され、自己最多の140試合に出場したが、.244/.337/.437と打撃成績は相変わらず。守備も決して評価は高くない。このままマイナーFAで退団との観測もあった中、意外や意外、12月のルール5ドラフトを前に念願の40人ロースター入りを果たした。

40人ロースターの一員として初めて迎えた2017年のスプリングトレーニングでも早々にカットされ、AAAでも調子が上がらないまま6月にDL入り。7月末のトレードで獲得した選手に弾き出される形であえなくDFA。リハビリ出場を経て8月にはSyracuse(AAA)に復帰したが、以降も打率2割に満たず。シーズン終了ともにマイナーFAして退団。(その後ホワイトソックスとマイナー契約を結んだ。)

[Comment]
2013年から足掛け5シーズンにわたりフォローしてきましたが、残念な形で更新を終えることになりました。いよいよというときに限って故障離脱。本人が一番無念に思っているでしょうから周りがとやかく言っても仕方ないのですが、それにしても残念なナショナルズでのキャリアとなってしまいました。新天地で頑張ってください。(2017年12月)

かつてのトッププロスペクトが、もはや崖っぷちで踏みとどまっている状況。残された資産価値は長打力くらいでしょう。左の代打の切り札としてMLBで生き残っていくことができるかどうか。あまり大きく期待せず、見守っていきましょう。(2016年11月)

2014年は健康面では問題がなくスプリングトレーニングでも好調だっただけに残念な1年となってしまいました。4月のつまずきは自分にプレッシャーをかけ過ぎた結果のような気がします。2015年はいきなり崖っぷちになってしまいましたが、スプリングトレーニングでの好成績で多少は株を戻したはず。気を楽に頑張ってくれることを期待しています。(2015年4月)

結局2013年は完全に失われたシーズンとなりました。それでも各種プロスペクトランキングでの評価が下がっていないのは、それだけ素材が評価されているということ。AAでしっかり結果を残して、9月にはメジャーに呼ばれることを期待しています。(2014年4月)

高い期待を集めてのシーズンだったのに、いきなりの長期離脱。24歳になるこのシーズンを失うのは将来を考えてもかなり厳しい。何とか今季中に元気に戻ってきてくれることを願うばかりです。(2013年4月)

2017/12/03

Prospect Profile #27: Anderson Franco

[2017年12月更新, 2016年10月オリジナル]

まだ両リーグのチャンピオンシップシリーズが続いているところですが、ナショナルズのシーズンは終わったので、久し振りにProspect Profileシリーズの新エントリーです。しかも最初はかなりマイナーな選手(笑)。(今更ですが)2016年のMy Top 10 Prospectsの1人、Anderson Franco内野手です。

[Player Data]
Name: Anderson Franco
Position: 3B
Born: August 15, 1997
Birthplace: Bani, Dominican Rep.
School: NA
Height: 6-3
Weight: 190
Bats: Right
Throws: Right
Draft: NA
Acquired: International FA(2013)
BA Organization Rank: 10(2016) ⇒ 14(2017)
BA Overall Rank: NA

[Scouting Report]
荒削りながら、スイング・スピード、パワーともに高い評価。特に引っ張った打球の強さは目を見張るものがある。打撃面での課題は選球眼と変化球への対応。グラブさばき、肩、守備範囲、いずれも平均以上で、将来的にもサードを守れるとの評価。足は速くない。

[Background]
ドミニカ共和国出身。2013年8月に16歳の誕生日となるのを待ってナショナルズが契約。90万ドルというドミニカ出身のティーン・エイジャーに対するものとしてはかなりの高額ボーナスに期待の程が窺われる。

2014年シーズンをドミニカ・サマー・リーグで過ごした後、2015年に米本土上陸。GLCナショナルズ(Rk)で.281/.347/.412、4本塁打という好成績を残し、シーズン終盤の11試合だけAuburn(SS)に昇格してプレーした。

AuburnかあるいはHagerstonw(A)でプレーすると見込まれた2016年シーズンだったが、予想外にもGCLで開幕。しかも、当初はレギュラーとして出場させてもらえず。シーズン終盤にはほぼサードのレギュラーとしてプレーしたが、24試合で.277/.307/.349と前年の成績さえ大きく下回った。故障という情報はないのだが。

前年からは大きく期待を下げて迎えた2017年だったが、さらに評価を下げることになった。Hagerstown(A)でフルシーズン120試合に健康にプレーしたものの、打撃成績は456打席で.201/.272/.348という惨憺たるもの。11本塁打のパワーの一方で、100三振。守備でもサードでのエラー率が1割を超え、シーズン終盤はもっぱらファーストに回されていた。

[Comment]
Victor Roblesとはずいぶん差をつけられてしまいましたが、まだ19歳、どこかでスイッチが入ればという期待感は残っています。2018年はもう一度シングルAかな。頑張れ。(2017年12月)

2016年は謎の足踏みに終わりましたが、同じ2013年の海外FA同期であり、誕生日も3か月しか違わないVictor Roblesを手本にステップアップしていくことを期待しています。(2016年10月)

2017/12/02

Prospect Profile #22: Austin Voth

[2017年12月更新, 2016年11月更新, 2015年12月更新,2015年1月オリジナル]

2015年の2人目、全体第22回はAustin Voth投手。

[Player Data]
Name: Austin Voth
Position: RHP
Born: June 26, 1992
Birthplace: Redmond, WA
School: University of Washington
Height: 6-1
Weight: 190
Bats: Right
Throws: Right
Draft: 2013-5
Acquired: Draft
BA Organization Rank: 15(2014) ⇒12(2015)9(2016) 10(2017)
BA Overall Rank: NA


[Scouting Report]
高い位置から投げ下ろす、いわゆる本格派の右腕。速球はせいぜい90マイル台前半だが、制球力に非常に優れており、チェンジアップとカーブを交えて空振りさせることができる。奪三振数は多く、四球は少ない。ブルペンよりは先発向き。上限はローテーション下位と言われる。

[Background]
2013年シーズンにはワシントン大学のエースを務め、PAC 12という強豪校が並ぶリーグで奪三振王となったが、ドラフト前の評価は必ずしも高くなく、ドラフト5順目でナショナルズに入団。ルーキーリーグで2試合、ショートシーズンで7試合、8月末にHagerstown(A)に昇格して2試合の計11試合に先発し、1.75/0.84、46.1イニングで55奪三振の好成績。

2014年は、開幕したAでの13試合(オールスター選出)、夏場に昇格したPotomac(A+)での6試合でいずれも打者を圧倒するようなピッチング(計2.10/0.89)を見せて評価を高め、シーズン終盤にはHarrisburg(AA)まで到達。フルシーズン1年目の疲れもあってかAAではさすがに打ち込まれた(6.52/1.60)。依然としてイニング数を上回る三振を奪っており、プロスペクトとしての地位を確立した。

2015年はHarrisburg(AA)でフルシーズン、ローテーションを守った。シーズン序盤は防御率が4点台で推移したものの、徐々に調子を上げてEastern Leagueのオールスターに選出される。後半戦も好投を続け、最後の2登板を無失点で防御率を2点台まで引き下げて締めくくった。148奪三振はリーグトップ。自己最多の157.1イニングを投げた。

Syrcuse(AAA)にステップアップした2016年も年間通じてローテーションを守り、157イニングで3.15/1.24と、ここでも通用することを示した。セプテンバーコールアップの有力候補だったが、結局声はかからず。アリゾナ秋季リーグで結果を残し(4試合打たれまくった後、3戦連続無失点)、12月のルール5ドラフトを前に40人ロースター入りを果たした。

40人ロースター選手として迎えた2017年だったが、残念ながら失望のシーズンに終わってしまった。3度の登板をいずれも無失点に抑えながら早々にスプリングトレーニングからカットされると、開幕後もSyracuse(AAA)で13試合に先発して1勝7敗、防御率6.38と全く振るわず。6月下旬にはDL入りし、戻ってきた後はHarrisburg(AA)に降格となり、そこでも10試合で防御率.5.13。セプテンバーコールアップで声がかかることもなかった。

[Comment]
2016年までの安定した内容からは思いもよらない2017年の不振でした。考えられる要因は故障。6月~7月に休んだ理由が詳しく報じられていないのでよくわかりませんが、その後AAでも打たれていることを見ると心配は大きくなります。メジャーまであと一息、(ナショナルズで実現するかどうかはわかりませんが)頑張って。(2017年12月)

Lucas GiolitoやReynaldo Lopezに追い抜かれ、2016年は内心悔しい思いをしたはず。40人ロースター入りを果たして、いよいよ2017年にはメジャーデビューでしょう。これまで通り下馬評を覆す投球術を披露してくれることを期待しています。(2016年11月)

AAの打者も難なく抑え、プロスペクトとしての地位を大いに引き上げました。来春はメジャーのスプリングトレーニングに呼ばれることはほぼ間違いないでしょうし、メジャーデビューも視野に入ってくると期待されます。(2015年12月)

多くの軟投派投手がぶつかるAAあたりの壁を乗り越えてメジャーリーガーに近づくことができるか、注目のシーズンとなります。(2015年1月)

2017/12/01

Prospect Profile #16: Rafael Bautista

[2017年12月更新, 2016年11月更新, 2015年9月更新, 2014年6月オリジナル]

全体第16回はドミニカ出身のRafael Bautista外野手です。

[Player Data]
Name: Rafael Bautista
Position: OF
Born: March 8, 1993
Birthplace: Santo Domingo, Dominican Republic
School: NA
Height: 6-2
Weight: 165
Bats: Right
Throws: Right
Draft: NA
Acquired: International FA (2012)
BA Organization Rank: 25(2014) ⇒21(2015)⇒13(2016)⇒ 11(2017)
BA Overall Rank: NA

[Scouting Report]
何といってもスピードが魅力のセンターフィールダー。2012年と2013年の盗塁数は計73個で、盗塁成功率も84%と高い数字を誇っている。守備でも俊足を活かした守備範囲の広さと、打球への反応の良さで高く評価されている(肩はまずまずといったところ)。打撃はコンパクトなスイングで当てにいくタイプで、2年間でわずかに1本塁打と長打力には欠ける。と、ここまではAAAにいるEury Perezとかぶるが、大きな違いは右打者であることと、それなりに四球を選べること。長打力がついてくれば、レギュラーとしてやっていける可能性もある。

[Background]
契約して初年度の2012年シーズンは地元ドミニカ共和国でプレー。打率、出塁率、盗塁数でチームトップの好成績を残し、早々と米本土上陸を勝ち取る。2013年はGCLナショナルズ(Rk)に所属し、.322/.400/.391の好成績。26盗塁でリーグ盗塁王を獲得。守備でもシーズン通じて1エラーと評価を上げ、シーズン終了後のGCLオールスターに選ばれた。

2014年はHagerstown(A)で開幕。シーズン序盤は下位を打っていたが、打撃、走塁ともに好調で、リードオフとして起用されることが多くなった。6月にSouth Atlantic Leagueのオールスターにも選出されると、そのままフルシーズン出場し、最終的には.290/.341/.382、5本塁打、そしてリーグ独走の69盗塁を記録。ポストシーズのオールスターにも選出され、プロスペクトとしての評価を上げ、BAでは組織内21位とそこまでではなかったが、BPではなんと9位にランクされた(ただし、Trea TurnerとJoe Rossの獲得前)。

メジャーのスプリングトレーニングにも招待されるなど、大きな期待感を持って迎えた2015年シーズンだったが、Potomac(A+)で迎えた開幕直後に足を故障。リハビリを経て復帰してきたときには既に7月末。そこからシーズン終了までは.289/.326/.350とまずまず打ったが、足踏みのシーズンとなってしまった。

2016年はHarrisburg(AA)でセンターのレギュラーとして136試合に出場し、.281/.344/.341の堅実な打撃成績に加え、全マイナーリーガーで最多となる56盗塁を記録。着実に評価を高め、11月には40人ロースター入りを果たした。ドミニカ共和国でのウィンターリーグにも参加してしっかり打っている。

2017年。40人ロースター選手として初めて参加したスプリングトレーニングで28打席とはいえ.321と結果を残し高い評価を得ると、初挑戦となったSyracuse(AAA)でも開幕からの19試合で.291と好調。なんと、4月末にAdam Eatonが負傷でシーズン終了となった際に一番手として昇格し、メジャーデビューを果たした(5月6日には初安打も記録)。ただ、控えとしてベンチに座らせておくことは望ましくないという球団の判断により約1週間でAAAに戻されると、不運にも故障(詳細不明)で約2か月にわたり戦線を離脱。8月下旬にようやく復帰し、9月にようやくメジャー再昇格。メジャーでは計27打席で.160/.222/.160という数字を残した。

[Comment]
春先が良かっただけに、5月から8月にかけての離脱が残念でした。メジャーでは故障者が続出していただけに健康ならもっと機会を得られたはずだったのに。それでもメジャーに帯同したことはいい経験になったはず。来シーズンに活かしましょう。 (2017年12月)

(私の予想が嬉しいほうに外れ)初挑戦となったAAでしっかりと評価を上げ、ついに40人ロースター入りを果たしました。最大の売りである足を活かしたプレーを続けていれば、メジャーへの声がかかる日は遠くないでしょう。(2016年11月)

失われたシーズンとなりそうでしたが、なんとか踏みとどまったという印象。打撃だけでなく、持ち味の足も最後の44試合で22盗塁とペースを戻しており、期待感は残しています。来季はもう一度A+をやり直しかな。(2015年9月)

ドミニカ共和国出身選手の評価はなかなか難しいのですが、これまでの成績を見ている限り、Eury Perezのグレードアップ版に見えます。スピードを失うことなく、しっかりと打てるようになれば、メジャーへの道も開かれてくるはず。(2014年6月)

2017/11/22

ロースター異動まとめ(2017年11月)

11/1 Baker監督退任, Dave Martinez監督就任
11/2 FA退団, Matt Wietersは選手オプションを行使して残留
11/20 Wander Suero, Jefry Rodriguez, Kelvin Gutierrezが40人ロースター入り


Max Scherzerが2年連続サイ・ヤング賞!

Max Scherzerが2年連続でナ・リーグのサイ・ヤング賞を受賞しました。

タイガースでの受賞を合わせると自身3度目。いよいよ殿堂入りが確実となってきました。しかもその際にナショナルズのキャップをかぶってくれる最初の選手となりそうな情勢です。

今季成績は、以下の通り。
31G(31GS) 16W 6L 200.2IP 268K 55BB 2.51/0.902

短期間とはいえ故障で離脱したため積み上げ系の数字は前年を下回り、リーグトップのタイトルは奪三振だけとなりましたが、防御率/WHIPの数字は前年より改善。ライバルとなったClayton Kershawがやはり故障で175イニングしかなげられなかったこともあり、1位票は30人の投票記者中27人と、昨年を上回る圧勝でした。

2位はそのKershawでしたが、3位には我らがナショナルズのStephen Strasburg、6位にもGio Gonzalezが入りました。さらに、その下の7位にはダイアモンドバックスのRobbie Ray。あの高卒ルーキーが立派に成長したものと目が細くなります。