2018/02/21

ロースター異動まとめ(2018年2月)

前回更新(Howie Kendrickとの契約合意)からほとんど動きがないままほぼ1か月が経過しました。おおよその補強は済んでいるのでいいのですが、しかし、なんとなく寂しい日々が続いていました。まあ、いちおう、2月になってからの動きをまとめておきます。

2/7 Raudy Readが禁止薬物使用で80日試合の出場停止
2/12 Matt Reynoldsをメッツから金銭トレードで獲得
2/20 Joaquin Benoitと1年契約

2018 ST ロースター

平昌オリンピックが開催されていますが、フロリダではスプリングトレーニングが始まりました。マイナー契約招待選手を含め、まとめておきます。

PITCHERS [33] 
Stephen Strasburg 
Gio Gonzalez 
Tanner Roark 
Sammy Solis 
A.J. Cole 
Matt Grace 
Max Scherzer 
Joe Ross 
Trevor Gott 
Shawn Kelley 
Koda Glover 
Austin Voth 
Austin Adams 
Enny Romero 
Sean Doolittle 
Ryan Madson 
Erick Fedde 
Wander Suero 
Jefry Rodriguez 
Brandon Kintzler 
Joaquin Benoit 
[non roster invitees] 
Edwin Jackson 
Tim Collins 
Tom Milone 
Jaron Long 
Ramon Mendez 
Bryan Harper 
Chris Smith 
Cesar Vargas 
David Goforth 
Brady Dragmire 
Ismael Guillon 
Jimmy Cordero 

CATCHERS [6] 
Pedro Severino 
Raudy Read 
Matt Wieters 
[non roster invitees] 
Miguel Montero 
Jhonatan Solano 
Taylor Gushue 

INFIELDERS [15] 
Ryan Zimmerman   
Anthony Rendon 
Wimer Difo 
Trea Turner 
Daniel Murphy 
Jose Marmolejos 
Adrian Sanchez 
Kelvin Gutierrez 
Howie Kendrick 
Matt Adams 
Matt Reynolds 
[non roster invitees] 
Reid Brignac 
Chris Dominguez 
Spencer Kieboom 
Osvaldo Abreu 

OUTFIELDERS [8] 
Bryce Harper 
Michael Taylor 
Brian Goodwin 
Rafael Bautista 
Adam Eaton 
Victor Robles 
[non roster invitees] 
Ryan Raburn 
Moises Sierra 

以下、マイナー契約招待選手(non roster invitees)について軽く紹介しておきます。Tome Milone、Edwin Jackson、Tim Collinsの3人は別記事参照(MiloneJacksonとCollins)。

まずは、メジャー経験者から。

Ryan Raburn, OF: 36歳の大ベテラン外野手。2001年ドラフト5順目でタイガースに入団。当初は三塁手だったが、キャリアの中でポジションを広げ、タイガースでは主に二塁手として活躍した。そのタイガースで2009年から2011年まで3年連続で2ケタ本塁打を放つなど貢献。その後、インディアンス、ロッキーズと渡り歩き、昨シーズン途中からナショナルズに加入。それ以降については、11月にFAになったときの記事をご参照ください。

Miguel Montero, C: ベネズエラ出身の34歳のベテラン捕手。左打ち。2001年にDバックスと契約(当時、Mike Rizzo現GMはDバックスのスカウト部長)。2006年にはメジャーデビューし、2009年にはレギュラーに。2011年と2014年にはオールスターにも選出され、2010年にはEdwin Jacksonとのコンビでノーヒッターも記録。2014年オフにカブスにトレードされると、2016年のカブスの108年ぶりのワールドシリーズ制覇に貢献した。ただ、打撃成績の低迷で次第に出場機会を減らし、昨年6月27日のナショナルズ戦で7つも盗塁を許した上、試合後に味方投手を批判したことでカブスを追われた。シーズン後半はブルージェイズに加入したが打撃は低迷。持ち味のバッティングが戻ってくれば貢献してくれる可能性はあるが、舌禍が心配な選手。

Jhonatan Solano, C; 32歳のベテラン捕手。コロンビア出身。2006年にナショナルズと契約。ゆっくりとだが着実に昇格し、2012年にメジャーデビュー。2013年までに計36試合に出場したが、2014年はマイナー暮らしとなり、そのオフにリリースされた。2015年にマーリンズで7試合に出場したが、そのオフにナショナルズとマイナー契約を結び、以降はAAAでプレー。守備力は高い評価。愛称は「たまねぎ」

Reid Brignac, INF: 32歳になるベテラン内野手。2004年に高卒遊撃手としてドラフト2順目でレイズに指名され入団。2007年にはBAで全体17位と評価されるトッププロスペクトに成長だった。しかし、期待されたほど打撃が伸びず、レギュラーとなることはできなかった。2012年オフにロッキーズにトレードされ、以降、ヤンキース(2013年後半)、フィリーズ(2014年)、マーリンズ(2015年)、ブレーブス(2016年)でメジャーとマイナーの間を行ったり来たり。アストロズとマイナー契約を結んだ2017年は遂にメジャーに上がることはなかった。

Moises Sierra, OF: 29歳の右打ちの外野手。ドミニカ共和国出身で2006年にブルージェイズに入団。2012年7月にメジャーデビュー。以降2014年までは、ブルージェイズとホワイトソックスでメジャーとマイナーを行ったり来たりしながら過ごしたが、2015年以降はロイヤルズ、マーリンズのAAAでプレー。

Roman Mendez, RHP: 27歳のブルペン右腕。ドミニカ共和国出身。2007年にレッドソックスと契約。レンジャーズにトレードされた後2014年7月にメジャーデビューすると30試合に登板して防御率2.18と結果を残した。しかし、2015年は成績を落とし、9月にDFA。2016年のレッドソックス傘下のAAA生活を経て昨季は阪神タイガースに加入したが、チーム内の外国人枠争いに破れもっぱら二軍で登板していた(ウエスタンリーグ最多の23セーブを記録)。

David Goforth, RHP: 29歳のブルペン右腕。2011年ドラフト7順目でブリューワーズに入団。2015年5月にはメジャーデビュー。もっぱら敗戦処理ながら2016年までの2シーズンで計30試合に登板したが、昨シーズンは4月に1試合投げたところでDFA。以降はAAAで過ごし、オフにFAとなった。

Cesar Vargas, RHP:元々は2009年にヤンキースが契約したメキシコ出身の26歳のブルペン右腕。2016年にマイナーFAとしてパドレスと契約すると、チーム事情から4月に先発投手としてメジャーデビューしてそのまま7試合に先発(0勝3敗、5.03)。ところが、直後に右ヒジ痛を発症し、そのままシーズン終了。TJは受けず、昨季はAAAでブルペン投手として投げていた。

Chris Dominguez, INF: 31歳。右投げ右打ち。内外野のコーナーを守る。2009年ドラフト3順目でジャイアンツに入団。比較的順調にマイナーの階段を上がったが、メジャーへの声はかからず。2014年9月にようやくデビューしたものの、18打数1安打(1本塁打)という成績に終わり、そのオフ、リリースされてしまう(それでもWSリングはもらったはず)。翌2015年はレッズで14試合に出場したが、やはり結果は残せず。以降レッドソックス、カブスのマイナーで過ごした。

Chris Smith, RHP: 同名のアメリカ人はたくさんいるはずだが、こちらは1998年生まれ、29歳のブルペン右腕。大卒時のドラフトで指名されず、米独立リーグやオーストラリアのリーグを経て2013年にヤンキースとマイナー契約。その後ブルージェイズとマイナー契約を結び、2017年6月にメジャーデビュー。敗戦処理で4試合に登板し、DFAとなった。

続いて、メジャー経験のないベテランのマイナーリーガーたち。

Bryan Harper, LHP : 28歳のブルペン左腕。言わずと知れたBryce Harperの実兄。サウスカロライナ大を経て(弟より1年遅い)2011年のドラフト30順目でナショナルズに入団。このように決して期待は高くなかったものの着実にマイナーで結果を残し、2016年の前半にはAAで1点台、昇格したAAAでも2点台の防御率。メジャー昇格も見えてきたところで、残念ながらヒジを痛めて離脱。オフにTJ手術。2017年は完全にリハビリに費すことになった。

Jaron Long, RHP: 26歳の先発右腕。2013年にドラフト外でヤンキースに入団。2016年にナショナルズ傘下に加入し、2年続けてAAでは防御率2点台、AAAでは4点台の結果。オフにFAとなったが、ナショナルズと再契約。父のKevin Longは今季からナショナルズの打撃コーチ(元マイナーリーガー)。

Brady Dragmire, RHP: 25歳のブルペン右腕。2011年にブルージェイズに入団。2015年には40人ロースター入りを果たすが、メジャーデビューできないまま2017年にDFA。2017年はレンジャーズのAAAで開幕したが、打ち込まれて夏に解雇。その後、ナショナルズ傘下のAAに加わり、防御率3.13のピッチング。オフに再契約。

Ismael Guillon, LHP: 26歳のブルペン左腕。ベネズエラ出身で 2010年にレッズと契約。以降、2015年に全休(故障?)したのを含めレッズ傘下でゆっくりと昇格し、2017年にはAAAまで昇格したが、マイナーFAとして退団。オフのベネズエラウィンターリーグで26試合に登板し、防御率1点台と好投。

最後に期待のプロスペクトたちを紹介しておきます。

Spencer Kieboom, SS: 20歳、2016年ドラフト1順目入団のトッププロスペクト。詳細はProspect Profileの記事をご参照ください。

Osvaldo Abreu, SS: 23歳の遊撃手。右投げ右打ち。ドミニカ共和国出身で2012年にナショナルズと契約。順調に昇格し、昨季はAAでプレー。派手な打撃成績は残していない一方、ショート守備は高く評価されている。

Taylor Gushue, C: 24歳の捕手。両打ち。2014年ドラフト4順目でパイレーツに入団。3年目のシーズンを終えた昨オフ、Chris Bostickとのトレードでナショナルズへ。2017年はA+で開幕したが、ホームランを量産して一躍注目を集め、A+のオールスターに選出された後AAに昇格。後半は失速したため、今シーズンに真価が問われる。

Jimmy Cordero, RHP: 26歳のブルペン右腕。ドミニカ共和国出身で2012年にブルージェイズと契約。2度のトレードを経て、昨オフ、ナショナルズに移籍。2017年はAAで過ごしたが、防御率6点台と低迷し、40人ロースターから外された。100マイルに迫る速球を持つが、コントロールに難あり。

2018/02/14

BP: Top 101 Prospects 2018 (Victor Roblesが2位! )

BPの全体101プロスペクトリストです(元記事へのリンク)。

1. Ronald Acuna, OF, ATL
2. Victor Robles, OF, WAS
3. Gleyber Torres, SS, NYY
4. Vladimir Guerrero Jr., 3B, TOR
5. Francisco Mejia, C, CLE
6. Eloy Jimenez, OF, CHW
7. Nick Senzel, 3B, CIN
8. Alex Reyes, RHP, STL
9. Fernando Tatis, Jr., SS, SDP
10. Forrest Whitley, RHP, HOU

見てのとおり、我らがVictor Roblesが堂々の全体2位という評価を受けました。絶対トレードで出しちゃダメ。ナショナルズからはこのほか、22位にJuan Soto、71位にCarter Kieboom、76位にSeth Romero、87位にErick Feddeと大量5人がランクイン。2人だけだったBAと比べると高評価が目立ちます

22. Juan Soto, OF
71. Carter Kieboom, SS
76. Seth Romero, LHP
87. Erick Fedde, RHP

また、トレードで放出したJesus Luzardo(OAK)とDane Dunning(CHW)の2人が88、89位に顔を見せているのも嬉しいですね。

BA: Top 100 Prospects 2018 (Victor Roblesが5位)

BAからの全体トップ100プロスペクトです(元記事)。

1. Ronald Acuna, OF, ATL 
2. Shohei Ohtani, RHP, LAA
3. Vladimir Guerrero Jr., 3B, TOR
4. Eloy Jimenez, OF, CHW
5. Victor Robles, OF, WAS
6. Gleyber Torres, SS, NYY
7. Nick Senzel, 3B, CIN
8. Bo Bichette, SS, TOR
9. Fernando Tatis Jr., SS, SDP
10. Forrest Whitley, RHP, HOU

ナショナルズからはこのほかにランクインしたのが56位のJuan Sotoだけというやや寂しいリストになりました。

56, Juan Soto, OF

BP: 2018 Nationals Top 10 Prospects

すっかり忘れていましたが、1月にBaseball Prospectus(BP)のナショナルズ組織内トップ10プロスペクトランキングが発表されていました(元記事)。

1. Victor Robles, OF 
2. Juan Soto, OF 
3. Carter Kieboom, SS
4. Seth Romero, LHP 
5. Erick Fedde, RHP
6. Luis Garcia, SS
7. Andrew Stevenson, OF 
8. Yasel Antuna, SS/3B
9. Daniel Johnson, OF
10. Kelvin Gutierrez, 3B

BAやSickelsのランキングと比べるとStevensonへの高い評価が目立ちます。あのプレースタイルに好感を持ち続けているファンとしては嬉しいです。

2018/01/16

Howie Kendrickと再契約(2年)

Howie Kendrickと2年契約に合意しました。昨年夏のトレードでフィリーズから移籍してきて、シーズン後半に故障者の穴をよく埋めてくれた後、FAとなっていたので、再契約ということになります。

Howie Kendrick (2017 Season for WAS)
54G 178PA 7HR 25RBI 11BB 38K .293/.343/.494 4SB

メジャー13年目となる、33歳のベテラン。元々は二塁手でしたが、ファースト、あるいは外野の両翼も最低限守れる選手です。打撃は未だに堅実で、長期離脱した選手があればその穴埋めとしても期待できます。2年700万ドル、プラスインセンティブという契約内容もリーズナブルですね。

派手な動きはありませんが、ブルペン、ベンチともに着実に戦力整備は進んでいる印象。あとは、先発投手の補強があるかどうか・・・。

2018/01/14

ロースター異動まとめ(2018年1月)

明けましておめでとうございます、というには日が過ぎ過ぎていますが、記事にするようなことがあまりにもないまま1月も中旬となっていました。もっとも、ナショナルズだけの話ではなく、今オフのMLBのFA戦線は異常なほどのスローペースとなっています。要因はいろいろと言われていますが、Bryce HarperとClayton Kershawが市場に出る予定の来オフを見越してセーブしているというのが一番の理由ではないでしょうか。このまま行けば、2月に入った頃に、ボラスに泣きつかれたナショナルズが大物FAと契約を結ぶこともありそうです(決して嬉しいことではありませんが)。

● 年俸調停対象の3選手と単年契約
恒例の年俸調停対象の選手との契約更新。今年ナショナルズで対象となっていた以下の3選手とは、それぞれ1年契約を結びました。年俸が高騰しつつあり、まだもう1年残っているAnthony Rendonあたりとは長期契約を探ってくれるといいのですが、代理人はボラスだし、難しいかな。

Anthony Rendon 1230万ドル
Tanner Roark 647.5万ドル
Michael Taylor 252.5万ドル 

● Edwin Jackson, Tim Collins とマイナー契約
Edwin Jackson、Tim Collinsとマイナー契約、スプリングトレーニング参加で合意しました。Jacksonは昨年途中にマイナー契約を結び、Joe Ross離脱後、先発5番手として投げていました。スプリングトレーニングでその再現を目指すことでしょう。もっとも、正直言ってJacksonよりは若手にローテーションに入ってほしいですが。Collinsは昨シーズンもナショナルズ傘下にいてTJ手術からの復帰に向けたリハビリを続け、7月以降はマイナーでも投げていました。今季はいよいよメジャー復帰を目指してのスプリングトレーニングとなります。

● Howie Kendrickと2年契約 (別記事