2017/08/14

ロースター異動まとめ(2017年8月)

8/2 A.J. Coleが昇格, Brandon Kintzlerが25人ロースター入り, Sammy SolisとErick FeddeをAAAへオプション
8/4 Enny RomeroがDL入り, Solisが再昇格
8/5 Gio Gonzalezが出産立会休暇, Feddeが再昇格
8/7 Gio 復帰, FeddeをAAAへオプション
8/13 Bryce Harper がDL入り, Michael Taylorが復帰


●A.J. Coleが昇格, Brandon Kintzlerが25人ロースター入り, Sammy SolisとErick FeddeをAAAへオプション
ダブルヘッダーの影響で必要となった8月2日のスポットスターターとしてA.J. Coleが昇格してきました。前回5月にスポットスタートを務めたときには好投。その後AAAでは今ひとつ結果が出ていませんでしたが、さて。(→5回5失点と結果を残せませんでした)

また、ツインズからトレード獲得したBrandon Kintzlerがチームに合流。2人を25人ロースターに入れるため、Sammy SolisErick FeddeがAAAにオプションされました。ここでFeddeをオプションしたということは、Stephen Strasburgは大丈夫ですね。なお、第二子が近日中に誕生すると言われているGio Gonzalezが出産立会休暇を取得する可能性があり、その場合には、オプションされてから10日以内でもFeddeを呼び戻すことが可能だそうです。


● Enny RomeroがDL入り, Solisが再昇格
● Gio Gonzalezが出産立会休暇, Feddeが再昇格
左前腕部の痛みを訴えて2日の試合で途中降板していたEnny RomeroがDL入り。開幕から意外なほどの頑張りを見せてきていたRomero。痛めた箇所が箇所だけに心配です。また、Gio Gonzalezが出産立会休暇を取得。これにともない、つい先日マイナー行きが命じられたSammy SolisとErick Feddeの2人が復帰してきました。Feddeは6日のカブス戦での先発が予定されています。


● Gio 復帰, FeddeをAAAへオプション
第2子も男の子だったそうですが、Gio Gonzalezが出産立会休暇から復帰。6日に先発したErick Feddeが予定通りAAAにオプションされました。


● Bryce Harper がDL入り, Michael Taylorが復帰
13日の試合で一塁ベースに走り込んだときに左ひざを痛め、そのまま途中退場したBryce HarperがDL入り。靭帯に大きな損傷はなく当初思われたよりは軽傷ということで、シーズン中の復帰も可能との見通しが示されています。過度に楽観視することはできませんが、それでも、1年以上を棒に振るとかいう重症でなかっただけでも良しとしましょう。

代わって、DL入りしてたMichael Taylorが復帰してきました。マイナーでのリハビリ出場を順調に続けてきており、復帰は近いと言われていたところでHarperが離脱。結果的に、Andrew Stevensonがこのままメジャーに帯同することになりそうです。

それにしても、「そして誰もいなくなった」という感じです。外野陣から開幕時のレギュラー(Jayson Werth、Adam Eaton、Harper)が全員故障でいなくなってしまいました。まさかTaylorとBrian Goodwinが外野の柱になるとは思いませんでした。しかも、2人ともしっかりと貢献してくれているし。確かに戦力的には厳しくなっていますが、StevensonやWilmer Difoを含め、生え抜きの若手が頑張っているのを見るのは楽しくて仕方ありません。

8/13 (game 2) Kendrickのサヨナラ満塁弾

W6x-2(11) Giants (Season 70-46)
Scherzer 7.0IP 2ER 5H 1BB 10K
Albers(W6-2) 2.0IP 0ER 1BB 2K
Kendrick 2/4 HR R 4RBI
Zimmerman 3/5 HR(27) 2R RBI
Murphy  2/4 HR(20) BB 2R RBI

前日の雨の影響もあり、24時間に3試合をこなすこととなった両チームの3試合目。大変だな・・・。

先発はMax Scherzer。いつも通りの支配的な立ち上がりで3回まではパーフェクト。3回裏にはDaniel Murphyのソロ本塁打で先制し、このままナショナルズペースで進むかと思われました。が、その直後、4回表に突如3連打されて同点。すぐに立ち直りましたが、6回裏にRyan Zimmermanが勝ち越しソロを打ってくれた直後の7回表、今度はPablo Sandvalにライトスタンド3階席への豪快なソロホームランを打たれ、再び同点とされて交番となりました。奪三振も10と内容は良かっただけに詰めの甘さが悔やまれます。

ともかく7回表を終えて同点となり、以降はブルペン勝負。こうなると今のナショナルズはやはり強い。8回はBrandon Kintzler、9回はSean Doolittle(1死3塁のピンチを作りながらでしたが)、そして10回、11回の2イニングはMatt Albersが無失点でつなぎ、迎えた11回の裏。連打と敬遠四球で無死満塁のチャンスを作ると、打席にはHowie Kendrick。カウント2-2からの6球目を叩いだ打球は左中間のスタンドへ飛び込むサヨナラ満塁弾。劇的な幕切れで勝利しました。

しかし、ブルペン陣といい、Kendrickといい、Rizzo GMのトレードが当たりまくっています。

シーズン70勝に到達しました(ドジャーズ、アストロズに続き、メジャーで3番目)いいペースです。

MVP: Howei Kendrick

8/13 (game 1) Cole, 悪くはなかったが

L2-4 Giants (Season 69-46)
Cole(L1-3) 6.0IP 3ER 6H 3BB 6K
Rendon 2/4 HR(22) R 2RBI
Goodwin 2/4 R SB(6)
Stevenson 2/4

2回表に3本のヒットを集められて3失点。それ以外のイニングはゼロを並べて、ちょうど100球で6回を投げ切るクオリティ・スタート。A.J. Coleは、先発としての、特にダブルヘッダーの1試合目の先発投手としての仕事を十分に果たしてくれました。惜しくも負け投手となりましたが、先発6番手としての地位は十分に確立しつつあると思われます(なお、Stephen Strasburgは近くマイナーでのリハビリ登板を開始するようです)。

しかし、打線がジャイアンツのルーキー、Chris Strattonに封じられ、7回までゼロ行進。決してトッププロスペクトというわけではないStrattonですが、ようやく初めて2塁を踏んだのが7回でした。どうも今年はこういう投手に抑え込まれるシーンが目立ちます。

8回裏にAnthony RendonがHunter Stricklandから2ランを打って一矢報いるのがやっと。というか、Stricklandがまだジャイアンツのユニフォームを着ていることに驚かされました。乱闘騒ぎを引き起こし、チームメイトのMichael Morseに脳震盪を起こさせて引退に追い込んだあのStricklandが・・。

ともかく2-4とリードされ、9回裏、代打Howie Kendrickが見逃し三振してゲームセット。

2017/08/13

8/12 快勝だがHarperが左ひざ負傷離脱

W3-1 Giants (Season 69-45)
Jackson(W3-2) 6.0IP 1ER 5H 2BB 5K
Doolittle(SV8) 1.0IP 0ER 2K
Lind 3/3 double BB RBI
Zimmerman 2/3 double BB R RBI
Difo 2/4 double R

前日の試合が雨で延期となり、この試合も雨で開始が遅れ、始まったのは既に午後10時過ぎ、終わったのは午前1時を回っていました(ただし、対戦相手のジャイアンツの地元サンフランシスコでは午後7時過ぎ試合開始のちょうどいいスケジュールだった)。

試合は初回からいきなり動きました。まずジャイアンツの2番Joe Panikがナショナルズ先発のEdwin Jacksonからライトへソロ本塁打。一方のナショナルズもその裏、2死3塁からRyan Zimmermanが左中間へ二塁打、続くDaniel Murphyもタイムリーで続き、あっさりと逆転しました。しかも、この回の打席でファーストゴロを打ち、激走の末に一塁キャンバスに変に着地したBryce Harperが左ひざを痛めてもだえ苦しみそのまま退場となりました。明日精密検査を受けてみないと状態はよくわからないそうですが、DL入りは確実でしょう。うううううむ。

2回以降はナショナルズのJacksonとジャイアンツのJeff Samardzijaの両先発が立ち直り、ゼロ行進。Jacksonは6イニングを初回の1失点のみという素晴らしいピッチングで見事に3勝目。本当に文句のつけようがありません。それにしても、いいJackson、悪いJacksonがきっちり交互に出てきまますね。次こそはいいJacksonが続くことを期待したいところ。

勝負を決めた次に点を取ったのはナショナルズでした。Samardzijaからシングルで出塁したAnthony Rendonを続くAdam Lindがセンターオーバーフェンス直撃の二塁打で迎え入れ3点目。こうなれば、7回はBrandon Kintzler、8回はRyan Madson、そして9回はSean Doolittleの必勝リレーがきっちり抑え、ジャイアンツに快勝しました。

しかし、それよりなによりこの試合はHarperのケガです。シーズン中に戻ってくることを願うしかありません。

MVP: Edwin Jackson

2017/08/11

8/10 GoodwinとStevensonの活躍

W3-2 Marlins (Season 68-45)
Roark 6.0IP 2ER 4H 5BB 4K
Madson(W) 1.0IP 0ER 2K
Doolittle(SV7) 1.0IP 0ER 1H
Goodwin 2/4 HR(13) 2R 2RBI SB(5)
Harper 1/4 double RBI

先発のTanner Roarkはよく投げました。6イニングを投げ、失点は3回表にGiancarlo Stantonに打たれた2ランによる2点のみ(毎日、Stantonに打たれたと書いているような・・・)。序盤は、ランナーをためて球数がかさみましたが、それでも何とか立ち直ったところをみると今後も大丈夫そうです。残念ながら10勝目とはいきませんでしたが、今日のようなピッチングを続けていればそう遠からず、到達することでしょう。

打線は、Dan Strailyの抑え込まれていましたが、ようやく6回に反撃。まずは、Adrian Sanchezが三塁線を破る二塁打で出塁すると、Roarkが送りバントで送った後、先頭に回ってBrian Goodwinがセカンドのグラブを弾くライト前ヒットを打って、1点差。さらに、Goodwinが二盗を成功させると、2死後、Bryce Harperがあわやホームランかという弾丸ライナーを右中間に放ち、同点としました。1塁が空いていましたが、敬遠しても次は前日4安打(2本塁打)のRyan Zimmermanということで勝負してくれたのでしょう。まさに「打線」です。

同点となった後はまた膠着状態にもどりましたが、こうなるとナショナルズの今のブルペンは強い。7回表はBrandon Kintzler、8回表はRyan Madsonが全く危なげなく無失点でつなぐと、またもGoodwinが均衡を破ってくれました。8回裏、先頭打者として打席に入り、ライトのポール際に決勝打となるホームラン。打率はやや低い(2割4分台)ものの、実にいいところで打ってくれています。

で、9回表はSean Doolittleが登場。2死3塁とされ、Dee Gordonにもレフト線でフェアゾーンに落ちようかという打球を打たれ、ひやりとさせられましたが、途中出場でレフトに入っていたAndrew Stevensonがランニング・ダイビング・キャッチでボールをつかみ、ゲームセット。ドラフト前から守備力は高く評価されてきましたが、そのスキルでまさに試合を救いました。

差があるとはいえ地区2位のマーリンズを相手に3勝1敗とこのシリーズを勝ち越し。これで15ゲーム差としています。

MVP: Brian Goodwin

2017/08/10

Prospect Profile #29: Tyler Watson

[2016年10月オリジナル, 2017年8月最終更新]

さらにもう1人、2016年のMy Top 10 Prospectsに選んだ高卒左腕のTyler Watsonです。

[Player Data]
Name: Tyler Watson
Position: LHP
Born: May 22, 1997
Birthplace: Gilbert, Arizona
School: Perry HS (Arizona)
Height: 6-5
Weight: 200
Bats: Right
Throws: Left
Draft: 2015-34 WAS
Acquired: Draft (2015)
BA Organization Rank: NA ⇒ 27(2017)
BA Overall Rank: NA

[Scouting Report]
長身の左腕。既に高校時代から90マイルを超える速球は、そのムーブを含めて高く評価されていた。体格が仕上がっていけば更に球速が上がると見込まれるが、必ずしもパワーピッチャーではなく、制球で勝負できる。変化球は、高校時代から縦に割れるカーブは持っていたが、プロ入り後チェンジアップの習得に取り組んでいる。変化球が今後のステップアップのカギを握る。

 [Background]
高校3年時の2015年ドラフト34順目でナショナルズが指名。指名順位が低く、大学進学も内定していたので契約できるとは思われていなかったが、40万ドルという破格のボーナス提示もあって契約に成功。GCLナショナルズに所属し、わずか5試合13回1/3とはいえ、無失点、16奪三振、4四球という好成績を残した。(この時点でMy Top 10 Prospectsに選出。)

2016年はGCLでじっくり育成かと思いきや、いきなりAuburn(SS)で開幕。しかも開幕戦のマウンドに送られ5回無失点8奪三振。以降も年長の打者ばかりのリーグで好投を続け、8月のNew York Penn Leagueのオールスターに選出される。最終的にSSでは計9試合43イニングを投げ、1.88/0.91、48奪三振、9四球という文句の付けようのない成績を残してシーズン最終盤にHagerstown(A)への昇格。3試合に先発してシーズンを終えた。

2017年はHagerstownのローテーション投手として開幕。多少の山谷はあったものの、7月末までに18試合、93イニングを投げ、98奪三振、4.25/1.25の好成績。もちろんSouth Atlantic Leagueのオールスターにも出場。しかし、トレード期限の7月31日にツインズのクローザーBrandon Kintzlerとの1体1のトレードで移籍

[Comment]
McKenzie Millsとともに次の世代の先発投手の1人に育ってくれることを期待していましたが、このタイミングでトレード放出。元々の指名順位が低かったことを思うと、よくここまで育ったというべきなのかもしれませんが、しかし、惜しい。(2017年8月)

ドラフト指名順位は低かったものの、高卒左腕投手という夢のある選手。その夢に賭けて2015年オフにMy Top 10 Prospectsに選んでみましたが、2016年はその期待にしっかり応えてくれました。同じように下位指名だったTanner Roark(まあそれでも25順目でしたが)のような大化けを期待して見守りましょう。(2016年10月)

Prospect Profile #30: McKenzie Mills

[2017年4月オリジナル, 2017年8月最終更新]

先日、2017年版のMy Top 10 Prospectsの記事を更新しましたが、そのうち、Prospect Profileの記事がなかった選手について、順次アップしていきます。まずはその第一弾、通算第30弾は、McKenzie Mills。

[Player Data]
Name: McKenzie Mills
Position: LHP
Born: November 19, 1995
Birthplace: Marietta, GA
School: Sprayberry HS (GA)
Height: 6-4
Weight: 205
Bats: Left
Throws: LHP
Draft: 2014-18 (WAS)
Acquired: Draft (2014)
BA organization Rank: NA
BA Overall Rank: NA

 [Scouting Report]
長身から90マイル前後の速球を主体にカーブとチェンジアップを投げる先発型の左腕。

 [Background]
2014年ドラフト18順目で高卒入団した左腕投手。契約後にGCL Nationalsに合流し10試合に登板したが、計23イニングで5.87/2.13と打ち込まれた。

翌2015年も、開幕を迎えたAuburn(SS)で登板した全4試合で失点してGLCに降格となり、GCLでも登板した8試合中7試合で失点という残念な結果しか残せなかった。2チームで計12試合に登板して7.27/1.99。計34回2/3で奪三振24に対して、与四球が28と内容も散々。

2016年シーズンは、同じく高卒入団のWeston Davis(Millsと同じ2014年入団)とTyler Watson(2015年入団)とAuburnのローテーションを組んで開幕を迎え、シーズン終了までローテーションを守り切った。12試合に先発して3.71/1.33、53回1/3で46奪三振、28与四球と内容もかなり改善。

2017年はHagerstown(A)のローテーション投手として開幕。しっかりとローテーションを守り、7月下旬までに18試合に先発して12勝。104回2/3で118奪三振、3.01/0.95。このうち12勝はSouth Atlantic Leagueの単独トップ、118奪三振もリーグトップタイと素晴らしいピッチングだった。オールスターにも当然選出。7月27日にPotomac(A+)への昇格が発表された翌日、Howie Kendrickとの1体1のトレードでフィリーズに移籍することになった。

[Comment]
Watson(こちらも同じタイミングでツインズにトレード)、Davisとの3人組の中で2017年に最も評価を上げていたのがMills。BAでもトップ30圏外の選手に注目して応援し、結果を残し始めてくれていただけに、このタイミングでのトレードは個人的にはとても残念。新天地での活躍を願っています。(2017年8月)

2016年にAuburnでローテーションを組み、今年も一緒にHagerstownで開幕を迎えたWatsonとDavisとの3人組では、現時点では3番目の扱い。前の2人を追い抜く奮闘を期待しています。(2017年4月)