2013/04/30

4/30 最悪の試合で4月は負け越し

L1-8@ATL (Season 13-14)
Gio(L2-2) 4.0IP 5ER 7H 5BB 9K

多くの文字をタイプする気になれないくらい何から何まで最悪の試合。早く忘れましょう。

ちょうど月も替わるので新しいスタートといきましょう。

2013/04/29

4/29 自滅。Strasburg故障?

L2-3@ATL (Season 13-13)
Strasburg 6.0IP 2ER 6H 2BB 8K
Clippard(L1-1) 1.0IP ER H BB K
Tracy 2/4 RBI
Desmond 2/4 R

何なってんだか・・・。「エラー」こそ記録しませんでしたが好守とも「自滅」という表現以外では表しようのない情けない負けでした。

攻撃では、ブレーブス先発のJulio Teheranに対して4回までに9安打を打ちながら、拙攻を繰り返し2点止まりに終わったことが最後まで響きました。初回はヒットで出たDenard Spanが牽制で刺された直後にBryce Harperが二塁打を打ったものの結局無得点。2回は4連打で2点を取って、なお無死1,2塁でしたが、Stephen Strasburgが送りバントをできず空振り三振の上、二塁走者のChad Tracyが飛び出して併殺で追加点ならず。3回は先頭のDanny Espinosaがシングルで出塁したのにHarperが併殺。4回は1死1,2塁のチャンスで1本が出ず。6回は無死1,2塁のチャンスに、ここまでともに2打数2安打だったIan DesmondとTracyが連続三振。とにかくフラストレーションがたまる攻撃を続けてくれました。ブレーブスの強力ブルペンが出てきた7回以降は1人の走者も出すことができませんでしたが、むしろそちらのほうが清々しいくらい(笑)。

そしてピッチング。Stephen Strasburgは今回も立ち上がり制球に苦しみましたが、それでも6回2失点と何とか試合は作りました。最後の6回裏は気迫のこもった投球で3者連続三振で締めました。しかし、そんな投球ができるならなぜ初回からそれができないのか、あるいは各イニングの最初からできないのかと思ってしまいます。5回までは毎回先頭打者に出塁を許し、しかもそのうち3イニングは四球の走者。2失点はいずれも四球の先頭打者に生還を許したもの。7回裏にTyler Clippardが許した決勝点も、やはり先頭打者に四球を許したことからの犠飛でした。

こんな試合してたらあかん。

明日はTim Hudsonか・・・。

+++++++++++++++++++++++++++++

試合後の会見で、Johnson監督が、Strasburgが右前腕部の痛みを張りを訴えて検査を受けると明らかにしました。6回を投げ終わって降板したシーンでも特におかしな様子はなかったのですが・・・。心配です。

Ramos→復帰, Solano→AAA

13日の試合で走塁中にハムストリングを痛めてDL入りしていた Wilson Ramosが予定通り最短の15日間で復帰となりました。リハビリ出場のマイナーの試合でもしっかり打って守っての完全復帰。長引かなくてよかったよかった。先発捕手はKurt Suzukiとの交替制に戻すようです。

お役御免となったJhonatan SolanoがAAAに。今回は、1試合でフル出場した以外は、代打で2打席のみでした。今回のような機会に備えて、下で準備していてくれるようにお願いします。

4/28 ミスで4戦スウィープを逃す

L2-5 Reds (Season 13-12)
Detwiler(L1-2) 5.0IP 3ER(4R) 11H BB 3K
H-Rod 0.1IP ER 0H 3BB
Desmond 2/4 double R RBI 2K

さすがにレッズ相手に4連勝は難しかったのかもしれませんが、しっかりした試合をしていれば勝てたはずの試合をミスで逃したという印象の残る、後味の悪い敗戦となりました。

初回の2失点は仕方ないとしても、2回の1点はDanny Espinosaの捕球ミス、4回の1点はAnthony Rendonの送球がそれたもの(記録はヒットですがタイミングは十分アウトでした)、そして8回の1点はHenry Rodriguezが1死から3者連続四球で満塁とした後に犠飛を打たれたもの。すっきりしない失点ばかり。

そして、打撃もチャンスに凡退の連続。4回裏に振り逃げとEspinosaの二塁打で無死2,3塁のチャンスを作りながら、Bryce Harperが三振。Jayson Werthの四球を挟んで、Ian Desmond 、Adam LaRocheが連続三振。7回裏にもKurt Suzukiのタイムリー二塁打でなんとか1点を返し、なお1死2,3塁でしたが、代打Steve Lombardozziが投ゴロ、Spanも凡退で追加点を奪えず。

LaRocheは打撃不振の極み。最後にヒットを打ったのが先週日曜日。まる1週間(しかもうち6試合にフル出場して)ヒットなし。完全なブレーキ役になっています。今日は相手先発が左投手だったのでTyler Mooreを使うという手もあったはずですが、試合前にJohnson 監督に意向を聞かれたLaRocheの答えは出場したいというものでした(そりゃそう答えますよね)。結果は4打席凡退、3三振。不振もここまでくると返って外しにくいはず。どうするんでしょうか。

さて、4月の締めくくりは敵地でのブレーブス4連戦(4月中は2戦)。前回のワシントンでの3連敗のお返しと行きましょう!

2013/04/28

4/27 Span 2度の好捕でチームを救う

W6-3 Reds (Season 13-11)
Haren(W2-3) 6.0IP 2ER 6H 0BB 5K
Soriano(S7) 1.0IP 0ER 2K
Harper 2/3 HR(9) 2R 2RBI BB
Span 2/5 RBI
Werth 2/3 R

Anthony Rendonが7番サードで復帰。そして、勝ちました。Rendonは出場した試合で初の勝利。3打数1安打1四球で得点も記録。ようやくチームに貢献できたと思っていることでしょう。こちらもほっとしました。Ryan Zimmermanの状態は悪くないそうで早ければ来週中にも戻ってくる見込み。当面Rendonに残された時間は多くありませんが、いい感じで終えてくれることを願います。

試合は点差だけでは快勝のように見えますが、終盤は結構ひやひやしました。

打線が今日は序盤から機能。2回に先発投手のDan HarenとDenard Spanの連続タイムリーで2点を先制すると、3回にもIan Desmondのタイムリーと相手の送球エラーで2点を追加。そして4回にはBryce Harperがライトのブルペンへ9号2ランを放り込み、前半で6点を奪いました。

なおHarperは昨年の4月28日にデビューしましたので、今日でまる1年間メジャーリーグで過ごしたことになりました。その間の打撃成績は以下の通り。まだ20歳。どんな記録を残してくれるんでしょうか。

Bryce Harper (Carrier first full year)
162G 690PA 31double 10triple 31HR 115R 77RBI 68BB 133K .284/.356/.519 19SB

投げては、先発のHan Harenが6回2失点。今季5試合目で初のクオリティ・スタートを記録しました。Spanのファインプレーに助けられなければ6回を投げ切れていたかどうか微妙なところですが、運も実力のうちということにしておきましょう。制球重視で低めに集めて無四球と内容も持ち味どおりでした。

そこまでは良かったのですが。簡単に勝てなかったという印象になった理由はTyler ClippardとDrew Storenの2人。4点リードの7回2死1,2塁で出てきたClippardは、最初の打者にあっさりタイムリーを打たれて、さらに四球で2死満塁。続くZack Cozartにも1ボールからの2球目を真ん中高めに投げてしまい、抜けていれば同点になっていたであろう左中間へのライナーを打たれました。Spanが全速力で走ってキャッチしてくれましたが、ひやりとさせられました。8回はStoren。3人の打者に続けて鋭い当たりをされて1死1,2塁。明らかに嫌な雰囲気でしたが、Xavier Paulが6-4-3の併殺打を打ってくれてなんとか切り抜けました。9回はRafael Soriano が3人であっさり締めましたが、相変わらずブルペンが不安定な印象を拭えません。

今日のMVPは2度の好捕で4失点(以上)を防いでくれたSpanでしょう。今日の2つのキャッチはそれだけの価値がありました。出塁率も.375という高い水準を維持していますが、守備でもトレードで獲得した際の期待に見事に応えてくれています。

MVP: Denard Span

2013/04/27

4/26 Zimmermann 1安打完封

W1-0 Reds (Season 12-11)
Zimmermann(W4-1) 9.0IP 0ER 1H 1BB 4K
Harper 1/3 triple R
Werth 2/3 RBI

(今日は帰宅が遅かった上、試合展開が早かったため、中継は全く見られませんでした。残念)

Jordan Zimmermannがやってくれました。許した安打は3回の先頭打者のシングル1本だけ。他に、四球とエラーの走者を1人ずつ許したものの、2塁さえ踏ませず、わずか91球で投げ切るというほぼ完璧な内容で、自身メジャー初の完封勝利。今季はずっと安定した投球を続けており、先日のマーリンズ戦に続き、今季2度目の完投。大ブレークのシーズンとなることを期待してしまいます。

(AP Photo/Alex Brandon)
Zimmermannの好投で勝ったから目立ちませんが、打線は・・・・。昨日は8点取りましたが、今日は貧打に逆戻り。4回裏に三塁打のBryce Harperを置いて、今日も4番に入ったJayson Werthのライト前にタイムリーで1点取ったものの、得点はそれだけ。6安打で四死球での出塁はなし。まだチーム全体の打撃不振は終わっていない模様。

昨日はGio GonzalezとRafael Sorianoのリレーでしたが、やはり1安打に抑えており、2試合続けての1安打。ちなみにシンシナティ・レッズが2試合続けて1安打以下に抑えられたのは1900年7月以来の出来事だそうです。さすが長い歴史を持つ球団だけありますね。明日はDan Harenなので、そこまでは期待していませんが、勢いを殺さない投球はしてほしいところ。

気になるのは、Anthony Rendonが今日も使われなかったこと。代わりに出たSteve Lombardozziが今日もノーヒットに終わったこともあり明日は使ってもらえるのではないかと思います。何とかRendonに勝利を。

MVP: Jordan Zimmermann

2013/04/26

4/25 Espinosa 誕生日おめでとう

W8-1 Reds (Season 11-11)
Gio(W2-1) 8.0IP 1ER 1H 2BB 7K
Espinosa 2/4 double HR(2) 2R 3RBI
Span 3/5 triple 3RBI SB(3)
Harper 2/3 double HR(8) R RBI BB

ようやく連敗脱出。

今日の立役者はDanny EspinosaとGio Gonzalezでした。

打っては、Espinosaは沈滞していた打線を呼び覚ましてくれました。この試合の前まで打率.155と大不振。先発を外れるのではという観測もありました(私もそれが外すべきだと思っていました)が、今日が26歳の誕生日ということでJohnson監督の温情により先発させてらもうと、見事に応えました。まずは2回裏の第1打席、1死1塁の場面で右中間を破る先制打。これで打線に火をつけると、Bryce Harperのソロホームランなどで4-0とリードして迎えた3回裏の第2打席では、ライトのブルペンへ2号2ラン。6-0として試合の流れを決めました。シーズン打率はまだ.177と全く物足りませんが、少なくとも今日はいい誕生日になりました。

投げては、Gio Gonzalezが今季最高のピッチングを展開。3回までは4奪三振を含むパーフェクト。4回2死からJoey Vottoに逆方向にソロを浴びましたが、許した安打はなんとこの1本のみ。与四球も2つだけ。今季のこれまでの4度の先発では7回のマウンドに立ったことさえありませんでしたが、今日は8回を112球で投げ切りました。このピッチングを待っていた、という感じです。

なお、今日は打線をちょっといじり、Jayson Werthを2番から4番に移し、2番には(Anthony Rendonに代えてサードで)Steve Lombardozziを起用して挑みました。とはいえ、Werthは1安打しましたが、ランナーがいる場面では2打席凡退、Lombardozziは5打席凡退4残塁と、組み替えが奏功したとは言い難い結果。むしろ、Rendonが出場した試合は4連敗で、外れた途端に勝ったということのほうが気になります。明日は是非Rendonを戻して勝ってください。

ともかくこれで5割復帰。まだまだこれからです!

MVP: Danny Espinosa

2013/04/25

4/24 ついに借金生活

L2-4 Cardinals (Season 10-11)
Strasburg(L1-4) 7.0IP 3ER 5H BB 7K
Werth 1/4 HR(4) R RBI

カージナルスに3連敗スウィープを喫して4連敗。ついに、昨季は一度もなかった借金生活に陥りました。

打てない。それに尽きます。

先発したStephen Strasburgは、制球に苦しんだ初回に不運な打球を含む3安打と四球で3点を失いましたが、その後は見事に立ち直り、7回まで追加点を許さずしっかり試合を作りました。三振も7つ奪っており、調子自体は上向きのようです。

しかし、打てない。5回までは四球なしの2安打のみ。6回にStrasburgが自らヒットで出塁すると、Denard Spanも続き無死1,2塁のチャンスを作りましたが、Bryce Harperの二ゴロの間の1点止まり。7回にも1死1,3塁のチャンスを作りましたが、Strasburgへの代打Steve Lombardozziが空振り三振、スタートを切っていたJhonathan Solanoが盗塁死という最悪の形で潰しました(当たっている上、そもそも三振が少ないLombardozziなのでスタートを切らせたことは間違ってなかったと思いますが)。8回にJayson Werthがレフトへ本塁打を打ちましたが、ランナーがいない場面では・・・。続くHarperが歩いた後、代打で出てきたAdam LaRocheは三球三振。続くIan Desmondも三球三振。

打線のブレーキはLaRocheとDanny Espinosa、それにいい所ではことごとく凡退を繰り返すWerth。昨日打線の組み換えを示唆したJohnson監督でしたが、一夜明ければ、小幅な変更でした。もっと大胆な打線の組み換えが必要ではないかと思います。(あまり普段はやりませんが)以下に案を作ってみました。

1. Werth, RF
2. Lombardozzi, 2B
3. Harper, LF
4. Moore, 1B
5. Desmond, SS
6. Suzuki, C
7. Span, CF
8. Rendon, 3B
9. Pitcher

ポイントは3点。明らかに調子が悪いLaRocheとEspinosaを休ませること、Werthに出塁が仕事なんだと改めて分からせること、Spanが盗塁できる雰囲気を作ること。どうでしょうか? 

2013/04/24

4/23 打てない(Harperを除く)

L0-2 Cardinals (Season 10-10)
Detwiler 6.0IP 2ER 8H 2BB 2K
Harper 2/3 double BB K

打てません。カージナルス先発のAdam Wainwrightは確かに好投手ですが、それにしても打てなさ過ぎです。Adam LaRocheなんて、今日は4打席4三振。Jayson Werthも2点を追う6回裏1死1,3塁のチャンスで打席に立って初球を打ち上げセカンドフライ。先日のミスから何か学んだのでしょうか? 5,6,7番を打つIan Desmond、Anthony Rendon、Danny Espinosaの3人は、合わせて10打席凡退というだけならともかく、5回裏はわずかに4球、7回裏も5球で三者凡退って・・・。やる気あるのかと言いたくなります(いい当たりが正面を付いたという不運はあるにせよ)。

当たっているのはBryce Harperだけという状態。今日も第1打席でシングルを打つと、9回には先頭打者として二塁打で出塁。しかし、周りがそんな状況ではなかなかまともに打たせてもらえません。現に6回裏Werthが凡退した後の2死1,3塁では敬遠気味に歩かされ(Wainwrightは今季37回1/3を投げて与四球はこの1つだけ)、続くLaRocheが三振と・・・。

先発のRoss Detwilerは今日も良かった。4回表に4連打で2点を失いましたが、6回を終えて93球。勝っていればもう1イニング投げさせてもよい内容でした。

試合後、珍しくJohnson監督が怒って、明日のオーダー変更を示唆していました。

今季2度めの3連敗で5割に戻ってしまいました。

2013/04/22

MiLB(-4/21) 週間MVPに3人

前回から1週間も経っていませんが、週間MVPに3人も選ばれたので記事にしておきます。今週の週間MVPに選ばれたのは、Harrisburg(AA)のNathan Karns投手と、Potomac(A+)のJason Martinson遊撃手(2週連続)とTaylor Hill投手。

◎昨季の球団公式Pitcher of the Year、Nathan Karns。AAに初挑戦となった今季、4月8日の初戦で4回持たずに7失点と大乱調で不安視されましたが、2戦目は5回無失点8奪三振。そして、今週は4月20日の試合で7回2安打1四球1失点13奪三振の(ダブルヘッダーのため)完投勝利で週間MVPを受賞しました。シーズン防御率はまだ4点台ですが、この調子で下げてくれることを期待。
3G 15.2IP 5BB 24K 4.60/1.09

Jason Martinson遊撃手は2週連続の受賞。今週も31打席に立って.357/.419/.500の好成績。シーズン5本塁打、15打点はいずれもリーグトップ。一方で24三振もリーグ2位ですが・・・。
73PA 5HR 15RBI 9BB 24K .328/.425/.656

Taylor Hill投手は、今週2度先発して2勝。13イニングを投げて1失点、11奪三振。特に2度目の登板となった4月20日の試合では、許した走者はシングル安打の1人だけという7イニング完投勝利。2011年ドラフト6順目の24歳の右腕。24歳でまだA+ということでプロスペクトとしての期待感はありませんが、頑張っています。
4G 19.0IP 2BB 16K 1.42/.079

◎ほぼパーフェクト登板があったHillに週間MVPは譲りましたが、 Robbie Rayも4月21日の登板で6回を1失点10奪三振(ただし4四球)という好投。開幕からのいい流れに乗っています。A. J. Coleは今一つ乗り切れないまま。
Ray 4G 23.0IP 10BB 26K 1.96/1.04
Cole 3G 17.0IP 4BB 14K 4.76/1.24

◎打球を手(投げる方でない)に当てて前回登板を途中降板したIvan Pineyroが21日の登板を回避。大丈夫かな。

4/22 Rendon初安打初打点も惜敗

L2-3 Cardinals (Season 10-9)
Haren(L1-3) 5.0+IP 3ER 6H 3BB 3K
Rendon 1/4 double RBI 2K

いい試合をしましたが、惜しくも負けました。連敗で貯金は残り1つ。うむむ。

Dan Harenはこれまでで最もまともなピッチングを見せてくれました。5回までは2失点。3回表にAllen Craigに2点タイムリー二塁打を打たれたものでしたが、バットに当てただけの打球が風に乗ってフェンス際まで飛んだものを、Denard Spanも追いついていたのにグラブに当てて落としたというやや不運な面もありました(あれだけ走った後なのでSpanを責める気はありません)。しかし、今季初めて投げた6イニング目は、死球、シングル、シングル(決勝タイムリー)、四球で、1死も取れずに交替となりました。物足りません。

試合はこの時点で2-3と1点ビハインド。さらに無死満塁の大ピンチでしたが、Craig Stammenが炎の救援。3-2-3の併殺と(敬遠を挟んでの)三振で脱出。こうなればナショナルズペースになっても不思議はない展開で、実際7回裏には2死から1,2塁のチャンスを作り、代打Chad Tracyがバットを折りながらセンター前に落ちそうな打球を放ちましたが、Jon Jayのスライディングキャッチに阻ました。8回裏にも先頭のSpanのシングルとBryce Harperの四球で2人の走者を出しましたが、あと1本が出ず。

Anthony Rendonは今日も6番サードで出場。1-2とビハインドの4回裏2死2塁の場面で迎えた第2打席。右中間をきれいに破る同点二塁打で、メジャー初安打とともに初打点を記録しました。おめでとう。これでもう気負うことはないですね。

4/21 Werth 最悪の併殺

L0-2@NYM (Season 10-8)
Zimmermann(L3-1)5.0IP 2ER 2H 3BB 4K
Rendon 0/4 2K

Anthony Rendon が6番サードでメジャーデビュー。注目の第1打席は、2回表の先頭打者としてメッツ先発のDillon Geeとの対戦。2球目の速球を叩いたいい当たりでしたが、レフトフライに終わりました。第2打席はフルカウントからセンターへのポップフライ。第3打席は空振り三振。そして第4打席も見逃し三振で最後の打者となりました。失点にはつながらなかったものの守備での捕球ミスもあり、ちょっと残念なデビュー戦となりました。

開幕から3連勝中、前回は完投勝利を飾っていた先発のJordan Zimmermannは今日も悪くありませんでした。2回裏に開幕から絶好調のJohn Buckにソロ本塁打を浴び、4回裏には三振のはずが四球になったりした(今日の主審はストライク・ボールの判定がとにかくめちゃくちゃだった)ことから1死満塁として犠飛で2点目を失いましたが、96球、5回2失点。被安打はわずかに2。力のある速球を主体に内外に投げ分ける勝ち投手になってもいい内容でした。

問題は打線。ロクにチャンスも作れず、6回表には相手が3つも四球をくれたのに盗塁失敗もあって無得点。何より最悪だったのが、8回表のJayson Werthの併殺。代打Steve LombardozziのヒットとDenard Spanの四球で無死1,2塁のチャンス。打者Werthに対してもカウント3-0と、この回からマウンドに上がったルーキーのScott Riceは明らかに制球に苦しんでいました。ところが、何を思ったかWerthは4球目の外より高めのシンカーを強振し、見事に引っ掛けて6-4-3の併殺。打った瞬間、捕手のBuckはガッツポーズ、三塁手のDavid Wrightは試合後「ラッキーだったね」とコメントするほど相手を助けるプレー。これで反撃機運は雲散霧消。後はあっさりと敗れました。

100歩譲って3-0から振ってもいいとしても、なぜあの投球に対してあんなスイングをしなければならなかったのか。試合後、Werth本人は「自分が決めてやろうという思いにとらわれ過ぎた。野球人生でも最悪のプレーの1つだった」と振り返りましたが、20歳のBryce Harperならともかく、チーム最年長のWerthの口からそんなコメントが出てあきれ返りました。最終回、先頭打者のAdam LaRocheが相手のシフトを見てセーフティ・バントを試みましたが(結果はファール)、なぜ、Werthはそういう意識を持てなかったのでしょうか。ましてやWerthは2番打者。出塁して、後ろのHarper、LaRocheに返してもらうことが役割で、Werthのホームランで逆転することなど期待されていません。普段は野球を分かっているようなコメントが多いWerthなのにどうしたというのでしょう。Harperや今日デビューのRendonの前でいいところを見せたいという意識が働いたのでしょうか(推測)。


シーズンそのものが心配になるという意味では、シンシナティで15-0で負けた試合より悪い気分。ファンが、というより選手がそういう雰囲気になってるような感じがしてなりません。しかも明日の先発はDan Haren。今季初めて「やばいよ」という気分になっています・・・。

2013/04/21

Zimmerman→DL, Rendon→MAJOR!!

BREAKING NEWS!!! 

左足ハムストリングを痛め、金曜日、土曜日と2試合続けて欠場したRyan Zimmerman。検査の結果、少なくとも10日間の安静が必要とのことでDL入りとなりました。

そして、代役としてAnthony RendonがHarrisburg(AA)から昇格することが発表されました。併せて、日曜日の試合でさっそく先発させることもJohnson監督が明言しています。

スプリングトレーニングでメジャーの投手相手にも打てることを示していたこと、AAでも開幕からよく打っていたことから、傘下の三塁手でZimmermanに次ぐ選手と評価されていたようです。

Anthony Rendon (2012 for Harrisburg(AA))
14G 65PA 2HR 7RBI 14BB 9K .292/.462/.500

冗談でしょ? というのがTwitterで最初に情報を見たときの第一印象。プロ入り3年目、故障もあってこれまでマイナーでの出場経験はリハビリ出場も含めてわずかに57試合。AAAでの出場さえないRendonをこの時期に昇格させるとは全くの予想外。シーズン終盤に経験を積ませる意味での昇格はありうると、むしろ期待していましたが、これほど早いとは想像もしませんでした。昨年もBryce Harper早い昇格に驚かされましたが、それでも4月28日だったので、さらに早い。そういえば、Harperの昇格もZimmermanがDL入りした際に呼ばれたものでした。

首脳陣はRendonをこのままメジャーに定着させる意図はなく、Zimmermanが復帰したらマイナーに送り返すと発言していますが、ややトーンは弱いながらも同じようにマイナーに戻ることを示唆されていた昨季のHarperは結果を残してそのままメジャーに定着しました。さて、Rendonはどうでしょうか。

4/20 Harper 決勝弾を含め2発

W7-6@NYM (Season 10-7)
Gio(ND) 4.0IP 5ER 5H 4BB 5K
Stammen 2.0IP 0ER 5K
Harper 3/3 double 2HR(6,7)  3R 3RBI BB
LaRoche 1/3 HR(3) R 3RBI BB
Desmond 1/4 HR(4) R RBI

(外出していたのでテレビでは最後の1イニングしか見てませんが、4回裏はラジオで聞いていてイライラしてました。)

序盤は完全なナショナルズペース。2回にIan Desmondのソロ、3回にはBryce Harperの6号2ランが出て3-0。先発のGio Gonzalez も3回までは許した走者2人で5奪三振と上々の立ち上がりでした。

ところが、4回裏、先頭のDavid Wrightに三塁打と四球で無死1,3塁のピンチ。2つの内野ゴロで失点せずに2死1,2塁までこぎ着けてピンチ脱出かと思いきや、四球、シングル、四球、シングル、シングルで2死から5失点・・・。この回だけで40球以上投げ、5回表に代打を出されて降板となりました。これで3試合続けて不安定な投球。とにかく制球が悲惨。ア・リーグ四球王だった一昨年までのGioに戻ってしまったかのようです。心配。

それでも今日のナショナルズはそのまま終わらず。直後の5回表。2死2,3塁からAdam LaRocheがセンター左へ3ランを打って逆転すると、Craig Stammenが2イニングを6人で、しかも5つの三振を奪う快投。7回裏にRyan Mattheusが同点にされてしまいましたが、やはり直後の8回表、先頭打者のHarperが初球を叩きレフトスタンド奥深くに突き刺す決勝弾。この打球はよく飛びました、是非映像をご覧下さい。9回裏は今季始めて1点のリードを託されることになったRafael Sorianoがヒヤヒヤさせることなく守りきってくれました。

展開的に今日は勝たないといけない試合。勝って良かった。

MVP: Bryce Harper

++++++++++++++++
テロ後初めてのFenway Parkでの試合が行われました(Gameday)。レッドソックスは7連勝。

2013/04/19

4/19 Strasburg, Harveyに投げ負け

L1-7@NYM (Season 9-7)
Strasburg(L1-3) 6.0IP 2ER(4R) 5H 2BB 6K/ 1/2 double

今季開幕から絶好調でもはやメッツのエースとなっているMatt HarveyとStephen Strasburgの24歳エース対決ということで注目されたこの試合。軍配は完全にHarveyに上がりました。

まず立ち上がり。1回表をHarveyが無失点に終えた後、StrasburgはショートIan Desmondのエラー(といってもボテボテの打球だったので後日ヒットに変更されるような気がします)と一二塁間を破られるシングルで無死1,3塁とされると、続く打者の2球目の変化球がワンバウンドの投球となりあっさり失点。さらに2死3塁までこぎ着けながらシングルを打たれてこの回2失点。

これで試合の主導権は完全に握られてしまいました。Strasburgがなんとか立ち直って2回から5回までを無失点に終えましたが、その間ナショナルズのヒットはStrasburg自身の二塁打1本のみ。ようやく6回の先頭打者Denard Spanがシングルを打ったものの、続くJayson Werthが併殺・・・。

そしてともに最終回となったイニングでも明暗が分かれました。6回裏にStrasburgがIke DavisとLucas Dudaにそれぞれソロ本塁打を許したのに対し、7回表のHarveyは四球、シングル、シングル、味方エラーで1点を失いながら、なお無死満塁のピンチをしのぎ切り、これで勝負ありとなりました。

ナショナルズからすれば、1-4だったあの無死満塁の場面で点が奪えなかったのが全て。Kurt Suzukiが三振、代打Roger Bernadinaが補邪飛、Spanが二ゴロ。特に、今季まだヒットが出ていないBernadinaを代打に送ったJohnson采配には疑問の声も。ベンチには足を痛めて先発から外れていたRyan Zimmermanもいましたが、そんなに状態が悪いのでしょうか。せめて、先日から調子が上がっていたTyler Mooreとか・・・。

Harveyは、間違いなくいい投手です。完敗。

MiLB (-4/18) Skole 故障離脱

マイナーリーグも開幕から2週間ほど経ちました。先発投手はだいたい3回ずつ登板。調子のいい選手、悪い選手、そして故障者情報をまとめておきます。

◎最大のニュースはMatt Skoleの故障離脱。開幕2試合目、一塁手として守っていたときに走者と交錯して左ひじを負傷。検査の結果、腱の断裂が判明しいわゆるTJ手術を受けました。投手ではなく投げるほうの腕でないため比較的早期に復帰できるようですが、それでも最短4か月だそうです。今シーズンはほぼ棒に振ることになりました。残念。

◎もう1人心配なのがHagerstown(A) のBrett Mooneyham。4月17日の3試合目の登板で腕の痛みを訴えて途中降板。4回までノーヒット、5回も簡単に1死を取ったところで自らトレーナーを呼んだほどですから、よほど痛かったのでしょう。そのままDL入りとなりました。ここまで3試合でわずか1失点。四球が多いことを別とすれば打者を圧倒し、早期の昇格を期待させていただけに軽傷であることを願っています。
Mooneyham 3G 14.1IP 6H 9BB 0.63/0.91

◎同じHagerstownのIvan Pineyroもその前日の4月16日に1回途中で降板。ボックススコアを見てひやりとしましたが、こちらはライナーの打球がグラブをした方の親指に当たっただけで、骨折などはしておらず、早期に復帰できる見込み。とはいえ、開幕から2試合続けて打ち込まれており、防御率8.31という残念なスタート。Ronald Penaも2試合目に激しく打ち込まれ、数字としては物足りない感じ。
Pineyro 3G 8.2IP 2BB 10K 8.31/1.62
Pena 3G 12.1IP 7BB 7K 6.57/1.86

◎Hagerstown打線では、開幕からTony Rendaが1番セカンド、Estarlin Martinezが3番レフト(ファースト)で使ってもらっていますが、2人とも調子が上がってきません。Rendaはまだ打点や盗塁でそれなりに味を見せていますが、Martinezは三振の急増が気になります。
Renda 59AB .254/.318/.322 5SB
Martinez 55AB .182/.274/.218 17K 4SB

◎Potomac(A+)の高卒投手コンビは明暗が分かれました。期待されたA.J. Coleは、2戦目は良かったものの1戦目と3戦目はともに4失点。ぴりっとしません。それに対して、比較的期待が低かったRobbie Rayは、3試合とも安定した内容で昨年とは見違える結果となっています。
Cole 3G 17.0IP 14K 4BB 4.76/1.24
Ray 3G 17.0IP 16K 6BB 2.12/1.06

◎Harrisburg(AA)の野手2人は開幕直後はともにややスロースタートでしたが、その後調子を上げています。Anthony Rendonは4月14日の試合で4打数4安打(2二塁打)の固め打ち。本塁打も2本。なお、ここまでの14試合のうち、セカンドで2試合、ショートで1試合を守っています。Brian Goodwinは三振の多さが気になりますが、
Rendon 48AB .292/.462/.500 2HR 10RBI
Goodwin 56AB 3double 3triple .268/.349/.429 15K

◎開幕から4月14日までのCarolina League(A+) 週間MVPにJason Martinson遊撃手が選ばれました。9試合で4本塁打11打点.303/.429/.788という立派な数字。昨季の106打点はSkole(104打点)をも上回る組織内最多ながら、既に24歳なのにまだA+にいる、三振が多過ぎるといった理由でプロスペクトとしての期待感は高くありませんが、めげずに頑張っています。15日以降も打ち続けています。

◎Syracuse(AAA)勢では、ルール5ドラフトで返却されてきたJeff Kobernusが週間MVPに選ばれてもいいのにと思うほどの活躍。その他Chris MarreroMicah Owingsが好調。Eury Perezは開幕からヒットを量産していましたが、4月13日の試合でダイビングキャッチを試み腕を故障。軽傷らしいですがDL入り。投手陣ではこちらもルール5返却のDaniel Rosenbaumも2試合続けて好投。ブルペンではJ. C. RomeroFernando AbadErik Davisが安定しています。
Kobernus 41AB .463/.521/.659 6SB
Marrero 39AB .282/.370/.615 3HR 12RBI
Owings 36AB .333/.368/.472 HR 8RBI
Perez 31AB .355/.375/.452 2SB
Rosenbaum 2G 11.0IP 2BB 3K 0.82/0.73
Romero 5.1IP 0BB 5K 0.00/0.94
Abad 5.0IP 0BB 3K 0.00/0.80
Davis 5.0IP 0BB 8K 1.80/0.80

◎その他の目立った選手。
Steven Souza(AA) 27AB .370/.528/.667 2HR 3SB (ただし肩を故障して離脱中)
Ian Krol(AA) 8.0IP 1BB 6K 1.13/0.88
Cutter Dykstra(A+)  43AB .372/.462/.442
Taylor Jordan(A+) 3G 19.0IP 3BB 15K 0.95/0.84
Dixon Anderson(A) 3G 17.2IP 1BB 18K 3.06/0.68
Wander Ramos(A) .350/.480/.650 1HR 10RBI 2SB

2013/04/17

4/17 Detwiler ようやく初白星

W6-1@MIA (Season 9-6)
Detwiler(W1-0) 7.0IP 1ER 7H 0BB 5K
Suzuki 2/3 triple HR(2) 2R 2RBI
Harper 4/5 double R RBI
LaRoche 2/4 RBI

これまで2度の先発でいずれも3点差以上を付けて降板しながら、ブルペンが打たれて白星を消されていたRoss Detwiler。今日も7回を1失点(それも誤審なので実際は無失点)と好投。4点差で降板すると、さすがに貧弱マーリンズ打線だけあってTyler Clippard、Rafael Sorianoが抑えてくれて、今季初白星が付きました。最速95マイルのフォーシームと90マイルちょっとのツーシーム(シンカー)の2種類だけでも(今日投げた107球のうち100球がこの2種類)、ストライクをどんどん投げ込ても(107球のうち、実に80球がストライク)、全然打たれません。投げるたびに自信を付け、いい投手になっていっている印象。開幕からここまでローテーションが3回りしましたが、一番安定しているのは間違いなくDetwilerです。

打線もしっかり援護。2回に連打と盗塁で作った無死2,3塁から内野ゴロと犠飛で2点を先制。5回にはKurt Suzukiが2号ソロ。6回、7回、9回にも1点ずつ加点して試合の流れを渡しませんでした。昨日の風邪から復帰したBryce Harperが4安打と大暴れ。いや、Harperのヒットはどれもしぶとい感じの当たりで(1本は内野安打)、むしろ暴れたのはホームランに続いて三塁打を打ったSuzukiのほうかな。

MVP: Ross Detwiler

明日は移動日。金曜日からはメッツとの3連戦。初戦はStephen Strasburgと今季開幕3連勝と波に乗るメッツの若きエースMatt Harveyとの楽しみな対戦が予定されています。

4/16 Zimmerman また悪送球, Harenまた打たれる

L2-8@MIA (Season 8-6)
Haren 4.1IP 3ER(7R) 7H 1BB 2K
Lombardozzi 2/4 double RBI
LaRoche 1/3 double R BB
Moore 1/4 double R RBI
Werth 2/4

Denard SpanとBryce Harperの2人が風邪(食あたり?)のため欠場。さらにDanny Espinosaも引き続き手の痛みでバットが振れないとあり、使える控え野手が2人しかいないという緊急事態で迎えたこの試合。ひどい試合でした。

これまで2試合で9イニング9失点だったDan Haren。今日は貧弱マーリンズ打線を相手に、3回までに許した走者はシングルの1人だけで二塁も踏ませない投球。調子は良かったようです。しかし、4回裏1死からのなんでもない三ゴロをまたもRyan Zimmermanが悪送球。これでリズムが狂ったか、連打を浴びてまず1点。さらに2死2,3塁からAdeiny Hechavarriaにレフトへの3ランを浴びてこの回4失点。続く5回裏も3本のシングルで1死満塁とされると、押し出し四球を出して降板となりました。打たれなかったのは低めに集まっていたから、打たれたのは高かったからと、理由はかなりはっきりしています。集中力の問題なのか。今のマーリンズ打線につかまるようではとてもメジャーリーグでは通用しません。何らかの手を打つべきかもしれません。

それにしてもZimmermanの送球はなんとかならないのでしょうか。この5試合で4つ。その間、Zimmermanのエラーに起因する非自責点は通算8点。チームトップの11打点を記録していますが、これでは帳消しです。難しい打球を捕球したり、苦しい体制から素晴らしい送球をしたりといった好プレーもいくつもあるのですが、問題は簡単な打球の処理。精神的なものでしょうね・・・。

打線は昨日の勢いそのままに序盤の3イニングは攻め続けました。先頭打者がヒットで出塁し、2人以上のランナーを出しましたが、3回ともあと一本がでませんでした。そうこうしているうちに相手に流れが行ってしまうというのはよくあること。その後、2点を取るのが精一杯。

2013/04/16

4/15 Zimmerman(n)の活躍で連敗脱出

ボストンで爆弾テロ事件がありました。かつて、現場のほんの500メートルほどの距離に住んでいた私にとっては日常だった町並み。マラソンのゴールも毎年観に行っていました。しかし、立ち上る煙、血みどろの路面、運ばれる負傷者、画面に流れる映像は市街戦のようでした。

この日は、レッドソックスの試合がフェンウェイで午前11時から始まり、その後マラソンが行われるボストン市民にとって特別なお祝いの日(もともとは独立戦争関連の州祝日ですが、今はマラソンの日)。春の柔らかな日差しの下、特にレッドソックスがサヨナラ勝ちした直後とあって、街中が平和な笑顔にあふれていたはず。そんな雰囲気を2発の爆弾がぶち壊しました。死者2名、負傷者100名以上の大惨事。来年以降は、ただ笑顔で過ごせる日ではなくなってしまいました。

犠牲者とご家族にに心からのお悔やみとお見舞いを申し上げます。

++++++++++++++++++++++++++++++

W10-3@MIA (Season 8-5)
Zimmermann(W3-0) 9.0IP 3ER 6H BB 6K
Zimmerman 2/5 HR(1) 2R 4RBI
Desmond 4/5 2double 2R
Span 2/5 R 2RBI
Werth 2/3 2R
Suzuki 2/3 double BB R
Moore 2/5 double R 3RBI
Lombardozzi 2/5 double R RBI

大勝で連敗脱出。相手が弱いだけかもしれませんが、まずはほっとしました。

今日のヒーローは投打の両Zimmerman(n)。

まずはRyan Zimmerman。3連敗中は毎日エラーを記録していた上、打撃も不振でこの試合の前の打率は.220。しかし今日は違いました。初回無死満塁で迎えた打席でセンター前に先制2点タイムリー。簡単に追い込まれながら、しぶとく低めの球を弾き返しました。さらに、6-0とリードした4回表には2死1塁で相手ピッチャーの代わり端の初球を叩き、レフトの客席へ文句なしの今季1号を放り込みました。高々と上がった素晴らしい一打。守備も今日は9回の最後の打者のゴロをきれいにさばくところまで、安定していました。

Zimmerman以外もよく打ちました。投手捕手以外は開幕以来ほぼ不動のメンバーで戦ってきましたが、今日はちょっと打順変更。手の故障のDanny Espinosaに代わってSteve Lombardozziが入り、あまり調子が上がっていない上に対左投手ということで今日はお休みとなったAdam LaRocheに代わって、Tyler Mooreが先発。2人揃って2安打を記録。Tyler Mooreはようやく今季初安打。ほっとしたことでしょう。Ian Desmondは4安打の固め打ちで、シーズン打率を.267から1日で.320まで上げました。

先発のJordan Zimmermannは序盤から快調。5回までは許したランナーも併殺で消して、最小限の15人で片付けました。10-0とリードしてもらった後の6回裏に2死から連打で2点、7回裏にも三連打で1点を失いましたが、大量リードに守られて悠々の投球。103球で9回を投げ切り、メジャー初完投勝利(これまでの完投は2011年6月29日に当時エンゼルスのDan Harenに投げ負けた0-1完投負けが一度)。

MVP: Ryan Zimmerman

2013/04/14

Ramos→DL, Solano→MAJOR

13日の試合で走塁中に左足を痛めたWilson RamosがDL入り。故障したのはハムストリングで、昨年故障したヒザとは無関係ということで一安心。症状はそこまで重くないようで、数日でリハビリ出場は可能になるそうです。とはいえ、たとえ数日でも控え捕手がいない状況は作れませんのでやむなくDL入り。

AAAから「タマネギ」ことJhonatan Solanoが昇格。基本的にKurt Suzukiが正捕手としてマスクをかぶり、Solanoの出番はほとんどないと見込まれますが、首脳陣からマイナー組織内のナンバー1 捕手と見られていることは明らかとなりました。今季終了後にSuzukiが(球団オプションが行使されず)FAとなれば、来季のメジャーの控え捕手の地位を狙う立場。出場機会が与えられた場合にはしっかりアピールしてくれることを期待します。

4/14 いいところなくブレーブスに3連敗

L0-9 Braves (Season 7-5)
Gio(L1-1) 5.0IP 7ER 7H 3BB 3K
Suzuki 2/3

外出していたのでテレビ中継も見ていませんでした。結果だけは見ましたが、ハイライト映像さえ見る気になりません。

Gioは初回だけで3失点。3回にも2本のホームランで4失点。早々に試合を壊してくれたようです。打線は今日も湿ってままで、4本のシングルだけ。唯一の見せ場だったらしい8回2死満塁でのRyan Zimmermanも投ゴロに倒れて無得点。Zimmermanは失点にこそつながらなかったものの今日も送球エラーを1つ記録。サイドハンドからの送球に対する疑問の声が高まっています。

気になるのは、2回裏の打席で手に四球を受けた(というか当たりにいった感じらしいですが)Danny Espinosa。骨に異常はないとのことで数試合で復帰する見通しですが心配。

ブレーブスとの今季最初の3連戦を3連敗。返す返すも初戦の8回、9回が悔やまれますが、済んだことはしかたない。ブレーブスとは今季まだ16試合も対戦があるので、借りを返す機会はいくらでもあります(次は29日からアトランタでの4連戦)。まずは次のマーリンズとの3連戦に集中しましょう。シーズンはまだまだこれからです。

4/13 がっかり【球場観戦】

L1-3 Braves (Season 7-4)
Strasburg(L1-2) 6.0IP 0ER(2R) 5H BB 7K
Espinosa 1/3 HR(1) R RBI

今季初の球場観戦でしたが、いろんな意味でがっかりでした。良かったことと言えば、天気くらい(晴れ時々曇りでTシャツで十分の暖かさ)。

・大渋滞。これまでにないほどの込み具合でカーナビがあと10分と表示してから1時間半。球場に着いたときには既に2回表で、先着15000人に配られたGio Gonzalezのボブルヘッドを入手し損ないました。

・Stephen Strasburgは決して悪くなかったのに負け投手。3回表2死走者なしから、Justin Uptonの当たり損ねのゴロをサードのRyan Zimmermanが一塁へ悪送球すると、続くEvan Gattisに(ちょうど座っていた近くの)左中間のスタンドまで運ばれてしまい、自責点0で2失点。Zimmermanは昨日に続いて痛いエラー(しかも打ったのも同じUpton)。精神的に悪循環に陥らないか心配になります。

・昨日の2回までは好調だった打線がすっかり凍りついてしまい、今日は5回裏のDanny Espinosaのソロによる1点のみ。そのEspinosaの一発以降は、1人の走者も出すことなく実に13人連続で討ち取られてゲームセット。

・Wilson Ramosが8回裏に内野ゴロを打って一塁に走っている途中で右足(ハムストリング?太もも?)を負傷して退場。どうやらDL入りとなりそうです。

・帰りも大渋滞。

ブレーブスには昨季から6連敗。明日こそは勝たないと。

+++++++++++++++

せっかく撮ったので写真を追加しておきます。

レフトポール際から内野方面。マウンドにはStrasburg。

外野3人衆。手前からHarper、Span、Werth。

2013/04/13

4/12 Zimmerman通算1000試合に痛恨のエラー

L4-6(10) Braves (Season 7-3)
Detwiler(ND) 7.0IP 1ER 4H 2BB 5K
Harper 1/4 HR(5) R RBI BB SB(1)
Span 2/5 2R RBI SB(2)
Desmond 2/4 SB(1)

Ryan Zimmermanが通算1000試合出場の節目。本人は試合前に「たいした意味はない」と言っていましたが、それでもいい試合をしたかったはず。ですが、よりによって勝敗を左右する痛恨のエラーを犯してしまいました・・・。

序盤はナショナルズペース。正確には、8回表2死走者なしの場面までは、完全に勝ちゲームでした。初回にBryce Harperが5号2ランを放って先制すると、2回にもDenard Span、Jason Werthの連続タイムリーで加点。

4点のリードをもらった先発のRoss Detwilerが実に素晴らしいピッチング。6回表のJustin Uptonに打たれた大きな当たりもライトフェンスの最上段に当たり二塁打止まりで結局無失点。7回表にChris Johnsonに打たれたソロによる1失点のみ。前回登板に続き、勝ち投手にふさわしい投球でしたが、4点リードをブルペンに消された前回に続き、今日も3点リードを消されることになりました・・・。3点リードで8回表のマウンドに上がったのはTyler  Clippard。簡単に2死を取りました。ここまでは良かったのです。

しかし、2死走者なしから、シングルと2四球で満塁とすると、打率1割に満たないB. J. Uptonにも四球で押出しで2点差に詰め寄られました。この場面はDrew Storenにスイッチしてしのぎましたが、9回裏(3連投で今日は使えなかったRafael Sorianoに代わって今季はじめてセーブ機会を与えられた)Storenが連打と犠打、三振、四球で2死満塁のピンチを作り、打席にはJustin Upton。カウント0-1からの2球目、完全に詰まらせた打球で討ち取ったはずでしたが、打球は三塁線へのゴロ。Zimmermanが深い位置で捕球したまでは良かったものの、二塁へ悪送球・・・・。2者が生還して同点にしてしまいました。全然Danny Espinosaのベースカバーが間に合っていなかった上、仮に間に合っていたとしても明らかに逸れた送球。一塁に送球するか、あるいはそもそも送球しなければ、まだ1点リードのままだったはずなのに。痛すぎるエラー(座っていたソファーを蹴りつけてしまいました)。

こうなると試合の流れはブレーブス。10回表2死から決して長打力があるわけでもないRamiro Penaに2ランを浴びて、その裏はCraig KimbrelにJayon Werth(会心の打球もレフトライナー)、Harper、Zimmermanがあっさり抑えられてゲームセット。

それにしても可哀想なのはDetwiler。前回は4点リードを消され、今日は3点を消されました。Dan Harenに勝ち星がついてDetwilerに付かない不条理。それもこれもブルペンです。昨季の安定感は全くありません。Sorianoが加入したことが、他のStoren(ERA 3.38)、Clippard(6.35)のパフォーマンスの低下に繋がっているという証拠はありませんが、2人から感じるものが何かしら昨季とは違います。自信?自覚?気迫? 心配です。


3連戦の初戦を最悪の形で落としました。明日は前回登板でプロ最悪に近い内容だったStephen Strasburg。頼みます。

2013/04/12

4/11 Zimmerman の前で敬遠した結果

(AP Photo/Alex Brandon)
W7-4 White Sox (Season 7-2)
Haren(W1-1) 5.0IP 3ER 10H 0BB 5K
Soriano(S5) 1.0IP 0ER H K
Zim 1/2 double 2RBI 2BB
Harper 2/3 2R 2RBI 2BB
Span 2/4 2R BB SB(1)
Werth 2/4 2R SB(1)

4回裏2死2塁、打者Bryce Harper。この回ワイルドピッチで1点を献上し、4-3とリードを許したホワイトソックスの選択は、敬遠でした。前の打席にもタイムリーを打っており、この後8回裏にもダメ押しのタイムリーを打った打撃好調のHarperでしたが、これに発奮しないRyan Zimmermanではありません。フルカウントから外へのスライダーをとらえた打球はライトの頭上を越える2点タイムリー二塁打。これで試合は決まりました。我らがFace of Franchiseをなめるな!という感じですね。

先発のDan Harenは今日もへろへろで、1回裏に先制してもらっても2回表に追いつかれ、3回裏に2点を勝ち越してもらうとすぐさま4回表に2失点。5回まで101球。10安打されながら、よく3点で終わったなというのが正直な印象。ボールのムーブメントはかなりありましたが、とにかくコントロールが悪い。ほとんどの投球が真ん中に集まっています。。

それにしても打線は好調。1番から3番がそろって2安打、3番から6番がそろって打点を記録。言うことが何もないほど機能しています。

ホワイトソックスをスウィープ。ホームでは今季開幕6連勝。次は、開幕から8勝1敗と絶好調のブレーブスを迎えての3連戦になります。第2戦は球場観戦予定。期待しています。

MVP: Ryan Zimmerman

2013/04/10

4/10 Dunnが戻ってきた

W5-2 White Sox (Season 6-2)
Zimmermann(W2-0) 7.0IP 2ER 7H 0BB 4K 
Soriano(S4) 1.0IP 0ER H K 
Desmond 3/4 2double triple 2R  
Harper 2/4 HR(4) R RBI
Espinosa 2/4 double R 2RBI

2009, 10年にナショナルズに在籍し、2年間での76本塁打は球団史上2位という記録を持つAdam Dunn私が初めてナショナルズ・パークに足を運んだ日に2本のホームランを打ってくれたこともあり、思い出の選手の1人です(ホワイトソックスとFA契約してくれたことによる補償ドラフト指名権で獲得したのがBrian Goodwin とAlex Meyer = Denard Spanですから、そういう意味でも感謝しています)。そのDunnがナショナルズ・パークに戻ってきました。普段はDHを打っていますが、ナ・リーグ本拠地でのインターリーグの試合はDHなしで行われるため左投手のGio Gonzalezが先発した昨日は欠場、今日、4番レフトで出場しました。1死2,3塁で迎えた第1打席(意外とファンの歓声は少なかったようです。2009,10年にナショナルズを見ていたファンなんてそんなにいなかったからではないか、とはビートライターの解説。)に一塁ゴロで1打点を記録し、後の3打席は凡退に終わってくれました。ホームランか三振か四球かというスタイルは相変わらず。残念ながらア・リーグ専属なので見る機会は少ないですが、これからも応援しています。

さて試合は、(今日は)ブルペンも無失点で完勝。

先発のJordan Zimmermannが、初回こそ不安定でしたが、以降は95マイル前後の速球でねじぶせるという感じの投球で完全に試合を支配したという印象。6回に2点目を失ったものの大量失点する雰囲気は全くありませんでした。7回で降板しましたが、まだ90球だったので十分もう1イニング行けそうなでした。そんなZimmermannを降板させて、8回はDrew Storen、そして9回はRafael Sorianoが登板し、ともにランナーを1人ずつ出しながらも無失点。久しぶりに安定したブルペンを見ました。

打線は今日も快調。1点を追う4回裏にBryce Harperの三階席に届こうかという特大ソロ(動画)で同点にすると、Danny Espinosaのタイムリーで逆転。開幕から調子が出ていなかったEspinosaでしたが、今日は6回裏にもタイムリー二塁打と復調の兆しを見せました。3四球だったKurt Suzukiを除き先発全員安打。よしよし。

MVP: Jordan Zimmermann 

4/9 LaRoche ようやく開幕

W8-7 White Sox (Season 5-2)
Gio(ND) 5.0IP ER 4H 2BB 7K 
Stammen(BS1, W2-0) 1.0IP ER 3H 
Soriano(S3) 1.0IP 2ER 2H K 
Werth 2/4 HR(3) R 3RBI 
LaRoche 2/4 2HR(1,2) 2R 3RBI
Desmond 2/4 HR(2) R RBI 
Span 2/3 double 2R BB

開幕から4試合14打席ヒットなし(1四球)の上、背中の張りを訴えてシンシナティでの2試合を欠場したAdam LaRoche。この日も最初の2打席で三振していましたが、6回裏の第3打席、センター右への大きな2ラン。調子に乗って8回裏にも2本目のソロ。結果的にはこの2本目が決勝点となりました。複数年契約を得たことで、かつてのスロースターターに戻ったかと心配していましたが、しっかりバットは振れています。LaRocheがいないのといるのとでは打線の厚みが全然違います。これからも宜しくお願いします。

LaRocheだけでなく、打線は活発。ホワイトソックス先発の先発Jake Peavyに対して3回までは無得点でしたが、じっくり見て球数は投げさせていました。そして4回、今日も3度出塁と仕事をしているDenard Spanと、Bryce Harperの連打で作ったチャンスにRyam Zimmermanが犠飛を打って同点。5回にはIan Desmondがレフトのブルペンに打ち込むソロ本塁打。同点に追いつかれた直後の6回裏にJayson Werthがレフトスタンド中段まで運ぶ勝ち越し2ラン、そして、LaRocheの2ラン。さらに7回にもWerthがレフト前タイムリー。13安打で8点を奪いました。

こんなに打ちましたが、またブルペンが打たれて結果的には辛勝。今季ここまでの3試合では完璧だったTyler ClippardがPaul Konerkoの3ランを浴びると、3点リードで迎えた9回にはシンシナティでのセーブ失敗以来の登板となったRafael Sorianoが2死からAlex Riosに2ランを浴びて1点差。さらにウェイティング・サークルにAdam Dunnが待ち構える前でKonerkoに対して3ー0としてヒヤヒヤさせましたが、何とか中飛で試合終了。Sorianoは速球も変化球もとにかくボールが高い。全くコントロールが効いていないという印象で、不安を残しました。

先発したGio Gonzalezの初回はよれよれ。1死から連打と四球で1死満塁。Dayan Viciedoを渾身の速球で空振り三振としましたが、続くAlexei Ramirezに対してフルカウントからの7球目を投じようとした時、間違ったプレートへの足の置き方をしてしまい投球モーションを中断。ボークで1点を献上してしまいました。1失点で終えたとはいえ、初回だけで33球。ダメなときのGioでした。それでも、この1失点で5回まで投げ切り(99球)、勝ち投手の権利を持ってマウンドを降りたのは、悪いなりによく頑張ったというピッチングの手本でしょう。

MVP: Adam LaRoche

2013/04/08

4/7 レッズは強い

L3-6@CIN (Season 4-2)
Strasburg(L1-1) 5.1IP 6ER 9H 4BB 5K
Suzuki 3/4 2double HR(1) R 3RBI

前日も同じことを書きましたが、レッズは強い。打線、投手(先発、ブルペン)とも隙がありません。主砲のJoey Vottoは3試合で4安打うち長打1本(三塁打)打点なしとそこそこ抑えましたが、他の打者にやられました。

この日もStephen Strasburgに対して、初回にVottoへの四球を挟んで3安打で3点取ると、2回以降も攻め立て、6回途中でノックアウトしてしまいました。Strasburgは決して悪いようには見えませんでしたが、レッズの打者がいいスイングをしていました。被安打9、自責点6はいずれも自己ワーストタイ。次回登板は私が今季初の球場観戦を予定している13日のブレーブス戦(ここまで5勝1敗)。しっかり立て直しての好投を期待します。

打線はレッズ先発のJonny Cuetoに対して序盤からランナーを出し、2回にはKurt Suzukiが3ランを打って早々に同点としましたが、その後は得点できず。7回以降はブルペン投手の前にSuzukiの二塁打1本に終わりました。Suzukiは4回にも二塁打。前日のWilson Ramosの活躍に刺激を受けたことは間違いないでしょう。簡単にレギュラーは決まりません。

勝負を分けたのは6回裏。5回終了までに92球を要しながら続投したStrasburgが連打で無死1,3塁とされると、Xavier Paulの二ゴロをDanny Espinosaが間に合わない本塁に送球。傷口を広げてしまいこの回3点を奪われました。完璧な送球ならアウトのタイミングだったので(やや一塁側に逸れた)、そこまで責める気はありませんが、1点は失っても素直に併殺を取っていればと悔やまれるプレーでした。

2013/04/07

4/6 5本塁打、でも薄氷の勝利

W7-6(11)@CIN (Season 4-1)
Detwiler(ND) 6.0IP 0ER(1R) 6H BB K
Soriano(BS1) 1.0IP 2ER 2H(1HR)
Stammne(W1) 2.0IP ER 2H BB 4K
Werth 3/5 HR(2) 2R RBI
Harper 2/5 HR(3) R 2RBI
Desmond 1/5 HR(1) R RBI
Ramos 2/4 2HR(1,2) 2R 3RBI BB

まず一言。正直疲れました。ほぼテレビ中継を見ていたのですが、あまりにいろいろなことがあり過ぎました。

この試合で(むしろ昨日の試合以上に)よく分かったのは「レッズは強い」ということ。昨季ナショナルズに次ぐメジャー2位の97勝を記録したチームだけのことはあります。上から下まで隙のない打線。強力なブルペン(Aroldis Chapman? あれは人間ではありません)。5本もホームランを打ったのに延長11回での辛勝だなんて。今季もポストシーズンに出てくることは疑いないでしょう。

試合前半は、昨日6本塁打を打たれたお返しとばかりに今日はナショナルズが本塁打攻勢。まず3回にBryce Harper がライトスタンド中段まで運ぶ2ラン。6回にはWilson Ramos もレフトへ2ラン。続いて7回表にはJason Werthが右中間へ特大のソロを打って5-1とリードし、ホールド、セーブが付かないところまで点差を広げました。にも関わらず投入されたTyler Clippardが2三振を含む三者凡退に抑え、ここまでは完全にナショナルズペースでの試合でした。先発のRoss Detwilerは毎回ランナーを出しながらもしっかりゴロを打たせる投球で2併殺。1失点はIan Desmondの送球エラーが絡んだもので自責点は0。勝ち星にふさわしい投球。

しかし、必勝リレーのはずの継投で、8回(Drew Storen)、9回(Rafael Soriano)がそれぞれ2点を失い追いつかれてしまいました。Storenは、1死からBrandon Phillipsの右中間への二塁打に2本のシングルを続けられ、まず1失点。とはいえ、2本のシングルはいずれも難しい投球に上手く合わせられたもので、投球内容自体は悪くなかったように見えました。2死1,2塁までこぎ着け、続くDevin Mesoracoもショート真正面のゴロに討ち取ってイニング終了となるはずでしたが・・・・打球はDesmondの足元をすり抜けてレフト前へ・・・・。2点目を献上。Desmondはこの日2つ目、開幕から5試合で4つ目のエラー。昨季克服したかと思われたエラー連鎖癖がまた戻ってきたかのようで、心配です。

それでも2点リードで迎えた9回裏。マウンドを託されたの当然クローザーのSoriano。でしたが、今日は制球がいまいちでした。いきなり先頭打者のShin-Soo Chooにライトスタンドに運ばれて1点差。さらに1死後、Joey Vottoにあわやスタンドインかというレフトフェンス直撃のトリプルを打たれると、次打者の初球にワイルドピッチで生還を許し、あっさり同点としてしまいました。

延長戦へ。10回表はChapmanの前に、Harper、Ryan Zimmerman、Chard Tracyが三者連続空振り三振。10回裏先頭打者のTodd Frazierがシングルで出塁した時点で、見ているファンとしては完全に負けを覚悟しました。しかしこのピンチを救ってくれたのがDenard Spanの守備でした。犠打で1死2塁となった後、Mesoracoの打球はセンターのフェンス際への大飛球。もともと浅い守備位置を取っていたSpanにとってはかなり難しい打球でしたが、走りに走ってなんとか落下地点に追いつきました。これでピンチ脱出。今日のSpanは打席では6打席凡退でしたが、この守備はそれを補って余りが出るほどの価値あるものでした。

そして迎えた11回表。少し流れがナショナルズに向いたかなといタイミングを逃さず、先頭打者のDesmondがChapmanから代わったJ. Hooverの高めに入ったスライダーを引っ叩くと、レフトスタンド二階席まで運ぶ勝ち越し弾。2つのエラーを帳消しにしたとは言いませんが、(本人にとっても)救われたことは確かでしょう。さらに1死後、Ramosがこの日2本目の一発を左中間へ。昨年5月12日にシーズン絶望となるヒザの故障をおったシンシナティの地で見事な復活ぶりを示しました。

それでも試合はまだ簡単には終わりません。11回裏、前の回から続投のCraig Stammenが簡単に2死を取ったあと、Votto への四球とPhillipsのダブルで1点を失い、なお2死2塁と一打同点のピンチ。しかし、最後はStammenが踏ん張り、Jay Bruceを三振に仕留めゲームセット。

(昨年のNLDS第5戦を想起させる)試合展開から言って、負けていたらシーズンを左右していたかもしれません。負けなくて本当に良かったです。

MVP: Wilson Ramos

2013/04/06

My Top 10 Prospects 2013 (マイナーも開幕直前)

[4月6日追記]
PTBNLとしていた5人目の投手をRonald Penaとしました。別の投手を想定していたのですが、少なくとも開幕時は先発ローテーションに入ってないようなので、差し替え。PenaはBAのトップ30にも登場しませんが、Hagertwon(A)の開幕ローテーションに起用されています。ほんとに難しい選択でした・・・。

[4月2日オリジナル]
メジャーリーグに続いて、4日にはマイナーリーグも開幕します。

昨季は毎週全選手の全スタッツをチェックしていたのですが、さすがに辛かったので、今季は注目する10人のプロスペクト(My Top 10 Prospects 2013)を選んで、彼らを中心にフォローして行こうと思います。

まず、その前に、各プロスペクトランキングをまとめておきます(BA, BP, Sickels, Fangraphs, MLB.com)。


BA, BP, John Sickelsの3リストは全く同じ顔ぶれ。5つとも、Anthony Rendon, Brian Goodwin, Lucas Giolito, A.J. Coleの4人がトッププロスペクトを構成することは一致した見方のようです。

こうしたプロスペクトランクングも見ながら、投手、野手それぞれ5人ずつ、計10人を選んでみました。

My Top 10 Prospects 2013
[PITCHERS]
A.J. Cole, RHP, 21, A+
Robbie Ray, LHP, 21, A+
Ivan Pineyro, RHP, 21, A
Brett Mooneyham, LHP, 23, A
PTBNL Ronald Pena, RHP, 21, A
[HITTERS]
Anthony Rendon, 3B, 22, AA
Brian Goodwin, OF, 22, AA
Matt Skole, 3B, 23, AA
Estarlin Martinez, OF, 21, A
Tony Renda, 2B, 22, A

順位は付けていません(名前の後はポジション、開幕時の年齢、開幕時の所属レベル)。

選ぶに当たっては、新人王資格を持っているという他に、いくつか基準を設けてみました。
・故障がなく開幕からプレーできる見込み。(☓  Lucas Giolito, Sammy Solis, Matt Purke
・AAA以上に到達していない。(☓ Christian Garcia, Eury Perez, Chris Marrero, Zach Walters, Corey Brown, Sandy Leon
・24歳未満。(☓Nathan Karns, Daniel Rosenbaum, Jeff Kobernus)

野手は迷った末に外した選手も何人かいたのですが、逆に投手を選ぶのは一苦労。候補者は絞ったのですが、先発で起用されるかどうかで決定する予定で現時点ではPTBNLとしてあります。

10人についてはそれぞれ紹介記事を書くつもり。

今季はこの10人を中心に、上記の理由で10人から外した12人の様子もチェックしつつ、マイナーリーグをフォローしていこうと思います。もちろん、他に目立つ活躍をする選手が出てきてくれたら、順次追加していきます。

4/5 0-15? Haren, STは終わったぞ

L0-15@CIN (Season 3-1)
Haren 4.0IP 6ER 9H (4HR) 5K
Span 1/2 2BB
Espinosa 2/4 double

ナショナルズでの公式戦デビューとなったDan Harenが序盤で試合をぶっ壊し、開幕3連勝の勢いを見事に消してくれました。初回こそ無失点で終えたものの、2回に2本のソロ、3回に3ラン、4回にもソロ。被弾、失点を続けていたスプリングトレーニングの投球そのまま。 もうスプリングトレーニングは終わったぞ、と言ってやりたいです。

やはり今季初登板となった2番手のZach Dukeも自責点6、H-Rodも自責点2(満塁本塁打を被弾)、最後に投げたRyan Mattheusも1失点と出てくる投手出てくる投手みんな失点し、終わってみればナショナルズ球団移転後最多失点、最多点差での記録的大敗となりました。

これでは打線も意気消沈。昨季から続いていたBryce Harperの連続試合安打も12試合で終了。Danny Espinosaに初安打が出たことと、リードオフのDenard Spanがいいペースで出塁を続けていることくらいがいいニュース。今日も3打数ノーヒットに終わったAdam LaRocheが背中を痛めたとかで途中退場したことが気になります。

切り替えて、明日頑張りましょう。

2013/04/05

Garcia と Young の情報

Christian Garcia とChris Young の両投手についての情報をアップデートしておきます。

スプリングトレーニング中に前腕部の痛みを訴えてずっと休んでいたがGarcia がようやくキャッチボールを再開。特に違和感はなく、フロリダで調整を続ける模様。手術⇒長期離脱という最悪の結果にはらず、まずは一安心。球団はまだ先発投手として育成するつもりのようです。Henry Rodriguezが昨日のような投球を続け、AAAでJ. C. Romeroが待機してくれていれば、ゆっくり育成できます。先発ならローテーション枠の都合もある(下記のとおりYoungも加わる)ので、まずはAAでスタートと予想されます。ブルペン投手としてなら即座にAAAに合流でしょうけど。

そのYoung とはマイナー契約で再契約。スプリングトレーニング終盤に元のマイナー契約にあった離脱条項を行使し他球団と交渉していましたが、結局メジャー契約を提示する球団は現れず。ナショナルズと再契約することになりました(今回の契約には離脱条項は付いていません)。フロリダで少し再調整した後、AAAのローテーションに加わる予定。シーズンを見据えた時にはこの契約は大きな意味を持ってくるかもしれません。先発6番手としてしっかり待機してくれることを期待します。

4/4 開幕シリーズをスウィープ

W6-1 Marlins (Season 3-0)
Zimmermann(W1-0) 6.0IP ER 8H 2BB K
Werth 2/4 HR(1) 2R 3RBI
Zim 3/3 double BB 2RBI
Harper 2/4 R RBI

開幕シリーズでマーリンズをスウィープ。なんと言っても3試合でわずかに1失点の投手力、特に唯一の怖い打者Giancarlo Stantonをしっかり抑えたことが勝因。12打席で許した安打は二塁打1本のみ、打点、得点ともにゼロ。3つの四球に加え、フルカウントからGio Gonzlaezがボール球で三振させた打席も加えると、4打席で四球覚悟の投球。まともに勝負してもらえないのではさすがのStantonでも打てないということです。

さて、この試合。1回裏1死から連打で出塁したJason Werth、Bryce Harperを塁に置き、Ryan Zimmermanが左中間のフェンスを直撃する二塁打を打ち早速2点を先制。Zimmermanは前の試合から6打席連続で出塁中と大当たり中です。

直後の2回表の先頭打者Justin Ruggianoに初球を叩かれ本塁打を許し、開幕からの連続無失点は19イニングで途切れましたが、結局失点はこれだけ。先発のJordan Zimmermannの調子は必ずしも良くなく毎回ランナーを背負う投球でしたが要所要所を締めました。

Harperのタイムリーで1点を追加し、2点リードして迎えた7回表のマウンドに二番手として送られたのは、なんと驚きのHenry Rodriguez。どんな劇場になるかと思いきや、1番からの3人の打者をあっさりと三者凡退。3人目のStantonに対しては速球でファールを打たせた後スライダーで見逃し三振。速球の球速が93~96マイルとH-Rodにしては抑え気味だったので、制球重視の投球をしたということなのかもしれません。とにかく、ホールドの付く場面で起用したベンチの期待に見事に応えました。(個人的にはまだ全然信頼していませんが)

そして7回裏にJason Werthがレフトスタンドに特大の3ランを放って事実上試合終了。昨季左腕を骨折し、復帰後はなかなかパワー不足を感じさせましたが(NLDS第4戦の決勝本塁打という大きな例外はありましたが)、今日の本塁打は長打力が戻ってきたことを感じさせる一撃でした。開幕2試合は一度も出塁していませんでしたが、今日は初回のヒットと合わせて2安打。特に初回の打席はファールで粘った末のヒットということで本領発揮。

逆に、開幕から3試合ヒットが出ていないのが、Adam LaRocheとDanny Espinosa。早く1本出るといいのですが。

開幕3連勝は、私のシーズン予想が見事に的中。相手が昨季でも9勝9敗のタイとなぜか苦手にしてきたマーリンズだけに価値があります。このまま次の予想(4月を20勝7敗)も的中させてくれることを期待しましょう。

MVP: Ryan Zimmerman

2013/04/03

4/3 Gio 6回無失点+決勝ホーマー

W3-0 Marlins (Season 2-0)
Gio(W1-0) 6.0IP 0ER 2H 2BB 5K: 1/2 HR(1) R RBI
Soriano(S2) 1.0IP 0ER H BB K
Zim 2/4 triple RBI
Harper 2/4 double R
Span 1/2 double RBI 2BB

気温5度を切る寒さの中で行われた開幕シリーズ第2戦。

今日はGio Gonzalezが投打でやってくれました。初回のマウンドを降りた後、頭痛を訴えいったんはベンチ裏に引き上げましたが、結局そのまま2回以降もマウンドに上がり、(頭痛を訴えたのは試合前の投球練習の後だったそうです。テレビ中継では1回裏の攻撃前にベンチ裏に下がる様子が映ったので勘違いしました)本調子とは言えないまでも6回無失点の快投。怖いGiancarlo Stanton も遊ゴロと2三振と完璧に抑えました。4回までは二塁さえ踏ませない投球。味方打線がなかなか点を取ってくれないまま迎えた5回表に、先頭打者のダブルに続いて四球を与えピンチを作りましたが、併殺と三振で無失点。そしてその裏、1死走者なしで打席に入ると高めに入ってきた初球のスライダーを叩き、レフトスタンドに運んでしまいました。

Photo by Patrick McDermott/Getty Images
6回裏1死1,3塁のチャンスはIan Desmondが併殺でつぶしましたが、続く7回裏1死1,3塁では、Denard Spanが緩い二ゴロを打って1点追加。Spanはこの打席の前にも2四球とダブルで3度出塁。初めて試みた盗塁は刺されてしまいましたが、まずは期待通りの働きをしてくれています。

8回表にはDrew Storenが、ファンからの暖かい歓声に迎えられ、あのNLDS第5戦以来となる公式戦登板のマウンドへ。いい当たりもされましたが、結果は三者凡退。無難に初登板を終えて、ほんとによかったです。

その裏、先頭のBryce Harperがあわやホームランかというライトフェンス直撃の弾丸ライナーの二塁打で出塁すると、続くRyan Zimmermanがあっさりとセンター前に弾き返して3点目。Harperは開幕戦に続く2安打。Zimmermanは開幕戦が3打席3三振だったので心配していましたが、これで一安心。

そして9回のマウンドはRafael Soriano。1死から2人の走者を許し、さらに次打者にカウント3-0となるなどやや不安定な内容でしたが、結果的には無失点。チームとしての2試合連続のシャットアウトを決め、今日もユニフォームをはだけていました(そのうち慣れるんでしょうが、まだ何となく笑ってしまいます)。

MVP: Gio Gonzalez

2013/04/01

4/1 【開幕戦】StrasburgとHarperで勝利

Happy Opening Day ! 
Photo by Andrew Harnik/The Washington Times
W2-0 Marlins (Season 1-0)
Strasburg(W1-0) 7.0IP 0ER 3H 3K 
Soriano(S1) 1.0IP 0ER 2K 
Harper 2/4 2HR(1,2) 2R 2RBI 

待ちに待った開幕戦。でしたが、残念ながら平日のデーゲームということで中継を見ることはできず。携帯でフォローしているだけ。まあ、それでも十分興奮できました。(映像は夜に再放送の後半とハイライトを見ました。)

[Starting Lineup]
1. Denard Span, CF
2. Jason Werth, RF
3. Bryce Harper,LF
4. Ryan Zimmerman, 3B
5. Adam LaRoche, 1B
6. Ian Desmond, SS
7. Danny Espinosa, 2B
8. Wilson Ramos, C
9. Stephen Strasburg, P

Stephen StrasburgとBryce Harper。既にSports Illustrated誌の表紙も飾ったスーパースターの2人ですが、私は(おそらく多くのファンも、そして本人を含む選手たち自身も)今のナショナルズがこの2人のチームだとは思っていません。少なくとも今はまだ。

しかし、今日はこの2人がやってくれました。

まずはHarper。1回裏の第1打席、2死走者なしの場面で打席に入ると、1ボールの後のRicky Nolascoの2球目、低めへのカーブを見事にとらえると打球はライトフェンスを弾丸ライナーで越える1号ソロとなりました。さらに、4回裏、先頭打者として打席に入り、今度はフルカウントからの6球目、やや高めに入ったスライダーを完璧に叩き、ライトスタンド中段まで運びました。開幕戦最初の2打席で連続ホームランと怪物ぶりをいかんなく発揮。改めて恐れ入りました。

Photo by Rob Carr/Getty Images
Harper以外はわずか3安打に抑え込まれましたが、今日のStrasburgにはHarperによる2点だけで十分でした。速球も変化球もとにかく低めに集め、緩いゴロの山を築きました。初回の先頭打者Juan Pierreにシングルを打たれた後、7回2死からGiancarlo Stantonに二塁打を打たれるまで、実に打者19人連続アウト。 奪三振は3つと少なかったのですが、逆に打たせて取る省エネ投球ができていた証。7回を終えてわずか80球。初完投、初完封も十分狙えるペースでしたが(そもそもこれまでのキャリアでStrasburgは8回のマウンドに立ったことさえない)、Johnson監督の判断は降板でした。8回はTyler Clippard、そして9回にはナショナルズのクローザーとして初登板のRafael Sorianoが全く危なげなく抑えて完勝。

HarperとStrasburgの2人が活躍して勝つ。今シーズン、いやこれから数年間、何度もこんな試合が見られることを期待しています。

MVP: Bryce Harper

Game MVP 2013

これも当ブログの恒例企画、勝手MVP。今年もやります。

昨季は投手の2人が9W でトップを分け合いました。今季は野手、特にBryce Harperがどれだけ伸ばしてくれるか、そして10Wを記録する選手が現れるかに注目です。

7W
Ryan Zimmerman (4/44/11, 4/15, 5/4, 6/4, 6/13, 6/28)

5W
Jordan Zimmermann (4/104/265/1, 6/20, 6/26)

4W
Bryce Harper (4/1, 4/20, 5/8, 7/1)

3W
Adam LaRoche (4/95/13, 5/17)
Gio Gonzalez (4/35/226/25)
Ian Desmond (5/106/216/30)
Wilson Ramos (4/67/47/5)

2W
Stephen Strasburg (5/165/26)
Tyler Moore (5/55/28)
Craig Stammen (5/316/9 G2)
Anthony Rendon (6/9 G16/15)

1W
Ross Detwiler (4/17)
Danny Espinosa (4/25)
Denard Span (4/27)
Dan Haren (5/2)
Rafael Soriano (5/9)
Steve Lombardozzi (5/24)
Ross Ohlendorf (6/12)
Jayson Werth (6/19)