2018/07/01

ロースター異動まとめ(2018年6月)

6/1 Brian GoodwinがDLから復帰, Andrew StevensonをAAAにオプション
6/3 Tim Collinsが出産立会休暇取得, Jefry Rodriguezがメジャー昇格
6/5 Tim CollinsとMatt Graceが復帰, Jeremy HellicksonがDL入り, Jefry Rodriguezをマイナーにオプション
6/9 Adam EatonがDLから復帰, Wander SueroをAAAにオプション, Rafael Bautistaを解雇
6/10 Stephen StrasburgとBrandon KintzlerがDL入り, Trevor GottとWander Sueroがメジャー復帰
6/12 Daniel Murphyがようやく復帰(開幕), Adrian SanchezをAAAにオプション
6/18 Erick Feddeがメジャー再昇格, Trevor Gottをオプション
6/18 ダブルヘッダー用にAustin Vothが再び昇格
6/18 Kelvin Herreraをトレード獲得
6/19 Jefry Rodriguezが再昇格, Wander SueroをAAAにオプション, Matt AdamsがDL入り
6/25 Brandon KintzlerがDLから復帰, Jefry RodriguezをAAAにオプション
6/30 Jeremy HellicksonがDLから復帰, Sammy SolisをAAAにオプション


● Brian GoodwinがDLから復帰, Andrew StevensonをAAAにオプション
左腕を痛めて4月17日からDL入りしていたBrian Goodwinが復帰しました。当初思っていたよりも時間がかかり、その間にJuan Sotoがデビューしたりで、チーム内での立場は多少下がったと思いますが、控えとしては大いに期待しています。代わってAndrew StevensonをSyracuse(AAA)に送りました。22試合55打席で.255/.315/.298の数字は悪くありませんが、Sotoほどのインパクトはなく順当なところ。

● Tim Collinsが出産立会休暇取得, Jefry Rodriguezがメジャー昇格 
Tim Collinsが出産立会いのため休暇を取得。代わって、Jefry Rodriguezがメジャーに昇格(Rodriguezは5月にもダブルヘッダーの26人目の選手として1試合だけ昇格したことがあり、それがメジャー初昇格でしたが、そのときは出場機会もなかったため記事にしていませんでした)。当ブログでは、古くは2014年にMy Top 10 Prospectsに選んで期待していた選手。その後、不振、故障、PEDによる出場停止などいろいろとあり、遠回りをしましたが、昨シーズンはPotomac(A+)で結果を残して評価を引き上げ、今シーズンはHarrisburg(AA)で先発ローテーションを守り、遂にメジャーデビューにこぎ着けました。3日の初登板では1回途中で降板したJeremy Hellicksonの後を受け、5回まで無失点と、素晴らしいメジャーデビュー。97マイルの速球とキレのある変化球を投げていました。

● Tim CollinsとMatt Graceが復帰, Jeremy HellicksonがDL入り, Jefry Rodriguezをマイナーにオプション 
出産立会休暇を取っていたTim Collinsが復帰。メジャーに復帰したタイミングでの子どもの誕生、嬉しさもひとしおでしょうね。おめでとうございます。4月にDL入りしていたMatt Graceも復帰。ブルペン投手が充実してきました。

一方で、4日の試合の初回にハムストリングを負傷・退場したJeremy HellicksonがDL入り。怪我の程度はよくわかりませんが、先発5番手を安心して任せられる投手だっただけに大打撃。また、そのHellicksonの後を受けて緊急登板という形でメジャーデビューを果たし、しかも4回2/3を無失点と好投したJefry RodriguezはHarrisburg(AA)にオプションされました。首脳陣にはいいアピールができたでしょうから、きっと次の機会もあるはず。頑張りましょう。一時的に先発投手が少なくなっていますが、オフが多くあるため2週間ほど4人で廻せるからという判断のようです。


● Adam EatonがDLから復帰, Wander SueroをAAAにオプション, Rafael Bautistaを解雇 
4月11日からDL入りしていたAdam EatonがようやくDLから復帰してきました。当初は大したことないとの診断で1か月ほど休んでいましたが、いつまで経っても痛みが引かないため外部の機関に検査してもらったら球団のメディカルチームには見つけられなかった微かな損傷が発見され、内視鏡手術を受けてからはわずか3週間ほどで復帰できてしまいました。嬉しい話ではありますが、球団のメディカルスタッフへの不信感は強まります。

ロースター枠を空けるためにWander SueroをAAAにオプション。8日の試合で打ち込まれたこともあり、オプションの関係もあり、順当なところかと思います。また、60日DLから復帰したEatonのためにの40人枠を空けるためRafael Bautistaを解雇しました。右アキレス腱を切ってシーズン終了となってしまっていましたので、まあ仕方ないかなと思います。

6/10 Stephen StrasburgとBrandon KintzlerがDL入り, Trevor GottとWander Sueroがメジャー復帰 
それぞれ8日と9日の試合中に故障で途中交代していたStephen StrasburgBrandon KintzlerがDL入り。2人とも故障箇所は右腕。復帰までどのくらいかかるか分かりません。特にStrasburgは右肩。重症なら選手生命にも関わります。軽症であることを祈りながら続報を待ちたいと思います。

比較的最近までメジャーに帯同していたTrevor GottWander Sueroの2人の若手ブルペン右腕がメジャーに復帰。現時点でロースターに先発投手は3人だけという異常事態になっていますので、近くまた異動があると思われます。

6/12 Daniel Murphyがようやく復帰(開幕), Adrian SanchezをAAAにオプション 
昨秋に右ひざの手術を受け、リハビリを続けていたDaniel MurphyがようやくDLから復帰してきました。長かった。。開幕セカンドはHowie Kendrickが務めましたが、そのKendrickも故障でシーズン終了。その後はWilmer Difoがもっぱらレギュラーとして出場してきましたが、下位打線しか任せられませんでしたので、Murphyの復帰は嬉しいニュースです。問題はどこまで本調子に戻っているのか、という点。幸いにも、12,13日とアウェイでのヤンキース戦でDHでの出場が可能なので、そこでまずはバッティングの調子を上げてもらいたいところです。

● Erick Feddeがメジャー再昇格, Trevor Gottをオプション 
18日の先発としてErick Feddeが再び昇格してきました。今季2度目。前回は1度の先発ですぐにマイナーに戻されましたが、Stephen StrasburgとJeremy Hellicksonを故障で失っているため、どうやらこのままローテーションに定着しそうです。昨シーズンもチャンスはありながら残念な結果でしたが、今回はものにしてもらいたい。枠を空けるためにTrevor Gottをマイナーにオプションしました。まあ、仕方ないでしょう。

● ダブルヘッダー用にAustin Vothが再び昇格 
ダブルヘッダー用に認められる26人目の選手として、Austin Vothが2度目のメジャー昇格。ただ、登板機会はなく、試合後マイナーに戻されました。前回4月末に続き、滞在1日、ブルペンでのアップのみ。ちょっと可哀想です。なんとしても3度目の昇格ではメジャーデビューさせてあげて下さい。

● Kelvin Herreraをトレード獲得(詳細は別記事) 
6月18日のデーゲーム中に、ロイヤルズのクローザーを務めていたKelvin Herreraをトレードで獲得することが明らかになりました。対価として、40人ロースターに入っていたもののHarrisburg(AA)でプレーしていた内野手のKelvin Gutierrez、Potomac(A+)の外野手のBlake Perkins、それに昨年夏に契約したばかりの17歳のドミニカンYohanse Morel投手の3人を送ることになりました。

● Jefry Rodriguezが再昇格, Matt AdamsがDL入り, Wander SueroをAAAにオプション
19日のオリオールズ戦の先発投手としてJefry Rodriguezが再びメジャーに昇格してきました。今月初めの初昇格では、負傷退場したJeremy Hellicksonの後を受けてデビュー登板し、好投しましたが、今回は「初先発」となります。ここで好投すればローテーション入りも夢ではありません。(⇒結果は5回5失点。内容はそこまで悪くありませんでしたが、次はどうでしょうか・・・)

また、15日の試合でバントを試みようとして左手人差し指に投球ぶつけて骨折したMatt AdamsがDL入り。5月の好調時からはややクールダウンしましたが、右投手が先発のときはファーストで先発し、左投手が先発の日はパワーのあるベンチバットとして貢献。本塁打数、打点数でいずれもチーム2位(1位は現在絶不調のBryce Harper)のAdamsが抜けるのは痛い。痛すぎます。

なお、Kelvin Herreraが到着してロースター入りしたことを受けて、Wander SueroをAAAにオプションしました。

●  Brandon KintzlerがDLから復帰, Jefry RodriguezをAAAにオプション
6月10日からDL入りしていたBrandon Kintzlerが復帰してきました。故障の程度がよくわからず心配していましたが、比較的軽く済み、一度のマイナー登板を経ての復帰。これでSean Doolittleにつなぐセットアッパーは、Ryan Madson、Kelvin Herrera、Kintzlerと重厚な布陣が整いました。

ロースターを空けるため前日に先発したJefry RodriguezをAAAにオプション。2度の先発機会は、5回5失点、4回4失点という結果。力不足を露呈しました。次の先発投手が必要となるタイミングでは、Jeremy Hellicksonが復帰してくるようですから、しばらく(もしかすると優勝争いしている限りにおいて今季は)呼ばれることはなさそうです。

● Jeremy HellicksonがDLから復帰,Sammy SolisをAAAにオプション
6月5日にDL入りしていたJeremy Hellicksonが復帰してきました。ぼろぼろの先発投手陣には朗報。ただ、マイナーでのリハビリ登板1度だけでの復帰となったことでスタミナ面などやや心配です。

ロースター枠を空けるためもSammy SolisをAAAにオプション。成績は低下気味でしたが、チームのここまでの80試合のうちちょうど半分に当たる40試合に登板という貢献者をまさかマイナーに送るとは思いませんでした。が、マイナー・オプションが残っていたのはHellicksonだけだったんですね。まあ仕方ないか。シーズン終盤に向けて、少し骨休めと思って調整してきてくれればいいんじゃないでしょうか。

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