2017/05/22

5/21 Strasburg 踏ん張る

W3-2@ATL (Season 26-17)
Strasburg(W5-1) 7.2IP 2ER 5H 1BB 11K
Glover(SV3) 1.1IP 0ER 1H 1K
Murphy 2/4 HR(9) R RBI

4連敗中のチームにあって、先発のStephen Strasburgが踏ん張りました。7回まで無失点で完全に試合を作りました。本人もスタミナ切れと認めた8回裏2死1,2塁からDansby Swansonに右中間を破られ2点を失いましたが、それも直前に投じた「際どい球」をストライクとコールしてもらっていれば見逃し三振で切り抜けていたはずの場面でした。速球もキレがありましたが、特にカーブが鋭く、11奪三振。118球の熱投でチームを引っ張ってくれました。

打線も、2回にDaniel Murphyがソロ本塁打を放って1点を先制。2回にも連打でチャンスを作り、Bryce Harperのタイムリーなどで2点を追加し、Strasburgを援護。その後は追加点を奪ませんでしたが、今日はそれで十分でした。

8回裏2死2塁でStrasburgが降板した後、Koda GloverがNick Markakisを空振り三振に斬ってしのいだシーンが今日の1つのハイライト。9回裏もそのままGloverが続投し、先頭打者にシングル、続く打者にもライト線に抜けようかというライナーを打たれひやりとさせましたが、これが牽制のために一塁ベース付近にいたRyan Zimmermanが好捕し、そのままキャンバスを踏んでダブルプレー。運も実力のうち。このまま、Gloverをクローザー固定でいいと思います。

連敗を4で止めたナショナルズ。月間成績を5割に戻し、5月は残すところ1週間。ホームに戻って、しっかり貯金を作って締めくくりましょう。

MVP: Stephen Strasburg

2017/05/21

5/20 ブレーブスのブルペンに手も足も出ない

L2-5@ATL (Season 25-17)
Scherzer(L4-3) 5.0IP 3ER 4H 3BB 6K
Turner 2/4 RBI

ナショナルズブルペンが「誰が出れば打たれる」状態なのは、もう当然のようになっていますが、これは別にMLB全体がそうなわけではありません。ことにブレーブスのブルペンはなかなか手ごわく、3連戦の2戦目を終えてナショナルズは打者26人が打席に立ちましたが、塁に出たのはなんと四球の1人だけ。通算すると「9回1アウトまで1人しかランナーを出せない」という状態です。うらやまし過ぎです。

連敗ストッパーと期待されたMax Scherzerでしたが、2本のホームランを被弾して3失点。5回を終えたところで球数106球、雨で中断したこともありこれでマウンドを降り、敗戦投手となりました。

打線は、上述のとおりブルペン相手にはまるっきり打てていませんが、先発投手に対してもやはりしっかりとらえられていません。

あえなく4連敗。感じの悪い負けが続いています。踏ん張りどころ。

2017/05/20

5/19 終盤粘り切れず3連敗

L4-7@ATL (Season 25-16)
Gio 5.2IP 4ER 9H 3BB 5K
Romero(L2-2) 1.0IP 3ER 2H 1BB 1K
Murphy 2/4 double HR(8) R RBI
Taylor 2/4 double R

アトランタに乗り込んでのブレーブス戦。天敵のFreddie FreemanがDL入りしたという朗報に喜んだのもつかの間。先発Gio Gonzalezが今日はだめで、味方が得点してもすぐに追い付かれてしまいました。中盤までに計4失点。打線もDaniel Murphyの活躍などで中盤までに4点を取りはしましたが、終盤は音なし。

そして、今日はEnny Romeroが8回裏に3失点で、万事休す。これまでまずまず好投してたRomeroが打たれたので、まあ、あまり言いたくはありませんが、これまで4点台だった Romeroの防御率もこれで5点台後半(5.75)まで悪化。Jacob Turnerを除くと、防御率5点を切っているのは、Koda Glover(3.09)とMatt Albers(1.15)だけ。何ともはや、情けない。

今季2度目となる3連敗。ここで止めたい。

2017/05/19

5/18 Roarkが心配

L4-10@PIT (Season 25-15)
Roark(L3-2) 5.0+IP 7ER 8H 4BB 3K
Murphy 2/4 HR(7) R RBI

Tanner Roarkがかなり心配です。ここしばらく、ボール先行でストライクを取りに行ったところを痛打されるという悪いパターンが目立っていましたが、今日もそのパターンでした。初回に2ランを被弾。3回裏には押し出しを含む3つの四球などで2失点。相手エラーで同点に追い付いたのも束の間、5回裏にまたソロ本塁打を打たれて勝ち越しを許し、この時点で既に100球超。ブルペン事情から続投させられた6回に2人の打者に出塁を許したところで降板となりました。昨シーズンまでは、とにかく球数少なくどんどん打者を攻めていく投球が持ち味でしたが、今シーズンはそれができません。生命線である左打者のひざ元へのシュート(ツーシーム)が全くと言っていいほど制球できていないことが象徴的。球威自体はあるので、故障という感じはなく、何かちょっとしたメカニカルなものではないかと思われます。ちょっと時間がかかりそうな気配ですが、復活を心から願います。

打線は今日もいまいち。4点こそ奪いましたが、全体的に淡白な印象。ちょっと慢心しているのではないかとこちらも心配です。

ブルペン?聞かないでください。

2017/05/18

5/17 Gerrit Coleに抑え込まれる

L1-6@PIT (Season 25-14)
J. Turner 5.1IP 3ER 4H 4BB 1K
Goodwin 1/3 double RBI

2度目の先発機会をもらったJacob Turnerが5回までは無失点に抑える素晴らしいピッチング。ただ、ブルペンに回ったりしていた関係からかおそらくスタミナ不足。6回に入ってコントロールが乱れ始め、四死球でランナーをためたところでJosh Bellに3ランを被弾。残念ながら負け投手となりました。が、最速は97マイルを記録するなど、まだ十分に第一線で戦える投手であることを示し、先発投手としての評価は上がりました。

今日は打線がパイレーツ先発のGerrit Cole以下の前にわずか3安打と沈黙してしまいました。今季はずっと好調だったナショナルズ打線。1点しか取れなかったのは4月12日にカージナルスのMike Leake以下の投手陣に抑え込まれて以来、今季わずか2度目のこと(もちろん完封負けはありません)。カージナルス戦でもチームは8安打でしたので、今シーズン最も打てなかった試合になりました。

まあ、切り替えて。明日から、またしっかり打ちましょう。

ロースター異動まとめ(2017年5月)

5/1 Joe RossをAAAにオプション,A.J. Coleが昇格
5/5 Shawn KelleyがDL入り,Matt Graceが再昇格
5/8 Rafael BautistaをAAAにオプション, Brian Goodwinが今季初昇格
5/12 KelleyとKoda GloverがDLから復帰, ColeとGraceをAAAにオプション
5/17 Joe BlantonがDL入り,Graceが再々昇格

● Joe RossをAAAにオプション,A.J. Coleが昇格
25日、30日と2試合続けて大量の援護を貰いながら5回を投げきれなかったJoe RossをSyracuse(AAA)にオプションしました。ここまであからさまなのは珍しいほどの「降格」処分です。開幕からしばらくチーム事情によりSyracuseにとどめ置かれたという経緯が関係しているのかどうかは分かりませんが、ローテーションに入ってきてからの投球を見るといずれも変化球にキレがなく、強いコンタクトをされ続けていました。首脳陣の判断はそもそも体にキレがないというもので、まずしっかり走り込むことから調整し直すようにと命じたようです。昨シーズン長期離脱した原因の右肩の状態がまた悪くなっている(あるいは悪い状態のままごまかしごまかしやってきた)なら心配ですが、そうでないならばしっかり調整するのみ。ガンバレ。

代わって、A.J. Coleが今季初昇格。もっとも、ローテーションの5番手にはJacob Turnerが入る方針が明らかにされており、また、今週末にはKoda GloverがDLから復帰する見込みなことから、メジャーに帯同するのは短期間と見込まれます。ただ、この短期間が実は重要で、昨シーズン終盤に故意死球を理由として受けた出場停止処分の残り(3試合)が消化できます。これにより、次に本当にスポットスターターとして必要になったときに速やかに登板させることができることになります。まあ、そうは言いながらも1試合くらいはブルペン投手として登板する可能性はあります。機会があれば次に繋がる投球を期待しています。(追記:3日の試合でTurnerが4イニングを投げたため、Coleが6日に先発することになりました)


● Shawn KelleyがDL入り,Matt Graceが再昇格
ここ2,3日前からセーブ機会でも登板していなかったShawn Kelley。風邪による体調不良と伝えられていましたが、ここにきて背中の痛みを理由とする10日DL入りとなりました。Blake Treinenに代わってCo-クローザーに指名されたKoda GloverとKelleyが1ヶ月も立たないうちにそろってDL入りする残念な事態。とりあえずのクローザーは4日にセーブを記録したEnny Romeroが務めることになるのでしょうか。

GloverはそろそろDLから復帰できそうとの情報もありますが、ひとまずはMatt Graceが再昇格。


● Rafael BautistaをAAAにオプション, Brian Goodwinが今季初昇格
5月8日に、Rafael BautistaをAAAにオプションし、Brian Goodwinが今季初昇格となりました。初めて先発出場した6日の試合でメジャー初安打を記録したばかりのBautistaがマイナー行きを命じられたのは意外でしたが、Baker監督の説明は「ベンチに座っているよりも、試合に出ることがBautistaには重要」というものでした。代わって控え外野手としてGoodwinが今季初昇格。開幕からのSyracuse(AAA)での25試合の成績は、.256/.327/.367というものでしたが、直近の1週間程度でぐっと成績を上げてきていたようなので、調子は上向きと思われます。


● Shawn KelleyとKoda GloverがDLから復帰, ColeとGraceをAAAにオプション
結局雨で試合は延期となった5月12日でしたが、DL入りしていたShawn KelleyとKoda Gloverが復帰。やりくりに苦しんでいたブルペンにとっては大きな朗報です。クローザーをどうするかは相変わらずはっきりしませんが、個人的にはクローザーはGloverで固定するという方針を明らかにしたほうがいいと思います。

外れたのはA.J. ColeとMatt Graceの2人。オプションの残り方から言って自然な選択。Coleは1試合だけの登板でしたが、6回1失点と好投し、勝ち投手に。また、めでたく通算50イニングを超えルーキーステータスを失いましあt。もう1試合先発させてもらえるはずだった試合が雨で流れてしまったのは残念。これで先発5番手はJacob Turnerが務めることになります。


● Joe BlantonがDL入り,Graceが再々昇格
Joe BlantonがDL入りとなりました。いちおう右肩痛という診断になっていますが、まあ、不振のあまりの降格というのが実際のところでしょう。開幕から14試合に登板して、防御率9.49。12回1/3で6本塁打はあまりにもひど過ぎました。ゆっくり再調整して、シーズン後半にでも復帰してきてくれればいいです。

で、Matt Graceがまたも昇格。オプションの都合で行ったり来たりが多くなっており、つらい役回りですが、今回はしばらくいられそうな気配。頑張ってください。

2017/05/17

5/16 ブルペンに光明?

W8-4@PIT (Season 25-13)
Strasburg(W4-1) 6.0IP 3ER 4H 3BB 3K
Treinen(HD4) 1.0IP 0ER 1K
Harper 2/4 HR(13) BB 2R 2RBI
Werth 3/5 R RBI
Zimmerman 2/5 double 2RBI
Difo 1/4 HR(1) R 2RBI

Stephen Strasburgのピッツバーグでの登板と聞けば、負ける気が全くしないのはナショナルズファンに共通の気持ちですが、選手たちもおそらくそうなんでしょう。初回にはJayson Werthのタイムリー。3回はRyan Zimmermanの2点タイムリー二塁打。4回にはWilmer Difoが右中間に今季1号2ラン。5回にはMatt Wietersがライトフェンス直撃のタイムリー。何の気負いもなく着々と得点を重ね、6回を終えて6-1とリード。さすがに今日は余裕の勝利かと思われました。

が、7回裏、マウンドに上がったStrasburgが二塁打と四球で無死1,2塁のピンチを作ってマウンドを降りると、Matt Albersもヒットを打たれて無死満塁。ここでAlbersは完全なゲッツーコースのファーストゴロを打たせますが、Zimmermanがこれをセカンドへ悪送球してしまい2失点で3点差(やはりZimmermanの守備でのスローイングは何かおかしい)。なおも無死1,2塁でナショナルズとしては嫌な雰囲気となっていました。

このピンチでBaker監督がマウンドに送ったのは、なんとBlake Treinen。正直なところ、「なんでやねん」と口に出てしまいました。よく評価してみてもギャンブルとしか言えないこの采配。ですが、成功しました。周囲の緊張の中、Treinenが投じた初球をJosh Harrisonが打った打球はショートへの強めのゴロ。6-4-3。わずか1球で2死3塁に場面は変わり、さらに続くAndrew McCatchenも三振に仕留め、あっさりと火消しに成功しました。昨シーズンは何度も見たTreinenの素晴らしい火消しが、今シーズン初めてでたシーンでした。

8回裏はEnny Romeroが三者凡退。(9回表にBryce Harperに2ランが出て4点差となった)9回裏はKoda Gloverがランナーを2人出しながらも無失点で終えてゲームセット。

ブルペンの形が見えてきた、かもしれません。

さらに、マイナーでは、Erick Feddeのブルペン転向が明らかになっています。これまで先発として育成されてきたFedde。今季もHarrisburgの先発投手として7試合に先発し、防御率3点ちょっとという安定した投球を続けており、メジャー昇格も時間の問題と思われていましたが、ここにきてブルペン行き。理由としては、シーズン終盤に(おそらくはメジャーで)投げられるように投球回数を少なく抑えるためとともに、メジャーのブルペンの起爆剤としての昇格が近いうちに想定されているのではないかと言われています。いずれにせよ、楽しみです。

MVP: Blake Treinen

2017/05/15

Ryan Zimmermanがナ・リーグ月間MVPを受賞

予想通り過ぎてニュース性がなく、記事にするのを忘れていました(笑)。もう半月も前のことですが、Ryan Zimmermanが2017年4月のナ・リーグ公式の月間MVPを受賞しました。


24G 96PA 22R 11HR 29RBI .420/.458/.886 1SB

打率、打点はリーグ単独トップ。本塁打もブリューワーズのEric Thamesと並ぶトップタイ。つまり三冠王。5月に入っても依然好調で5月14日終了時点でも三冠王を維持しています(さすがにペースが落ちてきましたが、それでも5月も3割以上の打率を残しています)。

見事なまでの復活で長年のファンとしてはちょっと目が潤むほど。このまま健康にシーズンを過ごしてくれることを願うばかりです。

5/14② Scherzerの熱投に応える勝利

W6-5 Phillies (Season 24-13)
Scherzer 6.0IP 3ER 9H 8K
J. Turner(BS1, W2-1) 0.2IP 1ER 1H 1BB 1K
Albers(SV2) 1.0IP 0ER 1K
Harper 3/4 double 2RBI
Taylor 1/4 HR(2) R 2RBI

ダブルヘッダーの2戦目はなんだか異様な試合になりました。

3回までは危なげなくフィリーズ打線を抑えていたMax Scherzerに4回、アクシデントが襲います。先頭のAaron Altherrへの内へのチェンジアップが太もものユニフォームにかすったという判定で死球。続く打者はMichael Saunders。その4球目を弾き返されたラインドライブがScherzerの左足の膝のやや下?に直撃(ボールは大きく弾んで内野安打)。Scherzerはその場で倒れ込み、一度は立ち上がったものの、あまりの痛みに頭を抱えて再びた倒れ込んでしまいました。球場全体が悲鳴に包まれ、退場は間違いないと思われましたが、立ち上がり、再びマウンドへ。なんと続投。観客は総立ち。ただ(球速は変わりませんでしたが)、やはり微妙なコントロールが乱れ、この回2本のタイムリーを打たれて逆転を許してしまいました。

しかし、一度ベンチに戻って再び上った5回、アドレナリン全開のScherzerがやってくれました。打者3人に対して、全てストライクの9球で3奪三振。これはこれで球場は異様な雰囲気になりました。

そしてScherzerにとって最終回となった6回。味方が逆転してくれた直後でしたが、3本のヒットを打たれて同点とされ、さらに2死1,2塁からDaniel Navaの打球はセンター前へ抜けようかという当たりで、抜けていれば逆転となるところでしたが、ここでTrea Turnerがダイビングキャッチ(取った場所は二塁ベースよりはるか右)、サードAnthony Rendon、キャッチャーJose Lobatonと転送し、本塁を狙った走者をタッチアウトとして何とか切り抜けました。Max Scherzerの気魄あふれる熱投が、あの守備を生んだように感じました。

その裏、2死2塁からBrian Goodwinがレフト線にタイムリー二塁打を落とし、勝ち越しに成功。このまま勝っていれば、Scherzerに白星が付くはずでした。

が、この流れに乗れないのがナショナルズ・ブルペン。7回表はMatt Graceが幸運にも恵まれて3人で片付けましたが、8回表はGraceと続くJacob Turnerが2つの四球でランナーをためて、逆転三塁打を打たれる不始末。またもブルペンのために試合を落とすことになるのかと覚悟しました。

そんなブルペンを救ったのが、Michael Taylorの一振りでした。8回裏1死1塁で打席に入ると、真ん中に入ってきた初球を振り抜いた打球はレフトポールに直撃する逆転2ランとなりました。大事なところで三振ばかりしているようなイメージのあるTaylorですが、この本当に大事な場面で素晴らしい仕事をしてくれました。

そして1点リードのセーブシチュエーションで起用されたのはMatt Albers。Shawn Kelley、Koda Gloverは前日から連投ということで選択肢になく、この日の第1試合でも投げたAlbersが連投。誰もがハラハラして見守る中、Albersは落ち着いたピッチングで見事、三者凡退でゲームセット。このセーブは、チームのブルペンにとって大事なセーブになったはずです。

決して美しくはないものの、この試合には何としても勝ちたいのだというScherzerから始まったチーム全体の気持ちが伝わってきた1勝。今日は、MVPを1人に選べません。

MVP: Max Scherzer、Michael Taylor、Matt Albers

5/14① クローザーKelley2点を守れず

L3-4 Phillies (Season 23-13)
Gio 6.2IP 1ER 4H 3BB 5K
Kelley(BS2, L3-1) 0.1IP 3ER 3H 1BB
Harper 2/4 HR(12) R RBI
Turner 1/5 HR(4) R 2RBI

ダブルヘッダーの1戦目。その初回、前夜のサヨナラ弾の余韻も冷めやらぬBryce Harperが、アンコールに応えるかのように右中間に先制ソロを打ち込む最高の立ち上がり。5回裏には、やはり前日ホームランを打ったTrea Turnerが左中間へ2ラン。打線はこれで3得点。ただ、その他にもチャンスはありながら拙攻で得点できず。先発のGio Gonzalezが投げている間はこれで十分な援護のように見えましたが、結果的にはこの拙攻が響きました。

さて、その先発のGio。5月に入ってから不安定なピッチングが続き心配しましたが、この日は好投。6回まで危なげなく無失点。7回1死からソロホームランによる1点を失い、その回の途中でマウンドを降りましたが、被安打4、与四球3ながら、3つの併殺打を打たせるピッチングは見事。3-1とリードを守りきりました。

Gioの後を受けたブルペンも、Matt AlbersとEnny Romeroで7,8回を切り抜け、2点のリードで9回表へ。Shawn KelleyとKoda GloverがそろってDLから復帰してきてからの最初のセーブ機会となったこの場面で起用されたKelleyでしたが、これが大失敗。本塁打、(1死後)、二塁打、二塁打と打たれてあっという間に同点とされると、慌てて準備して出て行ったGloverが決勝打を打たれてしまい、逆転されて終了。完全な勝ち試合だったのに・・・と、ため息するしかありません。

結果論かもしれませんが、9回表はGloverに頭から行かせて欲しかった。本人たちの発言を聞いていると、クローザーとしてブルペンを立て直すことができる資質があるのはGloverだと思います。しばらく前から言っていますが、クローザーはGloverと役割を明確にすべき時でしょう。Kelleyとの併用などというあいまいな言い方ではなく、フロント・ベンチは今こそGloverへの信頼を示すべきときではないでしょうか。

5/13 Harperサヨナラ2ラン

W6x-4 Phillies (Season 23-12)
Roark 4.2IP 4ER 6H 3BB 5K
Kelley(W3-0) 1.0IP 0ER 2BB 2K
Turner 1/5 HR(3) R 2RBI
Zimmerman 2/4 double 2RBI
Harper 1/4 HR(11) BB 2R 2RBI

雨で2試合続けて流れた後の久しぶりの試合。先発はスライド登板となったTanner Roarkでしたが、「休み過ぎ」からか序盤からコントロールに苦しみ、またフィリーズ打線にやたらと粘られる苦しいピッチング。6安打3四球で3点を奪われ、5回表2死1,2塁としたところで投球数が110球に達して降板となりました(出てきたJoe Blantonが案の定打たれたため、Roarkの自責点はもう1点増えて4)。

5回表を終えて0-4とリードされる展開も、これであきらめるほど貧弱ではないナショナルズ打線。早速その裏、2死2塁からTrea Turnerがセンターへ2ランを打つと、さらに二者連続四球の後、Ryan Zimmermanが右中間を深々と破る2点タイムリー二塁打で同点としました。

ここからはブルペン対決となり、今日のナショナルズ・ブルペンは頑張りました。Jacob Turner、Enny Romero、そしてDLから復帰してきたKoda GloverとShawn Kelleyが無失点で耐え続け、GloverとKelleyの復帰が頼もしく感じられる一戦となりました。

そして迎えた9回裏。Bryce Harperがやってくれました。2死1塁、カウント0-1からの2球目、真ん中低めの速球を弾き返すとセンターのフェンスを越えるサヨナラ2ラン。さすがです。素晴らしい逆転勝利で3連戦の初戦をとりました。

MVP: Bryce Harper

2017/05/13

Prospect Profile #32: Jesus Luzardo 

さて、全体32回はJesus Luzardo。まだプロでは1試合も投げていないので今の時点で記事にするかどうか迷いましたが、ひとまず。

[Player Data]
Name: Jesus Luzardo
Position: LHP
Born: September 30, 1997
Birthplace: Parkland, FA
School: Douglas HS (FL)
Height: 6-1
Weight: 205
Bats: Left
Throws: Left
Draft: 2016-3
Acquired: Draft
BA organization Rank: 15(2017)
BA Overall Rank: NA

[Scouting Report]
TJ手術前には、90マイル前後の速球を主体に球速の異なる2種類のカーブのオーソドックスな持ち球ながら、速球の動きと制球力で結果を残し、高校生左腕としてはかなり完成度が高いと評価されていた。チェンジアップを習得中だったとの情報も。

[Background]
高校3年になる前の夏に97マイルを記録して有名になったが、ヒジを痛め、2016年3月にTJ手術に踏み切った。マイアミ大への進学が有力視されていた中、ナショナルズが2016年のドラフト3順目で指名し、140万ドル(スロット額の2倍以上)の契約金で入団にこぎつけた。当然、2016年シーズンは一球も投げておらず、2017年もDLで開幕。

[Comment]
早ければGCLの開幕、遅くとも2017年中のプロデビューが予想されます。TJリハビリ中にナショナルズにドラフト指名されてその後復帰を遂げた投手としては、2012年指名のLucas Giolito、2014年指名のErick Feddeという先達がいるので、コーチ陣を信じ、焦らずにしっかり成長してくれることを期待しましょう。(2017年5月)

2017/05/12

プロスペクト・レポート(2017年5月)

マイナーリーグも開幕から1か月を経過しましたので、My Top 10 Prospectsの選手たちを中心にプロスペクトの動向をフォローしておきます。(成績は5月11日終了時点のもの)


Andrew Stevenson, OF
20G 91PA 0HR 12RBI 11BB 19K .350/.429/.438 1SB (AA)
8G 36PA 0HR 0RBI 1BB 10K .147/.171/.147 0SB (AAA)  
昨季後半に昇格したHarrisburg(AA)で開幕。1番センターとして20試合に出場してしっかり打ち込み、5月を待たず早々とSyracuse(AAA)へ昇格。昇格後は結果が出ていませんが、昇格直後に適応に苦しんだのは昨季AAに上がった時にも経験したこと。シーズンはまだまだこれからです。メジャーのAdam Eatonがシーズン終了となっているので、今季中のメジャーデビューも十分可能性があるはず、頑張れ。

Victor Robles, OF
19G 82PA 3HR 6RBI 6BB 17K .229/.316/.443 7SB (A+)
Potomac(A+)の1番センターとして開幕。7試合で.357/419/.643、1本塁打と素晴らしいスタートを切りましたが、4月18日に守備でハムストリングを痛めてしまいDL入り。5月1日に復帰してきましたが、その後は不調が続き、シーズン成績も低下。実力的には問題ないはずなので、まだケガが完治していないのではないかと心配です。

Carter Kieboom, SS
28G 121PA 6HR 20RBI 10BB 25K .339./405/.596 2SB (A)
高卒2年目にとってHagerstown(A)での開幕はチャレンジングだったはずですが、開幕から素晴らしいバッティングを持続。4月30日(偶然にもAnthony Rendonが3本塁打を記録した同じ日)に1試合3本塁打を記録するなど意外な長打力を見せています。かといって大振りになって三振が増えているわけでもありません。期待の大型新人が出てきました。

Juan Soto, OF 
23G 96PA 3HR 14RBI 10BB 8K .360/.427/.523 1SB (A)
KieboomとともにHagerstown打線を引っ張っていたSoto。高打率に加え、四球数が三振数を上回る選球眼を備え、うなぎ登りに評価を上げていましたが、5月2日に本塁に突入した際に右足首を負傷して退場、即DL入りとなりました。残念。特に軽いとも重いとも情報がないので、ただ復帰を待ち望むだけです。

Drew Ward, 3B 
29G 121PA 4HR 15RBI 10BB 37K .248/.314/.419 0SB (AA)
サードのレギュラーとしてHarrisburg(AA)で順調にシーズンを過ごしていると言っていいでしょう。長打は出ていますが、三振が多過ぎることが気になります。

Tyler Watson, LHP
6G (6GS) 32.2IP 12BB 38K 4.13/1.32 (A)
Hagerstownのローテーションを守って6試合に先発。5月7日の試合で6回6失点と乱れたため防御率は4点台になってしまいましたが、それまでの5試合は全て3失点以下に抑えていました(それまでの防御率は3.04)。四球/奪三振の数字も良好で、順調なシーズンを送っています。

McKenzie Mills, LHP
6G (6GS) 31.0IP 7BB 40K 2.90/0.97 6WP (A)
WatsonとともにHagerstownのローテーション投手として活躍中で、成績ではWatsonをも上回っています。やはり直近の5月8日の登板で4失点してしまいましたが、それでもなおこの数字は素晴らしい。ちょっと気になるとすればワイルドピッチを6つ記録していることくらい。今後の活躍が楽しみです。

Weston Davis, RHP
2G (2GS) 9.0IP 2BB 3K 11.00/1.67 (A)
3人衆の中でただ1人、残念なシーズンとなっているのがDavis。Hagerstownのローテーション投手として開幕しましたが、初戦に4回5失点、2戦目は6失点と打ち込まれ、挙句に4月17日にDL入りしてしまいました。故障個所などは明らかになっていません。

Jesus Luzardo, LHP
引き続きリハビリ中。復帰のメドはまだ聞こえてきません。

Luis Garcia, SS 
6月に開幕するドミニカ・サマー・リーグのロースターに名前を見つけるのを楽しみにしましょう。

=============
その他の選手たちについては、チームごとにピックアップしていきます。

[Syracuse(AAA)]
Austin Adams, RHP
11G 16.2IP 15BB 26K 1.62/1.44
Danny Espinosaのトレードでオフにエンゼルスから加入。奪三振も多いものの与四球の多さが気になりますが、それでも抑えてはいます。40人ロースターに入っているので、もしかすると早いうちにメジャーデビューするかもしれません。

Pedro Severino, C
22G 84PA 1HR 5BB 19K .203/.250/.253 0SB
バットではかなり苦労しています。Jose Lobatonが打率1割を切る状態が続いているので、もうちょっとだけでも打てば、控えの座を奪い取る日も遠くないと思うのですが。

[Harrisburg (AA)]
Erick Fedde, RHP
7G(7GS) 42.2IP 14BB 35K 3.16/1.13
順調。1試合だけ4回途中でKOされた試合がありましたが、そのほかの試合は好投を続けています。うち4試合で7回を投げ切っており、ワークロードとしてどうかなという感じはありますが、しっかり投げていることは確かです。さあ、メジャーデビューはいつになるでしょうか。

[Potomac (A+)]
Taylor Guchue, C
24G 99PA 8BB 22K 10HR 30RBI .326/.374/.733
全くノーマークだった23歳の捕手。元々は2014年ドラフト4順目でパイレーツにフロリダ大から入団。守備力は定評があったものの打撃成績は伸び悩み、プロスペクトとしての評価は上がっていなかった。ナショナルズには、昨年9月、ナショナルズがDFAしたChris Bostickとのトレードで移ってきた(ちなみに、Bostickは5月8日にめでたくメジャーデビュー!)。本塁打数と長打率はリーグのトップを独走する数字。さてさて、どこまで本物なのか、注目です。

Jefry Rodriguez, RHP
6G(6GS) 37.0IP 9BB 37K 3.16/0.97
初挑戦となったA+で開幕からローテーション投手として頑張っており、5月第1週にはリーグの週間MVPも受賞。まだ23歳。期待は残っています。

[Hagerstown (A)]
Carter KieboomとJuan Soto(現状DLですが)を擁するHagerstown打線には、他にも素晴らしい結果を残している選手が他にもいます。

Sheldon Neuse, 3B 
32G 139PA 4HR 13BB 29K .276/.353/.423 9SB
昨年のドラフト2順目が期待に違わぬ結果を残しています。長打あり、意外にも足もあり、評価が上がってきています。

Blake Perkins, CF
31G 143PA 1HR 15BB 29K .280/.364/.352 9SB
さらに1年前、2015年ドラフト2順目の高卒入団。入団以来取り組んできた両打ちがようやく身についてきたのか、1番センターとしてレギュラー出場中。ちょっと三振は多いものの期待を抱かせる選手です。

Daniel Johnson, OF
29G 120PA 6HR 8BB 19K .297/.350/.541 4SB 
Kieboomと並ぶチーム本塁打王。

Jakson Reetz, C
4G 17PA 1BB 6K .333/.412/.400
フロリダのキャンプ地にしばらく止め置かれて出遅れましたが、5月になってチームに加わってからは4試合連続安打。

2017/05/11

5/10 8回裏から4点差を跳ね返してサヨナラ勝ち

W7x-6 Orioles (Season 22-12)
Strasburg 6.0IP 5ER 8H 2BB 9K
Albers(W2-0) 1.0IP 0ER 3K
Taylor 2/4 HR(1) R 3RBI
Wieters 3/5 2RBI
Werth 2/3 HR(6) 2BB R RBI

ボルチモアで2連敗(その前からだと3連敗)した後、ホームに戻っての一戦。連敗ストップを託されてマウンドに上がったStephen Strasburgでしたが、2回表に4本のシングル(不運な打球もありましたが)と死球で3失点。5回表にもMark Trumboに特大の2ランを被弾し、結局6イニングで5失点と期待に応えらえませんでした。

打線も、チャンスは作るもののなかなか畳みかけることができず、7回までは2得点のみ。今日もブルペンは、7回表にはBlake Treinenがホームランを打たれて1失点。8回表を終え4点を追いかけていた時は、負けを覚悟しました。

しかし、今日のナショナルズ打線は諦めませんでした。まずは8回裏2死1塁で打席に入ったMichael Taylorが初球を振り抜いてライナーでレフトのブルペンに叩き込む2ランを打って2点差に詰め寄ると、9回表、先頭のJayson Werthが粘りに粘った後の11球目を右中間スタンドに運び1点差。さらにこの後、Bryce Harperの二塁打を足がかりに1死満塁のチャンスを作り、Matt Wietersがライト線への2点タイムリーを打ってサヨナラ勝ちを収めました。

終盤はブルペンが打たれて劣勢になることが多い今年のナショナルズでしたが、今日は見事な逆転勝利。何とか連敗を3でストップしました。

今日のヒーローはWerth。あの11球の打席がこの試合の流れを決めたように感じましたので。

MVP: Jayson Werth

2017/05/10

5/9 またもブルペン崩壊

L4-5x(12)@BAL (Season 21-12)
Scherzer 8.0IP 2ER 4H 2BB 11K
Romero(BS2) 1.0IP 2ER 3H 1BB 1K
J. Turner(L1-1) 1.2IP 1ER 5H 1BB 1K
Murphy 1/3 HR(6) BB R RBI
Lind 1/1 HR(3) R 3RBI

完全な勝ちゲームでした。1-1の同点で迎えた8回表に代打Adam Lindが3ランを打って勝ち越しに成功。投げては先発のMax Scherzerが、6回途中までノーヒットピッチングで、最終的にソロ本塁打2本による2失点のみで、4-2と2点のリードを保って8イニングを投げ切りました。あっさりと連敗をストップできるはずでした。

しかし、そう簡単に残りのアウト3つが取れないのが今のナショナルズのブルペン。今日9回のマウンドに送られたのは比較的信頼が置けるピッチングを続けてきたEnny Romeroでしたが、やはりダメでした。先頭打者に四球。何とか2死1塁までこぎつけ、あと1人まで来ましたが、ここでボーク(まあ、あのタイミングであのセットポジションをボークと取るのは審判の品格が疑われますが、それでもボークはボーク)でランナーを2塁に進められると、ここから2連続タイムリーを打たれ、あれよあれよという間に同点に追い付かれました。

こうなるともう流れはオリオールズ。11回裏はBryce Harperの素晴らしい返球で本塁タッチアウトで窮地を脱しましたが、12回裏はJacob Turnerもこらえきれず、サヨナラ負け。

このブルペンではどうしようもありません。今日で12敗目のナショナルズですが、そのうち半分の6敗がブルペン投手。誰が出てきても抑えられる気がしません。大手術が必要な時期だと思います。まず、Blake TreinenとJoe Blantonはマイナー/DLに行って再調整、思い切ってAAAにいる若手を起用、さらには、(ようやくマイナーでのリハビリ登板を開始するとの情報が入ってきたのでまだ数日は必要ですが)Koda Gloverが復帰して来たときには不動のクローザー扱いとする、くらいの勝負をかけてもいいのではないかと思います。とにかく、何か手を打たないと先発投手陣や野手陣の士気にも関わります。

2017/05/09

5/8 Gio初回に3被弾, Lindの走塁ミス

L4-6@BAL (Season 21-11)
Gio(L3-1) 6.0IP 6ER 7H 4BB 2K
Harper 2/3 HR(10) BB R 2RBI
Werth 2/4 double R

先発のGio Gonzalezが初回、Joey Rickardに先頭打者弾、2死後Mark Trumboにはソロ、四球を挟んでTrey Manciniには2ランと、計3本のホームランを被弾して4失点。4回裏にも2安打と四球、味方の守備の乱れもあってさらに2失点。何とか6回までは投げ切りましたが、6失点ではどうにもなりません。前回登板は不安定ながらなんとかしのぎましたが、今回は堪えきれませんでした。4月は良かったのに5月以降はグダグダになってしまった昨シーズンの二の舞になりそうな嫌な気配が漂っています。

ただ、それでも今日から先発に復帰したBryce Harperの10号ソロなどで8回までに3点を返し、9回表にも1死1,2塁から(昨年まで活躍したオリオールズの本拠地ボルチモアへの凱旋となった)Matt Wietersがタイムリー二塁打を打って2点差まで詰め寄り、なお1死2,3塁。同点あるいは逆転へのチャンスをむかえました。が、ここで3塁ランナーのAdam Lindが走塁ミスを犯し、試合をぶち壊してくれました。1死2,3塁。得点差は2点。Brian Goodwinの打球は一塁線への緩いファーストゴロ。一塁手のChris Davisは深めに守っており、1塁ベースを踏むことしか考えておらず、Lindは悠々とホームインしたはずでしたが、なぜか走り出していませんでした。一方、2塁ランナーだったTrea Turnerは当然3塁に向かって走っており、3塁ベース付近で2人の走者が詰まる形に。挟殺プレーの末、Lindがタッチアウトとなって併殺が完成。情けない幕切れでした。試合後のLindのコメントは「何が起きたか分からない」。少年野球でも激怒される、プロ野球選手にはあるまじき、文字通りのボーンヘッド。Lindが私の信用を取り戻すのは相当の時間がかかることでしょう。

ともかくこれで2連敗。明日は負けられません。

2017/05/08

5/7 Albers ついに打たれる

L5-6x(10)@PHI (Season 21-10)
Roark 6.0IP 0ER(2R) 2H 3BB 5K
Albers(BS1) 0.1IP 1ER 2H 1BB
Treinen(L0-1) 0.2IP 1ER 2H 1BB 1K
Werth 4/5 double 2HR(4,5) 3R 3RBI

Ryan Zimmermanが休養日、Bryce Harperはまだ欠場中という打線の中で、この日はJayson Werthが大活躍。初回、2番で打席に入り、右中間スタンドに先制ソロ本塁打を打ち込むと、逆転された直後の5回表にはレフトスタンド中段に逆転2ランをたたき込みました。この他の打席でも打ち、計4安打。

先発のTanner Roarkも6イニングをわずか2安打に抑える素晴らしいピッチング。ただ、その2安打と併殺を狙ってのエラーが絡んだ4回裏に2失点(自責点は0)。結果的にはこの2点が痛かったということになりますが、それでもRoarkは十分な仕事をしました。

7回表にも2点を追加し、5-2で7回表終了。100球に到達したRoarkを下げて、ブルペンに後を託すことに。2番手のMatt Graceが7回裏は何とかしのぎ切りましたが、続投した8回裏は2死1,2塁となったところで限界と見て、Baker監督は2日前に初セーブを記録したMatt Albersを投入。しかし、そのAlbersが投じた初球をAaron Altherrに左中間に運ばれ、これが同点3ランとなってしまいました。開幕からここまで無失点を続けてきたAlbersが遂に、しかもかなり痛いところで、打たれてしまいました。

こうなるともう流れはフィリーズ。ナショナルズ打線は何もできないまま迎えた延長10回裏。4番手として起用されたBlake Treinenが、二塁打、敬遠四球、(投手による)送りバントの処理ミスで無死満塁のピンチを作ってしまい、(三振で1死は取ったものの)Freddy Galvisにあっさりとセンターに犠牲フライを献上し、サヨナラ負け。

あの場面で、防御率9点台のTreinenしか起用できる投手がいない、無死満塁になっても代わりがいない、というのが今のナショナルズのブルペンの現状。Albersも疲労が出てくる頃であり、そろそろテコ入れが必要かもしれません。Koda Gloverが待ち望まれますが、まだ数日はかかるようです。

2017/05/07

5/6 Zim&Rendonで6打点

W6-2@PHI (Season 21-9)
Cole(W1-0) 6.0IP 1ER 6H 4BB 2K
Zimmerman 2/4 double HR(13) 2R 3RBI
Rendon 1/3 HR(5) BB R 3RBI
Murphy 3/4 double 2R

ナショナルズ先発は先発5番手の枠で、A.J. Cole。チーム事情からJacob Turnerが3日の試合でロングリリーフとして登板したために回ってきた機会で、結果的には6回1失点で勝利投手となりました。ただ、Coleの投球内容は、毎回ランナーを背負う苦しいピッチングで、幸運に助けられたという印象が強く残りました。むしろ、今日の8,9回に(調整を兼ねた)登板をしたJacob Turnerのほうが安定感があり、先発5番手は当面Turnerとなるようです。

一方の打線も4日の試合で負傷退場したBryce Harperが前日に続き先発を外れ、万全ではないラインナップとなりました。が、そのHarperを補って余りあるのが、Ryan Zimmermanです。4月の月間MVP男が5月に入っても好調で、この試合でも4回表に逆転2ラン、6回表にも追加点となるタイムリー二塁打。さらに言えば、2回表の打球もセンターがフェンス際でジャンプして捕球していましたが、触らなければホームランの打球でした。シーズン打率.435、13本塁打(タイ)、34打点はいずれも30球団の全選手中トップ。なんだか、恐ろしいくらいです。

打線ではAnthony Rendonも好調になってきました。4月には1人だけ乗り遅れている感もありましたが、4月30日の大爆発以来、調子は落ちていません。

これで4連勝。勢いに乗っていきましょう。

MVP: Ryan Zimmerman

2017/05/06

5/5 Matt Albers (メジャー12年目) 初セーブ

W4-2@PHI (Season 20-9)
Strasburg(W3-1) 5.2IP 0ER 5H 4BB 5K; 1/3 HR(1) R RBI
Albers(SV1) 1.0IP 0ER 2K
Zimmerman 3/5 double HR(12) R RBI
Rendon 3/4 HR(4) BB R 2RBI
Werth 3/5 R

先発のStephen Strasburgは、相手打者によく選ばれて苦労しながらも、6回途中まで無失点。自らソロ本塁打も打ち、勝利に貢献しました。引き続き絶好調のRyan Zimmermanは、またも右中間スタンドに運ぶ12号ソロを含む3安打。Anthony Rendonも初回の先制タイムリーに加えて、ソロ本塁打も放って2打点。とまあ、活躍した選手はほかにもいましたが、今日はなんといってもMatt Albersでしょう。

2点リードの9回裏。前日セーブを記録したEnny Romeroを既に使い切っていたBaker監督がマウンドに送り出したのは、Matt Albersでした。メジャー12年目、これまで主にブルペン投手として460試合に登板しながら、一度もセーブを記録していないAlbersでした。先頭バッターに対し、追い込みながら死球を与えてしまったところでやや緊張は走りましたが、今季8試合に投げて無失点は伊達じゃない。自信を持って続く3人の打者を打ちとりゲームセット。Albersの満面の笑顔がとっても良かったです。

それにしてもナショナルズのブルペンは苦しい。今季20勝目にして既に5人目の投手がセーブを記録するというのは、異常事態です。まずはKoda Gloverの復帰が待たれます。

MVP: Matt Albers

2017/05/05

5/4 Scherzer 投打で大活躍

W4-2 Diamondbacks (Season 19-9)
Scherzer(W4-2) 7.0IP 1ER 2H 2BB 11K; 2/3 RBI
Romero(SV1) 1.0IP 0ER 1H 2K
Taylor 2/2 2BB 2SB(1,2)
Rendon 1/4 doube 2RBI
Zimmerman 1/3 2BB 2R
Turner 2/5 R SB(6)

前回登板で2本のホームランによる5失点で負け投手となったMax Scherzer。この日はさすが気合十分で、序盤からどんどん打者を追い回し(という印象が残る強気のピッチングでした)、6回まで被安打わずか1、無失点。7回表の先頭打者Jake Lambに初球を叩かれ一点こそ失いましたが、失点はこれだけ。11奪三振。さらに、2回裏2死満塁に先制タイムリーを打つおまけ付き。いや。1死満塁で前打者のJose Lobatonがショートフライに倒れた後に出た貴重な、おまけというには重大な一打でした。まあ完全なあたり底値のぼてぼての当たりだったのですが。

このShcerzerの先制打に加え、3回裏にはAnthony Rendonに2点タイムリー二塁打が出てリードし、終始ナショナルズペースで試合は進んでいきました。

とはいえ、Scherzerの球数は107球に到達し、3-1で迎えた8回表からはブルペンを投入。8回表は、まずMatt Albersが全く危なげなく3人で片付けると(これで8試合連続無失点)、その裏に代打Chris Heiseyのショートゴロで三塁からTrea Turnerが生還し、貴重な4点目。

そして3点リードの9回表、マウンドに送り出されたのはJoe Blantonでした。が、いきなりPaul Goldschmidtにレフトへホームランを打たれてたまらず交代。Baker監督のなんとか復活したもらいたいという親心がなかなか結実しません。まあ、それで出てきたEnny Romeroが100マイル超を連発してしっかり締めくくってくれたので試合には影響がありませんでしたが、ちょっと心配です。(なお、Shawn Kelleyはまだ風邪が治っていなかったそうです)。

ちょっと心配なのはダイビングキャッチした際に腿を痛めたとかで途中退場したBryce Harperの状態ですが、軽いというニュースが流れています。少し心配ですが、杞憂に終わってくれることを願っています。

MVP: Max Scherzer

2017/05/04

5/3 Jacob Turnerが救援4イニング無失点

W2-1 Diamondbacks (Season 18-9)
Gio 5.0IP 1ER 3H 7BB 8K
J. Turner(W1-0) 4.0IP 0ER 2H 4K
Zimmerman 2/3 double RBI
Taylor 1/3 triple RBI

ナショナルズ先発のGio Gonzalezはいいのか悪いのかよくわからないピッチングでした。初回、2番のChris Owingsにソロ本塁打を浴びましたが、失点はそれだけ。打たれたヒットはほかに2本だけ。5イニングで8奪三振は立派です。しかし、与四球7(しかもたった5イニングで!)は球団最多記録タイ。これでよく1失点に収まったものだ、というのが正直な感想。

一方のナショナルズ打線はDバックス先発のRobbie Rayの前に三振の山。初回からの5者連続三振を初めとして、6イニングで10三振を喫しました。元々は2010年ドラフトでナショナルズに入団した投手(同じドラフトで同じように高卒入団したのがA.J. Cole)。Doug Fisterのトレードの一員としてタイガースに移籍し、さらにDバックスに再度トレードされ、今やDバックスのローテーション投手としての地位を確立しています。(元々はRayより高い評価を受けていた)Coleが伸び悩んでいることを思うとやや複雑ですが、それでもProspect Profilesでフォローしていた選手が活躍する姿を見るのは嬉しいものです。

そんなRayに苦労しましたが、3回裏、先頭のMichael Taylorの三塁打を皮切りに、Gioが自ら打点の付くショートゴロを打って同点。さらに、Gio降板後の6回裏には、この日4月のリーグ月間MVP受賞が決まったRyan Zimmermanが、2死1塁からセンター左への二塁打を打ち、1塁からBryce Harperが激走で一気にホームインし、逆転(最近の傾向からセンターがかなり右寄りに守っていたため完全にシフトの逆を突いた形になりました)。

盤石なブルペンを擁するチームなら2-1とリードした終盤は継投策でいくところですが、そもそも今のナショナルズはそういう状態にない上、暫定クローザーのShawn Kelleyが風邪でダウン。そんなチームを救ったのが、6回表から2番手で登板したJacob Turnerでした。1-1の同点の6回表に送り出されると、先頭打者にいきなりレフト前シングルを打たれながらも無失点で切り抜けると、その裏、上述のZimmermanの勝ち越しタイムリー。これで勝ち投手の権利を得ると、7,8回はいずれも三者凡退。8回裏に回ってきた打席にもそのまま立ち、9回表のマウンドへ。2死から二塁打を打たれはしましたが、最後の打者をサードゴロに仕留めてゲームセット。まさかの4イニング無失点登板となりました。

これだけ投げてしまうと当初想定されていた金曜日のフィリーズ戦での先発は無理となりましたが、勝ち星も付いたし、もちろん評価は大きく上がったし、まあいいんじゃないでしょうか。金曜日の先発はA.J. Coleが務めることになりそうです。

MVP: Jacob Turner

2017/05/03

5/2 さすがに毎試合大量得点とはいかず

L3-6 Diamondbacks (Season 17-9)
Roark(L3-1) 6.0IP 4ER 6H 2BB 8K
Murphy 1/3 BB 2RBI
Harper 1/3 2BB R RBI
Zimmerman 2/5 double R

怒涛の23得点から1日休養日を挟んでの試合。初回にはBryce Harperの、3回にはDaniel Murphyのそれぞれタイムリーが出て序盤で3点を取りましたが、以降は再三に渡ってチャンスを作りながらあと1本が出ず。特に2点を追う8回裏には、四球とシングルで無死1,2塁としたものの、Jose Lobatonが送りバント失敗(三塁封殺)、代打Chris Heiseyが三振という形で無得点。フラストレーションの溜まる攻撃陣でした。まあ打線は水物とよく言うとおり、そういう日もあります。

こういう日は投手陣がしっかりしないといけないのですが、今日のTanner Roarkはコントロールに苦しみ、4回表に2本のホームランを浴びて逆転を許してしまいました(まあ、それでも6イニングを投げきったので最低限の仕事はしましたが)。そしてブルペン。2番手、3番手で起用されたBlake Treinen、Joe Blantonの不調コンビが、今日もそれぞれ1失点。試合の流れを呼び戻すピッチングはできませんでした。 Baker監督は、何とか復活のきっかけを与えようと2人にチャンスを与え続けていますが、2人とも期待に応えられない日々が続いています。5月にもなりましたので、さすがにそろそろ何か手を打つべきときかもしれません。

2017/05/01

2017年4月をふりかえる

2017年シーズンの開幕。マーリンズとの開幕戦を勝ち、2戦目も勝利。その後、勝ったり負けたりを繰り返しましたが、4月16日にフィリーズにサヨナラ勝ちしたところから、7連勝。最後のメッツとのシリーズの初戦にAdam Eatonのシーズン離脱の負傷というアクシデントはありましたが、30日には23得点という球団記録でメッツを叩き潰して終了。17勝8敗、.680は30球団最高勝率。この上ないスタートを切りました。

[NL EAST End April 2017]
WLPCTGB
Washington1780.680-
Miami11120.4785.0
Philadelphia11120.4785.0
Atlanta10130.4356.0
New York10140.4176.5

当然ながらナショナルズが地区首位。2位以下は勝率5割を切っています。意外だったのは僅差とはいえ地区最下位に沈んでいるメッツ。開幕前は優勝候補と言われていましたが、故障者が続出しています。しかも、突発的なアクシデントによる負傷というより、休ませるべき時に休ませなかったりといった調整面のまずさが原因と言われ始めています(数年前にナショナルズがそういう状態となり、トレーナー陣が総入れ替えになったことを思い出します)。メッツがこのままずるずる終わるとは思いませんが、とりあえずナショナルズが楽な気持ちで戦いを進められる状況にあることは確かです。

[Hitter of the Month: Ryan Zimmerman]

PAAVEOBPSLGRHRRBISB
Bryce Harper114.391.509.772329260
Daniel Murphy111.343.378.590175260
Adam Eaton107.297.393.462242133
Anthony Rendon101.278.356.411103150
Ryan Zimmerman96.420.458.8862211290
Matt Wieters85.301.400.534104121
Jayson Werth82.282.378.43713372
Trea Turner66.317.348.556152134

オフェンス陣は見ての通り強烈でした。チーム打率.295、出塁率.369、長打率.510はいずれも30球団トップ。総得点170は、2位のDバックスの141点を実に20%以上上回っています(最少のロイヤルズの63得点の約3倍)。レギュラー陣で打率が最も低いのがAnthony Rendonの.278ですから、全く穴がありません。Adam Eatonが負傷でシーズン絶望となりましあが、後を受けたMichael Taylorも先発した2試合で11打数5安打。

個人に目を移すと、25日にはTrea Turnerがサイクル安打、30日にはRendonが6打数6安打3本塁打10打点という記録を作り、昨季のチームMVP(リーグMVP投票2位)のDaniel Murphyも素晴らしい成績を残していますが、Bryce HarperとRyan Zimmermanの2人の前には霞んでしまいます。

Harperの数字の中で32得点というのは、月間得点のメジャー新記録です。ここにはありませんが、メジャートップの22四球を記録し、出塁率.509もメジャートップ。打率はメジャー3位、打点はメジャー2位、ホームランだってリーグなら3位タイでした。

さらに強烈な4月を送ったのがZimmerman。打率、打点は単独でメジャートップ。ホームランもブリューワーズのEric Thamesと並んでトップタイ。つまり、現時点でメジャー(リーグどころではなく)の三冠王です!ここ数年成績が低下し、限界説もあったZimmermanでしたが、完全復活。長年のファンとしてはたまりません。このまま健康に過ごしてくれることを願うばかりです(同じことを何度も書きますが、それだけ願っているということでご容赦下さい)。

[Pitcher of the Month: Gio Gonzalez]

GSIPWKERAWHIP
Stephen Strasburg535.02313.091.00
Max Scherzer533.23402.940.98
Gio Gonzalez533.13261.621.14
Tanner Roark529.23213.641.18
Joe Ross315.21147.471.53
GIPSVHLDERAWHIP
Shawn Kelley1110.0305.401.10
Enny Romero1111.0015.731.55
Joe Blanton1010.0019.901.60
Blake Treinen1210.0329.002.50
Koda Glover118.2244.150.92
Matt Albers79.1010.000.43

一方の投手陣、チーム防御率4.49は24位が示すように、全く冴えませんでした。中でもブルペン防御率5.70は28位(まだ下がいることに驚きですが)と完全に足を引っ張りました。(ちなみに、先発陣の防御率は3.92で16位ですが、あのJeremy Guthrieの数字を除くと3.35で3位です。)

まず先にそのブルペンから行きますが、開幕直前にBlake Treinenをクローザーに指名したことは完全に失敗しました。適正のない投手を指名したベンチ・フロントの判断ミスと、開幕から3戦続けてセーブシチュエーションとなり連投を強いざるを得なくなった不運が重なった結果でしょう。Treinenがぼろぼろになった後、Shawn KelleyとKoda Gloverの2人体制が敷かれることになりましたが、Gloverは股関節を痛めて直ぐにDL入り。結果的にKelleyがクローザーになりました。ただ、そのKelleyも今ひとつ調子が上がりません。他のブルペン投手も軒並み酷い数字が並んでいます。そんな中、マイナー契約から途中で昇格してきたMatt Albersだけが気を吐いています。

先発陣ですが、先発5番手のJoe Rossは3試合に投げて1勝となっていますが、どうもボールん切れがなく、心配です。あとの4人は多少打たれることもありつつ、しっかりと高い水準のピッチングを続けてくれています。中でも頑張っているのがGio Gonzalez。登板全5試合で全て自責点2以下に抑えています。昨シーズンも4月は好調だったのに5月以降に不安定になってしまいましたが、今年はそんなことがないよう、もう一度気合を入れて、頑張ってください。

Andrew StevensonがAAAに昇格

マイナーリーグも開幕して約1か月。そろそろMy Top 10 Prospectsの選手たちの活躍ぶりについて記事を書こうかなと思っていたところですが、その前に、Andrew StevensonのSyracuse(AAA)への昇格のニュースが入ってきましたので先に記事にしておきます。

Andrew Stevenson (2017 season for Harrisburg(AA))
20G 90PA .350/.429/.438 0HR 11BB 19K 1SB

2015年のドラフト2順目入団。昨シーズン途中にAAに昇格し、アリゾナ秋季リーグにも派遣されて活躍。この春もメジャーのスプリングトレーニングに参加して評価を上げていました。元々極めて高かったセンター守備に加え、打撃、走塁も高い評価を受けています。今シーズン開幕後はAAの打者からヒットを量産し、今回のAAAの昇格。

プロ3年目(ドラフト指名から丸2年経過前)のAAA昇格は異例に早いペースであり、期待が高まります。さらに、Adam Eatonがシーズン絶望となった今このタイミングでの昇格ということは、StevensonがAAAでしっかり結果を残すことに加え、今メジャーにいるMichael TaylorRafael Bautista(あるいはその他のベテラン外野手)に故障が出たときなどには、今シーズン中にメジャーデビューすることも可能性として見込まれているのではないかと思われます。

ともかく、AAAでどんな結果を残すかに注目です。

Ryan Zimmermanが週間MVP

前週のBryce Harperに続き、Ryan Zimmermanが4月30日までの週のナ・リーグ週間MVPに選ばれました。

開幕から打撃好調だったZimmermanですが、この1週間に至っては出場した6試合で、26打数13安打(5割)、5本塁打、13打点、11得点と大暴れ。素晴らしい一週間でした。(4月最終週をこの結果で締めくくったことにより、月間成績も素晴らしい数字となりましたが、おそらく選ばれるであろう4月の月間MVPの記事にとっておきます。)

1週間の成績を見るとやはりZimmermanに軍配は上がりますが、30日の試合で歴史的なパフォーマンスを見せたAnthony Rendonも週間MVPにふさわしかったと思います。

Zimmermanの週間MVPは2012年の7月中旬以来。ここ数年成績が低迷していましたが、健康でさえあればまだまだできることを存分に示してくれました。長年のファンとしては涙が潤むほど嬉しいです。とにかく故障にだけは気を付けて、このまま頑張ってくれることを願います。

4/30 Rendonの記録的活躍などで23得点大勝

W23-5 Mets (Season 17-8)
Ross 4.0IP 5ER 7H 1BB 5K
Albers(W1-0)  2.0IP 0ER 1H 3K
Rendon 6/6 double 3HR(1,2,3) 5R 10RBI
Wieters 3/4 2HR(3,4) 2BB 2R 4RBI
Zimmerman 3/5 double SF 3R 2RBI
Harper 2/4 HR(9) 2BB 4R RBI
Murphy 2/4 double BB 3R RBI
Taylor 2/6 2R 2RBI
Lind 1/1 HR(2) R 2RBI

打線が好調だった印象の2017年シーズンの4月。その締め括りは、23安打で23得点の大爆発でした。2回裏を除く、毎回得点で、ちょっともう得点経過を振り返ることが難しいくらいです。とりあえず、1試合23得点は球団記録です。

中でも最も強烈な活躍をしたのがAnthony Rendon。その全6打席の結果は次の通り。
① 1回裏 三遊間シングル (2打点)
② 3回裏 レフトスタンドへのホームラン (1打点)
③ 4回裏 左中間スタンドへのホームラン (3打点)
④ 5回裏 右中間フェンス最上部に直撃のダブル (3打点)
⑤ 7回裏 レフト前シングル 
⑥ 8回裏 レフトスタンドへのホームラン(1打点)
6打数6安打(3本塁打)5得点10打点。史上13人目となる2ケタ打点(最後に記録したのは2007年のGarrett Anderson)を初めとして、史上何人目の快挙という記録ずくしとなりました。ですが、それよりなにより、開幕から総じて好調な打撃陣の中で1人だけ取り残された感じが残っていた(その証拠に、今日の3本塁打が今季の1,2,3号でした)Rendonがここにきて調子を上げてきたという点が重要です。特にAdam Eatonが欠けたことによる攻撃力の低下が懸念されていましたが、Rendonが本調子になれば問題ありません。

Rendon以外にも、Matt Wietersも2本のホームランを打ち、Bryce Harperは4度も得点し、リーグ打点王のRyan Zimmermanが今日も2打点を追加と、もう文句のつけようがありません。

今日の試合で、懸念材料を見つけるとすれば、先発のJoe Rossでしょう。前回はデンバーという理由づけも納得できましたが、今回も変化球の切れがいまいちで強い打球を連発されるという内容の悪さが目立ちまいた。結果的にも4回までの毎回失点してしまい、10-5とリードしていたにもかかわらず、5回表のマウンドに上がらせてもらえませんでした。もうしばらくは我慢して使い続けると思いますが、心配です。

強烈な形で連敗ストップ。17勝8敗の貯金9で4月を終了。いいスタートダッシュとなりました。

MVP: Anthony Rendon

2017/04/30

Adam Eaton シーズン終了

Adam Eatonの2017年シーズンが終了してしまいました。

28日の試合の9回裏に走塁で左ひざを負傷して退場し、翌日MRIを受けたところ、左ひざの靭帯断裂で、あえなくシーズン終了が宣告されました。

オフの最大の補強だったEaton。開幕からチームの全23試合に出場し、センターのレギュラーとして1番か2番を打って、.297.393/.462、2本塁打、3盗塁。チームの好調に大きく貢献していました。一般に野球選手としての油が乗り切ると言われる28歳の今シーズン。数字だけを見ても、キャリア最高のシーズンとなる蓋然性が高まっていただけに、残念でなりません。

さらに、元々論争のあったオフのトレードの評価という点で大きなマイナス(こんなことを言っても詮無いわけですが、どうしてもEatonには付きまといます。)。個人的には悪くないトレードだと思っていましたが、まさか28歳の初年度をわずか1か月の実働で失うことになるとは思いませんでした。

当面は、Michael Taylorが代役を務めることになりますが、果たして昨年の二の舞いにならずに務めきることができるかどうか。まさかまたTrea Turnerを使わざるを得なくなるなんていうことがないように、Taylorにはしっかり頑張ってもらいたい。

それにしても、痛すぎる離脱です。

4/29 Zimmermanだけは引き続き絶好調だが

L3-5 Mets (Season 16-8)
Strasburg(L2-1) 7.0IP 3ER 6H 2K
Zimmerman 3/4 HR(11) R 3RBI
Taylor 3/5 double R

Adam Eatonの離脱により、リードオフにTrea Turnerが入り、2番センターにはMichael Taylorが入ったナショナルズ打線。初回、そのTaylorが二塁打で出塁し、4番Ryan Zimmermanのタイムリーで先制。Zimmermanは5回裏にも緩いショートゴロの内野安打で打点1。さらに、8回裏には左中間に特大のソロホームランを打ち、計3打点。絶好調ぶりは止まりません。

が、問題は他の打線。毎回のように先頭打者が出塁し、チャンスは作りましたが、あと1本が出ず、フラストレーションの溜まる攻撃を重ねました。

先発のStephen Strasburgは打たせて取る効率的なピッチングで7イニングを投げきりましたが、5回表だけはどういうわけかいい当たりを連発されて3失点。他のイニングが良かっただけに、なんとも悔やまれるイニングとなりました。

それでも、ブルペンが踏ん張っていれば何とかなった可能性はありましたが、8回表にはEnny Romeroが、9回表にはShawn Kelleyがそれぞれソロ本塁打を浴び、反撃ムードに水を差しました。

Adam Eatonのシーズン終了がはっきりしたことで落ち込んだムードを早く払拭したいのですが、連敗。しかも、Max Scherzer、Stephen Strasburgを立てての連敗。つい先日までのアゲアゲムードは完全に消えてしまいました。早く1つ勝ちたい。

2017/04/29

ロースター異動まとめ(2017年4月)

4/8 Jeremy Guthrieがメジャーへ、Michael TaylorをAAAにオプション
4/9 Jeremy GuthrieをDFA、Matt Albersがメジャーへ
4/10 Trea TurnerがDL入り、Taylorが再昇格
4/12 Stephen DrewがDL入り、Grant Greenがメジャーへ
4/19 Joe Rossがメジャー合流, Sammy SolisがDL入り
4/21 Trea Turner復帰、Grant GreenをDFA
4/24 Stephen Strasburgが出産立会休暇,Jacob Turnerがメジャーへ
4/26 Matt Graceがメジャーへ, Koda GloverがDL入り
4/27 Stephen Strasburgが復帰, Matt GraceをAAAにオプション
4/29 Adam EatonがDL入り, Rafael Bautistaがメジャー初昇格

4/28 Eatonが左足負傷で退場

L5-7 Mets (Season 16-7)
Scherzer(L3-2) 6.0IP 5ER 9H 1BB 7K
Zimmerman 2/4 2HR(9, 10) 2R 3RBI
Wieters 2/4 HR(2) R 2RBI

絶好調にもかかわらず前日休養を与えられたRyan Zimmermanがやはり絶好調で、2回と8回にいずれも右中間のスタンドへ放り込む2本のホームラン。Matt Wietersにも2回に2ランが出て、やはり打線はそれなりに得点しました。

しかし、今日は先発のMax Scherzerが珍しく5失点。必ずしも調子は良くなかったようですが、それにしても5失点がTravis d'Arnaudの2ランと3ランの2本のホームランによるものだったことを思うと、(しかも決して打撃好調なわけでもない8番キャッチャーのd'Arnaudだっただけに)何とも言えない残念な気持ちになります。

そして、5-7とリードされて迎えた9回裏、悲劇が待っていました。

Wieters、代打Adam Lindの連打で無死1,3塁。打順は1番に回って、Adam Eatonが打った打球は三遊間への高いバウンドのゴロで、ショートが取って一塁に送球したもののEatonが必死に伸ばした足がベースに着くほうがわずかに早く判定はセーフ!ナショナルズの同点・逆転への期待が高まった・・・のは一瞬でした。次の瞬間、グラウンドに転がり左ひざを抱えるEaton。明らかに軽傷ではない左足の故障で、そのまま抱えられて退場。DL入りは確実で、月後単位で離脱するレベルの故障のように見えましたが・・・。

せめて試合に勝っていれば救いもあったのですが、何とも言えない暗い雰囲気の中で打席に入ったTrea Turnerは空振り三振、続くBryce Harperが投手ゴロ併殺打を打ってしまい、ノーアウト満塁からあっという間に1点も取れずにゲームセット。ため息。

連勝ストップとなりましたが、今日はとにかくEatonの故障です。一日も早い復帰を願うばかりです。が・・・。

2017/04/28

4/27 3試合連続の2ケタ得点で貯金10

W16-5@COL (Season 16-6)
Gio(W3-0) 6.2IP 2ER 7H 3BB 5K; 1/3 BB 2R RBI
Harper 1/5 HR(8) BB 2R 3RBI
Turner 3/6 double 2R 2RBI
Eaton 2/4 double HR(2) 2BB 3R 2RBI
Murphy 3/6 double HR(5) 3R 3RBI
Lind 2/6 double R 2RBI

絶好調のRyan Zimmermanが休養で先発を外れたナショナルズ打線ですが、勢いは全く衰えず。7回表だけで11点を奪う猛攻を見せ、3試合連続の2ケタ得点で快勝しました。

とはいえ、今日のヒーローは7回途中まで2失点に抑え、加えて6回表にはその時点で4-2とする貴重なタイムリーを自ら放ったGio Gonzalezでしょう。投手が苦労する高地デンバーでの好投、しかも前の2試合の先発がいずれも5回を投げ切れずに降板したため疲労がたまっていたブルペンのことを思うと7回2死まで投げてくれたことのチームへの貢献は大きかったと思います。

打線に話を戻しますが、Turnerは手が付けられない絶好調ぶり。3日連続の3安打以上で、わずか3日前に.219/.242/.313だった成績が、今日の試合を終えた時点では.347/.360/.633というMVP級の数字になっています。しかし、これを上回るシーズン成績を残しているのが、もちろんBryce Harper。今日は1安打に終わりましたが、それが右中間に豪快に運ぶ3ランホームラン。.418/.535/.823というとんでもない数字となっています。

ロード10連戦をなんと9勝1敗で終え、ワシントンに戻ります。早くも貯金10。30球団最高勝率。なんとも気分のいい春です。

MVP: Gio Gonzalez

2017/04/27

4/26 連日の猛打爆発

W11-4@COL (Season 15-6)
Roark(W3-0) 5.0IP 2ER 5H 4BB 4K
Harper 4/4 double BB 2R RBI
Turner 3/5 double HR(2) 3R 2RBI
Zimmerman 3/5 HR(8) 2R 3RBI
Murphy 2/5 HR(4) 2R 3RBI

さすがデンバーだけに好調のナショナルズ打線の勢いが止まりません。前日の15得点に続く11得点で快勝しました。特に、2~5番の4人はもう手が付けられません。前日サイクル安打を記録したTrea Turnerは、連日の2号2ランを含む3安打で、三塁打さえでればサイクルでした(笑)。3番Bryce Harperは全5打席で出塁。4番Ryan Zimmermanは右中間への弾丸ライナーでの2ランを含む3打点。そして5番Daniel Murphyもライトスタンドへ高々と放り込む3ランショット。4人合わせて、19打数9安打3本塁打9打点って・・・。

この援護を受けた先発のTanner Roark。4回まではすいすいと投げていましたが、5回裏に1死1塁から粘られた末に四球を与えたところからおかしくなり、連続四球で遂には押し出し。さらに内野ゴロの間にも1点を失いました。まあ、見逃し三振だろう!という球をボール宣告されたり、ちょっと可哀想な面もありましたが。ま、ともかく開幕3勝負けなしとなりました。

ブルペン陣も、Blake Treinenは2点を失い心配なままですが、上がってきたばかりのMatt Graceは8回途中から9回にかけての4つのアウトをあっさり記録してくれました。

MVPは、中軸打者4人衆の中から、結果的に勝負を分けることになったチームの4,5,6点目(5回の2ランと6回のタイムリー)を記録したZimmermanとします。

MVP: Ryan Zimmerman

2017/04/26

Bryce Harperが週間MVP

Bryce Harperが4月23日までの週のナ・リーグ週間MVPに選ばれました。昨年4月以来、自身5度目の受賞です。

この1週間にあった6試合(チームは全勝)で27打席に立ち、実に18度出塁。.550/.667/1.200、19日の2発を含む3本塁打で7打点。文句なしの圧倒的な成績でした。

昨季も4月は月間MVPを受賞する活躍でしたが、その後失速し、残念なシーズンとなってしまいました。今季は違う、と期待しましょう。

=====
また、同時にア・リーグの週間MVPを受賞したのが、レイズのSteven Souza Jr.。2014年のオフにトレードに出された後、少し時間はかかりましたが、今季は開幕から絶好調で、ここまでの17打点はア・リーグトップ。このままブレイクしてくれると嬉しいな。


4/25 Turner サイクル安打達成

W15-12@COL (Season 14-6)
Ross 4.2IP 5ER 7H 2BB 2K
Romero(W2-1) 1.1IP 0ER 1H
Turner 4/6 double triple HR(1) 4R 7RBI
Murphy 3/5 triple 5RBI
Harper 2/4 double BB 2R RBI

15-12。いかにもデンバーらしい乱打戦となった試合。Trea Turnerがサイクル安打、7打点の活躍で勝利に貢献しました。初回にライト前シングル、2回にサードの頭上を破る2点タイムリー二塁打、6回にライトスタンドへの2ランホームラン。そして、7回表1死満塁からライト線にライナーに走者一掃の三塁打を打ってサイクル安打を達成しました。2年目となる今季は、開幕からやや調子が上がらず、DL入りしたこともあって、この試合の前まで打率.219、0本塁打、2打点という成績でしたが、わずか1試合で打率.289、1本塁打、9打点としました。

ナショナルズ打線は、この他にもDaniel Murphyが三塁打を含む3安打で5打点。Adam EatonとBryce Harperもマルチ安打を記録し、今季最多の15得点。2回で7-0、あるいは4回で8-2とリードし、さらには、7回でさえも15-5という大量リードで今日は余裕の勝利かと思われました。

しかし、そこはロッキーズ打線もさるもの。勝利投手目前のJoe Rossを5回途中で引きずり下ろすと、10点差を付けられてもあきらめず、7回にはKoda Gloverから2点、8回にはJoe Blantonから4連打(4本目はCharlie Balckmonのホームラン)で4点。そして9回にはShawn Kelleyに対してGerardo Parraがソロホームランを打って、最後は3点差まで詰め寄りました。

ブルペンには不安が残りましたが、それでも勝ちは勝ち。連敗しなかったことが重要です。

MVP: Trea Turner

2017/04/25

4/24 Jacob Turnerは好投したけど

L4-8@COL (Season 13-6)
J. Turner 6.0IP 3ER 6H 0BB 6K
Romero(L1-1) 0.2IP 2ER 2H 1K
Treinen 0.1IP 3ER 6H
Rendon 3/4 R RBI
Zimmerman 1/4 HR(7) R 2RBI

ローテーション通りなら登板予定だったStephen Straburgが出産立会休暇を取得したため、Syracuse(AAA)のローテーションで投げていたJacob Turnerが先発。正直なところあまり期待はしていませんでしたが、意外にも好投。最速97マイルの速球を主体に、落ち着いたピッチングを展開しました。惜しむらくは、最終回となった6回裏2アウトからMark Reynoldsに打たれた2ラン。あれがなければ6回1失点、4-1と3点のリードを保っての降板で満点をつけられるピッチングとなったはずでした。惜しかった。もっとも、これでも十分すぎるほどの貢献であり、次にローテーションの枠が空いた時にも呼ばれるのは間違いなくTurnerとなることでしょう(ただし、ロースター上の扱いがどうなるのかはよく分かりません。オプションが残っているとは思えません。)。

で、結局6回を終えて1点リード。このままリードを守りきればTurnerに白星が付くことになりましたが、今日はブルペンがダメな日でした。7回裏にEnny Romeroが逆転2ランを浴びると(これも2アウトから)、8回裏にはBlake Treinenがなんと5連続シングル安打を打たれて追加点を許してしまいました。まあ、こういう日もあります。すっと切り替えられるかどうかです。

ということで、連勝は7でストップ。切り替えです。

2017/04/24

4/23 Murphyの満塁弾でメッツもスウィープ

W6-3@NYM (Season 13-5)
Scherzer(W3-1) 8.0IP 3ER 5H 1BB 9K
Glover(SV2) 1.0IP 0ER K
Murphy 1/4 HR(3) R 4RBI
Zimmerman 2/3 HR(6) BB R 2RBI
Harper 2/4 2R

今夜も寒いニューヨークでの試合。1回表、Adam Eaton死球、Trea Turner内野安打、Bryce Harper流し打ちのシングルで作った無死満塁のチャンス。今シーズン初めて4番に入ったRyan Zimmermanは三球三振に倒れたものの、続くDaniel Murphyが真ん中低めの速球をすくい上げた打球は右中間スタンドへの満塁弾。あっという間に4点を先制しました。

その後、メッツのZach Wheelerの前に打線は沈黙しましたが、ナショナルズ先発のMax Scherzerも踏ん張り、2本のホームランで1点差まで詰め寄られながらもリードを守り切ると、8回表に4番Zimmermanが特大の2ランをレフトスタンドに打ち込み、3点差。Scherzerが8回まで投げ切ると、最終回は連投となるKoda Gloverが打者3人を危なげなくアウトにとり2セーブ目。

意外なほどあっさりとメッツをスウィープし、これで7連勝。貯金8で30球団最高勝率となりました。

ロード10連戦の最初の6戦を(当然ですが)6連勝。次はデンバーでロッキーズとの4連戦となりますが、1つ勝てばいいんじゃないかというくらいの気楽な遠征です。いけいけ!

MVP: Daniel Murphy

2017/04/23

4/22 Gloverメジャー初セーブ

W3-1@NYM (Season 12-5)
Gio(W2-0) 6.1IP 1ER 2H 3BB 6K
Glover(SV1) 0.1IP 0ER
Turner 2/5 double R RBI
Eaton 2/4 double BB R

メッツの先発はJacob deGrom。前日の登板を回避したdeGromでしたが、この日は本調子。剛速球とスライダーのコンビネーションの前にナショナルズの打者のバットは空を切り、6回途中までに10三振を喫しました。

しかし、一方で、6四球が表すように制球に苦しんでおり、ナショナルズ打線は少ないチャンスにしっかり得点を重ねて攻略しました。先制点は4回表。先頭のBryce Harperへの四球を足がかりに1死満塁のチャンスを作ると、Matt Wietersのライト前シングルで1点。さらに続く5回表には、1死からAdam Eaton、Trea Turnerのに連続二塁打でまず2点を追加しました。

この3点のリードがあれば今日のGio Gonzalezには十分でした。5回まではなんとノーヒットピッチング。6回裏に四球と2本のシングルで1点を失いましたが、失点はそれだけ。7回裏の先頭打者左のCurtis Grandersonを左飛に仕留めたところでBaker監督とがっちり握手をしてマウンドを降りました。開幕から4戦目、全てQSを記録し、防御率1.35。素晴らしい。

そしてこの2点のリードを今日もブルペンが守り切りました。しかも、7回は中継ぎに降格後初めての登板となったBlake Treinen、8回から9回2死まではEnny Romero。そしてShawn Kelleyが2日続けて登板した後ということもあって起用されたKoda Gloverが最後を締めくくりました。Gloverはこれがメジャー初セーブ。当面はKelleyがメインでの併用となるようですがともかくも記念すべきセーブとなりました。

これで6連勝。

MVP: Gio Gonzalez

2017/04/22

4/21 延長11回,メッツに先勝

W4-3(11)@NYM (Season 11-5)
Roark 6.2IP 3ER 7H 3BB 5K
O. Perez 1.1IP 0ER 2K
Romero(W1-0) 1.0IP 0ER
Kelley(SV3) 1.0IP 0ER 1K
Harper 2/4 double HR(7) BB 2R 2RBI
Lobaton 1/5 HR(1) R RBI
Turner 0/0 BB RBI

多くの開幕前予想ではナショナルズを上回りナ・リーグ東地区の優勝候補筆頭とされたメッツとの初対戦。同地区なので19試合も組まれていますが、その最初の大事な一戦。ではありましたが、前日に夜の試合が終わってから移動してきたこと、またこの夜のニューヨークは気温10℃を切る寒さだったことなどから、レギュラー陣のうち、Ryan Zimmerman、Matt Wieters、Jayson Werthが欠場(Werthは前日の試合で途中退場したので欠場は予想していました。DL入りの必要はないようです)。また今日DLから復帰したTrea Turnerも寒さを考えて先発出場は回避しました。

こんなナショナルズですが、けが人続出という点ではメッツも似たようなもので、主砲のYoenis Cespedesが前日の試合でハムストリングを痛めて欠場(DL入りはしていませんが)し、内野のレギュラーのLucas DudaとWilmer FloresはDL入り。また、先発予定だったNoah Syndergaard(→Jacob deGromの間違いでした…)も登板を回避。ま、投手に関しては、代わりがMatt Harveyというところがメッツ投手陣の層の厚さなわけですが。

こんな感じで始まったこの試合。やはり両軍とも打線が湿りがちでした。初回にはBryce HarperがHarveyからセンター右へ先制2ラン、5回表にもJose Lobatonのソロで勝ち越し、とナショナルズが先手を取りましたが、いずれもTanner Roarkがリードを守り切れず追いつかれ、6回を終えて3-3の同点。この後はブルペン勝負となり、両軍ともヒットすら打てないまま延長戦に突入しました。

均衡を破ったのはやはりHarperでした。11回表1死で打席に入り、レフトへ流し打ちのツーベースヒット(ナショナルズにとってはLobatonのホームラン以来のヒット)。この後、ワイルドピッチで3塁へ進み、2つの死球で1死満塁。そして代打で起用されたTrea Turnerが打席に入ると、メッツのクローザーJeurys Familiaがストレートの四球をプレゼントしてくれて、結局これが決勝点。

最終回は連投となるShawn Kelleyがきっちり3人で打ち取りゲームセット。7回裏2死満塁で仕事をしたOliver Perez、その後を受けたJoe Blanton、勝ち投手となったEnny Romeroを含め、全員がきっちり仕事をしてくれたことが、今日の勝利を呼び込んだと言っていいでしょう。今日のMVPは、ブルペン陣を代表してKelleyとしておきます。

MVP: Shawn Kelley

2017/04/21

4/20 Zimの活躍でブレーブスをスウィープ

W3-2@ATL (Season 10-5)
Strasburg(W2-0) 7.0IP 2ER 6H 2BB 10K
Kelley(SV2) 1.0IP 0ER 1H 1BB 1K
Zimmerman 2/4 double HR(5) 2R 2RBI

ブレーブスの先発は大ベテランのナックルボーラーR.A. Dickey。メッツ時代の印象が強い投手ですが、ブルージェイズに行っていたこともあり、久しぶりの対戦。(風向き等の自然環境も含めて)はまれば手がつけられないのがナックルボーラーの常ですが、今日のDickeyはまさにそれ。Dickeyが投げた7イニングにナショナルズ打線が打ったヒットはわずか3本。四球もわずか2つでした。

しかし、その3安打のうちのRyan Zimmermanの打った2本で勝ちにつなげました。まず1本目は、2回表の先頭打者として打った右中間を深々と破るツーベース。この後、Matt Wietersの中飛で3塁に進み、Michael Taylorのやはり中飛で先制のホームを踏みました。そして2本目は、逆転され1点を追いかけていた6回表、2死走者なしでBryce Harperが歩かされた直後、フルスイングすると完璧な打球が左中間スタンドに飛んで行きました。逆転2ラン。結局これが決勝点となりました。

投げては先発のStephen Strasburgが7回を2失点。10三振を奪いながらも102球で終える好投。バックも再三の好守(Harper、Taylor、Adam Eatonがそれぞれライナーを好捕。最後はAnthony Rendonが三塁線のゴロをダイビングストップ)で盛り立てました。今季2勝目は通算71勝目。Jordan Zimmermannを抜いてチーム歴代単独トップに立ちました。

そして今日の最大の収穫はブルペンでしょう。3-2で迎えた8回裏、先頭の怖い怖いFreddie Freemanを左対左ということで送り出されたOliver Perezが左飛に打ち取ると、続く2人はKoda Gloverがあっさり料理。9回裏はShawn Kelleyが、2死から2人に出塁を許しはしましたが、無失点で終えてセーブ成功。1点差のリードをきっちり守りきり、新しい体制が機能しうることを示してくれました。

いい形でブレーブスに3連勝。次はニューヨークに乗り込み、メッツとの今季初めてのシリーズに臨みます。

MVP: Ryan Zimmerman

2017/04/20

4/19 HarperとZimの満塁弾でRossを援護

W14-4@ATL (Season 9-5)
Ross(W1-0) 7.0IP 3ER 6H 1BB 7K
Harper 4/4 double 2HR(5,6) BB 3R 5RBI
Zimmerman 3/5 HR(4) R 4RBI
Rendon 3/6 R
Eaton 2/5 BB 3R RBI SB(3)

Joe Rossが今季初先発。初回こそ最初の5人の打者のうち4人に出塁を許し(Freddie Freemanには四球)、2点を失う不安定な立ち上がりでしたが、なお1死1,2塁のピンチを併殺で切り抜けた後は落ち着いたピッチング。7回まで追加失点は3回裏のFreeman(お約束ですね)のソロによる1点だけに抑えました。ちょうど100球。上々の自身開幕戦となりました。

ちなみにFreemanは、6回裏のショートゴロでようやく凡退しましたが、8回裏にはタイムリーヒット。2試合計で、5打数4安打(1本塁打)3四球2打点。全く打ち取れる気がしません(笑)。

しかし、今日はBryce HarperがそのFreemanを上回る活躍。元々相性の良いブレーブス先発のJulio Teheranから初回に先制ソロ。逆転された直後の2回裏には2死満塁からなんと満塁弾。この後も敬遠四球を1つ挟んでシングルとダブルを打ち、全5打席で出塁。こちらは2試合計で、7打数6安打(2本塁打、3二塁打)2四球5打点。全く負けていません。

8回表にはRyan Zimmermanにも満塁弾が出て試合を決定付けるなど、しっかりと打線が援護し、Rossの初勝利を演出。今季初の3連勝です。

心配なのは、3回表の打席の途中で交代したJayson Werth。振りかけたバットを止めようとした際に腿を傷めた模様。重症でなければいいのですが。

MVP: Bryce Harper

2017/04/19

4/18 あり得ない無茶苦茶な主審

W3-1@ATL (Season 8-5)
Scherzer(W2-1) 7.0IP 0ER 2H 3BB 7K
Treinen(H1) 0.1IP 1ER 2H 2BB
Kelley(SV1) 0.2IP 0ER 1K
Harper 2/3 2double BB R
Zimmerman 2/3 double BB RBI

先発のMax Scherzerが7回無失点の素晴らしいピッチング。6回裏を投げ終えた時点で101球に達していましたが、7回表の打席に自ら入って続投した7回裏も三者凡退で抑え切る計116球の熱投でした。とはいえ、ブルペンが安定しているチームならシーズン序盤にこのような無理を強いる必要はないのに、そうはいかないのが今のナショナルズ(先日も同じことを書いたような)。ブルペンについては、後で戻ります。

そんなScherzerを打線が援護。ブレーブス先発のMike Foltynewiczに対して、5回表、先頭のMatt Wietersが二塁打で出塁すると、8番のWilmer Difoと1番のAdam Eatonのタイムリーが出て2点を先制。Scherzerが投げ終えた後の8回表には2死からRyan Zimmermanのタイムリー二塁打で追加点。3-0とリードしました。

そしてブルペンです。8回裏に起用されたSammy Solisはランナーを1人出しながら無失点。そして、9回裏のマウンドにBlake Treinenが送り出されました。3点リード、つまりセーブが付く場面としては最もプレッシャーの少ない場面での起用であり、ここしばらく不安定なピッチングが続いていたTreinenが立ち直るには絶好の機会でした。が、先頭のFreddie Freemanにシングルを打たれ(ま、Freemanは今日も2打数2安打2四球ですから、ナショナルズのユニフォームを着ている限り誰が投げても出塁は止められなかったかもしれませんが)、1死こそ取ったものの、Brandon Phillipsにもシングルを打たれるともうダメでした。続く打者にストレートの四球を与えて満塁とし、打率1割ちょっとのKurt Suzukiに押し出し四球。これまで我慢して使ってきたBaker監督も、流石に交代を告げざるを得ませんでした。試合後、Baker監督は記者に対し「今のブルペンは機能していない。何か手を打つ必要がある。」と述べており、少なくともTreinenのクローザーからの降格は間違いないものと思われます。ただ、今日代わって出てきて見事な火消しを務めたShawn Kelleyがクローザーになるとは明言していないので、もしかするとKoda Gloverという可能性もあると思われます。

ところで、この試合は主審が稀に見る無茶苦茶でした。試合を通じてストライクゾーンが安定せず両軍をイライラさせましたが(これはナショナルズの打者も苦しみましたが、Scherzerが救われた面もあった)、何と言っても最後の訳がわからない判定です。場面は、一打でれば同点の9回裏2死満塁。カウント1-2からKelleyが投じた外低めへにショートバウンドするスライダーを打者Chase D'Arnaudが空振りし、三振のはずでした。全く届かない距離のボール球でD'Anaudも三振だと思ってベンチに戻り、ナショナルズの選手たちはハイタッチを交わし、グラウンドキーパー達でさえグラウンド整備に出てきました。誰もが試合終了を確信していました。ただ1人を除き……主審のCB Bucknor。塁審を集めて協議した末の結論は、さっきのはファールだからカウント1-2からの試合再開でした(問題のシーンの動画はこちら)。ビデオ判定の対象外であり、ペナルティーを課されたくなければそのまま再開するよりありません。もう一度集中しろというのも酷な状況の中、Kelleyはもう一度同じスライダーを投げ、D'Anaudも同じような空振りをして(故意ではないと思いますが)、改めてゲームセット。なんとか勝ちましたが、もし負けていればと思うとゾッとします。勝ったにもかかわらず、ナショナルズの選手達は試合後も怒りが収まらない様子でした。主審CB Bucknor、お名前を覚えておきましょう。

ということで試合後のBaker監督のコメントは「無茶苦茶。それだけ」というものでした。

MVP: Max Scherzer

2017/04/18

Prospect Profile #31: Weston Davis

2017年の第2弾、全体31弾は、Weston Davis投手です。

[Player Data]
Name: Weston Davis
Position: RHP
Born: July 6, 1996
Birthplace: Bradenton, FL
School: Manatee HS (FL)
Height: 6-3
Weight: 185
Bats: Right
Throws: Right
Draft: 2014-11 (WAS)
Acquired: Draft (2014)
BA Organization Rank: NA
BA Overall Rank: NA

 [Scouting Report]
90マイル台半ばの速球とスライダー、チェンジアップを持ち球としており、先発投手としての可能性を持つ素材。制球力も平均以上。

 [Background]
2014年ドラフト11順目で高卒入団。ドラフト後、GCL Nationalsに合流したが、9試合で計16回1/3を投げて9.92/1.78の成績に終わった。さらに悪いことに、2015年の開幕直前に右肩痛を発症。手術を要するものではなかったものの、休養とリハビリで夏が過ぎ、このシーズンは実戦登板なしに終わった。

肩の状態が回復して迎えた2016年シーズン、やはり高卒ドラフト入団のMcKenzie Mills(Davisと同じ2014年入団)とTyler Watson(2015年入団)とともにAuburnのローテーションを組み、11試合に先発。2.67/0.93の好成績を残した。計54イニングで33奪三振はやや物足りないが、11与四球は悪くない。90マイル台前半をコンスタントに記録するなど、内容面でも評価を上げた。

2017年シーズンはHagerstown(A)のローテーション投手として開幕。

[Comment]
2014年の契約直後のひどい成績と2015年に一試合も登板できなかったことでほとんど忘れられた存在となっていましたが、2016年に一気に評価を上げました。Watson、Millsと切磋琢磨し、今シーズンを終えた時にはBAでプロスペクトと認識してもらえるように頑張りましょう。(2017年4月)

2017/04/17

4/16 チームを救うHarperの逆転サヨナラ3ラン

W6x-4 Phillies (Season 7-5)
Gio 7.1IP 2ER(3R) 5H 3BB 2K
Kelley(W2-0) 0.1IP 0ER
Harper 3/5 2HR(3,4) 2R 5RBI
Eaton 3/4 double 2R
Rendon 2/5 double R RBI

今季3度目の先発のGio Gonzalezがこの日も好投。Cesar Hernandezに先頭打者ホームラン(前日8回の決勝弾と2打席連続)を打たれるなど初回はややもたもたしましたが、以降はストライク先行のピッチングでフィリーズ打線を手玉に取りました。

援護したい打線も、1回裏にAdam Eaton、Anthony Rendonの連続二塁打で早々に同点に追い付き、3回裏にはBryce Harperの右中間のスタンドに運ぶ2ランで勝ち越し。最低限の仕事はしていました(もっと点が取れるチャンスがありながら、あと一本が出ませんでしたが)。

3-1のまま試合は8回へ。ブルペンが安定しているチームなら勝ちパターンの継投に入るところですが、今のナショナルズには無理な相談。7回まで93球のGioがそのまま8回のマウンドに登りました。しかし、1死後、Ceser Hernandez(またか)にシングルを打たれ、続くDeniel Navaにもレフト前へ運ばれ、しかもそれをJayson Werthが後逸(エラー)する間に、Hernandezが生還して1点差。Navaも2塁へ。Gioはここで降板となりました。

2番手としてKoda Gloverが出てきましたが、2死3塁までこぎつけながらTommy Josephに三遊間を破るタイムリーを打たれて同点(Gioの勝ち星は消える)。9回表にはBlake Treinenが先頭打者に二塁打を打たれたところから1死3塁のピンチを招くと、Freddy Galvisにセカンドゴロを打たせたものの、タイミングはアウトだったホームへの送球をMatt Wietersが落球し、勝ち越しを許してしまいました。守りのミスの連発で逆転を許し、もしこのまま負ければシーズンを左右しかねない最悪の敗戦となるところでした。

そんなチームの危機を救ったのは、やはりBryce Harperでした。9回裏2死1,2塁。フルカウント。Joaquin Benoirの投じた97マイルの速球を完ぺきに弾き返すと、打球はそのままセンターのフェンスを越える逆転サヨナラ3ランとなりました!!!確かに甘い球でしたが、あの極度の緊張感の中で完ぺきにとらえることができる身体的・精神的能力に改めて脱帽です。結局この日は2本塁打を含む3安打で5打点の大活躍。やはり持っているものが違います。

フィリーズとのシリーズを辛うじて勝ち越して終了。アトランタ、ニューヨーク、デンバーへの遠征での10連戦が始まることを思うと、なおさらHarperの一発に救われました。

MVP: Bryce Harper

2017/04/15

4/15 Murphyの連続試合安打ストップ

L2-4 Phillies (Season 6-5)
Roark(ND) 7.0IP 2ER 4H 0BB 3K / 2/2 double
Blanton(L0-2) 1.0IP 2ER 1H 1HBP
Heisey 1/3 HR(1) R RBI

Jackie Robinson デー。特に今年はRobinsonのメジャーデビューから70周年となる年ということでいろいろ盛り上がっていました。

さて、試合。前夜のサヨナラ勝ちの勢いそのままに猛打を、と期待しましたが、結果は惨憺たるもの。フィリーズ先発のJeremy Hellicksonとブルペンの前に凡打の山。ヒットはわずか4安打。しかもうち2本はナショナルズ先発のTanner Roarkが自ら打ったものであり、野手のヒットはわずかに2本でした。もっとも、その2本は、3回のAnthony Rendonのタイムリーと7回のChris Heiseyのソロ本塁打であり、いちおう2点は取りましたが、さすがにそれでは厳しい。

先発のRoarkはよく投げました。4回表に3連打と内野ゴロで2失点したものの、それ以外のイニングで許した走者はわずかに1人のみ(逆に言えば、あの4回表だけが惜しかった)。101球で7イニングを投げ切り、勝ち負け付かず。上記の通りヒットも2本打ち、孤軍奮闘という感じでした。

ともかく、7回裏にナショナルズが追いついて2-2の同点。ここまでは前夜と同じ展開でした。違ったのはブルペンが打たれたこと。8回表、2番手として起用されたJoe Blantonが先頭打者に死球を与え、1死後、Cesar Hernandezにいとも簡単にライトスタンドに運ばれてしまいました。昨日で流れが変わったかと思いましたが、また逆戻りです。

9回裏1死で打席には前夜のヒーローDaniel Murphy。開幕から10試合すべての試合でヒットを打ってきた(しかもうち9試合はマルチ安打)Murphyですが、この日はここまで3打数ノーヒット。この打席も平凡なセンターフライに倒れ、連続試合安打は10で途切れてしまいました。

なかなか勢いに乗れません。

4/14 今季初のサヨナラ勝ち(Murphy決勝打)

W3x-2(10) Phillies (Season 6-4)
Strasburg(ND) 7.0IP 2ER 5H 2BB 8K
Kelley(W1-0) 1.0IP 0ER 2K
Rendon 2/5 double RBI
Murphy 2/5 double RBI

先発のStephen Strasburg。速球はよく走り、コントロールもまずまず、111球の力投で7回2失点。惜しむらくは、2回表に簡単にストライクを取りに行ってTommy Josephにソロホームランを打たれたことですが、2点目のCesar Hernandezのタイムリーは甘いボールでもなかったので仕方なかったと思いますし、投球内容はとても良かったと言えるでしょう。

しかし、打線がなかなか援護できず。先制された直後の2回裏、Matt Wietersのタイムリーで同点としましたが、なお1死1,3塁のチャンスで勝ち越すことができませんでした(ただし!Wilmer Difoが見逃し三振に倒れましたが、これは、主審のひどい判定、つまり、明らかにベースの上を通っておらず、実際他の打者に対してはボールとコールしていた内への速球を2つもストライクとコールした結果であり、あれでDifoを責めるのはあんまりです)。以降はチャンスらしいチャンスも作れないまま推移し、Strasburgが7回表を投げ終えた時点では1-2とリードを許していました。

そんな中、なんとかStrasburgの黒星を消す同点打を7回裏に打ったのがAnthony Rendonでした。先日調子が上がっていないと書いたばかりでしたが、この日は第2打席で内野安打を放つと、7回裏2死2塁の場面で右中間のフェンス・スコアボードに直撃するタイムリー二塁打をかっ飛ばしました。これが今シーズン初の二塁打(長打)。少しずつでも調子を上げてくれるきっかけになるといいのですが。

調子が悪かったと言えば、ブルペン陣ですが、今日は頑張りました。8回表はKoda Glover、9回表はBlake Treinen、そして10回表はShawn Kelleyがそれぞれ無失点で終え、同点を維持しました。Treinenはまだボール先行の心配なピッチングでしたが、1イニング無失点というこの結果で楽になってくれるといいと思います。

で、迎えた10回裏。主役はやはりこの人たちでした。まず先頭のBryce Harperが鋭いライナーをライト前にはじき返すと、続くDaniel Murphyがレフトの左へ技ありの一打(記録は二塁打)を放ち、一塁からHarperが激走、最後はヘッドスライディングでサヨナラ勝ちを収めました。勢いの出そうな勝ち方だったので、明日から連勝を期待しています。

MVP: Daniel Murphy

2017/04/14

Prospect Profile #30: McKenzie Mills

先日、2017年版のMy Top 10 Prospectsの記事を更新しましたが、そのうち、Prospect Profileの記事がなかった選手について、順次アップしていきます。まずはその第一弾、通算第30弾は、McKenzie Mills。

[Player Data]
Name: McKenzie Mills
Position: LHP
Born: November 19, 1995
Birthplace: Marietta, GA
School: Sprayberry HS (GA)
Height: 6-4
Weight: 205
Bats: Left
Throws: LHP
Draft: 2014-18 (WAS)
Acquired: Draft (2014)
BA organization Rank: NA
BA Overall Rank: NA

 [Scouting Report]
長身から90マイル前後の速球を主体にカーブとチェンジアップを投げる先発型の左腕。

 [Background]
2014年ドラフト18順目で高卒入団した左腕投手。契約後にGCL Nationalsに合流し10試合に登板したが、計23イニングで5.87/2.13と打ち込まれた。

翌2015年も、開幕を迎えたAuburn(SS)で登板した全4試合で失点してGLCに降格となり、GCLでも登板した8試合中7試合で失点という残念な結果しか残せなかった。2チームで計12試合に登板して7.27/1.99。計34回2/3で奪三振24に対して、与四球が28と内容も散々。

2016年シーズンは、同じく高卒入団のWeston Davis(Millsと同じ2014年入団)とTyler Watson(2015年入団)とAuburnのローテーションを組んで開幕を迎え、シーズン終了までローテーションを守り切った。12試合に先発して3.71/1.33、53回1/3で46奪三振、28与四球と内容もかなり改善。

2017年はHagerstwon(A)のローテーション投手として開幕。

[Comment]
2016年にAuburnでローテーションを組み、今年も一緒にHagerstownで開幕を迎えたWatsonとDavisとの3人組では、現時点では3番目の扱い。前の2人を追い抜く奮闘を期待しています。(2017年4月)

2017/04/13

4/12 牽制死の重い罪

L1-6 Cardinals (Season 5-4)
Scherzer(L1-1) 6.0IP 1ER(3R) 4H 2BB 10K
Eaton 2/4 double RBI
Zimmerman 2/4 double

1回表に1点を先制されたとはいえ、その裏、先頭のAdam Eatonが左中間へのダブルで出塁し、2番のAnthony Rendonもセンター前にはじき返して、無死1,2塁。迎えるはBryce Harper。同点、あるいは逆転に向けての流れはできていました。

ところが、このムードに水を差したのがRendonの牽制死でした。問題のプレーは、カージナルス先発のMike Leakeの一塁への何でもない牽制で、一度はセーフの判定でしたが、カージナルスのチャレンジによりアウトと宣告されました。引っかかって逆を突かれたわけでもなく、漫然と立ったまま足から帰塁したところ、ベースに着地する前に腿にタッチされたというもの。緩慢プレーとしか言いようがありません。

この後、Harperは三振、Daniel Murphyも投ゴロに倒れて無得点に終わると、この後、なんと7回2アウトからMurphyがシングルを打つまで1人のランナーも出すことができませんでした。ことほど左様に牽制死というプレーは試合の流れを作ってしまう、という良い(悪い)例となりました。

しかし、Rendonは打率2割に満たないなど打撃も不振、守備でもミスを連発(エラーにカウントされないものも含めればここ試合ミスのない試合はないほど)。開幕戦を欠場した原因の自打球の打撲傷は無関係と本人は主張していますが、どこか試合に入っていけていない、集中力がないように見えます。少し心配。

ま、苦手意識のあるカージナルスを相手に2勝1敗で勝ち越して良かったと思いましょう。

2017/04/12

4/11 Murphy以下、打線の勢い止まらず

W8-3 Cardinals (Season 5-3)
Gio(W1-0) 7.0IP 1ER(2R) 6H 6K
Murphy 4/5 2double HR(2) 2R 5RBI
Wieters 2/3 double HR(1) R RBI
Werth 1/4 HR(1) R RBI
Harper 1/2 double 3BB 2R

前日の8回裏に7点を挙げたナショナルズ打線。この試合でも勢いはそのままでした。引っ張ったのはDaniel Murphy。まずは0-1で追いかける3回裏、Bryce Harperが歩かされて2死満塁となったところで打席に入り、一二塁間をゴロで破る逆転2点タイムリー。続いて5回裏には、やはり四球のHarperを置いてライトへ2ラン。さらに8回裏、2死2塁からダメ押しとなるセンターへのタイムリー二塁打。もう1本二塁打を打って、この日は計4安打、自己最多に並ぶ5打点を記録しました。前を打つHarperが警戒される中でのこの貢献は価値があります。

また試合展開という意味では、4回表に追いつかれた直後にJayson WerthとMatt Wietersが打った2本のソロホームランも大きな価値がありました。Wietersはホームランこそこれが1号ですが、ここまで8試合に出場(うち7試合で先発)し、.435/.552/.739。OPS1.291は、なんとMurphy(1.264)をも上回るチームトップ。絶好調です。

この援護を受けた先発のGio Gonzalezもよく頑張りました。4回までに2点は失いましたが、4回裏に勝ち越してもらった後の5-7の3イニングをきっちり9人で終える好投。今季初白星です。

心配なのは、昨日のヒーローStephen Drew。5回裏にピッチャーゴロを打ち、ファーストに向かう途中で腿の裏を傷めて途中交代。試合後のコメントからすると同じような箇所を傷めたTrea Turnerより重症でDL入りは確実な模様です。40人ロースターの健康な選手でショートを 守れるのはWilmer Difoだけという心配な状態になってしまいました。

MVP: Daniel Murphy

2017/04/11

4/10 Drewの好守で流れが一変

W14-6 Cardinals (Season 4-3)
Roark(W2-0) 5.0IP 3ER(5R) 7H 3K
Albers(H1) 2.0IP 0ER 1H 2K
Drew 3/4 double SF 3R 4RBI
Harper 4/4 2BB 2R 3RBI
Eaton 3/4 double SF BB 2R 3RBI
Zimmerman 3/4 double BB 2R SB(1)

この試合前半のナショナルズはミスのオンパレードでした。打っては、3回裏は1死満塁から連続三振、4回裏はやはり1死満塁からDaniel Murphyが6-4-3の併殺打。先発のAdam Wainwrightを攻め立てて大量のランナーを出し、実際そこそこ得点はしつつもあと一本が出ない。投げては、先発Tanner Roarkが2アウトからタイムリーを打たれて、あとひと踏ん張りができず。とはいえ、今日は、Roarkを責めるのは全くのお門違い。とにかく内野の守備がザルで、Roarkが投げている間だけでも、3エラーに加え、完全にタッチアウトのタイミングの送球をサードAnthony Rendonが軽率に処理して落球するというプレーもあり、足を引っ張り続けました。

これだけミスすれば勝てるはずがないのが野球のはずで、5回表の途中の時点では3-5とリードを許し、配色濃厚でした。

ところが、この流れを変えたのが、Trea Turnerの故障離脱で先発機会を得たショートStephen Drewの守備でした。5回表、3-5とリードされた直後、なお1死1,2塁のピンチでJhonny Peraltaの打球は三遊間を抜けようかという強いゴロでしたが、これをDrewがダイビングキャッチ。すぐさま立ち上がって二塁に送球し、一塁にも転送されてダブルプレー(一度はセーフと判定されましたが、レビューでひっくり返りました)。まあ、こちらの動画をご覧ください

これでピンチを切り抜けると、以降はまさかのナショナルズペース。その裏、Drewの二塁打も含む4連打で同点に追い付き、Adam Eatonの犠飛で勝ち越しに成功。Drewは6回裏にも犠飛で1点を追加。投げては、6‐7回は前日にロースター入りしたばかりのMatt Albersが見事に無失点で抑え、8回表は前日サヨナラ打を浴びたKoda Gloverが見事に三者凡退。そして8回裏には打者11人を送る猛攻で7点を追加し、結果的には大勝となりました。

なんだかしっくり来ない心境ですが、勝ちは勝ち。ま、いいか。

MVP: Stephen Drew