2017/08/19

ロースター異動まとめ(2017年8月)

8/2 A.J. Coleが昇格, Brandon Kintzlerが25人ロースター入り, Sammy SolisとErick FeddeをAAAへオプション
8/4 Enny RomeroがDL入り, Solisが再昇格
8/5 Gio Gonzalezが出産立会休暇, Feddeが再昇格
8/7 Gio 復帰, FeddeをAAAへオプション
8/13 Bryce Harper がDL入り, Michael Taylorが復帰
8/15 Pedro Severinoが昇格, ColeをAAAにオプション
8/16 Brian Goodwin がDL入り, Alejandro De Azaが昇格
8/17 Ryan MadsonがDL入り, Shawn Kelleyが復帰
8/19 Max ScherzerがDL入り, Stephen Strasburgが復帰


●A.J. Coleが昇格, Brandon Kintzlerが25人ロースター入り, Sammy SolisとErick FeddeをAAAへオプション
ダブルヘッダーの影響で必要となった8月2日のスポットスターターとしてA.J. Coleが昇格してきました。前回5月にスポットスタートを務めたときには好投。その後AAAでは今ひとつ結果が出ていませんでしたが、さて。(→5回5失点と結果を残せませんでした)

また、ツインズからトレード獲得したBrandon Kintzlerがチームに合流。2人を25人ロースターに入れるため、Sammy SolisErick FeddeがAAAにオプションされました。ここでFeddeをオプションしたということは、Stephen Strasburgは大丈夫ですね。なお、第二子が近日中に誕生すると言われているGio Gonzalezが出産立会休暇を取得する可能性があり、その場合には、オプションされてから10日以内でもFeddeを呼び戻すことが可能だそうです。


● Enny RomeroがDL入り, Solisが再昇格
● Gio Gonzalezが出産立会休暇, Feddeが再昇格
左前腕部の痛みを訴えて2日の試合で途中降板していたEnny RomeroがDL入り。開幕から意外なほどの頑張りを見せてきていたRomero。痛めた箇所が箇所だけに心配です。また、Gio Gonzalezが出産立会休暇を取得。これにともない、つい先日マイナー行きが命じられたSammy SolisとErick Feddeの2人が復帰してきました。Feddeは6日のカブス戦での先発が予定されています。


● Gio 復帰, FeddeをAAAへオプション
第2子も男の子だったそうですが、Gio Gonzalezが出産立会休暇から復帰。6日に先発したErick Feddeが予定通りAAAにオプションされました。


● Bryce Harper がDL入り, Michael Taylorが復帰
13日の試合で一塁ベースに走り込んだときに左ひざを痛め、そのまま途中退場したBryce HarperがDL入り。靭帯に大きな損傷はなく当初思われたよりは軽傷ということで、シーズン中の復帰も可能との見通しが示されています。過度に楽観視することはできませんが、それでも、1年以上を棒に振るとかいう重症でなかっただけでも良しとしましょう。

代わって、DL入りしてたMichael Taylorが復帰してきました。マイナーでのリハビリ出場を順調に続けてきており、復帰は近いと言われていたところでHarperが離脱。結果的に、Andrew Stevensonがこのままメジャーに帯同することになりそうです。

それにしても、「そして誰もいなくなった」という感じです。外野陣から開幕時のレギュラー(Jayson Werth、Adam Eaton、Harper)が全員故障でいなくなってしまいました。まさかTaylorとBrian Goodwinが外野の柱になるとは思いませんでした。しかも、2人ともしっかりと貢献してくれているし。確かに戦力的には厳しくなっていますが、StevensonやWilmer Difoを含め、生え抜きの若手が頑張っているのを見るのは楽しくて仕方ありません。


● Pedro Severinoが昇格, ColeをAAAにオプション
Brian Goodwinの調子があまり良くないこともあり、ベンチバットが手薄となったため、Pedro Severinoを呼び、一方13日に先発したA.J. ColeをAAAにオプションしました。順調に回復しているStephen Strasburgが戻ってくる予定を見越してのものと思われます。


● Brian Goodwin がDL入り, Alejandro De Azaが昇格
外野陣にまた新たな故障者が出てしまいました。今度はBrian Goodwinが左足の付け根を痛めてDL入り。そんなに重くはないようですが、走れないではどうにもなりません。5月に昇格してきてから次第に出場機会を増やし、最近では専ら1番センターとしてレギュラー出場していました。74試合で.251/.313/.498。13本塁打、特にいいところで打ってくれていた印象がありました。本人にとってもせっかく結果を残していたとこ炉だけに残念でしょうし、チームとしても非常に痛いですね。

マイナーにもほとんど人材がいなくなっている状況で、Syracuse(AAA)でプレーしていたベテランのAlejandro De Azaを昇格させました。昨季はメッツでプレーしたものの打率は2割ちょっと。この春はマイナー契約でアスレティックスのキャンプに参加したもののメジャーには残れず、FAとなっていたところを6月にナショナルズとマイナー契約を結んでいました。AAAでは.280とそこそこ打っていますが、優勝を目指すチームにとってはあまりにも微妙な選手です。

Jayson Werth、Ryan Rayburn、Goodwin、誰でもいいから早く復帰してください。


● Ryan MadsonがDL入り, Shawn Kelleyが復帰
右手中指を故障したRyan MadsonがDL入りとなりました。ナショナルズにトレードで来てから主にセットアッパーとして投げて9試合連続無失点と、頼りになるブルペン陣でもで重要な地位を占めていただけに、痛い離脱です。ケガの重さもよくわかりませんが、一日も早く戻ってきてくれることが待たれます。

一方、6月からDL入りしていたShawn Kelleyが復帰しました。マイナーでの調整登板(AAAでの最後の5試合では1失点のみ)を経て、万全の状態のはず。DL入りする前の防御率は7.00と散々でしたが、ポストシーズンに向けて信頼できる投手になってくれることを期待します。


● Max ScherzerがDL入り, Stephen Strasburgが復帰
首の痛みを訴え前日17日の先発を急きょ回避したMax ScherzerがそのままDL入り。前回先発を飛ばした時と同様いわゆる寝違えのような症状で、ただし前回とは反対側だそうです。まあ、大した故障ではなさそうですが、こう頻発されると心配になります。

一方、右腕の違和感で7月にDL入りしていたStephen Strasburgが19日のパドレス戦(地元サンディエゴ)での先発投手として復帰してきました。マイナーでのリハビリ登板から通常の置いての登板であり、ScherzerのDL入りと入れ替わる形になったのは偶然。もっとも、これにより先発投手は4人しかいない状況となりましたので、またロースター異動があるはずです。

8/18 ブルペンリレーで勝ち切る

W8-1@SDP (Season 73-47)
Grace 4.1IP 0ER 2H 1BB 1K
Blanton(W) 1.0IP 0ER 1BB
Kendrick 2/5 HR 2R 2RBI SB

先発予定だったMax Scherzerが首を痛め、当日になって登板を回避(そのままDL入り)。急であり、しかも西海岸遠征中ということで、スポットスターターを呼ぶことができず、先発マウンドにはメジャー初先発となるMatt Graceが立つことになりました。正直厳しい試合になることが予想されましたが、この緊急事態にGraceが奮闘。5回裏1死まで被安打2、1四球で無失点。これ以上求めようがないというナイスピッチング。バックも、2回裏のMichael Taylorのホームラン獲りは別格としても、ナイスプレーを連発し、盛り立てました。でもまあ、Graceが本当によく投げてくれました。規定上勝ち投手にはなれませんでしたが、この試合のMVPはGraceで誰も異存はないでしょう。

打線も援護。1回表、Howie Kendrickの先頭打者ホームランで幕を開けると、その後はパドレスのミスにも付け込み、チャンスをしっかりものにして、着々と加点。終始試合をリードしていました。

しかし、故障者があまりにも多すぎます。。。

MVP:Matt Grace

2017/08/18

8/17 貧打の中, Zimmerman主砲の働き

W2-1@SDP (Season 72-47)
Jackson(W4-2) 7.0IP 1ER 8H 1BB 4K
Doolittle(SV) 1.0IP 0ER 2K
Zimmerman 1/3 HR(29) BB R RBI

移動日なしの西海岸遠征。けが人続出でそもそも元気がない打線にはいい環境とは言えませんでしたが、それにしてもひどい。チームでわずか4安打。初回は2四球で無死1,2塁のチャンスをもらいながら無得点。2回にも2人のランナーを置きながら残塁。3回になんとかAdam Lindの犠飛で1点を取りましたが、4回から7回までに出した走者は四球の1人だけで、そのランナーも併殺で消してしまう始末。情けない。

それでも先発のEdwin Jacksonが今日も「いいJackson」で、失点は3回裏のタイムリーによる1点だけ。ランナーを出しながらも粘りの投球で、なんと7回を投げ切ってくれました。偉い。

1-1の同点のまま7回裏を終了。沈痛な感じの試合展開でしたが、8回表2死からRyan Zimmermanのバットが一閃すると、打球は右中間スタンドに届く勝ち越しソロホームラン。いかにもZimらしい一打で、見事な勝ち越し。こうなれば、8回はBrandon Kintzler、9回はSean Doolittleがきっちり抑える勝ちパターン。見事な1勝でした。

2017/08/17

8/16 外野手がかなり心配な状況

L2-3 Angels (Season 71-47)
Roark(L9-8) 7.0IP 3ER 4H 2BB 3K
Zimmerman 2/3 HR(28) BB R 2RBI
Difo 2/4 R SB(6)

Tanner Roarkはよく投げました。7イニングをわずか97球で投げ終える省エネピッチングで、しっかりと試合を作りました。被安打4ですから、ほとんど打たれていません。ただ、惜しむらくは4本のうち2本がホームランだったこと。5回にソロ、6回には逆転2ランを浴び、結局これが決勝点。敗戦投手となり、2ケタ勝利はまたもお預けとなりました。

とはいえ、打線がしっかり援護してくれていれば十分勝ち投手になれた内容でした。が、その打線がかなり心配です。この日はリードオフとして頑張ってくれていたBrian GoodwinまでもがDL入り。本当にいよいよ外野手がいなくなってしまい、Adam Lindがレフトしか守れないこともあり、Howie Kendrickをプロで初めてとなるライトとして起用せざるを得ない状況に追い込まれています。そんなこともあり、打線はかなり低調。初回にRyan Zimmermanの2ランで先制したものの、その後はすっかり沈黙でした。

Trea Turnerが打撃練習を開始したとか、Jayson Werthがようやくスパイクを履いたとか、ちょっとずつけが人についての明るい話題も聞こえてきます。特にTurnerですね。早く復帰してくれることを願っています。

8/15 Kendrick古巣相手に2発

W3-1 Angels (Season 71-46)
Gio(W11-5)  6.0IP 0ER 2H 3BB 4K
Doolittle(SV9) 1.0IP 0ER K
Kendrick 2/4 2HR 2R 2RBI
Rendon 3/4 double R
Murphy 2/4 double

もうなんだか神が降りてきている感じですが、Gio Gonzalezが今日も好投、しかも、またも6回2死で内野安打を打たれるまでノーヒット。その後、2死満塁とされ、さらにJefry Marteにあわや同点あるいは逆転打となりそうなライナーを打たれたところをセカンドDaniel Murphyの好守で救ってもらうというドタバタした終わり方にはなりましたが、それでも立派な好投。シーズン防御率は2.49まで下がり、Clayton Kershaw、Max Scherzerに次ぐ3位。オールスター後に限れば1.50で2人を下回ります。

そんなGioの好投に応えたいところですが、やはりBryce Harperを欠いた打線は迫力不足。そんな中、Howie Kendrickがまたもやってくれました。前の試合(13日)にサヨナラ弾を打ったKendrick。3回のこの日第一打席で左中間に先制ソロを打ち、5回の第二打席でもまたもソロ本塁打。なんとこれで3打席連続弾となりました。素晴らしい。守備でも内外野多くのポジションを守れるし、いい選手を補強したものです。直近はフィリーズに在籍していましたが、元々はエンゼルスで長く活躍したKendrick。ありがとう、エンゼルス。

MVP: Howie Kendrick

2017/08/14

8/13 (game 2) Kendrickのサヨナラ満塁弾

W6x-2(11) Giants (Season 70-46)
Scherzer 7.0IP 2ER 5H 1BB 10K
Albers(W6-2) 2.0IP 0ER 1BB 2K
Kendrick 2/4 HR R 4RBI
Zimmerman 3/5 HR(27) 2R RBI
Murphy  2/4 HR(20) BB 2R RBI

前日の雨の影響もあり、24時間に3試合をこなすこととなった両チームの3試合目。大変だな・・・。

先発はMax Scherzer。いつも通りの支配的な立ち上がりで3回まではパーフェクト。3回裏にはDaniel Murphyのソロ本塁打で先制し、このままナショナルズペースで進むかと思われました。が、その直後、4回表に突如3連打されて同点。すぐに立ち直りましたが、6回裏にRyan Zimmermanが勝ち越しソロを打ってくれた直後の7回表、今度はPablo Sandvalにライトスタンド3階席への豪快なソロホームランを打たれ、再び同点とされて交番となりました。奪三振も10と内容は良かっただけに詰めの甘さが悔やまれます。

ともかく7回表を終えて同点となり、以降はブルペン勝負。こうなると今のナショナルズはやはり強い。8回はBrandon Kintzler、9回はSean Doolittle(1死3塁のピンチを作りながらでしたが)、そして10回、11回の2イニングはMatt Albersが無失点でつなぎ、迎えた11回の裏。連打と敬遠四球で無死満塁のチャンスを作ると、打席にはHowie Kendrick。カウント2-2からの6球目を叩いだ打球は左中間のスタンドへ飛び込むサヨナラ満塁弾。劇的な幕切れで勝利しました。

しかし、ブルペン陣といい、Kendrickといい、Rizzo GMのトレードが当たりまくっています。

シーズン70勝に到達しました(ドジャーズ、アストロズに続き、メジャーで3番目)いいペースです。

MVP: Howei Kendrick

8/13 (game 1) Cole, 悪くはなかったが

L2-4 Giants (Season 69-46)
Cole(L1-3) 6.0IP 3ER 6H 3BB 6K
Rendon 2/4 HR(22) R 2RBI
Goodwin 2/4 R SB(6)
Stevenson 2/4

2回表に3本のヒットを集められて3失点。それ以外のイニングはゼロを並べて、ちょうど100球で6回を投げ切るクオリティ・スタート。A.J. Coleは、先発としての、特にダブルヘッダーの1試合目の先発投手としての仕事を十分に果たしてくれました。惜しくも負け投手となりましたが、先発6番手としての地位は十分に確立しつつあると思われます(なお、Stephen Strasburgは近くマイナーでのリハビリ登板を開始するようです)。

しかし、打線がジャイアンツのルーキー、Chris Strattonに封じられ、7回までゼロ行進。決してトッププロスペクトというわけではないStrattonですが、ようやく初めて2塁を踏んだのが7回でした。どうも今年はこういう投手に抑え込まれるシーンが目立ちます。

8回裏にAnthony RendonがHunter Stricklandから2ランを打って一矢報いるのがやっと。というか、Stricklandがまだジャイアンツのユニフォームを着ていることに驚かされました。乱闘騒ぎを引き起こし、チームメイトのMichael Morseに脳震盪を起こさせて引退に追い込んだあのStricklandが・・。

ともかく2-4とリードされ、9回裏、代打Howie Kendrickが見逃し三振してゲームセット。

2017/08/13

8/12 快勝だがHarperが左ひざ負傷離脱

W3-1 Giants (Season 69-45)
Jackson(W3-2) 6.0IP 1ER 5H 2BB 5K
Doolittle(SV8) 1.0IP 0ER 2K
Lind 3/3 double BB RBI
Zimmerman 2/3 double BB R RBI
Difo 2/4 double R

前日の試合が雨で延期となり、この試合も雨で開始が遅れ、始まったのは既に午後10時過ぎ、終わったのは午前1時を回っていました(ただし、対戦相手のジャイアンツの地元サンフランシスコでは午後7時過ぎ試合開始のちょうどいいスケジュールだった)。

試合は初回からいきなり動きました。まずジャイアンツの2番Joe Panikがナショナルズ先発のEdwin Jacksonからライトへソロ本塁打。一方のナショナルズもその裏、2死3塁からRyan Zimmermanが左中間へ二塁打、続くDaniel Murphyもタイムリーで続き、あっさりと逆転しました。しかも、この回の打席でファーストゴロを打ち、激走の末に一塁キャンバスに変に着地したBryce Harperが左ひざを痛めてもだえ苦しみそのまま退場となりました。明日精密検査を受けてみないと状態はよくわからないそうですが、DL入りは確実でしょう。うううううむ。

2回以降はナショナルズのJacksonとジャイアンツのJeff Samardzijaの両先発が立ち直り、ゼロ行進。Jacksonは6イニングを初回の1失点のみという素晴らしいピッチングで見事に3勝目。本当に文句のつけようがありません。それにしても、いいJackson、悪いJacksonがきっちり交互に出てきまますね。次こそはいいJacksonが続くことを期待したいところ。

勝負を決めた次に点を取ったのはナショナルズでした。Samardzijaからシングルで出塁したAnthony Rendonを続くAdam Lindがセンターオーバーフェンス直撃の二塁打で迎え入れ3点目。こうなれば、7回はBrandon Kintzler、8回はRyan Madson、そして9回はSean Doolittleの必勝リレーがきっちり抑え、ジャイアンツに快勝しました。

しかし、それよりなによりこの試合はHarperのケガです。シーズン中に戻ってくることを願うしかありません。

MVP: Edwin Jackson

2017/08/11

8/10 GoodwinとStevensonの活躍

W3-2 Marlins (Season 68-45)
Roark 6.0IP 2ER 4H 5BB 4K
Madson(W) 1.0IP 0ER 2K
Doolittle(SV7) 1.0IP 0ER 1H
Goodwin 2/4 HR(13) 2R 2RBI SB(5)
Harper 1/4 double RBI

先発のTanner Roarkはよく投げました。6イニングを投げ、失点は3回表にGiancarlo Stantonに打たれた2ランによる2点のみ(毎日、Stantonに打たれたと書いているような・・・)。序盤は、ランナーをためて球数がかさみましたが、それでも何とか立ち直ったところをみると今後も大丈夫そうです。残念ながら10勝目とはいきませんでしたが、今日のようなピッチングを続けていればそう遠からず、到達することでしょう。

打線は、Dan Strailyの抑え込まれていましたが、ようやく6回に反撃。まずは、Adrian Sanchezが三塁線を破る二塁打で出塁すると、Roarkが送りバントで送った後、先頭に回ってBrian Goodwinがセカンドのグラブを弾くライト前ヒットを打って、1点差。さらに、Goodwinが二盗を成功させると、2死後、Bryce Harperがあわやホームランかという弾丸ライナーを右中間に放ち、同点としました。1塁が空いていましたが、敬遠しても次は前日4安打(2本塁打)のRyan Zimmermanということで勝負してくれたのでしょう。まさに「打線」です。

同点となった後はまた膠着状態にもどりましたが、こうなるとナショナルズの今のブルペンは強い。7回表はBrandon Kintzler、8回表はRyan Madsonが全く危なげなく無失点でつなぐと、またもGoodwinが均衡を破ってくれました。8回裏、先頭打者として打席に入り、ライトのポール際に決勝打となるホームラン。打率はやや低い(2割4分台)ものの、実にいいところで打ってくれています。

で、9回表はSean Doolittleが登場。2死3塁とされ、Dee Gordonにもレフト線でフェアゾーンに落ちようかという打球を打たれ、ひやりとさせられましたが、途中出場でレフトに入っていたAndrew Stevensonがランニング・ダイビング・キャッチでボールをつかみ、ゲームセット。ドラフト前から守備力は高く評価されてきましたが、そのスキルでまさに試合を救いました。

差があるとはいえ地区2位のマーリンズを相手に3勝1敗とこのシリーズを勝ち越し。これで15ゲーム差としています。

MVP: Brian Goodwin

2017/08/10

Prospect Profile #29: Tyler Watson

[2016年10月オリジナル, 2017年8月最終更新]

さらにもう1人、2016年のMy Top 10 Prospectsに選んだ高卒左腕のTyler Watsonです。

[Player Data]
Name: Tyler Watson
Position: LHP
Born: May 22, 1997
Birthplace: Gilbert, Arizona
School: Perry HS (Arizona)
Height: 6-5
Weight: 200
Bats: Right
Throws: Left
Draft: 2015-34 WAS
Acquired: Draft (2015)
BA Organization Rank: NA ⇒ 27(2017)
BA Overall Rank: NA

[Scouting Report]
長身の左腕。既に高校時代から90マイルを超える速球は、そのムーブを含めて高く評価されていた。体格が仕上がっていけば更に球速が上がると見込まれるが、必ずしもパワーピッチャーではなく、制球で勝負できる。変化球は、高校時代から縦に割れるカーブは持っていたが、プロ入り後チェンジアップの習得に取り組んでいる。変化球が今後のステップアップのカギを握る。

 [Background]
高校3年時の2015年ドラフト34順目でナショナルズが指名。指名順位が低く、大学進学も内定していたので契約できるとは思われていなかったが、40万ドルという破格のボーナス提示もあって契約に成功。GCLナショナルズに所属し、わずか5試合13回1/3とはいえ、無失点、16奪三振、4四球という好成績を残した。(この時点でMy Top 10 Prospectsに選出。)

2016年はGCLでじっくり育成かと思いきや、いきなりAuburn(SS)で開幕。しかも開幕戦のマウンドに送られ5回無失点8奪三振。以降も年長の打者ばかりのリーグで好投を続け、8月のNew York Penn Leagueのオールスターに選出される。最終的にSSでは計9試合43イニングを投げ、1.88/0.91、48奪三振、9四球という文句の付けようのない成績を残してシーズン最終盤にHagerstown(A)への昇格。3試合に先発してシーズンを終えた。

2017年はHagerstownのローテーション投手として開幕。多少の山谷はあったものの、7月末までに18試合、93イニングを投げ、98奪三振、4.25/1.25の好成績。もちろんSouth Atlantic Leagueのオールスターにも出場。しかし、トレード期限の7月31日にツインズのクローザーBrandon Kintzlerとの1体1のトレードで移籍

[Comment]
McKenzie Millsとともに次の世代の先発投手の1人に育ってくれることを期待していましたが、このタイミングでトレード放出。元々の指名順位が低かったことを思うと、よくここまで育ったというべきなのかもしれませんが、しかし、惜しい。(2017年8月)

ドラフト指名順位は低かったものの、高卒左腕投手という夢のある選手。その夢に賭けて2015年オフにMy Top 10 Prospectsに選んでみましたが、2016年はその期待にしっかり応えてくれました。同じように下位指名だったTanner Roark(まあそれでも25順目でしたが)のような大化けを期待して見守りましょう。(2016年10月)

Prospect Profile #30: McKenzie Mills

[2017年4月オリジナル, 2017年8月最終更新]

先日、2017年版のMy Top 10 Prospectsの記事を更新しましたが、そのうち、Prospect Profileの記事がなかった選手について、順次アップしていきます。まずはその第一弾、通算第30弾は、McKenzie Mills。

[Player Data]
Name: McKenzie Mills
Position: LHP
Born: November 19, 1995
Birthplace: Marietta, GA
School: Sprayberry HS (GA)
Height: 6-4
Weight: 205
Bats: Left
Throws: LHP
Draft: 2014-18 (WAS)
Acquired: Draft (2014)
BA organization Rank: NA
BA Overall Rank: NA

 [Scouting Report]
長身から90マイル前後の速球を主体にカーブとチェンジアップを投げる先発型の左腕。

 [Background]
2014年ドラフト18順目で高卒入団した左腕投手。契約後にGCL Nationalsに合流し10試合に登板したが、計23イニングで5.87/2.13と打ち込まれた。

翌2015年も、開幕を迎えたAuburn(SS)で登板した全4試合で失点してGLCに降格となり、GCLでも登板した8試合中7試合で失点という残念な結果しか残せなかった。2チームで計12試合に登板して7.27/1.99。計34回2/3で奪三振24に対して、与四球が28と内容も散々。

2016年シーズンは、同じく高卒入団のWeston Davis(Millsと同じ2014年入団)とTyler Watson(2015年入団)とAuburnのローテーションを組んで開幕を迎え、シーズン終了までローテーションを守り切った。12試合に先発して3.71/1.33、53回1/3で46奪三振、28与四球と内容もかなり改善。

2017年はHagerstown(A)のローテーション投手として開幕。しっかりとローテーションを守り、7月下旬までに18試合に先発して12勝。104回2/3で118奪三振、3.01/0.95。このうち12勝はSouth Atlantic Leagueの単独トップ、118奪三振もリーグトップタイと素晴らしいピッチングだった。オールスターにも当然選出。7月27日にPotomac(A+)への昇格が発表された翌日、Howie Kendrickとの1体1のトレードでフィリーズに移籍することになった。

[Comment]
Watson(こちらも同じタイミングでツインズにトレード)、Davisとの3人組の中で2017年に最も評価を上げていたのがMills。BAでもトップ30圏外の選手に注目して応援し、結果を残し始めてくれていただけに、このタイミングでのトレードは個人的にはとても残念。新天地での活躍を願っています。(2017年8月)

2016年にAuburnでローテーションを組み、今年も一緒にHagerstownで開幕を迎えたWatsonとDavisとの3人組では、現時点では3番目の扱い。前の2人を追い抜く奮闘を期待しています。(2017年4月)

Prospect Profile #32: Jesus Luzardo 

[2017年5月オリジナル, 2017年8月最終更新]

さて、全体32回はJesus Luzardo。まだプロでは1試合も投げていないので今の時点で記事にするかどうか迷いましたが、ひとまず。

[Player Data]
Name: Jesus Luzardo
Position: LHP
Born: September 30, 1997
Birthplace: Parkland, FA
School: Douglas HS (FL)
Height: 6-1
Weight: 205
Bats: Left
Throws: Left
Draft: 2016-3
Acquired: Draft
BA organization Rank: 15(2017)
BA Overall Rank: NA

[Scouting Report]
TJ手術前には、90マイル前後の速球を主体に球速の異なる2種類のカーブのオーソドックスな持ち球ながら、速球の動きと制球力で結果を残し、高校生左腕としてはかなり完成度が高いと評価されていた。チェンジアップを習得中だったとの情報も。

[Background]
高校3年になる前の夏に97マイルを記録して有名になったが、ヒジを痛め、2016年3月にTJ手術に踏み切った。マイアミ大への進学が有力視されていた中、ナショナルズが2016年のドラフト3順目で指名し、140万ドル(スロット額の2倍以上)の契約金で入団にこぎつけた。当然、2016年シーズンは一球も投げず。

2017年もDLで開幕し、6月にGCLでプロデビュー。3試合に先発して2失点。15個の三振に対して無四球という結果もさることながら、軽く90マイルを超える速球を投げているというレポートも入って大いに期待を高めていたところで、Sean DoolittleとRyan Madsonとのトレードのピースとしてアスレティックスにトレードされた。 

[Comment]
惜しいと言えば惜しいですが、このような使い方ができたという時点でドラフト指名は大成功だったと言えるでしょう。しかし、ナショナルズはやはり惜しいことをした、と言わせるような投手に是非成長してください。(2017年8月)

早ければGCLの開幕、遅くとも2017年中のプロデビューが予想されます。TJリハビリ中にナショナルズにドラフト指名されてその後復帰を遂げた投手としては、2012年指名のLucas Giolito、2014年指名のErick Feddeという先達がいるので、コーチ陣を信じ、焦らずにしっかり成長してくれることを期待しましょう。(2017年5月)

8/9 Zimmerman サイクル越え

W10-1 Marlins (Season 67-45)
Gio(W10-5) 7.0IP 1ER 7H 0BB 6K
Zimmerman 4/4 double 2HR(25,26) BB 4R 5RBI
Kendrick 3/4 double 3RBI
Harper 2/4 SF 2R 2RBI
Sanchez 2/3 double 2R
Goodwin 1/4 double BB 2R

出産立会休暇から戻ってきて最初の登板となったGio Gonzalezが、(今シーズンの)Gioらしいナイスピッチングで見事に白星、10勝目を挙げました。4回までは毎回ヒットを打たれ、4回にはイチローのタイムリーで1点を失いましたが、7回を投げて失点はそれだけ。無四球という点が特に高く評価できる内容でした。

そんなGioを強烈に打線が援護。立役者となったのがRyan Zimmermanでした。まずは2回裏、レフトスタンドへの25号ソロ本塁打で先制点。3回裏にもランナー1塁で右中間へのタイムリーツーベース。さらに5回裏にもセンター前にタイムリーを打って、この時点でサイクルヒットにあと三塁打を残すのみとしました。6回裏に回ってきた打席はストレートの四球で歩き、そして迎えた7回裏、既に1-8と大きくリードして迎えたこの場面。外低めの速球にうまく合わせた打球はライトの頭上を越える鋭いライナー。フェンスにぶつかって上手く転がれば三塁打も夢ではない打球でしたが、惜しくも、フェンスを越えてライトのブルペンに入ってしまいました。26号2ラン。4安打5打点。ここしばらく打撃が下降線をたどっており、打率も3割を切りそうなところまで落ち込んでいましたが、今日は素晴らしかった。もうひと踏ん張り頑張ってくれることを期待しています。

Zimmerman以外にもBryce Harper、Howei Kendrickがそれぞれ2打席で打点を記録。よくかみ合っていました。

何より、連敗しなかったことが重要です。

MVP: Ryan Zimmerman

8/8 Cole, 悪くはなかったがStantonに打たれる

L3-7 Marlins (Season 66-45)
Cole(L1-2) 5.0IP 4ER 4H 1BB 5K
Sanchez 3/4 double RBI
Goodwin 3/5 2double 2R
Harper 0/2 2BB SF 2RBI

3回まで、いや4回までのA.J. Coleは良かったと思います。3回までノーヒット。4回にDerek Dietrichにソロ本塁打を打たれましたが、打たれたヒットはそれだけ。4奪三振。ただ、ちょっと球数が多かったのは確かでした。しかし5回表、2本のシングルでランナーをためた後、Giancarlo Stantonに左中間スタンドの深いところへ3ランを打ちこまれました。それまでの2打席はきっちり打ち取っていましたが、初球のストレートが真ん中にスーッと入ってしまっては打たれます。ちょっと集中力が欠けていたという感じがしました。まあ、それでも悪くはなかったと思います。仮にStephen Strasburgが長期離脱するということになれば、代役はColeで十分だと思います。

打線は、3回裏にBryce Harperの内野ゴロの間に1点を取ったきり沈黙。7回表にJoe Blanton、Oliver Perezが3点を失い1-7とされてから反撃したのでは遅すぎ。

たまに負けるのは、Aブルペン陣を休ませるという意味でも悪くはありません。連敗しないこと、それが重要です。

8/7 8回裏 代打Lindの決勝打

W3-2 Marlins (Season 66-44)
Scherzer 7.0IP 2ER 5H 2BB 9K
Kintzler(W) 1.0IP 0ER 1BB
Doolittle(SV6) 1.0IP 0ER 1H 1K
Harper 2/4 HR(29) R RBI
Difo 2/3 R
Lind 1/1 RBI

2回裏にMatt Wietersのタイムリー、4回裏にはBryce Harperの29号ソロが出て、4回を終えて2-0とリード。このまますんなり行くかと思いましたが、5回表に投手のOdrisamer Despaigneにタイムリー、6回表にGiancarlo Stantonに37号ソロを打たれて追いつかれました。まあそれでも、首痛のため前回登板を1イニングだけで降板したMax Scherzerがしっかり7イニング114球を投げ切れただけでも大きな収穫。

Scherzerの後を受けた2番手Brandon Kintzlerが8回表をきっちり抑えて迎えた8回裏2死3塁から代打Adam Lindがセンター前にはじき返すタイムリーヒット。この1点をクローザーSean Doolittleが危なげなく守り切って快勝。こういう競った試合でもブルペンがしっかりしていると安心してみていられます。

それにしてもLindはいい働き。シーズン打率は3割ちょうど。代打として36打席に立ち、3本塁打を含む13安打(打率.394)。10打点。驚異的な数字でチームに貢献しています。

MVP: Adam Lind

2017/08/06

8/6 Wietersの満塁弾でカブスに勝ち越し

W9-5@CHC (Season 65-44)
Fedde 5.1IP 4ER 8H 4BB 7K
Kintzler(W) 1.0IP 0ER 1H
Wieters 1/3 HR(8) R 5RBI
Goodwin 1/4 HR(12) R 2RBI SB(4)
Rendon 1/3 double 2R 2RBI
Murphy 2/3 double BB 2R

Gio Gonzalezが出産立会休暇でチームを離れたため廻ってきたErick Feddeの2度目の先発機会。初回はあっさり三者凡退。2回に3本のシングルで1点、4回にはソロ本塁打で1点を失いましたが、5回まで2失点。あと1イニングしっかり投げて切っておけば合格点だったのですが、惜しくも6回裏、Wilson Contrerasに2本目のホームラン。続くKyle Schwarberにも二者連続弾を浴び、さらにランナーをためてしまったところで降板。全体的にかなりいい感じで投げていましたが、やはりあと一息が足りませんでした。

Feddeが降板した時点で1-4とリードを許す苦しい展開でしたが、7回表、Daniel Murphy、Anthony Rendonの連続二塁打とMatt Wietersの犠牲フライで1点差まで詰め寄ると、8回表、まずはRendonへの押し出し死球で同点とした直後の初球をWietersがセンターのフェンスオーバーのグランドスラム!8-4としました。

こうなると後は鉄壁のブルペン陣、今日もBrandon Kintzler、Ryan Madson、Sean Doolittleが7,8,9回をきっちり投げて無失点。

カブスとのこのシリーズを勝ち越すとともに、シーズン成績でも4勝3敗と勝ち越して終了です。ポストシーズンでも当たるかな。

MVP:Matt Wieters

8/5 不運もあったけど初回4失点では

L4-7@CHC (Season 64-44)
Jackson(L2-2) 5.0IP 4E 6H 8K
Harper 2/5 HR(28) 2R RBI
Wieters 2/2 double RBI

前日のDaniel Murphyに続き、この日はBryce Harperが初回にホームラン(28号ソロ)。前日からの流れはまだナショナルズに来ているかと思われましたが、その裏、先発のEdwin Jacksonがつかまります。いきなり1,2番に連続二塁打を打たれてあっという間に同点。さらに1死後、Wilson Contrerasの打球はバットに当てただけのあたり損ねでしたが、ナショナルズには不運にもサードの前に転がる内野安打となってしまい勝ち越しを許してしまいました。さらに2死1塁から、トレードで移籍してきたばかりのAlex Avilaに豪快にセンターへの2ランを打たれ、結局この回だけで4点を失いました。

この後、打線はこつこつと得点して追いかけましたが、1点差の6回裏に出てきた2番手Matt Graceが2失点、さらにMatt Albersも1失点してしまい、最後まで追いつけず。初回の4失点以降、カブスに行ったままの流れを取り戻すことはできませんでした。完敗です。

8/4 Murphy 2発, 新必勝リレー

W4-2@CHC (Season 64-43)
Roark(W9-7)  6.1IP 2ER 5H 3BB 4K
Kintzler(HD1) 0.2IP 0ER 1BB
Madson(HD) 1.0IP 0ER 2K
Doolittle(SV5) 1.0IP 0ER 1H 1K
Murphy 3/4 2HR(18,19) 2R 3RBI
Kendrick 2/3 BB 2R SB

落ちてきている感じがすると書いたナショナルズ打線。この日も出場した選手中、ヒットが出たのは3人だけ(上記2人のほかにはBryce Harperのみ)でしたが、中でもDaniel Murphyがよく頑張ってくれました。

まずは1回表、2死1塁から高々と打ち上げた打球は右中間スタンド中段に入る18号先制2ラン。続いて6回表には今度は逆方向レフトスタンドへ届く19号ソロ。さらに1点差に詰め寄られた直後の8回表にも無死1,2塁からセンター前にヒットを打ち、続くAnthony Rendonの犠牲フライにつなげました。全員は打てなくても誰かが打ってくれればそれなりに点は入ります。それが今日はMurphyでした。

投げては、先発のTanner Roarkが6回まで無失点ピッチング。7回1死からJavier Baezに2ランを打たれましたが、そこまでは3塁さえ踏ませない素晴らしい投球でした。これで9勝目。なんだかんだ言いながら2ケタ勝利目前まで来ました。

Roarkの後を受けて7回1死からマウンドに送られたBrandon Kintzlerが1点のリードを守り切ると、2点リードとなった後の8回はRyan Madsonが、そして9回はSean Doolittleが先頭打者にシングルを許しながらも、三振と併殺で3つのアウトを取ってゲームセット。新しい必勝リレーの完成です。

MVP: Daniel Murphy

2017/08/03

2017年7月をふりかえる

ものすごく勝ちまくったという印象はありませんが、オールスターを挟んでの6連勝もあり、月間成績は16勝9敗。貯金を7つ増やし、地区2位との差もこの1か月で5.5ゲーム広げました。ナショナルズ以外のナ・リーグ東地区の全チームがトレード期限前に売り手に走り、地区優勝は決まったも同然としました。

[NL EAST end July 2017]

WLPCTGB
Washington6341.606-
Miami4955.47114.0
New York4855.46614.5
Atlanta4856.46215.0
Philadelphia3964.37923.5

地区2位以下は混戦模様ですが、今月貯金2だったマーリンズが2位に浮上。最下位ながらフィリーズも7月は貯金1でした。

[Hitter of the Month: Bryce Harper]

PAAVEOBPSLGRHRRBISB
Brian Goodwin107.222.271.47516582
Bryce Harper103.378.456.778269220
Anthony Rendon90.392.500.689135191
Daniel Murphy88.309.364.531143180
Ryan Zimmerman85.234.282.455115140
Wilmer Difo80.373.436.552173112
Matt Wieters68.230.265.3114060
Adam Lind53.308.321.51983101

チーム打率11位、本塁打数は5位、総得点は8位と、6月ほどではないにせよ、やはり打線がチームを引っ張っている印象はあります。ただ、オールスター明けからはやや元気がなくなってきました。また、Trea Turnerが離脱したことに伴い機動力は一気に低下。チーム盗塁数はわずかに7で下から4番目でした。

そんな打線の中心にいたのがBryce Harper。月間ホームラン数、得点、打点とも群を抜いています。いいところで打ったという印象もあります。Anthony Rendon、Daniel Murphyの両レギュラーもしっかり打っています。さらに目立つのがWilmer Difoの絶好調ぶり。相次ぐ故障者が出たことにより得たこのチャンスを逃すまじという気迫を感じます。打順でも下位から2番に上がってきました。同じように与えられたチャンスを生かすべく頑張っているのがAdam Lind。こちらも奮闘しています。

一方、下降気味なのがRyan ZimmermanとMatt Wietersの両ベテラン。特にWietersは守備力の低下もやかましく言われており、Jose Lobatonもやはり打てないことから、捕手がなんとなくチームの穴になりつつあります。

故障離脱中のMichael Taylor、Trea Turner、Jayson Werthのうち、Taylorマイナーでのリハビリ出場を既に開始しており、間もなく復帰の見込み。TurnerとWerthはまだしばらくかかりそうですが、シーズン中には戻ってこられそうな様子です。

[Pitcher of the Month: Gio Gonzalez]

GSIPWKERAWHIP
Gio Gonzalez642.02372.140.88
Max Scherzer531.23502.841.07
Stephen Strasburg419.01191.891.21
Tanner Roark323.02263.521.04
Edwin Jackson319.02122.841.00
GIPSVHLDERAWHIP
Matt Grace1114.1202.511.19
Joe Blanton118.2015.191.73
Matt Albers98.2001.040.92
Enny Romero99.0025.001.78
Sean Doolittle66.0406.001.50
Ryan Madson55030.000.80

チーム防御率は8位。ですが、先発投手陣が2位なのに対して、ブルペンはなんと24位(まあ、それでも6月の28位よりは改善)。トレード期限を前に、Sean Doolittle、Ryan Madson、それにBrandon Kintzlerの3人を補強したことで8月はいくばくかの改善がみられることを期待しています。

さて、先発投手陣では、Gio Gonzalezが奮闘しました。地元開催のオールスターに出場することはかないませんでしたが、そのうっぷんをぶつけるかのように好投を連発。そして、最後は7月30日のマーリンズ戦で9回までノーヒッターを継続という快投。8年連続(ナショナルズに来てからは6年連続)の二けた勝利に王手をかけました。

Max Scherzerも、21日のDバックス戦で初回3連発を食らうということもありましたが、基本的には相変わらずの支配的な投球を継続。Tanner Roarkも復調の兆しです。一方、心配なのはオールスター明けからDL入りしてしまったStephen Strasburgの状態。昨年の二の舞にならないといいのですが。

残念なことになったのがJoe Ross。調子が上がらないままの日々が続いた末に、TJ手術と相成りました。そのRossに代わって上がってきたのが出戻りのEdwin Jackson。ベテランの域に達しており、期待感は低かったのですが、3度の登板のうち2度で快投。ひとまずローテーションに定着しました。

また、Strasburgの穴を埋める形でトッププロスペクトのErick Feddeがメジャーデビューを果たしました(打ち込まれましたが)。

ブルペン陣は上述のとおりひどいことになっており、フロントも上記の3人の補強で応えました。Madson、Doolittleの体制になってからは基本的に安心してみていられます。Kintzlerも含め、ブルペンこそが強みと言ってもらえるように、しっかり頑張りましょう。

8/2 打線は夏バテ?

L0-7@MIA (Season 63-43)
Cole(L1-1) 5.0IP 5ER 6H 4BB 5K

ナショナルズ打線の調子が落ちています。マーリンズの先発はこの春ナショナルズのスプリングトレーニングに参加したものの開幕直前にカットされ、その後マーリンズと契約、この試合の前まで13試合に登板(5先発)して未勝利、防御率6.42というVance Worley。当然しっかり打ち込まなければならない相手でしたが、7回までに出した走者はシングル安打2本のみ。しかも、どちらのランナーもBryce Harperが併殺打を打って消してしまいました。Worleyが良かったというより、ナショナルズ打線がひどすぎました。9回に2本のシングルが出ましたが、併殺打も1本(Jose Lobaton)。チーム全体で4安打3併殺という惨状。Bryce Harper、Daniel Murphy、それにRyan Zimmermanというこれまで打線を引っ張っていた主軸を中心に全体的に落ち込んでいます。今日はMurphyが休養を与えられましたが、そういった感じで調整が必要な時期かもしれません。

そんな打線ですから、誰が投げても同じことでしたが、先発したのは今日昇格してきたA.J. Cole。立ち上がりにバタバタして1点は取られたものの、2回以降は頑張っていましたが、5回裏に2本の2ランホームランを被弾。6回1失点と好投した5月のスポットスタートの再現とはなりませんでした。まあ、それでも最低限、本当に最低限の仕事はしたと思います。

1日休暇を挟んでシカゴへの遠征。打線にとっていい休養となるといいいのですが。

2017/08/02

8/1 Scherzerの寝違えで1回降板からの逆転負け

L6-7@MIA (Season 63-42)
Scherzer 1.0IP 0ER ; 1/1 HR(1) R 3RBI
Albers(L5-2) 0.2IP 2ER 3H
Kendrick 5/5 HR(1) R 2RBI
Rendon 1/3 double BB R RBI

良くも悪くもMax Scherzerに振り回されたという印象の試合でした。

1回裏を無難に三者凡退に抑えて迎えた2回表、1点を先制してなお1死1,3塁の場面で打席に入ると真ん中に入ってきた変化球を振り抜き、レフトスタンドに運ぶ3ラン。Scherzerにとっては、メジャー10年目、通算308打席目にして初のホームラン。ベンチは大盛り上がり。さらにこの後Howei Kendrickにも2ランが飛び出し、この回を終えて6-0。もうこのまま一方的に勝利するものと誰もが思いました。

ところが、その直後、2回裏のマウンドに向かったScherzerが、投球練習の初球を暴投したところでベンチに向かって「投げられない」というしぐさをしてそのまま降板。寝違えによる首の痛みが理由ということで(ひじや肩でなくて)一安心でしたが、まさかの展開でした。(なお、Scherzerは首の痛みで体が開かなかったからホームランを打てたとジョークを飛ばしていました。)

それでも6点のリードを守り切ればよかったのですが、ダメでした。Matt Graceはよく頑張りましたが3イニング目までに3失点。そして5回裏1死1,2塁で出てきたMatt AlbersがMarcell Ozunaにいきなり3ランを被弾して同点。さらに連打を浴びて勝ち越しまで許してしまいました。

打線は3回以降完全沈黙。なんとも言えない逆転負けとなりました。

2017/08/01

ロースター異動まとめ(2017年7月)

7/1 Sammy SolisがDLから復帰, Jacob TurnerをDFA
7/6 Michael TaylorがDL入り, Chris Heiseyが復帰
7/14 Joe RossがDL入り(TJ手術でシーズン終了), Sammy SolisをAAAにオプション, Trevor GottとAustin Adamsの2人が昇格(Adamsは初昇格)
7/17 Blake Treinenがトレードでアスレティックスに移籍, Jacob Turnerが再昇格
7/18 Sean DoolittleとRyan Madsonをアスレティックスからトレード獲得, Edwin Jacksonが昇格, GottとAdamsをAAAにオプションし, Turnerを再びDFA
7/23 Chris HeiseyがDL入り, Ryan Raburnが忌引き(⇒DL), Andrew StevensonとPedro Severinoがメジャー昇格(Stevensonは初昇格)
7/27 Stephen StrasburgがDL入り,Sammy Solisが再昇格
7/28 Howie Kendrickをトレード獲得(対価はMcKenzie Mills)
7/30 Erick Fedde初昇格(即日デビュー), Chris Heiseyを解雇, SeverinoをAAAにオプション
7/31 Brandon Kintzlerをトレード獲得(対価はTyler Watson)

Brandon Kintzlerをトレード獲得(Tyler Watsonを放出)

トレード期限の7月31日の午後4時(米国東部時間)の直後に(わたくし的には)激震が走りました。

ツインズのクローザーBrandon Kintzlerをトレードで獲得。

Brandon Kintzler (2017 Season for MIN)
45G 28SV 45.1IP 11BB 27K 2.78/1.15

それは、まあいいです。問題は対価。Tyler Watsonを放出することになりました。

Sean DoolittleとRyan Madsonの対価としてのJesus LuzardoHowie Kendrickの対価としてのMcKenzie Millsに続き、Watsonまで。わずか1か月の間にMy Top 10 Prospectsの5人(5人目は今年のドラフト後の追加なので、開幕時で言えば4人)のうちの3人までをも失うことになるとは思いませんでした。大ショックです。3人ともBAなどのランキングでは必ずしも高く評価されておらず、Victor Roblesなどの組織内トッププロスペクトは守り切ったという評も聞こえますが、守り切ったのはいずれも野手。今現時点で、My Top 10 Prospectsの基準で5人の投手を選ぶとしたら、相当苦労しそうです(ちょっと考えてみてもいいですが、あまり魅力的なリストになる気はしません。)。

ともかくもWatsonの今後の活躍を祈りつつ、一方でこれだけの対価を支払って補強を進めたのですから、なんとしても今年は(最低限)NLDSを突破して頂かなければなりません。

さて、Kintzlerですが、今日8月1日が33歳の誕生日となるベテランのブルペン右腕。マイナー時代も2010年にブリューワーズでメジャーデビューしてからもほぼずっとブルペン投手として投げ、ツインズに加入した昨年の6月以降はチーム事情によりクローザーとして働いてきました。今シーズンはア・リーグ2位の28セーブを記録し、チームを代表してオールスターにも参加しました。特徴は、持ち球は大したことないように見られながら、なんだかんだで抑えきるピッチングができることです。球威は95マイルに達することはなく、奪三振率は極めて低く、四球もそこそこ出してしまう。それでも、セーブは記録している。ある種謎のピッチングです。

そういう要因もあるかと思いまうが、ナショナルズでは、クローザーの地位が約束されているわけではないようです。加入後4試合続けてセーブを成功させているSean Doolittleを代える理由はありませんし、正直なところ、映像を見る限りは安心して任せられる感じを受けませんでしたから。Ryan MadsonからSean Doolittleへのリレーを代えることはしてほしくないですね。

なお、今シーズン終了後にFA予定です。

7/31 Gioの魂のこもった投球

W1-0@MIA (Season 63-41)
Gio(W9-5) 8.0+IP 0ER 1H 3BB 5K
Doolittle(SV4) 1.0IP 0ER 1H
Harper 1/3 BB RBI

7月31日、この日は、生きていれば25歳となったJose Fernandezの誕生日でした。生前Fernandezと仲が良かったGio Gonzalez。試合前、球場を訪れたFernandezの家族(両親、フィアンセだった女性、没後生まれてきた娘)にも会ったそうです。特別な思いをもって臨んだこの試合。魂のこもった素晴らしいピッチングを披露してくれました。

初回、2回にそれぞれ1つの四球。3回から6回までは三者凡退。7回に四球、8回には死球。いずれも二塁にさえ進ませず。守備もたびたびの好プレーで支えました。8回を終えて被安打0。先頭のDee Gordonに左中間に落ちるシングルを打たれてノーヒッターの達成はならず、マウンドを降りましたが、Fernandezに捧げるには十分なピッチングでした。またヒットを打ったのが、Fernandez没後の最初の試合、最初の打席でホームランを打ったあのGordonだったというのも、何か感じます。マウンドを降りるGioに対し、敵地(Gioにとっては地元ですが)マイアミのファンからも惜しみないスタンディング・オベーションが送られました。

そのGioを援護したい打線。こちらはこちらでJose Urenaの前に沈黙していましたが、1番からの攻撃となった6回表、先頭のBrian Goodwinがこの試合両チーム唯一の長打となるセンターオーバーの二塁打で出塁すると、2番Wilmer Difoがなんと送りバント。こうして作った1死3塁のチャンスでBryce Harperがうまくレフト前に運んで、これが決勝点となりました。

話を9回裏に戻すと、無死1塁からの登板となったSean Doolittleが後続をあっさりと断ち、ゲームセット。安定してます。

MVP: Gio Gonzalez

2017/07/31

7/30 (game 2) 5回(だけ)の集中打で逆転勝利

W3-1 Rockies (Season 62-41)
Jackson(W2-1) 7.0IP 1ER 4H 2BB 6K
Doolittle(SV3) 1.0IP 0ER K
Lind 1/3 HR(9) R 2RBI
Goodwin 1/3 HR(11) R RBI

ナショナルズに加入後、初戦で好投し、2戦目で打ち込まれていたEdwin Jacksonの3戦目。ダブルヘッダー1試合目で10得点を奪った強力ロッキーズ打線を相手に素晴らしいピッチングを展開。序盤はランナーを背負いながらも要所でギアを上げるピッチングで4回まで無失点。唯一のミスは5回2死走者なしから相手投手のJon Grayを歩かせてしまい、直後の連打で1失点したことでしたが、リードを奪った後の6回、7回は積極的に打者を攻めて三者凡退。流れを完全にナショナルズのものとしました。

ただ、打線が元気なく、Jon Grayの前に4回までノーヒット。実は6回以降もノーヒットに抑えられてしまったので、ヒットが出たのは5回裏だけだったのですが、そのイニングに全4安打を集中。先頭のAnthony Rendonが初ヒットのシングルで出塁し、続くAdam Lindが値千金の逆転2ラン。さらに1死後にはBrian Goodwinのソロホームラン。見事な集中攻撃でした。

Jacksonの後は、8回をRyan Madson、9回をSean Doolittleがいずれも三者凡退であっさりゲームセット(Doolittleにとっては初めての三者凡退)。ブルペンがしっかりしていると安心ですね。

ポストシーズンでもあたる可能性のあるロッキーズにスウィープはされずに済んだことの意味は小さくないと思います。レギュラーシーズンでの対戦も4勝3敗と勝ち越して終了です。

MVP: Adam Lind

7/30 (game 1) Feddeほろ苦デビュー

L6-10 Rockies (Season 61-41)
Fedde(L0-1) 4.0IP 5ER(7R) 10H 2BB 3K
Zimmerman 3/4 2HR(23,24) BB 2R 4RBI
Difo 3/5 HR(4) 2R RBI
Goodwin 2/5 double 2R
Rendon 2/5 RBI

Erick Feddeのメジャー初デビューはほろ苦いものとなりました。二種類の速球を主体にスライダー、チェンジアップを交え、自分のピッチングができていました。最初の9人の打者全員にストライクから入るなど制球も悪くなく、四球は2つだけ。ただ、打たれました。課題は、決め球でしょう。追い込まれてからでも打者はバットに当てるのを苦にしていない印象を受けました。マイナーでは決め球として有効だったスライダーを見極められては苦しい。内容が悪くなかったにもかかわらず、結果が出なかっただけに本人はショックを受けているのではないかと心配です。

Ryan Zimmermanが2本のホームランを打つなどして打線も援護しましたが、序盤で大量リードを奪われ、中盤以降もブルペン(追いかけゲーム要員)がこつこつ失点して、流れはロッキーズに行ったまま。最終回に1点を返し、なお1死満塁と攻めはしましたが、最後はHowie Kendrickが併殺打を打ってゲームセット。ふむ。

7/29 猛打爆発の次の試合にありがち

L2-4 Rockies (Season 61-40)
Roark(L8-7) 5.0IP 4ER 5H 4BB 8K
Difo 1/4 2RBI

前の試合で記録的な爆発を見せたナショナルズ打線。雨で1日空いたこの日は、ロッキーズ先発、ルーキーのGerman Marquezの前に打線がほとんど完全に沈黙してしまいました。5回までパーフェクト。6回1死からMatt Wietersが初安打を打つと、代打Howie Kendrickがナショナルズ移籍後初打席でレフトへ二塁打を放ち2,3塁。2死となった後、Wilmer Difoがレフト線にポトリと落とす2点タイムリーを打ちました。ナショナルズの攻撃は本当にこれだけ。7回以降はまた1人のランナーも出すことができませんでした。確かに100マイル近い速球でぐんぐん押してくるMarquezの投球は見事でしたが、もうちょっと工夫があってもいいのではと思います。

先発のTanner Roarkは2回にTrevor Storyに2ランを被弾。5回にも連打でさらに2失点。それなりにボールの切れはあったように見えますが、2ストライクからの決め球に苦しみ球数がどんどん増えてしまう(5イニングで109球)という今シーズンの悪い日の投球内容でした。立ち直ったかと思ったのですが・・・。ふむ。

2017/07/29

Howie Kendrickをトレード獲得(McKenzie Millsを放出)

7月末のトレード期限に向けて各チームが補強を進める中、ナショナルズは先にSean DoolittleとRyan Madsonを獲得し、ブルペンを補強しました。その後も、さらにブルペン投手に関心を示している、Stephen StrasburgのDL入りにともない先発投手(Sonny Grayなど)の獲得を交渉している、といったレポートが流れていましたが、雨で試合が中止になった28日に明らかになったのは、ベテラン野手のHowie Kendrickのトレード獲得でした。

Howie Kendrick (2017 Season for PHI)
39G 156PA 2HR 16RBI 11BB 30K .340/.397/.454 8SB


エンゼルスの二塁手だった印象の強い、メジャー12年目、33歳のベテラン・ユーティリティ・プレーヤー。2014年まで9シーズンに渡ってエンゼルスでプレー。2014年オフにトレードでドジャーズへ。さらに昨秋、再びトレードでフィリーズに移籍。今季は、4月~5月にかけて1カ月ちょっとの間DL入りしていましたが、出場しさえすれば上記の通り好成績を残しています。ナショナルズでは基本的にベンチプレーヤーとなる見込みですが、ベテランらしい貢献を期待しています。レフトも最低限守れるというのは、極めて手薄な今の状態からすると大変貴重な存在です。

なお、契約は今季限り。オフにFAとなります。

さて、このトレード、対価として放出することになった選手のほうが重大です。McKenzie Mills。わずか3カ月のKendrickのレンタルのためにはもったいない、という印象がどうしてもぬぐえません。開幕前のBAなどのランキングに名前はありませんでしたが、My Top 10 Prospectsに選んでいた1人であり、今シーズン最も印象的な活躍をして評価を上げていた選手でした(スタッツを含め今シーズンの戦いぶりについては、直近7月のプロスペクト・レポートをご覧ください)。個人的な掘り出し物選手だっただけに、ここで手放すのは惜しくてなりません。まあ、今後の活躍を期待して送り出しましょう。

7/27 4者連続!を含む8本塁打

W15-2 Brewers (Season 61-39)
Scherzer(W12-5) 6.0IP 1ER 3H 3BB 9K
Goodwin 3/5 2double HR(10) BB 2R 2RBI
Difo 2/5 HR(3) 2R RBI
Harper 3/5 double 2HR(26,27) 3R 4RBI
Zimmerman 2/5 HR(21,22) 2R 3RBI
Rendon 2/4 double HR(21) BB 2R RBI
Lobaton 2/5 double HR(4) R 3RBI

今シーズンのナショナルズの打のチームです。ボールが変わった変わってないという論争があるほど(おそらく、変わったんでしょう)、MLB全体を通じてホームラン数は増加し打高投低が顕著になっていますが、それにしても今季のナショナルズはよく打っています。

そんなナショナルズ打線が、これまでMLB史上たった7度しか達成されてなかった大記録を達成しました。

既にBryce Harperの2ランで先制し、2-0で迎えた3回裏。この回先頭のMax Scherzerが四球で出塁すると、まずは1番のBrian Goodwinがライトスタンドに2ケタ到達の10号2ランを放り込みました(1本目)。続くは2番のWilmer Difo。右中間スタンドの二階席に届こうかという完ぺきな打球(2本目)。お次は3番Harper。低めの変化球をややこすったような感じでしたが、打球はどんどん伸びて左中間スタンドに届いてしまいました。自身この日2本目(3本目)。そして、4番Ryan Zimmermanが初球の真ん中に入ってきた球を叩くと、弾丸ライナーがそのままレフトのブルペンに突き刺さりました(4本目)。4者連続ホームラン。直近では2010年9月にレッズが達成していますが、MLB史上8度目となるタイ記録。

続く5番のDaniel Murphyがセンターフライに倒れてブーイングが起きた(笑)のもつかの間、6番のAnthony Rendonが放った強烈な打球はこの回5本目となるレフトブルペンをはるかに超えていく特大の一発となりました。さらに4回裏にも、Zimmermanがやはりこの日2本目の2ラン、Jose Lobatonにまで2ランが出て、この回を終えて15-1。都合8本塁打の大花火大会となりました。

先発のMax Scherzerにとってはあまりにも楽過ぎる展開で、悠々と12勝目。この打線があれば、投手陣は楽でしょうね。ブルペンさえしっかりしていれば、死角なしです。

MVP: Bryce Harper

2017/07/27

プロスペクト・レポート(2017年7月)

前回のレポート(Luzardo, Davis, Garciaはこちら)から1か月あまり。Andrew Stevensonがメジャーデビューしたり、Jesus Luzardoがトレードされたり、なんやかやと動きがありました。アップデートと、開幕時にPTBNLとしていた5人目の投手を登録しておきます。(成績は特記しない限り7月26日終了時)

Andrew Stevenson, OF
3G 3PA 0BB 1K .000/.000/.000 0SB (MLB)
73G 306PA 2HR 24RBI 18BB 67K .246/.293/.319 9SB (AAA)
20G 91PA 0HR 12RBI 11BB 19K .350/.429/.438 1SB (AA)
前回レポート時に「当たり始めた」と書いた後も引き続き好調を維持し、負傷欠場したBrandon Snyderの代役という形でしたがAAAのオールスターに選出されました。そして7月23日、相次ぐ外野手のDL入りにより止む無くという感じではありましたが、遂にメジャー初昇格・デビューを果たしました。ここでもやはり適用に時間がかかるのかもしれませんが、出場機会を与えられれば意外とすんなり定着したりして・・・。

Victor Robles, OF 
3G 14PA 0HR 1RBI 1K 0BB .231/.286/.385 0SB (AA) 
77G 338PA 7HR 33RBI 25BB 62K .289/.377/.495 16SB (A+)
A+のオールスターに加え、MLBのオールスターの前座で開催されたFutures Gameにもナショナルズからのただ1人の代表として参加。7月24日、Harrisburg(AA)に昇格し、やはり1番センターで出場を続けています。一方で、Stephen StrasburgのDL入り(とりあえずErick Feddeが先発しますが)に伴い、先発投手の補強を探っておいるナショナルズ。当然ながらトレードの交換相手として要求されている模様。いやいや、ダメ、絶対(Bryce Harperとの長期契約が電撃的に決まるなら別ですが)。

Carter Kieboom, SS
29G 123PA 6HR 20RBI 10BB 25K .333./398/.586 2SB (A)
引き続きDLに入ったままで、復帰に向けた見込みなども聞こえてきません。

Juan Soto, OF
23G 96PA 3HR 14RBI 10BB 8K .360/.427/.523 1SB (A)
5G 13PA 0HR 0RBI 0BB 1K .077/.077/.077 (Rk)
7月3日にGCLでリハビリ出場を開始し、待ってました!という気分で見守っていましたが、わずか5試合出場したところでまた姿を消してしまいました。心配していたところ、7月26日になってHamate Boneの骨折が判明。まあ、Hamate Boneだけなら約1か月の離脱ですから、何とか今シーズン中には復帰できるかもしれません。が、それでも実働はわずか1か月。実質的に失われたシーズンとなることが確定してしまいました。

Drew Ward, 3B
87G 348PA 7H 41RBI 38BB 99K .227/.313/.348
約2週間のDLの後、6月18日に復帰してからはAAでレギュラー出場を続けていますが、復帰後の34試合の成績は.185/.271/.261と惨憺たるもの・・・。まだ22歳。これからこれから。

Luis Garcia, SS/2B
21G 92PA 1HR 8RBI 5BB 13K .224/.264/.271 2SB
Gulf Coast League(Rk)の開幕とともにプロデビュー。セカンドかショートを守りつつ、1番を打っています。あまり打てていませんが、とにかくまだ 17歳。練習あるのみ。少しでも上向きな感じでシーズンを終えられるように願っています。

Tyler Watson, LHP
18G 93.0IP 98K 24BB  4.25/1.25 (A)
7月13日の登板で2回7失点(自責点6)と打ち込まれるなど、この1か月間の6試合は防御率6.60という成績に終わりました。ただし、31奪三振に対して、四球はわずかに4つ。内容は必ずしも最悪という感じではありません。このまま最後までしっかりとイニングと経験を積み重ねていけば、結果も付いてくるはずです。

McKenzie Mills, LHP
18G(12W) 104.2IP 118K 22B 3.01/0.95 (A)
こちらも7月17日の登板で5回途中6失点という日がありましたが、この1か月の防御率は3.65と、Watsonほどは乱れませんでした。7月3日と10日には2試合続けて二けた10奪三振を奪うなど、37イニングで46個の三振を奪っており、内容はいい感じを維持しています。なお、12勝はSouth Atlantic Leagueの単独トップ、118奪三振もトップタイとなっています。

Weston Davis, RHP
4G 16.2IP 8K 4BB 9.72/1.74 (A)
2G 9.0IP 8K 0BB 0.00/0.56 (SS)
開幕直後から長くDL入りしていましたが、6月末にリハビリ登板を開始し、遂に7月14日に先発投手としてHagerstown(A)に戻ってきました。21日の試合では2回途中5失点と打ち込まれましたが、続く14日の試合では6回2失点で今季初白星。WatsonとMillsはかなり順調に先を走っていますが、しっかり前を見て追いかけて行ってもらいたいです。

Jesus Luzardo, LHP
3G 13.2IP 15K 0BB 1.32/1.02 (Rk)
GCLでの3試合、13.2イニングでわずか2失点、15奪三振、無四球。90マイルを超える速球で圧倒しているとの情報も入り、興奮していた矢先、Sean Doolittle、Ryan Madsonとのトレードでアスレティックスに移籍していきました。移籍後もやはりRkレベルで好投しているようです。いつか大成して、(Alex Meyer、Robbie Rayのように)MLBでナショナルズと対戦する日を楽しみにしています。(A.J. Coleのように)出戻ってもいいんですけどね。

Seth Romero, LHP 
5人目の投手プロスペクトは言わずと知れた2017年ドラフト1巡目指名の左腕。諸事情により実戦から離れていたこともあり、契約後、フロリダでの調整を続けています。プロデビューが待ち遠しい。

7/26 8回裏の集中打で逆転勝利

W8-5 Brewers (Season 60-39)
Gio 7.0IP 2ER 5H 1BB 8K
Madson (W1-0) 1.0IP 0ER 1K
Zimmerman 1/4 double R 2RBI
Lind 2/4 double R 2RBI
Rendon 1/2 double BB
Murphy 1/3 HR(17) BB 2R RBI

先発のGio Gonzalezが初回にDomingo Santanaのソロ本塁打と振り逃げの間の1点で計2点を失い、早くも追いかける展開。Gioはその後完全に立ち直り、ランナーを出しても最後は踏ん張り切るという今シーズンのいい日のピッチングで2回から7回まではゼロを並べました。十分勝ち投手に値する内容だったと思います。しかし、打線が援護できず、結局Gioは勝ち負け付かずに終わりました。

前日は完封負けを喫した打線。この日も6回まで得点することができず。振れてないという印象が漂っていました。この状態を破ってくれたのがDaniel Murphyでした。7回裏1死から、ここまで抑え込まれてきたJimmy Nelsonの低めへの変化球をすくい上げると、高々と舞い上がった打球はライトのブルペンへ。これで1点差。

そして8回裏、先頭のMatt Wietersが歩き、ここからチャンスを作り、Wilmer Difoのライト前シングルで同点。Bryce Harperは空振り三振で2アウトとなってしまいました(しかも、ストライク・ボールの判定を巡って退場してしまった)が、直後に、Ryan ZimmermanがいかにもZimmermanらしい流し打ちのライト線への2点タイムリー二塁打を放ち、勝ち越しに成功しました。さらにこの後、Anthony Rendon、Adam Lind、Pedro Severinoにもタイムリーが出てこの回一挙7点。勝負あり。

ようやく打線がお目覚め。明日も頼みます。

MVP: Ryan Zimmerman

2017/07/26

7/25 Jacksonが打ち込まれて完敗

L0-8 Brewers (Season 59-39)
Jackson(L1-1) 5.0IP 3ER(7R) 7H 3BB 3K
Rendon 1/2 double BB

開幕前の低評価を覆し、ナ・リーグ中地区で首位を走る(ただし、前年覇者のカブスから猛追を受けている)ブリューワーズとの今季初対戦。

初戦は完敗でした。

先発のEdwin Jacksonが序盤からコントロールに苦しんでリズムを崩すと、4回にはRyan ZimmermanのエラーなどでランナーをためたところでTravis Shawに3ランを被弾して0-5(この時点では自責点1)。さらに5回にはEric ThamesとManny Pinaに連続ホームランを打たれて0-7。守備に足を引っ張られた面はありましたが、もうひと踏ん張りしてほしいところでした。

(なお、この試合で5イニング投げたことにより、ナショナルズでの通算投球回数が200イニングを突破。当ブログで集計しているAll Time Natsシリーズの防御率等の対象者となりました。)

打線も元気なく、先発のZach Daviesに8回2死まで抑え込まれ、その後も得点できず。主軸は一応1本ずつヒットを打ちましたが、全体的にやや元気がなくなっている印象があります。

2017/07/24

7/23 Strasburgが途中退場してもブルペンが踏ん張る

W6-2@ARI (Season 59-38)
Strasburg 2.0IP 0ER 1H 3BB 2K
Blanton(W1-2) 0.2IP 0ER K
Goodwin 1/4 HR(9) BB R RBI
Difo 2/4 HR(2) 2R RBI
Lobaton 2/4 RBI

1回表、Dバックス先発のRobbie Rayにナショナルズ打線が襲い掛かり、Brian Goodwinの先頭打者本塁打を皮切りに打者一巡の猛攻で4得点。

あとは先発のStephen Starsburgが落ち着いて投げてくれれば楽な展開になるはず、でしたが、そんな簡単にはいきませんでした。ボール自体は走っていました。しかし、とにかくコントロールが付きません。2イニングを投げ、3つの四球を与えて既に51球。失点しなかったのが不思議なくらいの内容で、3回表の打席で代打を送られて交代となりました。

試合後に明らかにされたところによると、ウォーミングアップから前腕部に違和感があり、試合中にひどくなる気配を感じたため予防的に降板したそうです。大事を回避できたのであれば結構なことですが、昨シーズンも同じくらいの時期に同じような状況になって、結局ポストシーズンでは投げられませんでしたから心配です。

ともかく、3回裏から起動することとなったブルペン。これまでチームのお荷物状態でしたが、今日はよく頑張りました。まずはMatt Grace。3イニング目の5回につかまりましたが、それでもよく投げてくれました。そしてGraceが2点を失いなお1死1,3塁とされて降板した後を受けてマウンドに上がり、Paul Goldschmidtを三振にとるなどしてピンチをしのいだJoe Blantonが勝ち投手。6回から登板したEnny Romeroは7回途中に背中の痛みのため緊急降板し、ひやりとさせましたが、DL入りの必要はなさそうだとのこと。7回途中と8回はMatt Albersが無失点で切り抜け、そして9回はSean Doolittleが危なげなく抑えて終了。

オールスター明けのロード9連戦を7勝2敗。2位ブレーブスとの差を12ゲーム差に広げて、明日は休養日。さあ、一気に行きましょう。

MVP: Joe Blanton

2017/07/23

7/22 Roark復活!!

W4-3@ARI (Season 58-38)
Roark(W8-6) 7.0IP 2ER 3H 1BB 11K
Doolittle(SV2) 1.0IP 0ER(1R) BB K
Harper 2/5 double HR(25) 2R 2RBI
Zimmerman 2/4 double R RBI
Goodwin 3/5 double SB(3)

今日の試合の主役はなんといってもBryce Harperでした。この試合がメジャーデビューとなるDバックスの先発Anthony Bandaから初回に特大の先制25号ソロを放つと、同点で迎えた6回表には1死3塁から流し打ちでレフトスダンドにワンバウンドで飛び込む勝ち越し二塁打のカギとなる2打点を記録しました。さすが、です。

が、しかし、シーズンを考えたときにこの試合が大きな意味を持ってくるとすれば、それはTanner Roarkの復調でしょう。オールスターまでは本当にひどい状態で出れば打たれるという印象で心配させました。オールスター明けの初戦も今一つピリッとしませんでしたが、それでも結果的に6回3失点で勝ち投手になったことで自信を付けたのかもしれません。この日は、序盤からとにかくストライク先行で7イニングを投げて被安打3自責点2、11奪三振。特に見逃し三振の多さが、Roarkらしさの復活を感じさせてくれました。

トレード市場ではレンジャーズのダルビッシュ有にいくつかの球団が関心を示していると聞こえていましたが、現時点までにナショナルズの名前はありません。この試合のRoarkの投球内容を見るまでは、ナショナルズが電撃的にダルビッシュを獲得してくれないかと思っていましたが、その必要もなさそうです。

打線は、6回にHarperに続いてRyan ZimmermanとAnthony Rendonにもタイムリーが出て、一時は3点リード。8回はRyan Madsonが0点に抑えると、9回のマウンドにはSean Doolittle。サードRendonの送球エラーで無死1,3塁のピンチとなりましたが、落ち着いて後続を断って1失点に止め、ゲームセット。ともかくも、Madsonは移籍後3試合連続無失点、Doolittleは2試合続けて失点しながらも逃げ切ってセーブを記録しています。ここまではいい補強になっていると言っていいでしょう。

MVP: Bryce Harper

7/21 Scherzerまさかの初回3連続被弾

L5-6x@ARI (Season 57-38)
Scherzer 5.0IP 5ER 8H 2BB 9K
Romero(L2-4) 0.1IP 1ER 2H 2BB
Murphy 3/4 2double R RBI
Wieters 2/4 2double R
Difo 1/3 BB R 2RBI

1回裏、マウンドにはMax Scherzer。投げる度にノーヒッターを期待させているScherzerでしたが、この日はまさかの展開になりました。Dバックス先頭のDavid Peralta、2番A.J. Pollock、そして3番のJake Lambが、本当にまさかの3連続ホームラン。さらにこの後も、四球と2本のシングルでさらに1点を追加され、2回にも連続二塁打でもう1点。結局2回までに5失点という、およそScherzerとは思えないピッチングでした。ここまで打たれると故障を心配しましたが、そういうわけではなく、しっかり対策してきたDバックス打線があっぱれだったということのようです。

早々に5点ビハインドとなったナショナルズでしたが、簡単には負けませんでした。4回に1点、5回に2点、6回にも1点を返し、遂に8回にはWilmer Difoの内野ゴロの間に1点を返して同点に追い付きました。この間、最後のDifoもそうでしたが、きっちり走者を進めるいい攻撃ができていたのも、これからを考えたときには評価していいと思います。

6回から8回をJoe Blanton、Matt Grace、Ryan Madsonが無失点でつなぎ、味方の反撃を辛抱強く待ったブルペンも立派だったと思います。最後にEnny Romeroが打たれてサヨナラ負けは喫しましたが、仕方ないかな。

負けるにしても、この負け方は悪くない。明日に、ポストシーズンにつながる負けだったと思います。

2017/07/20

7/19 Alex Meyerに1安打に抑え込まれる

L0-7@LAA (Season 57-37)
Gio(L8-5) 5.2IP 4ER 5H 3BB 3K

Alex Meyerの名前を憶えている方がブログの読者にどれほどいらっしゃるかは分かりませんが、ナショナルズをフォローしている私にとっては当然強い感慨を持って今日のエンゼルス戦を見ることになりました(実際にはライブで見ることはできませんでしたが)。

2011年のドラフト1順目全体23位でナショナルズが指名した右腕(なお、この年のナショナルズは1順目で3人の指名権を持っており、6位でAnthony Rendon、34位でこの日のリードオフヒッターBrian Goodwinを指名しました)。しかし、プロデビューした2012年にAとA+でまずまずのピッチングを披露し、これからが期待された矢先の2012年11月にDenard Spanとの1対1のトレードでツインズに放出。その後やや伸び悩みましたが、25歳となった2015年にようやくツインズでメジャーデビューすると、昨シーズン途中にエンゼルスにトレードされ、今季は4月下旬からローテーションに定着し、イニング数を上回る三振を奪いながら着々と結果を残していました。

で、この試合。なんと7回をわずか1安打1四球でむろん無失点というキャリアでも最高の結果を残しました。映像からもボールに力を感じ、これはメジャーリーガーとして十分やっていけると思わせるものでした。リーグが違うのでナショナルズと対戦する機会はあまりないと思いますが、これからも頑張ってくれると嬉しいですね。

8,9回もブルペンの前に得点できず、ゼロ封負け。投手陣も先発のGio Gonzalezが初回に乱れて2失点したところから調子に乗れず、7失点。

完敗。オールスター後初の敗戦で、連勝も6でストップ。貯金20から再スタートです。

7/18 新投手のリレーで1勝(Harper4安打)

W4-3@LAA (Season 57-36)
Jackson(W1-0) 7.0IP 2ER 3H 0BB 3K
Madson(HD1) 1.0IP 0ER 1K
Doolittle(SV1) 1.0IP 1ER 1H 1BB
Harper 4/4 triple HR(24) 2R RBI
Lind 3/4 HR(8) R RBI
Rendon 2/4 HR(20) R RBI

Bryce HarperとMike Troutという現代のメジャーリーグを代表する若きスーパースターの直接対決となったこの試合。1回表にHarperがTroutの頭上をちょうど越えていくセンター左へのソロ本塁打を放つと、その裏Troutもソロ本塁打で応酬。2人とも持っているな、と思わせるに十分な初回の両打席でした。

Harperはこの後も3打席連続でヒットを打って4安打。3回の第2打席で惜しくも2塁タッチアウトになっていなければサイクルでしたが、ともかくも4安打。8回には三塁打で出塁して、Ryan Zimmermanの勝ち越しタイムリーにつなげる活躍でした。一方のTroutの以降の3打席は凡退でしたから(ただし、後述のように打点1)、この2人の勝負という意味ではHarperに軍配が上がりました。

しかし、今日の主役は4安打のHarperではなく、この日登録されたばかりの3人の投手のリレーで勝ち切った投手陣。

まずは先発のEdwin Jackson。今シーズン初先発の緊張もあってか初回はボールが先行して苦しみ、Troutにホームランも打たれましたが、相手の盗塁失敗にも助けられて1失点で切り抜けると、2回から5回は1人のランナーも許さず。6回に、この時点で勝ち越し打となるソロ本塁打を打たれはしましたが、2回以降に許したランナーはなんとこの1本だけという素晴らしいピッチング。バックもよく守りましたが、実際、ここまでの投球をしてくれるとは予想外でした。

7回表にAnthony Rendonのソロで同点とし、8回表にZimmermanのセンター前で勝ち越すと(これでJacksonに勝ち投手の権利が発生)、8回裏にはRyan Madsonがマウンドに上がり、90マイル台後半の速球でぐいぐい押して三者凡退。さらにAdam Lindのソロで追加点を奪った後の9回裏にはSean Doolittleが登板。力が入り過ぎたと振り返ったDoolittleは先頭打者にストレートを四球を与えたところから1死2,3塁のピンチを作ってヒヤヒヤさせてくれましたが、ここで迎えたTroutを緩いショートゴロ(打点1)、Albert Pujorsを浅いレフトフライに打ち取って、リードを守りきりました。

Doolittleの次の登板が注目されることにはなりますが、試合後のコメントを見ている限りは大丈夫でしょう。何よりMadsonが使えることは間違いありません。チームのムードもよくなったことでしょう。いい流れです。

MVP: Edwin Jackson

2017/07/18

Anthony Rendonが週間MVP

Anthony Rendonが週間MVPに選ばれました。3試合で11打数7安打、3四球、3本塁打、9打点と打ちまくり、オールスターに選ばれなかったうっぷんをぶつけた形。オールスター後の3試合だけで評価というのもどうかと思いますが、ともかくもおめでとう。

なお、Rendonにとってはこれが初の週間MVPの受賞でした。意外。

2017/07/17

7/17 Zimの通算235号でレッズを4タテ

W6-1@CIN (Season 56-36)
Strasburg(W10-3) 7.0IP 1ER 4H 1BB 11K
Zimmerman 3/5 HR(20) R RBI
Harper 2/4 HR(23) BB R 3RBI
Goodwin 2/5 double HR(8) 2R RBI

後半戦スタートからのレッズ相手の4連勝を狙ったナショナルズ。1回表で勝負は着きました。

先頭のBrian Goodwinのダブル、2番Stephen Drewのシングルで無死1,3塁とし、3番Bryce Harperが豪快にライトスタンドへの先制3ラン。Ryan Zimmermanも左中間への二者連続弾。これがZimmermanの通算235号。通算本塁打数のエキスポス時代を含めたフランチャイズ新記録を達成しました。さらに、この後、Daniel Murphyの四球、Anthony Rendonのシングルで再び無死1、2塁とすると、Matt Wietersの右中間への大飛球はライトに好捕されましたが、Murphyがタッチアップでなんと一気にホームまで生還。あっという間に5-0とリードしました。

このリードをもらって1回裏のマウンドに上がったStephen Strasburg。ランナーを全く出さないわけではないものの、2つの併殺打も打たせて、失点は2回裏のソロ本塁打の1点のみ。7イニングを11奪三振。終始落ち着いたピッチングで二けた10勝目に到達。

終盤のブルペンも今日は問題なくJoe Blanton、Matt Graceは8,9回を片付け、レッズ相手に4連勝を決めました。シーズン成績でも貯金20の大台に到達。地区2位のブレーブスもなかなか頑張っていますが、差は全く縮まっていません。

MVP: Ryan Zimmerman

7/16 日替わりでマルチ本塁打(今日はMurphy)

W14-4@CIN (Season 55-36)
Roark(W7-6) 6.0IP 0ER(3R) 4H 3BB 5K
Murphy 3/4 2HR(15, 16) 2R 5RBI
Lind 3/5 double HR(7) 2R 3RBI
Heisey 3/5 double 2R RBI
Rendon 2/5 HR(19) 2R 2RBI
Lobaton 1/5 HR(3) R 2RBI
Difo 3/5 BB 3R RBI SB(3)

オールスター明けの初戦はBryce Harperが2本塁打、前日はAnthony Rendonが2発。そして今日はDaniel Murphyが初回の2ランに続き、5回には3ランを放って計5打点の荒稼ぎ。毎日日替わりでマルチ本塁打を記録する選手が出てくるだなんて、聞いたことがありません。しかも、それ以外の選手たちも打ちまくる素晴らしい破壊力。今日も17安打(うち5本塁打)で14得点と、存分にその力を見せてくれました。

ただし、8回表のRendonのソロ本塁打とJose Lobatonの2ランは、いずれもDrew Storenから打ったもの。うーん、Storenからだけは打たないでやってほしかった。。。

一方、ナショナルズ先発は Tanner Roark。2回を終えて4-0と、序盤としては十分なリードをもらいました。不可解な三振振り逃げや味方のエラーに足を引っ張られた結果、3回に2失点、5回にも1失点はしましたが、最低限しっかりと試合を作っていたと言っていいでしょう。また、自責点はゼロでの勝利ということでこちらも少しでも自信を持ってくれればいいと思います。

MVP: Daniel Murphy

Ryan MadsonとSean Doolittleをトレード獲得

7月末の期限に向け、交渉が加速していたトレード市場。ブルペン投手の補強が至上命題となっていたナショナルズが、アスレティックスとの間でRyan MadsonSean Doolittleの両投手を獲得することで合意しました。2人ともクローザー経験もあるベテランのブルペン投手。2人とも、奪三振に対してとにかく四球が少ないという点が魅力。精神的な部分も含めてブルペンの安定化に大いに期待したいと思います。

むろん対価は支払います。Blake Treinenと昨年(2016年)のドラフト2順目、3順目指名のSheldon NeuseJesus Luzardoの計3人。もはや使い道がなくなっていたTreinenはともかく、NeuseとLuzardoは期待のプロスペクトで惜しい気もしますが、プロスペクトランキングでさらに上位に位置しているトッププロスペクトを手放さずに2人の実績あるベテランを獲得できたことは、Rizzo GMの手腕と言っていいと思います。

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Ryan Madson, RHP (2017 for Oakland)
40G 39.1IP 1SV(3BS) 14HD 39K 6BB 2.06/0.79
36歳、メジャーでも12年目のシーズンの大ベテラン。2003年のメジャーデビューから9シーズンに渡って在籍したフィリーズでの印象が強い投手。その間、Jayson Werthらとともにワールドシリーズを制覇した2008年にはセットアッパーとして活躍しました。しかし、フィリーズからFAとなりレッズと契約した直後の2012年春に右ひじを痛めてTJ手術に踏み切りましたが、経過は思わしくなく、結局2012~2014年の3シーズンはメジャーでの登板なし、マイナーでもわずか1イニングのみとなり、このまま引退かと思われました。ところが2014年春にロイヤルズとマイナー契約を結ぶと、ここからロースター入りを勝ち取り、再びワールドシリーズのリングを手に入れることになりました。その後、アスレティックスとメジャー契約を結び、再び安定した投球を続けてきました。

Sean Doolittle, LHP (2017 for Oakland)
23G 21.1IP 3SV(1BS) 8HD 31K 2BB 3.38/0.66
2007年ドラフト1順目でヴァージニア大学(Ryan Zimmermanの大学の2年後輩になります)からアスレティックスに入団し、メジャーでも6シーズン目を迎える30歳のベテラン左腕。比較的安価な長期契約を結んでおり、2018年シーズンまで確定、2019年、2020年には球団側にオプションがあります。メジャーでは一貫してブルペン投手として活躍し、2014年にはク゚ローザーとして22セーブも記録。2015年以降はやや故障がちで登板数は減っていますが、それでも投げればきちんと結果は出しています。今季も4月末から6月上旬までDL入りしていますが、大きなものではなく、復帰後も安定したピッチングを続けています。特に対左打者には今シーズンまだ一本もヒットを打たれていません。左腕からの速球は素晴らしく、個人的にはクローザーを任せるならDoolittleかなという印象を持っています。

Blake Treinen, RHP (2017 for Nationals)
37G 37.2IP 3SV(2BS) 5HD 13BB 32K 5.73/1.62
元々は2011年ドラフト7巡目でアスレティックスに入団した選手。2012年オフにMichael Morseのトレードで移籍してきました(一緒に来たのはA.J. ColeとIan Krol)。当初は先発として育成され、メジャーデビューした2014年はもっぱら先発として投げていました。転機となったのは2014年オフのMax ScherzerのFA加入でしょう。これでTreinenはブルペンに転向することとなり、ここから2015年、2016年とシンカーを武器に欲しいところで併殺が取れるピッチングで地位を築いていきました。そして、この春、スプリングトレーニングで結果を残し、開幕時には「クローザー」の指名を受けるほどに成長。どれほどの活躍を見せるかと期待させました。が、あえてその後のことは書かないことにしましょう。新天地で気分一新し、頑張ってくれることを願っています。

Sheldon Neuse, 3B/SS (2017 for Hagerstown(A))
77G 321PA 9HR 51HR 25BB 66K .291/.349/.469 12SB 
2016年ドラフト2順目でオクラホマ大から入団。昨季はAuburnであまり打てず、BAではトップ10外でしたが、BPなど他のランキングでは軒並みトップ10にランクインしていました。今季は開幕からHagerstownで主軸を打ち、打率も残しつつ、長打あり、意外にも足もあり、また守備でもサードだけでなくショートも守れるところを見せ、大いに評価を上げていました。オールスターにも選出。

Jesus Luzardo, LHP (2017 for GCL Nationals(Rk))
3G(3GS) 13.2IP 0BB 15K 1.32/1.02 
2016年ドラフト3順目。元々はドラフト1順目指名候補でしたが、ドラフト前にTJ手術を受けたため、ナショナルズが3順目で指名。リハビリを経て、この6月にようやくプロデビューを果たしたばかり。GCLで3試合に先発して2失点。15個の三振に対して無四球という結果もさることながら、軽く90マイルを超える速球を投げているというレポートも入っていて大いに期待を高めていたところでした。惜しい、けれどもリスクも高く、トレードバイトとして使われる可能性はかなり高いと見ていました。