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2019/06/08

2019年5月をふりかえる

今日は先に試合結果から。

6/5 W6x-4 White Sox ブルペン3失点後のTurnerサヨナラ2ラン
6/6 L4-5@SD 初回4点、あと完黙
6/7 L4-5x@SD 9回に勝ち越したのに逆転サヨナラ負け
(Season 28-35, 4th in Div, 8.0GB PHI)

5日にホワイトソックスにサヨナラ勝ちして今季初の4連勝。ナショナルズをフォローするのビートライターからは「波に乗ってきた」「首位との差が縮まってきた」といったお気楽な記事も散見されました(以前から私は全く信用していないワシントンポストのベテランコラムニストの「葬儀は延期」だというコラムは苦笑ものでした)が、多くのファンはもっと冷静でした。勝ったとはいえブルペンが8回に炎上した後に何とか勝ったものだったし、勝っている間は1試合当たりの平均得点が6点を越えていましたが、こんなのが続くはずはなく。

案の定、サンディエゴに移動しての2試合は4点ずつしか取れず、きっちり5点取られて連敗。相変わらずの細かいプレーのミスに、疑問のある采配。何も変わっていません。

ということで、もうシーズンは終了したようなものですが、簡潔に5月の月間レビューを書いておきます。


ナ・リーグ東地区(2019年5月末時点)
WLPCTGB
Philadelphia3324.579-
Atlanta3027.5263.0
New York2829.4915.0
Washington2433.4219.0
Miami1936.34513.0

5月の月間成績は12勝17敗の借金5。打線は全体としてみればそんなに悪くはないし、先発も頑張っていますが、ブルペン、守備、走塁がうまくいきません。あ、もちろんベンチワークも。

Hitter of May 2019: Howie Kendrick
ポジションの関係や年齢からくる故障懸念もあって出場機会は限られていながら、Howie Kendrickがいずれもチーム最多の5本塁打、20打点を記録。逆に言えば、そんなKendrickに頼らざるを得ないチーム状況というわけです。ILから戻ってきたJuan Sotoが19試合で.380/.451/.676という好成績を残しています。6月以降はSotoにしっかりチームを引っ張ってもらいたい。

Pitcher of May 2019: Patrick Corbin
5月最後の登板で3回途中ノックアウトを食らいはしましたが、9日には4連敗をストップする7回無失点、そして25日には今シーズンチーム最初の完封勝利を記録しました。他の先発陣も(Jeremy HellicksonのIL入り後にローテ入りしたErick Feddeを含め)軒並み好投。問題あいかわらずのブルペン。頼みの綱だったSean Doolittleまでもが2試合で激しく打ちこまれる始末(シーズン序盤の酷使がそろそろ響いてきたかな)。月間で6イニング以上投げたブルペン投手で防御率6.00を下回ったのがIL入り中のJustin Millerだけ、と言えば惨状ぶりが伝わるでしょうか。

2019/05/25

5/25 Patrick Corbin 完封

W5-0 Marlins (Season 21-31)
Corbin(W5-2) 9.0IP 4H 1BB 5K
Gomes 1/2 double 2BB 3RBI
Soto 2/4 R RBI

たまにはこういう試合もあります、という感じの試合。

前回登板こそ今一つでしたが、今季のローテーションで最も安定していたPatrick Corbin。この日は、どん底のチーム状態の中で久しぶりにファンが嬉しくなる投球をしてくれました。被安打4、与四球1、奪三振こそCorbinにしては少ない5つだけでしたが、それだけ打たせて取るピッチングが出きていたという証左。116球で9イニングを無失点で投げ切りました。初回、2回はランナーを出しましたが、いずれも併殺。3回から7回は全く危なげなし。最大のピンチだった8回表無死1,2塁でも併殺を打たせ、2死3塁を空振り三振で切り抜けると、9回はあっさり三者凡退。最大の武器はやはりカーブ。空振りこそ少なかったもののマーリンズの打者たちは軒並みバランスを崩していました。

Corbin自身にとってナショナルズでは初、通算2度目。ナショナルズのチームにとっては今季初の完封勝利。

バックもよく盛り立てました。守備は、きっちり3つの併殺を決めたのみならず、特にサードのAnthony Rendonは難しいゴロを華麗にさばいていました。打線も、4回に4安打を集中し、Yan Gomesのライト線への走者一掃タイムリー二塁打などで5点を奪いました。

久しぶりに気持ちの良い試合をみました。盗塁なし、選手交代なし、送りバントなし(一度だけサインを出したCorbinの打席はスリーバント失敗)。監督・ベンチが何もしなければいい試合になるということですね。興味深い。

MVP: Patrick Corbin

2019/05/10

5/9 Corbinの粘りの投球で連敗ストップ

W6-0@LAD (Season 15-22)
Corbin(W3-1) 7.0IP 0ER 3H 4BB 8K
Kendrick 2/5 HR(6) R 4RBI
Rendon 2/4 double 2R RBI

ブリューワーズにスウィープを喫して4連敗中、ナ・リーグで下から2番目の勝率(下はマーリンズのみ)まで落ちたナショナルズが次に向かったのは、ナ・リーグ最高勝率でホームでは実に10連勝中のドジャーズ。

今日も勝てないんだろうな、という予感満々で迎えた一戦でしたが、Patrick Corbinがプロの仕事をしてくれました。三者凡退は2回裏だけとランナーを出しながらでしたが、粘りのピッチング。最大のピンチだった4回裏1死満塁を併殺で切り抜け、100球を超えた7回裏も、Anthony Rendonの好守もあって併殺でしのぎ、7イニングを無失点。連敗中であることのプレッシャーも感じさせず、淡々と仕事をやり切ってくれました。

打のヒーローは4番のHowie Kendrickでした。初回、1死2、3塁からレフトスタンドへ先制の3ラン。この後しばらく沈黙しましたが、8回表無死2,3塁からKendrickのレフト前シングルで待望の追加点を奪うと、Yan Gomesの併殺崩れの間にもう1点。9回にもRendonのやはり併殺崩れの間に1点。つまり、1アウトでランナーを3塁に置いた場面で、三振ではなく、インプレーにしてなんとか得点につなげる攻撃ができていました。

Martinez監督が繰り返してきたコメント通りの野球ができました。できれば勝てる、当たり前です。問題は、それがチームの意識として定着しているかどうかです。この1戦だけでMartinez監督に続けさせていいとは思いません。そうですね。ロサンゼルスでの残り3戦のうち少なくとも2戦で今日のような内容の戦い方で勝ちを収めることができるなら、ある程度の理解は示してもいいんじゃないでしょうか。

MVP: Patrick Corbin

2019/04/18

4/18 Corbin 快投で今季初勝利

W4-2 Giants (Season 9-8)
Corbin(W1-0) 7.2IP 1ER 2H 1BB 9K
Doolittle(SV2) 1.0IP 1ER 3H 2K
Difo 2/3 HR(2) BB R RBI

今季からナショナルズに加入したPatrick Corbin。これまで3試合続けてQSを記録しながらブルペンに白星を消されてきましたが、ようやく今季初勝利を記録しました。この日はこれまで以上の好投。7回を終えるまでに許した走者は四球の1人(しかも牽制で刺した)と二塁打1本だけ。わずか83球しか投げていなかったこともあり、完封さえ期待させる内容でした。8回表に死球のランナーを2死から還されたところで球数が100球を超えたこともあり降板しましたが、スタンディングオベーションにふさわしい内容でした。

打線も、1回裏にRyan Zimmerman、3回裏にJuan Sotoがそれぞれタイムリーツーベース。4回裏にWilmer Difoがソロ本塁打、5回裏はYan Gomesが押し出し四球を選び効果的に加点して援護。

8回表の3アウト目はKyle Barraclough。そして9回表は今シーズンわずか2度目となるセーブシチュエーションで登板したSean Doolittleが、3本のシングルを打たれて1失点しちょっと冷や冷やさせましたが、最後はBrandon Crawfordを高め速球で空振り三振に仕留めて2セーブ目を記録しました(ちなみに、現在のセーブ王はパドレスのKirby Yatesの9セーブ)。

先発が試合を作り、打線が得点してリードして、中継ぎがつないで、抑えが締める、という形での今シーズン初めての勝利。ここにたどり着くまで17試合もかかりました。遠かった。

MVP: Patrick Corbin

2019/03/20

2018-19 FA Watch

[10月31日オリジナル]
ワールドシリーズが終わり、ストーブリーグの始まりです。ポジションレビューシリーズで書いてきたように、今年のナショナルズは大きな動きが予想され、具体的な補強ポイントをまとめれば以下の通りです。

・正捕手は絶対に必要。Spencer Kieboomと控えを争うベテランも獲得するはず。
・Ryan Zimmermanとプラトーンを組む左打ちの一塁手。
・Wilmer DifoとHowie Kendrickをユーティリティに回せるレベルの二塁手を獲得できるなら獲得したい。
・Bryce Harperとの再契約。できない場合は、Adam Eatonの健康への不安も考えるとライトでレギュラーを務められる外野手。
・少なくとも1人はトップレベルの先発投手。できれば左腕。
・先発投手のデプス不足が深刻だったことを思うと、開幕時の先発5番手を任せられるベテランスターター。
・少なくとも1人のセットアッパー、1人のブルペン左腕。

トレードを含め、ナショナルズ関連で動きがあればその都度記事にしていきますし、Bryce Harperについては噂も含めて別記事を立てて追いかけていくつもりです。

そんな中、この記事では他球団を含めて大物のFA選手の動きをフォローしておこうと思います。リストは、SI.comのBen Reiter記者の10月27日付のものです。一見して、近年になく豪華な顔ぶれが並んでいることに気付きます。なお、事故死がなければJose Fernandezがここにいたはずでした。

元ナショナルズの選手の名前もBryce Harperを筆頭に、Wilson Ramos、Daniel Murphy、Kurt Suzuki、Kelvin Herrera、Gio Gonzalez、Asdrúbal Cabreraと実に7人も名を連ねています。かつては、ナショナルズに在籍したらあとは引退するだけ、みたいな時代もあったことを思うと隔世の感です。彼らがどういう契約を得るのか(もちろん、ナショナルズとの再契約があるのか!?)も注目していきます。

1. Manny Machado, SS/3B → 2/19 SD: 300M/10y
2. Bryce Harper, OF(QO) → 3/2 PHI: 330M/13y
3. Clayton Kershaw, LHSP → 11/2 LAD:93M/3y
4. Patrick Corbin, LHSP(QO) → 12/4 WAS: 140/6y
5. Craig Kimbrel, RHRP(QO)
6. Josh Donaldson, 3B → 11/26 ATL: 23M/1y
7. Dallas Keuchel, LHSP(QO)
8. Michael Brantley, OF → 12/17 HOU: 32M/2y
9. Nelson Cruz, DH → 12/27 MIN: 14.3M/1y
10. Charlie Morton, RHSP →12/12 TB: 30M/2y
11. Nathan Eovaldi, RHSP →12/10 BOS: 68M/4y
12. Adam Ottavino, RHRP → 1/24 NYY: 27M/3y
13. A.J. Pollock, OF(QO) → 1/24 LAD: 65M/5y
14. Wilson Ramos, C → 12/16 NYM: 19M/2y
15. Yasmani Grandal, C(QO) → 1/10 MIL: 18.25M/1y
16. Andrew Miller, LHRP → 12/21 STL: 25M/2y
17. Marwin González, UT → 2/22 MIN: 21M/2y
18. Zach Britton, LHRP → 1/10 NYY: 39M/3y
19. D.J. LeMahieu, 2B → 1/11 NYY: 24M/2y
20. Hyun-Jin Ryu, LHSP(QO) →11/12 LAD: 17.9M/1y (QO)
21. Jeurys Familia, RHRP → 12/12 NYM: 30M/3y
22. Mike Moustakas, 3B → 2/19 MIL: 10M/1y
23. Andrew McCutchen, OF → 12/11 PHI: 50/3y
24. Daniel Murphy, 2B → 12/20 COL: 24M/2y
25. J.A. Happ, LHSP →12/12 NYY: 34M/3y
26. Jed Lowrie, 3B →1/12 NYM: 20M/2y
27. Adrián Béltre, 3B → 11/20 引退発表
28. Brian Dozier, 2B → 1/11 WAS: 9M/1y
29. David Robertson, RHRP → 1/3 PHI: 23M/2y
30. Adam Jones, OF → 3/11 ARI: 3M/1y
31. Wade Miley, LHSP → 1/31 HOU: 4.5M/1y
32. CC Sabathia, LHSP → 11/7 NYY: 8M/1y
33. Clay Buchholz, RHSP → 3/2 TOR: 3M/1y
34. Nick Markakis, OF →1/22 ATL: 6M/1y
35. Cody Allen, RHRP → 1/18 LAA: 8.5M/1y
36. Garrett Richards, RHSP → 11/29 SD: 15.5M/2y
37. Kurt Suzuki, C → 11/19 WAS : 10M/2y
38. Kelvin Herrera, RHRP → 1/9 CHW: 18M/2y
39. Steve Pearce, 1B → 11/16 BOS : 6.25/1y
40. Gio González, LHSP → 3/19 NYY: minor
41. Ian Kinsler, 2B → 12/14 SD: 8M/2y
42. Brett Gardner, OF → 10/31 NYY:12.5M/1y
43. Asdrúbal Cabrera, UT → 1/22 TEX: 3.5M/1y
44. Joakim Soria, RHRP→ 12/21 OAK: 15M/2y
45. Aníbal Sánchez, RHPS → 12/20 WAS: 19M/2y 
46. Tony Sipp, LHRP → 3/12 WAS: 1.25M/1y
47. José Iglesias, SS → 2/23 CIN: minor
48. Trevor Cahill, RHSP → 12/20 LAA: 9M/1
49. Joe Kelly, RHRP →12/12 LAD: 25M/3y
50. Matt Harvey, RHSP → 12/18 LAA: 11M/1y

#. Jeremy Hellickson, RHSP → 2/6 WAS: 1.3M/1y
#. Ryan Madson, RHRP
#. Shawn Kelley, RHRP → 1/30 TEX: 2.75M/1y
#. Tyler Clippard, RHRP → 2/20 CLE: minor
#. Drew Storen, RHRP → 2/15  KC: minor
#. Jerry Blevins, LHRP → 2/4 OAK: minor
#. Edwin Jackson, RHSP
#. Oliver Perez, LHRP → 1/25 CLE: 2.5M/1y
#. Tom Milone, LHSP → 12/8 SEA: minor
#. Doug Fister, RHSP → 2/13 引退発表
#. Marco Estrada, RHP → 1/25 OAK: 4M/1y
#. Matt Adams, 1B → 12/15 WAS: 4M/1y
#. Mark Reynolds, 1B → 1/31 COL: minor
#. Matt Wieters, C → 2/26 STL: minor
#. Jose Lobaton, C → 12/10 SEA: minor
#. Denard Span, OF

[11月3日]
2019-2020年をカバーする2年6500万ドルの契約からのオプトアウトの権利を持っていたClayton Kershawでしたが、行使せず、3年9300万ドルでドジャーズと再契約しました。単年年俸はやや下げながら1年延長という形ですね。FA市場に出ていればもっと大きな契約を得られたことは確実だったでしょうし、3年後では間違いなく価値が下がっているでしょうから、生涯給与では大きく下げることになりましたが、まあ、そこは人それぞれ。2年連続でワールドシリーズ敗退という結果に終わっているだけに、このままではドジャーズを去れないという思いもあったでしょう。伝統あるドジャーズ球団のレジェンドになるならそれはそれでいいことだと思います。

QO(来季は1年1790万ドル)の提示がありました、Bryce Harper, Patrick Corbin, Craig Kimbrel, Dallas Keuchel,  A.J. Pollockまでの5人は順当かなと思います。ドジャーズがYasmani GrandalとHyun-Jin Ryuの2人に提示したのは意外な印象。ここ数年の傾向を見ながら、1年なら戻ってきてもらってもいいよ、という判断でしょうか。

[11月13日]
QO対象選手のうち、Hyun-Jin RyuはQOを受け入れ年俸1790万ドルの1年契約でドジャーズに残留。他の6選手は拒否しました。

[11月20日]
16日に今年のワールドシリーズMVP Steve Pearce一塁手がレッドソックスと再契約しました。条件的にはもっといいところがあったのかなかったのか、どういう交渉が行われたかはわかりませんが、ワールドシリーズ制覇の立役者がFAとなりながら戻ってくるというのはいい話です。

19日に、ナショナルズがKurt Suzukiと2年契約で合意しました。最大の補強点である捕手について、まず1つ手を打ちました。

[11月29日]
サンクスギビングも終わったのでそろそろFA戦線が動いてもいいのですが、Bryce Harperについては全く動きがなく、他のトップ選手でもJosh Donaldsonがブレーブスと1年契約に合意したくらいと、今年もまたスローペースになっています。投手陣ではPatrick Corbinがフィラデルフィア、ワシントン、ニューヨーク(ヤンキース)を回って各球団と話をしていますが、煮詰まってはいないようです。

[12月4日]
ナショナルズがPatrick Corbinと契約に合意しました。サプライズです。

[12月14日]
さすがにウィンターミーティングではいろいろと動きがありました。ナショナルズ関連ではありませんが、ワールドシリーズで活躍したNathan Eovaldiがレッドソックスと再契約したのをはじめ、Charlie Morton、Jeurys Familia、Andrew McCutchen、A. Happ、Joe Kellyが契約を結んでいます。

[12月16日]
ナショナルズがMatt Adamsと再契約。8月にトレードで放出しましたが、戻ってきてくれるなんて、よほど気に入ってくれていたんでしょうね。

ナショナルズに関していえば、先発投手のWade Miley、Aníbal Sánchez、Mike Fiers、二塁手のD.J. LeMahieu、Brian Dozier、Jed Lowrieに関心を示しているという噂。先発はこの辺りから1人契約に至ってくれることを期待しますが、二塁手は別にいいかな。

また、Wilson Ramosにエンゼルスをはじめとして多くの球団が関心を示しているという話が出ています。できればア・リーグでいい契約が得られるといいですね。

[12月29日]
すっかり暮れも押し詰まってまいりました。クリスマスを前に、ナショナルズがAnibal Sanchezとの2年契約に合意したほか、元ナショナルズのDaniel Murphyがロッキーズと、Wilson Ramosがメッツとそれぞれ2年契約を結ぶなどいろいろと動きがありました。Ramosのメッツ入りはやや複雑な心境です。できればDHもあるア・リーグで打者として大いに活躍して欲しかったのですが。

Bryce HarperとManny Machadoのビッグ2はいずれも越年となりそうです。

[2019年1月4日]
みなさま、明けましておめでとうございます。

さすがに年末年始はあまり動きがないかと思っていましたが、日本時間の元日に入ってきたのが菊池雄星のマリナーズ入りの一報。4年5600万ドル(基本は3年4300万ドルで、3年目終了時に菊池側に1年1300万ドルのオプションがあり、そこまでは保証されているのでトータル4年5600万ドルという表現)。逆に3年目終了時点で球団側にもオプションがあり、こちらは行使されれば4年6600万ドル。つまり、最大7年1億90万ドル。まあ、軽く100億円を越えます。あまりの大型契約に度肝を抜かれました。おそるべしScott Boras。。。

[1月14日]
ナショナルズがBrian Dozierと契約したことで一気に二塁手市場が動き、Jed Lowrieのメッツ入り、D.J. LeMahieuのヤンキース入りが決まりました。Manny Machadoは少々条件が悪くてもヤンキースに入りたかったみたいですが、完全に席は埋まってしまいましたね。

[1月27日]
1月も下旬となりましたが、相変わらずBryce HarperとManny Machadoの行先は決まりません。この2週間くらいはMachadoのほうがいろいろとうわさが流れていますが、争奪戦という雰囲気ではありません。一方でA.J. Pollockのドジャーズ入りが明らかになりました。ドジャーズはHarperの行先として有力候補だったのですが、外野手のトップ選手を補強したことでHarper獲得はなさそうです。

[2月24日]
スプリングトレーニングのオープン戦も始まりました。直前になってManny Machadoこそ決まりましたが、Craig Kimbrel、Dallas Keuchel、そしてBryce Harperは所属が決まらないまま。元ナショナルズではGio Gonzalezも・・・。 Kimbrelに至ってはオファーが今の水準に止まるなら今シーズンはプレーしないことを検討しているとの報道も出ています。今のFA制度はやはり何かおかしいということでしょうか。

[3月2日]
遂にBryce Harperの行き先がフィリーズと決まりました。13年3億3000万ドルという史上最高額(別記事もご覧ください)。

これで心配な選手としてはGio Gonzalezくらいとなりました。まだ十分ローテーション投手としてやっていけると思うんですけどね・・・。

[3月13日]
ナショナルズがベテランのブルペン左腕、Tony Sippと1年契約を結びました。先日解雇したSammy Solisの代わりという感じ。対左打者での実績があり、サラリーも抑えられる、合理的な選択かと思います。

[3月20日]
3月19日、ついにGio Gonzalezの行き先が決まりました。ヤンキースとのマイナー契約。マイナー契約ではありますが、先発投手に故障者が出てコマがそろっておらず、おそらくローテーション入りするようです。メジャーに上がれば300万ドルが保証され、1試合先発するごとに30万ドルのインセンティブ付きと、しっかり投げれば悪くない契約です。これまでは決して応援しなかったヤンキースですが、Gioの先発の日だけは応援しようと思います。

2018/12/16

ロースター異動まとめ(2018年12月)

12/7 Patrick CorbinとFA契約
12/12 Tanner Roarkをトレード放出
12/15 Matt AdamsとFA再契約

● Patrick CorbinとFA契約
FAとなっていた29歳の先発左腕Patrick Cobinと6年1400万ドルの大型契約を結びました。詳細は別記事をご参照ください

● Tanner Roarkをトレード放出
2013年からナショナルズで活躍してきたTanner Roarkがレッズにトレードされました。ナショナルズはブルペン右腕のTanner Raineyを獲得。詳細は別記事をご参照ください

● Matt AdamsとFA再契約
FAのMatt Adamsと契約に合意しました。今シーズンも開幕から8月末までナショナルズで活躍し、カージナルスにトレードされていった選手なので、再契約です。詳細は別記事をご参照ください

2018/12/13

Patrick Corbinと6年契約!!

DバックスからFAとなっていた先発左腕、Patrick Corbinと6年契約に合意したというビッグニュースが入ってきました。

この冬のFA市場では最も高い評価を得ていた投手、野手を含めてもBryce Harper、Manny Machadoに次ぐ評価を得ていた選手です。先週、フィリーズ、ヤンキースとともにナショナルズの球場・施設を視察するツアーを行っており、ナショナルズの球団首脳とも会食をしたというニュースは流れていましたが、まさか本当に契約するとは思いませんでしたので、喜びよりも驚きが先に来ました。

2009年のドラフト2順目でエンゼルスに大卒入団。約1年後にDバックスにトレードされ、順調にマイナーをステップアップし、2012年にはメジャーデビュー。2013年にはオールスターにも選出され、2014年は開幕投手に指名されていましたが、開幕直前にTJ手術を受けることになり全休。復帰後、2016年シーズンは防御率5点台と不本意な結果に終わりましたが、2017年は完全に復活、そして28歳で迎えた今シーズンは自身初の200イニング(ちょうど)を投げて、防御率3.15、246奪三振。2度目のオールスターに選ばれ、サイ・ヤング賞投票でも5位に入りました。実績はまだエース級とは言えませんが、まだ29歳ですから、今シーズンと同程度、あるいは上回るピッチングを今後数年にわたってしてくれると期待していいと思います。

持ち球はスライダー。速球は90マイル台前半ですが、左腕からのスライダーは一級品で極めて高い空振り率、そして奪三振を記録しています。ゴロ率も高く、被本塁打は少ないですね。Max Scherzer、Stephen Strasburgとともに三本柱を形成することになりますが、当然ながら極めて強力なローテーションとなります。

QOを蹴っているのでナショナルズは来年のドラフトで2順目と5順目の指名権を失うそうです。まあ、仕方ないでしょう。むしろ気になるのは、この契約により、Bryce Harperとの交渉、あるいはAnthony Rendonとの契約延長に向けた動きにどれくらい影響がでるかです。

なお、契約内容は6年1億4000万ドルと報じられていますが、詳細がはっきりしたら追記したいと思います。

(12月14日追記)
契約の詳細がわかってきました。契約金が250万ドル、各年の年俸は、1250万ドル(2019年)、1900万ドル(2020年)、2400万ドル(2021年)、2300万ドル(2022年)、2400万ドル(2023年)、2500万ドル(2024年)、その後、1000万ドルを分割払い。オプトアウト条項やトレード拒否条項といった特則は付いていない模様です。