7月末の期限に向け、交渉が加速していたトレード市場。ブルペン投手の補強が至上命題となっていたナショナルズが、アスレティックスとの間でRyan MadsonとSean Doolittleの両投手を獲得することで合意しました。2人ともクローザー経験もあるベテランのブルペン投手。2人とも、奪三振に対してとにかく四球が少ないという点が魅力。精神的な部分も含めてブルペンの安定化に大いに期待したいと思います。
むろん対価は支払います。Blake Treinenと昨年(2016年)のドラフト2順目、3順目指名のSheldon NeuseとJesus Luzardoの計3人。もはや使い道がなくなっていたTreinenはともかく、NeuseとLuzardoは期待のプロスペクトで惜しい気もしますが、プロスペクトランキングでさらに上位に位置しているトッププロスペクトを手放さずに2人の実績あるベテランを獲得できたことは、Rizzo GMの手腕と言っていいと思います。
**********************************
Ryan Madson, RHP (2017 for Oakland)
40G 39.1IP 1SV(3BS) 14HD 39K 6BB 2.06/0.79
36歳、メジャーでも12年目のシーズンの大ベテラン。2003年のメジャーデビューから9シーズンに渡って在籍したフィリーズでの印象が強い投手。その間、Jayson Werthらとともにワールドシリーズを制覇した2008年にはセットアッパーとして活躍しました。しかし、フィリーズからFAとなりレッズと契約した直後の2012年春に右ひじを痛めてTJ手術に踏み切りましたが、経過は思わしくなく、結局2012~2014年の3シーズンはメジャーでの登板なし、マイナーでもわずか1イニングのみとなり、このまま引退かと思われました。ところが2014年春にロイヤルズとマイナー契約を結ぶと、ここからロースター入りを勝ち取り、再びワールドシリーズのリングを手に入れることになりました。その後、アスレティックスとメジャー契約を結び、再び安定した投球を続けてきました。
Sean Doolittle, LHP (2017 for Oakland)
23G 21.1IP 3SV(1BS) 8HD 31K 2BB 3.38/0.66
2007年ドラフト1順目でヴァージニア大学(Ryan Zimmermanの大学の2年後輩になります)からアスレティックスに入団し、メジャーでも6シーズン目を迎える30歳のベテラン左腕。比較的安価な長期契約を結んでおり、2018年シーズンまで確定、2019年、2020年には球団側にオプションがあります。メジャーでは一貫してブルペン投手として活躍し、2014年にはク゚ローザーとして22セーブも記録。2015年以降はやや故障がちで登板数は減っていますが、それでも投げればきちんと結果は出しています。今季も4月末から6月上旬までDL入りしていますが、大きなものではなく、復帰後も安定したピッチングを続けています。特に対左打者には今シーズンまだ一本もヒットを打たれていません。左腕からの速球は素晴らしく、個人的にはクローザーを任せるならDoolittleかなという印象を持っています。
Blake Treinen, RHP (2017 for Nationals)
37G 37.2IP 3SV(2BS) 5HD 13BB 32K 5.73/1.62
元々は2011年ドラフト7巡目でアスレティックスに入団した選手。2012年オフにMichael Morseのトレードで移籍してきました(一緒に来たのはA.J. ColeとIan Krol)。当初は先発として育成され、メジャーデビューした2014年はもっぱら先発として投げていました。転機となったのは2014年オフのMax ScherzerのFA加入でしょう。これでTreinenはブルペンに転向することとなり、ここから2015年、2016年とシンカーを武器に欲しいところで併殺が取れるピッチングで地位を築いていきました。そして、この春、スプリングトレーニングで結果を残し、開幕時には「クローザー」の指名を受けるほどに成長。どれほどの活躍を見せるかと期待させました。が、あえてその後のことは書かないことにしましょう。新天地で気分一新し、頑張ってくれることを願っています。
Sheldon Neuse, 3B/SS (2017 for Hagerstown(A))
77G 321PA 9HR 51HR 25BB 66K .291/.349/.469 12SB
2016年ドラフト2順目でオクラホマ大から入団。昨季はAuburnであまり打てず、BAではトップ10外でしたが、BPなど他のランキングでは軒並みトップ10にランクインしていました。今季は開幕からHagerstownで主軸を打ち、打率も残しつつ、長打あり、意外にも足もあり、また守備でもサードだけでなくショートも守れるところを見せ、大いに評価を上げていました。オールスターにも選出。
Jesus Luzardo, LHP (2017 for GCL Nationals(Rk))
3G(3GS) 13.2IP 0BB 15K 1.32/1.02
2016年ドラフト3順目。元々はドラフト1順目指名候補でしたが、ドラフト前にTJ手術を受けたため、ナショナルズが3順目で指名。リハビリを経て、この6月にようやくプロデビューを果たしたばかり。GCLで3試合に先発して2失点。15個の三振に対して無四球という結果もさることながら、軽く90マイルを超える速球を投げているというレポートも入っていて大いに期待を高めていたところでした。惜しい、けれどもリスクも高く、トレードバイトとして使われる可能性はかなり高いと見ていました。
2017/07/17
2017/07/10
2017 オールスターまとめ(マイナー)
[7月10日 追記]
[Futures Game]
MLBのオールスターの前座で開催されるFutures GameにはVictor Roblesがナショナルズからの代表として選ばれました。いい経験を積んできてください。
[AAA: Syracuse Chiefs]
Brandon Snyder, 1B
うーん。1人だけ。ベテランのBrandon Snyder。しかも、故障で離脱中。うーん、としか言いようがありません。
[AA: Harrisburg Senetors]
John Simms, RHP
Raudy Read, C
Jose Marmolejos, 1B
Raudy ReadとJose Marmolejosの2人は昨年冬に40人ロースター入りを果たしている選手。したがって、まだAAでプレーしていること自体がやや不満な印象もありますが、まあロースターの都合と思っておきましょう。成績自体もそんなに素晴らしいわけではありません。John Simmsは、2013年ドラフト11順目大卒入団の25歳。17試合に先発して防御率3.82ですから、こちらもそんなにすごい成績を残しているわけでもありません。3人ともプロスペクトというには微妙な扱いです。
[6月15日 オリジナル]
6月に入り、順次マイナーリーグのオールスター選手が発表になっています。
[A+: Potomac Nationals]
Victor Robles, OF
Taylor Gushue, C
Kelvin Gutierrez, 3B
Victor Roblesは言わずと知れたトッププロスペクト。一時DL入りしましたが、復帰後も順調に過ごしています。特に目立つ数字はありませんが、OPSでは常時リーグのトップ10圏内にいます。先月紹介したように、今年大ブレークしているのがTaylor Gushue捕手。多少ペースは落ちてきましたが、それでもリーグ3位の12本塁打を記録し、堂々のオールスター選出です。Kelvin Gutierrezは、ドミニカ出身の22歳の三塁手。しっかりした打率を残し、次第に評価を上げてきていました。ただ、6月10日にDL入り(詳細不明)のため、オールスターへの出場は難しそうです。しかし、投手からの選出ゼロというのは寂しいな。候補者がいないものは仕方ありませんが。
[A: Hagerstown Suns]
Tyler Watson, LHP
McKenzie Mills, LHP
Sheldon Neuse, 3B
Daniel Johnson, OF
Aldrem Corredor, 1B
Carter Kieboom, SS
Blake Perkins, OF (追加選出)
首位を走るHagerstown Sunsから大量6人が選出されました。トッププロスペクトのTyler WatsonとMcKenzie Millsの2人はしっかりとSunsのローテーションの軸として働いているので順当な選出。Sheldon Neuse(2順目)とDaniel Johnson(5順目)は昨年のドラフトで大卒入団した選手。Neuseはチームトップ(リーグだとトップ10にも届きませんが)の打点を記録し、Johnsonは13本塁打でリーグトップを走ります(6月14日現在)。意外な名前としてはAldrem Corredor一塁手が選ばれました。ドミニカ共和国出身の21歳の左打ちの一塁手。長打はほとんどありませんが、打率はしっかり残しています。なお、Cater Kieboomも選ばれていますが、DLからの復帰目途が立っておらず、オールスターも当然欠場になると思われます。
(→Carter Kieboomに代わって、Blake Perkinsが追加選出されました。グッドニュースです。)
[Futures Game]
MLBのオールスターの前座で開催されるFutures GameにはVictor Roblesがナショナルズからの代表として選ばれました。いい経験を積んできてください。
[AAA: Syracuse Chiefs]
Brandon Snyder, 1B
うーん。1人だけ。ベテランのBrandon Snyder。しかも、故障で離脱中。うーん、としか言いようがありません。
[AA: Harrisburg Senetors]
John Simms, RHP
Raudy Read, C
Jose Marmolejos, 1B
Raudy ReadとJose Marmolejosの2人は昨年冬に40人ロースター入りを果たしている選手。したがって、まだAAでプレーしていること自体がやや不満な印象もありますが、まあロースターの都合と思っておきましょう。成績自体もそんなに素晴らしいわけではありません。John Simmsは、2013年ドラフト11順目大卒入団の25歳。17試合に先発して防御率3.82ですから、こちらもそんなにすごい成績を残しているわけでもありません。3人ともプロスペクトというには微妙な扱いです。
[6月15日 オリジナル]
6月に入り、順次マイナーリーグのオールスター選手が発表になっています。
[A+: Potomac Nationals]
Victor Robles, OF
Taylor Gushue, C
Kelvin Gutierrez, 3B
Victor Roblesは言わずと知れたトッププロスペクト。一時DL入りしましたが、復帰後も順調に過ごしています。特に目立つ数字はありませんが、OPSでは常時リーグのトップ10圏内にいます。先月紹介したように、今年大ブレークしているのがTaylor Gushue捕手。多少ペースは落ちてきましたが、それでもリーグ3位の12本塁打を記録し、堂々のオールスター選出です。Kelvin Gutierrezは、ドミニカ出身の22歳の三塁手。しっかりした打率を残し、次第に評価を上げてきていました。ただ、6月10日にDL入り(詳細不明)のため、オールスターへの出場は難しそうです。しかし、投手からの選出ゼロというのは寂しいな。候補者がいないものは仕方ありませんが。
[A: Hagerstown Suns]
Tyler Watson, LHP
McKenzie Mills, LHP
Sheldon Neuse, 3B
Daniel Johnson, OF
Aldrem Corredor, 1B
Carter Kieboom, SS
Blake Perkins, OF (追加選出)
首位を走るHagerstown Sunsから大量6人が選出されました。トッププロスペクトのTyler WatsonとMcKenzie Millsの2人はしっかりとSunsのローテーションの軸として働いているので順当な選出。Sheldon Neuse(2順目)とDaniel Johnson(5順目)は昨年のドラフトで大卒入団した選手。Neuseはチームトップ(リーグだとトップ10にも届きませんが)の打点を記録し、Johnsonは13本塁打でリーグトップを走ります(6月14日現在)。意外な名前としてはAldrem Corredor一塁手が選ばれました。ドミニカ共和国出身の21歳の左打ちの一塁手。長打はほとんどありませんが、打率はしっかり残しています。なお、Cater Kieboomも選ばれていますが、DLからの復帰目途が立っておらず、オールスターも当然欠場になると思われます。
(→Carter Kieboomに代わって、Blake Perkinsが追加選出されました。グッドニュースです。)
2017/05/12
プロスペクト・レポート(2017年5月)
マイナーリーグも開幕から1か月を経過しましたので、My Top 10 Prospectsの選手たちを中心にプロスペクトの動向をフォローしておきます。(成績は5月11日終了時点のもの)
Andrew Stevenson, OF
20G 91PA 0HR 12RBI 11BB 19K .350/.429/.438 1SB (AA)
8G 36PA 0HR 0RBI 1BB 10K .147/.171/.147 0SB (AAA)
昨季後半に昇格したHarrisburg(AA)で開幕。1番センターとして20試合に出場してしっかり打ち込み、5月を待たず早々とSyracuse(AAA)へ昇格。昇格後は結果が出ていませんが、昇格直後に適応に苦しんだのは昨季AAに上がった時にも経験したこと。シーズンはまだまだこれからです。メジャーのAdam Eatonがシーズン終了となっているので、今季中のメジャーデビューも十分可能性があるはず、頑張れ。
Victor Robles, OF
19G 82PA 3HR 6RBI 6BB 17K .229/.316/.443 7SB (A+)
Potomac(A+)の1番センターとして開幕。7試合で.357/419/.643、1本塁打と素晴らしいスタートを切りましたが、4月18日に守備でハムストリングを痛めてしまいDL入り。5月1日に復帰してきましたが、その後は不調が続き、シーズン成績も低下。実力的には問題ないはずなので、まだケガが完治していないのではないかと心配です。
Carter Kieboom, SS
28G 121PA 6HR 20RBI 10BB 25K .339./405/.596 2SB (A)
高卒2年目にとってHagerstown(A)での開幕はチャレンジングだったはずですが、開幕から素晴らしいバッティングを持続。4月30日(偶然にもAnthony Rendonが3本塁打を記録した同じ日)に1試合3本塁打を記録するなど意外な長打力を見せています。かといって大振りになって三振が増えているわけでもありません。期待の大型新人が出てきました。
Juan Soto, OF
23G 96PA 3HR 14RBI 10BB 8K .360/.427/.523 1SB (A)
KieboomとともにHagerstown打線を引っ張っていたSoto。高打率に加え、四球数が三振数を上回る選球眼を備え、うなぎ登りに評価を上げていましたが、5月2日に本塁に突入した際に右足首を負傷して退場、即DL入りとなりました。残念。特に軽いとも重いとも情報がないので、ただ復帰を待ち望むだけです。
Drew Ward, 3B
29G 121PA 4HR 15RBI 10BB 37K .248/.314/.419 0SB (AA)
サードのレギュラーとしてHarrisburg(AA)で順調にシーズンを過ごしていると言っていいでしょう。長打は出ていますが、三振が多過ぎることが気になります。
Tyler Watson, LHP
6G (6GS) 32.2IP 12BB 38K 4.13/1.32 (A)
Hagerstownのローテーションを守って6試合に先発。5月7日の試合で6回6失点と乱れたため防御率は4点台になってしまいましたが、それまでの5試合は全て3失点以下に抑えていました(それまでの防御率は3.04)。四球/奪三振の数字も良好で、順調なシーズンを送っています。
McKenzie Mills, LHP
6G (6GS) 31.0IP 7BB 40K 2.90/0.97 6WP (A)
WatsonとともにHagerstownのローテーション投手として活躍中で、成績ではWatsonをも上回っています。やはり直近の5月8日の登板で4失点してしまいましたが、それでもなおこの数字は素晴らしい。ちょっと気になるとすればワイルドピッチを6つ記録していることくらい。今後の活躍が楽しみです。
Weston Davis, RHP
2G (2GS) 9.0IP 2BB 3K 11.00/1.67 (A)
3人衆の中でただ1人、残念なシーズンとなっているのがDavis。Hagerstownのローテーション投手として開幕しましたが、初戦に4回5失点、2戦目は6失点と打ち込まれ、挙句に4月17日にDL入りしてしまいました。故障個所などは明らかになっていません。
Jesus Luzardo, LHP
引き続きリハビリ中。復帰のメドはまだ聞こえてきません。
Luis Garcia, SS
6月に開幕するドミニカ・サマー・リーグのロースターに名前を見つけるのを楽しみにしましょう。
=============
その他の選手たちについては、チームごとにピックアップしていきます。
[Syracuse(AAA)]
Austin Adams, RHP
11G 16.2IP 15BB 26K 1.62/1.44
Danny Espinosaのトレードでオフにエンゼルスから加入。奪三振も多いものの与四球の多さが気になりますが、それでも抑えてはいます。40人ロースターに入っているので、もしかすると早いうちにメジャーデビューするかもしれません。
Pedro Severino, C
22G 84PA 1HR 5BB 19K .203/.250/.253 0SB
バットではかなり苦労しています。Jose Lobatonが打率1割を切る状態が続いているので、もうちょっとだけでも打てば、控えの座を奪い取る日も遠くないと思うのですが。
[Harrisburg (AA)]
Erick Fedde, RHP
7G(7GS) 42.2IP 14BB 35K 3.16/1.13
順調。1試合だけ4回途中でKOされた試合がありましたが、そのほかの試合は好投を続けています。うち4試合で7回を投げ切っており、ワークロードとしてどうかなという感じはありますが、しっかり投げていることは確かです。さあ、メジャーデビューはいつになるでしょうか。
[Potomac (A+)]
Taylor Guchue, C
24G 99PA 8BB 22K 10HR 30RBI .326/.374/.733
全くノーマークだった23歳の捕手。元々は2014年ドラフト4順目でパイレーツにフロリダ大から入団。守備力は定評があったものの打撃成績は伸び悩み、プロスペクトとしての評価は上がっていなかった。ナショナルズには、昨年9月、ナショナルズがDFAしたChris Bostickとのトレードで移ってきた(ちなみに、Bostickは5月8日にめでたくメジャーデビュー!)。本塁打数と長打率はリーグのトップを独走する数字。さてさて、どこまで本物なのか、注目です。
Jefry Rodriguez, RHP
6G(6GS) 37.0IP 9BB 37K 3.16/0.97
初挑戦となったA+で開幕からローテーション投手として頑張っており、5月第1週にはリーグの週間MVPも受賞。まだ23歳。期待は残っています。
[Hagerstown (A)]
Carter KieboomとJuan Soto(現状DLですが)を擁するHagerstown打線には、他にも素晴らしい結果を残している選手が他にもいます。
Sheldon Neuse, 3B
32G 139PA 4HR 13BB 29K .276/.353/.423 9SB
昨年のドラフト2順目が期待に違わぬ結果を残しています。長打あり、意外にも足もあり、評価が上がってきています。
Blake Perkins, CF
31G 143PA 1HR 15BB 29K .280/.364/.352 9SB
さらに1年前、2015年ドラフト2順目の高卒入団。入団以来取り組んできた両打ちがようやく身についてきたのか、1番センターとしてレギュラー出場中。ちょっと三振は多いものの期待を抱かせる選手です。
Daniel Johnson, OF
29G 120PA 6HR 8BB 19K .297/.350/.541 4SB
Kieboomと並ぶチーム本塁打王。
Jakson Reetz, C
4G 17PA 1BB 6K .333/.412/.400
フロリダのキャンプ地にしばらく止め置かれて出遅れましたが、5月になってチームに加わってからは4試合連続安打。
Andrew Stevenson, OF
20G 91PA 0HR 12RBI 11BB 19K .350/.429/.438 1SB (AA)
8G 36PA 0HR 0RBI 1BB 10K .147/.171/.147 0SB (AAA)
昨季後半に昇格したHarrisburg(AA)で開幕。1番センターとして20試合に出場してしっかり打ち込み、5月を待たず早々とSyracuse(AAA)へ昇格。昇格後は結果が出ていませんが、昇格直後に適応に苦しんだのは昨季AAに上がった時にも経験したこと。シーズンはまだまだこれからです。メジャーのAdam Eatonがシーズン終了となっているので、今季中のメジャーデビューも十分可能性があるはず、頑張れ。
Victor Robles, OF
19G 82PA 3HR 6RBI 6BB 17K .229/.316/.443 7SB (A+)
Potomac(A+)の1番センターとして開幕。7試合で.357/419/.643、1本塁打と素晴らしいスタートを切りましたが、4月18日に守備でハムストリングを痛めてしまいDL入り。5月1日に復帰してきましたが、その後は不調が続き、シーズン成績も低下。実力的には問題ないはずなので、まだケガが完治していないのではないかと心配です。
Carter Kieboom, SS
28G 121PA 6HR 20RBI 10BB 25K .339./405/.596 2SB (A)
高卒2年目にとってHagerstown(A)での開幕はチャレンジングだったはずですが、開幕から素晴らしいバッティングを持続。4月30日(偶然にもAnthony Rendonが3本塁打を記録した同じ日)に1試合3本塁打を記録するなど意外な長打力を見せています。かといって大振りになって三振が増えているわけでもありません。期待の大型新人が出てきました。
Juan Soto, OF
23G 96PA 3HR 14RBI 10BB 8K .360/.427/.523 1SB (A)
KieboomとともにHagerstown打線を引っ張っていたSoto。高打率に加え、四球数が三振数を上回る選球眼を備え、うなぎ登りに評価を上げていましたが、5月2日に本塁に突入した際に右足首を負傷して退場、即DL入りとなりました。残念。特に軽いとも重いとも情報がないので、ただ復帰を待ち望むだけです。
Drew Ward, 3B
29G 121PA 4HR 15RBI 10BB 37K .248/.314/.419 0SB (AA)
サードのレギュラーとしてHarrisburg(AA)で順調にシーズンを過ごしていると言っていいでしょう。長打は出ていますが、三振が多過ぎることが気になります。
Tyler Watson, LHP
6G (6GS) 32.2IP 12BB 38K 4.13/1.32 (A)
Hagerstownのローテーションを守って6試合に先発。5月7日の試合で6回6失点と乱れたため防御率は4点台になってしまいましたが、それまでの5試合は全て3失点以下に抑えていました(それまでの防御率は3.04)。四球/奪三振の数字も良好で、順調なシーズンを送っています。
McKenzie Mills, LHP
6G (6GS) 31.0IP 7BB 40K 2.90/0.97 6WP (A)
WatsonとともにHagerstownのローテーション投手として活躍中で、成績ではWatsonをも上回っています。やはり直近の5月8日の登板で4失点してしまいましたが、それでもなおこの数字は素晴らしい。ちょっと気になるとすればワイルドピッチを6つ記録していることくらい。今後の活躍が楽しみです。
Weston Davis, RHP
2G (2GS) 9.0IP 2BB 3K 11.00/1.67 (A)
3人衆の中でただ1人、残念なシーズンとなっているのがDavis。Hagerstownのローテーション投手として開幕しましたが、初戦に4回5失点、2戦目は6失点と打ち込まれ、挙句に4月17日にDL入りしてしまいました。故障個所などは明らかになっていません。
Jesus Luzardo, LHP
引き続きリハビリ中。復帰のメドはまだ聞こえてきません。
Luis Garcia, SS
6月に開幕するドミニカ・サマー・リーグのロースターに名前を見つけるのを楽しみにしましょう。
=============
その他の選手たちについては、チームごとにピックアップしていきます。
[Syracuse(AAA)]
Austin Adams, RHP
11G 16.2IP 15BB 26K 1.62/1.44
Danny Espinosaのトレードでオフにエンゼルスから加入。奪三振も多いものの与四球の多さが気になりますが、それでも抑えてはいます。40人ロースターに入っているので、もしかすると早いうちにメジャーデビューするかもしれません。
Pedro Severino, C
22G 84PA 1HR 5BB 19K .203/.250/.253 0SB
バットではかなり苦労しています。Jose Lobatonが打率1割を切る状態が続いているので、もうちょっとだけでも打てば、控えの座を奪い取る日も遠くないと思うのですが。
[Harrisburg (AA)]
Erick Fedde, RHP
7G(7GS) 42.2IP 14BB 35K 3.16/1.13
順調。1試合だけ4回途中でKOされた試合がありましたが、そのほかの試合は好投を続けています。うち4試合で7回を投げ切っており、ワークロードとしてどうかなという感じはありますが、しっかり投げていることは確かです。さあ、メジャーデビューはいつになるでしょうか。
[Potomac (A+)]
Taylor Guchue, C
24G 99PA 8BB 22K 10HR 30RBI .326/.374/.733
全くノーマークだった23歳の捕手。元々は2014年ドラフト4順目でパイレーツにフロリダ大から入団。守備力は定評があったものの打撃成績は伸び悩み、プロスペクトとしての評価は上がっていなかった。ナショナルズには、昨年9月、ナショナルズがDFAしたChris Bostickとのトレードで移ってきた(ちなみに、Bostickは5月8日にめでたくメジャーデビュー!)。本塁打数と長打率はリーグのトップを独走する数字。さてさて、どこまで本物なのか、注目です。
Jefry Rodriguez, RHP
6G(6GS) 37.0IP 9BB 37K 3.16/0.97
初挑戦となったA+で開幕からローテーション投手として頑張っており、5月第1週にはリーグの週間MVPも受賞。まだ23歳。期待は残っています。
[Hagerstown (A)]
Carter KieboomとJuan Soto(現状DLですが)を擁するHagerstown打線には、他にも素晴らしい結果を残している選手が他にもいます。
Sheldon Neuse, 3B
32G 139PA 4HR 13BB 29K .276/.353/.423 9SB
昨年のドラフト2順目が期待に違わぬ結果を残しています。長打あり、意外にも足もあり、評価が上がってきています。
Blake Perkins, CF
31G 143PA 1HR 15BB 29K .280/.364/.352 9SB
さらに1年前、2015年ドラフト2順目の高卒入団。入団以来取り組んできた両打ちがようやく身についてきたのか、1番センターとしてレギュラー出場中。ちょっと三振は多いものの期待を抱かせる選手です。
Daniel Johnson, OF
29G 120PA 6HR 8BB 19K .297/.350/.541 4SB
Kieboomと並ぶチーム本塁打王。
Jakson Reetz, C
4G 17PA 1BB 6K .333/.412/.400
フロリダのキャンプ地にしばらく止め置かれて出遅れましたが、5月になってチームに加わってからは4試合連続安打。
2017/03/08
Fangraphs Nationals Top 20 Prospects 2017
Fangraphs からもナショナルズのトップ20プロスペクトが発表されていました(元記事)。
目立つのは、9位のJesus Luzardoと10位のOsvaldo Abreuへの評価が高いこと。また、Carter Kieboomのポジションがサードになっているのも気付きます。Kieboomは昨季はGCLショートを守っていましたが、記事を読むと、成長して体格が大きくなると守備範囲が限られることになる結果、サードが適任だろうとのことです。
1. Victor Robles, CF
2. Juan Soto, 18
3. Erick Fedde, RHP
4. Luis Garcia, SS
5. Carter Kieboom, 3B
6. Koda Glover, RHP
7. Andrew Stevenson, OF
8. Sheldon Neuse, 3B
9. Jesus Luzardo, LHP
10. Osvaldo Abreu, UT
11. Kelvin Gutierrez, 3B
12. A.J. Cole, RHP
13. Pedro Severino, C
14. Rafael Bautista, OF
15. Austin Voth, RHP
16. Blake Perkins, OF
17. Joan Baez, RHP
18. Brian Goodwin, OF
19. Jose Marmolejos, 1B
20. Anderson Franco, 3B
目立つのは、9位のJesus Luzardoと10位のOsvaldo Abreuへの評価が高いこと。また、Carter Kieboomのポジションがサードになっているのも気付きます。Kieboomは昨季はGCLショートを守っていましたが、記事を読むと、成長して体格が大きくなると守備範囲が限られることになる結果、サードが適任だろうとのことです。
1. Victor Robles, CF
2. Juan Soto, 18
3. Erick Fedde, RHP
4. Luis Garcia, SS
5. Carter Kieboom, 3B
6. Koda Glover, RHP
7. Andrew Stevenson, OF
8. Sheldon Neuse, 3B
9. Jesus Luzardo, LHP
10. Osvaldo Abreu, UT
11. Kelvin Gutierrez, 3B
12. A.J. Cole, RHP
13. Pedro Severino, C
14. Rafael Bautista, OF
15. Austin Voth, RHP
16. Blake Perkins, OF
17. Joan Baez, RHP
18. Brian Goodwin, OF
19. Jose Marmolejos, 1B
20. Anderson Franco, 3B
2017/03/05
MLB.com: Nationals Top 30 Prospects (March 2017)
MLB.comのナショナルズのプロスペクトランキングです。このリスト(リンク)はシーズン中にも時々更新されていくので、あくまで、2017年3月現在のものです。
1. Victor Robles, OF
2. Erick Fedde, RHP
3. Juan Soto, OF
4. Carter Kieboom, SS
5. Andrew Stevenson, OF
6. Sheldon Neuse, 3B
7. Koda Glover, RHP
8. Austin Voth, RHP
9. A.J. Cole, RHP
10. Pedro Severino, C
11. Luis Garcia, SS
12. Jesus Luzardo, LHP
13. Rafael Bautista, OF
14. Drew Ward, 3B
15. Anderson Franco, 3B
16. Blake Perkins, OF
17. Osvaldo Abreu, SS
18. Kelvin Gutierrez, 3B
19. Tyler Watson, LHP
20. Jakson Reetz, C
21. Raudy Read, C
22. Yasel Antuna, SS
23. Jose Sanchez, SS
24. Joan Baez, RHP
25. Nick Banks, OF
26. Brian Goodwin, OF
27. Jose Marmolejos, 1B
28. Telmito Agustin, OF
29. Daniel Johnson, OF
30. Armond Upshaw, OF
とにかく投手の少なさが気になります。30人中の7人だけ。Adam Eatonのトレードで上位にランクインしたはずの3人を手放したことである程度想定はしていましたが、これほどまでに少ないとは。それでもトップ10内には4人とまずまずで、問題はむしろ下層。11位以下の20人中わずか3人という有様です。個人的には、昨シーズン中もマイナーリーグ・レポートで何度か紹介したWeston DavisとMcKenzie Millsの若手2人と、Danny Espinosaのトレードで獲得したAustin AdamsとKyle McGowin の2人くらいは入ってもよかったのにと思わないでもありません。
野手陣の中では、昨年のドラフト組への比較的高い評価が目立ちます。特に、 ドラフト2順目のSheldon Neuseへの評価はきわめて高い。まあ、ラテン系の選手にしてもそうですが、全体的に実績よりも期待感が重視されているという印象を受けます。
1. Victor Robles, OF
2. Erick Fedde, RHP
3. Juan Soto, OF
4. Carter Kieboom, SS
5. Andrew Stevenson, OF
6. Sheldon Neuse, 3B
7. Koda Glover, RHP
8. Austin Voth, RHP
9. A.J. Cole, RHP
10. Pedro Severino, C
11. Luis Garcia, SS
12. Jesus Luzardo, LHP
13. Rafael Bautista, OF
14. Drew Ward, 3B
15. Anderson Franco, 3B
16. Blake Perkins, OF
17. Osvaldo Abreu, SS
18. Kelvin Gutierrez, 3B
19. Tyler Watson, LHP
20. Jakson Reetz, C
21. Raudy Read, C
22. Yasel Antuna, SS
23. Jose Sanchez, SS
24. Joan Baez, RHP
25. Nick Banks, OF
26. Brian Goodwin, OF
27. Jose Marmolejos, 1B
28. Telmito Agustin, OF
29. Daniel Johnson, OF
30. Armond Upshaw, OF
とにかく投手の少なさが気になります。30人中の7人だけ。Adam Eatonのトレードで上位にランクインしたはずの3人を手放したことである程度想定はしていましたが、これほどまでに少ないとは。それでもトップ10内には4人とまずまずで、問題はむしろ下層。11位以下の20人中わずか3人という有様です。個人的には、昨シーズン中もマイナーリーグ・レポートで何度か紹介したWeston DavisとMcKenzie Millsの若手2人と、Danny Espinosaのトレードで獲得したAustin AdamsとKyle McGowin の2人くらいは入ってもよかったのにと思わないでもありません。
野手陣の中では、昨年のドラフト組への比較的高い評価が目立ちます。特に、 ドラフト2順目のSheldon Neuseへの評価はきわめて高い。まあ、ラテン系の選手にしてもそうですが、全体的に実績よりも期待感が重視されているという印象を受けます。
2016/12/25
Sickels: Nationals Top 20 Prospects
Minor League BallのJohn Sickelsのプロスペクトランキングも発表されていました(元記事)。こちらも、Adam Eatonのトレードの後に発表されています。
トップは当然ながらVictor Roblesですが、昨年の1位Lucas GiolitoがGrade A、2位Trea TurnerがGrade A-をつけてもらっていたのに対し、今年のRoblesはGrade B+/A-という厳しい評価(Robles自身は昨年のB/B+から評価を上げていますが)。以下も、昨年に比べるとやや寂しい絶対評価となっています。
Grade B+/A-:
1. Victor Robles, OF
Grade B+
2. Erick Fedde, RHP
Grade B
3. Juan Soto, OF
Grade B-
4. Carter Kieboom, SS
5. Koda Glover, RHP
6. Austin Voth, RHP
7. Sheldon Neuse, 3B
Grade B-/C+
8. A.J. Cole, RHP
9. Andrew Stevenson, OF
Grade C+
10. Drew Ward, 3B
11. Wilmer Difo, INF
12. Pedro Severino, C
13. Brian Goodwin, OF
14. Tyler Watson, LHP
15. Rafael Bautista, OF
16. Kelvin Gutierrez, 3B
17. Osvaldo Abreu, INF
18. Joan Baez, RHP
19. Yasel Antuna, SS
Grade C+/C
20. Rhett Wiseman, OF
今年のドラフト組への高い評価が目立ちます。また、ドミニカ出身でBAでは7位にランクされていたLuis Garcia遊撃手がトップ20圏外と大きく評価を違えました。さてさて。
トップは当然ながらVictor Roblesですが、昨年の1位Lucas GiolitoがGrade A、2位Trea TurnerがGrade A-をつけてもらっていたのに対し、今年のRoblesはGrade B+/A-という厳しい評価(Robles自身は昨年のB/B+から評価を上げていますが)。以下も、昨年に比べるとやや寂しい絶対評価となっています。
Grade B+/A-:
1. Victor Robles, OF
Grade B+
2. Erick Fedde, RHP
Grade B
3. Juan Soto, OF
Grade B-
4. Carter Kieboom, SS
5. Koda Glover, RHP
6. Austin Voth, RHP
7. Sheldon Neuse, 3B
Grade B-/C+
8. A.J. Cole, RHP
9. Andrew Stevenson, OF
Grade C+
10. Drew Ward, 3B
11. Wilmer Difo, INF
12. Pedro Severino, C
13. Brian Goodwin, OF
14. Tyler Watson, LHP
15. Rafael Bautista, OF
16. Kelvin Gutierrez, 3B
17. Osvaldo Abreu, INF
18. Joan Baez, RHP
19. Yasel Antuna, SS
Grade C+/C
20. Rhett Wiseman, OF
今年のドラフト組への高い評価が目立ちます。また、ドミニカ出身でBAでは7位にランクされていたLuis Garcia遊撃手がトップ20圏外と大きく評価を違えました。さてさて。
2016/11/27
BP: Nationals Top 10 Prospects
もう先週のことですが、主要サイトでは最も早く、Baseball Prospectus(BP)のナショナルズ組織内トップ10プロスペクトランキングが発表されました(元記事)。
1. Victor Robles, OF
2. Lucas Giolito, RHP
3. Reynaldo Lopez, RHP
4. Juan Soto, OF
5. Erick Fedde, RHP
6. Carter Kieboom, SS
7. Dane Dunning, RHP
8. Anderson Franco, 3B
9. Andrew Stevenson, OF
10. Sheldon Neuse, INF
2016年ドラフト組からCater Kieboom、Dane Dunning、Sheldon Neuseの3人がランクイン。4位のJuan Sotoと9位のAndrew Stevensonを含め、半数の5人の顔ぶれが前年から代わりました。前年から消えた5人というのは、Trea Turner、Wilmer Difo、A.J. Cole、Pedro Severino、Austin Vothで、全員が現時点で40人ロースター入り(Voth以外はMLBデビュー済み)で「卒業」扱いと言っていいいでしょう。結構なことです。
このランキングに戻ると、1位がまず意外でした。夏にはMLB全体でも1位、2位を争うトッププロスペクトとの評価を得てメジャーデビューまで果たしたLucas Giolitoを差し置いて、Victor Robles。Giolitoはメジャーへの適応に苦しんでいることと、球速が落ちていることから少し評価を落とした模様。一方のRoblesは少し故障で離脱したものの、攻守ともに評価は上がり続けており、このランキングでは逆転に至りました。
3位のReyanaldo Lopezまでは確実に全体トップ100にも顔を出してくると思われますが、もしかすると4位のJuan Sotoも来るかもしれません。ドミニカ出身の18歳。左打ちの外野手。2015年の7月に150万ドルの大型契約で入団した時にちょっと話題になりましたが、当時はノーマーク。1年目17歳の今季、GCLでデビューし、.361/.410/.550、5本塁打の成績を残し、最終週にはAuburn(SS)に昇格し、そこでもしっかり打ってシーズンを終えました。守備・走塁の評価は高くありませんが、それを補って余りある長打力が魅力のようです。
5位のErick Feddeを挟み、6位にCater Kieboom、7位にDane Dunningと2016年のドラフト1順目コンビが並んでいます。この2人はデビューしたリーグでしっかり成績を残したので順当に思いますが、10位にSheldon Neuseが入ったことが次の驚きでした。元々オーバードラフト気味の評価だった上、Auburnでの打撃成績は.230/.305/.341、1本塁打でしたから、このように高く評価されるとは思いませんでした。この評価に応えるような来季を期待しましょう。
また、2016年は謎の足踏みに終わってしまったAnderson Francoが、プロ2年目でHarrisburg(AA)まで昇格し、アリゾナ秋季リーグでも大活躍だったAndrew Stevensonを上回ったことも意外でしたね。BPは公表時期が早かったので、アリゾナの結果は織り込まれていないのかもしれません。BAではStevensonはもっと上に来るのではないでしょうか。
1. Victor Robles, OF
2. Lucas Giolito, RHP
3. Reynaldo Lopez, RHP
4. Juan Soto, OF
5. Erick Fedde, RHP
6. Carter Kieboom, SS
7. Dane Dunning, RHP
8. Anderson Franco, 3B
9. Andrew Stevenson, OF
10. Sheldon Neuse, INF
2016年ドラフト組からCater Kieboom、Dane Dunning、Sheldon Neuseの3人がランクイン。4位のJuan Sotoと9位のAndrew Stevensonを含め、半数の5人の顔ぶれが前年から代わりました。前年から消えた5人というのは、Trea Turner、Wilmer Difo、A.J. Cole、Pedro Severino、Austin Vothで、全員が現時点で40人ロースター入り(Voth以外はMLBデビュー済み)で「卒業」扱いと言っていいいでしょう。結構なことです。
このランキングに戻ると、1位がまず意外でした。夏にはMLB全体でも1位、2位を争うトッププロスペクトとの評価を得てメジャーデビューまで果たしたLucas Giolitoを差し置いて、Victor Robles。Giolitoはメジャーへの適応に苦しんでいることと、球速が落ちていることから少し評価を落とした模様。一方のRoblesは少し故障で離脱したものの、攻守ともに評価は上がり続けており、このランキングでは逆転に至りました。
3位のReyanaldo Lopezまでは確実に全体トップ100にも顔を出してくると思われますが、もしかすると4位のJuan Sotoも来るかもしれません。ドミニカ出身の18歳。左打ちの外野手。2015年の7月に150万ドルの大型契約で入団した時にちょっと話題になりましたが、当時はノーマーク。1年目17歳の今季、GCLでデビューし、.361/.410/.550、5本塁打の成績を残し、最終週にはAuburn(SS)に昇格し、そこでもしっかり打ってシーズンを終えました。守備・走塁の評価は高くありませんが、それを補って余りある長打力が魅力のようです。
5位のErick Feddeを挟み、6位にCater Kieboom、7位にDane Dunningと2016年のドラフト1順目コンビが並んでいます。この2人はデビューしたリーグでしっかり成績を残したので順当に思いますが、10位にSheldon Neuseが入ったことが次の驚きでした。元々オーバードラフト気味の評価だった上、Auburnでの打撃成績は.230/.305/.341、1本塁打でしたから、このように高く評価されるとは思いませんでした。この評価に応えるような来季を期待しましょう。
また、2016年は謎の足踏みに終わってしまったAnderson Francoが、プロ2年目でHarrisburg(AA)まで昇格し、アリゾナ秋季リーグでも大活躍だったAndrew Stevensonを上回ったことも意外でしたね。BPは公表時期が早かったので、アリゾナの結果は織り込まれていないのかもしれません。BAではStevensonはもっと上に来るのではないでしょうか。
2016/06/10
2016 ドラフト(1日目)
今年もドラフトの日がやってきました。ナショナルズは、Daniel Murphyと契約したため、ドラフト1順目指名権(17位くらいのはずだった)を喪失し、一方でJordan ZimmermannとIan Desmondが残していってくれた補償指名権(全体28位と29位)を付与されていました。
事前のBAランキングとしてはもっと上位の選手も残っていたので、何となく盛り上がりには欠けましたが、全体58位の指名まで待たなければならなかった昨年よりははるかにまし。指名された選手たちの今後の活躍を期待しましょう。
1s(28) Carter Kieboom, SS/3B, Walton HS, Marietta (GA)
ジョージア州の高校生内野手。3年生としての今季の打撃成績は101打席で.366/.504/.644、5本塁打。まあ、高校生の打撃成績の数字などあまり意味はありませんが、それなりには打っています。将来的にはパワーも含め平均以上に打てるようになるだろうとの予測。守備力はショートでやって行けるかどうかはギリギリのレベルという感じのようで、将来的には三塁手かと言われています。BAランキング44位。
兄はナショナルズ傘下Harrisburg(AA)で捕手としてプレーするSpencer Kieboom。2012年の5順目で入団し、昨年秋には40人ロースター入りしており、今季中にもメジャーデビューの可能性もあるという選手です。
1s(29) Dane Dunning, RHP, Florida
フロリダ大では主にブルペンから起用されてきたが、ナショナルズは先発として育成する方針とのこと。最速は95マイルまで出せるものの普段は90マイル台前半の速球と、チェンジアップ、スライダーを投げる。変化球は安定していない。高卒時にもブルージェイズから34順目で指名された経歴あり。BAランキングは60位。なお、フロリダ大はまだカレッジ・ワールドシリーズを戦っているので契約するのは早くてもそれが終わってからになります。
写真を見てから思いましたが、アジア系の血が入っているのかなという顔立ちです。
2(58) Sheldon Neuse, 3B, Oklahoma
オクラホマ大では三塁手、遊撃手としてプレーするとともにブルペン投手(最速95マイルを投げていたとのころ)としても起用されていましたが、ナショナルズは三塁手として指名したと明言しています。足は早くないため、パワー重視のコーナー内野手となってくれることが期待されます。BA 129位。
事前のBAランキングとしてはもっと上位の選手も残っていたので、何となく盛り上がりには欠けましたが、全体58位の指名まで待たなければならなかった昨年よりははるかにまし。指名された選手たちの今後の活躍を期待しましょう。
1s(28) Carter Kieboom, SS/3B, Walton HS, Marietta (GA)
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| Photo by Alyson Boyer Rode |
兄はナショナルズ傘下Harrisburg(AA)で捕手としてプレーするSpencer Kieboom。2012年の5順目で入団し、昨年秋には40人ロースター入りしており、今季中にもメジャーデビューの可能性もあるという選手です。
1s(29) Dane Dunning, RHP, Florida
フロリダ大では主にブルペンから起用されてきたが、ナショナルズは先発として育成する方針とのこと。最速は95マイルまで出せるものの普段は90マイル台前半の速球と、チェンジアップ、スライダーを投げる。変化球は安定していない。高卒時にもブルージェイズから34順目で指名された経歴あり。BAランキングは60位。なお、フロリダ大はまだカレッジ・ワールドシリーズを戦っているので契約するのは早くてもそれが終わってからになります。写真を見てから思いましたが、アジア系の血が入っているのかなという顔立ちです。
2(58) Sheldon Neuse, 3B, Oklahoma
オクラホマ大では三塁手、遊撃手としてプレーするとともにブルペン投手(最速95マイルを投げていたとのころ)としても起用されていましたが、ナショナルズは三塁手として指名したと明言しています。足は早くないため、パワー重視のコーナー内野手となってくれることが期待されます。BA 129位。
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