2015/08/31

8/30 Strasburg 4回降板も逆転勝ち

W7-4 Marilns (Season 66-63)
Strasburg(ND) 4.0IP 4ER 7H 3K
Fister(W5-4) 2.0IP 0ER 1H 1BB
Papelbon(SV4) 1.0IP 0ER 2H 1K
Werth 2/4 double HR(5) BB 2R 3RBI
Taylor 2/4 2R
Robinson 1/1 HR(7) R 2RBI

先発のStephen Strasburgが初回にJustin Bourに先制3ランを浴びる苦しい立ち上がり。さらにソロ本塁打を打たれ、4回4失点で降板となりました。速球の球速も92-93マイルとかなり遅かったので心配されましたが、案の上、背中の痛みがあるとのことです。5月に痛めて離脱したのと同じ症状で、またか、という印象。投げてさえくれれば好投が期待できますが、そもそも投げられないのでは。。。DL入りの要否は分かりませんが、シーズンも押し迫った大事な時期だけに、何とか5日後にマウンドに立ってくれることを願います。

そんなStrasburgが掘った穴ですが、今日は打線とブルペンがしっかりカバー。3回裏にJayson Werthが2ランを打って1点差とし、5回裏にはWerth、Bryce Harper、Ian Desmondの3本のタイムリーで逆転。そして、6回裏には代打Clint Robinsonの見事なライトへの2ランで突き放しました。特にWerthの活躍は久しぶりに見た気がします。シーズン打率は未だに.209という無残な数字ですが、リードオフとしての貢献はなかなか大したもの。ブルペンも、Doug Fisterが2イニングの後、Felipe Rivero(7回)、Drew Storen(8回)、Jonathan Papelbon(9回)と無失点リレー。

マーリンズとのシリーズも2勝1敗と勝ち越し。これで4カード続けて2勝1敗、つまり直近12試合を8勝4敗と頑張っていますが、その間にメッツは9勝3敗でむしろ差を広げられています。ナショナルズにとっては、明日からのセントルイスでのカージナルスとの3連戦という大きな関門で踏ん張れるかどうか(その間メッツはホームでフィリーズとの3連戦)。いよいよ正念場です。

MVP: Jayson Werth

2015/08/29

8/29 Harperが打てなくても3本塁打で快勝 !

W5-1 Marlins (Season 65-63)
Zimmermann(W11-8) 7.0IP 1ER 7H 1BB 4K
Zimmerman 1/4 HR(12) R RBI
Desmond 2/3 HR(17) R RBI
Robinson 1/3 HR(6) R 2RBI
Rendon 2/4 R RBI

マーリンズ先発はTom Koehler。今季3度の対戦で計3発のホームランを打っているBryce Harperのお得意様ということで期待しましたが、今日のHarperはKoehlerとの対戦では3打席凡退(ブルペン投手から1四球)と打てず。しかし、今日はHarper以外の打者がKoehlerから3発。まずは2回裏、Ryan Zimmermanが左中間への先制ソロ。6回裏は、無死1塁からHarperが三振、Zimmermanが右飛に倒れておそらくKoehlerがほっとしたであろうところで、Clint Robinsonが逆方向のレフトブルペンへ2ラン、さらに続くIan Desmondも初球を叩いてセンターオーバーのソロ。これで試合は決まりました。流れから言うと、Robinsonの一発、あれが大きかったと思います。

先発のJordan Zimmermannは、全くランナーを出さないというわけではなく、要所要所を締めるといった感じのピッチング。守備にも助けられ、7回を投げて、ソロ本塁打による1失点のみ。11勝目でいつのまにやらチーム最多勝に並びました。

メッツはレッドソックスにまさかの(笑)連敗。久し振りにゲーム差が縮まりました(5.5)。

MVP: Clint Robinson

ロースター異動まとめ(2015年8月)

8/6 Aaron BarrettをAAAにオプションし、Blake Treinenを招集
8/8 Stephen StrasburgがDLから復帰、Dan UgglaがDL入り
8/21 Trea Turnerがメジャー初昇格、Tyler MooreがDL入り
8/25 Denard SpanがDLから復帰、Tanner RoarkをA+へオプション
8/28 SpanがDLに逆戻り(→手術でシーズン終了)、Matt den Dekkerを招集

2015/08/28

8/28 Scherzerはバッテリー切れ

L3-4 Marlins (Season 64-63)
Scherzer(L11-11) 7.0IP 4ER 6H 8K
Desmond 2/4 HR(16) R RBI
Ramos 1/4 HR(12) R RBI

シーズン序盤には素晴らしいピッチングを続けチームを引っ張り、堂々とサイヤング賞レースに加わっていたMax Scherzerでしたが、8月は5試合の先発、全て3失点以上で、勝ち星なしの3敗目を喫しました(チームは1勝4敗)。すっかり電池切れの様相です。

この試合も初回に1点を先制されると、2回裏に味方が追いついてくれたのに、直後の3回表に2ランで勝ち越しを許し、さらに4回表にももう1本ソロを被弾で、計4失点。

結局この差を打線が詰められないままゲームセットとなりました。途中、6回裏には無死満塁のチャンスを作り、Ryan Zimmermanの犠飛で同点としましたが、後が続かず(最後のWilson Ramosの打球は強烈なセンター返しですが、投手が何とか弾いたボールが、セカンドが処理できる位置へ転がる不運もありました)。

またも勢いが続きません。せっかくメッツが7連勝で止まったのに、こちらがこれではダメです。

8/27 パドレスにも勝ち越したけれど

W4-2 Padres (Season 64-62)
Ross(W5-5) 6.0IP 0ER(1R) 1H 2BB 7K
Storen(HD3) 1.0IP 0ER
Papelbon(SV4) 1.0IP 1ER 1H 1BB 1K
Zimmerman 2/4 HR(11) R 2RBI
Werth 2/4 HR(4) BB 2R RBI
Harper 2/3 RBI

いよいよシーズン終了が近づいてきた(おそらくあと1試合)先発のJoe Rossが今日も快投。許した安打は4回表先頭打者の捕手前へのバントシングルの1本だけ。そのバントをWilson Ramosが一塁へ悪送球する間に打者走者が3塁へ進み、犠牲フライで失点しましたが、まったくRossの責任ではありません。パドレスにまともな攻撃をさせず、わずか77球で6回を投げ切り、まだまだ余力十分という感じでしたが、やはりイニング制限のこともあるのでしょう、2-1とリードの6回裏に代打を出されて交代しました。素晴らしいピッチャーです。

打線はと言えば、1点リードされた迎えた5回裏に反撃。Andrew Cashnerに対して、それまでもそこそこランナーは出していましたが、1番から始まったこの回、四球、シングル、シングルで無死満塁とすると、4番のYunel Escobarが死球をもらって押し出しでまず同点(ただし、Escobarは投球を右手に受けたためこの回で退場。明日以降の出場が危ぶまれています)。さらに続くRyan Zimmermanがセンター前にタイムリーを放って逆転。この時2塁からホームを狙ったBryce HarperはMelvin Uptonの好返球にタッチアウトとなり追加点はなりませんでしたが、続く6回にはJayson Werthが左中間へ、7回にはZimmermanが右中間へそれぞれソロ本塁打を放り込み、効果的な追加を上げることに成功しました。打線の厚さを感じます。

これでパドレスとのシリーズも2勝1敗で勝ち越し。これで3カード連続の勝ち越しとなりましたが、メッツは今日も5点差を追いつき、延長13回でフィリーズを振り切り7連勝。差は全く縮まりません。

そして、この試合に欠場したDenard Spanが背中の痛みのためにDL入り(そのままシーズン終了)となることが明らかになりました。。。。

MVP: Joe Ross

2015/08/27

8/26 カウント0-3からイニング終了の併殺

L5-6 Padres (Season 63-62)
Gio(L9-7) 4.2IP 4ER(5R) 7H 2BB 6K
Span 2/5 2double R
Harper 2/3 BB R 2RBI SB(6)
Zimmerman 0/3 SF 2RBI

2-6と4点を追って迎えた7回裏。1死から四球と二塁打で1死2,3塁として先発のTyson Rossを引きずり下ろすと、代わった投手に対してJayson Werthの四球で満塁とし、さらにAnthony Rendonも四球を選んでまず1点。さらに変わった左投手からBryce Harperがセンター前に2点タイムリーを弾き返して、5-6の1点差。さらに次のYunel Escobarに対しても制球が定まらずカウントは3-0となり、完全なナショナルズの押せ押せムード。このまま同点、さらには逆転も十分ある展開でした。が、しかし、しかしながら、Escobarが次の真ん中低めに来た速球に手を出し、打球は緩いバウンドのサードゴロ、セカンド、ファーストへと転送されての併殺。まさかのイニング終了となってしまいました。せめて、Escobarがファーストにヘッドスライディングせずに全力で駆け抜けていれば併殺崩れの間に1点が入っていたのにという微妙なタイミングだったのに。。。

もちろん先発のGio Gonzalezが0-5のリードを許してしまい4点ビハインドで7回裏まで来てしまったということで、投手陣が最大の敗因ではありますが、それでもあのシーンでせめて同点に追いついていれば、十分この試合に勝つことができ、そしてチームの勢いを失わせることもなかったであろうという意味では、あの一振りは痛すぎました。8,9回はあっさり3人ずつで終了。

メッツは今日も勝って6連勝。ゲーム差は6.5に広がりました。。。。

あーあ。

2015/08/26

8/25 Zimmermanの満塁弾 !!!

W8-3 Padres (Season 63-61)
Strasburg(W8-6) 6.0IP 2ER 2H 1BB 7K
Zimmerman 1/5 HR(10) R 4RBI
Ramos 1/3 HR(11) BB R 2RBI
Escobar 2/3 double 2BB 2R RBI
Desmond 2/4 double RBI

オールスターからDL入りしていたDenard Spanが今日から復帰。なんと今季初めてオフに想定していたレギュラーメンバーが全員そろいました。この時期になってようやくという感じですが、手遅れでないことを祈るばかり。その打線が今日はしっかり機能しました。2回表に2点を先制された直後にWilson Ramosが同点2ランを放って追いつくと、3回裏にYunel Escobar(こちらもファールボールを追ってスタンドに飛び込んで数日休んでいた)のタイムリーで勝ち越し。5回裏にもIan Desmondのタイムリーで1点を追加すると、6回裏に2死満塁からRyan Zimmermanの満塁本塁打で試合を決めました。結果も素晴らしかったですが、1人1人の打席が内容のある打席で、相手先発James Sheildsに5回までに110球を投げさせ、6回途中でノックアウトし、直後にブルペン投手からZimmermanが一発を打ちました。こういう打線を待ってました。

投げては、先発Stephen Strasburgが今日もエースのピッチング。2回表無死からシングル、本塁打で2点を失いましたが、その後6回までの15人の打者に1人も出塁を許さない快投。ブルペンも悠々とリードを守っての快勝。

3連勝で勢いが出てきたナショナルズですが、メッツも勢いに乗っています。今日も逆転勝利で5連勝したため5.5差は縮まらず。踏ん張れ。

MVP: Ryan Zimmerman

2015/08/24

8/23 打線が目覚めた?!!

W9-5 Brewers (Season 62-61)
Zimmermann(W10-8) 5.2IP 4ER 8H 1BB 7K
Rendon 1/3 HR(3) 2BB 2R 3RBI
Espinosa 1/4 double 3RBI
Harper 2/5 2double R
Zimmerman 1/2 double 2BB R RBI
Ramos 2/3 HR(10) BB R RBI

先発のJordan Zimmermannは1回表の1死を取る前に2ラン本塁打で先制を許したほか、5回にもソロ本塁打を打たれ、6回に1点を取られたところで116球に達して降板するしかなくなる苦しい投球でしたが、それでも打線の援護のおかげで勝ち投手に。4年連続となる2ケタ10勝目を記録しました。

今日は打線の勝利。1回裏にRyan Zimmermanの二塁打で1点を返すと、3回裏には2死満塁からIan Desmondの高-----いバウンドの投手への内野安打で同点とし、続くDanny Espinosaの走者一掃の二塁打(右中間のフェンスの大丈夫に当たるあわやホームランの打球)で逆転。5回裏にはWilson RamosとAnthony Rendon(2試合連続)のホームランで4点を追加して試合を決めました。長らく不振が続いていたRamos、Rendon、それにJayson Werth(1安打2四球で3度出塁)がようやく打ち出したことで打線につながりが出てきました。ようやく目覚めたと信じてもいいんでしょうか?

連勝でブリューワーズとのシリーズに勝ち越しましたが、メッツは敵地でロッキーズをきっちりスウィープ。ゲーム差は5.0で変わりません。ここは堪えどころです。頑張れ。

MVP: Danny Espinosa

8/22 Ross好投で連敗ストップ !

W6-1 Brewers (Season 61-61)
Ross(W4-5) 7.0IP 1ER 6H 4BB
Rendon 2/2 double HR(2) 2BB R 2RBI SB(1)
Taylor 2/3 HR(13) BB 2R 2RBI
Ramos 2/4 double 2R RBI
Werth 2/4 RBI

いよいよ後がなくなってきたチームを救ったのはルーキーのJoe Rossでした。90マイル台半ばの速球とスライダーを武器に、6回までは3塁も踏ませないピッチングで0封。7回にソロ本塁打の1点こそ失ったもののわずか82球でこの回を終了。まだまだ余力を残していたはずですがここで交代となったのは、シーズン終盤に向けて温存されたという印象。

打線もそんなRossをしっかり援護。2回裏にMichael Taylorが3試合連発となる13号2ランを流し打ちで右中間へ打ち込むと、4回裏にはWilson Ramos、Jayson Jayson Werth、そしてAnthony Rendonのここまで不振を極めていた3人にタイムリーが出て3点を追加。そして、7回裏にはRendonがとどめのソロ本塁打を打って計6点。

見事な快勝。さあ、またここから1つ1つ勝っていきましょう。

MVP: Joe Ross 

2015/08/22

8/21 2歩前進2歩後退‥

L3-10 Brewers (Season 60-61)
Gio(L9-6)  5.0IP 4ER(5R) 8H 2BB 5K
Fister 1.1IP 3ER(4R) 4H 1BB 1K
Harper 1/3 HR(31) BB R RBI
Taylor 1/4 HR(12) R RBI

ホームに戻ってのブリューワーズとの3連戦の初戦。既にシーズンを放棄したと言っていいブリューワーズだけに、しっかり勝っていきたい、否負けられない試合であったはずですが、結果は惨敗。

ナショナルズが良かったのは2回裏に2死から四球、盗塁、折れたバットでのタイムリーで先制したところまで。

3回表にレフトJayson Werthが打球の目測を誤ってのタイムリー二塁打を許したところからおかしくなり、パスボールや2つのエラーなどが重なったこともあり、Gio Gonzalezと2番手Doug Fiserで14安打9失点(自責点7)。打線はといえば、その後、Bryce HarperとMichael Taylorのソロ本塁打の2点のみ。球場のファンからはさんざんブーイングを浴びるひどい試合となりました。

2連勝で勢いがついたかと思われた後の2連敗。メッツが勝ったため、ゲーム差は5.0と広がっています。

2015/08/21

Prospect Profile #24: Joe Ross

[2015年8月更新終了, 2015年3月オリジナル]

2015年の4回、全体第24回は12月のトレードでパドレスからやってきたJoe Ross投手。2015年6月に若干22歳でまさかのメジャーデビュー。夏にはメジャーのローテーションの座を奪い取り、早々にプロスペクトを卒業することになりました。

[Player Data]
Name: Joe Ross
Position: RHP
Born: May 21, 1993
Birthplace: Berkeley, CA
School: Bishop O'Dowd HS (Oakland, CA)
Height: 6-4
Weight: 205
Bats: Right
Throws: Right
Draft: 2011-1(25) ※SD
Acquired: Draft
BA Organization Rank: 9(2012 SD) ⇒ 14(2013 SD) ⇒ 10(2014 SD) ⇒ 4(2015 SD), 6(2015)
BA Overall Rank: 96(2015)

[Scouting Report]
ややクロスファイヤ気味の投球フォームから投げる速球の球速は90マイル台前半だが、ムーブに優れ、ゴロを打たせることができるため十分に武器として使える。変化球は、平均以上になるとみられるスライダーとチェンジアップを持ち、メジャーでも先発投手としてやっていけるとの予想が主流だが、まだ安定感に欠ける。コントロールは悪くなく、K/BBは良い数字を残す。[2015年3月時点]

[Background] 
兄はパドレスのローテーション投手で2014年にはオールスターにも出場したTyson Ross

2011年ドラフト1順目全体25位でパドレスが指名。高卒でUCLAにコミットしていたこともありギリギリまで交渉した末に8月になって入団が決定。契約金は275万ドル。この年はRkで1イニングに登板したのみ。

2012年はFort Wayne(A)で開幕し、5回無失点7奪三振といった好投もあったものの好不調の差が激しく、トータルでは6試合に登板して6.26/1.61という結果。夏になるとEugene(SS)に移され、ここで8試合26回1/3を投げて、2.02/0.94と好投して評価を取り戻したが、再昇格を前に肩の痛みが発生してシーズン終了となった。

Fort Wayneに再挑戦となった2013年。シーズンを通じてローテーションを守り、3.75/1.34という成績は20歳という年齢の割には頑張ったほうだが、奪三振率の低下(5.8/9IP)もあってプロスペクトとしての評価は低下。

飛躍の年となったのが20歳で迎えた2014年。Lake Elsinore(A+)で開幕すると、打者天国のCalifornia Leagueで19試合に先発して3.98/1.27という結果で評価を上げ、早くもSan Antonio(AA)に昇格。A+とAAとの計121回2/3を投げて、奪三振率を向上(7.8/9IP)しつつ与四球率を低下(2.1/9IP)させたことで、一層評価を高めることに成功した。ただし、4試合目の登板となった8月7日に1回3失点KOされた後、肩の疲労を訴えてシーズンを終えている。

2014年12月、Wil Myersを軸とするパドレス、レイズとの三角トレードでナショナルズに移籍。開幕からHarrisburg(AA)のローテーションで結果を残して評価を上げると、6月6日に大抜擢でメジャーデビュー。2戦目に8回2失点の見事なピッチングで初白星を記録。その後、ベテラン投手のDLからの復帰でAAAに降格となったが、7月下旬に再昇格して安定した投球を続けると、不安定なDoug Fisterをブルペンに追いやる形で見事にローテーションに収まりました。

[Comment]
じっくり育ってくれればいいという私の当初の思いからは全く予想外の展開で、早くもプロスペクトを卒業してしまいました。これから長くローテーションの柱として活躍してくれることを期待しています。それにしても、Steven Souzaとの交換でこのRossとTrea Turnerを引っ張ってくるMike Rizzo GMの手腕に改めて感服です。(2015年8月)

2012、14年と2度にわたって肩の不調を訴えていることが大きな懸念材料ですが、最悪でもブルペン投手としてはメジャーに上がってきてくれると期待。まだ21歳なので焦らずにしっかり育ってもらいたいですね。(2015年3月)

8/20 半歩後退もまだまだ

L2-3@COL (Season 60-60)
Scherzer(L11-10) 6.0IP 3ER 8H 3BB 7K
Taylor 1/4 HR(11) R 2RBI
Harper 2/3 double BB

スウィープを狙ったナショナルズ。こちらの先発がMax Scherzerで、相手は実績のないYohan Flandeということもあり、是非とも勝っておきたい試合でしたが、結果的にはFlandeを打ち崩せず、惜敗。試合がなかったメッツとのゲーム差は4.0となりました。

ここしばらく不安定なピッチングを続けていたScherzer。この試合も序盤からランナーを出す苦しいピッチングが続きましたが、何とか4回までは無失点。5回も1点を先制されながら、なお1死満塁をしのぐという展開。痛かったのは6回2死3塁から投手のFlandeに打たれたタイムリー内野安打。叩きつけて一塁に全力疾走したFlandeにあっぱれというべきかもしれませんが、結果的にはあの1点が勝負を分けました。

ナショナルズ打線はわずか4安打。そのうち1本が7回表のMichael Taylorの特大の2ラン(とにかくすごい打球だったのでよかったら映像で見てみてください)で一度は同点としましたが、その裏、Scherzerが残したランナーをBlake Treinenが還してしまい決勝点。左打者には打たれるというデータのあるTreinenをそのまま続投させたWilliams監督の判断がなあ。。。総力戦と思えばMatt Thorntonの投入もあったと思うのですが。まあ、言っても仕方ありません。

悔しい負けですが、チームのムードは悪くない様子。明日からのホームでの9試合。まだまだこれからです。

2015/08/20

8/19 久しぶりの連勝 !!

W4-1@COL (Season 60-59)
Strasburg(W7-6) 7.0IP 0ER(1R) 2H 5K
Papelbon(SV3) 1.0IP 0ER
Werth 2/5 double triple 2RBI
Escobar 2/3 2BB R SB(2)
Harper 2/5 double R
Zimmerman 1/3 2BB RBI

昨日とはうって変ってロースコアのゲームとなりました。ナショナルズの先発は本来の調子を取り戻しつつあるStephen Strasburg。三振を取るよりもウィークコンタクトでアウトを重ねるピッチングで、ロッキーズ打線を手玉に取っていきました。2回裏にファーストRyan Zimmermanのエラーで出た走者をワイルドピッチで生還させてしまいましたが、失点はこれだけ。被安打2、無四球、7回をわずか93球で終えました。

ところがナショナルズ打線もロッキーズ先発のJorge De La Rosaの前になかなか得点できず。6回表は無死2,3塁でZimemmernが空振り三振、1死満塁ではWilson Ramosがショートライナーに倒れる始末。7回表に相手ワイルドピッチで同点にはしましたが、フラストレーションの溜まる悪い流れでした。

ようやく打線が機能したのは8回表2死から。2死走者なしからRamosがシングルで出塁すると、Strasburgへの代打Clint Robinsonも四球でつなぎ、リードオフに入っているJayson Werthがライトオーバーの2点タイムリー三塁打。9回表にはZimmermanがタイムリーを打って1点追加。3点リードの9回はJonathan Papelbonが3人で締めて(ちなみに、2点リードの8回裏に起用されたのはDrew Storenではなく、Casey Janssenでした。。。)、結果的には快勝。

7月28-29日以来となる実に久しぶりの連勝。メッツがオリオールズにサヨナラ負けしたため、ゲーム差は3.5に縮まりました。

勢いに乗っていきましょう !!

MVP: Stephen Strasburg

2015オールスター(MLB, MiLB)

ものすごーく遅ればせですが(とはいえ、SSのオールスターが8月18日に開催されてようやくそろったわけですが)、オールスターに選出された選手を名前だけ紹介しておきます。

●MLB All Star Game
Bryce Harper, OF
Max Scherzer, RHP

●Futures Game
Trea Turner, SS
Lucas Giolito, RHP

●AAA: International League vs. Pacific Coast League
Jason Martinson, INF

●AA: Eastern League
Austin Voth, RHP
Pedro Severino, C

●A+: Carolina League vs. California League
Nick Pivetta, RHP
Spencer Kieboom, C

●A: South Atlantic League
Austen Williams, RHP
Drew Van Orden, RHP
Grant DeBruin, INF

●SS: New York-Penn League 
Kelvin Gutierrez, INF

2015/08/19

8/18 反転攻勢の狼煙 !

W15-9@COL (Season 59-59)
Zimmermann(W9-8) 6.0IP 4ER(6R) 9H 1BB 6K
Escobar 3/4 HR(9) 2BB 4R 4RBI
Desmond 3/6 double R 4RBI
Zimmerman 2/3 double 2BB 2RBI
Espinosa 3/5 2double 2R 2RBI
Werth 2/5 double BB 3R
Harper 0/2 4BB 4R

いかにも高地デンバーらしい派手な打ち合いを制し、連敗を6でストップしました。

初回、四球のBryce Harperを置いて4番のYunel Escobarが先制2ラン。直後にCarlos Gonzalezの2ランなどで逆転を許しますが、3回にEscobar、Ian Desmondの連続タイムリー(ま、Desmondのは完全な当たり損ないでしたが)で同点とすると、4回にはDanny Espinosaの二塁打で逆転。安定感とはほど遠い先発のJordan Zimmermannが5、6回に1点ずつ返されて同点とされますが、7回表2死1,2塁からMichael Taylorがしぶとく三遊間を破り、結局これが決勝点。8、9回に4点ずつを加え、終わってみれば15-9の大勝。

打てない打てないと言われてきた打線ですが、今日は15安打10四球(うちBryce Harperが4四球)と十分機能しました。ブルペンも3イニングを(打たれながらも)無失点で終えています。

今度こそ、この勝利の波に乗って攻勢に転じてもらいたい。

MVP: Yunel Escobar 

レポート: My Top 10 Prospects(8/18まで)

忙しさにかまけて7月はサボってしまいましたが、そうこうしているうちに、Erick Feddeがプロデビューしていました。My Top 10 Prospectsの近況をアップデートしておきします(データは8月18日まで)。

●Trea Turner, SS 
58G 254PA 5HR 24BB 48K .322/.385/.471 11SB [ AA (Padres)]
10G 41PA 0HER 1BB 8K .359/.366/.513 4SB [AA(Harrisburg)]
47G 199PA 3ER 13BB 40K .302/.343/.412 14SB [AAA]
6月16日にHarrisburg(AA)に合流すると、10試合中5試合でマルチ安打を記録して早々にSyracuse(AAA)に昇格。AAAでの最初の5試合は18打席ノーヒットと一瞬苦しみましたが、直後に13試合連続ヒットを記録し、その後も順調に実績を残しています(オールスター前座のFutures Gameに選出・出場)。最初の5試合を除いた成績は、181打席で.333/.376/.455と全くAAでのそれと遜色なし。売りの1つである盗塁も14個と順調に積み重ねています。

●Lucas Giolito, RHP 
13G 69.2IP 20BB 86K 2.71/1.22 [A+]
4G 23.2IP 11BB 23K 4.18/1.35 [AA]
前回6月のレポートの時点では、Potomac(A+)で7試合に登板して4.08/1.36の成績で「圧倒的な結果を残すには至っていません。」と書きましたが、その後の6試合では30イニングを投げて自責点はわずかに3(防御率0.90)、35奪三振と圧倒し、7月下旬にAAに昇格しました(Futures Gameにも選出・出場)。AAでは最初の2試合でやや打たれましたが、3試合目で7回途中1失点、そして8月14日の試合では7回を1安打1四球11奪三振の無失点に抑え、リーグ週間MVPを受賞。このままいい感じでシーズンを終えてもらいたい。

●Reynaldo Lopez, RHP 
19GS 99.0IP 28BB 94K 4.09/1.22 [A+]
前回レポート時は必ずしも好成績ではなかったものの「心配はいらないと思います。」と書きましたが、まさにその通りとなりました。以降の11試合は60イニングで防御率3.60、58奪三振。特に、8月12日の試合では7回を2安打1死球11奪三振の無失点に抑え、リーグ週間MVPを受賞。このままいい感じでシーズンを終えてもらいたい。(コピペじゃないですよ。)

●Joe Ross, RHP
9G 53.2IP 54K 9BB 3.86/1.08 [MAJOR] 
5G 24.2IP 15K 7BB 2.19/0.89 [AAA]
9G 51.1IP 54K 12BB 2.81/1.13 [AA]
今季の出世頭。Doug FisterがDLから復帰したタイミングで予定通りAAAに降格となりましたが、きっちりと結果を残し(1登板あたり5イニングの限定を課されていた模様)、DL入りしたStephen Strasburgに代わって7月21日にメジャー再昇格。ここから数試合にわたって安定したピッチングを見せると、Strasburgが復帰しても不安定なFisterをブルペンに追いやる形でローテーションに残りました。自身未経験のシーズン投球回数に達した疲れからか直近2試合はいずれも5回持たずにKOされているのがやや心配。

●Wilmer Difo, SS
8G 8PA 0HR 0BB 1K .125/.125/.125 0SB [MAJOR]
68G 293PA 1HR 10BB 58K .287/.324/.382 21SB [AA]
19G 83PA 3HR 8BB 13K .320/.386/.533 4SB [A+]
メジャーで故障者が出ると呼ばれ、代打で出場し、故障者が復帰するとAAに戻されるということが2度と気の毒な面もあり、ややA+以前に比べると成績を落としています。9月までは呼ばれないでしょうから、それまでの間に出塁率・長打率でもう少し数字を伸ばしておきたいところです。盗塁数は順調に伸びています。

●Drew Ward, 3B 
100G 383PA 5HR 34BB 99K .248/.325/.354 1SB [A+]
スラッシュラインの成績は前回6月のレポート時とほぼ同じ。調子を上げることができないまま8月に入り、3日の試合で3ランを放った直後、4日の試合の途中で足を痛めて退場。そのままDL入りとなっています。シーズン終了までに戻ってくることができるでしょうか。

●Austin Voth, RHP
24G 134.1IP 127K 35BB 3.01/1.14 [AA]
前回からの2か月間の数字は、12試合68.2イニングで65奪三振、2.48/ 1.14。これだけの成績を続けて残されるとプロスペクトとしての価値も高まってきます。シーズン投球回数が既に自身最多に達していますのでAAのシーズン終了まで投げ切って終了と見込まれます(秋の昇格はないでしょう)が、来年のスプリングトレーニングへの招待は現実的に見えてきたのではないでしょうか。

●Rafael Bautista, OF
34G 147PA 0HR 9BB 12K .274/.329/.304 18SB [A+]
開幕直後にDL入りしてしまい、7月になってようやく実戦復帰。GCLで6試合、Auburn(SS)で8試合にリハビリ出場した後、7月22日にPotomac(A+)に合流しました。その後は26試合で打率.303、盗塁数も順調に伸ばし、失われたシーズンとなることは何とか回避した感じです。残りのシーズンで何とかもう一息、数字を伸ばしてもらいたいところです。

●Jakson Reetz, C 
36G 132PA 0HR 13BB 37K .212 /.326/.248 3SB [SS]
春はフロリダで練習・調整を続け、6月に開幕したAuburn(SS)に参加。ドラフトされたばかりの大卒選手の中で最年少としてプレーしたことも影響してか、打撃低迷。相変わらず四球をしっかり選んでいることが救いというべきでしょうか。来季が正念場となりそうです。

●Erick Fedde, RHP
2G 9.0IP 7K 3BB 6.00/1.33 [A]
8G 35.0IP 36K 8BB 2.57/1.31 [SS]
前回6月のレポートを出した直後の6月21日にAuburn(SS)でプロデビュー。3回1失点。その後、支配的とは言えないまでもしっかりと成績を残し、8試合を投げたところでHagarstown(A)に昇格。Aでの初戦では5回途中6失点KOと打ち込まれましたが、2戦目は5回2死で降板することになりながらも結果は無失点。今季はきっちり投球回数を重ねることが第一ですが、もう少しだけ数字を改善して締めくくってくれるといいなと思います。

2015/08/17

Papelbonトレードの前と後

遂に借金生活に突入し、ポストシーズン進出がいよいよ危なくなってきたナショナルズ。何がどう悪いのか。「打てない」という印象もありますが、実際はどうなのか、データで確認してみました。

まずオールスター前と後の成績です。





1試合当たりの得点が4.28点から3.57点に下がっており、打てなくなっているのは確かです。

しかし同時に、1試合当たりの失点も3.86点から4.50点へと、得点の減少とほぼ同じ規模で増えてしまっています。次に、投手陣の内訳をみると、次のとおりとなっています。






Max Scherzerを始め、前半戦に比べて先発が序盤で崩れるケースが目立つ印象がありましたが、数字を見ても確かに悪化しています。しかし、それをはるかに上回る悪化を示しているのがブルペン。ひど過ぎます。ブルペンの強化がポストシーズンを勝ち抜く上で重要というのは近年のMLBでは定説になりつつあり、そのためにJonathan Papelbonを補強したはずですが、効果を発揮していません。というか、オールスター後の数字をPapelbonのトレードの前後で分けて見るとむしろ逆効果となっています。






Papelbonのトレード以降のブルペン防御率はなんと5点台と目も当てられない惨状。当初から微妙な印象を持ったトレードでしたが、これほどまでにブルペン投手陣の成績、そしてチーム成績を悪化させてしまうと明確に失敗だったと評価するしかないでしょう。Papelbon自身の数字は5試合5イニングに投げて2失点(防御率3.60)とさほど悪くないのですが、他の投手、特にDrew Storenがひどいことになっています。

Drew Storen:
Papelbonトレード前 38G 1W-0L-29SV 1.73/1.02 7ER 44K
Papelbonトレード後  9G 1W-2L-2HD 10.38/1.27 10ER 11K

この間にStorenのシーズン防御率は1.73から3.40まで倍増。なお、PapelbonとStorenの数字を除いたPapelbon移籍後のブルペン防御率は4.57となりますので、それでもやはりかなり悪化していることになります。

結論。Papelbonのトレードが今回のチーム状況の悪化の原因であった。

これまで当ブログではMike Rizzo GMに対して信頼を寄せてきましたが、今回のこのトレード、特に(1度ならずに2度までも)Storenをぶっ壊した責任は重いと言わざるを得ないと思うようになりました。ここからチームが大逆転を見せてくれない限り、シーズン終了後には何らかの形で責任を取るべきであると主張しておきます。

2015年ドラフト指名選手との契約結果

ナショナルズが酷いことになっていますが、気分を換えて。

2015年ドラフト指名選手との契約状況です。上位から13順目までの全員を含む40人中の30人と契約に成功。成否を分けるかと思われた14順目指名の高校生投手Mack Lemieuxとは契約なりませんでしたが、その代わりといってはなんですが、34順目で(ダメ元で)指名していたTyler Watsonと契約に成功しています。

2(58). Andrew Stevenson, OF, Louisiana State
2(69). Blake Perkins, OF, Verrado HS(AZ)
3(103). Rhett Wiseman, OF, Vanderbilt
4. Mariano Rivera, RHP, Iona[SR]
5. Taylor Hearn, LHP, Oklahoma Baptist
6. Matt Crownover, LHP, Clemson
7. Grant Borne, LHP, Nicholls State
8. Koda Glover, RHP, Oklahoma State[SR]
9. David Kerian, 1B, Illiois[SR]
10. Taylor Guilbeau, LHP, Alabama[SR]
11. Andrew Lee, RHP, Tennessee [BA:357]
12. Tommy Peterson, RHP, South Florida [BA:443]
13. Max Schrock, 2B, South Carolina [BA:282]
14. Mack Lemieux, LHP, Jupiter Community HS (FL) 
15. Kevin Mooney, RHP, Maryland [BA:445]
16. Ian Sagdal, SS, Washington State[SR]
17. Dalton Dulin, 2B, Northwest Mississippi CC
18. Melvin Rodriguez, 2B, Jackson State[SR]
19. Clayton Brandt, SS, MidAmerica Nazarene[SR]
20. John Reeves, C, Rice[SR] [BA:374] 
21. Matt Pirro, RHP, Wake Forest[SR]
22. Adam Boghosian, RHP, North Greenville University[SR]
23. Alec Rash, RHP, Missouri 
24. Blake Smith, RHP, West Virginia[SR] 
25. Calvin Copping, RHP, California State Northridge
26. Russell Harmening, RHP, Westmont Col
27. Ryan Brinley, RHP, Sam Houston State
28. Mick Vanvossen, RHP, Michigan State[SR]
29. Philip Diedrick, OF, Western Kentucky[SR]
30. Jorge Pantoja, RHP, Alabama State
31. Nick Sprengel, LHP, El Dorado HS (CA) 
32. Dalton DiNatale, 3B, Arizona State
33. Angelo La Bruna, SS, Southern California[SR]
34. Tyler Watson, LHP, Perry HS (AZ)
35. Coco Montes, SS, Coral Gables HS (FL) 
36. Taylor Bush, SS, The Linfield School (CA) 
37. Steven DiPuglia, SS, Cooper City HS (FL) 
38. Matt Morales, SS, Wellington Community HS (FL) 
39. Jake Jefferies, 2B, California State Fullerton
40. Parker Quinn, 1B, The Benjamin School (FL)

8/13-16 ジャイアンツに4連敗で借金生活へ

サンフランシスコでのジャイアンツとの4連戦。最初の3試合では初回に先制しながら、先発があっさり崩れて逆転負け。最終戦は完封負けで4戦スウィープ。ついに借金生活に転落してしまいました。救いはメッツもパイレーツにスウィープされているため4.5差が変わっていないことですが、チーム状態としてはどん底。ポストシーズン進出がいよいよ危うくなってきました。何か荒療治を打つべきタイミングかもしれません。

8/13 先頭打者本塁打の1点だけ
L1-3@SFG (Season 58-56)
Strasburg(L6-6) 6.0IP 2ER 7H 2BB 8K
Escobar 1/4 HR() R RBI
Harper 2/3 BB SB(5)
初回先頭打者のYunel Escobarのホームランで先制しましたが、それっきり。Bryce Harperは3度出塁しましたが、それ以外の打者は全員合わせて2安打3四球のみ。終わってます。先発のStephen Strasburgは初回に不安定で2点を失いましたが、その後は尻上がりに調子を上げて試合を作りました。逆に言えば、初回の2点が痛かったとも言えます。ま、それでも問題は打線ですね。


8/14 Scherzer 3回6失点
L5-8@SFG (Season 58-57)
Scherzer(L11-9) 3.0IP 6ER 7H 3K
Harper 1/4 HR(30) SF R 4RBI
Espinosa 1/4 HR(11) R RBI
Robinson 2/2 double
初回に今日リードオフに起用されたMichael Taylorが四球で出塁し、盗塁、送りバントで1死3塁となってBryce Harperが犠牲フライを打って1点を先制。なんとか流れを変えようという意欲は感じられました。ところが、先発のMax Scherzerが大乱調。その裏、Matt Duffyのソロで追いつかれると、2回裏には4本の二塁打などで一挙4失点。さらに3回裏にもHunter Penceにソロを打たれ、今季最悪の3回6失点で降板となりました。それでも5回表にHarperの30号3ランなどで4点を返し、一時は1点差まで詰めましたが、その後突き放されて敗戦。遂に貯金が1まで減ってしまい。


8/15 Gio滅多打ちで5割に
L6-12@SFG (Season 58-58)
Gio(L9-5) 2.2IP 6ER 5H 2BB 1K
Desmond 2/4 HR(15) 2R RBI
Lobaton 1/4 double R 2RBI
Taylor 2/5 triple
Espinosa 1/1 HR(12) R RBI
ここしばらく調子が良く前回登板でチーム最後の勝ち星を記録していたGio Gonzalezが先発。初回、2回を6人で終える上々の立ち上がりで、味方もその間に2点を先制。今日は行けるか、と期待しました。が、3回裏、先頭打者に三塁打を打たれると、8,9番(投手のJake Peavy)を歩かせて無死満塁とし、ここから3連続タイムリー。2死後にもう1本打たれて一挙6点を奪われたところであえなくノックアウトとなりました。この後出てくる投手も軒並み打ち込まれ(最後はDrew Storenがこれで4試合連続となる2失点以上。)、大敗。5連敗で5月以来となる勝率5割にまで落ちてしまいました。


8/16 Bumgarnerに完封され借金生活へ
L0-5@SFG (Season 58-59)
Ross(L3-5) 4.0+IP 4ER 6H 1BB 6K
全く打てませんでした。チームで29打数3安打1四球14三振。Madison Bumgarnerに悠々の完封勝利を献上してしまいました。投げては、Joe Rossが3回までは9人で抑えしかも6奪三振とBumgarnerに一歩も引けを取らないピッチングでしたが、4回裏に3点を失い、5回裏にシングル、ダブル、四球としたところでノックアウトとなりました。6連敗でついに借金生活へ突入。

2015/08/13

8/10-12 ドジャーズに2試合連続完封負け

西海岸遠征の最初はロスでのドジャーズ3連戦。初戦を快勝し、波に乗るかと期待を持たせましたが、Zach GreinkeとClayton Kershawが先発した2,3戦目はあっさりと完封負け。なんの工夫もなく凡打の山を築くばかり。好投手を打ち崩せないようではポストシーズンに進んでも勝ち上がれない、という過去の反省が何も生かされていません。というか、ロッキーズにきっちり3連勝したメッツとの差が3.5差まで広がってしまい、ポストシーズン進出さえ危ぶまれ始めました。

8/10 Desmondの2本塁打などで完勝
W8-3@LAD (Season 58-53)
Gio(W9-4) 8.0IP 0ER 7H 1BB 6K
Desmond 3/4 2HR(13,14) 3R 3RBI SB(9)
Taylor 3/4 RBI
Zimmerman 2/4 2double 2R RBI
Escobar 2/4 BB RBI
2回表にIan Desmondの2ランで先制、6回表に6安打1四球を集中して5点を奪い試合を一方的なものにすると、8回表にはDesmondが左中間へ大きなソロ本塁打を打ってとどめを刺しました。投げては先発のGio Gonzalezが8回を無失点の好投。9回にブルペンに回って初登板となったDoug Fisterが3ランを浴びましたが、大勢に影響はなく快勝。ドジャーズに対して、強いナショナルズを印象付けたはず、でした。
MVP: Ian Desmond

8/11 Greinke以下に完封負け
L0-5@LAD (Season 58-54)
Ross(L3-4) 4.2IP 5ER 6H 4BB 1K
Escobar 2/4
Robinson 2/4
これまで好投を続けてきたJoe Ross。この日も3回までは無失点でしたが、5回途中5失点での降板となりました。失点はいずれもYasiel Puigに打たれたものでした(2ラン本塁打と、2死満塁から走者一掃の三塁打)が、自己最多の4与四球とこれまでにない悪い内容となってしまいました。まあ、切り替えて次、頑張ってください。それより問題は打線。2回、3回にそれぞれ2本ずつヒットを打ちながら捕まえきれず。そのままずるずると行ってしまいました。

8/12 Kershaw以下に完封負け
L0-3@LAD (Season 58-55)
Zimmermann(L8-8) 7.0IP 1ER 2H 1BB 9K
Storen 0.2IP 2ER 1H 1HBP 1K
Taylor 2/3 double
先発のJordan Zimmermannは7回をわずか被安打2で1失点の好投。奪三振も9つと、十分勝ちに値する内容でした。が、結果は負け投手。ドジャーズ先発のClayton Kershawの前に5回までパーフェクトに抑えられると、ノーヒッターを回避するのがやっとという感じで8回まで投げさせてしまいました。それでも8回裏を迎えた時点ではまだ0-1と1チャンスで同点・逆転も見えていましたが、8回裏に登板したDrew Storenが2点を献上。これでStorenは3登板連続で2失点以上。心配です。

2015/08/12

8/7-9 ロッキーズにさえ負け越し

開幕以来負けが込み、チームの顔だったTroy Tulowitzkiまで7月末にトレード放出して、今シーズンを投げているロッキーズを地元に迎えての3連戦。最悪でも勝ち越したいところでしたが、全く勢いのない今のナショナルズ。結果は1勝2敗の負け越し。メッツももたもたしているので1.5差は変わりませんが、この後西海岸へのロードに出ることを思うと厳しい結果となりました。

8/7 Storenまさかの満塁被弾
L4-5 Rockies (Season 56-52)
Zimmermann(ND) 6.2IP 1ER 4H 6K
Storen(BS3, L2-1) 1.0IP 4ER 3H 1BB 1K
Espinosa 2/4 double 2R
Harper 1/3 2BB 2R RBI
初回にBryce Harperの内野ゴロの間に1点先制、4回にはRyan Zimmermanの二塁打で追加点、6回にもJayson Werthの犠飛とIan Desmondの二塁打で2点を加え、6回終わって4-0。投げては先発Jordan Zimmermannが素晴らしいピッチングで7回途中まで1失点と、7回終了(4-1)までは完全なナショナルズのペースでした。しかし、8回表に登板したセットアッパーDrew Storenが2死1塁としながら、連打(とはいえ、2本目は完全な辺り損ないの三塁内野安打)で満塁とされると、Carlos Gonzalezにライトブルペンへの逆転満塁弾を打たれるまさかの展開。セットアッパーに降格させられてからもこの試合までは5試合をほぼ完璧に抑えてきましたが。。。途中までが完璧だっただけに痛い敗戦となりました。

8/8 復帰のStrasburgが7回12Kで快勝
W6-1 Rockies (Season 57-52)
Strasburg(W6-5) 7.0IP 1ER 3H 12K; 3/3
Zimmerman 2/4 double 2RBI
Harper 2/3 BB 2R
Desmond 2/3 BB R RBI SB(8)
Ramos 1/3 double 2RBI
この日DLから復帰したStephen Strasburgが文句なしの快投。4回表にNoran Arenadoにソロ本塁打を浴びたものの、被安打3、12奪三振という圧倒的な内容で7回を投げ切り、復帰即勝利。このままの勢いでシーズン終盤のチームを引っ張ってもらいたい。打線も2回、3回で3点を先制すると、中盤、終盤にもしっかり追加点で突き放す展開。気持ちのよい勝利となりました。(これで勢いに乗れないところが今のナショナルズなのですが・・・)
MVP: Stephen Strasburg

8/9 Zim-Werthで3発も逆転負け
L4-6 Rockies (Season 57-53)
Scherzer(ND) 6.0IP 4ER 8H 1BB 10K
Storen(L2-2) 1.0IP 2ER 2H 1K
Zimmerman 3/4 2HR(8,9) BB 2R 2RBI
Werth 2/4 HR(3) BB 2R RBI
2回にRyan ZimmermanとJayson Werthが2者連続弾、3回にはZimmermanが2打席連続弾を打ちましたが、それでも先発のMax ScherzerがCarlos Gonzalezに2本のソロを打たれるなど、リードを守りきれず、6回表には一時逆転される始末。6回裏にMichael Taylorの内野ゴロの間に一時は追いついたものの、同点の8回表に起用されたDrew Storenが2死2,3塁から2点タイムリーを浴びて、これが決勝点。7日の試合に続き、Storenが打たれる展開。うむむむ。





2015/08/07

8/6 Thontonの好救援でRoss3勝目

W8-3 Diamondbacks (Season 56-51)
Ross(W3-3) 6.0IP 1ER 5H 7K
Thornton(HD15) 0.2IP 0ER
Ramos 2/5 2RBI
Harper 2/2 3BB 2R
Desmond 2/4 double HR(12) BB 2R RBI
Robinson 1/5 HR(5) R 3RBI

前日の悲惨な負けから一夜明けて迎えたデーゲーム。結果的には8得点を記録と打線もそれなりに機能しましたが、内容としては投手が頑張ったという印象の試合でした。

先発のJoe Rossが6回を投げてソロ本塁打による1失点のみ。またも無四球でどんどん打者をアタックするピッチングで球数はわずか89球。シーズンのイニング上限が気になりだしてきたために早めに降板させられましたが、素晴らしい内容でした。試合後、土曜日にStephen StrasburgがDLから復帰してもローテーションに留まる(Doug Fisterがブルペンに回る)ことが発表されました。

そしてこの試合の最大のヒーローは、Matt Thornton。3点リードで迎えた7回表、頭から登板したCasey Janssenが四球と3本の長短打で1点差に迫られ、なお1死2,3塁という絶体絶命の場面でマウンドに呼ばれることになりましたが、ポップフライと内野ゴロでリードを保ったまま見事にイニングを終了。もし同点に追いつかれていれば、試合自体どうなっていたか分からないところでチームを救う大殊勲でした。

打線はしっかり機能しました。2回裏にIan Desmondのソロで先制し、4回にはMichael Taylorの内野ゴロの間に1点。5回表に1点差に迫られた裏にはWilson Ramosの2点タイムリーで突き放し、上述のように再び1点差に迫られた直後の7回裏には代打Ryan Zimmermanがタイムリー二塁打。そして8回裏にはClint Robinsonがライトスタンドへ3ランを突き刺してダメを押しました。これで打線が勢いに乗ってくれるといいのですが。

MVP: Matt Thornton

2015/08/06

8/5 ブルペン崩壊

L4-11 Diamondbacks (Season 55-51)
Gio(ND) 5.0IP 2ER 8H 1BB 7K
Barrett(BS3, L3-3) 0.1IP 3ER 4H
Thornton 1.0IP 3ER 2H 1BB
Rivero 0.1IP 3ER 3H
Escobar 2/4 double R
Taylor 2/4 HR(10) R 2RBI

初回に二塁打と2つの四球で無死満塁とし、Ryan ZimmermanとJayson Werthの犠飛で2点を先制。ここまではいい感じでしたが、この後また打てなくなり、最終版に2点を(今日はMichael Taylorの2ランで)取ったのは、前日と同じでした。

違ったのは投手陣。先発のGio Gonzalezはふらふらの内容ながらなんとか5回を1失点で終えましたが、6回に2番手のAaron Barrettが激しく打ち込まれて逆転を許すと、8回にはMatt Thorntonが、そして9回にはFelipe Riveroが大量失点。最後は野手のTyler Mooreの救援まで仰ぐ始末となりました。情けない。

2015/08/05

8/4 8回のRamos決勝打で連敗ストップ

W5-4 Diamondbacks (Season 55-50)
Scherzer(ND) 6.0IP 3ER 4H 3BB 9K
Storen(W2-0) 1.0IP 0ER K
Papelbon(SV2) 1.0IP 0ER(1R) 1H
Ramos 2/3 BB 2RBI
Escobar 2/3 HR(7) BB R RBI
Zimmerman 1/3 BB R RBI

Yunel Escobarの先頭打者本塁打を皮切りに3点を先制する立ち上がりでしたが、この回打者1巡しながら2死満塁で終わるなどむしろ3点止まりだったという印象。低調な打線が目覚めたわけではなく、この後7回まで追加点を奪うことはできませんでした。そうこうする間に、先発のMax Scherzerが4回表に四球と3本の安打を集められて3失点。決して悪くなかったのに、あの4回だけが悔やまれます。それでも、4回は同点とされた後、なお1死1、3塁の場面から後続を連続三振でしのぎ切るなど、同点のまま6回を投げ切っての降板となりました。

そんな、どちらかというと敗色が濃い流れでしたが、8回裏、Ryan Zimmermanの四球とJayson Werthの二塁打でランナーをためると、1死後、Wilson Ramosがライト前に値千金の2点タイムリー。Jonathan Papelbonが1点を取られながらも9回表の3アウトを記録してゲームセット。

連敗を4で止めました。が、相変わらず打線は不安です。

MVP: Wilson Ramos

2015/08/04

8/3 Fisterも3被弾で首位陥落

L4-6 Diamondbacks (Season 54-50)
Fister(L4-7) 6.0IP 5ER 8H 6K
Zimmerman 1/3 HR(7) BB R RBI
Taylor 2/4 double 2RBI
Ramos 1/4 R RBI

初回、2回と無失点で終え、今日はいいのかなと思われたDoug Fisterでしたが、3回にNick Ahmedにソロ、4回にはDavid Peraltaに2ラン、Wilington Castilloにソロと計3被弾。5回にも犠飛で1点を失い、あれよあれよと言う間に5点のビハインドとなりました。

今のナショナルズ打線にこの点差は大き過ぎます。最終回にRyan Zimmermanのソロなどから4点を返しましたが、後の祭り。むしろ明日に取っておけばよかったのに、と思ってしまいました。

メッツは今日も快勝。とうとう首位の座を明け渡しました。このままずるずる行きそうな嫌な気配を感じます。

ロースター異動まとめ(2015年7月)

ウェイバーを通さないトレード期限を迎える7月。ナショナルズに補強はあるでしょうか。

7/5 Stephen StrasburgがDL入りし、Taylor Jordanを招集
7/6-11 David CarpenterとJordan Zimmermannの出産立会休暇に伴う動き
7/10 Denard SpanがDL入りし、Wilmer Difoを招集
7/17 CarpenterがDL入り、Sammy Solisを招集
7/20 Blake TreinenをAAAにオプションし、AAからAbel De Los Santosがメジャー初昇格
7/21 Joe Rossが昇格し、DifoをAAにオプション
7/25 Anthony Rendon復帰、De Los SantosをAAにオプション
7/28 Jonathan Papelbonをトレード獲得
7/28 Ryan ZimmermanとJayson WerthがDLから復帰、Matt den DekkerをAAAにオプションし、Emmanuel BurrissをDFA

Jonathan Papelbonをトレード獲得

あまり余裕が無いので速報だけ。できたら、また書き足します。(7月29日オリジナル。8月4日追記。)

フィリーズのクローザーJonathan Papelbonをトレード獲得。AAの先発投手、Nick Pivettaとの1対1トレード。

ブルペンの補強が必要だったことは理解していましたが、まさかクローザーを取ってくるとは。これにより、Drew Storenがセットアッパーに戻ることとなりました。今季、29セーブ、防御率1.73と、これ以上ないほどの素晴らしい成績を残していたにも関わらず。そんなに信用してなかったということでしょうか。うーむ。Storenの気持ちを考えるとやり切れません。

************以下、8月4日追記分。***************
Jonathan Papelbon (2015 Season for PHI) 
37G 17SV 39.2IP 40K 8BB 1.59/0.98

通算342セーブ、レッドソックスとフィリーズの2球団でそれぞれ球団セーブ記録を持つベテランクローザー。レッドソックス時代にはポストシーズンでも通算18試合に登板し、防御率1.00、WHIP 0.82の好成績を残し、特に2007年はワールドシリーズの胴上げ投手(注:日本風に言えばであって、実際は胴上げは行われていない。)となった。とはいえ、最後にポストシーズンで投げたのは2009年。2012年にフィリーズとFA契約してからは、チームが低迷したことと関係があるのかないのか分かりませんが、成績こそ残しているものの素行面での悪い話ばかりが聞かれている。クローザーとしてセーブを記録することに強いこだわりを持っており、今回のトレードのでもクローザーとして起用される確約を求め、ナショナルズは飲むことになった。また、フィリーズと結んだFA契約では来季は球団オプション(1300万ドル)となっていたが、今回のトレードに際して1100万ドルで契約することにナショナルズとの間で合意している。個人的には、レッドソックス時代には大ファンでTシャツも持っています。したがって、ナショナルズで活躍してくれるなら歓迎したいところなのですが、Storenの処遇を考えると素直に喜べないのも事実です。

Nick Pivetta (2015 Season for A+ & AA)
15G 86.1IP 72K 29BB 2.29/1.15 (A+) 
3G 15.0IP 6K 9BB 7.20/1.87 (AA)
2013年ドラフト4順目で入団し、ここまで順調に育ってきた先発右腕。春の各種プロスペクトランキングでは球団内で10位前後に位置付けられていた。今季は初挑戦となるPotomac(A+)で素晴らしいピッチングを続けオールスターにも選出された。先日Harrisburg(AA)に昇格。AAでの3試合ではやや苦戦していたが、まだ22歳という年齢を考えると期待はかなり大きかった。

なお、25人ロースターを空けるために、Sammy SolisをSyracuse (AAA)にオプション。また、40人ロースター枠を空けるために、Dan Butler捕手をDFA。これにより40人ロースターの捕手はWilson RamosとJose Lobatonの2人だけに。2人が故障でもしたら代わりに呼べる捕手を40人ロースターに入れるところから必要になります。

2015/08/03

7/31-8/2 メッツに3連敗で追いつかれる

とにかく打てない。メッツの先発投手陣は確かにそうそうたるメンバーですが、それにしても、3戦で5点では困る。3連戦スウィープを喫し、地区首位タイに並ばれてしまいました。特にWerthの不振は深刻。打線へのカンフル剤を期待したいところ(トレード期間は過ぎてしまいましたが)。

7/31 延長12回サヨナラ負け
L1-2x(12) @NYM (Season 54-47)
Gio(ND) 4.2IP 1ER 4H 4BB 6K
Rivero(L1-1) 2.0IP 1ER 1H 1K
Rendon 2/5
Escobar 1/5 RBI
Gio Gonzalezは不安定で、球数が5回途中で100球を超えて降板。ただし、失点は4回裏の1点のみ。ブルペンも踏ん張り、11回までゼロを並べました。が、打線が全く援護できず。Matt Harveyに対して出した最初のランナーが6回表1死からのJose Lobatonのシングルでは。それでも8回表2死から四球とシングルで1,2塁のチャンスを作り、Escobarがセンター前に弾き返して同点としまいた。が、結局これだけ。12回裏、3イニング目に入ったFelipe RiveroがWilmer Floresにサヨナラ弾を打たれて敗戦。

8/1 結局打てないのが敗因
L2-3@NYM (Season 54-48)
Ross(ND) 6.1IP 2ER 4H 1BB 6K
Thornton(L1-1) 0.1IP 1ER 2H 1BB
Harper 2/4 R
Escobar 2/4 R
Desmond 1/4 2RBI
1回表に2死満塁からIan Desmondが2点タイムリーを打ちましたが、得点はそれだけ。相変わらずの低調打線は、以降、Jacob deGrom以下の投手陣の前に3塁さえ踏めませんでした。と、ここまでは7月30日のマーリンズ戦とよく似ていますが、違ったのはナショナルズ側の投手陣。先発のJoe Rossはよく頑張りましたが、さすがにScherzerとは違い、4回裏と7回裏にLucas Dudaに2打席連続弾を打たれ、同点での降板となりました。そして8回裏に送り出したMatt ThorntonがDudaにタイムリーを打たれ、なんとも後味の悪い敗戦。いずれにせよ打てないのが敗因です。

8/2 Zimmermannが1イニングに3被弾
L2-5@NYM (Season 54-49)
Zimmermann(L8-7) 6.0IP 5ER 6H 2BB 7K
Rendon 3/4 double HR(1) R RBI
Escobar 1/4 HR(6) R RBI
初回、2回と三者凡退、3回も先頭打者に四球を与えたものの2死2塁としていたZimmermannでしたが、ここからまさかの3被弾であっという間に5点を失いました。決して調子は悪くなかったようですが、3回裏だけが悪夢のようなイニングとなりました。5点も取られては今のナショナルズ打線には追いつけません。得点は初回のAnthony Rendon(ようやくの1号!)と6回のEscobarの2本のソロのみ。情けない。

7/28-30 マーリンズに2勝1敗

この3連戦からJayson WerthとRyan Zimmermanが復帰し、Werthはともかく、Zimmermanはしっかりと勝利に貢献。また、Jonathan Papelbonをトレードで獲得という衝撃の動きもあり、3戦目はその新ブルペン体制でしっかり1点を守り切りました。シリーズを勝ち越し、2位メッツとの差を3ゲームと広げました。

7/28 1死満塁で2度も併殺
L1-4@MIA (Season 52-46 )
Zimmermann(L8-6) 6.0IP 3ER 8H 2BB 2K
Zimmerman 2/3 double BB
Jose Fernandezに対して先制したものの後が続かず。5回表1死満塁の場面でのWerthの5-4-3併殺が痛かった。ここまで頑張ってきたJordan Zimmermannがその直後に同点とされ、6回には逆転を許してしまう。8回は無死1塁でBryce Harperが併殺、そして9回は1死満塁としながらYunel Escobarが併殺という最悪の結果でゲームセット。

7/29 Harperの2発で快勝
W7-2@MIA (Season 53-46)
Fister(W4-6) 6.0IP 2ER 4H 1BB 4K
Harper 3/4 2HR(28,29) 3H 4RBI
Taylor 1/3 HR(9) R 2RBI
2回裏にイチローの二塁打で先制されるなど、4回を終えて2-2と前半は互角の試合でしたが、この後はHarperが大爆発。5回2死から2人のランナーを置いてライトスタンド2階席に届く勝ち越しの一発を打ち、8回は先頭打者として同じライトスタンドの2階席も中断まで届く特大ホームラン。素晴らしい!
MVP: Bryce Harper

7/30 Scherzer-Storen-Papelbonのリレーで完封
W1-0@MIA (Season 54-46)
Scherzer(W11-8) 7.0IP 0ER 3H 3BB 6K
Storen(HD1) 1.0IP 0ER 2K
Papelbon(SV1) 1.0IP 0ER 1K
Zimmerman 2/4 HR(6) R RBI
ナショナルズの得点は2回表のRyan Zimmermanのソロ本塁打による1点のみ。それ以外のイニングは3塁さえ踏めませんでしたが、Max Scherzer、Drew Storen、Jonathan Papelbonのリレーにはそれで十分。Scherzerが今季初めて3四球を与える内容ながら7回を無失点で終えると、8回はセットアッパーに降格となって初めてのマウンドとなったStorenが気迫のこもったピッチングで3者凡退。そして9回は前日にトレードでやってきた新クローザーPapelbonがやはり3者凡退。1-0で勝ち切りました。
MVP: Drew Storen