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2019/10/30

10/30 [WS7] We won the fight !!!! 悲願のWS制覇!

ワールドシリーズ。第7戦。

Trea Turner, SS
Adam Eaton, RF
Anthony Rendon, 3B
Juan Soto, LF
Howie Kendrick, DH
Asdrúbal Cabrera, 2B
Ryan Zimmerman, 1B
Victor Robles, CF
Yan Gomes, C

Max Scherzer, P

STAY IN THE FIGHT !!!!!!!!!!!!!!

他に言うことはありません。信じて応援するのみ。

(なお、今日は当ブログへのコメントは承認プロセスなしで掲載されるように設定しておきます。試合中でもコメントしていただける方があればご自由にどうぞ)


*******************
W6-2@HOU (Won the Series 4-3)
Scherzer 5.0IP 2ER 7H 4BB 3K
Corbin(W) 
3.0IP 0ER 2H 3K
Hudson 1.0IP 0ER 2K
Soto 2/4 BB R RBI
Rendon 1/5 HR(2) R RBI
Kendrick 2/3 HR(1) BB R 2RBI
Eaton 1/4 BB R 2RBI B(1)

 We stayed in the fight, we won the fight!

表彰式でのDave Martinez監督のコメントです。この試合を、シリーズを、そしてシーズンを見事にまとめたいいフレーズですね。特にこのポストシーズンでは、今日を含め、この試合に負けたらシーズン終了という崖っぷちの試合を実に5試合戦い、無論全勝。しかも、その5試合全てで、途中までリードを許しながらの逆転勝利。最後まで諦めないこと、頑張り続けること。陳腐にも聞こえるそんな価値感の、大切さ、美しさを改めて教えてくれました。


数字を見たりしながらの記事はまた後日書くとして、今日の試合をふりかえっておきます。

今日もシーズンを象徴するような逆転劇。というか、勝つならむしろこのパターンしかない、という形でした。

序盤は劣勢でしたが、不思議とそのまま負けるイメージはありませんでした。確かにZack Greinkeには6回までわずか1安打に抑え込まれていましたが、なんとなく最終的には打てるだろうと思えたし、Greinkeから打って優勝してもらいたいという希望を持っていたので、7回表にGreinkeが続投しているのを見た時は、むしろよしよしという気分でした。この回の頭から、あるいはAnthony Rendonのホームランの後にでもGerrit Coleが出てきていたら嫌な感じだったかもしれません。いや、それでも最終的には逆転したかな。それくらいリードされても大丈夫と思わせてくれるチームでした。今年のナショナルズは。 

とはいえ、大量リードされては逆転も難しくなります。芽を残したのはMax Scherzerの粘りの投球でした。予定されていた第5戦での先発を首の痛みで回避することになり、チームは敗れて崖っぷちへ。なんとか第6戦を勝ってくれたことで回ってきた先発機会。この事態にあのScherzerが燃えないはずがありません。ですが、あまり気持ちを前面に出すことはせず、 むしろ静かに闘志を燃やしながら丁寧に投げていたという印象。毎回ランナーを許し、何本かはハードヒットもされ、Scherzerにしては珍しく最後の5回に1点を与えてしまい最終的には2失点。ですが、体調が万全ではなかった中で、しっかり試合を作る姿は、味方を鼓舞するものでした。 

ということで逆転すること自体は信じていましたが、それにしても、あのHowie Kendrickの一発で試合が決まるとは。野球の神様も憎いことをします。このシリーズでは多くのホームランが出ました。Juan Sotoの右へ左への特大ホームランは別格としても、ほとんどはしっかりとらえた文句なしの打球でした。それなのに、第7戦の勝負を分けることになったホームランがあれとは。外低めの投球になんとか合わせた打球は、低い弾道でスライスしていきました。どんどん切れて、ファールになりそうだったのに、わずか326フィート(ちなみに、Sotoの2本のホームランはいずれも410フィート超)のライトポールに当たり、ゴンと派手な音を立てました。流れがなければ切れてファールになっていたでしょう。でも、それがフェアにとどまる。この一打もまた、今シーズンのナショナルズを象徴していたように思いました。

逆転したのが7回表。残るアストロズの攻撃は3イニング。2012年以来のNLDSでの数々の苦い思い出を持つ身としては、むしろここからのほうが不安でした。一発出たら、1人ランナーが出たら、ここで四球を出したら、悪い想像はいくらでもできました。ポストシーズンになってからは頑張っているとはいえ(結果的には、このポストシーズンナショナルズブルペンは7回以降に一度も同点に追いつかれたり、逆転されたりしませんでしたが。一度も)、アストロズもアストロズファンも、Scherzerの球数が増えて5回で降板したことは狙い通りだったはず。この後、どう継投するかかなり気がかりでした。それが、まさかPatrick Corbinに3イニングも投させるとは、8回に出てきた時は心底驚きました。ブルペンが不安ならブルペンを使わなければいい、シンプルですがそういうことです。また、それに応えたCorbinの内容も素晴らしかった。全く危なげなく7回、8回とアウトを重ねる姿はさすが6年140億円。堂々たるものでした。 

そして終盤への不安を消してくれたのが、8回、9回の追加点でした。9回は1死満塁となってJose Urquidy が出てきたところで少し嫌な予感がしました。第4戦で全く打てなかった投手。これでもし追加点を奪えないで2点差のままだと9回裏に向けてアストロズに勢いがついてしまうな、こんなチャンス作ってないでさっさと終わっておけば良かったのに、とさえ思っていました。が、そんな気持ちもAdam Eaton タイムリーのおかげで消えました。 

最後はDaniel Hudsonが拍子抜けするほど簡単に3つのアウトを記録してゲームセット。 

歓喜の輪。 涙目で見つめさせていただきました。


 ***********
ワールドシリーズ制覇。ワシントン・ナショナルズとしては15年目のシーズンでもちろん初めて。モントリオール自体を含めても51年間のフランチャイズ史上初。ワシントン本拠地のチームという意味でも1925年(昭和元年!)のセネターズ以来。 

でもそんな歴史的な位置付け以上に、ただ1人の選手、Ryan Zimmermanが遂にワールドチャンピオンリングを手にすることになったという事実に感動しています。地元ヴァージニア州出身で、2005年のワシントン移転後最初のドラフトの1巡目指名で入団。2度の契約延長を経てナショナルズ一筋で15年。チームが低迷した時期も強くなった時期も、Face of Franchaseとしてチームを引っ張ってきたZimmerman。今シーズンで契約が満了し、シーズンが終了したら引退するかもと言われていたZimmerman。ポストシーズンでのプレーぶりを見ると、攻守ともまだまだやれると思ましたが、分かりません。いずれにせよ、引退する時、その手にはチャンピオンリングが光ることになりました。おめでとう。本当に良かったね。 

Zimmemanだけでなく、今回のWSの25人ロースターにいた選手全員が、初優勝だそうです(ちなみに、Mike Rizzo GMは2001年のDバックスのスカウト部長として、Dave Martinez監督は2016年のカブスのベンチコーチとして勝っています)。試合終了直後、Max ScherzerとAnibal Sanchezが抱き合って泣いていましたが、2人は2012年のWSで敗退したタイガースでもチームメイトでした。みんな本当に良かった。 

改めて、ナショナルズの選手たち、監督・コーチ、フロント、ファン、ビートライター、あらゆるナショナルズ関係者に祝福と感謝を送ります。みんな本当に良かったね。感動をありがとう。

2019/10/22

10/22 [WS1] Gerrit Coleを打って先勝!

待ちに待ったWSがいよいよ開幕です。その第1戦の先発メンバーは以下の通り。

Trea Turner, SS
Adam Eaton, RF
Anthony Rendon, 3B
Juan Soto, LF
Howie Kendrick, DH
Asdrúbal Cabrera, 2B
Ryan Zimmerman, 1B
Kurt Suzuki, C
Victor Robles, CF

先発投手はMax Scherzer。休養十分。落ち着いて投げれば大丈夫。注目されたDHはKenrick。セカンドにはCabreraが起用されています。攻守のバランスを考えるとこれがベストかと思います。

対するアストロズの先発投手はGerrit Cole。ナショナルズとは、パイレーツ時代に何度も対戦したですが(6先発で3勝2敗という記録)、2017年にアストロズにトレード移籍してから、さすがドラフト全体1位という活躍を見せています。FA前最終年の今シーズンは20勝の勝ち星こそJustin Verlanderに次ぐリーグ2位でしたが、防御率(2.50)、奪三振(326)はいずれもリーグトップ。特に6月以降は21試合に登板し、15勝無敗、防御率1.73という圧倒的な成績でした。さらに、シーズンの最後に9試合連続2ケタ奪三振のメジャー新記録を樹立(継続中)。ポストシーズンに入っても3戦3勝、22回2/3を投げてわずか1失点(防御率では0.40)、32奪三振。まさに今この瞬間のMLB最高の投手といっていいでしょう。これですよこれ。これぞWS。ナショナルズ打線がどう攻略するか、楽しみですね。

といったところなのですが、今日は出勤です(明日は休暇取得予定)。昼休みを楽しみにしています。

Go Nats ! Stay in the Fight !!


**************
W5-4@HOU (Series 1-0)
Scherzer(W) 5.0IP 2ER 5H 3BB 7K
Corbin(HD) 1.0IP 0ER 1H 2K
Hudson(HD) 1.1IP 1ER 3H 1K
Doolittle(SV) 1.1IP 0ER 1K
Soto 3/4 double HR(1) R 3RBI SB(1)
Zimmerman 1/4 HR(1) R RBI
Eaton 2/4 RBI

(画面の前で観戦したのは、1回裏までと8回表以降。夜になってから録画を通して見直して、以下の記事を書き上げました。)

大興奮のミニッツメイドパーク。1回表のマウンドにはGerrit Cole。Trea Turnerが三遊間への内野安打で出塁し、すかさず二盗に成功しましたが、Adam Eatonは速球に押されてバントを打ち上げてしまい1アウト。Anthony Rendon、Juan Sotoはいずれも速球に全く歯が立たずという感じで連続三振。さすがは現時点でMLB(というか世界)最高の投手という立ち上がり。

対するMax Scherzerは、先頭打者を歩かせたことから始まった2死2、3塁でYuli Gurrielにレフトスタンド直撃の二塁打を打たれ、2失点。高めに外しに行った、そして実際に外れていた速球を叩かれたものであり、Coleの速球との差を感じざるを得ない。そんな初回の攻防でした。

ポストシーズンに入って3試合でわずか1点しか取られていないColeに対していきなりの2点差。苦しい展開となりましたが、もちろん今シーズンのナショナルズがこんな程度で諦めるはずはありません。むしろNLCSでは(幸いにも)一度も出番がなかったStay in the Fight!のスローガンの面目躍如とったところ。

反撃の狼煙を上げたのは、誰あろうRyan Zimmermanでした。2回表2死走者なし。1ボールからの2球目、ど真ん中に来た速球を逃しませんでした。打った瞬間、打たれたColeも分かったセンターオーバーのソロ本塁打。球団史上初のワールドシリーズでのホームラン、打点を記録したのは、やはりZimmermanでした。さすがは、Face of Franchiseです。

35歳のベテランに呼応し、この後、主役となったのは20歳のJuan Soto。まずは4回表の第2打席。試合後のインタビューで「第1打席では足が震えていた」と正直に語ったSotoでしたが、この打席ではもう落ち着いていました。やはり1ボールからの2球目の速球を逆らわずに弾き返した打球は、レフトの客席を越え、(アストロズの選手がホームランを打った時に走る)2階席に設置された鉄道の線路まで届く超特大の同点ホームラン。あそこまで飛んだ左打者の打球がこれまでに何本あるのでしょうか。

次は5回表。先頭のKurt Suzukiの四球を足がかりに作った1死1、3塁からEatonがライト前にタイムリーを打って3-2と勝ち越すと、この後2死1、3塁となって回ってきたSotoの第3打席。いつもの派手なバッターボックスでの動きが出た後、外へのスライダーをやはり流し打ち、レフトフェンス直撃の2点タイムリー二塁打。5−2とリードを広げました。このSotoの一打こそが、結果的に試合を決める殊勲打なりました。ただし、この回の攻撃で見落としてはならないのはRendonの走塁でしょう。Sotoの前に打席に入ってサードゴロに倒れましたが、必死に走って間一髪1塁セーフで併殺を免れました。あれが併殺ならSotoの打席はなかったわけですから。また、Sotoの一打はフルカウントからだったのですが、Rendonは投球と同時に全力疾走でスタートを切っています。そのおかげで一気に1塁から生還できたわけです。小さなプレーですが、ここがこの試合の1つ目のターニングポイントだったと思います。

それにしても、Coleから5点。Coleが最後に5失点以上したのは実に5月22日のこと。以来、ポストシーズンも含め25試合、どこのチームもできなかったことをやってのけました。 長い休みが入ったことで打線が湿るのではないかという心配は、全くの杞憂でしたね。

一方、2回も、3回も、4回も、ランナーを背負う苦しいピッチングが続いたScherzerでしたが、粘りの投球で追加点を許さず。4回終了で既に96球を投げながら、勝ち越した後の5回裏にももちろんマウンドに戻り、きっちり三者凡退で締めくくるところはさすがです。最後はGurrielを低めチェンジアップで空振り三振。初回のリベンジを果たして終えました。アストロズの各打者もさすがですが、Scherzer自身、全体的にコントロールが悪く、内容は悪かったと言わざるを得ない出来でした。それでも堪えて試合を作る。大きな価値のある112球でした。

ただ、5回でScherzerがマウンドを降りざるを得ないということは、つまり、残る4イニングをブルペンに託すことになります。6回裏は第3戦の先発と予定されているPatrick Corbinを起用して無失点で終えましたが、7回裏に登板したTanner RaineyがGeorge Springerにソロを浴びて1点を返され、さらに1死後、(主審の判定が辛かったようにも思いますが)連続四球。早くもDaniel Hudsonを投入することになりました。この後の2死満塁までいき、球場は異様な雰囲気に包まれましたが、最後はここまで3打席全て出塁していたYordan Alvarezに対して直球一本で押し通し、三球三振。見事にピンチを切り抜けました。ただ、ここでも1つ、ハイライトリールに出てこないプレーを紹介しておきたいと思います。それは、Alvarezの前の打者Carlos Correaが、2死1、2塁から打った三遊間のゴロにショートTurnerが追い付いたこと。結果的にはオールセーフの内野安打となりましたが、あれが抜けていれば1点取られていたわけですから、実に大きなファインプレーでした。

続投のHudsonが8回裏にSpringerのライトオーバーのタイムリー二塁打で1点差まで 詰め寄られますが、2死2塁でマウンドに上がったSean Dooittleが火消しに成功(まあ打たれた瞬間はひやっとしたレフトライナーでしたが)。9回ももちろん続投のDoolittleが意外なほど危なげなく3人で終えて試合終了。

ZimmermanとSotoがColeを打って勝つ。この期に及んで形なんてどうでもいい、勝てばいいのですが、それでもナショナルズとしては非常にいい形で初戦を取りました。上述のRendonやTurnerのように小さいプレーを集中力を持って遂行したことがこの結果につながったのだと思います。明日以降も期待しています。


最後に。Zimmermanのホームランについて聞かれたDave Marinez監督の試合後のコメントからの引用です。

“I’ll be honest with you: My eyes got a little watery for him. He waited a long time to be in this position. And for him to hit that first home run and put us on the board was awesome.”
(正直に言って、ちょっと涙が浮かんだね。長い間この舞台を待っていたZimmemanがあの最初のホームランを打って、チームの初得点を記録してくれるなんて。実に素晴らしい。)

2019/08/31

ロースター異動まとめ(2019年8月)

8/4 Howie KendrickとRoenis EliasがIL入り, Javy GuerraとAndrew Stevensonが昇格
8/6 Asdrubal Cabreraと契約, Adrian Sanchezをオプション, Kyle BarracloughをDFA
8/12 Howie Kendrickが復帰, Andrew Stevensonをオプション
8/18 Sean DoolittleがIL入り, Kyle McGowinが昇格
8/19 Brian Dozierが出産立会休暇, Adrian Sanchezが昇格
8/22 Max ScherzerとBrian Dozierが復帰, Adrian Sanchez, Kyle McGowinをオプション
8/29 Roenis Eliasが復帰, Matt GraceをDFA

● Howie KendrickとRoenis EliasがIL入り, Javy GuerraとAndrew Stevensonが昇格
2日の試合前の練習中に右ハムストリングを痛めたHowie Kendrickと、同じく2日の試合中に1塁への走塁中にやはり右ハムストリングを痛めたRoenis Eliasが、IL入りとなりました。Kendrickについては、元々右脚に爆弾を抱えた状態でシーズンを送っていたにもかかわらず31日の試合で1塁から無理やり本塁まで走らされた(全力疾走できず悠々タッチアウト)という経緯もあり、ただただ気の毒で、残念です。一方のEliasについては、チームに加入して最初の試合で、ただ見逃し三振すればいいだけの打席でブンブン振り回した挙句に1塁に向かって無駄な全力疾走をした結果で、ため息が出てしまいます。ベンチは厳重注意したようですが、後の祭り。

先日DFAしたばかりだったJavy Guerraと再契約し、招集。また、Andrew Stevensonも呼ばれましたが、内野手の控えが手薄過ぎます。

● Asdrubal Cabreraと契約, Adrian Sanchezをオプション, Kyle BarracloughをDFA
先日レンジャーズからDFAされ、FAとなっていたAsdrubal Cabrera内野手とメジャー契約を結びました。たまたまサンフランシスコに遠征中だったチームにすぐに合流しています。ベネズエラ出身のベテラン内野手。元々はショートでしたが、近年はサードやセカンドでの起用が増えています。

今季はレンジャーズと契約し、サードのレギュラー待遇でプレーしていましたが、6月半ば以降、打率2割を割り込むという深刻な打撃不振に陥り、チーム構想から外れDFAされていました。2014年のフラッグディールトレードで獲得し、そのままNLDSまで在籍していたので、ナショナルズでのプレーは2度目となります。当時は主にセカンドのレギュラーを務めましたが、今回はHowie Kendrickが務めていた内野の控え一番手という役割が期待されます。ショートも守れることはKendrickにはない利点ですね。気分一新で頑張ってくれることを期待しています。

25人枠を空けるためAdrian SanchezをHarrisburg(AA)にオプション。そして、40人枠を空けるために、Kyle BarracloughをDFAしました。開幕前にトレードで獲得し、セットアッパーとして期待されながら33試合で防御率6.66、その数字以上にピンチで出てきて引き継いだランナーの生還を許してしまうという意味でブルペン投手としての評価はだだ下がりでした。先に解雇されたTrevor Rosenthalとともに2019年ナショナルズのブルペン崩壊の象徴としていつまでも悪い意味で記憶に残ることでしょう。

● Howie Kendrickが復帰, Andrew Stevensonをオプション
心配したHowie Kendrickでしたが、そこまでの重傷ではなく最短期間での復帰となりました。よかったよかった。Andrew Stevensonをオプション。ベンチがベテランばかりという状況になりましたが、8月のこの時期ですからまあいいでしょう。

● Sean DoolittleがIL入り, Kyle McGowinが昇格
前日の試合で3点のリードを守りきれなかったSean Doolittleが遂にIL入りとなりました。右膝の痛みのためという発表があり、実際右膝は痛めているようですが、それよりもちょっと休みを与えるという意味の方が大きいと思います。開幕からの乱用されぶりを見ていればいずれはこのときがくることは予想していました。むしろこのタイミングで一度休みを入れることで、9月、そして10月にしっかりした状態で投げてくれるならオッケーです。とにかく肘肩にストラクチャルなダメージを受けていないことを願います。いずれにせよ、全責任はDave Martinezの稚拙な采配にあります。

当面のクローザーはDaniel Hudson、Fernando Rodneyあたりが務める模様です。ここしばらくの調子から言えばHudsonでしょうが、例によってまた乱用されつつあるので(ほんと、学ばない)先が心配ですが。

25人ロースターにはKyle McGowinが呼ばれました。ロングリリーフとしての起用になると思われます。

● Brian Dozierが出産立会休暇, Adrian Sanchezが昇格
Brian Dozierが出産立会いのためチームを離れました。25人ロースターにはAdrian Sanchezが呼ばれましたが、不在の間のセカンドには打撃好調のAsdrubal Cabreraが入る見込み。いいタイミングでの補強だったと言っていいでしょう。

● Max ScherzerとBrian Dozierが復帰, Adrian Sanchez, Kyle McGowinをオプション 
背中を痛めてIL入りしていたMax Scherzerが復帰。まだ万全ではないようですが、本人の強い意向もあっての復帰となりました。決して無理することはなく、シーズン終盤に向けて調子を上げていってくれればいいと思います。

出産立会い休暇を取得していたBrian Dozierも復帰。これにともない、Adrian SanchezとKyle McGowinの2人がHarrisburg(AA)にオプションされました。行ったり来たりが続く2人ですが、9月になってロースターが拡大すれば当然戻ってくるでしょう。

● Roenis Eliasが復帰, Matt GraceをDFA
7月末のトレード期限に獲得したのに、初登板で(走塁中に)右ハムストリングを痛めてIL入りという間抜けなことになっていたRoenis Eliasが復帰しました。マイナーでのリハビリ登板を経て、万全の状態での復帰とのこと。期待しています。

25人ロースターを空けるため、同じ左腕のMatt GraceをDFAしました。2010年ドラフト8巡目(Bryce Harperの同期)の生え抜きで、2015年のデビュー以来、中継ぎのブルペン左腕として178試合に登板。通算20ホールドを記録しています。昨季(2018年)は56試合で2.87/1.14の好成績を残し、その地位を確立した感がありましたが、30歳となった今季は51試合で6.36/1.52の成績に終わっていました。結果が全ての世界ではやむを得ないのかもしれませんが、残念な印象は残ります。 

あと2日待てば9月になり25人ロースター枠を気にする必要がなくなってGraceを切る必要はなかったわけですが、むしろ40人ロースターを空けるためにどのみちDFAする予定で、それが数日早くなっただけとのことです。空いた40人ロースターには現在60日ILに入っているJeremy Hellicksonか、枠外にいるAaron Barrett(!)かGreg Hollandに使うようです。Barrettの復帰が見たいところですが、さて。

2019/08/01

ロースター異動まとめ(2019年7月)

7/3 Max Scherzerが出産立会休暇, Adrian Sanchezが昇格
7/6 Max Scherzerが復帰, Austin Vothをオプション
7/12 Jonny VentersがIL入り, Kyle McGowinが昇格
7/13 Max ScherzerがIL入り, Spencer Kieboomが昇格
7/16 Austin Vothが再昇格, Spencer Kieboomをオプション
7/17 Erick Feddeが再昇格, Adrian Sanchezをオプション
7/20 Austin VothがIL入り, Joe Rossが再昇格
7/22 Ryan ZimmermanがIL入り, Andrew Stevenson,  Michael Blazekが昇格, Kyle McGowinをオプション
7/24 Adrian Sanchezが昇格, Raudy Readが今季初昇格, Erick Feddeをオプション
7/25 Max ScherzerがILから復帰, Adrian SanchezとRaudy Readをマイナーにオプション
7/26 Kyle Barracloughが昇格, Andrew Stevensonをオプション
7/27 Kyle Barracloughをオプション, Adrian Sanchezがメジャーへ
7/29 Max Scherzerが再びIL入り, Erick Feddeが再び昇格
7/31 トレード期限直前でDaniel Hudson, Roenis Elias, Hunter Stricklandを獲得(詳細

2019/07/12

2019年6月をふりかえる

今日からいよいよ後半戦が始まりました。遅くなりましたが、反転攻勢となった先月6月の月間レビューです。

ナ・リーグ東地区(2019年6月末時点)

WLPCTGB
Atlanta5035.588-
Philadelphia4440.5245.5
Washington4241.5067.0
New York3847.44712.0
Miami3250.39016.5

6月の月間成績は18勝8敗。5月末に9つもあった借金を返し、お釣りがくるまさかのV字回復を見せてくれました。フリーフォール状態のメッツを抜いて地区3位に浮上し、やはり6月に大きく負け越したフィリーズも射程圏内に収めています。とはいえ、首位ブレーブスは20勝8敗というナショナルズをも上回るペースで勝ち進み独走態勢を築いていますので、当面の目標はフィリーズ、そしてワイルドカード圏内となります。

Hitter of June 2019: Anthony Rendon


PAAVEOBPSLGRHRRBISB
Anthony Rendon113.307.363.604229240
Juan Soto109.289.404.500174142
Trea Turner 120.266.333.486224129
Howie Kendrick 71.323.408.532153121
Adam Eaton99.313.414.39814161
Matt Adams71.235.268.588137170

みんな実によく打ちました。驚きました。ここに上がっていない選手でも、Brian Dozierが.275/.333/.563の好成績で、開幕当初からの期待はずれ感を払拭しました。また、捕手コンビのうち、Kurt Suzukiがわずか56打席という限られた機会の中で、.283/.316/.566、チーム3位の16打点を記録するなど結果を残し、気が付けばYan Gomesよりも多い出場機会を得るようになっていました。錚々たる成績が並ぶ中ですが、これだけ素晴らしい数字を残したAnthony Rendon以外を選ぶわけにはいきません。数字もさることながらほんとうに大事なところで打ってくれたという印象が強く残っています。

Pitcher of June 2019: Max Scherzer

GSIPWKERAWHIP
Max Scherzer645.06681.000.67
Anibal Sanchez529.13252.761.02
Stephen Strasburg530.04265.701.30
Patrick Corbin424.02284.501.21
Erick Fedde419.20105.491.68
GIPSVHDERAWHIP
Sean Doolittle1311.0802.451.18
Wander Suero 1313.0152.771.15
Tanner Rainey1412.0056.001.50
50Javy Guerra 1213.1023.380.98
Tony Sipp75.1011.691.50

ナ・リーグの公式MVPに選ばれたMax Scherzerが当ブログでも月間MVPなことは言うまでもありません。ですが、数字が示すとおり、Anibal Sanchezも復活の好投。また、月の後半にはStephen StrasburgとPatrick Corbinも好調を取り戻し、先発上位4人は強力なものとなっています。ウィークポイントは5番手。Erick Feddeが調子を上げられずマイナー降格となり、ダブルヘッダーのために得た今季初登板で好投したAustin Vothが取って代わりましたが、そのVothも2試合以降はパッとしません。一方のブルペンは、開幕以来記録的な不振だったTrevor Rosenthalと遂に縁を切り、ベテランのFernando RodneyやJonny Ventersとマイナー契約を結んだりしながらのパッチワーク作業を経て、なんとか仕事ができるようになりました。ただ、頼みの綱であるSean Doolittleが登板過多から疲労を露わにしつつあることは懸念材料です。

2019/07/03

MLBオールスター(RendonとScherzerが選出)

オールスターに向けての記事の第3弾です。ナショナルズからは、Anthony RendonMax Scherzerが選ばれました。Rendonにとっては自身初、Scherzerにとっては7年連続7回目の栄誉です。おめでとう。

ナショナルズからはこのように2人だけとなったわけですが、ナショナルズファンとしてはJuan Sotoが漏れたことが残念です。ナ・リーグのリザーブ外野手として選ばれたCharlie Blackmon、David Dahl、Jeff McNeilとは数字的には全く遜色ありませんし、Blackmon、Dahlとロッキーズの外野手を2人も選ぶくらいなら(ロッキーズからは内野手も2人も選ばれているんだから)どちらかに代えてSotoを選んで欲しかったかな。

ちなみに、Bryce Harperは選ばれていません。

2019/06/19

6/19 (G2) Scherzerの新たな伝説

Max Scherzerが新たな伝説を作りました。ナショナルズに加入してからも2度のノーヒッター、1試合20奪三振と記録的な試合を作ってきたScherzerですが、記憶に残るという意味ではおそらくそれらを凌ぐ、伝説的な試合となりました(英語ではBlack Eye Gameとか呼ばれています)。

W2-0 Phillies (Season 35-38)
Scherzer(W6-5) 7.0IP 0ER 4H 2BB 10K
Suero(HD6) 1.0IP 0ER 2K
Doolittle(SV15) 1.0IP 0ER 
Dozier 1/3 HR(12) R RBI
Robles 1/3 HR(10) R RBI

ダブルヘッダー2試合目。先発は、前日のバント練習で顔面に自打球を当てて鼻を骨折し、一時は登板が危ぶまれたMax Scherzer。右目の周りにもひどいあざがありました。が、そんな状況もむしろ燃料にしてしまうのがScherzerなんでしょう。

味方打線の援護は2回裏のBrian Dozierのソロホームランによる1点だけで、3回以降は1-0のリードを守る立場で強いプレッシャーを感じながらのピッチングになったはずですが、これも、ふっと甘い球を投げてホームランされる悪い癖を封じる役割を果たしたのかもしれません。とはいえ、フィリーズ打線を終始圧倒したわけではなく、5回表以外はランナーを出していました。それでも各イニング1人だけに止め、締めるところはしっかり締めるところはさすが。

圧巻は最後のイニングとなった7回表でしょう。先頭打者に右中間を破られ、無死2塁。一打同点のピンチを迎えましたが、なんとここから三者連続三振。100球を超えてなお最速97マイルの速球で次々に空振りさせる力のこもった場面の連続。最後は、117球目のスライダーでJ.T.Realmutoを空振り三振に仕留め、マウンド上で感情を爆発させてガッツポーズ。ベンチでもチームメイトと興奮のハイタッチを交わしていました。

1-0で迎えた8回表をWander Sueroが期待に応えて三人で終えると、その裏、Victor Roblesに貴重な追加点のソロ本塁打が出て2点差。9回はSean Doolttleがあっさり3人で片付けて快勝。

この試合でのScherzerを見て奮い立たなかったら野球選手止めたほうがいいだろうというくらいの姿でした。Scherzerの投球といえばノーヒッターもライブ中継を見ていましたが、いや、この試合のほうが凄かったと思います。表情などからも悲壮感が漂っており、とにかく凄みを感じました。

MVP: Max Scherzer

*********************
ダブルヘッダーでフィリーズに連勝。地区首位のブレーブスは今日も勝っているので差はほとんど縮まっていませんが、ブレーブスに破れたメッツを抜いて3位に浮上しました。フィリーズとは4ゲーム差。今日の2試合は内容も申し分ありません。明日もう1試合勝って21日からのブレーブスとの3連戦を迎えることができれば、面白いことになるかもしれません。そのためにも、まず明日です。

2019/04/08

4/7 投打の活躍でScherzer今季初勝利

W12-9@NYM (Season 4-4)
Scherzer 6.1IP(W1-2) 4ER 8H 7K; 1/4 R RBI
Rendon 1/3 HR(4) 2BB 3R 3RBI
Suzuki 2/4 BB R 2RBI

開幕から2試合、まずまずの好投をしながら打線の援護がなく負け投手となっていたMax Scherzer。自ら先制点をたたき出したことで打線も奮起し、3度目の登板にして今季初勝利を記録しました。

まずはバット。2回表1死満塁で打席に入ると、つまりながらも三遊間をゴロで破る先制タイムリーシングル。これで勢いをつけられた打線がここから奮起。Victor Robles、Adam Eatonにもタイムリーが出て、今季初先発出場のHowie Kendrickの犠牲ライナーもあって計5点。

この後、メッツ投手陣の乱調から2つの押し出し四球などで追加点を上げた後、7回表にはAnthony Rendonが4号3ランを左中間に叩き込み、7回表を終えて12-1と大量リード。ちょっと気が抜けたか7回裏に3連打されたところで降板。ブルペンが打たれたために自責点は4でしたが、十分なピッチングでした。頼りになります。

今日はさすがに楽勝かと思いましたが、相変わらずのブルペン陣。Scherzerの後を受けたMatt Graceは、タイムリーシングルに続いて、Pete Alonsoに3ランを被弾。12-6。Trevor Rosenthalは、6点リードの8回裏の頭からという気楽な場面で使ってもらいながら、死球、ワイルドピッチ*2、四球ですぐさま降板。今シーズン4度目の登板で計9人の打者と対戦しながら未だに1人もアウトを記録していません。700万ドルの契約を持つ選手でなければDFAするところですが、どう処遇するか難しい・・・。そのピンチはWander Sueroが切り抜けましたが、9回裏、西海岸から飛行機で移動してきたばかりのJoe Rossがマウンドに上がりましたが、見るからにぴりっとせず、Michael Confortoに3ランを被弾し、これで12-9。Sean Doolittleまで投入してなんとか逃げ切りました。

こんなぐだぐだで4勝4敗で終わっていることをよしとすべきなのかもしれないと思い始めました。

MVP: Max Scherzer

2018/11/20

Max Scherzerがサイ・ヤング投票で2位

サイ・ヤング賞とリーグMVPが発表されました。

ナ・リーグのサイ・ヤング賞は3年連続受賞が期待されたMax Scherzerと、打線がの援護がなく10勝に終わったものの1点台の防御率が評価されたメッツのJacob deGromの一騎打ちで接戦が予想されましたが、蓋を開けてみれば、deGromが1人を除く全ての1位票を獲得し、圧勝。判官びいきもあったとは思いますが、素直におめでとうと言えますね。

ナ・リーグのMVPはブリューワーズのChristian Yelichが、やはり1人を除く1位票を集めて独走での受賞。まあ予想通り。ナショナルズ勢では10位のScherzer、11位のAnthony Rendonが得票しました。

ア・リーグのサイ・ヤング賞はレイズのBlake SnellがJustin Verlanderとの接戦を制して受賞。そんなことより、6位タイにアスレティックスのクローザーとして大活躍したBlake Treinenの名前が。ナショナルズからは残念な形で放出されましたが、花開いてくれたことはを喜びたいと思います。

ア・リーグMVPはレッドソックスのMookie Bettsが2人を除く1位票を集めてのやはり独走。そして、2位にはMike Trout

2018/10/29

2018 ポジションレビュー:先発投手編

圧倒的な強さを見せたレッドソックスが4勝1敗でドジャーズを降し、ワールドシリーズは幕を下ろしました。延長18回での敗戦の翌日に、7回以降に4点差を逆転できるチームってのはなかなかありません。そして最終戦は、Clayton Kershawから3本のホームランを打ってリードを奪い、8,9回は6者三振で締めくくる圧巻のフィナーレ。いやはや久しぶりに「強いチーム」を見せてもらいました。

さて、ポジションレビューシリーズもいよいよ終盤。本日は先発投手編です(次のブルペン投手編で終わります)。

開幕ローテーションは、Max ScherzerStephen StrasburgGio GonzalezTanner Roark、そしてオプション切れで仕方なく、というわけではなくスプリングトレーニングんできちんと結果を出したA.J. Coleでした。

しかし、最初に外れたのはColeでした。2度の先発で結果を残せず、4月下旬に早々にDFA。長年プロスペクトとして期待されてきましたが、大成できないまま残念な退団となりました(ヤンキースに移籍した後はブルペン投手としてまずまずの結果を残しましたが、ポストシーズンのロースターには入れず)。

代わってローテーション入りしたのはJeremy Hellickson。5月はHellicksonを含めた5人が5人とも文句の付けようがない好投を続け、チームの好成績を支えました。

ところが、6月に入ってHellicksonとStrasburgが相次いでDL入りすると状況は一気に悪化。2人に代わって先発機会を与えられたJefry RodriguezErick Feddeはいずれも結果を残せませんでした。この層の薄さが結局シーズンの行方を左右したた大きな要因の1つとなりました。

また時を同じくしてRoarkとGioも調子を崩してしまいました。特にRoarkは、シーズン序盤に好投しながら打線に全く援護してもらえない試合が続くうちに自分のピッチングを見失ったという印象で、見ていて可哀想に思う程でした。シーズンを通じてローテーションを守ったものの、9勝止まり。15敗。防御率は4.24とよくありませんが、WHIPは1.281ですから例年と比べても遜色ありませんので、いろいろと運がなかったという感じです。

Gioもローテーションを守り続けましたが、調子が上がらないまま8月末にブリューワーズにトレードされていきました(トレード時の記事参照)。ブリューワーズに行ってからは5試合に先発して3勝、防御率も2.13と好投。ポストシーズンではやはり結果を残せませんでしたが・・・。

Hellicksonはその後さらに2度DL入りし、結果的には19先発。防御率だけみれば3.45とScherzerに次ぐ数字を残しただけに、もう少し健康ならと残念です。オフにFA退団。

5月にDL入りしたStrasburgは7月にいったん復帰しましたが、1度の先発ですぐDLに逆戻り。右肩の痛みということで長期離脱の事態も予想され、心配しましたが、8月下旬に復帰し、シーズン終了までまずまずのピッチングを続け、なんとか2桁勝利にこぎ着けました。ただ、球速は戻っておらず、来季に向けて不安は残ります。

9月になってマウンドに戻ってきたのがJoe Ross。3試合の先発で2敗、防御率5点台の結果は決して良いものではありませんが、しっかり球威が戻っていたので、来季に向けて一定の期待感を持たせてくれました。

そんな中で孤軍奮闘したのがScherzer。詳細はチーム投手MVPの記事をご参照ください。

来シーズンもMax Scherzer、Stephen Strasburg、Tanner Roarkの3人はローテーションで開幕することは確実ですが、Strasburgには健康面の不安があり、32歳となるRoarkも成績が低下する懸念があります。さらに、4番手以下の候補となるJoe Ross、Erick Fedde、Jefry Rodriguezはまだまだ信頼できません。5番手は3人に競わせるにしても、1人足りません。

オフには、少なくとも1人はトップレベルの先発投手を獲得することが必要でしょう。Clayton Kershawがドジャーズからオプトアウトしたら狙ってもいいと思うのは私だけでしょうか?

2018/10/05

2018シーズンレビュー2: 投手MVP Max Scherzer

NLDSが開幕。地区優勝決定プレーオフに続き延長戦を制したブリューワーズには勢いを感じます。そのブリューワーズのブルペンで、延長10回裏にサヨナラが決まったときにはGio Gonzalezがアップしていました。11回表に投げる姿を見たかったのか、見たくなかったのか。


GSIPWSOERAWHIP
Max Scherzer33220.2183002.530.911
Tanner Roark30180.191464.341.281
Gio Gonzalez27145.271264.571.531
Stephen Strasburg22130.0101563.741.200
Jeremy Hellickson1991.15653.451.073
GIPSVHDERAWHIP
Sean Doolittle4345.02511.600.600
Matt Grace5659.2082.871.140
Justin Miller5152.12113.611.127
Ryan Madson4944.14145.281.421
Sammy Solis5639.10136.411.551
Brandon Kintzler4542.21153.591.242

投手MVPは、一点の曇りもなくMax Scherzerでしょう。他のローテーション投手が、故障又は不振に見舞われる中、まさに孤軍奮闘。開幕勝利から始まり、チーム最多の33試合に先発。投球回数(220回2/3)、勝利数(18)、完投(2)、完封(1)、奪三振(300)、被打率(.188)、WHIP(0.911)はいずれもリーグトップ。防御率(2.53)こそリーグ3位で、1点台で終えたメッツのJacob deGromが歴史的なシーズンを送ったためライバルと目されていますが、いやいやScherzerこそがサイヤング賞を受賞すると信じています。終盤はやや疲れも見えましたが、Scherzerがいなければ、今年のナショナルズはもっと早くに終わっていたことでしょう。

ブルペン陣ではやはりSean DoolittleがMVP。これだけ安心感を持って任せられるクローザーはなかなかいません。惜しむらくは、7月から9月というシーズンの最も大事な時期にDL入りしていたこと。

2人には来季もエースとクローザーとしての活躍を期待します。