2012/04/30

MiLB (4/23-29)

週間MVPに選ばれた選手はいませんでしたが、Hagerstown(A)の野手陣の好調ぶりが目立った1週間。プロスペクト枯渇気味の投手陣にも少し希望が見えてきました。

☆Harper、Moore、Perryがメジャー昇格 [AAA→MAJOR]
既に記事にしたとおり、Bryce Harper、Tyler Moore、Ryan Perryがメジャー昇格。なお、今週の成績は、Harperは3試合で8打数3安打3四球、Mooreは5試合で15打数4安打1本塁打3四球、Perryは2試合各1イニングを無失点。この結果、Syracuseのロースターで注目の野手プロスペクトはCorey Brownくらいになってしまいました。

☆4/25 24安打24得点の猛攻 [A]
25日の試合でHagerstown Suns (A)打線が大爆発(BOX)。DLから復帰初戦となったSteven Souzaが1人で9打点。Jason Martinsonも5打点。Matt Skoleは5四球を選んで6度も出塁しました。
Steven Souza 4/6 triple HR(1) 3R 9RBI BB 
Jason Martinson 3/6 double 3R 5RBI BB K
Matt Skole 1/3 4R 2RBI 5BB
開幕から絶好調だったMartinson(.208/.367/.292)、Skole(.200/.448/.350)のバットはやや落ち着いてきた感がありますが、Skoleは今週も8打点を記録。シーズン30打点は堂々リーグトップです。

☆Dykstra がロケットスタート [A]
先週19日の試合からHagerstwon(A)に合流したCutter Dykstraが打ちまくっています。出場した8試合全てで安打、しかも1試合を除いてマルチ安打を記録しています。昨季開幕直前にNyjer Morganとのトレードで来た選手。ブリューワーズの2008年ドラフト2順目というそれなりのプロスペクトでしたが、昨季A+で結果を残せなかったこともあり、あまり期待感は高くなく、むしろ元メジャーリーガーのLenny Dykstraの息子であることや、オフに女優と付き合っていることがタブロイドに出たりといった話題ばかりが先行していましたが、グラウンドでも結果を残しました。
29PA 2double 4R 5RBI 4BB 2K .440/.517/.520 1SB

☆その他のHagerstownの好調な打者 [A]
Adrian Nieto .400/.400/.467 
Bryce Ortega  .583/.643/.583 (14PA) なかなか出場機会が与えられません。
Caleb Ramsey .320/.414/.400
Steven Souza .269/.367/.577 10RBI 

☆Meyerはまずまずの2試合 [A]
Alex Meyerが今週は24日と29日に2度先発。いずれも2失点。イニング数を上回る奪三振は好印象ですが、許す走者も多い。まあ、少しずつ良くなってきていると思いましょう。
4/25 4.0IP 2ER 2H 4BB 6K 
4/29 5.2IP 2ER 7H 2BB 8K

☆Dupra が2連勝 [A]
2012年ドラフト7順目のBrian Dupra投手がMeyerの後を受けて投げた25日の試合と、先発した28日の試合で好投し、いずれも勝ち投手となりました。奪三振率が高くないので、どこまで期待していいのか分りませんが。
4/25 3.0IP 0ER 1H 0BB 2K
4/28 5.0IP 1ER 3H 2BB 2K

☆LehmanがAAAに昇格 [AA→AAA]
昨季の好成績で評価を上げたブルペン投手のPat Lehman。抜擢されたアリゾナ秋季リーグで滅多打ちに遭ったので故障かと心配しましたが、今季は開幕からAAでクローザーとして起用されると4度のセーブ機会を全て成功。26日の試合で1イニング無失点を記録した後AAAへ昇格。
8G (4SV) 7.2IP 1ER 2BB 9K 1.17/0.78 (2012 season for AA)

☆Waltersが開幕も・・・ [A+]
こちらも昨年のアリゾナ組、フロリダで調整していたZach Waltersが23日からPotomac(A+)に合流。が、29打席でわずか4安打(全てシングル)、1四球、11三振と大きく出遅れました。
29PA 4H 1BB 11K 1.43/1.67/.143 

☆ Swynenbergが完投 [A+]
29日の試合でMatt Swynenberg投手が3安打1四球1失点の完投勝利。今週は23日の登板でも6回途中まで投げて自責点0(失点2)と好投を続けています。ただ、2009年のドラフト28順目で、これまでそれほどの成績を残していないこと、今週の投球にしても奪三振が多くないことから、そんなに期待感は高くありません。
2GS 14.1IP 1ER(3R) 12H 1BB 5K


☆Lannan [AAA] と王 [A+]
25日にLannanが登板。結果的に勝ち投手になりましたが、7回を投げて5失点とピリッとしませんでした。
7.0IP 4ER(5R) 8H 4BB 3K 
一方、28日にPotomac(A+)で王建民が最初のリハビリ登板。こちらは順調な仕上がりを見せています。
4.0IP 1ER 4H 0BB 3K

☆その他
上記のほか印象的な数字を残したプロスペクトは以下の通り。
Daniel Rosenbaum 1GS 7.0IP 0ER 3H 2BB 2K [AA] 
Sandy Leon .375/.444/.500 [AA]
Randolph Oduber .318/.400/.455 [A+]
Michael Taylor .273/.385/.455 [A+]
Kylin Turnbull 1GS 5.0IP 1ER 5H 0BB 3K [A]
Taylor Hill 1GS 5.0IP 1ER(2R) 5H 0BB 0K [A]

2012/04/29

DeRosa→DL、Tyler Moore→MAJOR

前日のBryce Harperに続き、今日はTyler Mooreがメジャー昇格(即メジャーデビュー)を果たしました。
Photo byMike Ehrmann/Getty Images
前日の試合前の打撃練習中に左のわき腹を痛めたMark DeRosaがDL入りすることとなり、その枠での昇格。

右の大砲候補。2008年ドラフト18順目での入団。当初は、はっきりいって注目されるプロスペクトではありませんでしたが、2010年の後半に突如大ブレーク(こちらのリンクの2010年7月から8月の記事をご覧下さい)。2010年(A+)、2011年(AA)と2年連続で31本塁打ずつを放ってトッププロスペクトとしての地位を確立し、昨オフに40人ロースター入り。スプリングトレーニングでも印象的なプレーを見せると、今季(AAA)も22試合で既に7本塁打を放って、一層評価を上げていました。


Tyler Moore (2012 for AAA)
22G 88PA 3double 7HR 10R 20RBI 10BB 20K .286/.364/.597 0SB

問題は守備位置。プロ入り以来ファーストをずっと守ってきましたが必ずしも評価は高くない上、メジャーではAdam LaRocheが好調とあり、今季は開幕からAAAでレフトの守備も練習し始めました。とはいえ、わずか3試合。これでメジャーで使おうというのですから、かなりの賭けです。心配ではありますが、せっかく呼んでおきながら使わないのでは本人の成長にとってよくありませんので、レフトでしっかり使ってやってもらいたいと思います。

4/29 Tyler Mooreデビューも打線は黙したまま

L0-2 @LAD (Season 14-8 )
Gio 6.0IP 2ER 3H 5BB 7K 1.82
Moore 1/3
Harper 1/3 BB K

今日昇格したTyler Mooreが早速6番レフトで先発。2回の第1打席は三ゴロに倒れましたが、5回の第2打席で詰まりながらも右中間に落とすシングルで初安打を記録。レフトの守備も無難にこなし、幸先のよいデビューとなりました。

今日がデビューから2日目となるHarperが今日は7番センターで出場。2打席凡退の後、7回の第3打席で一二塁間を破るシングル。さらに9回2死1塁の場面では、ホームランを狙っていたという本人のコメントはともかく、ファールで粘った末に四球を選びました。これは本当にいい打席でした。また、守備でも4回裏のこのキャッチ。いやはや魅せてくれます。

打線は相変わらず。このルーキー2人以外からのヒットは2本だけで無得点では勝てるはずもありません。Gio GonzalezとCraig Stammenがドジャーズ打線を3安打に抑えましたが、Gioが6回裏1死からKemp 、Either、Uribeに3連続四球を与えて満塁とし、ここでJames Loneyにセンター前に運ばれて、この試合両軍で唯一の得点となる2点を失いました(緩い打球でHarperでもなんともならず)。Gioは荒れながらもよく投げたと思います。この6回の失点まで25イニング連続無失点という球団記録を樹立したほどですから。

これで4連敗。その間、先発投手は全ていわゆるクオリティ・スタート(6イニング以上、自責点3以下)をクリアしていますので、問題は打線。得点が、1点、2点、3点、0点では・・・。せっかく昇格させたのだから、センターHarper、レフトMooreの体制をしばらく続けてくれることを期待します。

明日は移動日。しっかり切り替えていきましょう。

2012/04/28

4/28 Bryce Harper デビュー戦 (Live)

歴史的試合となるかもしれないBryce Harperのデビュー戦。ライブでテレビ中継を観戦します。

NATIONALS (14-6)
SS Ian Desmond
3B Steve Lombardozzi
RF Jayson Werth
1B Adam LaRoche
CF Rick Ankiel
2B Danny Espinosa
LF Bryce Harper
C Wilson Ramos
RHP Stephen Strasburg

DODGERS (14-6)
SS Dee Gordon
LF Tony Gwynn Jr.
CF Matt Kemp
RF Andre Ethier
2B Jerry Hairston
1B James Loney
3B Juan Uribe
C A.J. Ellis
RHP Chad Billingsley

1回表
2死からWerthがライトへシングルも、LaRocheは二ゴロで無得点。

1回裏
1死からGwynnに一二塁間を抜かれてKempを迎えましたが、カウント1-2から5-4-3の併殺!サードLombardozzi、セカンドEspinosaともいい動きでした。Strasburgはほとんど速球(最速98マイル)でしたが、かなりムーブしており、キレは良さそうです。わずか11球。

2回表
Harperの最初の打席は、2死走者なしの場面。初球外低めへのストライク、2球目、3球目は内へのボール、3球見送った後、4球目、真ん中低めのやや抜いた投球をスイングし、結果は引っ掛けての投ゴロ。それでも一塁ベースへ全力疾走してました。いい感じ。

2回裏
Eitherの最初の打席は外へのカーブ(今日最初の大きな変化球)で見逃し三振。続くHairstonの打球がHarperの初めての守備機会となりました。ややトリッキーな浅いフライでしたが難なく処理。2死からLoneyにライト前に運ばれ、Uribeには追い込みながら死球で1,2塁とランナーを出しましたが、Ellisを三球三振。高めの速球2球で追い込み、3球目はボールになるカーブ。格が違います。

3回表
先頭のRamosが歩き、Strasburgの投ゴロで1死2塁。Desmondの打球はライト前に落ちるかという打球でしたが、ドジャーズのセカンドHairston(昨季はお世話になりました)が下がりながらのダイビングキャッチ。Ramosが戻れず併殺。まあ、あのキャッチをされては仕方ない。お見事でした。

3回裏
2死からGwynnにショートとレフトの間に落ちるシングルを打たれましたが、Kempを見逃し三振!まずGwynnの打球。はっきりいって誰も取れないところでしたが、DesmondとHarperがともに追いかけ、あわや衝突するところでした。ぶつからなくて本当によかった・・。続いてKempの三振。初球(ストライク)、2球目(ボール)とカーブから入り変化球を意識させておいて、一転して3球目は高めの速球で空振り、4球目は外への速球で見逃し三振。見事な配球、コントロールでした。

4回表
2、3、4番がわずか6球で三者凡退。今日もか。

4回裏
こちらは9球。両投手ともエンジン全開です。

5回表
先頭のAnkielがライト前シングルで出塁、Espinosaが三振で、Harperの第2打席は1死1塁の場面。初球の変化球は前で捉えすぎて鋭い打球も一塁側のスタンドへ。2球目、3球目は外へのボールでカウント1-2。4球目の外角のチェンジアップに合わず、平凡なレフトフライに倒れました。

5回裏1死からEllisに甘く入った高めのカーブをライト前に打たれましたが、危なげなく無失点。ここまで71球。対するBillingsleyは67球。予想通りですが、今日も投手戦です。

6回表
先頭打者のStrasburgが右中間を破る二塁打! Desmondの明らかに右を狙ったバッティングの一ゴロで1死3塁としましたが、Lombardozziは一ゴロ、Werthが三ゴロに倒れて無得点。外野にさえ飛ばせないのか・・・。

6回裏
2番からでしたが、11球で三者凡退。KempとEitherは連続三振。Kempに対しては、速球で追い込んでから1球カーブでファールを打たせ、最後は高めの98マイルで空振り三振。素晴らしい!さすがにそろそろ援護しようよ。

7回表
LaRocheがカウント3-1から真ん中の速球をライトスタンドまで弾き返してくれました!!昨日に続く本塁打。頼りになります。
1-0 Nats
続くAnkiel、Espinosaが連続三振(Espinosaは3打席連続三振)で、2死走者なしの場面でHarperの第3打席。フルカウントから1球ファールを打った後の7球目。真ん中高めの速球を振り抜いた打球はセンターへ一直線のライナー。行ったかと思いましたが、弾道が低過ぎてフェンスの最下部に当たるセンターオーバーの二塁打となりました! 初安打おめでとう! Ramos敬遠の後、Strasburgは三振で追加点はなりませんでした。

7回裏
先頭のHairstonに死球(追い込みながらもったいない)。続くLoneyの打球は当たり損ねの二ゴロでしたがEspinosaがエラーしてしまい、無死1,2塁。1死後、Ellisに対してフルカウントから勝負球として選んだカーブは低めにコントロールされてはいましたが、空振りしてくれず、打球は三遊間を破るヒット。2塁ランナーは三塁を回り本塁へ突入。レフトは、そうHarperです。矢のような送球はノーバウンドで捕手Ramosのミットに突き刺さり、アウトのタイミング! やったー! と思いましたが、タッチをしにいく中でボールがミットからこぼれ落ちてしまいました。こらRamos!!!!
1-1 同点
なお1死1,2塁でしたが、代打Juan Riveraを4-6-3の併殺。試合は振り出しに戻りました。

8回表
ドジャーズの投手はJosh Lindblomに交替。ナショナルズは1番からでしたが、あっさり三者凡退。Desmondの状態は悪いです。開幕当初のようにしっかりボールを見て叩く感じがしません。山を張って振り回している感じ。

8回裏
ナショナルズも投手交代。Strasburgに勝ちは付きませんでした。7イニングで自責点1(2つも守備のミスがあったのにあれは自責点なのか?)、9奪三振。これで勝てないのかよ。2番手はTyler Clippard。前回登板では救援失敗でしたが、ベンチの信頼は厚いままです。ドジャーズも1番から。簡単に2死となった後、Kempはカウント1-2からの高めの速球にチェックスイングで空振りしましたが、一塁塁審は振ってないとの判定(こら)で結局四球になりました。盗塁を許し2死2塁となりましたが、Eitherを高めの速球でこちらは正真正銘の空振り三振。よしっ。

9回表
左投手のScott Elbertにスイッチ。先頭のLaRocheがレフトへシングルで出塁しましたが、Ankeilのバントは強すぎて2塁封殺。1死1塁となったところでドジャーズはクローザーのJavier Guerraを投入。Espinosaが追い込まれながらもショートの頭を超えるシングルでAnkielは3塁へ。1死1,3塁という絶好のチャンスでHarperの第4打席。重圧のかかる場面でしたが、初球の低目への速球をあっさりと弾き返すと、レフトへの犠牲フライには十分の飛距離の飛球。Harperの初打点は貴重な勝ち越し点となりました。素晴らしい!! 
2-1 Nats
さらにRamosのライト前シングルでHarperの犠飛の間に2塁に進んでいたEspinosaが生還。
3-1 Nats
後続は倒れましたが、見事に2点を勝ち越しました。

9回裏
クローザーのHenry Rodriguezを投入。ところが、3連打で1点差と迫られ、なお無死2,3塁。一度は、同点、逆転を覚悟しましたが、三振と一ゴロ本塁タッチアウトで2死1,3塁までこぎつけ、打者Gordonに対しても簡単に2ストライクに追い込んだことで、何とか勝ったかと思いました。しかし、ここで痛恨のワイルドピッチ。ありえない。浮いたり沈んだり、精神的に持たないよ。
3-3 同点
さらにGordonも空振り三振としながらもボールはバックネットに転がり、振り逃げ。2死1,3塁。H-Rodはここで降板。Tom Gorzelannyを投入せざるを得なくなりました。打者Gwynnにはフルカウントからファールで粘られ、満塁で次の打者Kempを迎えることになるのかとひやひやしましたが、結局ファーストライナーでしのぎ切りました。それ自体、鋭い打球でひやりとしましたが。

ともかく、試合は延長戦へ。正直しんどいです。なんでもいいから勝ってくれ。


10回表
投手Jamey Wrightに交替。2番からでしたが、あっさり三者凡退。

10回裏
Gorzelanny続投。先頭のKempに対してカウント1-2から投じたのは内角低めへの速球。悪い球ではなかったと思います。が、さすがKemp。はぅあ。
3-4x Dodgers

**************************
L3-4x(10)@LAD (Season 14-7)
Strasburg 7.0IP 1ER 5H 0BB 9K 1.13
H-Rod 0.2IP 2ER 3H 0BB 2K 2.00
Harper 1/3 RBI SF
LaRoche 2/5 HR(4) R RBI

もったいない試合を落としました。敗因はRamosかな。Harperからの送球を受けた後しっかりボールを掴んでなかったこと、同点とされたH-Rodのワイルドピッチだって、ショートバウンドではなく単に球速に付いていけなかっただけだものな。

Harperの成績を振り返っておくと、3打数1安打(二塁打)、犠牲フライによる1打点、レフトからの好返球。デビュー戦としては上出来だったと思います。9回に追いつかれていなければ、今日のMVPはHarperを選ぼうと思っていたのに・・・。

4/27 KempとEitherを止められず

L2-3@LAD (Season 14-6)
Detwiler(L2-1) 6.0IP 3ER 5H 2BB 4K 1.64
LaRoche 2/4 HR(3) R 2RBI

相手先発がClayton Kershawだと言っても、今日もわずか3安打では勝てません。Adam LaRocheの2ランで2点こそ取りましたが、Kershawに8回まで投げられて、追いつける気配はありませんでした。19歳には酷な話かもしれませんが、Bryce Harperが起爆剤になってくることを期待せずにはいられません。

投手陣は今日もよく頑張りました。Ross Detwilerも3失点とはいえ決して悪くはありませんでした。ただ、昨日のプレビューに書いたとおり、3番のMatt Kempと4番のAndre Either、この2人を止められなかったのが敗因となりました。初回、簡単に2死を取りながら、Kempにレフト前を打たれた後、Eitherにライトスタンドに運ばれて2失点。低めのスライダーで決して悪い球ではないように見えましたが、好調のEitherには通じませんでした。さらに、4回にもこの2人の連打を足がかりに、Juan Uribeのショートへの内野安打でもう1点。結局Detwilerが打たれた安打はこの5本だけ。いかにKempとEitherの2人を抑えることが重要かが、改めて示されました。

今季2度目の2連敗。上位に残っていくためには大きな連敗をしないことが重要。Strasburgに連敗ストッパーを期待しましょう。

そして、Harperがデビューします。

Zimmerman→DL、Bryce Harper→MAJOR

右肩痛で4月21日以降欠場しているRyan ZimmermanがDL入り。代わって、Bryce Harperがメジャー初昇格。4月28日のドジャーズ戦に7番レフトでデビューすることとなりました。
Photo by Dennis Nett - AP
Zimmermanの故障は当初は軽症と言われていましたが、休んでもなかなか改善せず、相変わらずバットが振れないそうです。最短なら5月6日が復帰可能日ですが、それまでに回復すると期待していいのかどうか分かりません。心配でなりません。

Michael Morseに続いてZimmermanが離脱し、(これまでのところ投手陣の異常なまでの好投によりカバーされてきましたが)打線の得点力不足は深刻化の度合いを増しました。ことに、主にRoger BernadinaXavier Nadyのプラトーン体制をとってきたレフトは、併せて.097/.207/.125 という目を覆わんばかりの成績しか残せてきていませんでした。

この状況を打開するために何らかの手を打つ必要があるとは多くの人が感じていましたが、まさかHarperが呼ばれることになるとは思いませんでした(もう1人の候補として検討されたTyler Mooreについて、Rizzo GMは外野守備の経験が少な過ぎることを指摘しています)。これまでHarperの昇格のタイミングについて慎重姿勢を貫いてきたフロントがこのような判断を下すとは、全く予想外。

Bryce Harper (2012 for AAA)
20G 81PA 4double 1triple 1HR 8R 3RBI 9BB 14K .250/.333/.375 1SB

ご覧のとおり支配的とはとても言えない数字。多くの記事がメジャー昇格は早いのではないかと懐疑的な論調です。また、守備についても今季は主にセンターを守っていましたので、メジャーで守ることになるとされているレフトではわずか2試合しかプレーしていません(昨季は37試合)。Rizzo GM自身、Zimmermanの故障により予定より早い昇格となったとコメントしています。ただ、直近の10試合に限れば.290/.421/.419と調子を上げつつあったので、いいタイミングだったのかもしれません。

タイミングと言えば、マイナーで20試合を過ごしたことにより、FA権の取得が2017年シーズン後から2018年シーズン後になりました。少なくともこのタイミングまで待つことは間違いないと思っていましたが、その直後の昇格となりました。

Rizzo GMは、Zimmermanが復帰すればHarperをマイナーに戻す可能性があると言っていますが、そこはHarper次第でしょう。チャンスをがっちりつかみ、このまま振り返ることなくメジャーに定着してくれることを期待します。

2012/04/27

ナ・リーグ頂上決戦(笑)

普段はシリーズ・プレビューなんて書かないのですが、今回は特別。

ナ・リーグ勝率1位のナショナルズ(14勝5敗)が、2位のドジャーズ(13勝6敗)と、敵地ロスアンゼルスで3連戦を戦います。天下分け目の決戦というにはまだ早い(笑)とはいえ、盛り上がっていきましょう!

ご存知の通りナショナルズは30球団一の投手力、特に先発ローテーションの力で勝ってきましたが、ドジャーズも負けていません。初戦の先発は、昨季のサイヤング賞投手Clayton Kershaw。今季も勝ち星こそ1つしか付いていませんが、期待通りの好投を続けています。対するナショナルズ先発は、ここまで3戦で自責点1、規定投球回数にわずかに達していませんが、届いていればリーグトップの防御率を誇るRoss Detwilerという楽しみな対戦。2戦目以降も含め、予想されるマッチアップは以下の通り。素晴らしい顔ぶれです。


4/27: Detwiler(2-0, 0.56) vs. Kershaw (1-0, 1.61)
4/28: Strasburg (2-0, 1.08) vs. Billingsley (2-1, 3.04)
4/29: Gonzalez (2-0, 1.52) vs. Capuano (2-0, 3.52)

打力では、はっきりドジャーズに分があります。昨季のリーグMVP投票2位で今季も多くの記者がMVPに予想したMatt Kempが元々高かった期待を大きく上回る大活躍。.449/.513/.942、10 本塁打(ちなみにナショナルズのチーム本塁打は11本)、23打点の全てでメジャートップ。三冠王どころではありません。ただし、Kempとその後ろを打つAndre Ethier(4本塁打)除けば、そんなに恐ろしい打線ではないので、この2人をどう抑えるかが勝負の分かれ目となりそうです。

GO NATS!!

Lidge→DL、Ryan Perry→MAJOR

ベテランのブルペン右腕、Bard Lidgeが腹壁(腹筋?)を痛めてDL入りすることになりました。開幕からHenry Rodriguezとともクローザーを任されてきましたが、ここ数試合、精細を欠いていました。故障の程度はよく分かりません。

で、ブルペンの空いたスポットにRyan Perryが昇格。昨年12月にCollin Balesterとのトレードでタイガースから来た投手。スプリングトレーニングでも好成績を残し、開幕後のAAAでも悪くない数字を残しています。ただ、タイガース時代も、マイナーで好成績を残しながら、メジャーに上がった途端にさっぱりダメということを繰り返してきた投手なので、今回も投げてみないことには分かりません。元ドラフト1順目で潜在力はある投手。最初はストレスのかからない場面での起用だと思いますが、少しだけ期待して見てみましょう。

ちなみに、Collin Balesterは開幕からタイガース・ブルペンで投げており、6試合13イニングを投げて防御率4.15と可もなく不可もなしといった成績です。

[速報] Bryce Harper メジャー昇格決定!!!!

明日、4月28日土曜日、ロサンゼルスでのドジャース戦でBryce Harperがメジャーデビューすることを、Rizzo GMが発表しました。

とりあえず速報。

4/26 打てないとこういうことに

L1-2@SD (Season 14-5)
Jackson 6.2IP 0ER 6H 3BB 6K 3.16
Clippard(BS1, L1-2) 1.0IP 2ER 2H 2BB 2K 6.00
Werth 1/4 HR(2) R RBI K .290
LaRoche 2/4 double K .324

打線は相変わらず低調でわずか4安打。得点は7回表のJason Werthのソロ本塁打による1点のみ。それでもEdwin Jacksonの好投のおかげで、アウト5つまではリードしていました。が、たまにはブルペンも打たれます。Tyler Clippardが8回裏1死から、四球、バント安打で1,2塁とされた後、Mark Kotsayに右中間を破る二塁打を許し、逆転負けを喫しました。今日のClippardはボール先行で明らかに良くなかったこともあり、引っ張りすぎたJohnson采配にやや疑問も残りましたが、そんなことより打線が打てなさ過ぎ。

Bryce Harperはまだ調子が上がりませんが、AAAで3割近い打率で6本塁打を放っているTyler Mooreの昇格など、何らかのテコ入れが必要なのではないかと感じます。

2012/04/25

4/25 Zimmermannついに1勝目

W7-2@SD (Season 14-4)
J-Zimmermann(W1-1) 6.0IP 1ER 4H 0BB 6K 1.33
Gorzelanny(S1) 3.0IP 1ER 3H 0BB 1K 5.56
LaRoche 3/4 double BB 2R RBI
Ramos 2/5 2RBI K
Espinosa 2/5 R K
Desmond 1/3 2BB 2R

開幕から3試合、いずれも7イニングを自責点1に抑えながら、味方の援護に恵まれず勝ち星が付いていなかったJordan Zimmermann。今日は2回にRick Ankielと自らのタイムリーで2点を先制する展開。5回裏にソロ本塁打で1点こそ失いましたが(ナショナルズ先発投手陣の連続無失点は球団新記録の26イニングでストップ)、他のイニングは三塁さえ踏ませない全く危なげない投球内容でした。6回までの投球数は82でまだまだ余力はあったと思いますが、7回表の先頭打者として回ってきた打席で代打を送られました。

Photo by Denis Poroy/Getty Images
その代打Steve Lombardozziこそ凡退しましたが、この回、Adam LaRocheとWilson Ramosのタイムリーを含む4安打と、Jason Werthの押し出しを含む2つの四球を集中し、一挙4点を追加。これでほぼ試合を決めました。残りの3イニングはTom Gorzelannyがクルージングモードで1失点で投げきり、3イニングセーブを記録。Zimmermannはようやく今季初勝利を記録しました。野手もほっとしたことでしょう。

4連勝。これで開幕から6シリーズ連続での勝ち越しを決定。貯金10。本当に強いです。

MVP: Jordan Zimmermann 

Zimmerman長期離脱? (+王建民)

[Ryan Zimmerman ]
右肩痛のため土曜日の試合開始直前に先発メンバーから外れたRyan Zimmerman。たいしたことはないと繰り返していましたが、結局火曜日のパドレス戦も欠場。MRI検査の結果は未だ出ていませんが、少なくともあと数試合欠場することは決まりました。それで済めばよいのですが、Johnson監督のコメントも悲観的で、DL入りの可能性も含め、長引きそうな気配が漂っています。守備でのダイビングキャッチや走塁の中で痛めたようですが、具体的にどのプレーが引き金になったかはわからないそうです。送球には全く問題はなく、打撃のインパクトの瞬間に痛みが走るということです。確か、Michael Morseは打つのは問題ないが送球できないと言っていたような・・・(Morseについてのアップデートはありません)。

早期の回復を祈りるばかりです。


[王建民]
3月15日にハムストリングを痛めてからフロリダで調整していた王建民が、23日にマイナーリーガー相手の練習試合で51球を投げました。翌日の状態も良く、順調に仕上がってきています。次は、土曜日にA+の試合で先発する予定。このまま行けば4月末にもメジャーに復帰可能と言われています。

ただ、はっきりいって今の先発ローテーションに入る余地はないです。開幕当初はRoss Detwilerが外れると言われていましたが、ここまでの3試合、全く文句の付けようのないピッチングを続けています。短期的にも長期的にもDetwilerを外す理由はなく、王には当面ブルペンに行ってもらうべきだと思います。ウォーミングアップに時間がかかる王はブルペン向きでないと言われていますが、そんなこと言っても、今Detwilerを外すのは無理です。

4/24 代打策が当たり過ぎ

W3-1 @SD (Season 13-4)
Gio(W2-0) 6.0IP 0ER 2H 2BB 6K 1.52
H-Rod(S5) 1.0IP 0ER K 0.00
Tracy 1/1 2RBI
Ankiel 1/1 RBI

Gio Gonzalezまたも好投。6回無失点。これで3試合連続、通算20イニング連続無失点。その間打たれた安打がわずかに6本、与えた四球が4つ、奪三振が21という手の付けられない絶好調ぶりです。まだ91球だったのでリードしていれば続投だったはずですが、0-0の同点の7回表1死2,3塁の場面で打席が回り、代打を送られました。(ちなみに、トレード相手だったTom Miloneも今日先発し8回無失点で3勝目を記録。立派です)

Michael Morseに続き、右肩痛のRyan Zimmermanも欠いたナショナルズ打線はさらに迫力を欠き、パドレス先発のClayton Richardの前に6回までわずかに1安打(初回、エラーも絡んで無死1,2塁としながらZimmermanの代役で3番に入ったMark DeRosaが最悪の6-4-3併殺)。さっぱり打てないまま推移しましたが、7回表にXavier Nadyの二塁打から1死2,3塁のチャンスを作ると、Gioへの代打Chad Tracyが見事にセンター前に抜けるタイムリーを打って、2点を先制。

7回裏に1点差につめられたものの、9回表2死3塁から今度は代打Rick Ankielがバットを折りながらセンター前に運び貴重な追加点。Tracyにしても、Ankielにしても、左対左をものともせず結果を出してくれました。左投手に対して左打者2人を代打に送ったJohnson監督の采配を賞賛しそうになりましたが、相手先発が左投手のため右打者を先発ラインナップに並べたこととZimmermanの欠場のため、ベンチにいる右打者が控え捕手のJesus Floresだけという事情があったようです。それにしても起用する代打が続々結果を出すというのは昨季は全く考えられなかったことです。素晴らしい。

こうなれば9回裏はH-Rodがまったく危なげなく締めて5セーブ目。3連勝。まだシーズンの10%を消化しただけとはいえ、ナ・リーグ最高勝率に立ちました。


MVP: Chad Tracy

2012/04/24

MiLB (4/16-22) Rosenbaum(AA)週間MVP

Daniel Rosenbaum投手がEastern League(AA)の週間MVPに選ばれました。この前の記事でも書いたように開幕から2試合好投していましたが、今週は4月18日の試合で1失点(自責点0)の完投勝利(BOX)。9奪三振もさることながら、特筆すべきは無四球という点。開幕から3試合、21.2イニングを投げて1つも四球を出していません。素晴らしい。投手プロスペクトが少ないチーム事情から言っても期待感が高まっています。

Daniel Rosenbaum  4/18: 9.0IP 0ER(R) 4H 0BB 9K 

☆Harperようやく1号本塁打[AAA]
22日の試合でBryce Harperがようやくの1号本塁打を放ちました。三振は相変わらず多いものの、四球も少し増え、やや上向いてきたかもしれません。
27PA 1double 1HR 2R 1RBI 4BB 6K .261/.370.435 0SB
`
☆Skole 絶好調[A]
先週も好調だった2011年のドラフト5順目のMatt Skoleが今週はさらに絶好調。全5試合で安打を放ち、20日の試合では4打数4安打2二塁打1本塁打と大爆発。リーグの週間MVPに選ばれなかったのが不思議なほどの数字です。
23PA 2double 2HR 6R 7RBI 5BB 1K .500/.609/.944 1SB

☆Kobernus好調維持、Hood お目覚め[AA]
好スタートを切ったJeff KobernusとEury Perezの2人でしたが、今週は明暗が分かれました。引き続き好調のKobernusに対してPerezは打率1割を切るほどの不振ぶり。故障を心配するほどです。また、最初の10試合を打率1割そこそこで開幕し、やや心配していたDestin Hoodでしたが、今週は3試合でマルチ安打を記録するなどしっかり目覚めました。盗塁も伸ばしており、元気にプレーしている様子です。
Kobernus 28PA 3double 6R 1RBI 2BB 3K .346/.393/.462 4SB
Hood 27PA 2double 5R 1RBI 4BB 3K .435/.519/.522 2SB

☆Meyerの3試合目はまずまず[A]
3試合目の先発となった17日の試合は5回を3失点で負け投手になりました。それでもイニング数を超える奪三振と1四球だけでしたから、そんなに悪くはなかったように思います。
4/17: 5.0IP 3ER 4H 1BB 7K 

☆ドミ共出身の新星? [A]
ドミニカ共和国出身の20歳、Wirkin Esteves投手が20日の試合で6回を無四球9奪三振の好投。奪三振率の高さ、与四球の少なさ、ゴロ率の高さで評価を上げてきました(持ち球などについては情報が少なすぎてよく分かりません)。20歳でAは少し早いという感じもありますが、楽しみにしたい投手プロスペクトの1人です。
4/20: 6.0IP 2ER 4H 0BB 9K [A] 

☆Lannan3度目の登板は好投[AAA]
3試合目の先発となった18日の試合では6回を1失点と好投しました。ちょっと落ち着いたかな。
4/18: 6.0IP 1ER 6H 1BB 2K 

☆その他
上記のほか印象的な数字を残したプロスペクトは以下の通り。
Paul Demny 1GS 6.1IP 1ER 7H 1BB 3K [AA]
Ryan Perry 3G 4.0IP 0.00/1.00 4K [AAA]
Blake Kelso .400/.471/.400 3SB [A+]
Adrian Sanchez  .467/.467/.467 [A+]
Adrian Nieto .353/.389/.706 2HR 7RBI [A]

2012/04/21

4/21 Lidgeセーブ失敗も10回サヨナラ勝ち

W3x-2(10) Marlins (Season 12-4)
Strasburg(ND) 6.0IP 0ER 4H 1BB 6K 1.08
Lidget(BS2) 1.0IP 2ER 1H 3BB
Desmond 1/4 HR(2) R 2RBI SF K .294
Werth 2/4 double HR(1) R RBI K

ヒットさえなかなか出ないながらも何とか2点を奪い(Ian DesmondとJason Werthのソロ)、Stephen Strasburg以下の投手陣が無失点に抑える、同じような展開で昨日と同じ2-0のスコアで9回を迎えました。Strasburgはそこそこランナーを出しましたが、要所を締めるピッチング。100マイルを超える剛速球を投げるわけでなく、むしろ制球重視の投球。四球も少なく、派手に崩れる気配が全くありません。落ち着きぶりはまさに堂に入っています。

さて、2点リードで迎えた9回表、今日のクローザーBrad Lidgeがマウンドに上がりましたが、先頭打者に四球を与えた後、Logan Morrisonに甘い高めのストレートをライトスタンドに深々と打ち込まれる同点2ランを打たれ、あっという間に同点。この時点でStrasburgの3勝目は消えました。Lidgeは2度目のセーブ失敗。H-Rodが4試合連続で成功しているので、H-Rodで固定すべきという声もファンフォーラムでは上がっていますが、個人的には今の二頭体制でいいと思います。

セーブ失敗のあと流れがマーリンズに行っても不思議な勝ったのですが、ずるずる負けないのが今のナショナルズ。9回裏にもあと1歩まで詰め寄ると、10回裏には無死1塁から、マーリンズの一塁手Gaby Sanchezが併殺を焦って2塁へ悪送球。これでもらった無死1, 3塁のチャンスにIan Desmondが打席に入り、きっちりセンターへの犠牲フライ。今季3度目の延長サヨナラ勝ちを収めました。Desmondは打率こそ3割を切りましたが、依然としていい仕事をしています。

MVP: Ian Desmond 

4/20 天敵マーリンズに先勝

W2-0 Marlins (Season 11-4)
Detwiler(W2-0) 6.0IP 0ER 3H BB 7K 0.56
Stammen(H1) 1.0IP 0ER K 1.04
Clippard(H4) 1.0IP 0ER H BB K 5.14
H-Rod(S3) 1.0IP 0ER 2BB 0.00
Ankiel 3/3 HR(1) 2R RBI

投手陣は引き続き絶好調。先発のRoss Detwilerは2回にAustin Kearns(!)の二塁打などで1死2,3塁のピンチを招きましたが、それ以外の5イニングは2塁さえ踏ませない素晴らしい内容。3試合で自責点はわずかに1と安定しており、フロリダで投球練習を始めたという王建民の復帰に向けて嬉しい悲鳴が上がりそうです。相変わらず早めの交替ですが、ブルペンもがっちりと守り切ってくれました。

しかし、打線も相変わらず。チームでわずかに4安打。しかもそのうちの3本がRick Ankiel(3本まとめての動画)のものでした。3回にセンターに運ぶ先制1号ソロ。そして、8回には先頭打者として貴重な追加点につながった二塁打(わざありのスライディング)。あと三塁打が出ればトリプルでしたが、そもそも3回しか打席が回ってきませんでしたので、仕方ありません。

昨季まで、なぜかとにかく苦手にしていたマーリンズに対し、今年のナショナルズは去年までとはちょっと違うぞという印象を与えられるかどうか、シーズンを占う意味でも重要なシリーズ。その初戦を素晴らしい勝ち方で制する幸先のいいスタートとなりました

MVP: Rick Ankiel 

2012/04/20

MiLB (4/5-4/15)

今年は、マイナーリーグの話題を週単位でフォローしていきたいと思います。基本的に各リーグの週間MVPの期間に合わせて、最初は、開幕から4月15日まで(以下、各選手の成績などはこの間の合計)。リーグ週間MVPに選ばれた選手はいませんでした。

☆Harper やっぱりスロースタート[AAA]
43PA 3double 1triple 0HR 3R 1RBI 2BB 8K .220/.256/.341 1SB
Bryce Harperが予想通りといえば予想通りのスロースタート。10試合全てに先発し、うち8試合でヒットを記録していますが、爆発していません。三振が多く、四球が少ないのも気になるところ。どこでエンジンがかかってくるとは思いますが。センターの守備は無難にこなしているようです。

☆Moore 本塁打量産中[AAA]
43PA 1double 5HR 6R 11RBI 5BB 7K .297/.381/.730 0SB
開幕2試合ノーヒットの後、いきなりTyler Mooreのエンジンが全開となりました。4月12日の2本塁打を含め、リーグトップの5本塁打。過去2シーズン、それぞれA+とAAで31本塁打ずつ放ってきた打棒がAAAでも通用することを、早々に示しました。守備でもファーストに加えてレフトの練習を始め、メジャー昇格に向けて準備が整えられつつあります。

☆Rendon[A+]とGoodwin[A] 故障離脱
Rendon 6PA 1double 1triple 1R 2BB 0K .500/.667/1.250 0SB 
Goodwin 21PA 1double 2HR 5R 8RBI 5BB 3K .375/.524/.813 2SB 
2011年ドラフト1順目の2人の野手。ともに開幕戦から打撃好調でしたが、Anthony Rendonは2試合目で、Brian Goodwinは5試合目でともに故障離脱となってしまいました。Rendonはかかとの骨折で今季中になんとか復帰できれば、といった状況。Goodwinはセンセーショナルなほどのデビューだったので、がっかり度も増しました。軽症でまもなく復帰と言われていますので、楽しみにしましょう。

☆Meyer 両極端な2登板[A]
4/7 5.0IP 0ER 2H 0BB 4K
4/12 0.2IP 5ER 3H 2BB 2K
もう1人の2011年のドラフト1順目Alex Meyer投手が7日の試合で素晴らしいデビュー。これは大物新人が来たかと思わせましたが、12日の試合では1回持たずに5失点で降板。いったいどちらが本当の姿なのでしょうか。もう少し見ていく必要がありそうです。

☆ 4月10日Martinson 2本塁打6打点の大爆発[A]
Martinson 52PA 2HR 2double 1triple 18R 10RBI 13BB 15K .333/.500/.590 6SB
Skole 42PA 1HR 3double 2R 15RBI 6BB 15K .306/.405/.472 0SB
4月10日の試合でJason Martinsonのバットが大爆発しました。5打席立って、2本塁打、1二塁打、3四球で5打席全て生還、6打点。2010年のドラフト5順目入団のショート。初年度となった昨季もSSで結果を残し、今季も開幕から好調。特にこの出塁率は驚異的。2011年のドラフト5順目のサードMatt SkoleとともにHagerstown打線を引っ張っています。

☆Perez-Kobernusコンビ 好発進[AA]
Perez 50PA 1triple 8R 8RBI 3BB 7K .340/.380/.383 3SB
Kobernus 49PA 2double 7R 4RBI 1BB 7K .375/.388/.417 7SB
Harrisburg Senatorsの1-2番コンビの2人が好発進。Eury Perezはメジャーのスプリングトレーニングで示した能力をここでも発揮。昨季は極めて少なかった四球も選び始めました。Kobernusは打撃とともにその盗塁能力も注目されます(失敗は1つだけ)。

☆Rosenbaum ブレイクの気配 [AA]
4/8 6.0IP 1ER 4H 1K
4/13 6.2IP 2ER(3R) 6H 6K
2009年のプロ入り以来ずっと好成績を残していながら、最速90マイルという球速などスタッフが伴わないためプロスペクトとしては高く評価されてきませんでした。しかし、制球力は抜群のいわゆるMiloneタイプ。開幕から2試合はAAの打者を手玉に取り、このままブレイクするのではないかという気配が漂っています。

☆Lannan大丈夫?[AAA]
4/8 2.0IP 5ER 6H 2BB 1K 
4/13 4.0IP 4ER(8R) 9H 3BB 3K 
開幕直前にマイナー降格となり、トレードまで志願したJohn Lannan。AAAで2試合に先発しましたが、いずれも激しく打ち込まれました。メンタル面で準備ができていないということかと想像します。しかし、これでは価値が上がらず、本人が望むトレードの実現もままなりません。

☆その他
上記のほか印象的な数字を残したプロスペクトは以下の通り。
Cory Brown .306/.468/.444 [AAA]
David Freitas .360/.429/.600 [A+]
Jeff Mandel 11.2IP 1.54/1.03 [AA]
Pat Lehman 5.0IP(4SV) 0.00/0.40 6K [AA]

4/19 今季初の大敗

L4-11 Astros (Season 10-4)
Jackson 5.0IP 5ER 7H 0BB 5K 4.26
Gorzelanny 2.0IP 6ER 8H 0BB 1K 7.36
Zimmerman 1/5 HR(1) R 3RBI K .236
Lombardozzi 2/5 R .471
Espinosa 2/5 R 2K .234
Bernadina 2/3 BB K .206

初回にEdwin Jacksonが派手につかまり、3本の三塁打を含む6連打であっという間に5失点。その後5回までに打たれた安打は1本だけだったので、あれはいったい何だったんだろうという感じです。それでも多くの試合を逆転で勝ってきたナショナルズ。3回裏のRyan Zimmermanの今季1号3ランなどで一時は4-5まで追い上げました。しかし、6回表に2番手で登場したTom Gorzelannyが初回の再現のような連打を浴びて再び5失点。さすがにこれで試合は決まってしまいました。

今季のここまでの3敗は、1点差負けが2試合、延長負けが1試合と全て接戦でしたが、今日は初めて大敗。引きずらないで、明日からまた頑張りましょう。

4/18 30球団最速の10勝目

W3-2 Astros (Season 10-3)
Zimmermann(ND) 7.0IP ER 4H 3BB 1.29
H-Rodriguez (S3) 1.0IP 0ER K 0.00
Zimmerman 2/4 double
Bernadina 1/3 double BB RBI K
Werth 0/2 2BB RBI

3連勝で、30球団で最速の10勝目に到達しました(1時間後に後でタイガースが並びましたが)。

今季3試合目の先発となったJordan Zimmermannは今日も快投。4回表にバント安打と盗塁で無死2塁とされた後に2本の内野安打の間に1点を失いましたが、あとは危なげなく7回まで投げきりました。まだ球数も90球に達しておらず勝っていれば完投ペースでしたが、今日も打線の援護なく、その時点では0-1とリードを許す展開。その裏、Roger Bernadinaのダブルでようやく追いつきましたが、なお2死2塁の場面ということで、代打を出されてしまいました。

なぜここまで打ってくれないのでしょうか。援護しなきゃいけないと打者に余計な力が入っているのではないかという感じさえします。Zimmerman降板直後、8回表に2番手で出てきたRyan Mattheusがあっさり勝ち越しを許しましたが、その裏、無死満塁のチャンスを作るとJason Werthが押し出し四球を選んでまず同点。さらにWilson Ramosが犠飛を打ち上げて勝ち越しに成功し、Mattheusが勝ち投手となりました。ここまで7試合6イニングを投げて自責点4(防御率6.00)のMattheusが2勝無敗で、3試合に先発して計21イニングで自責点3(3試合ともきっちり同じ7回自責点1)のZimmermannが勝ち星なしの1敗だなんて、何か間違っています。勝ち星ってなんなのでしょうか。

また終盤の逆転劇で、また1点差で、勝ちました。勢いを感じます。


MVP: Jordan Zimmermann

4/17 Gio 再び快投でナショナルズで初勝利

W1-0 Astros (Season 9-3)
Gio(W1-0) 7.0IP 0ER 2H 2BB 8K 2.04
Clippard(H3) 1.0IP 0ER H K 6.00
Lidge(S2) 1.0IP 0ER H BB 3.00
Werth 2/3 double R .362
LaRoche 1/3 RBI .333 

打線は相変わらずで、Wandy Rodriguezとアストロズブルペンの前にわずか5安打。4回2死からJason WerthとAdam LaRocheの連打でなんとか1点を取るのが精一杯でした。しかも2本とも内野手と外野手の間にポトリと落ちるいわゆるテキサス安打(英語ではブループ安打)。センター前に落ちるかどうかは分からなかったのにWerthが全力で走塁して二塁に到達していたという(当たり前といえば当たり前のプレーですが)隠れたファインプレーが効きました。

そんな打線を尻目に、驚くほど快調な30球団一のナショナルズ投手陣(先発投手陣の開幕から12試合の成績は、防御率1.69、WHIP 0.87、奪三振率8.44という驚異的な数字)。先発のGio Gonzalezが、カーブで面白いように三振が取りながら球数も少ない安定感のある投球で前回と同じ7回無失点。
(Photo by Greg Fiume/Getty Images)
8回はTyler Clippardがあっさりと無失点。そして、9回は今日のクローザーBrad Lidgeが登板。いきなり二塁打と四球で無死1,2塁のピンチを招き、5日前のGioの前回先発試合で9回に2失点で勝ち星を消したという悪夢が頭をよぎったはずですが、さすがはベテランと言うべきか、きっちり後続を断ち、Gioにナショナルズのユニフォームでの初勝利をもたらしました。そもそもLidgeを起用したJohnson監督が立派というべきでしょうか。

MVP: Gio Gonzalez

4/16 Lombardozzi 決勝二塁打を含む4安打

W6-3 Astros (Season 8-3)
Strasburg(W2-0) 6.0IP 2ER 6H BB 5K 1.42
H-Rod(S2) 1.0IP 0ER BB K 0.00
Lombardozzi 4/5 double R 2RBI
Zimmerman 2/4 BB 2RBI K SB(1) .209
Ramos 1/3 HR(1) BB R RBI .226

Stephen Strasburgのホーム初戦。初回から快調に飛ばし、5回までわずか62球で3安打無四球。もちろん無失点。この時点で2点リードしてもらっており、このまま完封もありうるかと思われた矢先の6回表、連打と四球で無死満塁の大ピンチを作ると、センターフライと三振で2死までこぎつけたものの、結局Chris Johnsonに2点タイムリーを打たれてしまいました。それまでの快投があっただけにもったいないという印象のまま、6回表のマウンドを降りることになりました。

その時点で球数93球。もう1イニング投げさせるかどうか微妙な球数でしたが、Johnson監督の判断は交替。これがずばり当たりました。6回裏2死1塁の場面で送られた代打Roger Bernadina、さらにIan Desmondも歩いて2死満塁。ここで、今日2番に入っていたSteve Lombardozziが追い込まれながらもレフト線にしぶとく運ぶ二塁打で2点の勝ち越しに成功。さらにRyan Zimmermanも2点タイムリーを放ってリードを広げました。こうなれば後はブルペンを小刻みに投入し、最後は今日のクローザーHenry Rodriguezが危なげなく締めてゲームセット。終わってみれば快勝でした。 

Photo by AP
勝ち越しの二塁打を含め、Lombardozziが4安打。先制のタイムリーバント安打も素晴らしい技を見せてくれました。文句なしのゲームMVP。試合後はスポーツドリンクのシャワーを浴び、「この夜のことは忘れないだろう」という初々しいコメントを残しています。今日はやや不振のDanny Espinosaに代わって2番セカンドで起用され、見事に結果を残しました。さて、明日はEspinosaが戻るのでしょうか。 ほんとにこのチーム強いな。

MVP: Steve Lombardozzi

4/15 誤審に泣く

L5-8(11) Reds (Season 7-3)
Detwiler 5.0IP ER(5R) 6H 2BB 2K 0.90
Clippard(L, 1-1) 1.0IP 3ER 3H K
Desmond 3/5 double R 2RBI
LaRoche 2/5 2RBI K
Werth 2/4 BB

初回の3つの(少なくとも2つは確実な)誤審がなければ、という試合でした。

初回、2死1塁からのScott RolenはショートIan Desmondへのゴロ。送球は確かにややそれましたが、Adam LaRocheの足はRolenより明らかに早くベースを踏んでいました(写真)。が、判定はセーフ。続くJay Bruceに対してフルカウントからDetwilerが投じたスライダーがこれも明らかにストライク(写真)。Detwilerはベンチに向かおうとしましたが、判定はボール。満塁。さらに、Ryan Ludwickに対してカウント1ボール2ストライクから投じた96マイルの速球もストライクに見えましたが、(たぶん)高いという判定。その2球後、満塁弾を浴びることになりました。どういうことなんでしょう。何か嫌われる理由でもあるのかと訝ってしまうほどの酷い誤審の連続でした。

そのまま崩れても不思議はなかったDetwilerですが、しっかり立ち直り、その後は1点を失っただけで、5回を投げ切りました。立派です。6回以降はStammen、Mattheus、Lidge、K-Rodとつないで10回までの5イニングを無失点で頑張りました。

よく分からないままに大きなハンデを背負わされたナショナルズでしたが、打線は諦めず。LaRocheの2点タイムリー、Desmondの2本のタイムリーなどで、7回裏に追いつき、延長戦に突入。

最終的には11回表に登板したTyler Clippardが、Joey Vottoの2点タイムリー二塁打などで3点を奪われて力尽きましたが、よく頑張ったというべきかもしれません。初回がなければと思わずにはいられませんが、長いシーズンには逆に誤審に助けられて勝つ試合もきっとあると思いましょう。

2012/04/15

4/14 Jackson 1失点完投

W4-1 Reds (Season 7-2)
Jackson(W1-0) 9.0IP ER 2H BB 9K
LaRoche 2/3 double BB 2RBI K
Flores 3/3 BB RBI
Werth 2/3 double BB R RBI

前回登板ではピリッとしなかったEdwin Jacksonが、ホーム初登板で快投。2回に2安打と死球を集中されて1点を失いましたが、それ以外は8回の先頭打者に出した四球のみ(しかも後続は三者連続三振)。9イニングのうち実に7イニングが三者凡退で、球数わずかに92球。余裕の完投でした。

これで5連勝となりますが、この間の勝因は何と言っても先発投手陣。5人の成績は次の通りですが、合わせて計34イニングを投げて防御率0.53、WHIP 0.53、34奪三振という驚異的な数字です。開幕前から自慢の先発ローテーションでしたが、さっそくここまでやってくれるとは思いませんでした。このままずっと勝ち続けるとは思っていませんが、大きな連敗を避けられるチームであることは間違いないと確信しています。

4/10 Detwiler(W) 5.0IP 0ER 2H 1BB 6K
4/11 Straburg (W) 6.0IP 0ER 2H 3BB 9K
4/12 Gonzalez(ND) 7.0IP 0ER 2H 7K
4/13 Zimmermann(ND) 7.0IP ER 3H 2BB 3K 
4/14 Jackson(W)  9.0IP ER 2H BB 9K  

打っては、先制された直後の2回裏に「控え捕手」のJesus Floresが2死1,2塁から同点タイムリー。Floresは3打数3安打1四球で全打席出塁。3試合目の先発マスクですが、出れば常に打って控え捕手にはもったいないという印象を強烈に与え続けています。3回裏にはLaRocheが2点タイムリーダブルを右中間へ打って勝ち越し。これでシーズン既に10打点。頼りになります。早いタイミングで2点リードしてあげたおかげで、Jacksonの投球に余裕が出たと言っていいでしょう。

なお、今日復帰のRich Ankielは4打席凡退に終わりました。


MVP: Edwin Jackson

2012/04/14

4/13 連日のサヨナラ勝ち

W2x-1(13) Reds (Season 6-2)
Zimmermann(ND) 7.0IP ER 3H 2BB 3K
Stammen(W, 2-0) 1.0IP 0ER H 3K
Werth 2/6 RBI K
Nady 1/1 HR(1) R RBI

打線、いい加減にして下さい。Jordan Zimmermannが先発試合に援護しないのにも程があります。前回登板に続き、今日も7回を投げて1失点のみ。毎回のようにランナーを出しましたが、失点は5回表に相手先発のBronson Arroyoに犠飛を打たれただけでした。にもかかわらず、今日も打線の援護なし。Zimmermannが降板した7回終了時点で、ナショナルズのヒットはわずかに3本のみで1点も取ってくれませんでした。降板後の8回裏に代打Xavier Nadyが同点ソロを打って、Zimmermannの勝ち星を消さないのが精一杯。報われないZimmermannが気の毒でなりません。

試合はそのまま延長戦へ。ナショナルズのブルペンはMattheus、H-Rod、Lidge、Gorzelanny Stammenとつないで、計6イニングをわずか2安打3四球で無失点。これでもTyler Clippardを温存しているのですから、いまさらながらブルペンの層の厚さを感じました。特にStammenは昨日に続く1イニング3奪三振(ヒットは1本打たれましたが)で、連日の勝ち投手となりました。

さて、ブルペンが踏ん張っている間にもほとんどチャンスを作れなかったナショナルズ打線でしたが、13回裏、1死からEspinosaのシングルの後、Zimmerman、LaRocheが焦ることなくしっかり四球を選んで満塁のチャンスを作ると、打席にはJason Werth。カウント1-2と追い込まれながらも、外角低めへのカーブにくらいつき、前進守備のショートの右を抜けるセンター前安打。連日のサヨナラ勝ちを決めました。

これで4連勝。3カード連続の勝ち越しを決めました。


MVP: Jason Werth

Ankiel→DLから復帰, Carroll→DFA

スプリングトレーニング中に太ももを痛めて開幕をDLで迎えたRick Ankielが土曜日に復帰することになりました。DL入りしていたとはいえ、開幕から連日マイナーリーグの試合に出場し、26打席で3本塁打を含む.400/.538/.900。何のためにDL入りしていたのか分からないほどでした。昨季まではシフトを敷かれるほどの引っ張り専門でしたが、打撃スタンスをやや改造し、スプリングトレーニング、マイナーの試合を通じてレフト方向に強い打球を打っていました。期待しています。

Johnson監督はさっそくセンターで先発出場させると発表しています。

これにともない、Brett CarrollがDFAされました。スプリングトレーニング中にフロント・ベンチからの評価を妙に上げて開幕ロースター入りを果たしましたが、Xavier Nadyとの契約、開幕後のChad Tracyの活躍で、出場機会を失っていました(代走が3度。代打が2度でいずれも凡退)。個人的には買っていない選手だったのでこの判断はOKです。

2012/04/13

2002年6月27日のトレード: 再訪

2008年12月に旧ブログで今から10年前のあるトレードについての記事を書きました。FOX SPORTSのKen Rosenthal が、昨日、そのトレードについての記事を書いました(リンク)。

記事の冒頭、Rosenthal はこのトレードについて「野球史に残る詐欺(baseball’s all time swindle)」と表現しています。"swindle"とは騙して財産などを巻き上げることですが、まさにぴったりの表現だなと思いました。

記事中では、当時のGMなどのコメントを紹介してフロントがいかにひどい状態だったかが示されています。ちょっと調べてみたところ、同じ2002年の3月にはJason Bayもトレードで放出。当時のスカウティングもひどいものだったようで、2001年からエキスポスとしての最後のドラフトとなった2004年までの4年間に指名された選手で、今もメジャーリーガーでいる選手が、Ian Desmond(2004-3)、レッズのブルペン投手Bill Bray(2004-1)、それに昨オフにタイガースにトレードされたCollin Balester(2004-4)の3人だけという惨状。今がちょうど野球選手とて最盛期を迎えているはずの世代なのに。

おかげでナショナルズが優勝争いをできるようになるのに、なんと時間のかかったことでしょう・・・。

この機会に、あのトレードに絡んだ選手たちのその後を確認してみましたが、詳しく書くほどのものはありませんでした。エキスポスが放出した後のスター選手についてはここで書くまでもないでしょう。逆に、最終的にエキスポスが獲得した3選手でその後メジャーでプレーした選手はいませんでした。Orlando Hernandezは44歳となった2010年にナショナルズの傘下のAAで少し投げた後引退しています。

2012/04/12

[ホーム開幕戦] 4/12 Gio 7回無失点, 延長10回サヨナラ勝ち

W3x-2(10) Reds (Season 5-2)
Gio(ND) 7.0IP 0ER 2H 7K
Stammen(W1-0) 1.0IP 0ER 3K
LaRoche 2/5 2RBI
Desmond 3/5 R
Werth 2/5 K

Photo by Rob Carr/Getty Images
ホーム開幕戦。デーゲームなのでテレビでも観戦できず、Gamedayを追いかけるのみ。夜の再放送の後半だけ見ました。

先発したGio Gonzalezが素晴らしいピッチング。先週のシカゴでのデビュー戦では4回持たずと散々でしたが、ホームでのデビュー戦は、素晴らしいとしか形容しようのない内容でした。7回までにエラーを含め許した走者は3人のみ、三塁さえ踏ませませんでした。制球力が課題と言われていますが、今日は無四球、そして7奪三振。4人のトッププロスペクトを放出して獲得しただけの価値があることを見せつけてくれました。バットでも5回1死からレフトライン際にポトリと落ちるシングルで出塁。これまでア・リーグでプレーしてきたため、これがメジャー初安打。結果的にはこのヒットを足がかりに、2死満塁からのAdam LaRocheの先制2点タイムリーが生まれました。

8回表もTyle Clippardが圧倒し、このまま今日は会心の勝利かと思われましたが、そのまま簡単には勝てませんでした。9回表、今日のクローザーBrad Lidgeが、四球と二塁打、敬遠四球で1死満塁のピンチを作ると、Ryan Ludwickの打球は三塁手Ryan Zimmermanの逆シングルのグラブをかすめてレフト前への2点タイムリー。土壇場で追いつかれてしまいました。記録上はヒットですが、名手Zimmermanらしからぬ痛恨のミスでした。

しかも、その裏、今度はナショナルズが1死満塁のチャンスを作りながら、Danny Espinosaが外の変化球を無理に引っ張って、最悪の1-2-3の併殺。試合の流れはレッズに行きかけていました。この雰囲気を一変させたのが10回表に登板したCraig Stammen。わずか10球で三者三振(つまりボールは1球だけ)という圧倒的な投球。スタンドのファンも大いに盛り上がっていました。この試合の影のMVPと言っていいでしょう。

そして迎えた10回裏、先頭のZimmermanが死球で出塁したところから2死2,3塁のチャンスを作ると、最後は相手投手 Alfredo SimonのワイルドピッチでZimmermanが本塁に滑り込みセーフ! 妙な形でしたが勝ちは勝ち。今季初のサヨナラ勝ちとなりました。

MVP: Gio Gonzalez 

故障者情報: Morse, Rendon, 王建民, Ankiel

なんだか毎日のように故障者情報をアップデートしています。ふぅ。

復帰時期未定とされているMichael Morse。再検査の結果、手術で直すようなものではないもののひとまず直るまで野球をしてはいけないということになりました。とりあえず6週間の安静。その後、再検査を行うということで、復帰時期未定に変わりはありません。マイナーの試合では投げられないだけで打つのに支障はなかったのに。(DHがあれば、という気がしないでもないですが、もともとDHは邪道だと思っている人なので、言いません)

4月7日の試合で左足を痛めて退場していたAnthony Rendon。比較的単純とのことですが、骨折していたことが判明。今はコルセットで固めている状況だそうです。こちらも、何とか今季中に復帰できれば、という程度の見通ししか立っていません。

王建民は順調に調整中でブルペンセッションを行ったようで、意外と早く復帰できそうという情報です。Detwilerがこの前のような快投を続けたら、難しい判断を迫られることになります。

Rick Ankielは全く問題なくマイナーの試合で調整中で日曜日土曜日に復帰予定です。(追記:金曜日の試合前にJohnson 監督が土曜日の復帰を明言しました)


4/11 Strasburg 6回無失点勝利

W4-0 at NYM (Season 4-2)
Strasburg(W1-0) 6.0IP 0ER 2H 3BB 9K 0.69
Desmond 2/5 double R 2K .370 
DeRosa 1/2 3BB R RBI .077
Nady 2/5 R K .267 SB(1)
Flores 1/3 2BB RBI .420

よく勝てたな、という印象です。メッツ投手陣から9安打10四球1死球で20人もの走者を出しながら、わずかに4得点。しかも、先制点はワイルドピッチによるもので、その後も、押し出し四球でもらった2点と内野ゴロの間に1点という内容。一々書きませんが、毎回のように無死満塁とか1死満塁のチャンスを作りながらもあと1本が出ず、得点圏に走者を置いて14打数1安打、チーム残塁14。それだけチャンスをつぶしていれば相手に流れが行っても不思議はなかったと思います。

勝てたのは流れを相手に渡さなかった投手陣の踏ん張りによるもの。

中でもStephen Strasburgが試合の流れを作ってくれました。Johan Santanaとの投げ合いが期待されたこの試合。主審の不安定なストライクゾーンに悩まされて、両投手とも初回だけで25球以上を投げる苦しい立ち上がりでしたが、2回に自らのワイルドピッチで1点を失い5回までに99球に達してしまったSantanaに対し、Strasburgは2回以降完全に立ち直ってメッツ打線を圧倒。2回から5回までは四球と死球の2人の走者を許したのみ。今日はツーシームの制球がいまいちと見るや、チェンジアップと大きなカーブを武器に奪三振マシーンと化していきました。そして1-0のままで迎えた6回裏。1死から四球と安打で1,2塁のピンチを迎えたところで、投手コーチがマウンドへ。この時点で100球を超えており、降板を言い渡されても不思議はない場面でしたが、ベンチの判断はそのまま続投。Strasburgもこれに応えて、三振とレフトフライで後続を見事に断ち、108球で6回を投げきりました。プロ入りしてからのこれまでの最多投球数はTJ手術前の99球でしたので、100球超えは新境地。ピンチでもブルペンに頼らず最後まで投げさせる、まさにエースとしての扱いでした。
Photo by Chris Trotman/Getty Images
7回以降は、Ryan Mattheus、Sean Burnett、Herny Rodriguezが、それぞれ2三振ずつを奪う投球で各1イニングをきっちり抑えての完勝。

メッツとの3連戦も2勝1敗で勝ち越し、開幕からアウェイで2カード続けて勝ち越しました。いよいよ明日、レッズを迎えて本拠地での開幕戦です。

MVP: Stephen Strasburg

2012/04/11

Storenの復帰はオールスター前後

再検査の結果、右ひじに小さな骨片があることが判明したDrew Storenが今日、除去手術を受けました。復帰までは3か月ということで、オールスター前後に完全復帰できる見通しとのこと。TJのような大きな手術でなかったことで一息。しっかり直して、プレーオフ争いで活躍してくれればOKです。

Storen復帰までの間はクローザー不在となります。Johnson監督は、当面はBrad LidgeHenry Rodriguezを交互に使っていくと言っていました。安定感のあるLidgeのほうがいいのではないかと思いますが、それだけH-Rodのスプリングトレーニングが良かったということでしょう。他にTyler Clippardもセットアッパーとして控えており、ブルペンの層の厚さを感じます。

2012/04/10

4/10 Werth様、失礼しました

W6-2 at NYM (Season 3-2)
Detwiler(W1-0 ) 5.0IP 0ER 2H 1BB 6K
Werth 4/5 double R 2RBI
Desmond 2/4 HR(1) BB R RBI K
Ramos 2/4 double BB R RBI
Zimmerman 1/3 double BB 2R RBI

昨日の記事で、去年と同じで全くダメだと書いたJason Werth様、失礼しました。謝ります。

Photo by Nick Laham/Getty Images
Ian Desmondの先頭打者本塁打で幕を開けた試合。その後、チャンスを作るものの追加点が奪えませんでしたが、1-0で迎えた6回表に貴重な追加点となるタイムリーをライト前にはじき返す打撃で、重苦しい雰囲気を打ち払ってくれたのがWerthでした。その後、ランナーとして二塁に進むと、Roger Bernadinaのゴロを二塁手が弾いている間に本塁に突入する好走塁も見せてくれました。さらに続く7回表にもセンター右にタイムリー。ほかにも2安打。今日は、コンパクトな打撃でしっかりボールを叩いていました。1試合4安打は昨季は一度もありませんでしたから、それだけでも「今年は違う」のかもしれません(笑)。

先発は、最後の最後に泣いてJohn Lannanを斬りながらローテーション投手を任せられたRoss Detwiler。初回、最初の2人の打者に連打を浴びる不安な立ち上がりながら、2三振とポップフライで切り抜けると、その後、5回までに許した走者は四球の1人だけ。期待に十二分に応える内容で、先発投手陣で最初の白星を記録しました。スプリングトレーニングの後半はブルペン投手になる前提で調整していたこともあり、5回、71球で降板となりましたが、そのうち実に50球がストライク。全く打たれる気配がありませんでした。


MVP: Jason Werth

故障者情報: Storen, Morse, Goodwin

先日のAnthony Rendonの故障に続き、悪いニュースが続きます。

右ひじ痛でDL入りしているDrew Storen。ここまで順調に調整を進めてきましたが、日曜日のブルペンセッションで改めて痛みを訴えて、再検査となりました。TJかどうかは分かりませんが、どうやら何らかの手術に踏み切るのではないかとの観測です。

また3月6日以降、背中を痛めているMichael Morse。マイナーでの試合で打ちまくっており、4月12日のホーム開幕戦で復帰予定と言われていましたが、月曜日の試合で(バットでは2安打しながら)レフトから内野への返球さえできないほどの痛みで途中退場。こちらも再検査となり、復帰は未定となりました。

そして、マイナーでも、開幕から4試合で2本塁打(.375/.524/.813)と印象的な活躍をしていたBrian Goodwinが、月曜日の試合の2回裏、先頭打者として内野安打で出塁したところで自ら退場。太ももを痛めたようです。大事ではないようですが、数日休んで様子を見るとのこと。せっかく好スタートを切ったのに。

やはりマイナーで調整中のRick Ankielは順調で4月14日に復帰予定。王建民も特に問題なくリハビリを続けているものの、早くても4月末の復帰となる見通しだそうです。

4/9 Werth 昨季と変わらない

L3-4x at NYM (Season 2-2)
Jackson(ND) 5.0IP 3ER 4H 2BB 6K
Gorzelanny 2.2IP 0ER 2H 3BB
H-Rod(L0-1) 0.1IP 0ER(R) H BB K
LaRoche 2/3 BB 2RBI
Zimmerman 2/4 BB R RBI
Flores 2/4 K

序盤はナショナルズ・ペース。初回に絶好調のAdam LaRocheのタイムリー、3回にもRyan Zimmerman、LaRocheの連続タイムリーと、中軸が機能して3点先取といい流れ。今季初めてリードする展開となりましたが、先発のEdwin Jacksonが守りきれませんでした。3回は先頭打者の相手投手に二塁打を打たれたことから、4回は二死走者なしから7番を歩かせて、8番のKirk Nieuwenhuisにメジャー初本塁打を打たれるという、何とも悔いの残る失点となりました。

ナショナルズのTom Gorzelannyが2回2/3を無失点に抑える頑張りを見せるなどして、4回以降は3-3のまま推移。ただ、ナショナルズはチャンスを逃し続けたという印象です。9回表のIan Desmondの送りバント失敗などもありましたが、中でも重症なのはJason Werth。そもそも初回、1点先制でなお1死1,3塁の押せ押せの場面で空振り三振。7回には1死1,2塁の場面で低めに落ちていくボール球の変化球を引っ掛けて注文どおりの6-4-3の併殺。笑っちゃいました。ようやく今季初安打こそ出たものの、状況を踏まえた打撃が全くできないのはどういうことなんでしょうか。昨季と何にも変わっていません(変わる気がないのかもしれませんが)。

で、同点のまま迎えた9回裏。8回は、2死2塁の場面で登場して三振を奪ってピンチをしのいだHenry Rodriguezでしたが、この回は先頭打者に四球、次の打者のバントを1塁に悪送球で無死2,3塁のピンチを自分で作ると、次の打者にあっさりライト前に運ばれゲームセット。なんともあっけない幕切れでした。

2012/04/08

4/8 Zimmermann好投も報われず

L3-4 at CHC (Season 2-1)
Zimmermann 7.0IP ER(2R) 6H 4K
Desmond 2/4
LaRoche 1/4 HR(2) R 2RBI 2K

今日もカブス先発のJeff Samardzijaに抑え込まれ、9回2死からAdam LaRocheが2ランを放ってようやくマウンドから降ろすのが精いっぱい。さらにJason Werthが四球で出塁しましたが、Xavier Nadyが倒れ、さすがに3度目の逆転はならず。開幕からの連勝は2でストップしました。

先発のJordan Zimmermannはストライク先行の素晴らしい投球内容。1点目の失点は捕手Ramosの軽率なパスボールがからむ犠飛によるものでしたから、実質1失点。耐えて味方の援護を待ちましたが、報われませんでした。7回を投げ切ってわずか80球。勝っていれば完投ペースでしたが、8回表に代打を送られて降板。負け投手となりました。昨季からZimmermann登板日は援護が少ない傾向が続いています(2011年の登板試合の味方の平均得点(Run Supprt)は規定投球回数をクリアした投手のうち10番目に低かった)。打撃陣、なんとかしなさい。

結果的にはZimmermann降板後、2番手で投げたRyan Mattheus、Sean Burnettが8回裏に2点を失ったことが致命傷となりました。信頼の厚いブルペンですが、さすがに毎日毎日結果を残せるわけでもありません。たまには打線が序盤から得点してゆったりリードを守る展開にしてもらいたいものです。

ともかく、開幕シリーズを勝ち越したことで良しとしましょう。明日からは、開幕3連勝と波に乗るメッツとの3連戦。これ以上調子に乗らせないためにしっかり叩いておきましょう。がんばって。

++++++++++++++
(おまけ)
多くのチームが開幕シリーズを終えたところですが、レッドソックスとヤンキースがともに3連敗スタート。この両チームがそろって3連敗スタートとなったのは、1966年以来のことだそうです。この年、まだ地区制度が導入される前の全10チームのアメリカンリーグで、レッドソックスは9位、ヤンキース最下位に終わっています。

2012/04/07

Rendon負傷退場 (A+)

Anthony Rendon (A+: Potomac)が左足を痛めて負傷退場というニュースが入ってきました。

今日の試合、4回表に二塁打で出塁した後、次の打者のシングルで本塁突入のために三塁ベースを回ったところで転倒。そのまま起き上がることができず、助けを借りて退場したということです。

詳細は不明ですが、今は重症でないことを願うばかりです。どの程度の離脱になるのか分かりませんが、昨日の初戦で三塁打、今日の試合でも二塁打を放ち、四球も2つ選んでおり、格の違いを見せつけて早々に昇格するかと期待していた矢先だけに、長引くようであれば残念でなりません。

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マイナーリーグの話題をもう1つ。Rendonと同期のドラフト1順目(全体23位)のAlex MeyerがA: Hagerstownでプロデビュー。5回無失点で勝ち投手となりました。球威はあるものの制球が課題と言われてきましたが、今日の試合では無四球。また楽しみな選手が増えました(なおさらRendonの離脱は残念)。
Alex Meyer (W1-0) 5.0IP 0ER 2H 0BB 4K 

4/7 8回2死から大逆転

W7-4 at CHC  (Season 2-0)
Gio(ND) 3.2ip 4er 7h 3bb 6k
Stammen 2.1ip 0er 1h 1k
Mattheus(W1-0) 1.0ip 0er 2k
Clippard(H1) 1.0ip 0er 1bb 1k
H-Rod(S1) 1.0op 0er 1bb 3k
LaRohe 4/5 HR(1) 2r 2rbi
Espinosa 2/5 HR(1) r rbi k
Bernadina 2/4 double rbi
Lombardozzi 1/2 rbi
Tracy 1/1 2rbi

ナショナルズでの初先発となったGio Gonzalezが4回もたずに降板。緊張したわけではないとコメントしていますが、74球のうちわずか47球がストライクという制球が定まらない良くない時のGioでした。打線も、Adam LaRocheの2ラン本塁打を除いて沈黙し、開幕戦と同じく、7回終わって2-4とリードを許し敗色濃厚でした。

ところが、8回2死走者なしから、以下の通り8者連続で出塁する猛攻で5点を奪い、一気に逆転しました。
●Espinosa レフトスタンドへソロ本塁打
●Zimmerman ライト前シングル
●LaRoche ライト前シングル
●Werth 四球
●代打Tracy ライト前2点タイムリーシングル(同点、逆転)
●Bernadina ライト線へのタイムリーダブル
●Ramos 四球
●Lombardozzi ショートへのタイムリー内野安打
特筆すべきは代打Chad Tracy の勝負強さ。開幕戦での決勝点の口火となる二塁打に続く、大事なところでの一打。Morse、Ankielの復帰時の降格候補とされていましたが、立場を着々と固めています。

もうひとつ今日の試合の鍵となったのは、Gio降板後のブルペンの踏ん張りだったと思います。Craig Stammen、Ryan Mattheusの2人で3回1/3を無失点でしのぎましたが、この2人が試合を壊さないでつないでいなければ逆転劇も生まれなかったことでしょう。Storenの復帰時にはこの2人のうちのどちらかが降格になると言われていますが、こちらも必死のアピールが続いています。


MVP: Chad Tracy

2012/04/06

マイナーリーグも開幕

4月5日にマイナーリーグも開幕しました。

AAAではBryce Harperが5番センターで出場。第1打席でさっそく二塁打を放つと、第2打席ではシングルの後、盗塁を決める上々のスタート。(BOX)
Harper 2/4 double K SB(1)

しかし、この日Harperより目立つ活躍をしたのが、昨年のドラフト1順目(といってもナショナルズにとっては3人目)のBrian Goodwin。Aで開幕。契約が遅かったためプロ初試合となったこの試合。1番センターで出場し、1号2ランを含む2安打4打点と最高のデビューを飾りました。(BOX)
Goodwin 2/4 HR(1) BB 2R 4RBI 

なお、AAの試合では、Michael MorseとRick Ankielがともにリハビリ出場。特に問題はなかったようで、4月10日頃と言われている復帰予定に変更はありません。

[開幕戦] 4/5 ナイスゲーム!

いよいよ、待ちに待った開幕戦。(残念ながら仕事のためGamedayでフォローするだけの予定)

栄えある開幕戦のラインアップは次の通り。現有戦力ではベストメンバー。マウンドにはStephen Strasburgが上ります。

SS Ian Desmond
2B Danny Espinosa
3B Ryan Zimmerman
1B Adam LaRoche
RF Jayson Werth
LF Mark DeRosa
CF Roger Bernadina
C Wilson Ramos
P Stephen Strasburg

+++++++++++++++++++++++++++++
W2-1 at CHC (Season 1-0)
Strasburg(ND) 7.0ip er 5h bb 5k
Clippard(W1-0) 1.0ip 0er
Lidge(S1) 1.0ip 0er 2k
Desmond 3/5 r rbi k sb(1)
Tracy 1/2 double k

Photo by Jonathan Daniel/Getty Images
結局Gamedayでのフォローもあまりできず、夜に録画を見ました。それでも緊張感は十分に伝わるナイスゲーム。Johnson監督の「この試合が好きでなかったら、野球が好きないってことだな」というコメントにまさに同感です。(カブスファンは違うでしょうが)

終盤まではナショナルズファンにはむしろいらいらする試合でした。プレーボール直後、Ryan Dempsterが投じた第1球をDesmondがライト前にはじき返し、Espinosaが四球で出塁。Zimmermanのセンターへの大飛球は風に押し戻されてしまいましたが、走者はそれぞれ進んで1死2、3塁の好機。このまま先制点間違いなしと盛り上がりましたが、ここで4番LaRocheが全然あっていない感じの空振り三振。Werthもライトフライに倒れて無得点に終わってしまいました。さらに3回にも、エラーと2つの四球で1死満塁のチャンスをもらいながら、またもLaRoche空振り三振、Werthライトフライと、初回の完全な再現。6回も、Zimmermanが放った大飛球がやはり風に戻されてレフトフライに終わり、大きなため息と、8回表を迎えた時点では、このまま終わってしまうのかという気配さえ漂っていました。

初の開幕投手を務めることになったStrasburgは緊張感を微塵も見せず快投。初回からストライクをどんどん投げ込み早いカウントで打者を料理し、7回まで投げてわずか82球(うち58球がストライク)という完投ペースでした。速球よりも今日は変化球が冴えていた印象。ただ、4回裏に唯一与えた四球もからんで失点。1点ビハインドで迎えた8回表の打席で代打を送られてしまい、勝ち投手にはなれませんでした。

さて、8回表。2死ながら1、2塁のチャンスで三たび、打席にはLaRocheが入りました。プレーオフの雰囲気を感じたという緊張感の中でしたが、今回はファールで粘った末に9球目を選んで四球で出塁。さらに、続くWerthも簡単に2ストライクに追い込まれながら、押出しの四球を選んで同点としました。結果的に三者連続四球となりましたが、最初のZimmermanは敬遠気味だったこともあり、Kerry Woodはそんなに荒れてなかったと思います。むしろLaRoche、Werthがよく選んだと思いました。

今日の主役は何と言ってもDesmond。同点のまま迎えた9回表。簡単に2死となった後、代打出場の後そのままファーストに入っていたTracyが与えられた機会を活かし、ライトフェンス直撃の二塁打で出塁。ここで打席に入ったのが、既に2安打していたDesmond。カブスのクローザーCarlos Marmolの投じた2球目、待っていたと言う外のスライダーに上手くあわせてライト前に緩いライナーで運ぶ決勝タイムリー。出塁率が低い、守備が荒いと言うアンチDesmond派はナショナルズファンにも多いのですが、今日の活躍の前には沈黙でした。

勝ち越したナショナルズでしたが、ドラマはまだ終わりませんでした。クローザーとして登板したBrad Lidge(Henry Rodriguezと交代で投げるそうです)が、1死からIan Stewartにライトフェンスをあわや越えるかという三塁打を打たれて大ピンチ。打席には、4回にStrasburgから先制打を打ったMarlon Byrdを迎えました。カブスファンの大声援の中でしたが、初球を打った打球はサードZimmermanへの緩いゴロ。落ち着いて本塁に送球し、Wilson Ramosが突入してきたランナーをしっかりブロックしてタッチアウトで2アウト。最後の打者は、フルカウントから外低めいっぱいの直球に手が出ず見逃し三振でゲームセット。

最後まで手に汗握るスリリングな展開。初球から最後の1球まで、大いに楽しませてもらいました。

MVP: Ian Desmond 

Game MVP 2012

今年もやります、勝手MVP。今年は10Wを稼ぐ選手が出てくるのではないかと期待しています。
*レギュラーシーズンは1勝につき1W、NLDSは1勝につき2Wを授与します。

9W
Stephen Strasburg (4/115/105/206/26/8, 6/20, 7/15, 7/25, 8/5)
Gio Gonzalez (4/124/175/55/277/77/248/8, 8/31, 9/22)

8W
Adam LaRoche(5/166/67/187/268/38/49/510/2)

7W
Bryce Harper (5/35/226/106/127/57/238/19)
Ian Desmond (4/54/215/25/216/59/29/4)

6W
Ryan Zimmerman(5/256/267/17/47/22, 9/10)
Jordan Zimmermann (4/184/257/37/13, 8/9, 9/24)
Tyler Moore (6/136/279/1110/3, NLDS#1)

5W
Danny Espinosa (5/126/218/158/20, 9/19)
Jason Werth (4/104/139/26NLDS#4)

4W
Edwin Jackson (4/146/116/238/30)
Michael Morse (6/297/298/179/27)

3W
Chad Tracy (4/74/245/26)
Ross Detwiler (7/178/29/3)
Kurt Suzuki (8/139/69/29)

2W
Sean Burnett (5/146/9)
Roger Bernadina (5/118/7)
Steve Lombardozzi (4/168/10)
Jesus Flores (8/118/21)
Corey Brown (7/289/8)
John Lannan (7/219/12)

1W
Rick Ankiel (4/20)
Wilson Ramos (5/4)
Craig Stammen (8/6)
Drew Storen (8/29)
Davey Johnson(9/20)

2012/04/05

AAA: Syracuse Chiefs 開幕ロースター

AAA: Syracuse Chiefsも4月5日に開幕。何と言っても注目はBryce Harper。開幕戦には5番センターで出場と発表されました。

その他注目したい選手は、Tyler MooreCory BrownCarlos RiveroRafael MartinRyan PerryAtahualpa Severinoといったところです。John Lannanを除くと期待感のある先発投手がいないのが気になります。そのLannanは土曜日に初登板の予定。

AA: Harrisburg Senators 開幕ロースター

AA: Harrisburg Senatorsの開幕ロースター。注目したいのスプリングトレーニングで株を上げたEury Perezと、先発投手のDaniel Rosenbaum。Rosenbaumは制球重視の左腕でプロスペクトとしてはあまり高く評価されていません(BAでは23位)が、マイナーではずっと好成績を残してきています(LannanあるいはMiloneタイプ)。

その他のプロスペクトとしては、Destin HoodSandy LeonPaul DemnyJeff Kobernus。Gio Gonzalezのトレードで一緒に来たRobert Gilliamもローテーションに入る見通しです。

A+: Potomac Nationals 開幕ロースター

A+: Potomac Nationals。昨年のドラフト上位指名のAnthony RendonとMatt Purke、それにのMichael TaylorRobbie Rayと、4人のトッププロスペクトが集まり、他にも、Rick HagueJustin BloxomBlake KelsoRandolph OduberZach WaltersDavid FreitasCameron SelikMatt GraceJosh Smokerと目白押し。一番面白そうなチームです。

ただし、Purke、Ray、Hague、Waltersの3人はフロリダでもう少し調整してからの合流となる予定です。PurkeとRayは故障というより、イニング数管理の観点が強いようで、心配はしていません。

A: Hagerstown Suns 開幕ロースター

A: Hagerstwon Sunsの開幕ロースター。Rendonに続く昨年のドラフト1順目の2人(Alex Meyer、Brian Goodwin)がここで開幕を迎えます。 まず注目はこの2人。さらに、4順目のKylin Turnbull、5順目のMatthew Skole、6順目のTaylor Hill、7順目のBrian Dupra、8順目のGregory Holtと上位からの指名選手がずらりと並んでいます。

この他の注目選手としては、ドミニカ出身で20歳になったばかりのWirkin EstevezAdrian NietoJason MartinsonBryce Ortegaといったところです。

シーズンプレビューの代わり(その4): 開幕ロースターを見ての雑感

開幕25人ロースターが確定。最後の最後にLannanの降格という大きなサプライズがありましたが、それは別記事で書きました。

ロースターを眺めての全体の印象としては、故障者が多過ぎです。Adam LaRocheは何とか間に合いましたが、当初開幕ロースターと期待していたうち、クローザー(Drew Storen)、レフト(Michael Morse)、センター(Rick Ankeil)が故障者リストで開幕。王建民も悪い予想が当たってしまいました。

[Rotation]
Stephen Strasburg
Gio Gonzalez 
Jordan Zimmermann
Edwin Jackson
Ross Detwiler
(DL: Chen-Ming Wang)

開幕投手は私の予想を裏切ってStrasburgとなりました。160イニングの投球回数制限に達するまで全力で走り切ってくれれば、今年はそれでOKです。Jacksonまでの4人は健康に投げていれば結果はついてくるはず。王建民は早ければ4月下旬に復帰見通しで、そうなるとDetwilerに与えられる機会は4登板程度。Lannanを落としてまでローテーションに入れてもらったことをプレッシャーに感じるのではなく、しっかり結果を残し、フロントを大いに悩ませてくれることを期待しています。

[Bullpen]
Tyler Clippard
Henry Rodriguez 
Sean Burnett
Brad Lidge
Ryan Mattheus
Craig Stammen
Tom Gorzelanny
(DL: Drew Storen)

クローザーとして不動の地位を築いていたはずのStorenがひじの違和感を訴え、スプリングトレーニングではわずか2試合の登板。検査結果は手術は必要ないというもので、しばらく休んだ後、ブルペンセッションを開始しています。今のところ、4月中には戻ってくると言われていますが、無理はさせないでしょう。Storen不在の間、クローザーはH-RodかLidgeのどちらかが務めると言われていますが、個人的にはH-Rodに任せてみたいかな。Clippardはいずれにしてもセットアッパーとして期待しています。Gorzelannyはスプリングトレーニングの最初の登板で滅多打ちに遭ったときには解雇は不可避と思われましたが、その後持ち直し、結局残ってしまいました。残ったからにはしっかりブルペン投手としてしっかり仕事してください。最後の席の1席を争っていたはずのRyan MattheusとCraig Stammenの2人が、Lanannの降格とChad Durbinの解雇によりそろって残りました。Stammenはロングリリーフなので、Storenが復帰したときに落とされる可能性が高いのはMattheus。予想を覆せるでしょうか。

[Catcher]
Wilson Ramos
Jesus Flores

順当な結果。2人とも健康でなによりです。打撃成績ではFloresが圧倒しましたが、スプリングトレーニングの数字はあまり当てになりません。少なくとも今のところ正捕手はRamosです。

[Infielder]
Adam LaRoche
Danny Espinosa
Ian Desmond
Ryan Zimmerman
Steve Lombardozzi 
Chad Tracy

LombardozziはAAAで常時プレーしたほうがいいと今も思っていますが、残したからには出場機会を与えてあげてください。ただ、Desmondは右打者、EspinosaとLombardozziはともに両打ちということでプラトーン体制も組みにくく、どう使っていくのかよく分かりません。Tracyはおそらく代打での起用となるでしょうが、現時点ではMorseかAnkielが復帰したときに外される最初の候補。開幕直後から印象に残る結果が求められます。

[Outfielder]
Jason Werth 
Roger Bernadina
Mark DeRosa
Brett Carroll
Xavier Nady
(DL: Michael Morse)
(DL: Rick Ankiel)

内野が本職のDeRosaですが、相次ぐ故障者のためどうやら開幕直後はレフトを守ることが多くなりそうです。センターは、右投手が先発の時はBernadinaが起用される見込み。牽制悪送球を右ひざに受けてひやりとしましたが、何とか間に合いました。Ankielの故障で回ってきたチャンス。今度こそしっかりつかんでください。左投手が先発の時は、Carrollが入るのか、Werthがセンターに回ってNadyかDeRosaがライトに入るのか。個人的にはCarrollは買っていません。


【補足:元ナッツのその後】

スプリングトレーニング前に記事を書いておきましたが、その後をフォローアップ。

  • マイナー契約ながらアストロズのローテーションに入るものと見込まれていたLivan Hernandezでしたが、5試合に先発して防御率5.63と結果を残せず、3月30日のゲーム前に解雇されてしまいました。ところが、わずか20分後、その日の対戦相手ブレーブスとメジャー契約(75万ドル+インセンティブ)を結び、そのまま反対側のベンチに座るという驚きの展開となりました。ブレーブスではロングリリーフを努めるようです。 
  • 他のマイナー契約招待選手の中では、Austin Kearns(マーリンズ)、Nick Johnson(オリオールズ)、Peter Orr (フィリーズ)、Miguel Batista(メッツ)、Chad Gaudin(マーリンズ)が開幕25人に入りました。Kearns、Johnsonはよく打って残りました。Brian Bixler(アストロズ)は、今日の時点ではロースターから漏れましたが、レギュラー選手の故障の状況次第で最後に追加されるかもしれないそうです。
  • メジャー契約の選手はだいたい予想通り。40人ロースターから外れたのは最後の最後にヤンキースからDFAされたJustin Maxwellくらい。.310/.408/.429、6盗塁(失敗なし)と結果を残しましたが、ヤンキースでは層が厚すぎました。Collin Balester(タイガース)はしっかり生き残りました。 DL開幕が、右足骨折で数ヶ月の遅れと言われるMichael Martinez(フィリーズ)と、自転車事故に遭って一時は生命も危ぶまれたお嬢さんに付き添ったために出遅れたJason Marquis(ツインズ)。Marquisは先発5番手が必要になるタイミングでは復帰するようです。昨季は悪夢のようなシーズンを送ったAdam Dunn(ホワイトソックス)がスプリングトレーニングでは絶好調。復活なるでしょうか。 
  • Gio Gonzlaezのトレードでアスレティックスに行った選手のうち、Tom Miloneが先発3番手の座をつかみましたが、Brad Peacockは打ち込まれて早々にAAA行き。Derek Norrisも3人の捕手に先行され、AAAで開幕となっています。 
  • ルール5で指名されていた選手では、Erik Komatsu(カージナルス)が控え外野手として開幕ロースター入りを果たしました。Allen Craigが復帰してきたときにも残してもらえそうな気配です。悔しいですが、日系人ということもありこのまま頑張ってくれること期待しましょう。もう1人、ヤンキースのBret Meyersは結局スプリングトレーニングでの登板はなし。15日DLで開幕を迎えることになりました。返してくれ。 
  • Pudge Rodriguezはロイヤルズなどが関心を示しているという噂もありましたが、依然所属先は未定・・・。

2012/04/04

Lannan がトレード志願

John Lannanがビートライター宛にメールを送り、Rizzo GMに対してトレードを志願したこと明らかにしました。

気持ちは分からないでもないですが、500万ドルの年俸を引き受ける球団はなかなかなさそうです。さりとてナショナルズが年俸負担してまでトレードに出すことを支持する気にはなれません。下記のメールにあるLannanの自己評価(実績のあるメジャーのローテーション投手)は、全くその通りですが、500万ドルという年俸水準に見合う投手であると評価されていない事実は事実。これを受け入れなければなりません。

まずは、AAAでしっかり投げることです。ナショナルズに昇格する機会は必ずきます。そのときに成績を残して株を上げ、そして、(ナショナルズがこれ以上の高額契約を提示することは考えられないので)ノンテンダーFAとして晴れて市場に出ればいいのです。

何とかこのように目標を切り替えてくれないだろうか。これが、短期的にも長期的にもLannan本人を含む全ての関係者にとってベストだと思うのですが。

以下、Lannanのメール全文。Washington Post のAdam Kilgoreの記事からの転載です。

I am certainly disappointed in the Nationals’ decision. I met with Mike Rizzo for the second time since I received the news to tell him exactly how I feel, and my agent has also spoken to Mike. I know what my rights and the team’s rights are, and while I am still a member of the Washington Nationals organization, I let Mike know that I believe a trade would be the best solution for everyone in both the short and long term. 
I believe that I belong in a big-league rotation. I am a proven major-league starting pitcher, with a track record of success. 
I appreciate all the opportunities the Nationals organization has given me throughout the years. I’ve done a lot for this organization through some tough times. I anticipated on being part of the team’s next exciting chapter. If the Nationals feel they don’t need me or want me with the current make-up of the team, I can respect their decision. However, I’m very confident that I am capable of making a meaningful contribution to a major-league team.  
This transaction will not change who I am or how I approach my business. I will continue to prepare myself for the season and look forward to the opportunity to pitch for a major-league team in the near future. I appreciate the space that you have given me over the past 24 hours. This will be the last time that I make any public comments on yesterday’s transaction or my future with the Nationals’ organization. My focus from here on out will be on playing the game that I love and demonstrating the professionalism that I have exhibited throughout my career.

シーズンプレビューの代わり(その3): テキトーなシーズン予想

今年もやります、テキトーなシーズン予想。スプリングトレーニングの予想で王建民が故障するなんて書いてしまったことを(もちろん因果関係はないわけですが)後悔しているので、故障離脱、不振といった悪い予想はなし(ぼかした記述)にしました。あくまで前向きな予想です。

1. Bryce Harperのメジャーデビューは5月29日
バットでは開幕からしっかり数字を残すものの、センター守備の習得に手間取りしばらくAAAに留め置かれる。5月下旬に3試合連続本塁打など手を付けられないほどヒートアップしたところで昇格し、振り返ることなくセンターのレギュラーを確保。メジャーでは打率3割、20本塁打。シーズン
終盤のプレーオフ争いで印象的な活躍をし、僅差ながら新人王を獲得(次点はレッズのDevin Mesoraco捕手)。

2. リードオフはIan Desmondが死守
好スタートに成功し、例によって不調の波が大きいながらも一見すると悪くない数字のまま推移。シーズンを通じて1番ショートを守り切る。最終的には、チーム最多の160試合に出場し、打率.280、30盗塁、100得点を記録。

3. Xavier Nadyはシーズンを通じて貢献
DLで開幕を迎えるMorse、Ankeilが復帰する4月中旬のタイミングで、Brett Carroll、Xavier Nady、Chad Tracyの3人のうち2人が切られる予定になっていますが、そうそう予定通りに上手くはいかず、早い段階で切られるのはTracyのみ。その後、Harperの昇格にともないCarrollがDFA。Nadyはシーズン終了までベンチプレーヤーとして貢献。

4. Stephen Strasburgがノーヒッターを記録
4月26日、地元サンディエゴでのパドレス戦。9奪三振、与四球1の準完全試合。8月中旬に160イニングに達するまでに、13勝、190奪三振、防御率2.79を記録し、サイ・ヤング投票でも下位票を獲得して5位に入る。

5. John Lannanは6月下旬にメジャー復帰
誰がどう欠けるとはあえて言いませんが、ローテーションのスポットが空いて6月下旬にメジャー復帰。その後一度はマイナーに戻されるも、Strasburgのシャットアウト後に再昇格。シーズン7勝。ワールドシリーズでも先発4番手として登板。

6. オールスターにはRyan Zimmerman、Strasburg
初の複数選出。Zimmermanはファン投票での選出。ファイナルボートにWilson Ramosが載るも落選。

7.  トレード期限にCarlos Quentinを補強
トレード期限では買い手に回って外野手、ブルペンの補強を探る。Michael Bournの獲得を画策するも結局まとまらず、パドレスからCarlos Quentinを獲得。Michael Morseをファーストに回してAdam LaRocheはベンチへ。

8. Jordan Zimmermannがサイ・ヤング投票2位
チーム投手MVPはJordan Zimmermann。シーズン通じてローテーションを守り、33先発、20勝、210奪三振、防御率2.52と大ブレーク。サイ・ヤング投票でも堂々の2位(1位はフィリーズのCole Hamelsが独走)。

9. ZimmermanがMVP投票2位
野手MVPはZimmerman。開幕から打ちまくり、夏場にやや失速するも、終盤のプレーオフ争いでは再び大きくチームに貢献。打率.332で首位打者を獲得。28本塁打、115打点。シルバースラッガー、ゴールドグラブも文句なしに受賞。リーグMVP投票では惜しくも2位に終わる(1位はレッズのJoey Votto)。

10. 初のリーグ制覇!
開幕ダッシュに成功し4月で貯金5。5月後半から6月にかけて失速し、一時はフィリーズ、マーリンズに抜かれ3位まで後退するが、7月末にマーリンズをとらえ、さらに9月の最終週にフィリーズを抜いて1ゲーム差で初の地区優勝。ディビジョン・シリーズでレッズを破り、さらにリーグ・チャンピオンシップでフィリーズを破って、球団史上初のリーグ優勝を果たす。シリーズMVPは3本塁打10打点のMorse。ワールドシリーズでは2勝4敗でタイガースに敗れる。


【プレーオフ進出チーム予想】
(ナショナル・リーグ)
東:ナショナルズ
中:レッズ
西:Dバックス
ワイルドカード:①フィリーズ、②ロッキーズ
(アメリカン・リーグ)
東:レイズ
中:タイガース
西:エンゼルス
ワイルドカード:①レンジャーズ、②レッドソックス

ST カット情報

スプリングトレーニング開始時点の全参加選手一覧(斜体はマイナー契約招待選手)。開幕25人ロースターまで、カット情報をフォローします。

[PITCHER]
Jordan Zimmermann
Stephen Strasburg
Gio Gonzalez
Edwin Jackson
Ross Detwiler
Craig Stammen
Tyler Clippard
Sean Burnett
Henry Rodriguez
Brad Lidge
Tom Gorzelanny
Ryan Mattheus
Chien-Ming Wang 4/3 15 days DL
Drew Storen 4/3 15 days DL
Cole Kimball [injured] 4/3 60 days DL
John Lannan 4/3 optioned to AAA
Chad Durbin 4/3 released 
Ryan Perry 3/29 optioned to AAA
Atahualpa Severino 3/29 optioned to AAA
Yunesky Maya 3/15 optioned to AAA
Jeff Fulchino 3/15 minor
Waldis Joaquin 3/15 minor
Matt Purke 3/12 optioned to A+
Rafael Martin 3/12 minor
Austin Bibens-Dirkx 3/12 minor

[CATCHER]
Wilson Ramos
Jesus Flores
Carlos Maldonado 4/1 minor 
Jhonatan Solano 3/18 optioned to AAA
Sandy Leon 3/12 minor

[INFIELDER]
Adam LaRoche
Danny Espinosa
Ryan Zimmerman
Ian Desmond
Mark DeRosa
Steve Lombardozzi
Chad Tracy
Xavier Nady 
Chris Marrero [injured] 4/3 60 days DL
Andres Blanco 3/29 released
Tyler Moore 3/18 optioned to AAA
Mark Teahen 3/18 minor
Anthony Rendon 3/12 optioned to A+
Carlos Rivero 3/12 optioned to AAA
Jarrett Hoffpauir 3/12 minor

[OUTFIELDER]
Jason Werth
Roger Bernadina
Brett Carroll
Rick Ankiel 4/3 15 days DL
Michael Morse 4/3 15 days DL
Jason Michaels 3/29 released
Bryce Harper 3/18 optioned to AAA
Eury Perez 3/15 optioned to AA
Corey Brown 3/12 minor
Xavier Paul 3/12 minor

3/12
スプリングトレーニングも3分の1を過ぎたところで最初のロースターカット。Purke、Rendon、Leon、Rivero、Brown、Paul、Hoffpauir、Martin、Bidens-Dirkxの9人がマイナーキャンプ行きとなりました。PurkeとRendonの関連記事はこちら。残念だったのはBrown。この春はしっかり結果を残して攻守とも評価を上げていましたが、左打ちの外野手でAnkiel、Bernadinaと重複していることもあり、ここでカットされました。Johnson監督からも高く評価されておりいずれチャンスは与えられるでしょう。故障せず(この選手にはこれがポイント)、AAAでしっかり待っていて下さい。

Cory Brown 8G 17AB 7H 1double 1HR 3RBI 2K 1SB .412/.412/.647

3/15
Maya、Fulchino、Joaquinの3投手とPerezをカット。Perezはメジャーの雰囲気を味わってくれれば、という程度の期待感でしたが、意外にがんばりました。走攻守のいずれでも大きく認知・評価を高めました。開幕はAAですがシーズン中のメジャーデビューも夢ではないところまで来たという手ごたえを感じていることでしょう。課題は選球眼かな。

Eury Perez 8G 18AB 6H 1double 4R 1RBI 1BB 3K .333/.368/.389

3/18
HarperにAAA行きを通告(関連記事)。同時にMoore、Solano、Teahanもカットされました。この中で注目はMoore。スプリングトレーニングも序盤はほんの1打席とかの出場でしたが、そんな中でも結果を残し、18日には初めてファーストでフル出場、そして初本塁打、と波に乗ってきたところだっただけにかなり意外(つい先程書いた記事で開幕メジャーもあるかもと書いてしまいました)。しかし、過去2年、マイナーで示した打棒がスプリングトレーニングながらメジャーでも通用することを示し、最後に最高の好印象を残しての降格。もちろんAAAで好調を維持することが前提ですが、LaRoche、Morseの故障の状況しだいではメジャーデビューも近いかもしれません。


Tyler Moore 15G 27AB 8H 2double 1HR 4RBI 0BB 4K .296/.286/.481
(注:OBPの計算式が(H+BB+HBP)/(AB+BB+HBP+SF)であるため、0BB、0HBP、1SFのMooreでは、打率をOBPが上回る珍現象が起きています。)

3/28
しばらく動きがなく、そろそろ次のカットかなと思っていたら、逆に増えました(笑)。しばらく前にマイナー契約を結びマイナーキャンプにいたXavier Nadyがメジャーキャンプに呼ばれ、Brett Carroll、Jason Michaels、Chad Tracyあたりとのベンチ争いに参入することになりました。

3/29
Severino、Perry、Blanco、Michaelsの3人をカット。Severinoは同じ左腕のBurnett、Detwilerがブルペン入り確実で、Gorzelannyがオプション切れ(かつ年俸300万ドル)ということもあって、予定通りの降格。スプリングトレーニングではわずか5回1/3とあまり機会を与えられませんでしたが、まずまずの内容でした。Perryは8回を投げて2四球9奪三振と上々の内容でここまで残っていましたがもオプションを残していることから想定内の降格。2人ともシーズン中の昇格は十分ありうるでしょう。AAAで頑張ってください。Blancoは19試合も出場させてもらいながら.063/.088/.156という無残な数字では当然の結果。Michaelsはベンチ枠をCarroll、Tracyと争いましたが、攻守に精細を欠きここで脱落。本人の意向により解雇となりました。これで右打ち外野手でCarrollの開幕ベンチ入りは当確と言われています。
(追記:Michaelsとはマイナー契約で再契約。Blancoはフィリーズとマイナー契約。)

4/1 
ベテラン捕手のMaldonadoをマイナー行きとしました。ここまでお疲れ様でした。

4/3 
最後のロースター整理。LannanのAAA行きは別記事を書きました。マイナー契約招待選手のDurbinを契約に従い本人の希望に沿って解雇(1時間後にブレーブスとメジャー契約)。また、王、Storen、Morse、Ankielの4人を15日故障者リストに、Marrero、Kimballを60日故障者リストに登載。以上の結果、ブルペンスポットを争ってきたMattheus、Stammenがそろって開幕ロースターを獲得しました。

2012/04/03

ショック ! Lannan マイナー行き !

ショックです。John LannanがAAAで開幕を迎えることになりました。

(しばし放心状態だったこともあり、あまり整理できていませんが、思いつくままに書いていきます。)

開幕25人ロースターは今日の午後5時(東部時間)までにセットする必要があったのですが、その直前、(期限は火曜日ではなく水曜日の午後5時でした)レッドソックスとの最後のスプリングトレーニングの試合中に、Johnson監督から本人にマイナー行きが通告されました。

代わって先発5番手にはRoss Detwilerが入り、王建民が復帰してくるまで5回ほど先発の機会を与えられることになります。わずか1週間前の自身の発言を覆すことになったJohnson監督の説明は、「LannanがどうこうというよりDetwilerが勝ち取ったもの。Detwilerに機会を与えることがチームの現在そして将来にとってベストと判断した」というものでした。「考えを変えた(changed heart)」ことを率直に認めていました。そして、Lannanへの通告について「難しいことだった。できることならやりたくなかった」と苦しい胸のうちを明らかにしています。

Lannanが先発5番手と監督が表明した3月26日以降、3月30日の登板でDetwilerが快投したのに対してLannanが翌日の登板でピリッとしなかったことが大きな要因だったということのようです。また、Lannanにブルペン投手の経験がほとんどなく、ロングリリーフとしてベンチに置いておくことが選択肢になかったことも理由として挙げられています。

そして、マイナーオプションの問題。皮肉にもメジャーに昇格した後すんなりと定着したためLannanにはマイナーオプションが1つ残っているのに対して、何度もメジャーとマイナーを行ったり来たりしてきたDetwilerあるいはTom Gorzelannyは残していません。もとより、今回の措置はLannanを戦力外としたものではなく、AAAでローテーションどおりに調整を続けさせ、必要になったところで昇格してくることが期待されています。メジャーのローテーションの5人に王建民を合わせるとLannanの前には6人がいるわけですが、シーズンを6人で回せることはまず考えられません。特に今季のナショナルズはStrasburgの投球回数制限という制約も課されており、Lannanが必要とされる日は必ず来ると思われます。他球団に奪われる(ウェイバーにかける)リスクを犯さずにシーズンを通じて戦える戦力を保持し続けるためには、チームとして正しい選択だったと言えるかもしれません。

チームとしては、年俸500万ドルの投手をマイナーに送ることになるわけですから、経済的にはまったく不合理な選択です。故障が理由でなくシーズン開幕直前にマイナーにオプションされた選手としては史上最高年俸だそうです。それでもシーズンを通じた戦力の充実を優先した判断は英断とさえ呼ぶべきかもしれません。

それにしても、チームがどん底だった時代にずっと支えてくれた功労者に対する仕打ちとして、心情的にはなんともやりきれないです。このLannanの降格の結果として開幕メジャーが確定したCraig Stammenのインタビューが先ほどローカルニュースで流れていましたが、嬉しそうでなくむしろ沈鬱な表情でした。

本人のショックは難くありません。試合後、ビートライターにつかまることなく球場を後にしたLannan。落ち着くまではそっとしておいてあげたいところですが、ローテーション通りなら、あさってのSyracuse Chiefsの開幕戦で投げることになります。

今回の球団の判断は、心情よりも、経済よりも、チームの戦力を優先した、ビジネス判断と評価できると思います。トレードを志願するのではないかないかといった観測もありますが、今季の年俸500万ドルは保証されているのだから、Lannanもビジネスと割り切ってしっかり投げてください。

またナショナルズのユニフォームを着てマウンドに戻ってきてくれる日を心から待っています。