2017/09/28

9/27 Roark最終登板は不安の残る内容

L5-7@PHI (Season 95-63)
Roark(L13-11) 4.2IP 6ER 7H 5BB 3K
Turner 3/3 BB HBP R 2SB(43,44)
Murphy 1/2 double 3BB R RBI
Taylor 3/5 HR(18) R RBI SB(17)
Harper 1/4 R SB(3)

今日も2番レフトで先発のBryce Harper。6回裏の守備から交代しましたが、4度打席に立ち、1安打。盗塁も決めてホームまで帰ってきたことからも膝の状態は大丈夫なようです。順調順調。

この試合を入れて残り5試合、つまり先発投手にとってはいよいよレギュラーシーズンの最終登板となります。その一番手となったのが今日の先発Tanner Roarkでしたが、残念ながらかなり不安の残る内容となりました。初回は先頭打者に四球を与えつつ無失点では切り抜けましたが、2回にはやはり先頭打者を歩かせた後に3連打され、さらに四球もあって3失点。3,4回はランナーを出しながら無失点でしたが、味方が3点を取って逆転してくれた直後の5回裏に打ち込まれました。この回もやはり先頭打者の四球から始まり、2死までこぎつけたものの三塁打、二塁打と打たれて逆転されたところでノックアウト。とにかくコントロールが悪く、ストライクゾーンは甘いところに行くという、シーズン序盤の悪いRoarkそのもの。不安です。

打線ではTrea Turnerが全5打席で出塁し、盗塁も2つ決めて(1つ刺されましたが)好調と言っていい状態。またMichael Taylorもソロ本塁打を含む3安打でセンターのレギュラーとして盤石な状態。Daniel Murphy、Anthony Rendonも悪くないように見えました。心配なのはチャンスにことごとく凡退して5打数ノーヒットのRyan Zimmerman。ここにきてシーズン打率も3割を切ってしまいました。何とか3割まで戻してほしい・・・・。

2017/09/27

9/26 Harper復帰

L1-4@PHI (Season 95-62)
Gio(L15-8) 5.0IP 3ER 5H 5BB 7K
Kendrick 1/3 HR R RBI

2回表にHowie Kendrickがソロホームランを打ちましたが、その後は無得点。4回以降に出したランナーは四死球が1つずつの2人だけ。6回以降はフィリーズブルペンの前に毎回2つ以上の三振を喫するほど元気がありませんでした。

投げては、先発のGio Gonzalezが制球に苦しみ、5回までに109球を投げることとなり、3回裏の3失点で敗戦投手。

まあ今日は仕方ないかな。

それよりなにより、今日はBryce Harperが帰ってきたことです。ヒットこそありませんでしたが、第1打席では四球で出塁。守備も無難にこなしていました。5回の守備から退きましたが、これも予定通り。少しずつ出場時間を増やしていく方針のようです(完全な調整モードですね)。

ロースター異動まとめ(2017年9月)

9/1 セプテンバー・コールアップ! Romero, Madson, Fedde, Adams, Read
9/4 FeddeがDL入り, A.J. ColeとPedro Severinoが昇格
9/7 Victor Roblesがメジャー初昇格, Stevenson, Bautistaも再昇格
9/8 Adrian Sanchezも再昇格
9/26 Bryce Harperが復帰


● セプテンバー・コールアップ! Romero, Madson, Fedde, Adams, Read
9月になり、25人ロースターが取り払われたことから、10日DL入りしていたEnny RomeroRyan Madsonが形式上復帰しました。2人ともまだすぐにメジャーで登板できる状態ではないものの、リハビリ登板・ブルペンセッションを行っており、近く実戦復帰できる見込みです。

一方、Erick FeddeAustin AdamsRaudy Readの3人にとってはいわゆるセプテンバー・コールアップでの昇格です。Feddeの再昇格については賛否両論ありそうですが、まあ優勝争いの雰囲気を味わせるという意義は認められると思います。Adamsは7月のメジャーデビューでは1死も取れずに降板という記録しか残っていませんので、まずは最初のアウトを記録するチャンスを与えて上げてほしいと思います。捕手のReadにとっては嬉しい初昇格。今季はAAでしっかりとした打撃成績を残していた打てる捕手。もっともこのタイミングでの昇格は予定外。試合中に打球を受けたMatt Wietersを少し休ませたいというベンチの判断と、Pedro Severinoがオプションされてから10日間は再昇格できないという要因が重なってのもの。メジャーデビューの機会まで幸運で引き寄せることができるでしょうか。


●  FeddeがDL入り, A.J. ColeとPedro Severinoが昇格
Feddeはやはりシーズン終了となりました。英断だと思います。今シーズンはブルペンに回る時期があったり、メジャーデビューを経験したりで疲労がたまっていたとしても当然。十分投げました。オプションされてから10日経っていないA.J. Coleを4日の先発投手として呼び戻すために、形の上では右腕痛みによるDL入りとなっていますが、大した故障ではない模様。しっかり休んで、来年のスプリングトレーニングでは先発ローテーション投手に名乗りを上げるくらいのピッチングを期待したい。

で、A.J. Coleがメジャー復帰し、4日に先発しました。このままレギュラーシーズン終了まではローテーション投手として投げるはず。こちらも来季の先発ローテーション入りに向けてアピールを期待したい。

また、オプションされてから10日のルールが満たされたPedro Severinoも昇格。かと言ってこの時期ですからRaudy Readも引き続きメジャーに帯同(4日の試合ではメジャー初安打を記録)。


● Victor Roblesがメジャー初昇格, Stevenson, Bautistaも再昇格
マイナーリーグのシーズンが終わったところで、Andrew StevensonRafael Bautistaの両外野手がメジャーに合流。2人は既に40人ロースターに入っていたので、このタイミングで再昇格してくることは予想通りでした。

驚いたのは、同じタイミングでVictor Roblesがメジャーに初昇格したことでした(40人ロースターは、Erick Feddeを60日DLに移すことで対応)。組織内(というかMLB全体でもトップ10に入る)トッププロスペクトの20歳の外野手。今シーズンはAAの投手をしっかり打ち込んでいたとはいえ、20歳という若さ、まだ40人ロースターに入っていないこと、10月に開幕するAFLのロースターに名前を連ねていたことから、来季のメジャーデビューを見据えているんだろうと思っていましたので、このタイミングで呼ばれたのは全くの予想外。どの程度出場機会があるかは分かりませんが、頑張ってもらいたいですね。

なお、このRoblesの昇格に直接の影響があったのかどうかは分かりませんが、Brian Goodwinの今シーズンの復帰はなさそうだという情報が入ってきました。数日前にはランニングを開始したとの情報があり、シーズン終盤には間に合うと思っていましたが、状況が変わった模様。良いシーズンを送っていただけに残念です。


● Adrian Sanchezも再昇格
最後にAAAにオプションされてから10日が経過したAdrian Sanchezもメジャーに戻ってきました。これでセプテンバー・コールアップは打ち止めのようです。(ちなみに、40人ロースターに入っていながら呼ばれていないのは、故障者を除くとTrevor Gott、Austin Voth、Jose Marmolejosの3人だけ)


● Bryce HarperがDLから復帰
8月13日からDL入りしていたBryce Harperが復帰してきました。一時はシーズン絶望かと思われたましたが、なんとかポストシーズン前に間に合い、ほっとしました。いるといないでは大違い(数字上も、Harper離脱前に1試合平均6点台だった得点力が、離脱後は5点台前半まで落ちていましたから)。残り6試合で調整し、ポストシーズンでは爆発してくれることを期待しましょう。

2017/09/26

9/25 Harperは風邪で復帰遅れ

W3-1@PHI (Season 95-61)
Cole(W3-5) 5.2IP 1ER 6H 2BB 5K
Doolittle(SV21) 1.0IP 0ER K
Taylor 1/3 HR(17) BB R 2RBI SB(16)
Werth 1/4 R RBI

約1か月半戦列を離れ、この試合でDLから復帰すると言われていたBryce Harper。ラインナップが発表されたときに先発オーダーにも控えにも名前がなかったことから、膝の状態が悪化したのかと騒然となりましたが、実は風邪をひいただけだったそうです。残り試合数を考えると1日でも早く復帰して調整したほうがいいのは確かですが、まあ風邪なら。まずは、しっかり治しましょう。

試合は2回表にMichael Taylorの2ランで先制すると、先発のA.J. Coleが6回2死で降板するまでソロ本塁打による1失点のみと好投。ブルペンもOliver Perez、Matt Grace、Matt Albersとつないで最後はSean Doolittleまで、計3回1/3で許した走者は四球の1人だけという見事なリリーフできっちり勝ち切りました。

ポストシーズンに向けてロースターをどうするのかという点が残っていますが、ブルペンは、今日投げたDoolittle、Albers、Grace、Perezの4人にRyan Madson、Brandon Kintzlerまでは確定、あと2人の8人体制ならSammy SolisとJoe Blantonで決まりでしょうが、あと1人なら9月に入ってからは無失点を続けているSolisかなあ。ベンチバットは皆目見当が付きません。

MVP: Michael Taylor

2017/09/24

9/24 NLDSのホーム側は確定

W3-2@NYM (Season 94-61)
Scherzer(W16-6) 6.0IP 1ER 3H 1BB 10K
Turner 1/4 HR(11) R 2RBI
Lobaton 2/3 RBI

Max Scherzerが6回1失点の好投。初回こそ、2番Jose Reyesにライトフェンスへの大飛球(Victor Roblesの好捕に救われた)、3番Brandon Nimmoにはライトスタンド2階席に届くソロ本塁打を続けて打たれるなどやや不穏でしたが、2回以降は落ち着いて無失点。毎回の10奪三振も含め、全く心配のないScherzerでした。チームトップの16勝目。ドジャーズのピッチャーも勝ったため2勝差は変わらずで、最多勝はなくなりました。防御率でも追いつくことは難しそうですが、登板試合/イニング数、奪三振数では圧倒です。果たしてサイ・ヤング賞はどうなるでしょうか。お互いあと1試合ずつの登板予定です。

早々に1点を追いかけることになった打線。3回表にTrea Turnerの2ランで逆転すると、5回にMichael Taylorのシングル・二盗(悪送球)で作った無死3塁のチャンスでJose Lobatonがレフト前にポトリと落としてもう1点。チームで5安打とやや寂しくはありましたが、援護としては十分でした。

前日はほとんど完ぺきだったブルペン陣でしたが、この日は8回裏に登板したRyan Madsonが3本のヒットを打たれて1点差に詰め寄られてSammy Solisに交代させられたり、9回裏には(Sean Doolittleではなく)Brandon Kintzlerがマウンドに上がったものの2本のシングルなどで2死2,3塁と一打逆転サヨナラ負けのピンチを作ったりと、なかなか危なっかしい内容でしたが、それでもリードを守りきりました。Kintzlerはナショナルズに来てからは初のセーブです。

残り7試合で、おそらくNLDSの相手となるであろうカブスとの差を7ゲーム以上とし、NLDSでのホーム側を確定させました。100勝やドジャーズを抜いてリーグ勝率トップというのも数字上は残っていますが、あまり現実的ではなくなっています。無理せず、しっかり調整を進めて下さい。

そういう意味で心配なのは、3連戦全て欠場したRyan Zimmermanの状態。理由は「いろいろと痛めているため」としか明らかにされていません。まあ、シーズン終盤のこの時期ですからいろいろ痛めているのは確かでしょうし、ポストシーズンに向けての調整を優先しているということであればいいのですが。

MVP: Max Scherzer

9/23 ブルペンが粘り, 最後はMurphyが決勝弾

W4-3(10)@NYM (Season 93-61)
Strasburg 5.0IP 3ER 7H 1BB 6K
Solis(W) 1.0IP 0ER 2K
Doolittle(SV20) 1.0IP 0ER 1BB 2K
Lind 2/2 HR(14) BB R 2RBI
Wieters 1/5 HR(10) R RBI
Murphy 2/5 double HR(23) 2R RBI

先発のStephen Strasburgは今日はピリッとしませんでした。初回の無死2,3塁のピンチは何とか切り抜けましたが、2回も先頭打者にヒットを打たれ(後続の下位打線は三者三振)、そして3回もやはり先頭打者にヒットを打たれたのを皮切りに4本の長短打を打たれて3失点。4,5回は三者凡退に抑えて試合は壊しませんでしたが、疲労困憊という感じで(また数はまだ90球手前ながら)5回を投げたところで降板となりました。

ただ、今日はブルペンが実に素晴らしかったですね。Matt Albers、Brandon Kintzler、Ryan Madson(三者連続三振)、Sammy Solisとつなぎ、リードした後の10回裏はSean Doolittleが各1イニング、つまり計5イニングを無失点。許した走者もKintzlerが打たれたシングルと、Doolittleが1人歩かせただけ。2塁ベースさえ踏ませませんでした。

打線はといえば、リードされた直後の4回にAdam Lindが2ラン、続く5回にMatt Wietersがソロを打って同点とはしましたが、その後は再三得点圏にランナーを送りながらあと一本が出ないイライラする展開。嫌な流れではありましたが、延長10回、先頭のDaniel Murphyがセンターへソロホームランを打って勝負あり。さすがメッツキラーです。

MVP: Daniel Murphy


2017/09/23

9/22 残念ですがJacksonはもう

L6-7@NYM (Season 92-61)
Jackson 4.2IP 6ER 8H 2BB 4K
Blanton(L2-4) 1.0IP 1ER 2H 1K
Lind HR(13) 1/3 HR(13) 2BB 2R 3RBI
Robles 1/4 triple 2RBI
Kendrick 2/4 double 2R RBI

前日にアトランタから移動してきたのが遅かったこともあり、レギュラー陣は休養。控えメンバーで組まれたラインナップでしたが、3回表にAdam Lindがライトスタンドへ逆転3ランを放つと、5回表にはVictor Roblesの左中間への2ラントリプルなどでさらに3点を追加し、5回表を終えて6-1とリード。

2回にソロ本塁打を打たれたとはいえ、3回、4回とゼロに抑えていたEdwin Jacksonがこのまま勝ち投手になるかと思われましたが、5回裏、4本のシングルで2点を返され、なお2死1,2塁からTravis d'Arnaudにはセンター左へ3ランを被弾。同点に追い付かれたところで降板となってしまいました。9月に入っての4試合で計16イニングしか投げられず、防御率は12.38という惨憺たる数字。4試合とも2本以上ホームランを打たれているのも悪材料です。7月にナショナルズに復帰してからの好調ぶり(7-8月の8試合では平均6回1/3を投げて防御率2.94だった)は、今シーズンの「いい話」の1つでしたが、残念ですがもう限界のようです。ローテーション通りならあと1回回っていますが、投げさせるかな。A.J. Coleに登板機会を与えるほうが有意義なように思います。

2017/09/22

Prospect Profile #13: Drew Ward

[2017年9月更新, 2016年4月更新, 2015年3月更新, 2014年5月オリジナル]

2014年第3回、全体第13弾は2013年のドラフトで高校生ではトップとなる3順目で指名したDrew Ward三塁手です。

[Player Data]
Name: Drew Ward
Position: 3B
Born: November 25, 1994
Birthplace: Leedey, Oklahoma
School: Leedey HS (Oklahoma)
Height: 6-3
Weight: 215
Bats: Left
Throws: Right
Draft: 2013-3 WAS
Acquired: Draft
BA Organization Rank: 14(2014) ⇒8(2015) ⇒ 16(2016) ⇒ 12(2017)
BA Overall Rank: NA

[Scouting Report]
まだまだ荒削りだが上限はかなり高く、左のパワーバットとしてオールスター級の選手になれる素材。最大の魅力はパワー。入団時に既に体は出来上がっており、甘い球を引っ張ってホームランにすることはもとより、左方向(流し打ち)でさえギャップを抜くパワーを持つ。また選球眼も高い評価。高校時代はショートを守り、肩、守備範囲ともそれなりの評価を受けていたが、入団後は三塁にコンバートされている。三塁守備でも進歩は見せているが、今後さらに体が大きくなるようであれば一塁へのコンバートも視野に入ってくる。

[Background]
(高校での成績など当てにならないが、ともかく)2013年の春シーズンに.575/.785/1.150という数字を残し、ドラフト前のBAランキングで89位に評価されていた高校生野手。オクラホマ大への進学を表明していたが、ナショナルズがスロットを上回る契約金を提示して早々に契約。

2013年はGCLで三塁手、DHとして49試合に出場し、.292/.402/.387という悪くない成績。三振もやや多いが、四球も良く選び高い出塁率を残したことは評価できる。本塁打がわずかに1本と期待されたパワーが発揮されていないことはやや気になる。守備は高校時代のショートとは異なる三塁手として起用されたが、35試合で4エラーと頑張り、GCLのシーズン終了後のオールスターに選出された。

2014年は、ショートシーズンでの開幕という大方の予想に反し、Hagerstown(A)で開幕。最初の1か月は小さな故障に見舞われたが、その後は健康にほぼフルシーズン、115試合に出場し、.269/.341/.413の成績。121三振はやや多いものの、2ケタ10本塁打を放った長打力は入団時の期待に応えるもの。ポストシーズンの7試合でも26打数9安打3四球と活躍。

Potomac(A+)に昇格して迎えた2015年シーズン。8月に短期間DL入りしたもののほぼフルシーズン、プレーしたが、期待したほどの打撃成績は残せなかった。A+での成績は、111試合に出場して、.249/.327/.358。本塁打も6本に終わった。秋にはアリゾナ秋季リーグに派遣されたが、そこでも打率1割に満たない成績で、プロスペクトとしての評価を下げる1年となった。

2016年シーズンは再びPotomac(A+)で開幕。開幕から20試合ほどで既に5本塁打の好スタートを切ると、そのまま64試合で.278/.377/.491。11本塁打と長打も見せ、オールスターに選出された後、6月末にHarrisburg(AA)に初昇格。AAでは38試合で.228/.324/.339とやや苦しんだものの、一歩前進した感じのシーズンとなった。 さらにオフに派遣されたAFLでも21試合で.309/.391/.383とよく打って評価を上げた。

2017年はHarrisburg(AA)でフルシーズン、レギュラー三塁手を務め、.235/.325/.356、10本塁打の成績。6月に短期間のDL入りがあり、その影響もあってか6月の打率が.103だったため全体の数字を引き下げたが、5月の打率は.296、7月以降は.247。22歳でAAプレーしたことを思えば悪くない。

[Comment]
ゆっくりだが着実にステップアップしてきている。来季は開幕からSyracuse(AAA)かな、それとももう一度Harrisburg(AA)かな。いずれにせよ、スプリングトレーニングには呼ばれるでしょうし、活躍すればメジャーデビューが見えるところまできました。あと少し。(2017年9月)

2015年は苦労しましたが、高卒3年目でのA+挑戦はオーバーマッチだったと割り切り、思い切り再チャンレンジしてくれればいいと思います。守備の評価が決して高くないので、コーリングカードとなりうるのは長打力。今季は(打率はともかく)ホームランを量産してくれることを期待しています。出足は好調。このまま頑張って。(2016年4月)

エリート・プロスペクトと呼ばれるには少し足りませんが、高卒入団のフルシーズン初年度としては十分高く評価できる2014年シーズンとなりました。今季はAの再挑戦になるか、A+に強気の昇格となるかは分かりませんが、どちらにしても思い切った打撃を続けてくれることを期待しています。(2015年3月)

Aでの開幕という球団の強気の判断がここまでは吉と出ています。このままの成績を続け、全体トップ100に入るようなトッププロスペクトに仲間入りしてくれると嬉しいですね。(2014年5月)

Prospect Profile #20: Jakson Reetz

[2017年9月更新, 2016年4月更新, 2014年11月オリジナル]

区切りの第20回は、2014年ドラフト3順目入団のJakson Reetz捕手。ファーストネームはJacksonではなくJakson。ふむ。

[Player Data]
Name: Jakson Reetz
Position: CA
Born: January 3, 1996
Birthplace: Hickman, NE
School: Norris HS (NE)
Height: 6-1
Weight: 195
Bats: Right
Throws: Right
Draft: 2014-3
Acquired: Draft
BA organization Rank: NA
BA Overall Rank: 14(2015) ⇒ 14(2016) ⇒ 18(2017)

[Scouting Report]
スイングスピードと選球眼に優れる。現状ではラインドライブヒッターだが、将来的にはスラッガーになれる素材とされる。捕手としての守備力はまだまだこれからだが、強肩で運動能力が高いためこれから育つ可能性は十分ある。走力も並以上。

[Background]
ネブラスカ州出身の捕手。高校全米代表にも選ばれた逸材。直前のBAランキング62位と、1順目あるいは2順目で指名されてもよいほど高い評価を受けていた(高校生捕手では最も高い評価)。

2014年ドラフト3順目でナショナルズが指名。ネブラスカ大に進学する可能性もあったが、意外にも指名から1週間と経たないうちに契約。早々にGCL Nationalsで実戦デビュー。捕手、DHとして43試合に出場し、.274/.429/.368という高卒1年目の18歳としては十分過ぎる成績を残した。特に出塁率の高さは注目に値する。盗塁も6つ記録。

2015年はAuburn(SS)に参戦したが、36試合に出場して.212/.326/.248と苦しんだ。特に長打は132打席でわずかに二塁打が4本。それでもBAなどの識者の評価は決して下がっていない。19歳で年長の大卒ルーキーの中に放り込まれた結果と割り切ってくれれば。

2016年はHagerstown(A)に初挑戦。.230/.346/.357という成績は物足りないが、高卒3年目にとってはチャンジングなリーグでレギュラー捕手として88試合、ほぼフルシーズンプレーしたことで成長したはず。特に終盤の8-9月に.286/.388/.429と打ったことは好材料。

2017年は開幕からしばらくフロリダに止め置かれ、5月にHagerstownに合流。26試合に出場したところでPotomac(A+)に昇格し、以降シーズン終了までほぼレギュラーとしてマスクをかぶり続けた。打撃成績はHagerstownで.238/.345/.344、Potomacで.236/.327/.371とほぼ同じ。長打力も伸びていない。

[Comment]
2016年、2017年と2年続けてほぼ健康にプレーし、着実にステップアップしていることは評価できる。捕手としての経験も積んでいることでしょう。ただ、そろそろバットのほうでブレークスルーが欲しいところです。(2017年9月)

2015年は打撃で結果が出せなかったにもかかわらず2016年にAに昇格させてもらっているところを見ても、プロスペクトとしての期待はまだまだ大きいと言えるでしょう。年長者の中に放り込まれて揉まれる中で、しっかりと育ってくれることを期待し、今年もMy Top 10 Prospectsに選びました。頑張れ!(2016年4月)

2014年ドラフトは、1順目のErick FeddeがTJで出遅れ、2順目は契約できず、ということもあって3順目のReetzに大いに期待が寄せられています。いまやオークランドでレギュラーを張るようになったDerek Norrisのような選手になってくれるといいな、と応援していきます。(2014年11月)

9/21 Roarkに援護なし

L2-3@ATL (Season 92-60)
Roark(L13-10) 7.0IP 3ER 6H 0BB 7K
Zimmerman 1/3 HR(34) R RBI
Wieters 1/3 RBI

Tanner Roarkはよく投げました。1回裏の先頭打者からトリプル、シングルと連打されて1点、4回裏にも4本の長短打にエラーも絡んで2点を失いましたが、それ以外の5イニングで許した走者はエラーによる1人だけ。無四球、101球で7イニングを投げ終え、しっかりと試合を作りました。援護がなく負け投手となり、二けた10敗目が付きはしましたが、決して調子は下がっていないと思われます。

打線はナックルボーラーのR.A. Dickeyの前にからっきし打てませんでした。2回表にRyan Zimmermanがソロホームランを打ちましたが、それ以降7回を終えるまでに出した走者はシングルヒットのTrea Turnerだけで、しかもそのTurnerも牽制で刺される始末。8回にMatt Wietersのタイムリーで1点差まで迫りましたが、反撃もそこまで。9回は(前日四球連発だった)Arodys Vizcainoの前に三者連続三振(ナックルの後だけに剛速球に見えたんでしょうね)。

切り替えて。

2017/09/21

9/20 Gioも15勝目

W7-3@ATL (Season 92-59)
Gio(W15-7) 7.0IP 2ER 3H 1BB 8K
Taylor 3/4 RBI
Lind 1/4 2RBI
Turner 2/5 double HR(10) 2R RBI

開幕からずっと好調を維持してきたGio Gonzalez。前々回、前回と打ち込まれ、ポストシーズンに向けてやや不安を感じさせていましたが、今回は見事なピッチングでした。被安打はわずか3本。うち2本が1回裏のFreddie Freemanと5回裏のKurt Suzukiによるホームランだったため2失点でしたが、緩急を上手に使ういつもながらのピッチングでブレーブス打線を手玉に取ったという印象。唯一のピンチは2人のランナーを背負った6回裏でしたが、1死1,2塁でFreemanをセンターフライに打ち取るなどしてピンチ脱出。7回裏も三者凡退で終えて、味方の反撃を待ちました。

1回表の初球をTrea Turnerが叩いた先頭打者本塁打以降0を並べていた打線が8回表にようやく覚醒。1死からWilmer Difoが内野安打、Turnerが二塁打で続くと、Jayson Werth、Daniel Murphy(同点)、Ryan Zimmerman(決勝点)、Anthony Rendon(ダメ押し)が4連続で歩き逆転に成功。さらに、Adam Lind、Michael Taylorに連続タイムリーが出てこの回一挙6得点。

これでGioに勝ち投手の権利が発生し、Max Scherzerをぴったりマークする15勝目。3本柱で次に登板予定のStephen Strasburgも勝てば15勝。防御率でもほぼ拮抗しており、この3人の争いは最後まで楽しみです。

MVP: Gio Gonzalez

9/19 記録ラッシュの一戦

W4-2@ATL (Season 91-59)
Scherzer(W15-6) 7.0IP 2ER 5H 1BB 7K
Doolittle(SV19) 1.0IP 0ER 1K
Zimmerman 3/5 double 2RBI
Turner 2/4 double BB 2R RBI 2SB(41,42)
Rendon 2/5 double RBI

先発はMax Scherzer。4,5回に1点ずつは失いましたが、後半に行くにつれて球速が上がるポストシーズンを見据えた調整ピッチングで7回を112球で投げ切り、15勝目。並んでいたGio Gonzalez、Stephen Strasburgから抜け出しチームトップ。サイヤング賞を争うドジャーズのピッチャーとの差も2勝に縮めました。そして、この日の7奪三振を加えてシーズン253奪三振。4シーズン連続での250奪三振超えというのは、MLB史上4人目の快挙となりました。

打線は3回に4本の長短打を集めて2点を先制。うち、2点目はRyan Zimmermanのタイムリーによるものでこれでシーズン100打点に到達。自身、2009年以来3度目の大台です。5回にも貴重な追加点となる3点目のタイムリーを打って、101打点。ルーキーイヤーの2006年に記録した110打点の自己最多も射程圏に入ってきました。打率も3割を維持しています。このまま3割、30本、100(110)打点を記録してくれることを期待したい。

また、3回の先制タイムリーを打ったTrea Turnerは足で記録を作りました。7回にシーズン41個目の盗塁となる三盗を決めて2006年のAlfonso Sorianoの球団記録に並び、さらに9回には二盗に成功して42個。あっさりと球団新を更新。しかもSorianoがフルシーズン159試合に出場しての記録だったのに対して、TurnerはDL入りもあってわずか88試合での達成。DL入りがなかったらと思わざるを得ません。まあ、来シーズンに期待しましょう。

そして4-2で迎えた9回はSean Doolittleが登板し、ぴしゃりと3人で締めてゲームセット。Doolittleはナショナルズに加入して19度のセーブ機会全てで成功しています。またアスレティックスで記録した3つも合わせての22セーブは自己最多タイ。こちらもあっさりと更新しそうです。

とまあ、シーズン終盤らしく記録に目が行くわけですが、ポストシーズンを見据えて、上記の4人がしっかり調子を上げていることは大きな収穫。また、Bryce Harperがだいぶ動けるようになっていて、どうやらシーズンが終わる前に復帰できそうというニュースも履いています。とにかく追加のけが人がでないこと、それだけはお願いします。

MVP: Ryan Zimmerman

2017/09/19

9/17 Zimmermanの2発で逆転勝利

W7-1 Dodgers (Season 90-59)
Strasburg(W14-4) 6.0IP 1ER 3H 3BB 8K
Zimmerman 3/4 2HR(32, 33) 2R 4RBI
Murphy 2/4 R
Lind 1/1 HR(12) R 2RBI

先発は34イニング連続無失点中のStephen Strasburg。この試合も初回は無失点に抑え、ましたが、2回に2死3塁からLogan Forsythe に二塁打を打たれて失点。記録を35イニングで途切れました。この二塁打はセンターのMichael Taylorがグラブに当てながら落としたものでしたが、むしろよくあそこまで追いついたというべきプレー。だからこそ、公式記録もエラーではなく二塁打なわけです。Strasburg自身も「ホームランかと思った」とコメントして全くTaylorを責めてはいませんでした。

ということで早々に1失点してしまったStrasburgでしたが、動じることなく淡々と投げ続け、6回まで追加点を許しませんでした。

ただ、打線がなかなかStrasburgを援護できず。5回裏には2死1,2塁からJayson Werthが打ったレフト線への打球をファールと判定され、白線のチョークが跳ねている映像があるにもかかわらずチャレンジで覆らないという何とも言えないプレーもあったりしてかなり雰囲気は悪かったようです。

そんな雰囲気を覆したのが、Ryan Zimmermanの一打でした。6回裏1死1,3塁で打席に入り、カウント3-1から高めに入ってきたスライダーをいかにもZimらしく右中間にはじき返し、打球はそのままスタンドへ。逆転3ラン。さらに8回裏には高めの速球を叩き、やはり右中間スタンドへ2打席連続のソロホームラン。この2本目がシーズン33号。13試合を残し、2009年に記録した自己ベストに並びました。打点もこれで99。やはり2009年以来となる100打点の大台に王手です。大事なところで打ってくれる、頼もしき大ベテランです。

ドジャーズ相手に3連敗しなかったことの意味は、先々大きそうです。

MVP: Ryan Zimmerman

2017/09/16

9/16 ColeとRobbie Ray

L2-3 Dodgers (Season 89-59)
Cole(L2-5) 5.0+IP 3ER
Rendon 2/3 HR(24) BB R RBI
Turner 1/4 RBI

ポストシーズンに向けての調整の一環から先発ローテーションを6人で回したことで先発機会を得たA.J. Cole。12日に中継ぎ登板で2イニング投げた後で、ちょっと調整が難しかったと思います。そこそこ打たれながらもなんとか5回を投げて3失点、試合は壊しませんでした。球数90球だったので、ここで降板しても良かったと思いますが、前日に3回途中からと酷使されたブルペンをいたわる意味もあってか6回も続投させられましたが、シングル、死球で結局降板。なんとなく嫌な感じで終わりました。

昨年もシーズン終盤にメジャーのローテーションで投げながらポストシーズンのロースターには入れず。シーズン防御率は5.17。今シーズンもここまで7試合に先発(試合に登板)し、防御率は4.43。ポストシーズンで先発することはないでしょう。投げている姿やボールを見ると、一線級という感じはなく、来シーズンも同じような立ち場となりそうな感じを受けています。

この点、2010年ドラフト(1順目1位はBryce Harper)の同期で同じく高卒入団のRobbie Rayとはずいぶんと差をつけられました。Coleはドラフト前にBAで全体16位と評価されるエリートプロスペクトで、ナショナルズが4順目で指名したときには興奮させられましたし、その後も一時的にA’sにトレードされていたことを含めて期待感をもって育成させられてきましたが、今一つ開花できずにいます。これに対し、12順目で指名されて入団したRayのほうは、着実にステップアップしていた2013年のオフにあのDoug Fisterのトレードでタイガースに移籍。その後、Dバックスにトレードされて先発ローテーションに定着し、今季はここまで14勝、200超の奪三振と大ブレーク。オールスターにも選出されています。Fisterのトレードの評価は「ナショナルズの大勝」と言われてきましたが、あれから4年が経過し、「逃がした魚は大きかった」に変わってきたかもしれません。ColeがRayのことをどれほど意識しているかはわかりませんが、是非触発されてオフに鍛えなおしてきてくれることを期待したいですね。

さて、Coleの話が長くなりましたが、ともかくColeは6回途中3失点で最低限の仕事をして降板。ブルペン陣も昨日に引き続き、追加点を許さずに踏ん張りました。が、打線が。今日はRich Hill以下の投手陣の前に2点止まり。昨日に続くチーム4安打ではどうにもなりません。Hillだってポストシーズンでは投げてくるでしょうに。

祝勝会ムードはそろそろ終わりにして、気を引き締めてまいりましょう。

9/15 Jackson 黄信号

L0-7 Dodgers (Season 89-58)
Jackson(L5-6) 2.1IP 7ER 6H(3HR) 2BB 2K

前々回6回途中5失点、前回4回途中5失点と打たれて連敗していたEdwin Jackson。ポストシーズンのロースター入りに向けてこの辺りで信頼を取り戻す必要がありましたが、なんと最悪の3回途中7失点ノックアウトとなりました。しかも対戦が想定されるドジャーズ相手。StrasburgやScherzerが離脱して苦しかった時期に支えてくれた貢献があるのであまり悪く言うつもりはありませんが、これでは大事な試合は任せられません。ポストシーズンの先発は、Scherzer、Strasburg、Gio、Roarkで確定と見ていいでしょう。しっかり調整するだけです。

さて、打線はAlex Woodの前に沈黙。Woodはポストシーズンでも投げるでしょうから、しっかり打ち込んでおきたかったのですが。まあ、切り替えて。

2017/09/15

9/14 若手の力で連敗ストップ

W5-2 Braves (Season 89-57)
Roark(W13-9) 6.0IP 2ER 4H 1BB 7K
Doolittle(SV18) 1.0IP 0ER 1H 1K
Robles 2/4 triple 2R RBI
Sanchez 1/2 double BB 2RBI  
Lind 2/3 BB 2R
Werth 2/4 RBI

地区優勝を決めた後、いいところなく2連敗。この日はレギュラー陣を休ませて若手を起用しましたが、その若手が活躍し、連敗をストップしました。

初回はまずTrea Turnerが二塁打で出塁し、続くJayson Werthのタイムリーで生還。そして、4回裏には1死1塁から、2度目の先発機会を与えらえたVictor Roblesが右中間をライナーで破ると俊足を飛ばしてそのまま三塁打(このあと、内野ゴロの間に生還)。さらに1点差に迫られた直後の6回裏、Roblesが1死1塁からひっかけた打球がサードの悪送球を誘い、1死2,3塁のチャンスとなり、Adrian Sanchezが見事にレフト線に2点タイムリー。

6回を終えて5-2とリードすれば、盤石のブルペンの出番です。7回はMatt Albers、8回はRyan Madson、そして9回はSean Doolittleがいずれも無失点で終えて快勝。さすがです。

先発のTanner Roarkも6回を投げて2ラン本塁打の失点だけと好投。シーズン序盤の不安定ぶりは過去のもの。8月以降の8試合は全て3失点以下。十分ポストシーズンでも計算できます。

それにしてもRoblesはいい選手。先発でもっと見たいですね。

MVP: Victor Robles

2017/09/14

9/13 Scherzer 7回に息切れ

L2-8 Braves (Season 88-57)
Scherzer(L14-6) 6.0+IP 7ER 7H 6BB 7K
Turner 3/4 2R SB(40)

6回を終えるまでのMax ScherzerはいつものScherzerでした。味方の守備ミス(記録上はエラーになっていませんが)が絡んで2点こそ失いましたが、7奪三振。そこまで90球でまだ疲れる球数ではないはずでしたが、7回表、8,9(代打)、1番を3者連続で歩かせた後、2番のDansby Swansonに2点タイムリーを打たれ、Freddie Freemanを敬遠し、再び無死満塁としたところで降板となりました。この時点で2-4。この後出てきたBrandon KintzlerがMatt Kempに満塁弾を打たれたため、Scherzerの自責点はなんと7。

打線はといえば、今日は少し元気があり、初回にAnthony Rendonに先制タイムリーが出て、逆転された直後の6回裏にはWilmer Difoが同点タイムリーを打ちました。が、大量リードされた後はあっさりしたものでした。良い材料はTrea Turnerがバットでも足でも調子を上げてきていること。初回の盗塁がシーズン40個目。お願いだから故障だけはしないでください。

2017/09/13

9/12 祝勝会疲れ?

L0-8 Braves (Season 88-56)
Gio(L14-7) 5.0IP 5ER 7H 1BB 8K
Zimmerman 2/4
Taylor 2/4

地区優勝を決めた翌日は祝勝会疲れが残るというのはよくある話ですが(したがって、レギュラー陣が休むこともある)、今回のナショナルズは一日オフを挟んだので酔いは酔めているはずでしたが、この試合では攻守に全くを精彩を欠いていました。

先発のGio Gonzalezは、初回からボールが先行し、球数がどんどん増える苦しいピッチング。初回はタイムリーの1点だけでしたが、3回にはFreddie Freemanに3ランを打たれ、4回にも失点。5回まで投げて計5失点。奇跡のサイヤング賞は一気に遠ざかってしまいました。

打つほうも、ヒットは9本も出ましたが、チャンスでは1本が出ず。サインミスからの盗塁失敗や牽制で刺されたりでランナーを失ったことも痛く、無得点の完封負け。

怪我しなきゃいいです、とは言いましたが、これだけ弛んではいけません。

2017/09/12

Prospect Profile #36: Seth Romero

[2017年9月オリジナル]
シリーズ36回目は、2017年ドラフト1順目入団のSeth Romeroです。

[Player Data]
Name: Seth Romero
Position: LHP
Born: April 16, 1996
Birthplace: West Columbia, TX
School: Houston (dismissed)
Height: 6-3
Weight: 240
Bats: Left
Throws: Left
Draft: 2017-1(25)
Acquired: Draft
BA organization Rank: NA
BA Overall Rank: NA

[Scouting Report]
最大の武器はスリークォーター気味の左腕から投じるスライダー。これでバットに空を切らせ三振の山を築くことができる。速球も90マイル台半ばをコンスタントに計時。ドラフト時点でかなり完成度は高いと言われていた。

[Background]
ヒューストン大のエースとして2017年ドラフトのトップ10指名の候補であったが、マリファナ使用、夜間無断外出、チームメイトとの喧嘩などが理由で2度の出場停止処分を受けた末、5月に退学処分。以降はScott Borasのファシリティでトレーニングしながらドラフトに備えた。

ドラフトでは、ナショナルズが全体25位で指名。簡単かと思いきや期限当日にようやく契約合意。その後しばらくフロリダでの調整を続け、8月1日にGCLでプロデビューした。すぐにAuburn(SS)のローテーションに加わり、シーズン終了まで6試合に先発。無失点の日もあれば派手に打ち込まれる日もあって、計20イニングで5.40/1.25という数字に終わった。ただ、20イニングで32奪三振は目を見張るものがある。

[Comment]
素行リスクがあると言われていますが、プロになれば自覚も育ってくるものと信じて見守っていきます。(2017年9月)

Prospect Profile #35: Luis Garcia 

[2017年9月オリジナル]
2017年のマイナーリーグのシーズンが終わったところで、6月にGCLでプロデビューを果たしたLuis Garciaについて書いておきます。当シリーズ初の2000年代生まれの選手。

[Player Data]
Name: Luis Victoriano (Mendoza) Garcia
Position: SS
Born: May 16, 2000
Birthplace: New York, NY
School: NA
Height: 6-0
Weight: 190
Bats: Left
Throws: Right
Draft: NA
Acquired: International FA
BA organization Rank: 7(2017)
BA Overall Rank: NA

[Scouting Report]
左打席からどの方向にも鋭いライナーを打てる打撃センスが高い評価を受けている。走力も平均以上。強肩で守備範囲も広く、ショートとしてやっていける身体能力を持つ。現時点ではパワーに欠けるが、成長すれば付いてくると期待される。

[Background]
出生地はNYCとなっているが、ドミニカ共和国の育ち。同名の父も1999年にタイガースでプレーしたショート(8試合9打席だけだが)。

2016年7月の国際FA選手との契約解禁日直前のBAランキングで全体3位と極めて高く評価されていた。2016年の夏、16歳でナショナルズと契約。その年はプレーせず。

2017年シーズンはドミニカ共和国で開催される教育リーグに参加するとの予想に反し、いきなり6月に開幕したGCLでプロデビュー。開幕当初はやや出遅れたが、次第にしっかり打つようになり、シーズン最終週に打率3割を超えた。レギュラーシーズンの成績は、49試合で.302/.330/.387。打率に加え、25得点、22打点、11盗塁はいずれもチームトップの数字。ポストシーズンの4試合でも全て安打を記録した(計17打数6安打)。

[Comment]
当シリーズでもこれだけ若い選手を取り上げるのは初めてになります。16歳から17歳で過ごしたプロ1年目はまずは大成功。どこまでどう育つか、じっくりとフォローしていきたいと思います。(2017年9月)

2017/09/10

地区優勝決定!!

フィリーズに勝った後、延長にもつれ込んだマーリンズとブレーブスの試合を見守り、11回裏にブレーブスがサヨナラ勝ちを決めた瞬間、ナショナルズのナ・リーグ東地区の優勝も決まりました。

2012、2014年と偶数年に勝った後、奇数年には敗れてきましたが、今回は2016、2017年と初の連覇。この6年で4度目の優勝です。

現時点で、2位マーリンズとは実に20ゲーム差。19試合を残した時点での地区優勝はこの4度の優勝でも最速、9月10日の優勝も同様です。

地区優勝(ポストシーズン進出)を決めたのは全30球団でも一番乗り。NLCSの対戦相手は中地区のカブスで決まったかと思っていましたが、ブリューワーズが直接対決3連戦で3連勝したため差は一気に2ゲームまで詰まり、わからなくなりました。

NLDSで中地区優勝チームと対戦するというのは、西地区のドジャーズがナ・リーグ最高勝率で優勝するという前提に立ったものですが、これが面白いことになっています(ドジャーズファンの人すみません)。それまでMLBシーズン最多勝記録の更新も期待されたドジャーズが、8月27日以降、なんと1勝15敗(その1勝も1-0の辛勝)の底なし沼にはまってしまいました。結果、8月26日終了時点で14.5ゲーム差あったナショナルズとの差が、9月10日終了時点でなんと4ゲーム差。残り試合数からすると、十分逆転の可能性はありそうです。

いずれにせよ、ポストシーズンに向けてしっかりと体調を整えることが何より重要。昨年のWilson Ramosのような惨劇がないことだけを願います。

9/10 Strasburg 34イニング連続無失点(継続中)【M1】

W3-2 Phillies (Season 88-55)
Strasburg(W13-4) 8.0IP 0ER 2H 1BB 10K
Madson(SV1) 1.0IP 2ER 3H K
Turner 2/4 triple HR(9) 2R RBI
Difo 2/4
Sanchez 1/4 double R RBI
Robles 1/2 HBP double RBI

マジック2。ナショナルズが勝利し、同時刻に始まった試合でマーリンズが敗れれば地区優勝が決まる試合。

前の試合まで26イニング連続無失点を継続していた先発のStephen Strasburgは、この日もキレッキレの投球でフィリーズ打線に全く付け入るスキを与えませんでした。4回にFreddy Garvisを歩かせたのが最初のランナー(次の打者で併殺)。5回1死からMaikel Francoにシングルを打たれ、ノーヒッターはなくなりましたが、8回まで2塁を踏ませることすらなく無失点。奪三振10。球数が108球に達したこともあって9回表の打席で代打を送られて降板しましたが、連続無失点イニングを32まで伸ばし、なお継続中。速球も変化球もキレまくりで全く打たれる気がしません。

そんなStrasburgを援護すべき打線ですが、21連戦の最後の日となった今日はベテランを休ませるというBaker監督の方針で若手中心のラインナップが組まれました(Victor Roblesも5番センターで初先発)。フィリーズ先発のやはりルーキーBen Livelyに対して5回までは無失点に抑えられましたが(最終的にLivelyは8回完投負け)、6回裏、先頭のTrea Turnerが三塁打で出塁すると、続くAdrian Sanchezがどん詰まりながらもレフト線に落とす二塁打でまず1点。さらに2死3塁となって、Roblesが右中間のフェンス直撃のタイムリーを打って、都合この回2点を先制しました。なお、Roblesにとっては嬉しいメジャー初安打初打点。ただし、悠々セーフの三塁打のはずが、滑り過ぎてベースから離れてしまったところをタッチされてアウトとなり、結果は二塁打となりました。さらに8回裏にはTurnerが9号ソロを放って3点のリードとしました。

3-0で迎えた9回表、クローザーのSean Doolittleは今日も休養(やや疲れがたまっているためとのことですが、昨日も休養だったのでちょっと気になります。)。代わって、Ryan Madsonがマウンドへ。セットアッパーとしては支配的なピッチングを続けてきたMadsonでしたが、クローザーはまた違うのでしょうか。連打で無死1,2塁とされると、2死までこぎつけながらNick Williamsに右中間に落とされて1点差。最後はRhys Hoskinsをサードゴロに打ち取ってゲームセットとなりましたが、ヒヤヒヤさせてくれました。

ともかくもフィリーズに勝利し、この時点でマジック1。まだ7回の攻防が続いていたマーリンズ対ブレーブスの試合結果待ちとなりました。

MVP: Stephen Strasburg

9/9 Jackson珍しく乱調【M2】

L4-5 Phillies (Season 87-55)
Jackson(L5-5) 3.1IP 5ER 7H 3BB 5K
Taylor 2/3 HR(16) BB R 3RBI
Kendrick 2/4 HR 2R RBI

良い日もあれば悪い日もあるというイメージの強いEdwin Jacksonですが、7月にナショナルズに加入してからは9試合に投げていずれも最低でも5イニングを投げ切ってくれていましたが、この日は最短の4回途中ノックアウトとなってしまいました。2回には2本のソロホームランで2点。4回には2本のタイムリーで2点を奪われ、さらに四球で1死満塁としたところで降板となりました。前回登板でも6回途中5失点で降板しており、ナショナルズでは初めての連敗。次回登板では結果が問われます。

というわけで、4回を終えて1-5と劣勢(1点は初回のHowie Kendrickのソロ)。でしたが、ここから、前日のヒーローMichael Taylorが頑張りました。まずは4回裏に左中間へ2ランホームラン。さらに次の打席、6回裏2死1,2塁でセンター前にはじき返し、これで1点差としました。しかし、Taylor 1人ではいかんとも。ブルペンは、4回途中から9回までをSammy Solis、A.J. Cole(2イニング)、Joe Blanton、Oliver Perez、そしてMatt Albersとつなぎ、フィリーズに追加点を与えませんでしたが、打線は7回、9回には先頭打者を出しました(9回はTaylorの四球)が、後が続きませんでした。

こうしてナショナルズは敗れましたが、マーリンズがブレーブスにサヨナラ負けを喫したため、マジックは1つ減って2。明日にも地区優勝が決まります。

9/8 Michael Taylor ショー【M3】

W11-10 Phillies (Season 87-54)
Scherzer(W14-5) 6.0IP 4ER 6H 3BB 7K
Doolittle(SV17) 1.0IP 0ER 3K
Taylor 4/5 triple HR(15) 2R 5RBI SB(14)
Turner 3/4 double HR(8) BB 2R 3RBI
Zimmerman 2/5 R 2RBI
Murphy 2/4 double BB R
Kendrick 2/4 2R

1回表、先発のMax Schezerが、1死から連続四球を与えた後Nick Williamsにセンター右へ3ランを打たれる不穏な立ち上がり。この後、10-4とリードした後の7回表、この回から2番手として登板したOliver Perezが2本のシングルの後Rhys Hoskinsに豪快にセンターへ3ランを被弾。さらに、11-7と4点のリードで迎えた最終回には、4点差ということでクローザーのSean Doolittleを休ませるために登板したはずのShawn Kelleyが2本のシングルの後Maikel Francoに打った瞬間それと分かる左中間への3ランを打たれ、あっという間に1点差。この後、Doolittleが出てきて三者連続三振に斬ってとって事なきを得ましたが、1試合に3本も3ランホームランを打たれながら、よくぞ勝ったものだと思います。

つまりは打線がよく打ってくれたから、に尽きるわけですが、今日の主役はMichael Taylorでした。2-3とリードされて迎えた3回裏1死満塁から打った打球はセンターへの鋭いライナー。これをセンターのOdubel Herreraが目測を誤って頭上を越され、ボールはセンターを転々。中継も乱れる間に3人のランナーに続いてTaylor自身もホームイン。極めて珍しいランニング満塁ホームランとなりました。さらに8回裏には2死2塁からレフトへタイムリースリーベースヒット。上述の通り、Kelley が3ランを被弾したので結果的にはこのTaylorの1点が決勝点となりました。

Taylorは守備でも7回表に1死2塁からセンター前ヒットでホームを狙った走者を刺す活躍。外野守備は、素晴らしい以外何も言うことはありません。

今日はマーリンズも勝ったので、ナショナルズの地区優勝マジックは1つ減って3となりました。

MVP: Michael Taylor

2017/09/08

プロスペクト・レポート(17年ドラフト組)

マイナーリーグのシーズンが終わりました。2017年ドラフト組として入団した33人の多くがプロデビュー。1順目のSeth Romeroについては先日の記事で書きましたので今回は他に目立つ成績を残した選手を紹介しておきます。

見てもらうと分かる通り「投高打低」。上位指名の投手陣は順調に好投し、下位でも頑張っている選手がいます。一方の野手は、ここでの紹介に値する成績を残したのは1人だけ。しかも高卒のJustin Connell。大卒の野手陣はことごとく躓いています。もともと指名された上位10人中9人が投手であったことから想定の範囲内ですが、それにしても。

さーて、このうち何人がプロスペクトとして今後育ってくれるでしょうか。

2. Wil Crowe, RHP, 9G(9GS) 24.1IP 17K 4BB 2.96/1.03 [Rk, SS]
GCLで2試合投げた後、Auburnで7試合に先発。いずれも3イニング以下の短い登板ながら結果は残しました。ホームランを3本打たれていることがやや気になります。

3. Nick Raquet, LHP, 12G(12GS) 53.1IP 24K 7BB 2.36/1.22 [Rk, SS]
ドラフト後すぐに契約し、GCLで1試合投げた後、Auburnで11試合に先発。最後の3試合では各6イニングを投げ切った。奪三振率がもう少し上がると期待感も高まるのですが。

5. Brigham Hill, RHP, 10G(9GS) 43.1IP 39K 8BB 4.98/1.41 [SS, A]
Auburnでプロデビュー。4試合で防御率2.63と好投し、早くもHagerstownに昇格。昇格後は防御率6.07と打たれましたが、奪三振率はかなり高いですね。

6. Kyle Johnson, RHP, 15G(7GS) 46.2IP 25BB 33K 3.28/1.41 [SS, A]
GCLで1試合投げた後、Auburnに昇格。当初はブルペンから投げていましたが、先発にコンバートされています。

7. Jackson Tetreault, RHP, 12G(6GS) 401.IP 38K 17BB 2.68/1.24 [Rk, SS]
やはりGCLでの1試合の後、Auburnに昇格。で、やはりブルペンから投げた後に先発にコンバートされました。四球がやや多いかな。

9. Alex Troop, LHP, 13G(3GS) 38.2IP 29K 9BB 3.03/1.06 [Rk, SS, A]
GCLでの1試合の後、Auburnで10試合に登板。好投が認められ、シーズン最終盤にはHagerstownに昇格しました。ブルペンからの登板が多いが、いずれも複数イニング投げており、先発になる可能性も残っていそうです。

11. Justin Connell, OF, 30G 113PA 14BB 10K .323/.407/.365 5SB [Rk]
高卒では最も早く指名した外野手。指名後すぐに契約し、7月上旬にはGCLに合流。7月は打率2割そこそこでしたが、8月に入ると打撃好調となり、17試合で.404/.500/.462という好成績。長打がないのはまだ18歳なのでしかたないでしょう。守備は主にレフトを守っていました。プロスペクトとしての期待感が高まっています。

20. Jake Cousins, RHP, 18G 32.2IP 27K 10BB 2.48/1.22 [GCL, SS]
話題先行の選手でしたが、マウンドでも結果を残しました。GCLで3試合に投げた後Auburnに昇格して15試合に登板ししっかり投げました。

21. Nelson Galindez, LHP, 12G(7GS) 38.0IP 27K 27BB 3.79/1.37 [Rk]
高卒入団の左腕。GCLで主に先発として3~5イニングを投げていました。与四球数が奪三振数と同じであることから明らかなようにコントロールに難はありますが、高卒ルーキーとしてはまずまずの結果。期待感は十分あります。

36. Gabe Klobosits, RHP, 20G 30.2IP 34K 8BB 1.47/1.01 [Rk, SS, A]
ドラフト指名はかなり下位のカレッジシニア(22歳)のブルペン右腕ということで、決して期待は大きくなかったのですが、意外にも好投し、GCLからAuburnへ、さらにHagerstownへと昇格を果たしました。

9/7 Turnerのタイムリーで逆転勝利【M4】

W4-3 Phillies (Season 86-54)
Roark(W12-9) 6.0IP 3ER 7H 1BB 6K
Doolittle(SV16) 1.0IP 0ER 1K
Turner 1/4 2RBI
Lind 2/3 R
De Aza 1/1 BB RBI
Wieters 1/4 double R RBI

2回裏にAlejandro De Azaのタイムリーで1点を取ったものの、その後は4回裏の1死2,3塁のチャンスを逃すなどランナーを出しながらあと1本が出ないナショナルズ打線。そうこうしているうちに先発のTanner Roarkが2本のソロホームランなどで3点を失い、劣勢で中盤を迎えていました。

しかし、6回裏に一気に反撃。先頭のAdam Lindがセンター前ヒットを足がかりに1死3塁からMatt Wietersが左中間を深々と破る二塁打を打って1点差。これでフィリーズ先発のAaron Nolaを降板させると、ブルペン投手からHowie Kendrickが四球を選び、続いてこの日メジャーに戻ってきた代打Rafael Bautistaがセンター前。1死満塁。この大チャンスで打席に入ったTrea Turnerが、見事に二遊間をゴロで破る逆転の2点タイムリーを放ちました。三振に倒れたもののファールで粘りまくったMichael Taylorを含め素晴らしい集中攻撃でした。

6回を終えて4-3とリード。となれば勝ちパターンのブルペンを投入です。7回表はBrandon Kintzlerが三者凡退(ただし、先頭打者のAndres Blancoにはセンターフェンスを越える同点弾となったはずの打球を打たれながら、Taylorがジャンプして取ってくれたのですが)。8回表もRyan Madsonが危なげなくシングルヒット1本に抑え、そして9回はSean Doolittleが圧倒。華麗な逆転勝利を収めました。

マーリンズは最終回までリードしながらブレーブスに逆転サヨナラ負け。地区優勝へのマジックは今日も2つ減って、4となりました。(あと22試合)

MVP: Trea Turner

2017/09/07

プロスペクト・レポート(MiLB閉幕)

9月第1週をもってマイナーリーグが閉幕しました。一部まだポストシーズンが続いていますが、ナショナルズ傘下でポストシーズンに残ったのはGCLナショナルズ(地区優勝を飾ったもののチャンピオンシップで惜しくも負けた)だけでしたので、全て終了です。

前回7月のレポート以降の状況を中心に、シーズンを振り返っておきます。成績は9月6日まで。

Andrew Stevenson, OF
29G 55PA 0HR 1RBI 5BB 17K .167/.245/.208 1SB [MAJOR]
79G 331PA 2HR 26RBI 19BB 72K .252/.298/.320 10SB [AAA]
20G 91PA 0HR 12RBI 11BB 19K .350/.429/.438 1SB [AA]
前回レポートの直前にデビューした後、7月27日に初安打を記録。しかし、代打や守備固めが中心での起用では結果を残せませんでした。マイナーでも新しいレベルで打ち始めるまでに時間がかかるスロースターターでしたが、それではメジャーでは出場機会がつかめません。8月下旬に故障者が復帰してくるとAAAに降格。AAAでは出場した全6試合で安打を記録し、意地を見せました。セプテンバー・コールアップで再昇格。

Victor Robles, OF
37G 158PA 3HR 14RBI 12BB 22K .324/.394/.489 11SB [AA] 
77G 338PA 7HR 33RBI 25BB 62K .289/.377/.495 16SB [A+]
前回レポートの直前にAAに昇格。最初の16試合は.242/.309/.403とやや苦しみましたが、8月11日以降シーズン終了までは出場した21試合中20試合で安打を記録(安打がなかったのは代打出場の1試合のみ)。その間、実に.390/.460/.558と打ちまくりました。プロスペクトとしての評価はこれ以上上がりようないくらい上がっています。再三トレードの噂が飛び交いましたが、手放さなくて本当によかったです。来季はメジャーデビューでしょう。( →と書いてまさに記事を投稿しようとしていたら、メジャー昇格のニュースが入ってきました!)

Carter Kieboom, SS
48G 210PA 8HR 26RBI 28BB 40K .296/.400/497 2SB [A]
5月からDL入りしていましたが、7月下旬になってようやくGCLでのリハビリ出場を開始。Auburn(SS)での7試合を経てようやく8月15日にHagerstown(A)に復帰すると、以降、シーズン終了までの19試合に出場し、.235/.402/.353の成績。故障さえなければ、と思わずにはいられませんが、高卒2年目でのこの成績は上々です。前半戦の活躍でトッププロスペクトの評価を受けるには至ったはず。来季の飛躍が期待されます。

Juan Soto, OF 
23G 96PA 3HR 14RBI 10BB 8K .360/.427/.523 1SB [A]
9G 27PA 0HR 4RBI 2BB 1K .320/.370/.440 0SB [Rk]
前回レポートで書いた通り、Hamate Boneの骨折で7月8日を最後に再びDL入り。シーズンも最後の最後、8月29日にようやくGCLでリハビリを再開。9月2日の最終戦では5打数5安打とうっぷんを晴らすかのように打ちました。故障により失われたシーズンとなってしまいましたが、出場すれば打てることは示しました。来季は健康に過ごしてくれることを期待しましょう。

Drew Ward, 3B 
121G 480PA 10HR 53RBI 55BB 131K .235/.325/.356 0SB [AA]
6月に短期間のDL入りがあり、その影響もあってか6月の打率が.103だったため全体の数字を引き下げましたが、5月は.296、7月以降は.247とまずまず。22歳で(リーグの平均年齢より2歳若くして)AAに挑戦し、121試合の経験を積んでのこの成績は(トッププロスペクトとして目を引くほどではないにせよ)悪くはありません。サードとしての守備スタッツも着実に向上しており、4歳年上のAnthony Rendonの後継者となる可能性は十分残しています。

Luis Garcia, SS
49G 211PA 1HR 22RBI 9BB 22K .302/.330/.387 11SB [Rk]
プロデビューから21試合経過した時点での前回レポートで「あまり打てていません」と書きましたが、その直後から打ち始め、以降の28試合では.360/.381/.474。シーズン打率も3割を超えて終えました。打率、得点、打点、盗塁はポストシーズンに進出したチームでもトップの数字。17歳に長打を求めても仕方ありませんので、これ以上ない好成績と言っていいでしょう。ポストシーズンの4試合でも全て安打を記録しました(計17打数6安打)。まずはオフの各種プロスペクトランキングでどれほどの評価を受けるか楽しみです。

Weston Davis, RHP
9G(9GS) 41.1IP 23K 15BB 5.88/1.50 [A] 
2G 9.0IP 8K 0BB 0.00/0.56 (SS)
Tyler WatsonとMcKenzie Millsの2人がトレードで出されてしまい、開幕前に期待した三人衆でただ1人残された形のDavis。前回レポートの後、Hagerstown(A)で5試合に登板し、計24回2/3を投げて防御率3.28と悪くない結果を残しましたが、その後再びDL入り。来シーズンこそはフルシーズンの活躍を期待したいところですが、健康な状態で開幕を迎えられるかどうかすら心配です。

Seth Romero, LHP
6G(6GS) 20.0IP 32K 6BB 5.40/1.25 [SS]
1G(1GS) 2.0IP 3K 2BB 0.00/1.00 [Rk]
契約後しばらくフロリダで調整を続け、8月1日にGCLでプロデビュー。すぐにAuburn(SS)のローテーションに加わり、シーズン終了まで6試合に先発。3試合で無失点かと思えば、3試合では3~5失点と派手に打ち込まれ、評価が難しい結果となりました。内容を見ると、与四球が多くない一方で、極めて高い奪三振率を記録しています。来シーズンの開幕はおそらくHagerstown(A)でしょう。そこでフルシーズン、どういうピッチングを見せられるかが勝負です。

Tyler Watson, LHP 
前回レポートの直後にトレードでツインズに移籍。移籍後もAで先発として投げています。

KcKenzie Mills, LHP
こちらも前回レポートの直後にフィリーズに移籍。移籍後A+に昇格しています。

Jesus Luzardo, LHP
前回レポートの直前にアスレティックスにトレード。移籍後はRkとSSで7試合に登板し、引き続き圧倒的なピッチングを続けたようです。

9/6 マーリンズを圧倒【M6】

W8-1@MIA (Season 85-54)
Gio(W14-6) 5.0IP 0ER 3H 3BB 4K
Zimmerman 3/5 HR(31) 3R 2RBI
Taylor 2/3 HR(14) BB R RBI
Rendon 2/4 BB R RBI
Turner 2/4 double BB 2R

いちおう地区2位でマジック対象のマーリンズ。マイアミに乗り込んでの3連戦で最低でも1つ勝てば十分と思っていましたが、終わってみれば3連勝スウィープ。特に3戦目はチーム力の差を見せつけるかのように圧倒しました。

主役は4番Ryan Zimmermanを中心とした打線でした。まず初回にZimmermanとHowie Kendrickのタイムリーで2点を先制。4回にはZimmermanが流し打ちで二階席まで運ぶ31号ソロで3点目。6回にはJayson Werthの犠飛で1点を追加すると、その後Jose Lobatonが押し出し四球を選んでもう1点。さらにAdam Lindが頑張って走って併殺崩れとする間にもう1点。止めは8回表のMichael Taylorのレフトへの特大ホームラン。9回にもAnthony Rendonにタイムリーが出て、小刻みに加点して結局8得点。いつもこういう攻撃ができればいいのですが、まあ、この試合に関してはマーリンズの投手陣の力(集中力)不足という感じでした。

投げては先発のGio Gonzalezが苦しみながらも5回無失点。この日は制球に苦しみ、特に4回裏は四球、シングル、四球で無死満塁のピンチを招きましたが、後続をショートライナー(運がありました)、三振、三振で切り抜けました。さらに5回裏も、2本のシングルで1死1,2塁とされ、一発出れば同点(その時点では3-0でリード)という場面でGiancarlo Stantonを迎えましたが、6-4-3の併殺でなんとかなんとか無失点。100球を超えたこともあり、5イニングで降板となりました。当然防御率はまた下がり2.50。素晴らしい。

この3連戦でマジックを6つも減らし。残りはなんと6。まだ23試合も残っていますが。

MVP: Ryan Zimmerman

2017/09/06

9/5 Strasburg 26イニング連続無失点【M8】

W2-1@MIA (84-54)
Strasburg(W12-4) 6.0IP 0ER 6H 0BB 8K
Doolittle(SV15) 1.0IP 0ER(1R) 1H
Severino 2/4 RBI
Lind 2/3 double BB R
Murphy 2/4 HR(22) R RBI

前回登板で完封勝利を飾ったStephen Strasburgが先発。この日も序盤から安定したピッチングでゼロを並べていきました。特に変化球のキレが抜群に良く、面白いように空振りを取っていました。さらに無四球ということで制球もばっちり。ところが、前々回登板と同じように左足に張りが出てしまい、球数はまだ90でしたが、ゼロを6つ並べたところで降板となりました。まあ、それでも26イニング連続無失点の球団新記録を樹立(まだMLB記録の59イニングの半分にも達しておらず、30イニングを越えないとMLB全体では騒がれませんが)。先発投手としての仕事としては十分。

打線はまたも低調に戻ってしまいましたが、そんな中2回表1死1,3塁からPedro Severinoがライト前にはじき返してまず1点。なかなかチャンスが与えられないSeverinoですが、健康なら攻守にいい影響を与え続けています。そして、試合に出ればきっちり結果は残します。定評のある守備も素晴らしく、ポストシーズンにはJose LobatonではなくSeverinoを連れていくべきという声が高まってきました。

さらに、8回にDaniel Murphyのソロホームランが飛び出し、これで2点差。あとは強力ブルペン陣の出番です。今日はSammy Solis、Matt Albers、そしてSean Doolittle(犠牲フライで1点は失いましたが、2点差あったので問題なし)できっちり占めてゲームセット。

接戦をものにして目下の敵マーリンズに連勝。マジックは今日も一気に2つ減って8。いい感じです。

MVP: Stephen Strasburg

2017/09/05

9/4 久しぶりに打線が機能【M10】

W7-2@MIA (Season 83-54)
Cole(W2-4) 5.2IP 1ER(2R) 5H 4BB 5K
Rendon 3/4 1R 4RBI
Murphy 3/5 2R 3RBI

ブリューワーズとの4連戦でわずか8点しか取れなかった打線。その前からの低調で心配していましたが、この試合では久しぶりにしっかり機能しました。立役者はAnthony RendonとDaniel Murphyの2人。

まずは、エラーがらみで1点を失った後の2回表無死2塁からRendonの打球はレフトのフェンスを越える逆転2ラン。続く3回表、今度はMurphyがライトのブルペンへ放り込むソロホームラン。その後、1点差に詰め寄られますが、7回表、1死満塁からMurphyが左中間へエンタイトルツーベースを打って2点を追加すると、2死後にはRendonが負けじとレフト線への2点タイムリーツーベース。これで勝負ありとしました。

投げては、昇格してきたA.J. Coleが6回途中まで2失点の好投。うち1点は味方のエラーが絡んだものであり、もう1点はGiancarlo Stantonに流し打ちでライトのポール際に運ばれたものですから同情の余地があります。十分な仕事をしており、それに見合う白星だったと思います。

ブルペンはMatt Albers、Brandon Kintzler、Ryan Madson、そしてSean Doolittleを惜しげもなく投入し、完ぺきに勝ちに行きました。そして勝ちました。

2位マーリンズ相手に勝ったことで、マジックは一気に2つ減り10。いよいよカウントダウンです。

MVP: Anthony Rendon

2017/09/04

9/3 悪いJacksonでしたが, それより打線が【M12】

L2-7@MIL (Season 82-54)
Jackson(L5-4) 5.2IP 4ER(5R) 5H 1BB 5K
Zimmerman 2/3 HR(30) BB R 2RBI
Turner 1/3 double BB

ここしばらくずっと安定したピッチングを展開してきたEdwin Jacksonでしたが、この日の試合はダメでした。2回にDomingo Santanaに先制ソロを被弾。4回にも2本の二塁打の後、またもSantanaに2ランを打たれ、この回だけで3失点。さらに6回裏にも犠飛で1点を失い、この時点で0-5と大きくリードを許すことに。

5点差は調子の悪い今のナショナルズ打線には重すぎるビハインド。この日も全く元気がありませんでした。序盤、1回と3回には2塁までランナーを進めましたが、後続は続かず。4回以降はそもそもヒットすらもでない三者凡退の淡白な攻撃の連続で、もちろん8回まで無得点。

9回2アウトからRyan Zimmermanが区切りの30号を豪快にレフトスタンドに運んでなんとか完封を免れるのがやっと。チームで3安打。これでは勝てません。Bryce Harperの不在はこんなにも大きいのでしょうか。

まあ、それでもマーリンズが勝手にこけてくれているので、マジックは12となりました。

9/2 6年連続の勝ち越し決定【M13】

W3-2@MIL (Season 82-53)
Scherzer 5.0IP 1ER 2H 2BB 2K
Madson(W) 1.0IP 0ER 1K
Doolittle(SV14) 1.0IP 0ER 1H 1K
Taylor 2/4 HR(13) R RBI
Zimmerman 1/3 RBI
Turner 1/4 double RBI

1回裏2死走者なしで、3番のTravis ShawのライナーがMax Scherzerの左足を直撃。転がった打球をScherzerが自ら捕球してファーストに転送してアウトにはなりましたが、このけがが原因でScherzerは5回を終えて降板となりました。その間、失点は4回の1点だけに止めたのはさすがですが、奪三振がわずか2つと明らかに本調子ではありませんでした。ひとまずただの打撲という診断でしたが、数日してみないとわかりません。軽傷であることを願うばかりです。

一方の打線は今日も低調そのもの。4回にDaniel MurphyとRyan Zimmermanに連打が出て1点こそ奪いましたが、7回までに打った安打はこの2本だけ。得点機らしい得点機も作れず。

そうこうしているうちに6回裏2死1塁から高いバウンドでファーストの頭を越える打球を打たれ、ライトのJayson Werthがもたつく間に一気に生還を許してしまうお粗末な守備。これで1点のビハインドとなり、正直なところ敗色濃厚でした。

その悪い流れを断ち切ったのがMichael Taylorの一発でした。8回表の先頭打者として打席に入ると(前日は三者連続三振に抑え込まれた)Josh Haderの初球をぶったたき、打球はそのままレフトスタンド中段へ。値千金の同点弾。これで勢いが出たか、続く代打Wilmer Difoがシングルで出塁すると、1死後、Trea Turnerがセンターオーバーの二塁打を打って一気に逆転に成功しました。

こうなればこちらの流れ。8回裏はBrandon Kintzlerが三者凡退、そして9回裏はSean Doolittle。走者を一人出し、最後の打者にも狭い球場ならホームランとなったかもしれない打球を打たれましたが、これをMichael Taylorがしっかり下がってキャッチ。

見事な逆転勝利でシーズン82勝目。2012年から続く勝ち越しを6年連続としました。これはなかなかの大記録です。

MVP: Michael Taylor

2017/09/02

2017 AFL: 派遣選手発表(Roblesなど)

今年もこの季節がやってきました。10月10日に開幕するアリゾナ秋季リーグ(AFL)への参加選手の発表です。ナショナルズからは、Victor Roblesをはじめとする7選手の派遣が発表されました。

Victor Robles, OF
Kelvin Gutierrez, 3B 
Dakota Bacus, RHP
Jimmy Cordero, RHP
Austen Williams, RHP
Kyle McGowin, RHP
Taylor Gushue, C

AFLへの派遣にはいろいろな意味がありますが、まずトッププロスペクトを(比較的)高いレベルの競争にさらすという育成的な側面があります。今年の面々の中で言えば、Roblesがまさにそれに当たります。なお、かつてAFLといえばこの側面が一番注目されていましたが、近年は(特に投手に関しては)あまりトッププロスペクトが参加している印象はありません。

また、レギュラーシーズン中に故障で離脱したため、もう少し実戦経験をさせるべきという、こちらも育成的な理由で派遣選手もいます。Kyle McGowinKelvin GutierrezDakota Bacusの3人は、いずれもシーズン途中でDL入りし、シーズン後半に復帰してきた選手たちです。

さらに、冬のルール5ドラフトに向けて40人ロースターに新規に加えるべき(プロテクトすべき)選手か、特にプロテクトしなくても他球団に指名されることはない選手か、の見極めの為に派遣されることもよくあります。今年の顔ぶれにはこのタイプが多い印象。Bacus、Jimmy CorderoTaylor Gushueはいずれも現時点でまずまずの期待感があり(期待感の理由は、トレードで獲得してから1年ほどだからということだったり、今シーズンの活躍だったり)、かつ今年初めてルール5の対象となる選手たちです。また、既に40人ロースターに入っていて、セプテンバー・コールアップでメジャーにも帯同しているAusten Williamsについても、40人ロースターから外すかどうかという意味で同じカテゴリーに入ると思います。

開幕は10月10日です。(10月中はポストシーズンのフォローが忙しくて、AFLはあまりフォローできないことをむしろ願っていますが。)

2017年8月をふりかえる

野手に故障者が続出して得点力が低下する中、投手陣(こちらもそれなりにDL入りはありましたが)が踏ん張り着実に白星を積み重ねていったという印象の1か月でした(チーム防御率は全体2位、打率は14位でした)。今改めて結果を眺めても、連勝は最長でも4連勝ながら、連敗は実に1度だけ(それも2連敗でストップ)という堅実ぶり。

[National League East end of August 2017]
WLPCTGB
Washington8152.609-
Miami6667.49615.0
Atlanta5973.44721.5
New York5875.43623.0
Philadelphia5083.37631.0

月間成績は18勝11敗。最後に(いちおう地区2位の)マーリンズを3タテで15ゲーム差とし、地区優勝をほぼ手中としました。戦力的もJayson Werth、Trea Turnerの2人が8月最終週に復帰して陣容が整ってきており、いい流れで9月に入ります。

地区2位は月間17勝12敗と好調だったマーリンズが3位以下との差を大きく広げ、勝率5割でのフィニッシュも見えてきました(Giancarlo Stantonのホームラン数がどこまで伸びるかという楽しみもあります)。3位はブレーブス。そして4位には月間10勝20敗という不本意な結果となったメッツ。そして最下位は30球団中30位(来年のドラフト1位指名権)もほぼ手中に収めたフィリーズとなっています。

ポストシーズンを見据えて他地区に目を転ずると、西地区では歴史的な快進撃を続けてきたドジャーズが地区優勝へのマジックを14としていますが、最終週に2位のDバックスに3連敗するなど5連敗と足踏み中。一時は確実かと言われていた史上最多シーズン勝利数(116勝)に届くかどうかぎりぎりとなってきました。まあ、それでも地区優勝、ナ・リーグ最高勝率は間違いないでしょうが。

ナショナルズのNLDSの相手となりそうな中地区ではカブスが首位に立っています。出遅れていた前年チャンピオンでしたが、8月の快進撃で2位ブリューワーズを逆転し、3.5ゲーム差を付けています。

ワイルドカード争いは、ドジャーズの後塵を拝しているとはいえ、同じ西地区のDバックスとロッキーズがリードし、ブリューワーズが追いかける展開。その後に続くカージナルス、マーリンズ(ロッキーズまで6ゲーム差)までが可能性を残しているかなといったところ。

[Pitcher of the Month: Sean Doolittle]
GSIPWKERAWHIP
Gio Gonzalez532.14272.231.11
Edwin Jackson530.03233.001.37
Tanner Roark531.03273.481.13
Max Scherzer422.01292.050.91
A.J. Cole422.00245.321.50
Stephen Strasburg321.01230.860.76
GIPSVHLDERAWHIP
Matt Albers1413.1032.031.05
Brandon Kintzler1314.0063.211.21
Sean Doolittle1313.0911.380.92
Oliver Perez86.0030.000.67
Sammy Solis 109.1104.821.29

Stephen StrasburgとMax Scherzerの2人が故障で短期間離脱したことにより、ややイレギュラーな形での起用もあった先発投手陣ですが、先発投手全員の防御率3.05は全体2位nの素晴らしい結果。何よりローテーションをしっかり守ったTanner Roark、Edwin Jackson、そしてGio Gonzalezの3人の貢献には感謝しかありません。中でもGioは31日の試合を前に4戦4勝、防御率1.03という快進撃。31日に打たれたのは残念でしたが、あれがなければリーグの月間MVPの有力候補だったはず。惜しかった。

ロースターの都合でメジャーとマイナーとの間を行ったり来たりさせられながらスポットスターターとしては多い4試合に先発したA.J. Cole。結果は4連敗で防御率も5.32ですが、奪三振数はイニング数を上回るなど、内容はこの数字よりはるかに良かったという印象。9月にもローテーションの一角として十分に期待しています(ポストシーズンのロースター入りは他の選手次第でしょうが)。

一方、ここにはありませんがErick Feddeも2試合に先発したものの、こちらは2試合ともいまいちな内容でした。個人的にはもうシャットダウンでいいと思います。

DL入りしてやきもきさせたStrasburgとScherzerの2人も月末には完全復活(と信じています)。マウンドに立ちさえすれば支配的な投球をできることは今さら言うまでもありません。9月は調整に当てて、万全の状態でポストシーズンに突入できるようにお願いします。

そしてブルペンです。トレード期限前に弱点だったことなど完全に忘れさせてくれるほどの頼りがいを見せてくれています。トレード加入3人衆のうち、Ryan Madsonこそ右手中指の負傷でDL入りしてしまいましたが、クローザーとして完全に信頼を受けるに至ったSean Doolitte、セットアッパーのBrandon Kintzler(クローザーとして投げた試合は見事に失敗しましたが)は大活躍。これに、それまでから頑張っていたMatt Albers、Oliver Perezががっちりとかみ合い、勝ち試合のパターンは出来上がってきました。その中でも、9度のセーブ機会を全て成功させたDoolittleの貢献は極めて大きいと思います。Doolittleが完全にクローザーとして定着してくれたことで周りも役割がよく見えるようになっています。頼むから故障だけはしないでくれと願っています。

ポストシーズンに向けて、あと2人ほど信頼できるブルペン投手が出てきてくれることを期待しましょう。

[Hitter of the Month: Howie Kendrick]

PAAVEOBPSLGRHRRBISB
Wilmer Difo 114.324.357.43815145
Anthony Rendon 114.266.360.404121172
Ryan Zimmerman105.233.343.433165120
Daniel Murphy92.263.348.438143111
Howie Kendrick 91.357.396.619125212
Matt Wieters86.213.302.30792120
Adam Lind78.250.321.38252100

野手陣はとにかく故障者が多かった。DLが入りしている選手はもちろん、DL入りには至らないまでもRyan ZimmermanとDaniel Murphyが小さな故障で数試合離脱したり、といったことで、先発オーダー中、開幕オーダーにも名前を連ねていたのがMatt Wietersだけ、という試合さえあったほどです。

そんな中で頑張ってくれたのが、Wilmer DifoとHowie Kendrickの2人でした。打率はもとより、Kendrickの打点を見て下さい。21打点。月間MVPの候補になってもいい程の数字です。しかも、2人とも、チーム事情から内外野いろいろなポジションを守りながらこのようなバットでの活躍を見せてくれているのですから、余計に素晴らしい。Trea TurnerとJayson Werthが復帰したことで9月は出場機会が多少減ることが予想されますが、もったいない。そうです、もったいない、と思わせるだけの仕事をしたということです。素晴らしい。

元々のレギュラー野手陣は疲れも溜まっている気配が濃厚です。9月にはセプテンバー・コールアップの若手もたくさんいることですから、ベテランは無理せずポストシーズンに向けた調整をしてくれればいいと思います。(例外はTrea Turner。若いし、スピードがあってチームに勢いをつけることになるので、全力で行って下さい)