2019/06/25

ロースター異動まとめ(2019年6月)

6/8 Trevor RosenthalがILから復帰,  Kyle McGowinをオプション
6/16 Kyle BarracloughがIL入り, Adrian Sanchezが昇格
6/21 Joe Rossが昇格, Adrian Sanchezをオプション
6/23 Trevor Rosenthalを解雇, Joe Rossをオプション, Austin VothとKyle McGowinが昇格
6/25 Jonny VentersとFernando Rodneyが昇格, Kyle McGowinとErick Feddeをオプション

● Trevor RosenthalがILから復帰,  Kyle McGowinをAAAにオプション
4月26日からIL入りしていたTrevor Rosenthalが復帰してきました。表向きの理由だった胃腸炎は当然ながらすぐに治りましたが、どうしようもなかった制球難を克服するためマイナーでの調整登板を続けてきました。マイナーでも四死球を連発しており決して万全とは言えない状況のようですが、契約上、調整のためにマイナーに置いておけるのは最長でも30日間のため、今回の復帰となりました。不安は付きまといますが、本人が健康であると主張する以上、(解雇しないのであれば)選択肢はありません。さてさて。

ロースタースポットはKyle McGowinをFresno(AAA)にオプションすることで空けました。先発ローテーションは埋まっており、ロングリリーフを務めていましたが、最後の登板は5月29日。ブルペンで座っているよりはマイナーで投げるほうが本人のためでもあるでしょう。

● Kyle BarracloughがIL入り, Adrian Sanchezが昇格
Kyle BarracloughがIL入りという名の降格となりました。いちおう、右腕の神経の痛みという診断ですが、本人が前日にも健康面の問題はないとコメントしていたので、あくまで口実というべきで、事実上のマイナー降格処分でしょう。オフのブルペン補強の目玉の1人で(もう1人がTrevor Rosenthal)、セットアッパーとして期待されましたが、ここまで32試合に登板し、6.39/1.74という結果。さらに、引き継いだランナーの生還率もかなり高く、全く信頼できない投手となってしまっていました。少し休んだ後、マイナーでの登板でしっかり調整して戻ってきてくれることをとりあえず願います。

ロースターにはAdrian Sanchezが昇格。そもそもここ1カ月以上(Rosenthalが使い物にならなくなってから)、ブルペンが1人多く、ベンチが1人少ない体制で戦ってきましたので、それを通常の7人ブルペン、5人ベンチ体制に戻しただけのこと。Rosenthalについては半信半疑ですが、仕方ありません。

● Joe Rossが昇格, Adrian Sanchezをオプション
19日のダブルヘッダーのため、順当に行った場合の日曜日ブレーブス戦の先発投手が足りなくなること、さらには19日、20日の連戦でブルペンが人手不足になったこともあり、Joe Rossが昇格してきました。5月下旬に降格してから、Fresno(AAA)で先発としての調整を続けており、直近17日に5回無失点と好投しています。もっとも、この日の66球が今季の最多なので、あまり長いイニングを期待することは酷でしょう。それでも、Rossは先発向きだと思うので、長期的にはいい状況だと思います。

Adian SanchezをオプションしてHarrisburg(AA)に送りました。またこれでブルペンが1人多い状態です。

● Trevor Rosenthalを解雇, Joe Rossをオプション, Austin VothとKyle McGowinが昇格
遂にこの日が来ました。開幕以来散々なピッチングを続けてきたTrevor Rosenthalを解雇しました。21日の登板で1点リードを守り今季初ホールドを記録し、復活を期待させましたが、翌22日に4点リードの7回に登板し、対戦した3人を全て歩かせ、逆転負けのきっかけを作ったことで遂に見切ることになりました。

12G 6.1IP 8H 15BB 3HBP 5K 22.74/3.63 5WP

これが残った成績。四死球、防御率/WHIP、暴投といずれも非常にひどい数字が並んでいますが、登板試合数に対して取ったアウトの数の少なさがRosenthalがいかに使い物にならなかったかを物語っていると思います。これだけ酷いFA契約もなかなかお目にかかれませんね(ナショナルズ史上ではNate McLouthとの契約と一二を争うでしょう)。年俸700万ドルをどぶに捨てました。いや、数多くのチームの敗戦につながったことを思うと、どぶに捨てるよりひどい使い方か。

また、前日の試合でブルペンで起用された(4失点で敗戦投手となった)Joe RossがFresno(AAA)にオプションされ、再び先発としての調整に戻ります。全くひどい扱いです。腐らずに、頑張りましょう。

空いた2つのスポットに、Austin VothKyle McGowinが昇格してきました。Vothは23日のスポットスターターとして、McGowinはロングリリーフとして起用される見込み。Vothは先日のフィリーズ戦でもダブルヘッダーに際して昇格していましたが、雨もあって登板する必要なく、即座に降格となっていました。今季はFresno(AAA)でローテーション投手として投げて、機会を待っていました。頑張ってくれることを期待しています。

● Jonny VentersとFernando Rodneyが昇格, Kyle McGowinとErick Feddeをオプション
いずれもシーズン途中に他球団から放出された後ナショナルズとマイナー契約を結び、マイナーで調整していたベテランのブルペン投手、Jonny Venters(左)とFernando Rodney(右)が昇格してきました。2人とも同じような経緯でナショナルズに加わりました。リスクもありますが、実績はある投手で、うまくいけば儲けものという感じですね。

Ventersは34歳のブルペン左腕。2010-2012年にブレーブスのブルペンでの好投の印象が強いですね。その後しばらく見ませんでしたが、3度ものTJ手術を受け、メジャーに復帰できたのは昨シーズン。苦労したんですね。昨年4月下旬にレイズで6年ぶりとなるメジャーのマウンドに上がると、ブルペン左腕として好投し、フラッグディールトレードで古巣のブレーブスに復帰し、中継ぎとしてチームのポストシーズン進出に貢献。ナ・リーグのカムバック賞に選出された。この活躍でオフにブレーブスと1年のメジャー契約を結びなおしたが、今季は開幕から不調で、9試合に登板して17.36/3.64という惨憺たる成績で5月に解雇されていました。

Fernando Rodneyはメジャー17年目、42歳の大ベテラン。通算登板試合数 913は史上23位。40歳を超えてからも、クローザーとしての仕事を任され、一昨年はDバックスで39セーブ、昨年は8月までにツインズで25セーブ(フラッグディールトレドでアスレティックスに移籍後は中継ぎとして貢献)を記録し、通算325セーブ。しかし、今季は17試合で9.42/2.23と不振で5月下旬にアスレティックスから解雇されていました。

ロースターはErick FeddeとKyle McGowinをマイナーにオプションして空けました。Feddeはローテーション投手として独り立ちできそうなところでしたが、前回登板が悪かったことと、23日に投げたAustin Vothが良過ぎてもう一度機会を与えざるをえないというのが理由。まあ、じきに次の機会は来るでしょう。Kyle McGowinは出場機会がないままメジャーとマイナーを行ったり来たりする羽目になっていますが、与えられたチャンスを生かし切れなかった以上オプション制度の下ではやむを得ません。

2019/06/24

6/23 負けはしたが Voth は収穫

L3-4(10) Braves (Season)
Voth 6.0IP 2ER 4H 0BB 7K
Rainey(L1-2) 0.2IP 2ER H 2BB K
Soto 1/5 HR(12) R RBI

雨の影響でスポットスターターとして昇格してきたAustin Vothが先発。あれ?こんないい投手だった?というくらいの好投を見せてくれました。とにかく速球が素晴らしかったですね。95マイル前後で伸びがあり、カウントを問わず空振りさせていました。コントロールもよかった。自己最多の7奪三振、無四球で 6回をわずか83球で投げ切る省エネ。先発としてまた使いたいと思わせるピッチングでした。惜しむらくは2本がホームランでしたが、その2本にしてもぎりぎりでフェンスを越えたもので、不運というかなんというか。あとは、ブレーブス先発のMike Sorokaの右腕に死球をぶつけて2イニングで降板させてしまったことも悔やまれます。

個人的な印象ですが、先発投手が死球で退場すると、流れはそのチームに行ってしまうような気がします。この試合でも、Voth降板の後、2番手のJosh Tomlinに4イニングを抑えきられるなどなかなか得点できず、7回裏にSotoのソロ本塁打などで同点に追い付き、Vothの黒星を消すのがやっと。8回裏には連打で無死1,2塁のチャンスを作りましたが、Adam Eatonが送りバント失敗(三塁封殺)もあって無得点。延長10回表にTanner Raineyが決勝2ランを被弾して敗戦。

負けましたが、今日のような負けはダメージは少ないです。昨日のひどい敗戦の後で勝たなければいけない試合ではありましたが、まあ仕方ない。むしろVothのピッチングという収穫があったと言ってもいいかもしれません。

1日空いてマーリンズとの3連戦。気持ちを切り替えて1つずつ勝って、まずは5割を目指しましょう。

2019/06/23

6/22 そこでRossを使うな

L9-13 Braves (Season 37-39)
Sanchez 6.0ER 4ER 6H 1BB 6K
Rosenthal 0.0+IP 3ER 3BB
Ross(BS2, L0-1) 1.0IP 4ER 5H 1BB
Soto 3/4 triple SF 4RBI
Adams 2/4 HR(10) BB R 2RBI

3回を終えて5-1とリード。6回を終えて8-4とリード。勝てる試合、勝たなければいけない試合でした。

7回表の頭からTrevor Rosenthalを起用した采配は必ずしも全力で非難しようとは思いません。結果は三者連続四球で、1つもアウトを取ることができず、後続のTanner Raineyが抑えきれずに4点差を追い付かれてしまうことになりましたが、それでも前日のいい流れからもう1歩進めようとしたこと自体は間違ってなかったと思います。

しかし、その裏にせっかく1点を勝ち越して迎えた8回表にJoe Rossを起用したことは全く認められません。もちろん結果的に抑えて勝っていればここまで言わなかったと思います。しかし、結果論ではなくても、あの場面でRossを使うことは完全な間違いでしょう。せっかく一度マイナーに落として先発投手としての調整に戻し、そこそこ結果を残したところで昇格させ、日曜日のスポットスタートという機会を目前にしていたのに、なぜ待てないのか。Rossという一度は先発としてメジャーで活躍した1人の投手をなんだと思っているのでしょうか。しかも、ヒジの故障からの復帰の大事な時期に。リリーフとして起用することが絶対にダメだというつもりはありませんでした。でも、それは同点での延長戦といったどうしても他に投手がいない最後の切り札としてであって、今日のような起用法は絶対に認められません。これで日曜日のスポットスタートの機会は失われ、マイナーに戻って先発としての調整をすることになるのでしょうが、次にメジャーに上がってきてもまたブルペンに急きょ回されるかもしれないという微妙な立場で、どうしろというのでしょうか。

負けるにしても負け方というものがあります。今日の負けは許されない負け方。明日は、絶対に勝たなければならない試合になりました。

2019/06/22

6/21 Rosenthal初ホールド Suero初セーブ

地区首位を独走中(3位ナショナルズとは7.5差)のブレーブスを迎えての3連戦。ナショナルズにとっては、このシリーズを勝ち切れればシーズンを捨てなくてもいいところに(奇跡的に)戻ってきたと言っていい状況になる大事なシリーズです。

W4-3 Braves (Season 37-38)
Strasburg(W8-4) 6.0IP 3ER 5H 3BB 5K
Rosenthal(HD1) 0.1IP 0ER
Suero(SV1) 1.0IP 0ER 1H 1BB 1K
Robles 1/2 triple R RBI
Gomes 1/4 HR(3) R RBI

1点リードの8回表、2死2塁。打席には今日2ランを打っている右打者のAustin Riley。この大事な場面で、左投手のTony Sippに代えてDave Martinez監督がマウンドに送ったのはTrevor Rosenthalでした。球場のファンも画面を見るファンも、もちろんチームメイトも首脳陣も固唾を飲んで見守った登板。初球のスライダーは低めに外れましたが、ストライクゾーンへの速球を2つ続けて追い込み、最後はインローへの100マイルの速球でどん詰まりのサードゴロ。見守っていたみんなが大きな息を吐く音が聞こえるようでした。

開幕直後を除くと大きく差が開いた試合でしか使えなかったRosenthalを(ダブルヘッダーを含む連戦で選択肢が限られていたとはいえ)ここで起用したのは大きなギャンブルだなと思ってみていましたが、Dave Martinez監督はこのギャンブルに勝利しました。認めるしかありません。はい。良い采配でした。この試合におけるハイライトであったことはもちろんですが、Rosenthalが戦力として活躍してくれるようになるとすれば、大きなターニングポイントとなったと振り返られるであろうシーンでした。

さて、試合前の注目は、今シーズン初のマウンドに上がったブレーブス先発のDallas Keuchelでした。昨オフにFAとなったものの、6月3日のドラフト後に(=QOに絡むドラフト指名権の喪失というペナルティがなくなった後に)ようやくブレーブスと契約を結び、この試合が初先発。元々速球派というわけではありませんが、この日は変化球のキレもあまり感じられず、別に怖くないなというのが正直な感想。3回まではランナーを出しながらとらえきれませんでしたが、4回裏にエラーのランナーを置いて、Victor Roblesの三塁打、Michael Taylorのスクイズバント、そしてYan Gomesのソロ本塁打で同点に追い付くと、4回裏にAnthony Rendonのタイムリーで4-3とリード。

ここから、7回表をJavy Guerraが無失点で切り抜けると、8回表はTony Sippが怖い怖いFreddie Freemanを空振り三振に仕留めるなどして2アウトをとって、上述のRosenthalが3つ目のアウトを記録。そして9回表は、連投で使えなかったクローザーSean Doolittleの代役として、こちらも3連投となる(けど若い)Wander Sueroがマウンドへ。無死1,2塁のピンチを迎えましたが、2死までこぎつけ、最後はDansby Swansonのセカンド後方へのあわや同点タイムリーかという小フライをライトのRoblesがスライディングキャッチしてゲームセット。薄氷ものでしたが勝ちは勝ち。Rosenthalにとっては今季初ホールド、Sueroにとってはメジャー初セーブ。DoolittleもTanner Raineyも使えない中でブルペンはよく頑張りました。

厳しい試合でしたが、見事に勝ち切りました。ナイスゲーム。

MVP: Wander Suero

2019/06/21

2019ドラフト指名選手 契約状況

太字は契約済みの選手です。

1. Jackson Rutledge, RHP, San Jacinto JC
3. Drew Mendoza, 3B, Florida State
4. Matt Cronin, LHP, Arkansas
5. Tyler Dyson, RHP, Florida
6. Jackson Cluff, SS, Brigham Young
7. Todd Peterson, RHP, Louisiana State
8. Jeremy Ydens, OF, UCLA
9. Hunter McMahon, RHP, Texas State
10. Andrew Rraff, C, Lubbock Christian (SR)
11. J.T. Arruda, SS, Fresno State 
12. Orlando Ribalta, RHP, Miami Dade CC
13. Jake Randa, OF, Northwest Florida State
14. Lucas Knowles, LHP, Central Arizona College
15. Davis Moore, RHP, Fresno State
16. Junior Martina, SS, Western Oklahoma State
17. Amos Willingham, RHP, Georgia Tech
18. Mason Doolittle, C, Palm Beach CC
19. Tyler Yankosky, RHP, Millersville University 
20. Jack Dunn, SS, Northwestern (SR)
21. Kevin Strohschein, 1B, Tennessee Tech (SR)
22. Allan Berrios, C. Western Oklahoma State
23. Michael Cuevas, RHP, William J Brennan HS (TX)
24. Jake Alu, 3B, Boston College (SR)
25. Parker Quinn, 1B, Hofstra (SR)
26. Dupree Hart, 2B, College of Charleston (SR)
27. Jaylen Hubbard, 3B, Texas State (SR)
28. Jordan Bocko, RHP UC Irvine (SR)
29. Brandon Gonzales, SS, James Madison HS (TX)
30. Troy Stainbrook, LHP, Biola University (SR)
31. Brady Stover, LHP, South Dakota State
32. Dylan Beasley, RHP, Berry College 
33. Cutter Clawson, LHP, Laguna Beach HS (CA)
34. Anthony Gomez, 2B University of Texas Rio Grande Valley (SR)
35. Bryce Osmond, RHP, Jenks HS (OK)
36. Sam Wibbels, RHP, Hastings HS (NE)
37. Trei Cruz, SS, Rice
38. Tyler LaRue, C, Blanco HS (TX)
39. Jake Bennett, LHP, Bixby HS (OK)
40. Jaden Brown, SS, St Marcellinus SS (ON)

[6月13日] 第一陣として、5順目のTyler Dyson、6順目のJackson Cluffをはじめとする大卒選手20人の入団発表。このうち、CluffはHagerstown(A)への合流が明らかになっています。他の選手はAuburn(SS)かGCLと思われます。

[6月17日] 1順目指名の Jackson Rutledge の入団発表がナショナルズ・パークで開かれました。契約金額はスロットより少しだけ低いものとなったようです。24日に開幕するGCLに参加するとコメント。昨年のドラフト1順目のMason Denaburgとローテーションを組むことになりそうです。

[6月19日]  7順目のTodd Peterson以下、5選手との契約を発表。注目は23順目の高校生投手Michael Cuevasと契約できたことでしょう。

6/20 今季初の3戦スウィープ(対フィリーズ)

W7-4 Phillies (Season 36-38)
Fedde 3.2IP 2ER 5H 5BB 1K
Guerra(W1-0) 1.0IP 0ER 2K
Doolittle(SV16) 1.0IP 0ER 1K
Suzuki 1/4 HR(8) R 2RBI
Rendon 2/3 double HR(17) BB 2R RBI 
Robles 2/3 HR(11) BB R 3RBI

ワシントンに梅雨なんて季節あったっけな?という感じですが、この日も雨で試合開始が遅れ、試合中にも雨が強くなる時間がありましたが、何とか試合は行わました。結果は、打撃と、そして守備でも上回ったナショナルズがフィリーズを降し、3戦スウィープとしました。

先発のErick Feddeは不本意な内容。マウンドを降りた時点での失点は1点だけでしたが、とにかくコントロールが悪く、毎回ランナーを出す苦しい内容で球数は増え、4回途中で降ろされてしまいました。ブルペンも、Matt GraceとTanner Raineyがソロ本塁打を打たれるなど、必ずしも完ぺきというわけではありませんでした。

しかし、今日は野手が頑張りました。初回、2回で3点を先制。同点で迎えた6回裏にはAnthony Rendonの勝ち越しソロ、さらに、Victor Roblesには豪快な3ランで点差を広げ、一気に試合の流れをつかみました。守備でも、4回表の生還していれば勝ち越しという2塁ランナーのBryce Harperを本塁で刺したライトAdam Eatonの好返球や、センター前に抜けそうな打球を2度もダイビングキャッチで止めたTrea Turnerの好守が光りました。

勝ちが込んでいるチームの勢いを感じさせてくれました。

スウィープ。いい響きです。2戦はありましたが、3戦スウィープは今季初。しかも相手は直上、地区2位のフィリーズであり、ゲーム差は一気に3まで縮まりました。

いい感じで、いよいよ次は地区首位のブレーブスを迎えての3連戦です。面白くなってきました。

MVP: Victor Robles

2019/06/19

6/19 (G2) Scherzerの新たな伝説

Max Scherzerが新たな伝説を作りました。ナショナルズに加入してからも2度のノーヒッター、1試合20奪三振と記録的な試合を作ってきたScherzerですが、記憶に残るという意味ではおそらくそれらを凌ぐ、伝説的な試合となりました(英語ではBlack Eye Gameとか呼ばれています)。

W2-0 Phillies (Season 35-38)
Scherzer(W6-5) 7.0IP 0ER 4H 2BB 10K
Suero(HD6) 1.0IP 0ER 2K
Doolittle(SV15) 1.0IP 0ER 
Dozier 1/3 HR(12) R RBI
Robles 1/3 HR(10) R RBI

ダブルヘッダー2試合目。先発は、前日のバント練習で顔面に自打球を当てて鼻を骨折し、一時は登板が危ぶまれたMax Scherzer。右目の周りにもひどいあざがありました。が、そんな状況もむしろ燃料にしてしまうのがScherzerなんでしょう。

味方打線の援護は2回裏のBrian Dozierのソロホームランによる1点だけで、3回以降は1-0のリードを守る立場で強いプレッシャーを感じながらのピッチングになったはずですが、これも、ふっと甘い球を投げてホームランされる悪い癖を封じる役割を果たしたのかもしれません。とはいえ、フィリーズ打線を終始圧倒したわけではなく、5回表以外はランナーを出していました。それでも各イニング1人だけに止め、締めるところはしっかり締めるところはさすが。

圧巻は最後のイニングとなった7回表でしょう。先頭打者に右中間を破られ、無死2塁。一打同点のピンチを迎えましたが、なんとここから三者連続三振。100球を超えてなお最速97マイルの速球で次々に空振りさせる力のこもった場面の連続。最後は、117球目のスライダーでJ.T.Realmutoを空振り三振に仕留め、マウンド上で感情を爆発させてガッツポーズ。ベンチでもチームメイトと興奮のハイタッチを交わしていました。

1-0で迎えた8回表をWander Sueroが期待に応えて三人で終えると、その裏、Victor Roblesに貴重な追加点のソロ本塁打が出て2点差。9回はSean Doolttleがあっさり3人で片付けて快勝。

この試合でのScherzerを見て奮い立たなかったら野球選手止めたほうがいいだろうというくらいの姿でした。Scherzerの投球といえばノーヒッターもライブ中継を見ていましたが、いや、この試合のほうが凄かったと思います。表情などからも悲壮感が漂っており、とにかく凄みを感じました。

MVP: Max Scherzer

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ダブルヘッダーでフィリーズに連勝。地区首位のブレーブスは今日も勝っているので差はほとんど縮まっていませんが、ブレーブスに破れたメッツを抜いて3位に浮上しました。フィリーズとは4ゲーム差。今日の2試合は内容も申し分ありません。明日もう1試合勝って21日からのブレーブスとの3連戦を迎えることができれば、面白いことになるかもしれません。そのためにも、まず明日です。

6/19 (G1) フィリーズに先勝

確かにそこそこ白星は重ねていますが、地区首位との差は縮まらないし、戦い方もそう変わっていないし、何よりDave Martinez監督も変わっていないし、ゲームノートを書くほど試合を見る気になれない状態が続いています。

しかし、雨で2日続けて試合が流れた後の19日のダブルヘッダーの2試合目に、前日のバント練習で顔面に自打球を当てて鼻を骨折し、右目の周りにもひどいあざを作りながらも、Max Scherzerが先発すると聞き、これはゲームノートを書かなければと思いましたので、ひとまず復帰します。

W6-2 Phillies (Season 34-38)
Corbin(W6-5) 7.0IP 1ER 4H 3BB 8K
Rainey(HD4) 1.0IP 0ER BB HBP K
Dozier 2/4 double HR(11) R 3RBI
Parra 2/4 double HR(5) R 2RBI
Soto 2/3 BB 2R RBI SB(4)

ダブルヘッダーの1試合目。先発は、一昨日の先発予定だったPatrick Corbinがスライド登板。5月25日に完封した後、3試合続けて不本意なピッチングが続いており、初回2死からScott Kingeryにソロを被弾し、続く打者を歩かせたときは、今日もダメかと思わせましたが、その後は立て直し、4回は三者三振。2-1で迎えた6回に無死1塁からセンター前に緩いゴロのヒットを打たれましたが、センターで先発出場していたGerardo Parraの好送球で一気に三塁を狙ったBryce Harperをタッチアウト。この回もう1本シングルを打たれながらも無失点で切り抜けると、その直後、Brian Dozierの二塁打で貴重な追加点。7回は危なげなく3人で終え、101球で7回1失点。見事な復活登板となりました。

野手陣ではParraとDozierの活躍が目立ちました。Parraは4回裏に勝ち越しのタイムリーツーベースの上、上記の守備での好プレー。そして8回裏にはDozierが2ラン、Parraがソロの二者連続ホームランで、6-1とリードを広げ、試合を決めました。

お、その前に8回表です。3-1とリードの8回表。ブルペン全員が球場十分でしたカッラエースセットアッパーが出てくる場面。起用されたのはTanner Rainey。5月中旬に昇格してきてから当初はやや不安な登板もありましたが、次第に信頼を得て、ホールドの付く場面での登板も増えてきていました。今日も四死球で2人のランナーを出しながらも、98マイルの速球で圧倒して、無失点。今月だけ4つ目のホールドを記録しました。

フィリーズとの3連戦(雨で4連戦のうち1試合は9月に移った)の初戦を快勝。ナショナルズとしてはとてもいい雰囲気で、注目のMax Scherzer先発の2試合目に向かうことになりました。

MVP: Gerardo Parra

2019/06/18

Minor League All Stars (A+, A)

マイナーリーグのオールスター。まずは、いずれも6月18日にオールスターゲームが開催されるPotomac(A+)とHagerstown(A)から。Fresno(AAA)とHarrisburg(AA)については7月に入ってからオールスターゲームが開催されるため、後日記事にします。

● Potomac(A+) 
Carolina Leagueのオールスターに下記の5選手が選ばれています。10チームしかない小さなリーグなので5人は決して多いほうではない(5チームから最多の7人が選ばれている)のですが、野手の4人は全員先発出場が決まっているらしいので、量より質と思うことにします。

Andrew Lee, RHSP
Jakson Reetz, C
Cole Freeman, 2B 
Nick Banks, OF
Aldrem Corredor, DH

● Hagerstown(A)
South Atlantic Leagueのオールスターに下記の2選手が選出されました。2人か。オリオールズ傘下のDelmarvaからは8人も選ばれているのに2人は寂しいですね。

Gilbert Lara, SS
Jacob Rhinesmith, OF

*********
試合結果
6/13 L0-5 D-Backs またGreinkeに抑えられる うざい
6/14 W7-3 D-Backs  Scherzer 7回10奪三振で5勝5敗に
6/15 L3-10 D-Backs Strasburg 4イニングで4ホームラン被弾
6/16 W15-5 D-Backs Adams 3ラン+満塁弾
(Season 33-38, 4th in Div, 8.5GB ATL)

始まる前からビートライターが今シーズンの行方を決めると騒いでいるホーム11連戦の最初のDバックスとのシリーズは2勝2敗。断片だけ録画を見ていますが、勝っても負けても大雑把な試合だなというのが正直な印象です。

2019/06/14

Prospect Profile #36: Yasel Antuna

2019年のMy Top 10 Prospectsの野手の最後は、Yasel Antuna内野手です。(4月に作成したのですが、ILスタートだったこともあり、ドラフトのままで放置していました)

[Player Data]
Name: Yasel Antuna
Position: SS/3B
Born: October 26, 1999
Birthplace: Peravia, Dominican Republic
School: NA
Height: 6-0
Weight: 170
Bats: B
Throws: R
Draft: na
Acquired: International FA (2016)
BA organization Rank: 9(2019)10(2018) ← 25(2017)
BA Overall Rank: NA

[Scouting Report]
右投げ両打ちのショートストップ。ナショナルズと契約した16歳の当時はファイブツール全てで高く評価されていた。どちらかというと右打席のほうが評価が高いが、どちらでも打てる。課題は選球眼だが、こちらは間違いないと言われているパワーとともに成熟が期待される。走力も平均以上。守備では、ショートを務めるだけの肩もレンジもあるが、送球の正確さという点では問題があり、将来的にはサードと言う声もある。

[Background]
Luis Garciaなどとともに2016年7月に契約した1人。当時は同じドミニカ出身で7か月若いGarciaよりも高い評価を受けており、ナショナルズが契約するには球団史上歴代最高額となる385万ドルの契約金を要した。当時16歳。

プロデビューは2017年。GCLで48試合に出場し、.301/.382/.399、1本塁打、5盗塁。23四球に対して29三振という期待通りの結果を残した。ただし、守備ではショートのレギュラーとして起用されながら(Garciaはセカンドを守っていた)、21試合で20エラーと黄信号の灯るものだった。

2018年はSSを飛ばしてHagerstown(A)で開幕を迎え、期待の高さをうかがわせたが、開幕から打率2割前後をさまよう低迷(6月末時点で.204/.282/.288)。7月に入っての16試合で.286/.338/.508と調子を上げてきた矢先、まさかのTJ手術を要するヒジの故障を発症してシーズン終了。

[Comment]
どうしても比較されるLuis Garciaには、現状、かなり差を付けられています。2019年シーズン途中には復帰してくるはず。まずは健康にプレーすることが第一。まだ若い。ハングリー精神を忘れず、這い上がってきてもらいたいです。

2019/06/13

MLBオールスター(The Primary投票)

7月16日にクリーブランドのプログレッシブ・フィールドで開催されるMLBのオールスターゲーム。日本とは異なり1試合だけの開催な点は、まさにオールスターにふさわしいと以前から思っていますが、それはともかく。ファン投票が始まっています。

今年からファン投票による野手の選出ルールが変わり、2段階方式となりました。まず、5月29日から6月21日までの間に全選手を対象とするファン投票が行われ、各リーグで捕手と内野の各ポジションの上位3人と外野の上位9人を決定します(これがThe Primaryと呼ばれています)。次いで、これらの選手のみを対象として、6月26日正午(米国東部時間)から28時間の間に再度ファン投票が行われ、各リーグ、先発出場する8人が決まることになります(The Starters Electionと名付けられています)。控え野手と投手については、例年通り、監督推薦・選手間投票で選ばれるようです。

ファン投票には、日本在住でもオンライで参加可能(リンク先)。The Primaryは各球団が登録した選手が各ポジションにデフォルト表示されていますが、他の選手の名前を検索して投票することも可能となっています。

で、さっそく、ナショナルズの選手に投票してきました。ファーストはデフォルト表示のRyan ZimmermanではなくHowie Kendrick、捕手もYan GomesではなくてKurt Suzukiに投票。他のポジションはデフォルト通り、Brina Dozier、Anthony Rendon、Trea Turner、Juan Soto、Victor Robles、Adam Eatonに投票しておきました。

プロセスを進めていくと郵便番号をいれるところで少し戸惑いますが、日本の郵便番号をそのまま打って問題なく処理してくれました。1日5回まで投票可能で、2回目以降は2回クリックするだけです。

簡単。みなさんも是非どうぞ。


******************
ナショナルズの試合結果です。

6/8 W4-1@SD Scherzer 7回無失点で4勝目
6/9 W5-2@SD Kendrick, Turner, Eaton, Rendon 4者連続ホームラン
6/10 W12-1@CHW Turnerあわやサイクル、Suzuki満塁弾
6/11 L5-7@CHW Rendon2発も Corbinまたも乱調
(Season 31-36, 4th in Div, 7.5GB ATL)

3連勝でいい感じかと思わせて、11日はあっさり敗戦。結構勝っているようでいて、今回のロード6連戦は結局3勝3敗。6連勝でフィリーズを抜いたブレーブスが首位に立ち、結果、首位との差はほとんど縮まっていません。ですが、監督を解任する気配はないし、まあ、借金0まで戻したら応援に復帰しようかなと思います。

2019/06/11

Prospect Profile #40: Wil Crowe

シリーズ全体40目は、ちょっと時計の針が戻る感じになりますが、2017年ドラフト入団の右腕、Wil Croweです。

[Player Data]
Name: Wil Crowe
Position: RHP
Born: September 9, 1994
Birthplace:  Sevierville(TN)
School: South Carolina
Height: 6-2
Weight: 240
Bats: R
Throws: R
Draft: 2017-2
Acquired: Draft
BA organization Rank: 7(2018) → 5(2019)
BA Overall Rank: NA

[Scouting Report]
最速でも90マイルを少し超える程度であり、変化球にも特に目立つものがあるわけではないが、制球力があり、ツーシーム、カーブ、スライダー、それに決め球のチェンジアップを内外にしっかり投げ分けることで打者のバランスを崩し、打ち取るスタイル。先発向き。

[Background]
2017年ドラフト2順目でサウスカロライナ大から入団。高校卒業時にも31順目(インディアンズ)指名を受け、大学2年時に向けたTJ手術のために評価を大きく下げていた大学3年時のドラフトでもやはりインディアンズから21順目で指名されたものの契約せず、4年生としてサウスカロライナ大学に戻り、エースとして活躍した。

ナショナルズと契約後、GCLで2試合に投げた後、Auburn(SS)で7試合に先発。いずれも3イニング以下の登板ながら、計24回1/3で2.96/1.03と結果を残した。

2018年はPotomac(A+)で開幕すると、16試合で11勝無敗とセンセーショナルな結果を残し、8月にはHarrisburg(AA)に昇格。昇格後は5戦5敗と苦しんだが、それでも大きく評価を上げるシーズンとなった。

2019年は招待選手としてメジャーのスプリングトレーニングに初参加。組織内で最もメジャーに近いプロスペクトの1人となった。開幕はHarrisburg。4月の5試合で防御率0.96という好スタートを切ったが、5月以降は打ちこまれる試合が増えている。

[Comment]
2017年ドラフト組では、1順目のSeth Romeroがまったくのハズレに終わりそうな気配なので、是非頑張ってもらいたい。

2019/06/10

Prospect Profile #39: Tim Cate

Prospect Profileシリーズの残りを書かなきゃです。シリーズ全体39人目は、2018年ドラフト2順目大卒入団で即戦力とまでは言わないものの比較的早くメジャーに到達することが期待される左腕投手のTim Cateです。

[Player Data]
Name: Tim Cate
Position: LHP
Born: September 30, 1997
Birthplace:  Manchester (CT)
School: University of Connecticut
Height: 6-0
Weight: 185
Bats: R
Throws: L
Draft: 2018-2
Acquired: Draft
BA organization Rank: 6(2019)
BA Overall Rank: NA

[Scouting Report]
高い評価を受けているのは大きく割れるカーブ。カウントに関係なく、内にも外にも、ストライクにもボールにも投げ分けるコントロールがあり、速球は90マイルを少し超える程度にもかかわらず、十分に打者のバランスを崩し、三振を奪える。左腕のカーブ投手というとGio Gonzalezのようなイメージか。現状でも左打者は問題なく抑えられるため早いタイミングでブルペン投手としてメジャーに上がってくるという予想もある。第三の球種を身につけることができるかどうかが今後のカギ。

[Background]
コネティカット大でエースを務めていた左腕投手。高校時代にTJ手術を経験し、大学でも3年時はヒジの不調で休んだりしていた。それでもナショナルズは2018年ドラフト2順目で指名。契約後、Auburn(SS)に合流し、9試合に登板したところでHagerstown(A)に昇格。どちらでも同じような感じで、計13試合(12先発)で52イニングを投げ、5.02/1.40、45奪三振とパッとしない結果に終わったが、昇格スピードとしては悪くない。

2019年はHagerstown(A)のローテーションで開幕。好投を続けています。奪三振もイニング数を上回るペースで記録しており、期待感が高まる内容。

[Comment]
健康面の不安がどうしても付きまといますが、しっかり体を作って、おそらくはブルペン投手になると思いますが、メジャーでしっかり活躍してくれることを期待しています。

2019/06/08

2019年5月をふりかえる

今日は先に試合結果から。

6/5 W6x-4 White Sox ブルペン3失点後のTurnerサヨナラ2ラン
6/6 L4-5@SD 初回4点、あと完黙
6/7 L4-5x@SD 9回に勝ち越したのに逆転サヨナラ負け
(Season 28-35, 4th in Div, 8.0GB PHI)

5日にホワイトソックスにサヨナラ勝ちして今季初の4連勝。ナショナルズをフォローするのビートライターからは「波に乗ってきた」「首位との差が縮まってきた」といったお気楽な記事も散見されました(以前から私は全く信用していないワシントンポストのベテランコラムニストの「葬儀は延期」だというコラムは苦笑ものでした)が、多くのファンはもっと冷静でした。勝ったとはいえブルペンが8回に炎上した後に何とか勝ったものだったし、勝っている間は1試合当たりの平均得点が6点を越えていましたが、こんなのが続くはずはなく。

案の定、サンディエゴに移動しての2試合は4点ずつしか取れず、きっちり5点取られて連敗。相変わらずの細かいプレーのミスに、疑問のある采配。何も変わっていません。

ということで、もうシーズンは終了したようなものですが、簡潔に5月の月間レビューを書いておきます。


ナ・リーグ東地区(2019年5月末時点)
WLPCTGB
Philadelphia3324.579-
Atlanta3027.5263.0
New York2829.4915.0
Washington2433.4219.0
Miami1936.34513.0

5月の月間成績は12勝17敗の借金5。打線は全体としてみればそんなに悪くはないし、先発も頑張っていますが、ブルペン、守備、走塁がうまくいきません。あ、もちろんベンチワークも。

Hitter of May 2019: Howie Kendrick
ポジションの関係や年齢からくる故障懸念もあって出場機会は限られていながら、Howie Kendrickがいずれもチーム最多の5本塁打、20打点を記録。逆に言えば、そんなKendrickに頼らざるを得ないチーム状況というわけです。ILから戻ってきたJuan Sotoが19試合で.380/.451/.676という好成績を残しています。6月以降はSotoにしっかりチームを引っ張ってもらいたい。

Pitcher of May 2019: Patrick Corbin
5月最後の登板で3回途中ノックアウトを食らいはしましたが、9日には4連敗をストップする7回無失点、そして25日には今シーズンチーム最初の完封勝利を記録しました。他の先発陣も(Jeremy HellicksonのIL入り後にローテ入りしたErick Feddeを含め)軒並み好投。問題あいかわらずのブルペン。頼みの綱だったSean Doolittleまでもが2試合で激しく打ちこまれる始末(シーズン序盤の酷使がそろそろ響いてきたかな)。月間で6イニング以上投げたブルペン投手で防御率6.00を下回ったのがIL入り中のJustin Millerだけ、と言えば惨状ぶりが伝わるでしょうか。

2019/06/06

2019ドラフト:3日目

ドラフト最終日。

19位まではカレッジとジュニアカレッジの3年生以下を積極的に指名していったと評価できるでしょう。実際に戦力として期待できるのはこのあたりまででしょう。

20位からカレッジシニア(4年生)祭りが始まります。23位で初めて高校生投手を指名。高校生で契約の可能性があるとすれば彼くらいかな。33位以降は35位のBryce Osmondを筆頭に高校生の指名が続きますが、記念指名みたいなもので契約できる可能性はほとんどありません。37位のTrei Cruzも2年生なので難しいでしょう。

総じて良いドラフトだったのではないでしょうか。

11. J.T. Arruda, SS, Fresno State 
12. Orlando Ribalta, RHP, Miami Dade CC
13. Jake Randa, OF, Northwest Florida State
14. Lucas Knowles, LHP, Central Arizona College
15. Davis Moore, RHP, Fresno State
16. Junior Martina, SS, Western Oklahoma State
17. Amos Willingham, RHP, Georgia Tech
18. Mason Doolittle, C, Palm Beach CC
19. Tyler Yankosky, RHP, Millersville University 
20. Jack Dunn, SS, Northwestern (SR)
21. Kevin Strohschein, 1B, Tennessee Tech (SR)
22. Allan Berrios, C. Western Oklahoma State
23. Michael Cuevas, RHP, William J Brennan HS (TX)
24. Jake Alu, 3B, Boston College (SR)
25. Parker Quinn, 1B, Hofstra (SR)
26. Dupree Hart, 2B, College of Charleston (SR)
27. Jaylen Hubbard, 3B, Texas State (SR)
28. Jordan Bocko, RHP UC Irvine (SR)
29. Brandon Gonzales, SS, James Madison HS (TX)
30. Troy Stainbrook, LHP, Biola University (SR)
31. Brady Stover, LHP, South Dakota State 
32. Dylan Beasley, RHP, Berry College 
33. Cutter Clawson, LHP, Laguna Beach HS (CA)
34. Anthony Gomez, 2B University of Texas Rio Grande Valley (SR)
35. Bryce Osmond, RHP, Jenks HS (OK)
36. Sam Wibbels, RHP, Hastings HS (NE)
37. Trei Cruz, SS, Rice
38. Tyler LaRue, C, Blanco HS (TX)
39. Jake Bennett, LHP, Bixby HS (OK)
40. Jaden Brown, SS, St Marcellinus SS (ON)

2019/06/05

6/4 Strasburg 通算100勝 達成

W9-5 White Sox (Season 27-33)
Strasburg(W6-3) 5.0IP 5ER 5H 3BB 6K
Rendon 2/4 double HR(11) BB R 5RBI
Kendrick 2/3 double HR(10) 2R 2RBI
Robles 2/4 double HR(9) R 2RBI

先発したStephen Strasburgが通算100勝を達成しました。2005年にナショナルズがワシントンに誕生してからは初のマイルストン到達です。ドラフト指名から10年目、デビューからは9年目での到達。長かったのか短かったのか。ドラフト全体1位指名のプレッシャーも故障などいろいろありながらもここまでナショナルズ一筋で頑張ってきてくれたことにありがとうと言いたいです。今シーズン終了後(と来シーズン終了後)にFAとなる権利を持っていますが、是非残留して、球団史にそしてさらにもう一皮むけてMLBの歴史にナショナルズのStephen Strasburgとして名を残してくれることを願ってやみませんん。

もっともこの試合は簡単ではありませんでした。初回に、審判の微妙な判定で調子を崩し、あれよあれよという間に4失点。2回にもソロを被弾し、2回を終えて0-5という大差をつけられる展開。3回以降は0を並べましたが、球数を要し、5回表を終えたところで105球。この回限りで降板、このまま行けば負けというという展開でした。

が、5回裏に打線が大爆発。Anthony Rendonの3ラン、Victor Roblesのとどめの2ランなどで一気に6点を奪って逆転に成功。これでStrasburgに白星の権利が発生。その後は、ここしばらく安定しているブルペン陣がきっちり抑えて勝ち切りました。

これで今季2度目の3連勝。ここ10試合を8勝2敗とし、もたもたしている首位フィリーズとの差は6.5、もっともたもたしているメッツとの差は1ゲーム差まで詰まってきました。

ここしばらくの好調の原因は好調の打線とブルペンがそこそこ頑張っていること。特に打線はこの10試合で平均得点6.7。それだけ打てば勝ち続けられます。

さてさて。

2019/06/04

2019ドラフト:2日目

ドラフト2日目。3順目から10順目までの指名。スリップしてきた選手をどれだけ攻めて指名するかが注目でした。

結果は以下の通り。3位、4位の2人はMLB.comでトップ100に入る選手をしっかり指名し、5~8位で指名した選手はまさに故障などで評価を下げたものの上限は高いはずの選手が並びました。カレッジシニアは1人だけという点も期待を持たせます。概ね満足です。

3(94). Drew Mendoza, 3B, Florida State
左打ちのパワーヒッター。四球も多いが、三振も多いというタイプ。今はサードを守っているが、将来的にはファーストかと言われる。いずれにせよどれだけ打てるかが将来を決めることになりそう。高校卒業時にはショートとして2順目あたりでの指名も予想されるほど評価されていたが、フロリダ州立大に進学した。MLB.comでは55位。

4(123). Matt Cronin, LHP, Arkansas
95マイル前後の伸びのある速球と70マイル台のカーブの2つが持ち球で、アーカンソー大のクローザーとして活躍。ん?アーカンソー大?1順目指名のJackson Rutledgeの1年先輩でチームメイトだったことになるのか。なんか微妙な関係。MLB.comのランクでは73位。ブルペン左腕としてかなり早い時期の昇格が期待される。

5(152). Tyler Dyson, RHP, Florida
最速97マイルを計時するフロリダ大の右腕。MLB.comでは142位。昨年秋の段階ではもっと高い評価を受けていたが、不調と故障でローテからも外れていた。いいコーチについて修正できれば大化けする可能性もある。

6. Jackson Cluff, SS, Brigham Young
大学2,3年生にあたる2年間をモルモン教の伝道活動に費やしたため、2年生だが年齢は4年生相当の22歳。今シーズン復帰し、左打ちのショートとして走攻守でいいプレーを見せていた。父も1998年にドラフト指名を受けた選手だったがメジャーには到達していない。

7. Todd Peterson, RHP, Louisiana State
ルイジアナ州立大のクローザー。90マイル台前半のツーシームと大きなカーブを武器とするが、最速97マイルまで出すこともできる。制球力は悪くない。高校時代はナショナルチームの一員に選ばれたこともあり、長らく高い評価を得ていたが、この春は不振だった。

8. Jeremy Ydens, OF, UCLA
高卒時にはカージナルスから40順目で、大学1,2年で続けて打率3割を超えて迎えた昨年もDバックスから33順目で指名されたが入団せず。今年はシーズン序盤に手に四球を受けて骨折し、不本意な結果しか残せなかった。センターも十分守れる。

9. Hunter McMahon, RHP, Texas State
2年生の右腕投手。高校時代にTJ手術を受けている。90マイル台前半の速球とチェンジアップ、カーブを持ち球とし、先発を務めていた。

10. Andrew Rraff, C, Lubbock Christian (SR)
ここにきて最初のカレッジシニア(4年生)。今季はとにかくよく打って、よく出塁した。

2019ドラフト:Jackson Rutledge

いよいよ始まった今年のMLBドラフト。初日のナショナルズは、1順目全体17位でジュニアカレッジの先発右腕、Jackson Rutledgeを指名しました。

クリックすると新しいウィンドウで開きます1(17). Jackson Rutledge, RHP, San Jacinto JC


ミズーリ州セントルイス出身の20歳。2017年の高校卒業時にも5順目まででの指名が有力視されるほどに評価されていたが、大学進学を強く表明したため指名されず。予定通りアーカンソー大に進学したものの1年時は股関節を軽く傷めたこともあって結果が出せず、2年生となる今シーズン、テキサス州San Jacintoのジュニアカレッジに転籍してドラフト対象となる道を選んだ。

6フィート8インチ(203センチ)、250ポンド(113キロ)という巨体から投げる常時90マイル台後半の力のあるフォーシームはこのドラフトクラスで最高レベルの評価を受けている。スリークォーター気味の投球フォームのためスライダーの曲がりも鋭く、こちらも極めて高い評価を受けている。80マイル台前半のカーブもそれなりに武器となっている。課題は、本人も習得中と認めるチェンジアップと制球力。逆に言えばまだ伸びしろのある投手ともいえる。

今シーズンはジュニアカレッジレベルの打者を全く相手にせず、1イニングあたり2個近い奪三振の山を築き、ドラフトに向けて評価を上げることに成功。MLB.comの直前ランキングでは12位。直前のモックドラフトではブレーブス(9位)やフィリーズ(14位)での指名が予想されていた。

ドラフト当日は、ブレーブスがShea Langeliers捕手、フィリーズがBryson Stott遊撃手を指名するなど多くの野手が序盤で指名され、ナショナルズの指名順が回ってくるまでの16人中、投手はNick Lodolo(7位・レッズ)とAlek Manoah(11位・ブルージェイズ)の2人だけ。昨日の記事で書いたMatthew Allan、Quinn Priester、Zack Thompson、George Kirby、全員が残っているという状況だったが、彼らより高い評価で一致していたRutledgeが残ってたため当然の選択となった。(結果的には、Allanは契約できるかどうか微妙なため敬遠されて指名されず、Priester、Thompson、Kirbyはナショナルズの直後の18,19,20位で順に指名された)。

昨日の記事を書いた状況ではまさかRutledgeが残っているとは思ってもいませんでしたので、指名が分かった時は興奮し、思わず顔がほころびました。

指名直後のインタビューでは、同郷のMax Scherzerとチームメイトになれるように頑張りたいとコメントしていました。Scherzerの現在の契約は2011年までなので、その秋というのはチャレンジングですがいい目標タイムではないかと思います。そのためにも早く契約してプレーしてほしいですね。

2019/06/03

2019年ドラフトに向けて③ナショナルズ指名候補

いよいよ、ドラフトが明日に迫りました。シリーズ最終回は、全体17位でナショナルズが指名するかもと取りざたされている選手を何人か紹介してみようと思います。

● Shea Langeliers, C, Baylor 
全体1位でオリオールズが指名することが確実と言われているAdley Rutschmanに次ぐ捕手プロスペクト。強肩による盗塁阻止率が高く、守備力だけならRutschmanより上との声もある。今シーズンは左手の有鈎骨の骨折でやや調子を落としたとされる打撃も、パワー、コンタクトともにプロでやっていける力はあるとされる。MLB.comでは10位。

● Matthew Allen, RHP, Seminole HS(FL)
昨年後半から今年にかけて評価を上げた高校生投手。97マイルをしっかりコースに投げ分けて高校生の打者をねじ伏せてきた。カーブで空振りを取ることもできる。チェンジアップを身に着けることができれば、ローテーション投手どころかエースともなれる素材。フロリダ大へのコミットはあるが、契約に難はない見込み。MLB.comでは13位。

● Quinn Preister, RHP, Cary Grove HS(IL)
昨夏の時点では高校生投手1,2を争う評価を受けていた。その後、上腕の故障でやや評価を下げたが、最速97マイルのフォーシームと90マイル台前半で変化に富むツーシームは極めて高い評価を受けている。80マイル台のカーブも武器。フットボールでもWR、DBを務める運動能力の持ち主。MLB.comでは19位。

● Josh Jung, 3B, Texas Tech 
右打ちの三塁手。バットコントロールに定評があり、三振は少なく、右にも左にも強い打球を打てる。パワーヒッターというタイプではないが、スイングスピードが速く、将来的にはメジャーで25本塁打程度は記録できると見込まれる。足は速くない。サードとしてやっていけるだけの肩があるが、守備はあまり評価されていない。MLB.comでは16位。

● Kameron Misner, OF, Missouri 
左打ちのパワーヒッター。全体的な運動能力が高く、肩も走力もあることからセンターを含む外野の3ポジションに加え、ファーストも平均以上の能力で守ってきた。昨年春に自打球で骨折してから成績を落としたが、ポテンシャルは高く評価されている。MLB.comでは30位。

以上、見てのとおりですが大学生の投手がいません。ナショナルズの現状からするとマイナー上位の投手プロスペクトが手薄なので大学生の先発投手を指名してもらいたいところですが、いかんせん今年の大学生投手は不作と言われており、17位くらいだと適当な候補がいないようです。Nick LodoloやAlek Monoahは無理でしょうが、George KirbyかZach Thompsonが残っていたら迷わず行ってほしいですね。


*************
試合結果です。
6/2 W4-1@CIN Scherzer 15奪三振の快投
Season 26-33 (4th in Div. 7.0GB PHI)
8回裏のMax ScherzerとDave Martinezのやりとりと直後のScherzerのパフォーマンスはテレビ越しでもなかなかの見物でした。

2019/06/02

2019年ドラフトに向けて②今年の指名順

さて、前回に続きドラフト準備記事です。

今回は今年の指名順についてまとめておきます。まず、トップ10指名権は次の通りです。

1. オリオールズ
2. ロイヤルズ
3. ホワイトソックス
4. マーリンズ
5. タイガース
6. パドレス
7. レッズ
8. レンジャーズ
9. ブレーブス
10. ジャイアンツ

全体1位は、昨シーズン115敗という記録的な黒星を記録したオリオールズ。これだけ負けるのはなかなか大変だったはずです。以下8位までは昨年の勝率順です。全体9位のブレーブスは、昨年の全体8位で指名したCarter Stewartと契約できなかったことに伴う追加指名権です。Stewartは先日NPBのソフトバンクと契約したことで日本でも有名になりましたね(このStewartの動きが単発的な事件に終わるのか、何かの契機になるのか、はまた別の話)。10位以下は再び勝率順に戻り、ナショナルズは全体17位での指名となります。

次に、全体17位以下のナショナルズの指名順をまとめておくと次の通りとなります。

1順目 全体17位
2順目 なし
3順目 全体94位
4順目 全体123位
5順目 全体152位
以下、全体182位、212位、と30位ごとに指名

2順目の指名権がないのは、DバックスからのQOを拒否してFAとなったPatrick Corbinと契約を結んだことにより、全体57位となるはずだった指名権を喪失したため。

3順目、4順目はFA契約の影響を受けず、順当に指名権を持っています。4順目が終わった後の全体138位がBryce HarperをFAで失った補償指名権として得られたはずだったのですが、この指名権もCorbinとのFA契約を理由に失っています。

同じようにQOを拒否したFA選手なのに、Patrick Corbinと契約した代償として2番目と5番目に当たる指名権を失ってしまうのに対し、Bryce Harperを失った代わりに得た指名権が4順目の後の1つだけというのはひどい話だと思いましたが、この差はナショナルズが贅沢税の対象となる年俸総額の水準を超えてしまっていたためです。(そんなに高い年俸総額であるにもかかわらず、今シーズンのこの成績で許されると思っているのでしょうか。まったく)

全体5順目以降は単純なウェーバー制となり、ナショナルズの指名権は、152位、182位、212位と40順目まで続いていきます。

とまあ、そういうことです。だいたいお分かり頂けたでしょうか。

次回は、ナショナルズが1順目で指名するかもしれない選手を紹介してみます。まあ、当たらないと思いますが。

********************
5/31 WL3-9@CIN Corbin 3回途中ノックアウト
6/1 W5-2@CIN Parra, Adams, Dozierの3発で快勝
Season 25-33; 4th in Division (8.0GB PHI)

レッズを相手に勝ったり負けたり、まあその程度のチームです。

2019/05/30

2019年ドラフトに向けて①指名制度

6月3日から始まるMLBドラフトに向けて、3回に分けて記事を書こうと思います。初回は、指名順位がどのように決まるかという制度の簡単な説明です。この後、ナショナルズの指名順、そしてナショナルズが1順目で指名するかもしれない候補について書いてみようかと思っています。

第1回は、(詳しい方には申し訳ないのですが)今回はMLBドラフトの指名順の説明です。MLBでは基本的に前年の勝率下位から順に指名していきます(いわゆるウェーバー制)。NPBは1順目は抽選制で2順目以降はウェーバー制ですが、MLBかは1順目から全てウェーバー制。ウェーバー制は負ければ負けるほど翌年のドラフト指名順位が上がる結果をもたらすため、シーズン終盤には、いやシーズンが始まる前から、勝つことを放棄したようなチームが出現します(ドラフト上位指名権を使ってプロスペクトをため込むことから、tankingと呼ばれたりします)。もちろん選手個々人は自身の将来がかかっているため精いっぱいプレーします。したがってtankingはむしろチームを編成する誤ったインセンティブといえるかもしれません。長らく疑問は提起されていますが、1965年にドラフト制度が始まってから変わっていないため、変更が真剣に検討された形跡はありません。

そしてtankingといえば、ナショナルズがその代表例と言われることもあります。2008年、2009年と連続して30球団中30位を記録して、それぞれ翌年に全体1位指名権を獲得。そうして指名・獲得した選手(名前は言わずもがなですね)により、2012年からの強豪チームへと生まれ変わったわけです。結局ポストシーズンでは勝てませんでしたが。ご参考がてら、旧ブログの当時の記事をご覧ください(2008年シーズン2009年シーズン。必ずしも時系列に並んでくれないのはご容赦ください)。

話を元に戻します。

MLBドラフトは、基本的にウェーバー制をとっています。その上で、詳細は書きませんが、前年ドラフトで指名したものの契約できなかった選手分の追加指名権、Qualifying Offerを拒否したFA選手が他球団と契約した場合の補償指名権、QOを拒否したFA選手と契約したことによる指名権の喪失、市場規模の小さな球団への追加指名権(この追加指名権だけは球団間でトレード可能)といった修正が加わり、指名順が決定されていきます。

だいぶ長くなりましたので、今回はここまで。次回は今年の指名順について書くことにします。


********************
5/28 W5-4@ATL Doolittle 10セーブ到達
5/29 W14-4@ATL 打線爆発, Sanchezようやく1勝目
Season 24-32; 4th in Division (9.5 GB PHI)

ブレーブスとの今年最初の2試合を連勝。2戦目では初回、2回で8点を奪うスタートダッシュでILから復帰したばかりのAnibal  Sanchezをしっかり援護。Sanchezも6回1安打無失点の好投で応え、ようやく今季1勝目。スケジュールが楽なのでしばらくは白星が増えるかもしれませんね。

2019/05/29

ロースター異動まとめ(2019年5月)

5/4 Juan SotoがIL入り, Andrew Stevensonが昇格
5/5 Matt AdamsがIL入り, Jake Nollが昇格
5/7 Anthony RendonがILから復帰, Carter KieboomをAAAにオプション, Tony SippがIL入り, Erick Feddeが再昇格
5/9 Gerardo ParraとFA契約, Andrew StevensonがIL入り, Jimmy CorderoをDFA
5/11 Juan Sotoが復帰, Jake NollをAAAにオプション
5/17 Trea Turnerが復帰, Wilmer DifoをAAAにオプション, Anibal SanchezがIL入り, Kyle McGowinが今季初昇格
5/18 Justin MillerがIL入り, Tanner Raineyが昇格
5/20 Tony SippがILから復帰, Dan JenningsをDFA
5/20 Javy Guerraをウェイバークレームで獲得
5/21 Javy Guerraが25人ロースター入り, Jeremy HellicksonがILへ
5/22 Matt Adamsが復帰, Adrian Sanchezをオプション
5/25 James Bourqueがメジャー初昇格, Joe Rossをオプション
5/29 Anibal Sanchezが復帰, James Bourqueをオプション

2019/05/28

プロスペクト近況(2019年5月)その他の投手

プロスペクトの近況シリーズの第4回、とりあえずの最終回はMy Top 10 Prospects以外の投手で好成績を残している投手たちです。残念ながら野手ほどには多くありません。(成績はいずれも5月27日終了時点)。

[AAA: Fresno]
該当者なし。

[AA: Harrisburg]

Jackson Tetreault, RHSP
A+: 4G 22.0IP 1.23/0.909 17K
AA: 5G 25.0IP 4.68/1.680 16K
2017年ドラフト17順目で入団。昨年はHagerstown(A)で開幕して、シーズン途中にPotomac(A+)へ昇格。今季はPotomacで開幕し、4試合に先発して好成績を残したところでHarrisburg(AA)へと順調にステップアップ。昇格後はやや苦しんでいるが、この後に期待したい。

Ben Braymer, LHSP
9G 54.2IP 2.63/0.933 45K
25歳なのでプロスペクトと呼んでいいかどうかぎりぎりのところに差し掛かっていますが、頑張っているので紹介しておきます。2016年ドラフト16順目なので、入団4年目。昨シーズン前半にHagerstown(A)でブルペン投手として好投して頭角を現し、Potomac(A+)へ昇格した後の6月下旬から先発に転向。アリゾナ秋季リーグへの派遣を経て、今季はHarrisburg(AA)で開幕ローテーションに入り、そのまま好投を続けている。

[A+: Potomac]
該当者なし。

[A: Hagerstown]

Joan Adon, RHSP
9G 44.2 3.02/1.276 39K
My Top 10 Prospectsに入れるかどうか迷った選手。ドミニカ出身でLuis Garcia、Israel Pinedaなどと同じ2016年7月に国際FAとして契約した1人。2018年はGCLで開幕して好投し、シーズン途中にAuburn(SS)に昇格したが、そこでは苦しんだ。しかも全てリリーフとして登板。にもかかわらず今季はHagerstown(A)で、しかも先発として起用され、上記の結果を残しており、期待が高まっています。


***************
ナショナルズの試合結果です。

マーリンズとの4連戦の最初の3つを勝って今季初の3連勝。嬉しいという気持ちもちょっとはありますが、Martinez監督を解任する好機を逃してしまって残念という気持ちのほうが強いかな。新監督の下で3連勝したのなら、さあこれからだ!という気持ちにも慣れたのですが。

5/26 W9-6 Marlins Fedde 5回無失点で1勝目
5/27 L2-3 Marlins Scherzer 6回1失点, 勝ち越しタイムリー でも
Season 22-32; 4th in Division (9.5 GB PHI)

そろそろ6月に入りますので、次はドラフトの話題に取り組もうかと思います。

2019/05/25

5/25 Patrick Corbin 完封

W5-0 Marlins (Season 21-31)
Corbin(W5-2) 9.0IP 4H 1BB 5K
Gomes 1/2 double 2BB 3RBI
Soto 2/4 R RBI

たまにはこういう試合もあります、という感じの試合。

前回登板こそ今一つでしたが、今季のローテーションで最も安定していたPatrick Corbin。この日は、どん底のチーム状態の中で久しぶりにファンが嬉しくなる投球をしてくれました。被安打4、与四球1、奪三振こそCorbinにしては少ない5つだけでしたが、それだけ打たせて取るピッチングが出きていたという証左。116球で9イニングを無失点で投げ切りました。初回、2回はランナーを出しましたが、いずれも併殺。3回から7回は全く危なげなし。最大のピンチだった8回表無死1,2塁でも併殺を打たせ、2死3塁を空振り三振で切り抜けると、9回はあっさり三者凡退。最大の武器はやはりカーブ。空振りこそ少なかったもののマーリンズの打者たちは軒並みバランスを崩していました。

Corbin自身にとってナショナルズでは初、通算2度目。ナショナルズのチームにとっては今季初の完封勝利。

バックもよく盛り立てました。守備は、きっちり3つの併殺を決めたのみならず、特にサードのAnthony Rendonは難しいゴロを華麗にさばいていました。打線も、4回に4安打を集中し、Yan Gomesのライト線への走者一掃タイムリー二塁打などで5点を奪いました。

久しぶりに気持ちの良い試合をみました。盗塁なし、選手交代なし、送りバントなし(一度だけサインを出したCorbinの打席はスリーバント失敗)。監督・ベンチが何もしなければいい試合になるということですね。興味深い。

MVP: Patrick Corbin

プロスペクト近況(2019年5月)Top 10 Prospects Pitchers

シリーズ第3回はTop 10 Prospectsの投手陣です。とは言っても、2人は6月に始まるルーキーレベルのチームに参加するようなので、3人だけですが。(成績はいずれも5月22日終了時点)。

Wil Crowe
AA: 9G 50.0IP 3.24/1.180 47K
Harrisburgのローテーションで開幕すると4月の5試合で防御率0.96という好スタートを切りました。5月に入ってからは4試合で防御率6.14と当初の勢いは失われていますが、どこかで立て直してもらいたい。この春にはメジャーのスプリングトレーニングにも呼ばれていたので、今のひどいナショナルズの状況が続けば意外と早くメジャーデビューのチャンスもあるかもしれないのだから。

Malvin Pena
A+: 8G 33.0IP 8.73/1.636 34K
開幕から8試合、ローテーションを任されていますが、なかなか試合を作ることができていません。奪三振数はイニング数とほぼ同じのいいペースですが、打たれています。四球を連発して、という形ではないことはいいことなのか。

Tim Cate
A: 9GS 51.1IP 2.63/0.994 55K
昨年は契約後にルーキーレベルで投げてパッとしませんでしたが、Hagerstown(A)のローテーションで迎えた今シーズンは開幕から好投を続けています。奪三振もイニング数を上回るペースで記録しており、期待感が高まる内容。シーズン後半にはPotomac(A+)への昇格もあるかもしれません。

Reid Schaller
まだ登板機会なし。

Mason Denaburg
まだ登板機会なし。

次回は上記以外の頑張っている投手を紹介していきます。とはいえ、打者ほど数は多くない見込みです。

*************************
ところで、ナショナルズの結果。

メッツには3戦スウィープを喫したのかと思っていたら4戦目もあり、そして当然のようにブルペンが打たれての逆転負け。それでもMartinez監督は代えません。あきれかえります。マーリンズとの初戦には勝ちましたが、実にひどい試合でした。

5/23 L4-6@NYM Strasburg 7回自責点2でもこれだけミスしたら
5/24 W10-12 Marlins ひどい内容の試合でしたが、5連敗でストップ
Season 20-31; 4th in Division (10.0 GB PHI)

2019/05/23

プロスペクト近況(2019年5月)その他の打者

プロスペクトの近況レポートの第2回は、My Top 10 Prospectsに選んだ5人以外で頑張っている打者を紹介していきます。

が、その前に試合結果。

このシリーズ前にマーリンズにスウィープを喫し、監督解任の寸前だったメッツ相手によくこれだけ負けられますね。終盤のブルペン起用法は相変わらず見事です(特に21日のTanner Raineyの使い方)。

5/20 L3-5@NYM 相変わらずミス連発の終盤
5/21 L5-6x@NYM 今季初先発のFedde 5回1失点の好投
5/22 L1-6@NYM Scherzer 6回無失点の好投
Season 19-30; 4th in Division (9.0 GB PHI)

閑話休題。

マイナーリーグのチームごとに目立つ活躍をしているプロスペクトを紹介していきます。(成績は、5月22日終了時点)

[AAA: Fresno]

Jacob Wilson, UT
179PA .329/.407/.684 14HR 42RBI 1SB
28歳のユーティリティなのでプロスペクトと呼ぶにはややとうが立っていますが、これだけ活躍しているのだから紹介せざるをえないでしょう(笑)。2012年ドラフト10順目でカージナルスに入団。もともとはセカンドでしたがサード、ファーストに加えて外野も守っています。パンチ力もそこそこあり、ゆっくりとながらAAAまで昇格したところで、2017年12月のルール5ドラフトを前にプロテクトから漏れ、ナショナルズが指名しました(AAAフェーズのためメジャー帯同は必要なし)。2018年はHarrisburg(AA)とSyracuse(AAA)で可もなく不可もなしという成績でしたが、今年は4月だけ10本塁打といきなり覚醒。Pacific Leagueはホームランが出やすいことで有名ですが、それにしても現時点でリーグ4位の本塁打数は驚き。メジャーデビューのチャンスを与えてあげたい選手です。

Yadiel Hernandez, OF
155PA .323/.419/.609 11HR 3SB
キューバ出身の31歳の左打ちの外野手。近年のナショナルズはキューバ出身選手にはほとんど関心を示していませんが、20万ドルと比較的安く済んだこともあり2016年9月にマイナー契約。背は低くパワーはあまりないが、打率・出塁率が高くて小技もできるというタイプ。2014年にはキューバのリーグでゴールドグラブ賞に相当する守備の賞も受賞している。入団時で既に28歳だったこともあり、最初からAAでプレー、その後AAAでもプレーして常に結果を残してきている。年齢も年齢なので一度メジャーに上げてみたらどうかという声が、Juan Sotoが離脱している間にファンの間でかなり上がっていました。機会は訪れるでしょうか。

[AA: Harrisburg]

Rhett Wiseman, OF
157PA .261/.338/.558 11HR 5SB
ヴァンダービルド大から2015年のドラフト3順目で入団した左打ちの外野手。ゆっくりとだが着実にステップアップし、昨季はPotomac(A+)で.253/.361/.484、13本塁打を残し、シーズン終了後のリーグのオールスターに選出されるなど、ブレイクの兆しを見せていた。今季は開幕から打ちまくり、Eastern Leagueで4月第1週の週間MVP、そして4月の月間MVPを受賞。ここまでの11本塁打はリーグ2位とパワーが付いてきているのは頼もしい。高校時代から評価されていた才能がいよいよ開花するか?

Drew Ward, 3B
142PA .315/.373/.622 8HR 0SB
当ブログではドラフト翌年の2014年のMy Top 10 Prospectなどで古くからフィーチャーしてきた選手。経歴などは2017年9月更新のProspect Profileシリーズの記事をご参照ください。昨年はシーズンのほとんどをHarrisbur(AA)で過ごし、.259/.376/.456、13本塁打というしっかりした成績を残しましたが、プロ7年目となる今年も開幕はAA。とはいえ、まだ24歳なのでリーグ平均より若かったりします。ゆっくりながら着実にステップアップしているので、このまま成長していけば秋にはメジャーデビューも現実味を帯びてきそうです。

Tres Barrera, C
123PA .313/.374/.446 2HR 1SB
2016年ドラフト6順目で入団。以来、順調にステップアップし、昨年はPotomac(A+)のレギュラー捕手としてプレーし、夏のオールスターに選出されると、アリゾナ秋季リーグに派遣され、さらにこの春にはメジャーのスプリングトレーニングにも呼ばれるなど、期待されていることが伝わってくる捕手。My Top 10 Prospectにいれるかどうか迷った一人でした。

[A+: Potomac]

KJ Harrison, 1B
A: 66PA .404/.485/.649 2HR 0SB
A+: 96PA .310/.365/.471 2HR 1SB
昨夏のGio Gonzalezのトレードで獲得した右打ちの一塁手(経歴などについてはトレード時の記事をごらんください。リンク先の一番下)。今季はHagerstown(A)で開幕しましたが、16試合で打ちまくって早々に昇格。その後もコンスタントに結果を残しています。元々は捕手でしたが、今季はファースト、レフト、DHとしての出場のみ。打撃一本で勝負するということでしょう。

[A: Hagerstown]

Gilbert Lara, SS
190PA .283/.321/.456 7HR 2SB
こちらもGio Gonzalezのトレードで獲得したもう1人の選手。昨夏の時点ではパワーもスピードも目立たないと書きましたが、今季はここまでチームトップ、リーグでも5位にあたる本塁打数を記録するなど大いに目立っています。ショートを守りながらのこの数字は期待感を抱かせます。

Justin Connell, OF
135PA .286/.383/.366 1HR 0SB
この選手もMy Top 10 Prospectに入れるかどうか最後まで迷った選手。2017年ドラフト11順目で高卒入団(同ドラフトでナショナルズが指名した高卒選手では最も早い指名)。2年目の昨季はAuburn(SS)まで昇格したものの苦労していましたが、それでも20歳の今季はHagerstown(A)で開幕。当初は下位を打っていましたが、結果を残して打順も次第に上がってきました。まだ20歳になったばかり。先が楽しみです。

次回はTop 10 Prospectsの投手を予定しています。

2019/05/20

プロスペクト近況(2019年5月)Top 10 Prospects Hitters

予告通りプロスペクトの近況をレポートしていきますが、まずはMy Top 10 Prospectsに選んだ打者から。この後、その他の打者、Top 10 Prospectsの投手、その他の投手の順で予定しています。

まず最初は、今年のMy Top 10 Prospectsに選んだ打者の近況報告です(成績はいずれも5月19日終了時点)。

が、その前にナショナルズの試合結果を書いておきます。

5/18 W5-2 Cubs Strasburgが8回自責点1の好投で4勝目
5/19 L5-6 Cubs Rendonの3ランなどで追い上げも届かず
Season 19-27; 4th in Division (8.0 GB PHI)

では本題。

Carter Kieboom
MLB: 43PA .128/.209/.282 2HR 0SB
AAA: 122PA .357/.484/.653 6HR 2SB
Fresno(AAA)で開幕。開幕戦こそ5打席凡退でしたが、その後はロケットスタート。19試合を終えた時点で.382/.500/.676という驚異的な数字を残し、Trea Turnerの長期離脱で攻撃力の低下していた打線の起爆剤と期待されてメジャーに昇格。4月26日のデビュー戦でいきなりホームランを放ち期待は膨らみましたが、その後は打撃でも守備でも深刻な不振に陥り、すっかり自信を失ってしまいました(表情から分かるほど)。結局Turnerの復帰を待つこともなく、5月7日に降格を命じられ、AAAに合流。先は長いので、まずは自信を取り戻すこと。まだまだ期待しています。

Luis Garcia
AA: 165PA .217/.259/.257 0HR 3SB
Harrisburg(AA)で主に2番打者を務めていますが、苦戦中。リーグの平均年齢より5歳以上若くしての参加はハードルが高かったか。数字は気にせず、怪我しないで、少しずつAAの投手をマスターしていけばいいです。幸いHarrisburgのチーム状態がいいので、気楽に気楽に。守備はもっぱらショートで、たまにセカンドを守っています。

Jakson Reetz
A+: 125PA .221/.344/.288 0HR 2SB
Potomac(A+)の正捕手としてプレーしています。打撃成績は昨年までとほぼ同じ水準でなかなか伸びてきません。出塁率が高いことは評価できますが、それも昨年までと同じ。どこかでスイッチが入ってくれることを期待しています。

Israel Pineda
A: 129PA  .207/.287/.336 3HR 1SB
Hagerstown(A)で正捕手として出場していますが、バッティングはかなり苦しんでいます。打撃に期待してのプロスペクトだけにこの数字は苦しい。

Yasel Antuna
TJ手術からのリハビリ中のはず。復帰時期などは聞こえてきません。

ということで、メジャー昇格前の短期間のKieboomを除くとあまりパッとしない結果となっています。これではやや寂しいので、次回はマイナーリーグで好成績を残している野手陣を紹介していくことにします。

2019/05/17

シーズン終了ですね(当ブログの当面について)

多くのファンの声(願い?叫び?)もむなしく、Dave Martinez監督は解任されないままメッツとのシリーズへ。球団首脳としてはドジャーズとの4連戦を2勝2敗で終えたことで満足だったそうです。??? シーズンのちょうど1/4を終えたところで16勝24敗。100敗も現実味のあるペースだったわけですが、、それは。

そうそう、昨日面白いTwitterの投稿がありました。
偶然だと思いますか?私はそうは思いません。

その後も試合は続いていますが、もちろん何も変わりません。誠に残念ではありますが、今シーズンは実質的に終わったと思っています。

ナショナルズの試合をちゃんと観る気がすっかり失せてしまったので当ブログをどうしたものかと思いましたが、当面(監督が交代するまで?)は、ロースターの動きはフォローしつつ、気まぐれにプロスペクトや6月のドラフトなんかを中心に記事を書いていこうかなと思っています。

最初はMy Top 10 Prospectsに選んだ選手の近況を準備中。あまり楽しみにせずに時々のぞいてやっていただければ幸いです。

*** 試合結果 ***
5/14 L2-6 Mets 1回表に守備ミスから満塁弾を浴びて早くも終了
5/15 W5-1 Mets  Patrick Corbinが8回1失点の好投で4勝目
5/16 W7-6 Mets せっかくの援護もAnibal Sanchezは故障交代で白星付かず
5/17 L6-14 Cubs Trea Turner復帰 → Victor Roblesが故障交代(Justin Millerも) 
Season 18-26; 4th in Division (7.0 GB PHI)

2019/05/12

5/12 フロントの決断を求めます

L0-6@LAD (Season 16-24)
Strasburg(L3-3) 6.0IP 2ER 4H 2BB 7K

また同じことの繰り返し。前夜のサヨナラ勝ちの勢いを全く引き継げませんでした。6回2失点としっかり試合を作ったStephen Strasburgの好投を横目に、打線はHyun Jin Ryuの前に8回1死でのGerardo Parraの二塁打までノーヒットに抑えられてしまいました。それ以外に出した走者も四球の1人のみの体たらく。8回裏にKyle Barracloughが満塁弾を浴びて実質的には終了。9回はクローザーのKenley Jansenに抑えられ、1安打完封負け。

ロード10連戦を3勝7敗で終えて、5月の2週目にして借金8。首位フィリーズとの差は7.5。明日は移動日でホームに戻ります。今シーズンを捨てるつもりでなければ、最後のタイミングかと思います。もう十分です。フロントの決断を求めます。

5/11 Parraの逆転満塁弾

W5-2@LAD (Season 16-23)
Scherzer(W2-4) 7.0IP 2ER 5H 2BB 7K
Doolittle(SV6) 1.0IP 0ER
Parra 1/4 HR(1) R 4RBI
Soto 1/3 BB R RBI

Gerardo Parraが、まさかの大仕事をしてくれました。9日にFA契約を結び、10日の試合でナショナルズ初スタメン、この日は本職ではないファーストでスタメンに名を連ねていましたが、その打席を迎えるまで7打数ノーヒット。正直なところ凡退してチャンスを逃すという悪いイメージしか浮かんできませんでした。なぜなら、そこに至るまでの流れが決してナショナルズにとって良いものではありませんでしたから。

まず1回表、連打と相手エラーで無死2,3塁のチャンスを作りながら、続くJuan Sotoの四球の際に帰塁が遅れた二塁走者のVictor Roblesが捕手からの牽制でタッチアウトになるボーンヘッドもあり、結局無得点。その後も、いい当たりはするもののことごとく野手の正面だったり、外野のフェンス際で捕球されたりで、7回までドジャーズ先発のWalker Buehlerから得点することはできず。3回裏にJustin Turnerに甘く入ったチェンジアップをセンターへ2ランされたのを除けば素晴らしいピッチングを続けていたMax Scherzerを援護することができませんでした。

ナショナルズにとっては重苦しい展開で0-2のまま終盤へ。迎えた8回表、2番手のPedro Baezに対して先頭のWilmer Difoがシングルで出た後、Scherzerへの代打Howie Kendrickの併殺コースのサードゴロをTurnerがセカンドへ悪送球してくれて無死1,3塁の願ってもないチャンス。Adam Eatonのセーフティスクイズは惜しくも成功しませんでしたが(結果は1塁のみアウトで1死2,3塁)、Roblesが歩いて1死満塁。ピッチャーは左のScott Alexanderに代わりましたが、Sotoが粘って9球目をレフト前に運びまず1点。しかし、続く絶好の好機にAnthony Rendonは空振り三振に倒れ、2死満塁。

ここで打席に入ったのがParraでした。Dylan Floroの速球に押されてカウントは2-2に追い込まれ、ドジャースタジアムの観衆は勝利を信じて総立ちとなっていました。流れはドジャーズだったはずです。しかし、続く5球目。捕手のミットは高めのボールゾーンに構えられていましたが、Floroの投じた速球は吸い寄せられたようにど真ん中へ。振り抜いた一打は高々と舞上がり、観客の悲鳴の中を、右中間スタンドに飛び込んでいきました。決してホームランバッターというわけではないParraだけに、まさかの一言でした。

さすがにこれだけのショックを与えての3点差なら大丈夫。8回裏はWander Suero、9回裏はSean Doolittleがいずれも3人で抑えて勝利。

問題はこのモメンタムを明日につなげることができるかどうか。不思議なくらいこれができないのが、Martinez監督の下でのナショナルズ。もし、明日、もう1つ、いい形で勝つことができれば、先日の約束通り、Martinez監督解任を求めることはやめてもいいと思いますが、果たして。

MVP: Gerardo Parra

2019/05/11

5/10 Sanchezは悪くないと思う

L0-5@LAD (Season 15-23)
Sanchez(L0-6) 4.1IP 3ER 6H 2BB 3K
Difo 2/3

先頭打者ホームランに始まり、5回途中3失点で降板。Anibal Sanchezは確かに試合を作るという仕事をできませんでした。

開幕以来8試合に先発して、勝ち星なしの6敗目。防御率5.27。先発失格という声も無きにしも非ずですが、私はそうは思いません。自身開幕戦は腰に打球を受けて途中降板しましましたが、あれがなければ白星スタートだったはず。続く3試合も6回途中あるいは7回を投げて3失点以内ですから、勝ち投手になっても不思議はなかったのに打線の援護がありませんでした。そして5試合目。今季最多の自責点6が付いていますが、Adam Eatonの凡ミスがなければ少なくとも3点は少なく終わっていたはず。その後は、あの試合の記事で書いた悪い予感が当たってしまったかのうように内容も悪くなってしまっています。

もっとも今日はもしSanchezが好投していても、前田健太以下のドジャーズ投手陣に打線が完封されたので、徒労に終わるところでした。次回以降、打線がそこそこ打ってくれる日に好投すればいいんだから、と前向きに考えましょう。

1つ勝てばきっと変わるはず。どんな形でもいいから白星を付けるべく、バックもベンチも全力サポートすべき、だと思うのですが、ベンチにそんな余裕はないんでしょうね。きっと。

2019/05/10

5/9 Corbinの粘りの投球で連敗ストップ

W6-0@LAD (Season 15-22)
Corbin(W3-1) 7.0IP 0ER 3H 4BB 8K
Kendrick 2/5 HR(6) R 4RBI
Rendon 2/4 double 2R RBI

ブリューワーズにスウィープを喫して4連敗中、ナ・リーグで下から2番目の勝率(下はマーリンズのみ)まで落ちたナショナルズが次に向かったのは、ナ・リーグ最高勝率でホームでは実に10連勝中のドジャーズ。

今日も勝てないんだろうな、という予感満々で迎えた一戦でしたが、Patrick Corbinがプロの仕事をしてくれました。三者凡退は2回裏だけとランナーを出しながらでしたが、粘りのピッチング。最大のピンチだった4回裏1死満塁を併殺で切り抜け、100球を超えた7回裏も、Anthony Rendonの好守もあって併殺でしのぎ、7イニングを無失点。連敗中であることのプレッシャーも感じさせず、淡々と仕事をやり切ってくれました。

打のヒーローは4番のHowie Kendrickでした。初回、1死2、3塁からレフトスタンドへ先制の3ラン。この後しばらく沈黙しましたが、8回表無死2,3塁からKendrickのレフト前シングルで待望の追加点を奪うと、Yan Gomesの併殺崩れの間にもう1点。9回にもRendonのやはり併殺崩れの間に1点。つまり、1アウトでランナーを3塁に置いた場面で、三振ではなく、インプレーにしてなんとか得点につなげる攻撃ができていました。

Martinez監督が繰り返してきたコメント通りの野球ができました。できれば勝てる、当たり前です。問題は、それがチームの意識として定着しているかどうかです。この1戦だけでMartinez監督に続けさせていいとは思いません。そうですね。ロサンゼルスでの残り3戦のうち少なくとも2戦で今日のような内容の戦い方で勝ちを収めることができるなら、ある程度の理解は示してもいいんじゃないでしょうか。

MVP: Patrick Corbin

2019/05/09

5/8 心折れそう

L3-7@MIL (Season 14-22)
Hellickson(L2-1) 4.0IP 3ER(6R) 7H 3BB 4K
Dozier 3/4 R

1回裏が全てを象徴していました。1死からChristian Yelichにソロを打たれたところまでは許せます。しかし、Mike Moustakasの打球をAnthony Rendonが弾くエラー(シフトで本来のショートの位置にいたとはいえ真正面でした)。四球で1,2塁となって、Eric Thamesのレフト線にふらふらと上がった打球をAdam Eatonが見失って落下点を通り抜けてしまう凡ミス(触れることもできなかったので記録は二塁打)。このあとタイムリーを打たれて4点のビハインド。迫力に欠ける今の打線を考えれば、試合の流れは決まってしまいました。(試合後のDave Martinez監督は「相手に30もアウトを与えてはいけない」といういつものコメント(笑。)

打線は淡白な攻撃に終始。6,7回に犠牲フライなどで3点を返しましたが、焼け石に水といった印象。9回表には相手エラーもあって1死満塁と最後のチャンスを迎えましたが、代打Kurt Suzuki、そしてEatonが連続三振で試合終了。チームで27個のアウトのうち、実に15個が三振。(試合後のMartinez監督は「ボールをインプレーにしないといけない」といつものコメント(笑。)

6カード連続の負け越しで、今シーズン初の被スウィープ(スウィープはありません)。この時期での借金8は2009年以来のこと。2009年といえば、6月にStephen Strasburgを全体1位で指名した年。シーズンで100敗を喫し、翌年にはBryce Harperを全体1位で指名することになりました。あの頃は完全な再建期でしたが、今は違います。30球団でもトップクラスの年俸総額で編成し、ライバルが大型補強をしてもなお、シーズン開幕前には地区優勝の最右翼と目された戦力を有するチームです。そのチームをしてこんな成績に低迷させた罪は重いと言わざるを得ません。とにかく早く、Martinez監督を解任してください。そのニュースが流れることを期待してTwitterのリロードを繰り返してしまっています。

2008年からこのブログを始めて以来、「なんでこんなチームのために一生懸命ブログ書いているんだろう」と初めて思っています。心折れそうです。

2019/05/08

5/7 2011年以来の借金7

L0-6@MIL (Season 14-21)
Strasburg(L3-2) 6.2IP 4ER 6H 2BB 11K
Robles 2/4

Anthony Rendonが復帰した打線でしたが、シングル5本のみに抑え込まれ完封負け。立ち上がりから素晴らしいピッチングをしていた先発のStephen Strasburgを援護できませんでした。

Strasburgは6回を終えた時点で被安打3、9奪三振で無失点。球数もわずか85球で余力十分に見えました。しかし、7回裏、先頭打者から10個目の三振を奪った後、四球、シングル、シングルで1死満塁のピンチを迎えます。代打Eric Thamesを11個目の三振に仕留め2アウトとしましたが、これで気が緩んだか、続くLorenzo Cainへの初球はど真ん中への速球。これをライト線に弾き返され走者一掃のツーベース。6回までがあれだけ素晴らしかっただけに悔やまれる一球となりました。

Strasburgの後を受けたDan Jenningsは4人の打者から1死も取れず、押し出し四球などもあり、この回都合6失点。打線は、8,9回は全く覇気もなく6人で終わりました。

昨日がどん底だと信じたかったのですが、まだ下がありました。まだまだ落ちていきそうな気配を感じます。ロード10連戦の前半を終えて1勝4敗(その1勝もまさかの逆転勝利)で、2011年9月以来の借金7。2011年って、Bryce Harperのデビュー前。2012年から始まった「PHASE 2」以前のことです。あの時代に逆戻りってこと?

試合後のMartinez監督は「三振ではどうにもならない。とにかくバットに当てて前に飛ばさないと」という打てなかった日にこれまでも何度も聞いたコメントを繰り返していました。相変わらず何の工夫もありません。今回のロードの残り5試合を勝ち越すことができず、なおかつMartinez監督がまだ指揮を執っているようなら、今シーズンはもうおしまいでしょうね。フロントには決断を求めたいと思います。

2019/05/07

5/6 どん底(と信じたい)

L3-5@MIL (Season 14-20)
Scherzer 6.0IP 1ER(2R) 6H 1BB 10K
Jennings(L0-2) 0.1IP 1ER(2R) 3H 1K
Kendrick 1/3 HR(5) BB R 2RBI
Eaton 2/4 HR(3) 2R RBI

前夜のうちに移動するはずだったのに、チャーター機のエンジントラブルのために機内で8時間も待たされた挙句ホテルに戻され、当日の昼前になってようやくミルウォーキー入りできたナショナルズ。

それでも、1回表にHowie Kendrickの2ランで先制。Max Scherzerは守備に足を引っ張られながらも6イニングを自責点1、10奪三振。同点で迎えた6回裏には1死満塁を迎えながら渾身のピッチングで切り抜けました。この112球の熱投に応えるように7回表にはAdam Eatonがソロ本塁打を放ち、Scherzerに白星が付く展開でした。

このように流れが変わりそうなパフォーマンスも見られたのですが、全体としては相変わらず。リードした直後の7回裏、2番手で出てきたDan Jenningsがワイルドピッチを挟んで3連打され、あっという間に同点。しかも、うち2本はセカンドのBrian DozierとサードWilmer Difoがアウトにできたはずの打球でした。代わったWander Sueroが犠飛を打たれて勝ち越しを許すと、続く8回裏にも1死2塁で出てきたTony Sippが最初の打者にタイムリーを打たれてもう1点。繰り出す投手がみんな打たれるさすがの采配でした。打線?8,9回はランナーすら出せず元気なく終了。5安打に対して4エラーしていては。。。

また、この試合でも故障者が発生。1回表の打席で左腕に死球を受けたYan Gomesと、2回表に一塁へヘッドスライディングした際に背中を痛めたAndrew Stevensonが途中交代。Stevensonのプレーは気魄を感じるものだっただけに、残念です。

昨シーズンは一度もなかった借金6。ここがどん底と信じたいですね。

2019/05/06

5/5 スプリングトレーニングかよ

L1-7@PHI (Season 14-19)
Sanchez (L0-5) 4.2IP 0ER(2R) 2H 4BB 9K
Suzuki 2/4 HR(5) R RBI

前日の試合途中で負傷交代したMatt Adams(IL入り)とMichael Taylor、それに故障上がりで慎重な起用が求められるベテランのHowie Kendrickが先発を外れ、先発オーダーは下記となりました。

1. Robles, CF
2. Difo, 3B
3. Eaton, RF
4. Suzuki, C
5. Dozier, 2B
6. Stevenson, LF
7. Kieboom, SS
8. Noll, 1B
9. Sanchez, P

スプリングトレーニングのバスで3時間かかるアウェイの試合かよ、と突っ込みたくなります。。。当然ながら攻撃力は微塵もなく、得点はKurt Suzukiのソロ本塁打による1点のみ。守備でも、初回にCarter KieboomとJake Nollの両ルーキーに痛いエラーが出て2失点。それでもAnibal Sanchezの奮投で5回までは1-2と接戦を演じていました。

しかし、今日も2番手のMatt Graceが6回に5失点。さすがに連日の逆転劇とは行かず、あっさり敗戦。選手たちから覇気が感じられません。特に空振り三振で最後の打者となったCarter Kieboomは完全に自身を失った表情をしており、全く戦力になっていません。今すぐにもマイナーに落とすべきです。が、40人ロースターに代わりの選手がいないのでどうしようもありません。

2019/05/05

5/4 満身創痍でも何とか勝利

W10-8@PHI (Season 14-18)
Corbin 6.0IP 3ER 6H 3BB 6K
Sipp(W1-1) 0.2IP 0ER
Doolittle(SV5) 1.0IP 0ER 1H 1BB
Dozier 2/4 HR(5) R RBI
Kieboom 2/4 BB 2R
Suzuki 1/1 HR(4) R 3RBI
Robles 2/2 HR(6) 2R RBI

開幕時の先発オーダーで2番から5番を打っていた4人の野手が故障者リスト入りしていて既にパッチワーク状態のナショナルズ野手陣でしたが、さらに、2回の守備でダイビングキャッチを決めたファーストのMatt Adamsが左肩を痛め、3回の守備ではセンター前へのライナーにダイビングキャッチを試みたMichael Taylorが左腕を痛めてしまい、いずれも途中交代。試合後の検査で骨折などではないとのことでしたが、特にAdamsは左腕が上がらないとのことなのでIL入りの可能性もありそうです。

そんな満身創痍のナショナルズですが、試合は続きます。Patrick CorbinとJake Arrietaの両先発は必ずしも調子が良さそうではありませんでしたが、両者とも6回を投げ切って3失点ずつと仕事をしました。特にCorbinは2回までに50球以上を要しながら、粘りの投球を続け、最終回となった6回裏も1死2,3塁のピンチを連続三振で脱出。実に118球の奮闘でした。

その直後の7回表、フィリーズの2番手Juan Nicasioが無死1,2塁からの送りバントを悪送球してくれたおかげでナショナルズが2点を勝ち越し。このまま勝ち切れば、Corbinに白星も付いて言うことはなかったのですが、7回裏に2番手として送り込まれたJoe Rossが大誤算。1死しか取れない間に4本の二塁打を含む5安打を打たれ、あっという間に5失点。逆に3点のビハインドとしてしまいました。前日のDan Jenningsもそうでしたし、その前にはWander Sueroなんかもですが、調子がいいと思われて大事な場面で起用されると打たれるパターンが続くのは偶然なのでしょうか。

ともかく3点ビハインドで8回表。このままこの試合は、あるいはシーズンも終わってしまうのかという気分でしたが、2死1,2塁から代打Kurt Suzukiが起死回生の同点3ランをレフトスタンド最前列へ放り込むと、続くVictor Robles(Taylorの負傷退場で途中からセンターに入っていた)がライトのBryce Harperの頭上を越え、ぎりぎりでフェンスを越えるホームラン。9-8。こちらもあっという間の逆転劇でした。

そして、この試合で一番大きかったのは8回裏をKyle Barraclougが零で抑えたことだと思います。1点リードで、当たっているJean Segura、そしてHarper、Rhys Hoskinsという中軸を迎えましたが、Seguraを中飛、HarperとHoskinsはいずれも高め速球で空振り三振という完ぺきな内容。力のこもったピッチングは見ていて勇気を感じるものでした。記録は1ホールドが付いただけですが、それ以上に価値のある登板だったと思います。

9回表にも1点を追加すると最後はSean Doolittleが締めくくりました。さあ、この勝ちを明日につなげることができるか、が重要です。

MVP: Kyle Barraclough

2019/05/04

5/3 継投失敗で逆転負け

L2-4@PHI (Season 13-18)
Hellickson 5.1IP 2ER 4H 0BB 9K
Jennings(L0-1) 0.2IP 2ER H BB K
Suzuki 2/4 double HR(3) R RBI
Eaton 2/3 triple BB

要するに持ってないんだと思います。Dave Martinez監督は。前日は投手陣の踏ん張りで何とか白星を手にし、今日からまた新しいシリーズが始まるというこの試合。2-1とリードして迎えた6回裏。またしても継投が裏目に出て逆転負け。問題は投手コーチではありません。いい加減にしろと言いたくなります。

1-1で迎えた6回表にKurt Suzukiのソロ本塁打で勝ち越した直後の6回裏。1死からJean Seguraが当たり損ねの三塁線への内野安打で出塁し、打者はBryce Harperという場面でした。先発のJeremy Hellicksonは(まあ主審のやたらと広いストライクゾーンのお陰もありますが)ここまで9奪三振。Seguraのソロ本塁打で1失点はしたもののそれも含めて被安打は4本、無四球。球数はわずか79球と余力は十分のはずでした。確かに、打順は3周目に入り、Hellicksonには合っている感じのHarperでしたが、交代の判断は疑問が残るものでした。

送り出したのは左腕のDan Jennings。しかし、あっさりとHarperを歩かせてしまい、1死1,2塁。次は右打者のRhys Hoskins。当然右投手に代えるかと思われましたが、続投。で、カウント1-1からの3球目、低めへの、しかし外から真ん中に入ってきたスライダーをすくい上げられ、打球はレフトスタンドへの逆転3ラン。あまりにも予想通りで驚きもないという感じのコメントがツィッター上でたくさん流れていました。

なぜHellicksonを代えたのか、Jenningsを続投させたのか、結果が出なければ采配が批判されるのは当然のこと。試合後にMartinez監督にから説明がありました。要するにマッチアップだそうです。左打者のHarperに対しては左投手をというのはセオリー通り。そしてHoskinsについても、左投手のスライダーを振った打球は今シーズン18本あり、全てアウトだったというデータに基き、Jennings続投の判断を下したそうです。はいはい、分かりました。他球団(監督)では通用するデータでも、使う球団(監督)が違えば結果は違ってくるんですね。

5/2 辛うじてスウィープを免れる/ 投手コーチ解任

W2-1 Cardinals (Season 13-17)
Strasburg(W3-1) 6.2IP 1ER 6H 2BB 9K
Doolittle(SV4) 1.1IP 0ER 1H 1BB 2K
Kendrick 2/4 R

引き続きJuan Sotoが欠場中の打線は迫力に欠け、ヒットはシングルが5本だけ。そのうち3本を4回裏に集中し、相手エラーのおかげもあって2点を奪いましたが、他のイニングは三塁さえ踏めませんでした。

そんな打線を横目に投手陣が踏ん張りました。先発のStephen Strasburgは3回表に3本のシングルで1点こそ失いましたが、他のイニングは危なげなくゼロを並べ、7回途中1失点。5回表のDakota Hudsonからの三振が通算1500奪三振。1,272回1/3での1500奪三振到達は、投球イニングベースでは史上最速とのことです。これからもどんどん記録を、できればナショナルズのユニフォームを着て、達成していってくれると嬉しいです。

ブルペンも頑張りました。7回表2死1,2塁でStrasburgの後を受けたTony Sippはきっちり後続を断ち、8回表の冒頭からマウンドに上がったKyle Barracloughも2本のヒットを打たれましたが、2つの三振も奪い、リードを守ったままでSean Doolittleにつなぎました。Doolittleは最初の打者を歩かせ満塁にしてしまいましたが、代打Paul Goldschmidtを渾身の内角速球でチェックスイングの空振り三振に仕留めてピンチ脱出。9回表も先頭打者を出しましたが、後は抑えて試合終了。

もうちょっと楽に勝てないものか、とは思いますが、ホームでの4戦スウィープをなんとか回避しただけでもよしとしましょう。

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この試合の後、Derek Lilliquist投手コーチが解任されました。昨シーズン、Dave Martinez監督の就任に合わせて入団しましたが、昨シーズンも今シーズンも投手陣の成績は振るわず、ここでその責任を取らさせる形での解任となりました。

後任は、マイナーリーグの投手コーディネーターを務めたきたPaul Menhartが初のユニフォームコーチとなります。手腕は未知数ですが、少なくともマイナーから上がってきた投手とは気心が知れているものと思われます。

Lilliquist投手コーチの責任だけだとは思いませんが。

2019/05/02

5/1 守備の乱れから5月も黒星スタート

L1-5 Cardinals (Season 12-17)
Scherzer(L1-4) 7.0IP 3ER 8H 2BB 8K
Kendrick 3/4
Robles 2/4 R

試合開始直前になって背中の痛みのためJuan Sotoが先発を外れ、レフトAdam Eaton、センターMichael Taylor、ライトVictor Roblesの布陣となったナショナルズ外野陣。初回いきなりこれが裏目に出ました。1死1,2塁からのMarcell Osunaの打球は詰まったライト線へのライナー。捕れるはずの打球でしたが、目測を誤ったRoblesが慌ててダイビングした横を抜けるタイムリー二塁打。さらに、続くJose Martinezの二遊間へのゴロも捕れるはずの打球でしたが、ランナーを気にして妙な動きになったショートCarter Kieboomの横を抜けてセンター前へ。いずれも結果はヒットで、Max Scherzerの自責点となりましたが、まともな守備なら無失点のはずのイニングでした。

Scherzerはこの後7回までゼロを並べましたが、今のナショナルズ打線は1点を返すのが精いっぱい。象徴的だったのは一打同点のチャンスでの二度のMichael Taylorの打席。一度目は右中間へのライナーをセンターのいいポジショニングに遮られ、二度目はレフトフェンス際へのフライを打ちましたが、そこだけ膨らんでいたブルペンへの扉部分で捕球されてしまいました。

8回にはKieboomの今度は正真正銘のエラーもあり、さらに2失点で実質的に試合終了。Scherzerはまたも黒星。驚いたことに、昨年7月のオールスター戦で先発した後、Scherzer先発試合でのチーム成績は何と1勝12敗。しかも、ア・リーグ先発だったChris Sale先発試合でのレッドソックスも同じ1勝12敗と言われるとなんだか不思議な気持ちになります。

5月も同じ、ではもう終わってしまいます。

2019年3-4月をふりかえる

昨シーズンの4月の月間レビューへのリンク。Dave Martinez監督は、1年経っても何も成長していないというか、むしろ悪化しているように思うのは私だけでしょうか。

ナ・リーグ東地区(2019年4月末時点)

WLPCTGB
Philadelphia1613.552-
New York1514.5171.0
Atlanta1415.4832.0
Washington1216.4293.5
Miami821.2768.0
メッツを迎えての開幕シリーズで2連敗スタート。その後、3連勝以上もないものの、3連敗以上もなく、勝率5割前後を行き来していましたが、4月20日の試合でAnthony Rendonが死球退場してからは負けが込み始め、4月24日から27日にかけて3連敗。借金4、地区4位で4月を終了。救いは同地区内の他球団ももたついており、首位フィリーズとの差もわずか3.5であること。なので、まだ諦めるには早いとは思いますが、今のままではあまり見通しは明るくないと言わざるを得ないでしょう。オーナー、フロントの決断が待たれます。

Hitter of March/April 2019: Anthony Rendon


PAAVEOBPSLGRHRRBISB
Adam Eaton 126.296.357.40018294
Juan Soto125.248.368.467166223
Victor Robles 114.255.301.481205127
Brian Dozier 101.184.297.33310461
Ryan Zimmerman86.213.302.37373110
Anthony Rendon86.356.442.740216180

開幕から4試合目にTrea Turnerが死球で退場、そのまま復帰の目途は立っていません。3試合で2本塁打、4盗塁と好スタートを切っていただけに痛過ぎる離脱となりました。その後打線を引っ張ったのが、Anthony Rendon。FA前最終年の大ブレイクでナショナルズとの再契約は難しくなってしまうのではないかとやきもきさせるほどの活躍でしたが、こちらも4月20日に四球を受けて退場。回復が思わしくないまま29日になってDL入りとなってしまいました。

フルにプレーした選手では、Adam Eatonが数字を残していますが、チャンスに弱い、という印象が強いのはなぜでしょうか。昨シーズン大ブレイクしたJuan Sotoは、各球団が変化球攻めを徹底した結果、やはり2年目のジンクスというかスランプに陥っています。まあそれでもこれだけの結果を残しているところは本物。今度はSotoが適応する番。今後に期待しています。Michael Taylorの開幕DLもあり、センターのレギュラーを務めたトッププロスペクトのVictor Robles。開幕直後は守備・走塁でのミスもありましたが、よくやっていると思います。もう1人のトッププロスペクトCarter Kieboomも4月26日の試合でメジャーデビューを果たすと、いきなりホームラン。これから壁にぶつかったりもすると思いますが、まずはいいスタートを切りました。問題はベテラン陣。Ryan Zimmermanは通算1000打点を目前に足踏みをし、右足裏を痛めてDL入り。さらにひどいのがBrian Dozier。この不調ぶりでも使い続けざるを得ないところが、チーム事情を表しています。

とはいえ、チーム打率、総得点はリーグ平均を上回っており、打線が足を引っ張っているわけではありません。

Pitcher of March/April 2019: Sean Doolittle

GSIPWKERAWHIP
Max Scherzer639.11544.121.119
Stephen Strasburg637.22483.821.009
Patrick Corbin637.22443.581.062
Anibal Sanchez 632.00275.911.719
Jeremy Hellickson421.22135.821.662
GIPSVHDERAWHIP
Sean Doolittle1313.1301.351.125
Wander Suero 1513.0026.921.231
Matt Grace 1612.2024.971.421
Kyle Barraclough 1511.0021.641.545
Tony Sipp147.1057.361.364

問題は投手陣。チーム防御率は23位。特にブルペン防御率5.95は29位です。4月の最後の3試合で16イニング連続無失点を記録して、ようやくその数字。その前はもちろん最下位でした。とにかくよく打たれます。

先発投手陣では、Patrick Corbinこそ、4月最後の29日の試合で打ち込まれた以外の5試合では全てQSを記録しており、それまでの防御率は2.48というもので、期待に応えるピッチンでしたが、その他の4人は・・・。エースMax Scherzerは、通算2500奪三振に到達するなどリーグ奪三振王ではありますが、先発試合でチームが1勝5敗では期待に応えたとは言えません。後の3人は、最低限の仕事をしているという感じ。

そして最大の問題となっているブルペン。Sean Doolittleだけは素晴らしいピッチングを続けてなんとかチームを支えていますが、そのDoolittleにセーブシチュエーションで投げさせる展開に持っていけないのが現状。むしろ登板機会がないため同点の展開でつぎ込むしかなく、結果的にDoolittleに白星が付いたりしています(4月の勝ち頭となる3勝)。原因はTrevor Rosenthalをはじめとする中継ぎ投手陣ですが、あまりにひどく、詳しくは書きたくありません。そしてもう一言だけ。こんな使い方していたらDoolittleはシーズン半ばで壊れます。