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2016/05/03

Bryce Harperがナ・リーグ月間MVPを受賞

Bryce Harperが4月のナ・リーグ月間MVPに選ばれました。

Photo by Nick Wass, AP

昨年5月以来、自身2度目の受賞。昨シーズンのリーグMVPとして堂々のスタートを切りました。

96PA .286/.406/.714 9HR 16R 24RBI 5SB

打点はリーグトップタイ。長打率、本塁打はいずれも2位。盗塁数さえ、リーグ4位タイ。ハイライトは、4月14日の通算100号となる満塁弾(上の写真はこの日のもの)。これを含め今月だけで2本の満塁ホームラン。開幕ダッシュを決めたチームを牽引しました。

なお、昨季限りでナショナルズをFA退団し、タイガースに加入したJordan Zimmermannが5戦5勝、防御率0.55でア・リーグの月間MVP投手を受賞しています。ナショナルズ時代の2012年7月以来、2度めの受賞。これからもがんばって下さい。

2016/02/25

15-16 FA選手ランキング

[2月25日 最終更新]
野手も含めたスプリングトレーニングがいよいよ始まりました。この直前に、Dexter Fowler、Yovani Gallardo(メディカルでひっかかって少しもめたようですが)の2人がオリオールズと契約し、QOを受けた選手で所属先が決まらないのはIan Desmondだけとなってしまいました。上位30選手でもちろんただ1人。2013年のオフにナショナルズからの1億ドルを超える契約延長オファーを蹴ったという経緯が報じられているため、ナショナルズファンの中でも冷たい反応もありますが、私としては、長くナショナルズを支えてきたDesmondがこのような目に遭っていることに悲しい気持ちです。1日も早くいい契約を得られることを願っています。

※2月26日修正。Dexter Fowlerは一度はオリオールズとの3年契約に合意したと報じられましたが、結局Fowler側の方針変更で、カブスとの1年契約を選びました。オリオールズが1年後の契約解除条項(オプトアウト)を飲まなかったためと言われています。

[2月9日更新]
スーパーボウルも終わり、スプリングトレーニングまで10日ほど。日本のプロ野球は既にキャンプインし、アメリカでもいよいよ野球の季節が近づいてきました。が、まだ多くのFA選手の所属が決まっていません。前回更新以降、元ナショナルズではDoug Fister、Tyler Clippard、Craig Stammen、Roger Bernadinaといった面々が行先を確定しましたが、Ian Desmondがまだ・・・。Cilppardの契約内容も思っていたよりずっと悪いものとなってしまいましたし、なんだか世知辛いオフです。

[1月24日更新]
Cespedesは結局メッツと契約。3年7500万ドルはナショナルズが提示した5年1億ドルより総額では小さいものとなりましたが、1年平均2500万ドルは圧倒的に大きく、また1年後にオプトアウトできる条項もついており(1年で契約が終了する場合は2016年の年俸は2750万ドルという野手史上2位の年俸)、内容としてはあまり変わらないものでした。とはいえ、最終的に決め手になったのは、Cespedes自身の「ニューヨークが好き」という気持ちだったようです。こちらから願い下げです。

[1月22日更新]
かなり動きが緩慢なこのオフのFA市場。我らがIan Desmondを含めて野手は結構売れ残っていますが、QOを受けていたChris DavisとAlex Gordonがそれぞれ古巣のオリオールズとロイヤルズに戻るなどし、徐々に行き先が決まりつつあります。

トップ10の大物はYoenis Cespedesを残すのみとなりましたが、ここでナショナルズが5年契約を提示したとの情報も流れています。Ben Revereのトレードで外野は固まったようにも見えていたので、契約すればまさかという感じです。もっとも、そんな資金があるならBryce HarperかStephen Strasburgと契約延長してくれよとは思いますが、相手がScott Borasでは難しいのでしょうか。もっともCespedes本人はメッツに戻りたい意向のようなで、勝手にすればという感じです。

[12月17日更新]
ウィンターミーティングも終わって一段落ついたところ。これまでにトップ50のうち26人が契約に合意しています。投手陣が早く決まり、野手のマーケットはなかなか進んでいないという印象。元ナショナルズのJordan Zimmermannが全体でも最も早いタイミングでタイガースと合意。最高額は、総額ではDavid Priceがレッドソックスと合意した217百万ドル、1年平均ではあのZack GreinkeのDバックスとの契約となっています。

[11月10日オリジナル]
ここ数年参考にさせて頂いてきたYahoo!のランキングがいつまでも発表にならないので、今年はSIのBen Reiterの記事の引用にしました。トップ50にナショナルズからFAとなった選手が4人含まれています。

と思ったら、Yahoo!の記事もありました(こちら)が、並べ替えるのが面倒なのでもういいです。

1. David Price, SP →BOS: 217M/7y
2. Zack Greinke, SP(QO) →ARI: 206.5M/6y
3. Jason Heyward, OF (QO) →CHC: 184M/8y
4. Yoenis Cespedes, OF →NYM: 75M/3y
5. Justin Upton, OF (QO)→DET: 132.75M/6y
6. Jordan Zimmermann, SP (QO) →DET: 110M/5y
7. Chris Daivs, 1B (QO)→BAL: 161MM/7y
8. Alex Gordon, OF (QO)→KC: 72M/4y
9. Matt Wieters, C →BAL: QO(15.8M/1y)
10. Johnny Cueto, SP →SF:130M/6y
11. Mike Leake, SP→STL: 80M/5y
12. Dexter Fowler, OF (QO)→BAL:33M/3y→CHC: 13M/1y
13. Ian Desmond, SS (QO)
14. Wei Yin Chen, SP (QO)→MIA: 80M/5y
15. Marco Estrada, SP →TOR: QO(26M/2y)
16. Gerardo Parra, OF→ COL: 27.5M/3y
17. Daniel Murphy, 2B (QO) → WAS: 37.5/3y
18. Jeff Samardzija, SP (QO) →SF: 90M/5y
19. Ben Zoblist, INF/OF →CHC: 56M/4y
20. Scott Kazmir, SP→ LAD: 48M/3y
21. Howie Kendrick, 2B (QO)→LAD: 20M/2y
22. Hisashi Iwakuma, SP (QO) →LAD: 45M/3y → SEA: 12M/1y
23. Denard Span, OF→ SF: 31M/3y
24. Joakim Soria, RP →KC: 25M/2y
25. Colby Rasmus, OF →HOU: QO(15.8M/1y)
26. John Lackey,SP (QO) →CHC: 32M/2y
27. Steve Pearce, OF→ TB: 4.75M/1y
28. Darren O'Day, RP →BAL: 31M/4y
29. Asdrubal Cabrera, SS →NYM: 18.5M/2y
30. Ian Kennedy, SP (QO)→KC: 70M/5y
31. Tyler Clippard, RP→ARI: 12.25M/2y
32. Brett Anderson, SP →LAD: QO(15.8M/1y)
33. Austin Jackson, OF
34. Ryan Madson, RP →OAK: 22M/3y
35. Alexei Ramirez, SS→SD: 4M/1y
36. Yovani Gallardo, SP (QO)→BAL: 22M/2y
37. Marlon Byrd, OF
38. Doug Fister, SP→HOU: 7M/1y
39. Antonio Bastardo, RP→NYM: 12M/2y
40. David Freese, 3B
41. Nori Aoki, OF →SEA: 5.5M/1y
42. Chris Young, OF →BOS: 13M/2y
43. Chris Young, SP →KC: 12M/2y
44. Rajai Davis, OF →CLE: 5.25M/1y
45. Mike Napoli, 1B →CLE: 7M/1y
46. Tony Sipp, RP →HOU: 18M/3y
47. Alex Avila, C →CHW: 2.5M/1y
48. J.A.Happ, SP → TOR: 36M/3y
49. Dominic Brown, OF
50. Bartolo Colon, SP →NYM: 7.25M/1y

Craig Stammen, RHP → CLE: Minor
Matt Thornton, LHP
Dan Uggla, IF
Casey Janssen, RHP → SD: minor
Nate McLouth, OF
Joe Beimel, RP
Jerry Blevins, RP →NYM: 4M/1y
Ross Detwiler, RP→CLE: minor
Tom Gorzelanny, RP→CLE: minor
Edwin Jackson, RP→MIA: 0.507/1y
Ross Ohlendorf, RP→ KC: minor
Justin Maxwell, OF → MIA: minor
Roger Bernadina, OF → NYM: minor

2015/11/30

Jordan Zimmermannはタイガースと契約

ナショナルズからFAとなっていたJordan Zimmermann投手が、デトロイト・タイガースと5年110百万ドルで契約合意に達したと報じられました。

このオフのトップFA選手では一番最初の契約合意。タイガースには、Justin Verlanderという大エースがいますが、ここ2年は故障で満足に活躍することができず、Zimmermannには実質的なエースとしての活躍が期待されています。2015年のタイガース先発投手陣のチーム防御率は30球団で最悪でしたから、立て直しに向けてZimmermannにかかる期待は大きいと言えるでしょう。

懸念があるとすれば、健康面。TJ手術経験者では史上初めて100百万ドルを超える契約に合意しましたが、このヒジがいつまでもつかが心配です。

なお、Qualifying Offerを出して拒否していたので、タイガースはドラフト指名権(1順目はプロテクトされているので2順目)を失い、ナショナルズは1順目と2順目の間に指名権を1つもらうことになりました。

第一報を聞いての感想は、素直に「良かったね」というものでした。地元(ウィスコンシン州)に近いデトロイトということで、またア・リーグということで、行き先としては素晴らしいと思いました。ただ、契約内容を見てからは、それくらいならナショナルズでも十分出せたはずなのに(実際、昨オフに今回と同じ契約期間で105百万ドルをオファーしていたらしい)、振られたという感覚が残る、複雑な心境となっています。この辺り、Rizzo GMのあまり上手ではないところのように思います。

とまれ、Zimmermannの健康と、新天地での活躍を、心から願っています。ワールドシリーズで会いましょう!

2015/11/07

FA選手まとめ(Zimmermann, Desmond, Span 退団)

契約の満了又は球団による来季契約オプション破棄のため以下の選手がFAとなりました。再契約の可能性がないわけではありませんが、ひとまず退団。

Jordan Zimmermann, RHP
Ian Desmond, SS
Denard Span, OF 
Doug Fister, RHP
Matt Thornton, LHP
Dan Uggla, IF
Casey Janssen, RHP (700万ドルのオプション破棄)
Nate McLouth, OF (650万ドルのオプション破棄)

Jordan ZimmermannIan DesmondDenard Spanの3人は主力としてここ数年のナショナルズを支えてくれた功労者。それぞれピッチャー、ショート、センターのポジションで球団ワシントン移転後の先発出場最多を記録しての退団となりました。特に、ZimmermannとDesmondの2人は私がブログを始めた2008年当時はマイナーのプロスペクトで、いずれも2009年シーズンにメジャーデビュー(懐かしい生地のリンクを張っておきます。Zimmermannのデビュー戦Desmondのデビュー戦)。これまでずっとフォローしてきた選手だけに、寂しさが募ります。Spanも2005年以来長らく固定できなかった「リードオフ」「センター」の役目をしっかり果たし、チームの核となってくれました。今季は故障に悩みましたが、2012年オフの入団時に心配された脳震盪の影響は全くなく過ごせただけでも良かったと思います。

なお、球団が来季ドラフトでの補償指名権の根拠となるQualifying Offerを提示したのは、ZimmermannとDesmondの2人のみ。Spanはわざわざ代理人をScott Borasに変えたこと等からQOを出しても受けることはなかったと思うんですけどねぇ。。。ま、選手の市場価値という意味では上がったので、いい条件でSpanが新天地を見つけてくれることを願いましょう。

ある意味で最も残念だったのがDoug Fister。トレードでやってきた1年目の2014年シーズンに大活躍したので、今でもあのトレードは成功と言っていいと思いますが、今季はあまりの不振で終盤はブルペン投手に降格。QOの対象にもならず、何とも残念な形での退団となりました。

Matt Thorntonは意外な掘り出し物でした。2014年シーズン途中にヤンキースからDFAされたところを獲得し、昨季の残りは18試合を無失点、今季も60試合に投げて防御率2.18というナイスピッチング。39歳の大ベテランですが、特に左腕として左打者相手にはいい仕事をしてくれました。このリストの中では唯一再契約が現実的に話題になっている選手です。

Dan Ugglaは春先ちょっと打ちましたが、終わってみれば打率は2割にも満たずとひどいものでした。セットアッパー、あるいはクローザーもと期待されたCasey Janssennでしたが、全くダメでした。来季の契約オプションももちろん破棄。昨オフの重要なFA契約の1つでしたが、見事な失敗。さらにひどい失敗FA契約となったのが、Nate McLouth。2年契約プラスオプションでしたが、1年目は不振から左肩手術、そして今季はその左肩の影響で全休。これだけ派手に失敗したFA契約もなかなかないというくらいの大失敗でした。

2015/10/06

9/30 Jordan Zimmermannの最終?登板

L0-2@ATL
Zimmermann(L13-10)6.0IP 2ER 6H 1BB 1K
Robinson 2/4 double

Jordan Zimmermannが今シーズン最後の登板。初回、2回といずれも2死からタイムリーを打たれての2失点で、味方の援護がないまま負け投手となりました。今季成績は防御率3.66、13勝10敗で終了。そしてこれが、(FAとなるため)ひとまずナショナルズのユニフォームを着ての最後の登板。通算成績は通算7シーズンで178試合に先発し、1094イニングを投げて、70勝、903奪三振の記録を残しました。いずれも、球団がワシントンに移転してからのチームトップの数字です。

打線は、初回、2回と無死でランナーを2塁に置きながらいずれも無得点に終わり、そのまま完封負け。はいはい。

2015/08/04

ロースター異動まとめ(2015年7月)

ウェイバーを通さないトレード期限を迎える7月。ナショナルズに補強はあるでしょうか。

7/5 Stephen StrasburgがDL入りし、Taylor Jordanを招集
7/6-11 David CarpenterとJordan Zimmermannの出産立会休暇に伴う動き
7/10 Denard SpanがDL入りし、Wilmer Difoを招集
7/17 CarpenterがDL入り、Sammy Solisを招集
7/20 Blake TreinenをAAAにオプションし、AAからAbel De Los Santosがメジャー初昇格
7/21 Joe Rossが昇格し、DifoをAAにオプション
7/25 Anthony Rendon復帰、De Los SantosをAAにオプション
7/28 Jonathan Papelbonをトレード獲得
7/28 Ryan ZimmermanとJayson WerthがDLから復帰、Matt den DekkerをAAAにオプションし、Emmanuel BurrissをDFA

2015/07/01

6/30 Zimmermann 安定した投球

W6-1@ATL (Season 43-34)
Zimmermann(W6-5) 7.2IP 0ER 6H 6K
Espinosa 3/5 2double 2R RBI
Span 2/4 BB R
Escobar 2/5 R
Robinson 1/4 BB HR(3) R 2RBI

ブレーブス先発は今季ここまで15試合に先発して防御率1.94という好投手Shelby Millerでしたが、ナショナルズ打線が初回に攻略。シングルで出塁したDenard Spanを置いて、2番Danny Espinosaが左中間を破る二塁打を放ち、まず先制。2死3塁となった後、Wilson Ramosがしぶとくセンター前に転がしてもう1点。さらに続くClint Robinsoがフルカウントから内に入ってきた変化球を救い上げた打球はライトスタンドへの3号2ラン。計4点の見事な攻撃でした。

しかし、実はこの後、何度も無死か1死で3塁にランナーを置くというチャンスを作りながら拙攻を繰り返し、追加点は相手エラーによる1点だけと、ブレーブスに流れが行っても不思議がない展開だったのですが、ナショナルズ先発のJordan Zimmermannが安定した投球でしっかり試合を作ってくれました。8回2死1,2塁で降板するまで、三塁も踏ませないピッチング。序盤からポンポンとストライクを取って追い込み、最終的にも無四球という点は高く評価されるべきでしょう。前回登板に続く無失点。調子が上がってきた、と期待したいです。

8連勝で止まった後の試合をしっかり勝ってチーム状態はいい感じ。また新しい連勝街道と行きましょう。

MVP: Jordan Zimmeramnn

2015/06/03

6/2[G1] Zimmermann8回無失点で連敗ストップ

W2-0 Blue Jays (Season 29-22)
Zimmermann(W5-2) 8.0IP 0ER 6H 1BB 4K
Storen(SV17) 1.0IP 0ER 1K
Escobar 2/3 BB R
Harper 1/3 BB RBI SB(3)

前日の試合が雨で流れダブルヘッダーとなった、その第1戦。スライド登板のJordan Zimmermannが8回を無失点に抑える好投で、チームの連敗を3でストップさせることに成功しました。全くランナーを出さない完ぺきなピッチングというわけではありませんでしたが、要所要所をきちんと押さえゼロを並べて行きました。

打線はランナーを出しながらもなかなか点につながらない、という感じでしたが、Zimmermannのシングルから始まった5回裏にBryce HarperのタイムリーとRyan Zimmermanの犠飛で2得点。この試合はこれだけあれば十分でした。

Zimmermannにとっての唯一のピンチは7回表の1死満塁でしたが、代打Russell Martinを4-6-3の併殺に打ち取って見事に切り抜けると、上位打線となった8回表もあっさりと三人で片付けました。となれば、あとはDrew Storenが9回表をきっちり締めて完封リレーの完成です。

6月の滑り出しとしては上々の試合となりました。

MVP: Jordan Zimmermann

2015/04/30

4/29 Zimmermannの投打の活躍で大勝

W13-4@ATL (Season 9-13)
Zimmermann(W2-2) 7.0IP 3ER(4R) 8H 1BB 7K; 1/3 3RBI
Span 2/6 double HR(2) 2R 3RBI
Espinosa 4/5 2R 2RBI
Ramos 3/4 BB 2R RBI
Harper 2/4 double BB 3R
Uggla 1/4 BB 2R 2RBI

1回裏にFreddie Freemanの二塁打などで作られた1死2,3塁のピンチでA. J. Pierzynskiの打球がセンター前にポトリと落ちる間に2点を先制を許す。2回表に1点を返したものの、3回裏にはFreeman(またお前か!)にタイムリーを打たれ、3回終了では再び2点差を追いかける展開でした。

が、前日の大逆転劇の勢いは続いていました。

4回表、1死2塁からRyan Zimmermanのタイムリーでまず1点を返し、その後2死1,2塁となったところで、ブレーブスは昨日のヒーロー8番のDan Ugglaを敬遠し、投手のJordan Zimmermannとの勝負を選びました。結果的にはこれが勝負の分かれ目となりました。カウント3-2からファールで1球粘った後の7球目、内寄りの速球に対してバットを振りぬくと打球はセンター左へのシングル。3塁走者と2塁走者はもちろん、2死フルカウントだったことで投球とともにスタートを切っていた1塁走者のUgglaまでがホームインする走者一掃逆転打となりました。

マウンドのZimmermannは必ずしも快投とは言えず、この後、5回裏には併殺の間にさらに1点を失いましたが、都合7イニングを投げて、自責点3、7奪三振、1四球という内容の省エネ投球で7イニングを投げ切ってくれました。

ナショナルズ打線は、この後も着々と追加点を重ね、9回のDenard Spanの二夜連続となる2号3ランでトドメを刺しまいした。15安打で13得点。13得点は前日に続くハイスコア。これで打線が自信を取り戻してくれているといいのですが。

MVP: Jordan Zimmermann

2015/02/18

2015 ST Outlook 2(先発投手)

続いて先発投手編です。

●オフの動き
オフの当初からJordan Zimmermannをめぐるトレードが噂されていましたが、1月になってMax Scherzerと7年契約を結んだことで、Zimmermannか同じようにFA前最終年を迎えるDoug Fister、あるいはStephen Strasburgの名さえも取りざたされ、1人はトレードされるに違いないと思われた時期もありました。しかし、結果的には誰も放出されず、まさかの超強力先発ローテーションでスプリングトレーニングを迎えることとなりました。

●スプリングトレーニングの見所
[40 man Roster]
Stephen Strasburg
Jordan Zimmermann
Max Scherzer 
Gio Gonzalez 
Doug Fister
Tanner Roark 
Taylor Jordan
Blake Treinen
Taylor Hill
A.J. Cole
Felipe Rivero

先発ローテーションは、Strasburg、Zimmermann、Scherzer、Fister、そしてGio Gonzalezでほぼ確定。故障さえなければ、昨季1年間ローテーションを守って15勝を記録したTanner Roarkがブルペンに回るという贅沢な布陣となっています。とはいえ、昨季のようにほとんど5人で年間通じて戦えるなどという僥倖に恵まれることは珍しく、実際にはいずれかのタイミングでRoarkが必要とされることになるでしょうから、しっかり調整しておいてもらわなければなりません。

若手では、昨季スポットスターターとして頑張ったBlake Treinen、それにトッププロスペクトのA. J. Coleがどんなピッチングを見せてくれるかが楽しみ。昨季、故障に泣いたTaylor Jordanの回復状態にも注目しています。

とまれ、引き続きトレードの噂が飛び交うことが予想されます。選手たちは、こうした噂に惑わされることなく、しっかり調整することが何より重要。トレードする気がないのであれば、キャンプの早いタイミングで「この戦力で開幕を迎えるんだ。トレードはない。」としっかり明言すべきだと思います。

契約延長について、Zimmermannとはもう無理と諦めています。しかし、Strasburgについては今がいいタイミングだと思います。1年でも長くナショナルズのユニフォームで投げてくれるよう、フロントの英断に期待しています。

2014/12/28

ロースター異動まとめ (2014年12月)

12月のロースターの動きをフォローしておきます。

12/2 年俸調停対象選手に対する契約提示
12/11 Detwilerをレンジャーズにトレード放出
12/15 Harperと2年契約
12/18 パドレス、レイズとの三角トレード成立、Souzaを放出
その他、マイナー契約

2014/12/22

2014 シーズンレビュー 5: 投手MVP Jordan Zimmermann

次は投手編。スタッツ、印象、安定感などそれぞれ高いポイントを得る項目があり、かなり迷っても不思議がないシーズンでしたが、やはり最終戦のインパクトは強過ぎました。

【先発】
W L GS CG IP SO ERA WHIP HR/9 SO/9 SO/BB
Stephen Strasburg 14 11 34 0 215.0 242 3.14 1.12 0.96 10.13 5.63
Jordan Zimmermann 14 5 32 3 199.2 182 2.66 1.07 0.59 8.20 6.28
Tanner Roark 15 10 31 1 198.2 138 2.85 1.09 0.72 6.25 3.54
Gio Gonzalez 10 10 27 0 158.2 162 3.57 1.20 0.57 9.19 2.89
Doug Fister  16 6 25 1 164.0 98 2.41 1.08 0.99 5.38 4.08
Blake Treinen 2 3 7 0 50.2 30 2.49 1.38 0.18 5.33 3.54
Taylor Jordan 0 3 5 0 25.2 17 5.61 1.64 1.05 5.96 2.13
Taylor Hill 0 1 1 0 9.0 5 9.00 2.11 0.00 5.00 1.67


2014年シーズンの先発ローテーションは、Duog Fisterが開幕から約1か月ほど出遅れはしたものの、健康に恵まれ、5人(Stephen StrasburgJordan ZimmermannGio GonzalezTanner Roark、Fister)で全162試合中149試合に先発することができました。5人以外による先発は、わずかにBlake Treinen(7試合)、Taylor Jordan(5試合)、Taylor Hill(1試合)のみ。となれば当然といえば当然ですが、チーム先発投手防御率は3.04で30球団中独走トップの素晴らしい結果を残しました。

3年連続の開幕投手となったStrasburg。5年目となった今季は、初めて開幕からポストシーズンまでフル稼働。自身初の200イニングを突破し、見事、リーグ奪三振王のタイトルを獲得(レッズのJohnny Cuetoとタイ)。ただし、その道のりは容易ではありませんでした。開幕戦は4失点降板で勝ち負けつかず。2戦目は5回持たずに黒星。3戦目でようやく勝ちましたが、その後も内容が良くても大事なところで踏ん張れないという展開が多く、勝ち星はなかなか伸びませんでした。オールスター明けには3連敗を喫し、一時は7勝9敗。ファンをヤキモキさせてくれました。8-9月に盛り返し、特に最後の3登板は計20イニング無失点の3連勝で締めくくりましたが、「もっとできたはず」という印象のシーズンとなりました。NDLSも同じ。初戦の先発を任され、5回2失点(自責点1)でしたが、なんだかなあという感じの失点を重ねて負け投手。もう一皮むけて欲しい。

Strasburgをはるかに凌駕する素晴らしいシーズンを送ったのが、Zimmermann。打線の援護に恵まれず、やはり勝ち星はなかなか伸びませんでしたが、打たれないんだから負け投手にもなりません。オールスター前の成績は6勝5敗でしたが、そこから無傷の8連勝、しかも最終戦では球団史上初のノーヒッター達成という偉業を達成してくれました。NLDSでは第2戦に先発し、ノーヒッターの勢いそのままに9回2死まで3安打無四球、もちろん無失点とジャイアンツ打線を封じ込んでいましたが、四球を出して代えられてしまいました(あとは略)。FA前最終年となる来季。契約延長はほぼあきらめていますので、今年を上回る有終の美を飾ってくれることを期待。

3本柱の1人として開幕したGioでしたが、途中、肩の違和感で自身キャリア初のDL入りとなるなど、不本意なシーズンとなりました。9月の4勝1敗で2ケタ勝利に到達し、シーズン終盤に調子を上げてきたかと思われましたが、後がない状態でマウンドを託されたNLDS第4戦では、1つのきっかけで悪循環に陥る悪いGioの顔を見せてしまいました。肩の違和感が来季に影響しないことを願っています。

開幕時は4,5番手と思われたFisterとRoarkの2人が実はシーズンを通じて、アンカー役を果たしてくれました。まず、Fister。開幕こそ出遅れましたが、5月上旬に復帰してくると、以降はポストシーズンまでフル稼働し、16勝、防御率2.41はいずれもチームトップ。防御率はリーグでも4位の好成績でした。Zimmermannのノーヒッターの前に霞んでしまいましたが、最終登板では見事な完封勝利。NLDSでも2連敗で後がない第3戦に先発し、7回無失点で勝ち投手と頑張りました。こちらもFA前最終年となる来季。しっかり投げて、旅立ってくれればいいです。

昨シーズン終盤に好投していたとはいえ、スプリングトレーニングが始まる時点では確固たる地位を築けていなかったRoark。Fisterの故障でローテーション入りすると、他の先発投手陣が調子を上げきれていなかった4月に安定したピッチング。4月26日には自身初の完封勝利。これでローテーション投手としての地位を完全に確立しました。Roakの立派なのはほとんど波がないこと。物凄い持ち球があるわけではないので過小評価されがちですが、ホンモノです。来季もローテーションの一角として期待しています。

【ブルペン】
SV HD G GF IP SO ERA WHIP HR/9 SO/9 SO/BB
Rafael Soriano 32 0 64 48 62.0 59 3.19 1.13 0.58 8.56 3.11
Tyler Clippard 1 40 75 6 70.1 82 2.18 1.00 0.64 10.49 3.57
Jerry Blevins* 0 9 64 25 57.1 66 4.87 1.24 0.47 10.36 2.87
Drew Storen 11 20 65 18 56.1 46 1.12 0.98 0.32 7.35 4.18
Aaron Barrett 0 8 50 12 40.2 49 2.66 1.30 0.22 10.84 2.45
Craig Stammen 0 7 49 15 72.2 56 3.84 1.27 0.62 6.94 4.00
Ross Detwiler* 1 3 47 15 63.0 39 4.00 1.41 0.71 5.57 1.86
(* は左投手)

今年も年俸1100万ドルのRafael Sorianoが今年もクローザーを務めました。防御率3.19、32セーブという数字はそれなりですが、内容は散々。本当に散々。9月5日に3点リードを守りきれなかったことでようやくクローザーから降格させられ、その後は使い道がないまま終了、FA退団となりました。さようなら。

Sorianoを降格させた後のクローザーを任されたのがDrew Storen。65試合に登板して、自責点が付いたのはわずかに6試合、防御率1.12という圧倒的な数字を残しました。特にクローザーを務めた9月は14試合で自責点0、月間10セーブ。完全に地位を取り戻しました。惜しむらくはNLDS第2戦でのセーブ失敗。2年前に続く悪夢。本人のトラウマになっていないことを願います。ただ、Sorianoとの契約に走った2年前とは異なり、Rizzo GM、Williams監督がそろってクローザーStorenへの信頼を明言。3度目の正直。ポストシーズンで好投するStorenが見たいです。

今年もセットアッパーとして大活躍してくれた、Tyler Clippard。当たり前のように投げてくれていますが、ブルペン投手が安定した成績を残し続けることは難しいはずなのに、5年連続で70試合以上に登板し、この成績。もうひたすら頭が下がります。こちらもFA前最終年を迎え、トレードの噂が上っています。個人的にはどこかの球団でクローザーを務めさせてやりたいと思っていますが、どうなることでしょう。

ブルペン左腕1番手として3本柱と同じくらい起用されたのがJerry Blevins。夏場に不安定な時期がありましたが、特にシーズン終盤にかけてよく頑張ってくれました。もう1人、シーズン通じてブルペンに入っていた左腕が、スプリングトレーニング中にブルペン投手に転向させられた(たぶん本人はそういう意識だったはず)Ross Detwiler。最後までベンチの信頼を得ることはできず、あまりプレッシャーのかからないシーンでの登板が多く、NLDSのロースターからも漏れました。オフにレンジャーズへトレード。

ブルペン投手で今季も(3年連続で)最多投球イニングを記録したのがCraig Stammenでした。ロングもショートもこなし、縁の下の力持ちという感じ。シーズン防御率はパっとしない数字ですが、実はただの消化試合だった最後の登板で1死も取れずに5失点という登板があったためで、それまでのシーズン防御率は3.22でした。。。ともかく、本当に重宝する投手です。

Aaron Barrettについては先日の新人王の記事で書いたので省略です。

【投手MVP】 Jordan Zimmermann

Fister、Strasburg、Storen、あるいはClippardも十分にMVPに値する活躍でしたが、さすがにシーズン最終戦での感動のノーヒッターには敵いませんね。

参考まで、当ブログ独自の勝手MVP、投手陣の結果も掲載しておきます。

8W Stephen Strasburg
6W Tanner Roark
5W Doug Fister
4W Drew Storen, Jordan Zimmermann
3W Gio Gonzalez
1W Aaron Barrett, Rafael Soriano, Ross Detwiler, Blake Treinen, Craig Stammen, Tyler Clippard

2014/11/16

サイ・ヤング賞に3投手が入賞

サイ・ヤング賞の投票結果が公表され、ナ・リーグは、ドジャーズのClayton Kershawが満票で2年連続3度目の受賞。21勝3敗、防御率1.77、WHIP 0.86、6完投はいずれもリーグトップですから、まったく順当な結果となりました。

ナショナルズの投手陣からは3人が入賞しました! Jordan Zimmermannが5位、Doug Fisterが8位、Stephen Strasburgが9位タイという結果。 FisterとStrasburgにとっては初めての得票となりました。特にStrasburgには、来季こそは受賞を争えるようなシーズンを送ってくれることを期待しています。

ア・リーグは大接戦。今季彗星のように現れたインディアンズのCorey Kluberが、防御率、WHIP1位のFelix Hernandezを僅差で振り切り初受賞となりました。

2014/10/26

Hot Stove Outlook 1 (SP)

ジャイアンツとロイヤルズのワールドシリーズは第4戦を終えて2勝2敗。がっぷり四ツの好勝負となっています。我らがMichael Morseは第1,2戦ではDHとして先発出場。第3戦では、代打で登場し、反撃の口火となるレフト線へのタイムリーを放つなど活躍中(試合には結局負けましたが)。Morseがいるから、という理由だけではありませんが、ジャイアンツを応援しています。

さて。

予告していたとおり、ナショナルズのオフの注目点についての記事を書いておきます。

まずは先発投手編。

2014年は、先発ローテーションの5人(Stephen StrasburgJordan ZimmermannDoug FisterGio GonzalezTanner Roark)がほぼ健康に過ごし、5人で全162試合中149試合に先発。スポットスターターはわずかにBlake Treinen(7試合)、Taylor Jordan(5試合)、Taylor Hill(1試合)の3人しか必要としませんでした。となれば当然といえば当然ですが、チーム先発投手防御率は3.04で30球団中独走トップの素晴らしい結果を残しました。

この8人全員が2015年シーズンも契約下にあり、大きな補強はないだろうというのが大方の予想です。

最大の関心は、いずれもFAまであと1年となるZimmermannとFisterとの契約延長問題。生え抜きのZimmermannとはこれまでも何度となく議論してきたものの折り合わず。昨オフ、年俸調停の残りの2年をカバーする契約を結んでおり、しかも2年目の来季が1650万ドルという超超高額。さらにレギュラーシーズン最終戦でのノーヒッターなどもあって市場価値は上がっているため、Zimmermann側に合意するメリットがありません。Fisterは15年が年俸調停最終年でZimmermannに比べる低い金額になるでしょうが、(開幕には出遅れたものの)5月以降はエース級の働きをしており、こちらも市場価値は上昇。昨オフ、トレード直後にナショナルズから延長契約を提示されながらFister側が拒否したという経緯もあります。2人とも、「このチームで優勝したい」などというセンチメンタルな理由で残留してくれるようなタイプではないこともこれまでの発言から明らか。ということで、Rizzo GMをもってしても、契約延長に合意する可能性はかなり低いと思われます。

こうなると、(あくまで頭の体操ですが)トレードも考えられます。例えば、最低限レギュラーを張れる二塁手にエリートプロスペクトを足してくれるならZimmermannかFisterを対価として出してもいいと思います。その場合は、別途トレードかFAで先発を補強する必要が出てきますが、マーケットにまともな二塁手がいない(Absrubal Cabreraのように本職ショートの選手を回すというなら別ですが)ことを考えると悪くない考えかもしれません。とはいえ、来季こそワールドチャンピオンを狙って勝負をかけるなら、ナショナルズで実績を残した2人が残留してくれることが望ましいのは当然です。

FAマーケットとなると、Max ScherzerJon LesterJames Shieldsが3本柱という感じで出てきます。この中なら、Scherzer一択。2016年にはトレードに出されなかったほうもFA流出するわけですから、思い切った長期契約はアリだと思います。

まあ、トレードがそううまく行くとも思えませんので、結局は故障が頻発する場合の保険として、今季AAAでフルシーズン投げたAaron Laffeyのようなタイプのベテラン投手2-3人とマイナー契約を結ぶ程度に終わるのではないかと予想しています。

2014/10/02

2014年9月をふりかえる

既にワイルドカード・ゲームが始まり、昨日はロイヤルズが歴史的な好ゲームの末にアスレティックスを降し、今日はジャイアンツがパイレーツを圧倒し、ナショナルズとの対戦権を獲得しました。

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さて、レギュラーシーズン終了時点での9月の月間成績を確認しておきます。

[NL EAST End of 2014 Season]
WLPCTGB
Washington9666.593  -
Atlanta 7983.48817.0
New York7983.48817.0
Miami7785.47519.0
Philadelphia7389.45123.0

最後まで緩めることなく、9月を19勝8敗とむしろ勢いを付けてシーズンを終えたナショナルズが、2位に17ゲームという大差をつけて独走優勝を飾りました。2年ぶり2度目。2位ブレーブスとの直接対決も4勝2敗と勝ち越し、苦手意識も払しょくしました。ブレーブスは月間7勝18敗と大失速。勝率5割を切り、ポストシーズンももちろん逃し、とうとうメッツに並ばれてシーズンを終えることになりました。頑張ったのがメッツ。15勝10敗という好成績で、来季につながる9月を過ごしました。新人王候補Jacob deGromが大活躍。Matt Harveyも開幕には間に合う予定で、来季はメッツが強敵になりそうです。マーリンズも一時はブレーブスに並びましたが最後にナショナルズに連敗して4位フィニッシュ。フィリーズは・・・どうするんでしょうね。

ナ・リーグの中地区はブリューワーズが自滅して、カージナルスとパイレーツが最終日まで争いましたが、カージナルスが逃げ切りました。西地区はドジャーズがあっさりと優勝。ワイルドカードは、パイレーツとジャイアンツが同率で並んでの進出となりました。地区優勝3チームの勝率は、ナショナルズ、ドジャーズ、カージナルスの順なので、ナショナルズのNLDSの相手はパイレーツとジャイアンツの勝者となりました。

ア・リーグでは、東地区のオリオールズと西地区のエンゼルス(98勝で30球団最高勝率)が早々に優勝を決めました。中地区は最後の最後までデットヒートが繰り広げられましたが、タイガースがロイヤルズを振り切って地区4連覇。しかし、そのロイヤルズもワイルドカードで、なんと29年ぶりのポストシーズン進出を決めました。もう1つのワイルドカードは、8-9月で11も負け越したA'sがなんとかなんとか1ゲーム差でマリナーズを振り切って滑り込みました。

ところで、例年私は開幕前にポストシーズン進出チームを予想しているのですが、今年の予想を確認してみてびっくりしまsちあ。なんと、パイレーツとオリオールズ以外の8チームを、スロットまで含めて当ててしまいました。まぐれと言えばまぐれですが、うれしいですね。何か出ないかな。出ないよな。このままWS優勝チームまで当たるといいなあ。

[Pitcher of September 2014: Jordan Zimmermann]
GSIPWKERAWHIP
Stephen Strasburg532.03321.130.75
Jordan Zimmermann534.04341.320.74
Gio Gonzalez532.24312.480.80
Doug Fister533.24181.870.98
Tanner Roark425.23142.450.97
GIPSHDERAWHIP
Drew Storen1412.11020.000.81
Tyler Clippard1312.00103.750.83
Aaron Barrett107.0030.000.86
Jerry Blevins99.0023.001.11
Rafael Soriano98.1207.561.56

月間MVPは、月間4勝負けなし、最終戦で球団史上初のノーヒッターを達成したJordan Zimmermannで文句なしですが、とにかく先発投手陣は全員絶好調でした。Stephen StrasburgはZimmermannをも下回る防御率1.13で、一番悪いGio Gonzalezでも2.48という数字。2度の登板機会を得たBlake Treinenまでもが2.92。スポットスタートで打ち込まれたTaylor Hillの数字を加えても、先発投手陣全体の防御率は2.25。もちろん30球団ダントツの好成績。WHIPの数字に至っては主力5人全員が1.00を切っています。負けるわけがありません。

ブルペンでは、ずっと不安定なピッチングを続けていたRafael Sorianoが9月5日に3点リードを守りきれなかったことでようやくクローザーから降格。当初、Williams監督はクローザーを固定せずマッチアップによって起用すると言っていましたが、ふたを開ければDrew Storenが圧倒的な安定ぶりを見せてあっという間に月間10セーブ。完全にクローザーの地位を確立しました。9月に再昇格してきたAaron Barrettも10試合無失点とポストシーズンのロースター入りを確実。7回BarrettとMatt Thornton、8回Tyler Clippard、9回Storenという形がしっかり確立した状態で、ポストシーズンに臨むことになりました。

[Hitter of September 2014: Adam LaRoche]
PAAVEOBPSLGHRRBI SB
Anthony Rendon 99.337.429.50614  3 11  4
Ian Desmond 94.277 .351.45815  2 10  7
Denard Span 94.321.394.48811 3   9  4
Asdrubal Cabrera 94.217.290.361  8 2 10  3 
Bryce Harper 93.289.352.422  7 3   4  1
Jayson Werth   92.324.478.47913 1   7  2
Adam LaRoche 88.263.352.53912 7 22  0
Wilson Ramos   77.203.221.297  8 2   9  0

地区優勝が決まった後はレギュラー陣にときおり休養させながら調整していたという感じで、大体はいい感じでレギュラーシーズンを終えました。心配なのは、Wilson Ramosくらい。Asdrubal Cabreraはこんなものでしょう。Anthony Rendon、Denard Span(守備でヒザを痛めてヒヤリとしましたが最後はしっかりプレーして終了)、Jayson Werth、Adam LaRocheは好調を維持。中でもAdam LaRocheはあの9月3日のクレイジエスト・ゲームでの代打同点2ランから始まり、いいところで何本も打ってくれました。今季限りでの退団が有力視(本人もそう語っていました)されていますが、堅実な守備ともどもいい選手です。ポストシーズンでのもう一暴れを期待しています。

7月から長期離脱していたRyan Zimmermanが9月20日になってようやく復帰。プレーできることはできるようですが、結局サードを守ることは一度もありませんでした。打撃でもややついていけていない場面が見受けられましたので、不安は残ります。ポストシーズンのロースター入りは確実ですが、起用法が最大の不確定要因となっています。

セプテンバー・コールアップのMichael Taylor(打率.238)とSteven Souza(同.182)の2人は、数字だけ見ると期待外れだったようにも見えますが、Taylorは守備でも打撃でもなかなかの評価。Souzaは記録した2本の安打がともに印象的な大ホームランで、そして最終戦でのスーパーキャッチで歴史に名を残しました(少なくともトリビアクイズの答えにはなりました)。

2014/09/30

Jordan Zimmermannが週間MVP

レギュラーシーズン最終週(9月28日までの週)のナ・リーグ週間MVPに、Jordan Zimmermann投手が選ばれました。最終戦でのノーヒットノーラン。誰も文句ありませんね。

6月8日までの週に続き、自身、今シーズン2度目の受賞。チームでは、7月のJayson Werth、9月第1週のAdam LaRocheと合わせてのべ4人目の受賞となりました。昨年がゼロ、一昨年でも1人だけだったことを思うと今年はずいぶん多かった印象ですね。

さあ、いよいよポストシーズン。ますますの活躍を、といってもノーヒッター以上の活躍はなかなか考えられないわけですが、期待しています。

2014/09/29

9/28 最高のレギュラーシーズン最終戦

W1-0 Marlins (Season 96-66)
Zimmermann(W14-5) 9.0IP 0ER 0H 1BB 10K
Desmond 1/2 HR(24) R RBI
Harper 2/2 double
Span 1/2 double

試合観戦直後に速報記事を書きましたが、改めて。

レギュラーシーズン最終戦で、Jordan Zimmermannがやってくれました。球団(ワシントン移転後)初のノーヒットノーランの快挙です。

(Photo by Alex Brandon)
序盤から速球も変化球も冴えわたり、5回2死まではパーフェクト。ただし、5回だけはやや怪しく、3つのアウトはいずれもヒット性のライナーがファースト、サード、ショートの守備範囲に飛んだという幸運によるものでした。ともかく、5回2死でJustin Bourにフルカウントから四球を与え、パーフェクトの夢は消えました。それでも投球の質は全く衰えず、6回を3人で終えると、7回も2者連続三振に続いて、Garrett Jonesも空振り三振のはずでしたが、低めの変化球をWilson Ramosが抑えきれず振り逃げで出塁。ですが、このランナーをRamosがけん制で一塁アウトとしてイニング終了。8回は簡単に三者凡退。

そして9回を迎えました。この回も簡単に2死として、この日28人目の打者は1番のChristian Yelichでした。カウント2-1から投じたのは真ん中への94マイルの速球。左打者のYelichが振り抜いた打球は左中間へと伸び、二塁打は間違いないと思われました。Zimmermann自身がそう思ったことは、下のまとめ動画を見てもらえば分かってもらえると思います。しかし、この打球に対し、あきらめずに全力疾走し、飛び付き、転倒しながらも掴み取ったのがSteven Souzaでした。この試合、レフトで先発したのはRyan Zimmermannでしたが、この9回に守備固めとして起用されていたSouza。そういう意味では、Williams監督のファインプレーだったと言えるかもしれません。とにかくSuozaのこのキャッチはこの状況でなくても十分にもの凄いキャッチでしたが、それをノーヒッターがかかった最後のバッターで・・・。本当に鳥肌が立ちました。(まとめ動画はこちら

喜びを爆発させた選手・コーチたちは、まずマウンド横でZimmermannの周りに集まり、次いでショート方面へ移動してSouzaを囲んでの大騒ぎ。ゲーターレードやシェービングクリーム・パイも飛び交うお祭り騒ぎとなりました。金曜日に始まるNLDSまで少し間が開く前のレギュラーシーズンの最後の最後に、これ以上ない勝ち方をしてくれました。

なお、Denard Spanが第2打席に二塁打を打ったところで交代し、シーズン打率.3016(ナ・リーグ7位)で終了。自身初のシーズン3割です。おめでとう。

ところで、私が午前2時に起きて当初中継を見ていたのは実はナショナルズ戦ではなく、レッズ対パイレーツ戦でした。Stephen Strasburgとリーグ最多奪三振を争うレッズ先発のJohnny Cuetoがどれだけ三振を奪うかを見たかったからです、というか、はっきり言えばパイレーツの打者が三振以外の形でアウトになってくれることを願いながら見ていました。結果は、8回を投げて7奪三振。シーズン242奪三振でStrasburgとタイで終了となりました。実は8回表終了時点で100球を超えていたのでタイで終わったなとほっとしていました。ところが、8回裏1死3塁の場面でCuetoが自ら打席に入ったため、「9回も続投?そうなれば抜かれる可能性は高いな。」と覚悟しました。ところがところが、意外や意外、自ら決勝タイムリーを打ってしまい、代走を送られて降板してくれました。ともかくStrasburg、タイトル獲得おめでとう。

今日は特別です。

(Photo by Brad Mills USA Today Sports)






















MVP: Jordan Zimmermann and Steven Souza

2014/09/28

【速報】Jordan Zimmermann ノーヒッター達成!!!!!

通常のゲームノートは改めて書きますが、とりあえず速報。

Jordan Zimmermannがシーズン最終戦でノーヒッターを達成しました。ライブでテレビ観戦していましたが、大興奮、そして最後は鳥肌が立ちました。

対戦打者の全記録は次の通り。許した走者は1四球と1振逃げの2人だけでした。

1回
Yelich 右ライナー
Solano 遊ゴロ
McGehee 空振り三振

2回
Jones 三飛
Johnson 一邪飛
Bour 空振り三振

3回
Realmuto 見逃し三振
Hechavarria 空振り三振
Alvarez 二ゴロ

4回
Yelich 三飛
Solano 空振り三振
McGehee 右飛

5回
Jones 一ライナー
Johnson 三ライナー
Bour 四球(初めて許した走者)
Realmuto 遊ライナー 

6回
Hechavarria 空振り三振
Alvarez 二ゴロ
Yelich 投ゴロ

7回
Solano 空振り三振
McGehee 空振り三振
Jones 空振り三振も振り逃げで出塁
打者Johnsonのとき、捕手Ramosからの牽制でJones一塁アウト

8回
Johnson 左ライナー
Bour 三邪飛
Realmuto 空振り三振

9回
Hechavarria 二ゴロ
代打Saltalamacchia 中飛
そして最後の打者 Yelich 

まあ、とにかく動画を御覧ください

捕ったはこの回から試合に入ったルーキーのSteven Souzaです。

2014/09/01

2014年8月をふりかえる

いよいよ9月を迎えました。地区内対戦が多く組まれ、ペナントレース争いは勝負所を迎えますが、その前に8月の戦いぶりを振り返っておきましょう。

[NL EAST End August 2014]
WLPCTGB
Washington7758.570  -
Atlanta 7265.526 6.0
Miami6669.48911.0
New York6473.46714.0
Philadelphia6274.45615.5

怒涛の10連勝を含め、8月を19勝10敗で終えたナショナルズが2位ブレーブスとの差を大きく広げることに成功。ただし、一時は8.0差まで開いた差が最終的には6.0まで縮まっています。直接対決が6試合も残っており、まだまだセーフティ・リードと呼べるほどではありません。8月25-27日にフィリーズに喫した3連敗のようなことがないように気を引き締めていきましょう。

2位のブレーブスは7月に続いて8月も月間5割でワイルドカード争いでも1.5ゲーム差で圏外に落ちてしまっています。3位のマーリンズ、4位のメッツは負け越し。意外にも最下位のフィリーズが貯金1でした。

ナ・リーグの他地区に目を向けると、中地区はブリューワーズとカージナルスが同率首位で並び、パイレーツもわずか2.0ゲーム差と接戦が続いています。西地区も首位ドジャーズを6連勝中のジャイアンツが2.5差で追いかける展開。ワイルドカードは、現在ジャイアンツが1.0ゲーム差でリードし、ブリューワーズとカージナルスが2位タイ。ブレーブス、パイレーツ(2.0ゲーム差)までによる争いとなっています。

[Pitcher of August 2014: Jordan Zimmermann]
GSIPWKERAWHIP
Jordan Zimmermann640.24352.210.96
Doug Fister640.02262.251.15
Tanner Roark638.11213.521.23
Stephen Strasburg 638.24433.260.98
Gio Gonzalez528.20313.771.43
GIPSHDERAWHIP
Tyler Clippard1413.1062.030.75
Rafael Soriano1312.1504.381.30
Matt Thornton108.0010.000.75
Drew Storen 108.2041.041.04
Craig Stammen 812.2002.131.42

今月もチーム防御率2.95は30球団中5位と安定。先発投手陣では、これまで頑張ってきたTanner Roarkが(自身未経験のシーズン投球回数に達したこともあってか)やや調子を落としたのに対し、前月まで不安定で心配させたJordan ZimmermannとStephen Strasburgの2人がそろって月間4勝と引っ張りました。Doug Fisterも勝ち星にこそ恵まれなかったもののやはり安定したピッチング。あとは少しずつ良くなってきているように見えるGio Gonzalezが波に乗ってくれれば、ポストシーズンに向けて死角がなくなります。

ブルペン投手に目を転じると、改めて文字にするのも嫌な気分ですがRafael Sorianoが不安定なピッチングを繰り返しました。防御率4.38という数字だけ見るとそこまで悲惨ということもなく、白星2に対して黒星0、セーブ成功が5に対して失敗はわずかに1と、相変わらず不思議なことに数字には出てきませんが、とにかく安定感がない。全くない。なのに、たまにセーブ機会で登板させてもらってもTyler ClippardもDrew Storenもセーブ失敗・・・。9月、10月の大事な場面に向けての最大の不安点です。明るい話題としては、ウェイバーで獲得したMatt Thorntonの快投。ナショナルズ加入後は10試合に投げて未だ無失点。Jerry Blevinsに代わり、次第に大事な場面を任されるようになってきました。

[Hitter of August 2014: Anthony Rendon]
PAAVEOBPSLGHRRBI SB
Denard Span128.328.346.44317 1   5  7
Anthony Rendon125.287 .344.49622  5 15  3
Adam LaRoche122.235.352.47117 6 15  2
Ian Desmond118.264.331.41517 5 17  7
Bryce Harper115.279.339.49015 7 15  0
Asdrubal Cabrera  106.239.330.41312 3 11  0
Jayson Werth   92.320.424.52012 3 16  2
Wilson Ramos   88.276.284.517  7 6 14  0

ぱっとこのリストを見ても分かるように、今月のナショナルズはとにかくホームランが多かった。月間40本塁打はオリオールズに次いで2位。それだけでなく打率も全体5位で、総得点も全体5位。攻撃陣も十分に投手陣をサポートしました。

個人成績に目を転じると、なんといっても嬉しいのがBryce Harperの復調。最後に2本打って月間7本塁打数はチーム単独トップ。ここまでは残念なシーズンとなっていますが、残り1か月、そしてポストシーズンに向けて調子を上げていって欲しいですね。

Harperよりも活躍した印象が強いのがAnthony Rendon。2番ないし3番打者として、5本塁打で15打点もさることながら、今月も22得点を積み上げ、現在97得点は堂々の30球団トップの数字。すっかりチームの中心選手に育ちました。

誰か1人を選ぶとすればRendonということですが、今月は他の選手もみんなそれぞれしっかり仕事をしました。Denard Spanは今月もリードオフとして十分な数字。9月もこの調子ならシーズン打率(現在.298)も3割を超えそうです。Adam LaRocheは途中から失速しましたが、前半は打線を引っ張ってくれました。Ian Desmondは勝負強い打撃で今月も17打点。シーズン81打点とし、100打点も狙えるところまできています。新加入のAsdrubal Cabreraも打率こそ低いものの出塁率は高く、得点・打点も合格点。故障で打席数は少なかったJayson Werthですが、今月も印象的な活躍。出塁率、長打率がどんどん上がっていきます。Wilson Ramosも、出塁率が低いとはいえ、月間6本塁打と長打力を見せました。

打席数がそれぞれ34と33ということでリストには載りませんが、代打起用が中心のKevin Frandsenが.375/.382/.438、控え捕手のJose Lobatonが.367/.424/.400とよく打ってくれました。特にLobatonはリード面でも評価が高く、特にStrasburg登板時の捕手としての地位を固めた感もあり、チームに欠かせない存在となっています。