2013/02/27

ST 2/27 Werth, LaRocheの初戦

Jason Werth、Adam LaRocheの両ベテランが初の実戦出場。でしたが、完全な調整モードで、Werthに至っては2打席とも一度もバットを振ることなく見逃し三振だったそうです。これで、野手で未出場なのは、Wilson RamosとRyan Zimmermanの2人だけになりました(WBCのために離脱中のRoger Bernadinaは例外)。2人とも故障明けということで慎重に調整している様子。あと1週間くらいしたらまずはDHで出場するかな、という感じのようです。

打線はわずか3安打1得点に押さえ込まれたので、派手に活躍した野手はなし。Danny Espinosaが初安打を打ったのと、Matt Skoleが2打席連続で四球出塁を記録したことくらい。Bryce Harperも2打席凡退で終えています。

先発したのはナショナルズのユニフォームを着ての初登板となったDan Haren。初回先頭打者の三塁打と犠飛で1点を失い、さらにシングルと自らの送球エラーでピンチを作りましたが、なんとかしのぎ、2イニングを1失点で終えています。球速も90マイルを超えていたらしいので、順調と言えるでしょう。

2番手で投げたCraig Stammenは2イニングをシングルの走者1人だけ、3つの三振を奪う好投。また、Drew Storenが最終回に登板し、今回は3人できちんと片付けました。

なお、死球を受けての打撲で数試合外れていたChad Tracyが復帰しました。

◎よくできました
Stammen 2.0IP 0ER H 3K
Erik Davis 1.2IP 0ER H K
Storen 1.0IP 0ER
Moore 1/2 double

▲がんばりましょう
Roark 1.1IP 4ER 3H 2BB 2K ありゃりゃ、派手に打たれましたね。

☆プロスペクト
Skole 0/0 R 2BB
Perez 0/1
Brown 0/2 K
Marrero 0/2
Walters 0/2 K
Rivero 0/0 SF RBI

ST 2/26 Harper絶好調

Bryce Harperが絶好調です。今日も3打数3安打(うち2二塁打)で出場3試合連続安打。そこそこ波がある選手のようなので、このまま大ブレイクとなるかどうかは疑わしいところですが、期待感を抱かせてくれることは確か。たいした選手です。

またAnthony Rendonが三塁手としてフル出場して、タイムリー二塁打を含む2安打とこちらもしっかり結果を残しています。

先発したのはRoss Detwiler。2回まではほぼ完璧。3回につかまってイニング途中で降板しましたが、最初の登板としてはまずまず。

残念だったのが2番手で投げたこの春初登板のRyan Perry。3イニング目となった5回につかまり、3失点したところで降板(後を受けた投手が打たれたため自責点5)。また、2度目の登板となったBill Brayも前回に続き失点しています。

Cole Kimballは8回に2度目の登板で、今回も1イニングを無失点。走者を許さず1三振。Johnson監督からもお褒めの言葉を頂いたようです。

◎よくできました
Harper 3/3 2double 2R
Rendon 2/4 double R RBI
Desmond 2/3 2RBI 2本のタイムリー
KImball 1.0IP 0ER K

▲がんばりましょう
Perry 1.2IP 4ER 6H 2BB K
Bray 1.0IP 1ER 2H K

☆プロスペクト
Marrero 1/3 R BB K
Perez 0/3 2K
Rivero 0/2 BB 2K
Leon 1/1 double RBI
Michael Taylor 0/2
Brown 0/2 K
Skole 0/2 2K
Walters 0/1 K

2013/02/25

BP: Top 101 Prospects (Rendon 35位)

BPからもトップ101プロスペクトが発表されました(元記事)。

ここでもトップは Jurickson Profarは不動。2位以下はちょっとずつ違っています。Zach Wheelerが5位と高い評価。先日のナショナルズ戦での投球を見せられると納得。

1. Jurickson Profar, SS, Rangers
2. Oscar Taveras, OF, Cardinals
3. Gerrit Cole, RHP, Pirates
4. Dylan Bundy, RHP, Orioles
5. Zack Wheeler, RHP, Mets
6. Jose Fernandez, RHP, Marlins
7. Wil Myers, CF, Rays
8. Byron Buxton, CF, Twins
9. Taijuan Walker, RHP, Mariners
10. Francisco Lindor, SS, Indians

ナショナルズからは、やはりAnthony Rendon、Lucas Giolito、Brian Goodwinの3人がランクイン。BAに比べると3人とも少し順位は低いですが、ほとんど変わりません。(Alex Meyerも88位と低めの評価。)

35. Anthony Rendon, 3B
70. Lucas Giolito, RHP
74. Brian Goodwin, CF

ST 2/25 プロスペクト祭

このまだ早い時期、アウェイのナイトゲームということで、先発したGio Gonzalezを除き、レギュラーは出場せず。試合後半はメジャーキャンプへの招待選手でさえない若手が続々出場するプロスペクト祭でした。

Gioは雑音をものとすることなく、2イニングを無失点と上々のデビュー。初回は至急とバックの2つのエラーで1死2,3塁のピンチを作りましたが、Ike Davisを空振り三振。2回は2三振を含む三者凡退でした。

Steve Lombardozziが2本のタイムリーと安定しています。先日ヒットが出ていないと書いたTyler MooreとCarlos Riveroが、ともに初安打・初打点を記録。これで落ち着いてくれるかな。

あとはプロスペクトの話題。

1番センターで先発したEury Perezが3打数3安打。しかも全て内野安打。二盗も1つ決めるなど、強烈なスピードをアピールしています。

途中出場のAnthony Rendonが、7回の最初の打席で左中間へ打った大飛球はフェンスを越えていれば2試合連続2ランとなったはずでしたが、相手センターの超ファインプレーに阻まれました。9回の最終打席ではシングルを打っています。

Matt Skoleの打席での姿をはじめて見ましたが、いい体格をしており、打席でも堂々としたものです。見逃しましたが、2回の第1打席でセンターオーバーの二塁打を放っています。

投手陣ではNathan Karnsが初登板。2イニングを1安打(David Wrightのシングル)無四球3奪三振。最速は93~96マイルの速球を中心に印象的な登板。Wrightとの対戦はMLB Networkでたまたま見ていました。最終的にライト前にゴロで抜かれましたが、速球で押しまくるいいバトルを展開。続くIke Davisからはあっさり三振を奪っていました。

◎よくできました
Gio 2.0IP 0ER 1BB 3K
Ohlendorf 3.0IP 1ER H BB 3K
Karns 2.0IP 0ER H 3K
Lombardozzi 2/3 double R 2RBI 2本のタイムリーは立派。
Perez 3/3 2R SB(2)

▲がんばりましょう
McCoy 1.0IP 3ER 3H 1K 4点リードの8回裏に集中打を浴びました。

☆プロスペクト
Rendon 1/2
Brown 1/2 double R K
Marrero 1/3
Walters 1/3 K
Skole 1/4 double
Rivero 1/5 double RBI K
Destin Hood 1/2 double RBI
Michael Taylor 1/2 R

故障者情報:Chad TracyとMicah Owingsの2人が軽い負傷で、数日お休みするそうです。


2013/02/24

ST 2/24 Rendon 2ラン

雨で1時間の中断を挟んだマーリンズとの一戦。結果は延長10回までやって2‐2の引き分けでした。

Anthony Rendonが1号2ラン。1点リードされた5回裏、2死走者2塁の場面でライトへ流し打ちで運びました。詰まった打球が風に押されたとかではなく、しっかり踏み込んでの一打だったようです。パワーがあるところを示しました。

(Photo by John McDonnell / Washington Post)
先発はJordan Zimmermann。3イニングを投げて、内野ゴロの間に1点こそ失いましたが、アウト9つのうち8つが内野ゴロ(あと1つは三振)と内容は上々。この春の課題として取り組んできた新球種チェンジアップに手ごたえを感じているようです。実戦で使えるようになればこれは楽しみです。

Bryce Harperが今日も3番レフトで先発し、2打席連続でシングルを打ちました。また、Denard Spanに2試合目で初安打。2試合ともに出場して未だにヒットがないのが、Tyler Moore、Chad Tracy、Carlos Riveroの3人。早く1本出るといいのですが。

Drew Storenが1点リードの9回表というセーブ場面で登板しましたが、2者連続安打の後、内野ゴロの間に同点にされてしまいました。まあ、今の時期のこんな試合なので、どうでもいいですが。

◎よくできました
Zimmermann 3.0IP ER 2H BB K 
Maya 3.0IP 0ER H BB K 落ちるだけ落ちた株をどれほど上げられるか・・・。
Rendon 1/3 HR(1) R 2RBI 
Harper 2/2 

▲がんばりましょう
Moore 0/2 K 
Rivero 0/3 K 

☆プロスペクト
Skole 1/2 初安打
Perez 1/3 
Brown 1/3 double K 
Walters 0/3 
Roark 1.0IP 0ER BB K 初登板 

試合とは関係ありませんが、Christian Garciaについて暗いニュースが。痛みは徐々に引いているものの原因が分からないため、10日~2週間、完全にシャットダウンさせるようです。

ST 2/23 オープン戦が始まった

グレープフルーツ・リーグの試合が始まりました。初戦はメッツ戦。MLB Networkで中継してくれたので、だいたい見ていました。

初戦の先発はStephen Strasburgでしたが、先頭打者にシングルを打たれたのに続き、2番Ruben Tejadaに左中間に運ばれました。今日の課題は速球のコントロールということだったらしいですが、はっきり言ってあまりコントロールは良くなく、対戦した打者9人のうち、四球こそなかったものの実に4人に対してフルカウントになっていました。

Cole Kimballが8回に登板し、四球を1つ与えただけの無失点。最速91マイルと95マイルを軽く超えていた往時には届きませんが、まずまずのスタート。これから球威を上げていってくれることを願います。

打線では、新加入のDenard Spanが1番センターで出場。2打席ノーヒットでしたが、まだいいです。3番レフトのBryce Harper、6番ショートのIan Desmondは、そろって第1打席でしっかりとらえたシングルと、上々のスタートを切りました。

初戦ということで、多くの若手が起用されましたが、目立ったのはChris MarreroとEury Perezの2人。7番ファーストで先発したMarreroはしっかりした体格と堂々とした打席さばきで存在感を感じさせ、2回には左中間へタイムリー二塁打を放っていました。Perezは途中からセンターに入り、最初の打席でシングルを放つと、その後悠々と三盗を決めました。

敵方ではZach Wheeler投手は強烈に印象的でした。既に97マイル。開幕メジャーでもいいんじゃないでしょうか。

◎よくできました
Kimball 1.0IP 0ER BB
Snyder 2/2 HR(1) R 2RBI 第1打席でレフトへ2ラン。
Marrero 1/3 double R RBI 
Perez 1/3 SB

▲がんばりましょう
Strasburg 2.0IP 2ER 3H K 
Bray 1.0IP 1ER(2R) 3H BB K 投球フォームがギクシャクしていて安定していない印象。
Moore 0/3 2K 2度も1死で3塁に走者を置いて三振。

☆プロスペクト
Davis 1.0IP 0ER BB 2K 
Rendon 0/1 代打で浅いライトフライ。
Rivero 0/2 ライトを守りました。
Skole 0/0 BB 
Walters 1/2 K

2013/02/22

2013 ST Outlook 4 (先発投手)

(2月22日追記)
33歳のベテラン右腕、Chris Youngとマイナー契約。メジャー通算53勝、パドレス時代の2007年にはオールスターにも選らばれた実績の持ち主。ここ数年は肩の故障に苦しんできましたが、メッツに所属した昨年は6月に復帰してシーズン終了まで投げ切り、20試合に先発。特に9月は5試合で防御率2.73といい形で終えていました。

まずは故障の懸念なくしっかり投げられることを示してくれる必要がありますが、Christian Garciaが右腕の痛みで出遅れていることもあり、層を厚くするという観点からは理想的な契約。なお、開幕メジャーロースター入りできなかった場合はFAとなる権利を持っているようです。実績から言えば仕方ないかな。

同じくマイナー契約のRoss Ohlendorfとはプリンストン大の同窓。

++++++++++++++++++++++
(2月12日オリジナル)
いよいよ今日が投手・捕手の集合日。なんとか、間に合いました。ふぅ。

●オフの動き
[退団]
Edwin Jackson(FA)
John Lannan(non-tender FA)
Chien Ming Wang(FA)
[入団]
Dan Haren(FA)

計42試合に先発したEdwin JacksonJohn LannanChien Ming Wangが抜けたのに対し、40人ロースターに補強したのはDan Harenのみ。故障懸念でマーケットが育たない実績がある投手を1年契約で獲得したRizzo GMの手腕は評価していいと思います。

そして1月31日、Gio Gonzalezが禁止薬物を使用していたかもしれないという疑惑が浮上。まだクロと決まったわけではありませんが、雑音であることは確か。ワールドシリーズ制覇に向けていよいよという時に残念なニュース。今後の進展は嫌でもチェックせざるを得ません。(当初報道された5人以外にもRyan Braunなどの名前が顧客リストにあったという情報があったくらいで、Gioに関しては大きな進展は見せていません。)

そのGioが、2月9日、WBC米国代表への参加を表明。当然無関係だと言うでしょうが、薬物疑惑は潔白であるとのアピールの延長のように感じます。うーむ。

Gioの動向はともかく、6人目の先発投手がシーズンのいずれかのタイミングで必要となることは確実。ですが、今のところ、ブルペン投手からの転向(再転向)組とマイナー契約招待選手でまかなう方針のようです。ローテーションがほぼ確定していては交渉しても首を立てに振ってもらえないことは理解できますが、せめてマイナー契約でもう1枚くらいカードを増やしておいて欲しかった。この層の薄さがチームのアキレス腱になるのではと少し心配です。

●スプリングトレーニングの見所
[40人ロースター]
Stephen Strasburg
Gio Gonzalez
Jordan Zimmermann
Dan Haren
Ross Detwiler
Christian Garcia
Zach Duke
Yunesky Maya
Ryan Perry
Matt Purke
Nathan Karns
[マイナー契約招待選手]
Ross Ohlendorf
Tanner Roark

Chris Young (2/22追記)

Stephen StrasburgJordan ZimmermannRoss Detwiler、Harenの4人は健康に過ごしてくれれば確定。気になるのはHarenの状態。1月のインタビューでは「全く問題ない」とコメントを残していますが、この時期のコメントはあてになりません。この4人に「出場停止処分を受けなければ」というもう1つの条件が加わるGioを加えて、先発ローテーションはひとまず確定しています。処分の判断がいつ下されるか分からないので、まずは順調に仕上げてくれることを期待するよりありません。

もう1人、25人ロースター入りが確実なのがZach Duke。ただし、基本はブルペン投手として。昨季もAAAで先発投手としてInternational Leagueの最多勝を記録するなどキャリアの大半を先発投手として過ごしてきましたが、昨年9月にナショナルズに呼ばれてからはロングリリーフとして結果を残し、オフにブルペン投手となることを前提として再契約。経歴から言ってスポットスターターとしても期待されます。

大きな話題となっているのが、Christian Garciaの先発再転向。元々ヤンキース傘下では先発投手として期待されていましたが、2度のTJ手術を経て2011年にナショナルズと契約してからはブルペン投手として育成。昨季はAA、AAAでクローザーとして結果を残した後、9月にメジャーデビュー。13試合の登板でJohnson監督を含む首脳陣から高い評価を受け、NLDSでも2試合に登板させてもらいました。このままブルペン投手としてメジャーに定着させてもいいはずですが、Johnson監督の提案により、この春は先発投手に再挑戦することになるようです。昨季の投球を見ていた首脳陣から、速球、カーブに加え、チェンジアップも十分に勝負球として使えると高く評価され「ブルペン投手にはもったいないから」という前向きな理由で説明されていますが、マイナー上位の先発投手の層の薄さ、オプションの都合といったチーム事情によるものではないかと勘繰ることもできます。苦労の末に27歳でようやくメジャーに到達したというのに、もし先発再転向となるとまたAAAに逆戻り。個人的には同意しない人事です。もちろん、心から応援していますが。

もう1人、ブルペンからの転向に挑戦しているのがRyan Perry。こちらは再転向ではなく大学時代からブルペン投手だったので初の転向。昨季途中にチャレンジを開始し、AAで13試合に先発して防御率2.84と好投したことで可能性を見出しましたが、アリゾナ秋季リーグでは7試合で防御率5.47と打ち込まれました。オプションの有無がよく分からないのですが、26歳、ほぼラストチャレンジでしょう。

やはり26歳で、40人ロースターの枠外ながらキャンプに呼ばれたTanner Roark2010年夏のトレードでCristian Guzmanの対価としてレンジャーズから来たうちの1人)も面白い存在。昨季、AAAのローテーションをフルシーズン守って防御率4.39とまずまずの成績を残したことが評価されての今回のキャンプ参加。6人目の先発投手として呼ばれる(メジャーデビューできる)可能性を高める投球ができるでしょうか。

唯一のマイナー契約での補強となった先発投手Ross Ohlendorfは、プリンストン大の学位を持っていることで有名(卒論のテーマは1989-1993年のMLBドラフト結果の経営学的分析だそうです)。パイレーツ時代の2009年に11勝を記録しましたが、その後は主に肩の故障に悩まされて低迷。昨季はパドレスで13試合に登板(9先発)も防御率7.77。既に30歳。正直なところ期待感はありません。

若手では、肩の故障からの回復具合が注目されるMatt Purkeと、昨季の大躍進で40人ロースター入りを果したNathan Karnsがどんな結果を残すかに注目。さすがにまだロースター争いをすることはないでしょうが、将来に向けた足場を築いてくれることを期待しています。

Yunesky Mayaについては・・・・今季が4年契約の最終年です。

最後のイシューは、補強がこれで終わりかどうか。Gioの件が出てくる前からJavier Vazquezに関心を持っているという話が聞こえていました。が、今日現在は軽い膝の故障で休んでいる上、そもそもWorld Baseball Classic でプエルトリコ代表としてプレーしてから(つまり、評価を上げてから)しかどことも契約しないと明言していたので、早くても3月半ばまでは動きがないはず。それまでにGioへの処分が課される可能性が高くなっていれば、本気でVazquezと契約しにいくのではないか(いって欲しい)と思います。なお、Kyle Lohseが未だFA市場に残っていますが、個人的には歓迎しません。

【開幕予想】
Strasburg, Gio, Zimmermann, Detwiler, Haren

嫌疑不十分でGioへの処分はなし。予定通りの5人で開幕することはできると予想します。Garciaはまずまずの結果を残し、先発投手として調整するためにAAにオプション。(可能性は高くないと信じていますが、Gioが開幕から出場停止処分を受けるようであれば、代役はJavier Vazquezと予想します。)

2013/02/21

Garcia が離脱

天候も回復し、今日からバッティング投手やコーチではなく投手が野手に投げる形での打撃練習が始まりました。いよいよユニフォーム姿です!

(Strasburg vs.  Moore: photo by Twitter@Nationals)

が、心配なニュースが。今日、登板予定だったChristian Garciaが離脱。理由は、右腕(右ヒジと手首の間)の痛みと腹痛。右腕のほうは大丈夫という本人のコメントを信じるとして、腹痛のほうは経験したことのない痛みと本人が言うほどの激しい痛みで医者に見てもらうことにしたそうです。どのくらい長引くかは全く不明です。

その他のニュース。

・Gio Gonzalezの薬物使用疑惑について新展開。2月20日付のESPNの記事が2つの情報源からの話として、Gioが受け取っていた薬物は全てMLBが禁止しているものではなかったと報じました。それを受けてGio本人は「いい方向に向かっている」とコメント。ただ、そもそも「そのような医療機関とは全く関わったことはない」と発言していたこととの整合性についての説明はありませんでした。MLB機構による調査は続いているので予断は許しません。なお、同じ記事ではパドレスのEverth Cabrera(昨季のナ・リーグ盗塁王)など新たに5人の選手が禁止薬物を受け取っていたと報じられています。

・そのGioに続き、Ross DetwilerもWBCのチームUSAに参加することが決定。本人はものすごく興奮している様子。あまり飛ばし過ぎないようにね。

・Bryce HarperがSports Illustrated誌の2013年2月25日号の表紙となりました。16歳当時の2009年6月18日号に続き、20歳にして早くも2度目。まさに生ける伝説です・・・。


2013/02/19

BA: Top 100 Prospects (Rendon 30位)

BAのトップ100プロスペクトが発表されました(元記事)。

Bryce Harperが卒業し、トップ10にナショナルズからのランクインはなし。昨年の19位から少し順位を下げたAnthony Rendonのほか、Lucas Giolito、Brian Goodwinがランクイン。ツインズにトレードされていったAlex Meyerは59位と高評価。

30. Anthony Rendon, 3B
67. Lucas Giolito, RHP
70. Brian Goodwin, OF

全体のトップ10はこちら。1位のJurickson Profarを含めトップ4は先日のMLB.comのJohnathan Mayoと全く同じ。昨年のドラフト全体1位Carlos Correa, SS, HOUは13位と、こちらではまずまず高く評価されています。

1. Jurickson Profar, SS/2B, TEX
2. Dylan Bundy, RHP, BAL
3. Oscar Taveras, OF, STL
4. Wil Myers, OF/3B, TB
5. Jose Fernandez, RHP, MIA
6. Shelby Miller, RHP, STL
7. Gerrit Cole, RHP, PIT
8. Xander Bogaerts, SS, BOS
9. Miguel Sano, 3B, MIN
10. Byron Buxton, OF, MIN

2013/02/18

フロリダも寒いらしい

ビザ問題で遅れていたRafael Sorianoが土曜日に到着。金曜日が集合日となっていた野手は全員問題なく到着。ということで、日曜日に全53人の選手が参加しての練習が始まりました。ただし、気温0度前後のワシントンに比べれば暖かいとはいえ、フロリダのキャンプ地Vierraでも17日朝の気温は6度とかなり寒かったらしいです。
(Bryce Harper: Jonathan Newton/The Washington Post)
今のところ、昨年中の故障・手術からの復帰を進めているWilson Ramos、Jason Werth、Ryan Zimmerman、Henry Rodriguezといった選手が慎重になっているだけで、新たな故障者は出ていません。最も心配されるDanny Espinosaは、打撃練習をしても問題ないとのこと。Dan Harenも問題なくブルペンセッションを続けています。

Chris Marrero、Chad Tracy、Matt Skoleがここまでの打撃練習で柵越えを連発し目立っているそうです。Marreroは故障さえなければいい選手なのは間違いないのですが・・・。投手ではChristian Garcia と Cole Kimball が印象的な投球を見せていたそうですが、Johnson監督はKimballについて高く評価するコメントを残しつつAAAのクローザーとしての開幕だろうと言っていました。

上のバカっぽい写真だけではかわいそうなので、もう一枚。
(Bryce Harper: AP Photo/David J. Phillip)

2013/02/16

2013 年俸調停関連

[2月16日追記]
Jordan Zimmermannと1年$5.35M/1yで合意。時間はかかりましたが、ヒアリングを回避できてよかった。

球団は、Zimmermann、Desmondとは複数年契約も交渉していると言っていましたが、この春は無理なのかなあ。


[1月20日オリジナル]
今年も年俸調停の季節がやって来ました。今年、調停申請権を持つのは7選手。

18日が、球団側・選手側がそれぞれの希望額を提示する期限となっていましたが、その直前に5選手との間で1年契約、Craig Stammenとの間で2年契約に合意し、調停に進むのを回避しました。下記、名前のすぐ後の括弧内は全部で何度年俸調停の機会があり(通常は3度、スーパー2の選手は4度)今回が何度目かを記載しています。

Tyler Clippard (2/4) $4.0M/1y

Ian Desmond (1/3) $3.8M/1y

Drew Storen (1/4) $2.5M/1y +終了試合数に応じた上限$1.0Mのインセンティブ

Ross Detwiler (1/3) $2.3375M/1y +200投球回数到達で$25Kのインセンティブ

Craig Stammen (1/4) $2.25M/2y

Roger Bernadina (1/3) $1.2125/1y +$130Kのインセンティブ

ただ1人合意に至らなかったのがJordan Zimmermann。

Jordan Zimmermann (2/4) 本人提示: $5.8M、球団提示: $4.6M

2月にヒアリング・調停が行われることになっていますが、もちろんそれ以前に合意することも可能。毎年のことですが、なんとかヒアリング前に合意してくれることを願っています。できれば長期契約で・・・。

2013/02/15

クレージーな目標?

ブルペンセッションが始まり、初日はStephen Strasburg、Gio Gonzalez、Ross Detwiler、Drew Storen、Christian Garciaなどが投げました。今日投げた投手は皆順調。またWilson Ramosも問題なくブルペンセッションで捕球したということで一安心。

 (Drew Storen: Photo by David J. Phillip of AP)
投手・捕手ではRafael Sorianoだけが到着が遅れているそうです。理由は例によってビザ発給の遅れ。まったくもう。

明日が集合日の野手も続々とキャンプ地入り。Bryce Harperが110キロと体重を増やして登場。これから開幕までに5キロほど絞るとのことですが、パワーヒッターとしての飛躍が期待されます。今季の目標を聞かれたHarperの答えは、ずばり「ワールドシリーズ」。さらに、個人的な目標を聞かれた答えは次の通り。

"I have things in my head, goals in my head. But I'm not ready to share those, because people are probably going to think I'm crazy."

人からクレージーな目標って言われるほどの目標って何でしょうね?三冠王?40本塁打?リーグMVP?

2013/02/13

2013 ST Outlook 5 (内野手)

今日は投手・捕手の身体検査の日。Henry Rodriguezがヒジが痛いと言っているらしいです。

スプリングトレーニングの見所シリーズの最後は内野手編。

●オフの動き
[退団]
Mark DeRosa (FA)
[入団]
なし

時間はかかりましたが一度FAとなったAdam LaRocheと再契約。実質的な動きはそれだけでした。

なお、Danny EspinosaがWBCメキシコ代表に選出されていましたが、調整に専念するため辞退しています。

●スプリングトレーニングの見所
[40人ロースター]
Adam LaRoche
Danny Espinosa
Ryan Zimmerman
Ian Desmond
Steve Lombardozzi
Tyler Moore
Chad Tracy
Carlos Rivero
Anthony Rendon
Chris Marrero
[マイナー契約招待選手]
Micah Owings
Will Rhymes
Matt Skole
Zach Walters

LaRoche(一塁)、Espinosa(二塁)、Ian Desmond(遊撃)、Ryan Zimmerman(三塁)が想定されるレギュラー陣。4人ともしっかり調整してくれることを願っています。

心配なのがEspinosa。昨年9月7日の試合でダイビングキャッチを試みた際に左肩(投げる方ではない)を故障。当初打撲と診断されそのままプレーを続けましたが、痛みが引かないためシーズン終了後に再検査したところ腱を断裂していることが判明したそうです。NLDSを含むその後の28試合、101打席で.157/.238/.236と大不振に陥った要因の1つだったことは想像に難くありません。何より、チームドクター何やってんだよと言いたいです。完治には手術が必要とされながら、周辺の筋力アップで対応することを選択。1月上旬には痛みなくフルスイングできていたそうですが、フタを開けてみるまで分かりません。

Zimmermanはオフに結婚!昨シーズン中に痛めながらコルチゾン注射で応急処置していた肩の手術をオフに入ってすぐに受けていますが、こちらはあまり心配していません。

ベテラン代打要員のChad Tracyも、故障さえしなければ結果が出ようが出まいが関係ないという立場だと思われます。

残るベンチの椅子は1か2。内野しか守れない選手はあと1人が限度で、外野も守れる選手が入るなら2人でしょう。候補はTyler MooreSteve LombardozziCarlos RiveroChris Marreroの若手4人。昨季の活躍、また外野を守れるという要素もあってMooreとLombardozziの2人が有力視されていますが、RiveroとMarreroがどこまで食い下がれるかに注目したいです。

中でも面白いのはオプションが切れてしまっているRiveroの存在(他の3人はまだ残っている)。昨季AAAでほぼフル出場して打率3割、2桁本塁打をマークするなど成長を示し、ベネズエラ冬季リーグでも55試合に出場して.283/.365/.498、10本塁打と好成績。バットに関してはメジャーで試していいタイミングに来ています。問題は守備・走塁。昨季は三塁を無難にこなしたようですが、決して評価は高くない。外野は全くの未経験。足も早くない。ということで、Zimmermanが故障で離脱する事態となれば代役に起用される可能性がありますが、Zimmermanが健康であればなかなか役割を見出すことが難しい立場です。24歳という年齢でここまで成長していることを思うとウェイバーで手放すのは惜しい素材。スプリングトレーニングで活躍すれば、フロントは難しい判断を迫られることになります。

開幕ロースター争いには関係ありませんが、Anthony RendonMatt SkoleZach Waltersのプロスペクト3人と、投手から野手に転向した30歳のMicah Owingsが、どういうプレーを見せるかも要チェックです。今季中のメジャー昇格の可能性を感じさせるプレーを期待しています。

●開幕予想
LaRoche, Lombardozzi, Desmond, Zimmerman, Tracy, Rivero, Moore

Espinosaはやはり状態が悪く、開幕はDLと予想。Rivero、Moore、Lombardozziがいずれもまずまずの結果を残し、揃ってベンチ入り。Marreroをマイナーにオプション。

2013/02/12

球春到来!

(Jonathan Newton/The Washington Post)
あの無念の敗戦からの長いオフの4か月がようやく終わりました。今日は投手と捕手の集合日。いよいよスプリングトレーニングです。

ワシントンはまだ厚いコートを着なければならない寒さですが、フロリダはさすがに暖かい。写真はSteve McCatty投手コーチの前で投げ込む Stephen Strasburgです。初のブルペンセッションで40球弱を投げ、文句の付けようのない状態だったとのこと。よしよし。

Gio Gonzalezがキャンプ地入りし、記者を前に改めて禁止薬物問題での潔白を主張しました。

故障者情報もなく、どの記事を読んでも概ね良いニュース。中でも嬉しかったのは、Cole Kimballが「100%。手術なんて受けなかったようだ」とコメントし、状態がいいことをアピールしていること。応援してるよ。焦らず頑張って。

2013/02/11

2013 ST Outlook 3 (ブルペン)

続いて、大きなサプライズがあったブルペン編。(Will Ohmanとのマイナー契約を踏まえて更新しました。)

●オフの動き
[退団]
Sean Burnett(FA)
Michael Gonzalez(FA)
Tom Gorzelanny(non-tender FA)
[入団]
Rafael Soriano(FA)

上記の3人にZach Dukeを加えた4人の左投手がFAとなり、Dukeと再契約したものの、あとの3人は退団。実績のある3人だったので残念。何人かのFA投手に関心を示しているとの噂もありましたが契約することはなく、このまま補強なしで終わりでは厳しいなあと思っていたところ、1月になってSorianoと契約。メジャー契約で左投手の補強はなかった代わりに、マイナー契約招待選手には左投手が並んでいます。

●スプリングトレーニングの見所
[40人ロースター]
Drew Storen (R)
Tyler Clippard (R)
Rafael Soriano (R)
Ryan Mattheus (R)
Craig Stammen (R)
Henry Rodriguez (R)
Zach Duke (L)
Christian Garcia (R)
Ryan Perry (R)
Cole Kimball (R)
Erik Davis (R)
[マイナー契約招待選手]
Fernando Abad (L)
Jeremy Accardo (R)
Bill Bray (L)

Brandon Mann (L)
Patrick McCoy (L)
Will Ohman (L)

個人的に最も応援しているのがCole Kimball(ブログ右上の自己紹介部分を参照)。肩の大手術からリハビリを続け、何とか昨季の最終盤に実戦復帰。アリゾナ秋季リーグでも調整登板。本格復帰までにはさらなるリハビリが必要で、さすがに開幕ブルペン入りはないと思いますが、メジャーデビューへの足がかりを築いた2011年のキャンプの再現を期待しています。

さて。

一昨年43セーブを記録し、昨季も9月後半からポストシーズンにかけてクローザーとして実績を残したDrew Store(忘れもしないあのセーブ失敗がありましたが)。昨季Storenが故障で離脱している間に32セーブを記録したTyler Clippard(9月に入って疲れを見せ、Storenに地位を明け渡しましたが)。そして、昨季ヤンキースで42セーブを記録したRafael Soriano。クローザーとしての実績十分の投手を3人もそろえて役割をどうするのかなと思いましたが、Sorianoとの契約後のフロントの説明、当事者たちのコメントを聞いていると、「クローザーはSoriano。あとの2人がセットアッパー」で決まりのようです。といっても3人がそろって健康に調整してくれることが前提。特にClippardは3年連続70試合以上登板を果たした後だけに、慎重に調整を進めてくれることを期待します。

今季は開幕直後から5人でローテーションを回す必要があるので、ブルペン投手は7人。上記クローザー3人に加えて、昨季の実績からRyan MattheusCraig Stammen、それにロングリリーフ兼スポットスタート要員として起用されるDukeまでが決まり。これで6人。

残り1席をめぐって実に9人が争うことになります。

9人の中で最有力と言わざるを得ないのがHenry Rodriguez (H-Rod)。なぜなら、例によってオプションがないため。25人ロースターに残る投球をしなければ、DL入りか、DFAされるしか道がありません。スプリングトレーニングで素晴らしい内容・結果を残し、開幕からクローザーとして起用されることになった昨季を再現できるかどうか。個人的には、イライラ、ハラハラさせられるのはもうコリゴリなのでDFAでいいです・・・。

Christian GarciaRyan Perryはむしろ先発投手として調整させられ、状況が良くても悪くてもマイナーでの開幕が予想されます。ただし、Garciaはブルペン投手としての評価は獲得しているので、上記の6人に故障があった場合には、その時点からブルペン投手として調整させられるかもしれませんが。その役回りがPerryになる可能性も少し。

またルール5ドラフトを前に40人ロースターに加わったErik Davisと、まだ24歳と若いPatrick McCoyは経験を積む程度だと予想されています。予想を裏切るような好投を期待したいところですが、仮に好投しても、オプションやらマイナー契約のベテラン選手の処遇やらで開幕はマイナーかな。

ということで、H-Rodがダメだった場合は、5人のベテランマイナー契約投手から誰が生き残るかという争いが中心になるはず。中でも注目はBill Bray。元々はエキスポスとしての最後のドラフトとなった2004年ドラフト1順目で入団し、2006年にナショナルズでメジャーデビューした投手。2006年シーズン途中に、 Austin Kearns、Felipe Lopez、Ryan Wagnerとの大型トレードでレッズに送られた5人のうちの1人。その後レッズでブルペン投手としてのキャリアを積んできましたが、故障もあって昨季は14試合の登板にとどまり、オフに放出されていました。2008年と2011年にはそれぞれ60試合以上に登板して防御率2点台という好成績を残しており、健康ならそれなりに活躍できるはず。左腕がいないブルペン事情もあって、期待されています。

●開幕予想
Soriano, Storen, Clippard, Mattheus, Stammen, Duke, Bray

当確の6人は健康なスプリングトレーニングを過ごし、「クローザーはSoriano。あとの2人がセットアッパー」の予定通りで開幕。H-Rodは制球難を克服できず、開幕一週間前にDFA。ウェイバーでアストロズに移籍。最後のスポットはしっかり結果を残したBrayが獲得と予想します。

FA選手ランキングと契約状況

[2月11日コメント]
スプリングトレーニング前夜になって、8. Bournがようやく契約にこぎ着けました。相手はなんとインディアンズ。驚きました。7. Swisherに続く2人目のドラフト指名権献上しての契約。まあ、1順目は保護されていて、2順目とその下の補償ピックの喪失なので、痛みは薄いと言えますが。契約内容は平均年俸は1200万ドルと周囲の選手に比べると買い叩かれた感がありますが、4年契約(5年目はオプション)を得られたことでほっとしていることでしょう。ぎりぎりまでメッツも獲得を目指したようですが、下にも書いたドラフト指名権の問題が解決しないうちにインディアンズに先を越された形になっています。トップ50で残すは18. Lohseのみとなりました。昨季はソフトバンクで投げていた岡島秀樹がAsとマイナー契約。

[2月10日コメント]
スプリングトレーニング直前の1週間になって、84. Rauchがマーリンズと1年のメジャー契約。100. Giambiがインディアンズとマイナー契約。そして93. 松坂大輔もインディアンズとマイナー契約。Terry Francona監督だからというより、純粋にメジャー昇格のチャンスを推し量ったということでしょう。これだけの薄い先発投手陣で生き残れなかったら本当にもう終わりでしょう。

[1月31日コメント]
Nick Johnsonが引退を発表。私がブログを始めた当時のナショナルズの中心選手で、2009年の夏にトレードで去るまで在籍。選球眼の良さで有名な選手で通算出塁率は(昨季大きく下げてしまったにも関わらず).399という高水準。故障に泣かされたキャリアでした。87. Cappsがインディアンズとマイナー契約。メジャー契約が得られなかったところを見ると、昨季途中リタイヤした原因の肩の故障は癒えていないようです。

[1月24日コメント]
33. Marcumがメッツと合意。これでドラフト指名権が絡まないトップ50は全て契約済みとなりました。残るは8. Bournと18. Lohseのみ。Bournにはメッツが関心を示しているそうですが、やはり障害はドラフト指名権。失うのが1順目(全体11位)でなく2順目になるよう画策しているという噂。メッツの主張は「メッツは昨季30チーム中下から10番目に悪い成績だった。昨季のドラフトでMark Appelと契約し損なったパイレーツが9位に割り込んだため11位に押し出されたが、本来は全体10位の指名権でありプロテクトされるべき。」というもの。一昨年11月の記事リンク先の資料を見ると「A Club that signs a player subject to compensation will forfeit its first round selection, unless it selects in the top 10, in which case it will forfeit its second highest selection in the draft. 」としか書いてないので、無理な主張のように見えますが、はてさて。また、元ナショナルズの135. Mark DeRosaがブルージェイズからメジャー契約を得ました。あの125. Morganは横浜へ、130. Batistaはロッキーズとマイナー契約。

[1月17日コメント]
ナショナルズと11.Sorianoのまさかの契約を追記。また、Flores、Ankiel、Kearnsの元ナショナルズ3人がそれぞれマイナー契約。

[1月8日コメント]
26. Berkmanとレンジャーズの契約、ナショナルズと14. LaRocheとの再契約を追記。

[1月2日コメント]
レッドソックスと12月頭に合意したNapoliが身体検査で引っ掛かり、まだ正式契約に至っていません。その絡みでレッドソックスがLaRocheと交渉しているらしいです。何だかすっきりしませんね。インディアンズがドラフト2巡目指名権を差し出しながら、Swisherと契約。前ナショナルズのMike Gonzalezがブリューワーズと契約。斎藤隆は楽天へ。そして年末の28日、松井秀喜が引退を発表しました。

[12月22日コメント]
元ナショナルズのJacksonがカブスと、Gorzelannyがブリューワーズと、20日に相次いで合意。12. Jacksonと19. Drewが契約したことにより、ランキング上位25位までで未契約は下記の5選手だけとなりました。
7. Nick Swisher, OF/1B
8. Michael Bourn, OF
11. Rafael Soriano, RP
14. Adam LaRoche, 1B
18. Kyle Lohse, SP
共通点はズバリ「FAとなるに際して旧球団から提示された約1300万ドルの1年契約を拒否しており、新球団が契約すればドラフト1順目(10位以内なら2順目)指名権を失うことになる選手」。逆にこのオフ、この代償を新球団に払わせながらFA移籍した選手は、2. Hamiltonと 3. Uptonのなんと2人しかいません。ふむ。ドラフト指名権の価値が上がっているということなのでしょうか。来年以降のFA戦線にも影響が出てくるかもしれませんね(選手が1年契約でも受けようとする、あるいはそれを見越して球団がオファーしなくなる等)。LaRocheどうするのかな。その他、中島、イチローがそれぞれ2年契約。

[12月16日コメント]
Hamiltonがまさかのエンゼルスと契約。昨年のPujolsに続き、エンゼルスはどこからともなく現れて大物をさらっていきます。振られたレンジャーズがLaRocheを狙っているとかいないとか。Anibal Sanchezはタイガースに復帰が決まり、上位6人まで順当に決まりました(ただしNapoliは身体検査で引っかかっているとかで、正式には発表されていません)。そして16日。Lannanがフィリーズと契約。

[12月10日コメント]
金満ドジャーズがいよいよ本領発揮。土曜日にGreinkeと日曜日にRyuとそれぞれ契約合意。Ryuのポスティングフィーも合わせると、2日間で$200百万ドルを超える金額をコミット。ソースによると、2013年の年俸総額も$200百万ドルを超えました(ヤンキースでさえ$170百万ドル。ファイアーセール後のマーリンズはなんと21百万ドルとほぼ1/10)。

[12月7日コメント]
ナショナルズのDan Haren、Zach Dukeとの契約を含め、ウィンター・ミーティング前後の契約を追記。まだ意外と大物が残っています。Greinkeがドジャーズとレンジャーズとの間で煮え切らないままでいることが根源のようです。空気読め、ってやつですね。

[12月2日コメント]
5. B.J. Upton、10. Rivera、16. Pettitte、31. 藤川球児等の契約を追記。藤川はカブス。(福留で失敗した球団だけに)ちょっと驚きましたが、クローザーを必要とするチームに行けてよかったですね。Non-Tender FA選手をリストに追加。

[11月25日コメント]
5.Kuroda、20.Cabrera、32.Guthrie、49.Gomesを追記しましたが、既に書いていた15.Bakerや37.Affeldtを含め「高い」印象ばかり。私が市場を間違って認識しているのでしょうか? TV放映権マネーが入ったことによりFA市場はこのくらいが相場ということ?

+++++++++++++++
この冬のFA選手をいろんな記者のランキングが発表されていますが、Yahoo!のJeff Passanが、実に175選手をランク付けし、しかも随時アップデートしてくれています(元記事)。

トップ50(と元ナショナルズなど個人的注目選手)は以下のとおり。

1. Zack Greinke, SP→LAD $147.0M/6y 平均年俸$24.5Mは投手史上最高額。よかったね~。
2. Josh Hamilton, OF→LAA $125.0/5y 地区ライバルのレンジャーズから引き抜いていきました。
3. B.J. Upton, OF→ATL $75.25/5y 11月28日にこの冬最初の大型契約。翌日ナッツはSpan獲得。
4. Anibal Sanchez, SP →DET $80.0/5y カブスを当て馬に条件を引き上げ、最後は復帰。微妙。
5. Hiroki Kuroda, SP→NYY $15.0M/1y 行き先は予定通りだが、額は予想以上。代理人偉い。
6. Mike Napoli, C/1B→BOS $39.0M/3y 主に一塁を守る予定。
7. Nick Swisher, OF/1B→CLE $56.0M/4y 思い切って行きましたね。
8. Michael Bourn, OF→CLE $48M/4y 平均年俸は買い叩かれましたがなんとか4年契約をget。
9. Dan Haren, SP→WAS $13.0/1y 関連記事
10. Mariano Rivera, RP→NYY $10.0M/1y 故障で1年失いましたが、43歳、まだ引退せず。
11. Rafael Soriano, RP→WAS $28.0M/2y (関連記事
12. Edwin Jackson, SP→CHC $52.0M/4y よかったね! (関連記事
13. Brandon McCarthy, SP→ARI $15.5M/2y 頭に打球を受けた後遺症がないことを祈ります。
14. Adam LaRoche, 1B→WAS $24.0/2y (関連記事
15. Scott Baker, SP→CHC $5.5M/1y+インセンティブ。本年4月にTJ手術で開幕は無理。
16. Andy Pettitte, SP→NYY $12.0M/1y 1度は引退したものの今季途中に復帰。40歳で現役続行。
17. Ryan Dempster, SP→BOS $26.5M/2y ア・リーグでは結構打たれてたけど大丈夫か。
18. Kyle Lohse, SP
19. Stephen Drew, SS→BOS $9.5M/1y ちと高いが、1年契約なら掘り出し物かも。
20. Melky Cabrera, OF→TOR $16.0/2y 薬物による出場停止明けでこの契約は驚き。
21. Shane Victorino, OF→ BOS $39.0M/3y ライトを守り下位を打つことを思うと明らかに高い。
22. Hyun-Jin Ryu, SP→LAD $36.0M/6y に加えてポスティングフィー(約$25.7M)。
23. Torii Hunter, OF→DET $26.0M/2y 優勝を狙えるチームへ。
24. Mike Adams, RP→PHI $12.0/2y セットアッパーとしてはかなりの高額。
25. Joakim Soria, RP→TEX $8.0M/2y TJで開幕は間に合わない。
26. Lance Berkman, 1B/OF→TEX $10.0M/1y 引退も検討したようですが、現役続行。
27. Ryan Madson, RP→LAA $3.25M/1y (ロースターに入れば$2.5M追加)。今季は全休。
28. Jonathan Broxton, RP→CIN $21.0M/3y 夏の移籍後の好印象で再契約。クローザーに。
29. Kevin Youkilis, 3B/1B→ NYY $12.0M/1y 前ソックスがヤンクスでA-Rodの穴埋め。?
30. Marco Scutaro, SS/2B→ SFG $20.0M/3y ポストシーズのヒーロー。完全にキャリア再生。
31. Kyuji Fujikawa, RP→CHC $9.5M/2y 阪神からFA。クローザーとして期待されます。
32. Jeremy Guthrie, SP→KC $25.0M/3y 今季途中入団で好印象を残して再契約。高い。
33. Shaun Marcum, SP→NYM $?M/1y 1月24日、ドラフト指名権が絡まない選手では最後。
34. Ryan Ludwick, OF→CIN $15.0M/2y 出戻り。妥当な水準かな。
35. A.J. Pierzynski, C→TEX $7.5M/1y 捕手で27本塁打はすごいのに、契約に恵まれず。
36. Angel Pagan, OF→ SFG $40.0M/4y こちらも出戻りですが、高い印象。
37. Jeremy Affeldt, RP→SFG $18.0M/3y WSに制覇に貢献して残留。高い。
38. Koji Uehara, RP→BOS $4.25/1y いざとなればクローザーも。双方にとっていい印象。
39. Carlos Villanueva, SP/RP→CHC $10.0M/2y 目立ちませんがまだ29歳の好投手。いい契約。
40. Russell Martin, C→PIT $17.0M/2y 今季打率.211に払いすぎだろ。
41. Jeff Keppinger, UT→CHW $12.0M/3y 32歳のユーティリティにこれは高い。
42. Cody Ross, OF→ ARI $26.0M/3y 高い。今季はBOSが3Mで雇っていたのに。
43. Ichiro Suzuki, OF→NYY $13.0M/2y そんなにヤンキースがいいんですかい。プンプン。
44. Hiroyuki Nakajima, SS→OAK $6.5M/2y 日本人でもショートが守れるところを見せてくれ!
45. Francisco Liriano, SP→PIT $12.75M/2y まだ29歳。潜在能力で評価された契約。
46. Joe Blanton, SP →LAA $15.0M/2y Greinke争奪戦から撤退したエンゼルスが獲得。
47. Sean Burnett, RP→LAA $8.0M/2y え、そんなもんなの? という印象の安い契約でした。
48. Jason Grilli, RP→PIT $6.75/2y 双方ハッピーな妥当な金額で残留・延長。
49. Jonny Gomes, OF/DH→BOS $10.0M/2y フェンウェイ向きだが、プラトーン選手には高い。
50. Oliver Perez, RP →SEA $1.5M/1y FA契約選手第1号。復活の兆しか。

======================
79. Mike Gonzalez, RP→MIL $2.25/1y これくらいなら出しても良かったのでは。
84. Jon Rauch, RP→MIA $1.0M/1y クローザーを務める可能性も。
87. Matt Capps, RP→CLE マイナー契約。メジャー契約は得られず。肩が悪いのかも。
93. Daisuke Matsuzaka, SP→CLE マイナー契約・・・。落ちるところまで落ちましたね。
100. Jason Giambi, 1B/DH→CLE マイナー契約。ロッキーズの監督候補(!) でしたが現役続行。
101. Jason Marquis, SP →SDP $3.0M/1y 出戻り。12月3日と意外に早く決まりました。
108. Derek Lowe, SP/RP
125. Nyjer Morgan, OF→横浜ベイスターズ
130. Miguel Batista, RP→ COL マイナー契約
135. Mark DeRosa, UT→TOR $775K/1y 打てなくても守れなくても評価が高い選手
136. Austin Kearns, OF→MIA マイナー契約
138. Takashi Saito, RP→楽天イーグルス
160. Zach Duke, RP → WAS (金額不明)関連記事
163. Nick Johnson, 1B→引退。
164. Chien-Ming Wang, SP/RP

======================
NR. Hideki Matsui, OF/DH→引退。
NR. Livan Hernandez, SP/RP
NR. Rick Ankiel, OF→HOU マイナー契約
NR. Hideki Okajima→OAK マイナー契約

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[Non-Tender FA]
NT. John Lannan, SP WAS→PHI $2.5M/1y (関連記事
NT. Jesus Flores, C WAS→LAD マイナー契約
NT. Tom Gorzelanny, RP/SP WAS→MIL $5.7M/2y (関連記事
NT. Brian Wilson, RP
NT. Mark Reynolds, 1B BAL→CLE $6.0M/1y シーズン後半のO'sの快進撃に貢献。三振王。
NT. Geovany Soto, C →TEX $2.75M/1y ノンテンダーされた翌日再契約。
NT. Mike Pelfrey, SP NYM→MIN $4.0M/1y TJ手術で開幕には間に合わないが、もしかすると。
NT. Jair Jurrjens, SP ATL→BAL $1.5M/1y 最大$4Mとなる大きなインセンティブ付き。 
NT. Wil Nieves, C→ ARI $0.8M/1y ノンテンダー直後に再契約。

2013/02/10

2013 ST Outlook 2 (外野手)

特に順番に意味はないのですが、続いて外野手。

●オフの動き
[退団]
Michael Morse (Trade to SEA)
[入団]
Denard Span (Trade from MIN)

FAでの退団はなし、一番センターと見込こまれるDenard Spanを11月にトレード獲得。これにより少なくとも外野手としては余剰となることが確定したMichael Morse。さらに、1月になってAdam LaRocheと再契約に至ったことで一塁手としても余剰となり、惜しまれつつマリナーズにトレードされて行きました

なお、Roger BernadinaがWBCオランダ代表として参加します。

●スプリングトレーニングの見所
[40人ロースター]
Jason Werth
Bryce Harper
Denard Span
Roger Bernadina
Eury Perez
Corey Brown
[マイナー契約招待選手]
なし。

ほとんど競争はありません。Bryce Harper(左翼)、Denard Span(中堅)、Jason Werth(右翼)でレギュラーは確定。

レギュラー3人が基本的に休みを必要としない選手である上、内野手枠での25人ロースター入りが有力と言われるSteve Lombardozzi とTyler Mooreがレフトなら務められるので、外野手の控えは1人で十分。その1人についても、昨季の実績とオプションがないことからBernadinaが圧倒的に有利と見られます。

Corey Brown と Eury Perezはどこまで目立つことができるか。Brownは昨季AAAで25本塁打を放ち、年齢的にも上で使ってあげたい選手ですが、オプションを1つ残しているので上記の4人に怪我がなければAAAに送られるはず。スプリングトレーニングではコールアップ一番手としての地位をしっかり確立してくれることを期待します。

●開幕予想
Harper, Span, Werth, Bernadina

故障もなく順調なスプリングトレーニングを経て、左からHarper、Span、Werth、控えにBernadinaで決まり。

2013/02/09

2013 ST Outlook 1 (捕手)

2月12日のキャンプインが近付いてきました。World Baseball Classic(当ブログでは基本的にフォローしない予定です)の影響で例年より1週間ほど早くなっています。

例年通り、先発、ブルペン、捕手、内野手、外野手に分けて、昨季終了後の動きと、スプリングトレーニングの見所を紹介しておきます。

今年は少し順番を変えて、まずは捕手から。

●オフの動き
[退団]
Jesus Flores (non-tender FA)
[入団]
なし。

故障が度重なった昨シーズン中にSandy LeonKurt Suzukiが加わり、オフが始まった時点で40人ロースターに捕手が5人もいるという過密状態でスタート。動きといえば、11月末にJesus Floresをノン・テンダーしただけでした。

●スプリングトレーニングの見所
[40人ロースター]
Kurt Suzuki
Wilson Ramos
Sandy Leon
Jhonatan Solano 
[マイナー契約招待選手]
Chris Snyder
Carlos Maldonado

本キャンプの最初の要チェック項目は、Wilson Ramosの膝の故障が完全に癒えているかどうか。万全の状態であれば、Suzukiとの正捕手争いということになるわけですが、果たして。仮にRamosがDLで開幕せざるを得ないとなる場合は、控え捕手の座をLeon、Jhonatan Solanoの両ルーキーとマイナー契約のChris Snyderが争う展開。打撃で全く期待できない完全な控え捕手のSnyderよりは、Leon、Solanoを応援したい。

●開幕予想
Suzuki, Solano

故障なくSuzukiとRamosの2人体制で開幕を迎えることが理想ですが、膝に負担がかかりやすい捕手というポジションを考えると、Ramosに無理をさせるとは思えません。調子を見ながら徐々に出場機会を増やしていくものの開幕には間に合わないと予想します。控えの座は打撃好調のSolanoが確保し、Leonは経験を積ませる意味でもAAAの正捕手として開幕。

2013/02/05

MLB.com: 2013 Prospect Ranking

MLB.comのJonathan Mayoによるプロスペクトランキングが公表されました。下記のようによく分からないリストなので、はっきり言って信頼は置いていませんが、ま、とりあえず。

Nationals Top 20
最も驚いたのはMichael Taylorが昨年と変わらない5位にランクされていること。昨年5位だったこと自体が驚きだった上、昨季の大不振を経てなおこの高評価は大きな疑問です。Eury Perezも7位と変わらず。こちらは昨季メジャーデビューまで果したので順当。と思ったら、8位にはまた昨年と同じ順位でDestin Hood。こちらも昨季の足踏みにより多くのランキングで順位を下げていたので驚き。やはり昨季やや不振だったRobbie Rayに至っては昨季の12位から順位を上げています。逆に、昨季、アリゾナ秋季リーグも含めて大活躍したMatthew Skoleの評価が11位と低めだったり、昨季はTJで全休したとはいえ昨年は4位と高く評価していたSolisを13位まで下げていたりと、よく分からないリストです。

1. Anthony Rendon, 3B
2. Brian Goodwin, OF
3. Lucas Giolito, RHP
4. A.J. Cole, RHP
5. Michael Taylor, OF
6. Nathan Karns, RHP
7. Eury Perez, OF
8. Destin Hood, OF
9. Matt Purke, LHP
10. Robbie Ray, LHP
11. Matthew Skole, 3B
12. Chris Marrero, 1B
13. Sammy Solis, LHP
14. Zach Walters, SS
15. Christian Garcia, RHP
16. Tyler Jordan, RHP
17. Brandon Miller, OF
18. Sandy Leon, C
19. Jason Martinson, SS
20. Kylin Tunbull, LHP

全体トップ100
ナショナルズからは全体28位とされたAnthony Rendonを筆頭に4人。加えてDenard Spanのトレードで放出したAlex Meyerが40位にランクされています。ちなみに、2012年全体1位のCarlos Correa, SS, HOUは30位。

1. Jurickson Profar, SS, TEX 
2. Dylan Bundy, RHP, BAL
3. Oscar Taveras, OF, STL 
4. Wil Myers, OF, TB
5. Taijuan Walker, RHP, SEA
6. Travis d'Arnaud, C, NYM
7. Jose Fernandez, RHP, MIA
8. Zack Wheeler, RHP, NYM
9. Gerrit Cole, RHP, PIT
10. Tyler Skaggs, LHP, ARI
_______________________

28. Anthony Rendon, 3B, WAS
40. Alex Meyer, RHP, MIN
52. Brian Goodwin, OF, WAS
74. Lucas Giolito, RHP, WAS
91. A.J. Cole, RHP, WAS

【ポジション別トップ10】
Chris Marreroが顔を出しています。ほとんど忘れ去られた存在になりつつありますが、まだ24歳なので可能性は残しています。スプリングトレーニングでどこまで目立てるでしょうか。

一塁手: 10. Chris Marrero, WAS
三塁手: 3. Anthony Rendon, WAS