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2019/09/09

ロースター異動まとめ(2019年9月)

9/1 Sean Doolittle, Ryan Zimmerman, Jeremy Hellickson, Austin VothがILから復帰
9/1 セプテンバーコールアップ①(Adrian Sanchez, Andrew Stevenson, Raudy Read)
9/3 セプテンバーコールアップ②(Michael Taylor, Wilmer Difo)
9/4 Aaron Barrettがメジャー復帰!
9/8 Tres Barreraがメジャー初昇格

● Sean Doolittle, Ryan Zimmerman, Jeremy Hellickson, Austin VothがILから復帰
9月になって25人枠がなくなったことを受け、Sean Doolittle, Ryan Zimmerman, Jeremy Hellickson, Austin Vothの4選手がILから復帰しました。それぞれマイナーでのリハビリ出場・登板を経ての復帰となりましたので、即戦力として貢献してくれることと期待されます。Doolittleは明らかに疲労からくるパフォーマンスの低下でしたが、約2週間の休養でどこまで戻っているか。いずれにせよ、ポストシーズンを見据えて起用法には十分注意が必要でしょう。Zimmermanの右足裏痛は完全に治るようなものではないようですが、マイナーでは打ちまくっていました。Matt Adamsの調子がやや下降気味なこともあり、基本的にレギュラー扱いと期待されます。現役最後のシーズンとなりそうな気配が漂っていますが、まだまだできるところを見せてくれ。Hellicksonは5月のIL入り以来の復帰。ずいぶんかかりました。先発はErick Feddeまでカウントすれば既に6人いるので、Austin Vothとともにブルペン、ロングリリーフという役回りかと思います。Matt GraceのDFAで空いた40人ロースター枠をHellicksonが使う形になりましたが、正直、本職のリリーフ投手に使って欲しかった。Vothについては、7月のIL入りの原因が右肩痛だったので非常に心配していました。ひとまず復帰できたことを喜びましょう。

● セプテンバーコールアップ②(Adrian Sanchez, Andrew Stevenson, Raudy Read) 
もう少し追加がありそうな気もしますが、とりあえず、セプテンバーコールアップでAdrian Sanchez, Andrew Stevenson, Raudy Readの3人の野手が昇格してきました。3人とも今季既にメジャーでの出場記録があり、再昇格。それぞれ、内野、外野、捕手のデプスという扱いかと思います。Stevensonは今季これまでの少ない出場機会で結果を残してきているし、足がある選手なので、将来も見据え、積極的に使っていっていいと思うのですが、まあMartinez監督はしないでしょうね。

● セプテンバーコールアップ②(Michael Taylor, Wilmer Difo)
第2陣としてMichael TaylorWilmer Difoの両ベテランが合流してきました。2人とも開幕からシーズン序盤にはメジャーでプレーしていましたが、精彩を欠き降格させられていました。

マイナーでの成績をチェックしてみましたが、Taylorの低打率、高三振率は相変わらずなので、代走要員が精一杯。Difoは(打者優位のリーグとはいえ)打率3割を打ってきましたので、代打なんかでの起用も少しはあるかもしれません。2人ともベンチの信頼は失ったままでしょうから、来季に向けた立場を考えて、与えられる少ないチャンスでしっかり集中することが必要でしょう。 

● Aaron Barrettがメジャー復帰!
(セプテンバーコールアップの一環ですが、別記事にしておきます。)
Harrisburg(AA)で投げていたブルペン右腕のAaron Barrettがメジャーに昇格となりました。40人ロースターに入っていなかったので、Austen Williamsを60日ILに移すことで空けています。 これまでの経緯は、2016年に一度退団した時のこの記事、それからこの春のスプリングトレーニングを前にしたこちらの記事をご参照ください。2015年シーズン以来の復帰。長い、長過ぎるリハビリを経ての復帰に多くの人が心動かされています。

今シーズンは、Harrisburg(AA)のクローザーとして50試合に登板し、31セーブを記録。内容も2.75/1.05、イニング数を上回る三振を奪う申し分のないもの。何より、一度もIL入りすることなくシーズンを通じてクローザーの役割を果たしました。数字でも内容でも十分に昇格に値する活躍をして勝ち取った今回の昇格。おめでとう。心から応援しています。復帰初登板が待ち遠しいですね。

● Tres Barreraがメジャー初昇格
Tres Barrera捕手のメジャー昇格が報じられました。7日の試合でKurt Suzukiが右ひじを痛めて途中退場したことを受けての措置です。

まずSuzukiですが、7日の試合で2塁に送球した時に痛めました。8日にMRIを受けているほどなのである程度は重そうです。守備でもAnibal SanchezとMax Scherzerからは絶大な信頼を受けている上、なんと言ってもバッティングでの貢献は大きく、これを欠くことになるととなると苦しくなります。Yan Gomesの奮闘を期待するしかありません(Scherzerが先発した8日の試合でマスクを被り2本のホームランを打ちました)。

40人ロースターは、やはり右ひじを痛めていたSpencer Kieboomを60日ILに移すことで空けました。25人ロースターはもう9月なので問題なく、SuzukiはIL入りすることなく、休養・リハビリとなります。

さて、そのBarrera。2016年のドラフト6巡目の生え抜き捕手。入団以来、着実にステップアップし、昨季はPotomac(A+)でプレーした後、アリゾナ秋季リーグにも派遣され、この春は初めてメジャーのスプリングトレーニングに参加。今季はHarrisburg(AA)でオールスターにも選出され、結局フル出場して、.249/.323/.381、8本塁打の成績。そして今回、嬉しいメジャー昇格を果たしました。

仮にSuzukiがシーズン終了ということになってしまうと、控え捕手はこのBarreraとRaudy Readのどちらかが務めることになります。Readだって40人ロースターには長く入っていますが、メジャーでの先発マスクは2017年の1試合だけ。かなり大きな不安要素が突如湧いてきてしまいました。

2019/05/29

ロースター異動まとめ(2019年5月)

5/4 Juan SotoがIL入り, Andrew Stevensonが昇格
5/5 Matt AdamsがIL入り, Jake Nollが昇格
5/7 Anthony RendonがILから復帰, Carter KieboomをAAAにオプション, Tony SippがIL入り, Erick Feddeが再昇格
5/9 Gerardo ParraとFA契約, Andrew StevensonがIL入り, Jimmy CorderoをDFA
5/11 Juan Sotoが復帰, Jake NollをAAAにオプション
5/17 Trea Turnerが復帰, Wilmer DifoをAAAにオプション, Anibal SanchezがIL入り, Kyle McGowinが今季初昇格
5/18 Justin MillerがIL入り, Tanner Raineyが昇格
5/20 Tony SippがILから復帰, Dan JenningsをDFA
5/20 Javy Guerraをウェイバークレームで獲得
5/21 Javy Guerraが25人ロースター入り, Jeremy HellicksonがILへ
5/22 Matt Adamsが復帰, Adrian Sanchezをオプション
5/25 James Bourqueがメジャー初昇格, Joe Rossをオプション
5/29 Anibal Sanchezが復帰, James Bourqueをオプション

2018/10/19

2018 ポジションレビュー:二塁手編

ALCSはレッドソックスが4勝1敗で勝ち上がりを決めました。第5戦では、ポストシーズンに入ってから結果を出せていなかったDavid PriceとCraig Kimbrelも好投し、レギュラーシーズン108勝の強さを見せつけました。アストロズのワールドシリーズ連覇はならず。

さて今日は二塁手編。

前年までのレギュラーDaniel Murphyは、オフに受けた膝の手術からの回復が間に合わず、開幕レギュラーは2年の再契約を結んだベテランのHowie Kendrick。5月中旬までのチーム44試合のうち32試合で先発し、.303/.331/.474と期待を上回る働きを見せていました。が、好事魔多し。5月19日の守備で右アキレス腱断裂の重症を負ってシーズン終了。残念過ぎました。

Murphyは6月中旬にようやく復帰。最初の1か月は打率2割前後と低迷しましたが、7月10日からカブスにトレードされるまでの33試合では打率.360と本来の姿を取り戻しました。そんな好調のMurphyを手放さなければならかなかったというところに今季のナショナルズの無念が凝縮されているように感じるトレードでした。

で、棚ぼた式に二塁手として最も多い出場機会を得たのは、84試合に先発出場のWilmer Difoでした。ただ、途中出場や他のポジションを含めて148試合、456打席を与えられて.230/.298/.350、7本塁打、10盗塁という数字はレギュラーとしては弱い。打率は低くても、せめてマイナーでは発揮していた長打力があれば良かったのですが。

KendrickとDifoは来季も残留なので2人の併用でもいいかもしれませんが、35歳になるKendrickには健康面の不安は残ります。思い切ってレギュラー二塁手の獲得に動く可能性もあります。

2017/12/30

2017 シーズンレビュー

2017年もあと1日を残すだけとなりました。あの Game 5 から気力が戻ることはなく、毎年書いてきたシーズンレビューも書けないまま。このままでもいいかな、と思いましたが、簡略版でもいいから書いておくことにします。

Player of the Year 2017: Ryan Zimmerman
長年のファンとしては、Zimmermanが復活し、シーズンを通じて貢献してくれたことが何よりも嬉しかったですね。

GPARHRRBISBBAOBPSLG
Anthony Rendon14760581251007.301.403.533
Ryan Zimmerman14457690361081.303.358.573
Daniel Murphy1445939423932.322.384.543
Trea Turner9844775114546.284.338.451
Matt Wieters1234654310521.225.288.344
Michael Taylor11843255195317.271.320.486
Bryce Harper1114929529874.319.413.595
Jayson Werth702893510294.226.322.393
Wilmer Difo1243654752110.271.319.370
Adam Lind1163013914591.303.362.513
Brian Goodwin742784113306.251.313.498

Pitcher of the Year 2017: Max Scherzer
2年連続ナ・リーグ サイヤング賞投手。登板の度に、ノーヒッターを期待させてくれる投手はそうそういません。

GSIPWSOERAWHIP
Gio Gonzalez32201.0151882.961.10
Max Scherzer31200.2162682.510.90
Tanner Roark30181.1131664.671.34
Stephen Strasburg28175.1152042.521.02
GIPSVHDERAWHIP
Sean Doolittle3030.02112.41.00
Matt Albers6361.02141.620.85
Enny Romero5355.22103.561.40
Matt Grace4050.0244.321.36
Brandon Kintzler2726.01103.461.15
Ryan Madson2019.21111.370.81
Koda Glover2319.1855.121.24

Rookie of the Year 2017: Wilmer Difo
前年までにデビュー済みでありながらルーキーステータスをもってプレーしたのが、Wilmer Difo、A. J. Cole、Pedro Severino、Brian Goodwin、Matt Grace、Koda Gloverの6人。今シーズン、メジャーデビューを果たしたのが、Andrew Stevenson、Rafael Bautista、Victor Robles、Raudy Read、Erick Fedde、Austin Adamsの6人。ということで、都合12人のルーキーが出場。このうち、打者130打席、投手50投球回数に到達してルーキーを卒業したのは、Difo、Goodwin、Cole、Graceの4人。チームへの貢献という点でDifoで迷いなしでした。

今年はこれくらいで勘弁してください。まあ、こんな管理人ですが、いろいろとありがとうございました。

来年も皆様に幸多からんことを願って。

2017/08/25

8/24 変にいじらないほうが

W5-4(11)@HOU (Season 76-49)
Strasburg 6.0IP 0ER 3H 1BB 7K
Doolittle(HD) 1.0IP 1ER 2H
Kintzler(BS) 1.0IP 2ER 3H 1BB 1K
Albers(W7-2) 1.0IP 2K
Solis(SV1) 1.0IP 1ER 1H
Rendon 2/3 2double SF BB R RBI
Wieters 2/4 BB 2R RBI
Taylor 1/5 double RBI  

せっかくいい流れ出てきていたブルペンでしたが、ほんの少し変にいじるだけで大変なことに。最終的に勝ったからいいものの・・・、シーズン終盤に向けて教訓としてください。

先発のStephen Strasburgが6イニングを無失点。ファールでやたら粘られる打席がいくつかあって90球に達していたことと、疲れからか足がつっている様子が見られたことから、6回限りで降板となりましたが、球速もボールもキレもあり、右腕に関しては完全復活と言っていいでしょう。

その間に打線は5回に連続四球から相手の守備ミスもあって、外野にボールを飛ばすことなく2点を先制し、Strasburgが6回裏を投げ切った直後の7回表にはMichael Taylorの右中間への二塁打で1塁ランナーだったMatt Wietersが激走してホームインして3点目。

7回裏はOliver Perezが危なげなく無失点で終えて、残すは2イニング。Brandon Kintzler - Sean Doolittleの盤石リレーで今日も行くのかと思いきや、なんと8回裏のマウンドにDoolittleが送られました。試合後のBaker監督のコメントによると、8回に左打者が2人出てくることになっていたので左投手のDoolittleを起用した、そしてツインズで28セーブを記録してトレードされてきたKintzlerに30セーブの大台に到達させてあげたかった(シーズン終了後にFAになること考慮に入れた温情采配)ということのようですが、結果的には完全に裏目に出ました。まず8回裏、Doolittleが左打者を一人もアウトにとれず、1失点(右打者を併殺に打ち取ってなんとか1点で切り抜けた)。そして9回裏、2点のリードをもらってのKintzlerでしたが、3本の長短打を集められてあっさりと同点とされてしまいました。これにより、Kintzlerのセーブはもとより、Strasburgの白星も消滅。もしこのまま負けていれば、かなり後味の悪い試合となってしまったはずでした。

しかし、そのピンチを救ったのが、Wilmer Difoでした。11回表、この回の先頭打者として打席に入ると、サードの前への見事なセーフティバントで出塁。この後、Ryan Zimmermanの振り逃げなどで3塁まで進み、Anthony Rendonの浅いレフトフライでタッチアップから生還に成功しました。足のある選手でよかったです。さらにWietersのヒットでZimmermanが一塁から激走して(さっきも同じ表現をしましたね)2点差。

その裏、Sammy Solisがソロ本塁打で1点こそ失いましたが、なんとかリードを守り切りっての勝利。Solisはメジャー初セーブです。

セットアッパーKintzler、クローザーDoolittleの体制は変えないほうがいいということがよくわかった試合でした。

MVP: Wilmer Difo

2017/06/30

ロースター異動まとめ(2017年6月)

6/5 Jayson WerthがDL入り, Ryan RaburnがAAAから昇格
6/11 Koda GloverがDL入り,Joe Blantonが復帰
6/13 Trevor Gottが今季初昇格, Wilmer DifoをAAAにオプション
6/15 GottをAAAにオプション, Matt Graceが再昇格
6/17 Shawn KelleyがDL入り,A.J. Coleが再昇格
6/23 Wilmer Difoがセンターとして昇格, ColeをAAAにオプション
6/30 Trea TurnerがDL入り, Adrian Sanchezが初昇格

2017/02/17

2017 ST Outlook 4 (Infielders)

今日から投手陣はブルペンセッションを開始しました。故障からの回復状況が注目された選手のうち、Stephen StrasburgJoe Rossは問題なく調整を開始した一方、Max ScherzerはWBCを回避する原因となった右手薬指の状態が万全でなく、開幕に間に合うかどうかわからないという情報が入っています。とりあえず、初日はTJ手術からのリハビリ中のTim Collinsとキャッチボールをしていたとのこと。うーむ。本格的に先発ローテーション争いが展開されることになるかもしれません。

=====
さて、ST Outlook シリーズ。今日は内野手編です。スプリングトレーニング開始直前に動きがありました。

●オフの動き
FAからみの動きは、11月にFA退団したStephen Drewと1月になって再契約しただけでしたが、キャンプイン直前になってAdam Lindとも1年契約を結びました。また、ルール5ドラフトを前にMatt SkoleJose Marmolejosの2人が40人ロースターに追加されています。

レギュラー陣は全員残留だったので昨シーズン終了時点の布陣でも良かったはずですが、ホワイトソックスとのトレードでAdam Eatonをセンターとして獲得し、昨季後半にセンターを守ったTrea Turnerをショートへコンバート(というか本職に戻した)。これで居場所がなくなったDanny Espinosaを、直後に、エンゼルスへトレードしました(そういえば、昨オフもまだ保有期間のあったYunel Escobarをエンゼルスへトレードしたんだった)。

●スプリングトレーニングの見所
[40 man Roster]
Ryan Zimmerman 
Daniel Murphy
Anthony Rendon
Trea Turner
Clint Robinson 
Stephen Drew
Adam Lind
Wimer Difo
Matt Skole
Jose Marmolejos 
[Non-Roster Invitees]
Emmanuel Burriss
Grant Green
Corban Joseph
Neftali Soto
Drew Ward

想定されるレギュラー陣は、ファーストRyan Zimmerman、セカンドDaniel Murphy、サードAnthony Rendon、ショートTrea Turner。中でも注目はTurnerでしょう。いわゆる2年目のジンクスに陥ってしまうのか、それともこのままスター街道を歩むのか。重要な春となりそうです。残る3人は故障なくしっかり調整してくれればいいのですが、MurphyはWBC(米国代表)に参加するのでそちらでもけがをしないように気を付けてください。

ベンチも、ともにオフにFA(再)契約を結んだ左の代打及びファーストの控えとしてのAdam Lindと、セカンド・サード(・ショート)の控えとしてのStephen Drewで開幕を迎えることが想定されます。

これで浮いてしまうのがClint Robinson。2015年にマイナー契約から開幕ベンチ入りを果たして左のパワーバットとして活躍しましたが、昨シーズンはとにかく長打が出ず、代打としてはやや物足りない存在となっていました。それでも最低限の貢献はしていたので今季もベンチ入りは確実かと思われていましたが、キャンプ直前に役割が完全にかぶるLindが入団したことで一気に微妙な立場となりました。なお、オプションが切れてしまっており、マイナーに送るにはウェイバーを通す必要があります。

むしろ故障などにより出遅れが出た場合の一番手はWilmer Difoでしょう。ショート、セカンド、サードを守れることに加え、打撃でも昨年秋に上がってきた際に好印象を残しており、開幕後も含めメジャーでのプレーは多くなると見込まれます。

その後は40人ロースターの2人とマイナー契約のベテラン勢が団子状態ですが、ここから生き残りが出るようでは、心配なチーム状態と言わざるをえないと思います。マイナー契約選手の中での注目はDrew Ward。昨シーズン、Potomac(A+)からHarrisburg(AA)に昇格し、アリゾナ秋季リーグでも好成績を残し、評価を上げた元ドラフト3順目(2013年)の22歳。Rendonが大きな故障に見舞われない限りメジャーデビューはまだしばらく先と思われますが、今後に向けてアピールしてくれることを期待しましょう。

2016/12/13

BA: Nationals Top 10 Prospects

BAからナショナルズのトップ10プロスペクトが公表されました(元記事)。先日のAdam Eatonのトレードを踏まえたものとなっています。

1. Victor Robles, of
2. Erick Fedde, rhp
3. Juan Soto, of
4. Wilmer Difo, ss/2b
5. Andrew Stevenson, of
6. Koda Glover, rhp
7. Luis Garcia, ss
8. Carter Kieboom, ss
9. Pedro Severino, c
10. Austin Voth, rhp

1位は予想通り(Lucas Giolitoがいればどうだったか分かりませんが)Victor Robles。2位には、これは完全に押し上げられた形だと思いますが、Erick Fedde。これだけ投手プロスペクトを放出してしまうと、Feddeにかかる期待はどうしても大きくなります。そして3位には、Juan Sotoがここでも高く評価されています。

4位のWilmer Difoと6位のKoda Glover、それに9位のPedor Severinoはメジャー経験組。BPでは3人ともトップ10に名前がありませんでしたが、卒業扱いなのか、それとも本当に評価されていないのかは微妙なところですね。

7位のLuis Garciaは今年の夏に契約したドミニカ出身の遊撃手。まだプレー経験はありませんが、契約開始解禁日(昨年7月)直前のランキングでBAは全体で3位と高く評価していた選手です。

意外なのは、今年のドラフト1順目入団のCarter Kieboomの評価があまり高くないこと。こちらもDane Dunningが残っていればどちらが上だったかは聞いてみたいところです。もし、Dunningのほうが上なら、Kieboomはそもそもトップ10に入らなかったことになりますから(逆にKieboomのほうが上なら、Dunningがトップ10外となった)。

2016/09/29

ロースター異動まとめ(2016年9月)

9/2 セプテンバーコールアップ:Sean Burnett, Matt Latos, Pedro Severino, Matt Grace, Rafael Martin, Trevor Gott, Brian Goodwin (Joe Rossを60日DLへ、Matt den DekkerをDFA)
9/4 Reynaldo Lopezをコールアップ
9/6 Lucas GiolitoとWilmer Difoをコールアップ
9/7  Stephen StrasburgとStephen DrewがDLから復帰
9/8  Strasburgの診断結果は右ヒジの筋肉の痛み(腱の断裂ではない
9/18 Joe Rossが復帰、Chris BostickをDFA
9/26 Sammy SolisがDLから復帰
9/27 Spencer Kieboomがメジャー初昇格


2016/08/29

ロースター異動まとめ(2016年8月)

8/6 Ryan Zimmerman DL入り、Brian Goodwinが初昇格
8/13 Reynaldo Lopez 再昇格、祝 Jonathan Papelbon 解雇
8/17 Sammy Solis がDL入り、Koda Gloverが再昇格
8/18 A.J. Coleを招集し、GoodwinをAAAにオプション
8/20 ZimmermanとJose Lobatonが復帰、ColeとPedro SeverinoをAAAのにオプション
8/22 Stephen StrasburgがDL入り、Coleが再昇格
8/25 Marc Rzepczynskiをトレード獲得し、LopezをAAAにオプション
8/28 Lucas Giolitoが昇格し、Wilmer DifoをAAAにオプション
8/29 GiolitoをAAAにオプションし、Michael Taylorを招集

2016/08/01

ロースター異動まとめ(2016年7月)

※ 2016年7月は忙しい日々でした。

7/3 Stephen Strasburg 復帰、Joe Rossが右肩痛でDL入り
7/4 Jonathan Papelbon 復帰、Michael Taylorがマイナー行き
7/8 Ryan Zimmerman DL入り、Lucas Giolito マイナー行き、Trea TurnerとTaylorを招集
7/19 Reynaldo Lopezが初昇格、Sammy Solisが右膝痛でDL入り
7/20 Koda Glover 初昇格、Lopezをオプション、Nick LeeをDFA
7/24 Giolito 再昇格、Gloverをオプション
7/26 ZimmermanとSolisがDLから復帰, GioiltoとTaylorをオプション
7/27 Stephen Drewが重度のめまいでDL入り、Wilmer Difoが今季初昇格
7/29 Jose Lobatonが左肘痛のためDL入り、Pedro Severinoが昇格
7/30 パイレーツとの間でトレードに合意(Mark Melanconを獲得し、Felipe RiveroとTaylor Hearnを放出)【後日別記事予定】
7/30 Reynaldo Lopezを再招集
7/31 Melanconが25人ロースター入りし、Lopezをオプション

2016/03/07

STノート②(3/3-6) Zimmermann vs. Strasburg!

3月6日まででローテーションが一回りし、ほとんどの選手が出場しました。

この間のハイライトは、5日のタイガース戦。タイガースのユニフォームを着ての初の実戦となったJordan Zimmermannと迎え撃つStephen Strasburgのマッチアップとなりました。Strasburgが2ランを被弾した(とはいえ、内容は上々だったとのこと)のに対し、Zimmermannは打者9人に対して1安打。結果はともかく、随分と盛り上がったようです。今年は5月9-11日に交流戦でタイガースがワシントンに来ます。そこでZimmermannが投げると一層盛り上がることでしょう(ファンからは温かく迎えられること間違いなし)。

その他、いくつかのトピックを拾っておきます。

● 出遅れ選手
未だに出場機会がないのは、野手ではWilson Ramosと Ryan Zimmermanの2人。Ramosは4日にレーシック手術を受けたためで、今週中には実戦に復帰見込み。順調にスプリングトレーニングを過ごしていたので、心配なさそうです(オフの間に受けておけよ、とは思いますが)。

一方、Zimmermanは心配です。昨年から苦しんでいる足底筋膜炎が未だに完治しておらず、様子を見ながらとなっているようですが、少なくともあと2週間程度は試合に出られないということで、黄信号が灯っています。この機会に、足底筋膜炎について調べてみましたが、野球選手でなくても発症している人はいて、なかなか治らず苦労している人が多いようですね。

投手陣でまだ投げていないのは、Oliver Perez、Felipe Rivero、Matt Belisle、それにJonathan Papelbonの4人。うち、Papelbonは家庭の事情ということでしたが、他の3人については状況不明。特に故障でなければよいのですが。

● 先発
上述のStrasburgを含め、3本柱は各2イニング。順調に調整中。

その他の投手はかなり明暗が分かれています。先に残念だったほうから紹介すると、Bronson Arroyoが2回を投げて4安打2四球2失点。球速も80マイル台前半で、強烈な打球が野手の正面を付きアウトになったという幸運にも助けられてこの結果だったようです。A.J. Coleは1イニングで4安打2失点。Taylor Jordanも1イニングで3安打3失点。

良かったほうで目立つのは、6日に先発を任されたBlake Treinen。完全にブルペン転向でもいいと思うんですが、とりあえず先発として調整されられています。この試合では、2イニングを1安打無失点。スプリングトレーニングでMike Madduxコーチから指導を受けたチェンジアップに自信を持ったようです。

● ベテラン勢奮闘中
序盤戦、野手で特に目立つ数字を残してるのが、Scott Sizemore。2日の初戦に続き、5日の試合でも決勝ソロ本塁打。チーム最多の5試合(つまり全試合)に登場して、わずか9打席とはいえ、.571/.667/1.571という抜群の数字。この他にも、Blendan Ryanが9打席で.444/.444/.667、Reed Johnsonもやはり9打席で.429/.556/.429と、マイナー契約のベテラン勢が奮闘しています。一方、40人ロースターに入っているものの後が無い立場となっているTyler Mooreが8打席で1安打のみ。がんばれ。

● プロスペクト
最も注目されるトッププロスペクト、Lucas Giolitoが4日の試合で初登板。球速は既に95マイルを計測し、カーブも高い評価。2イニングを1安打3奪三振の無失点と文句の付けようのない結果を残しました。

Trea Turnerは4試合に出場。ヒットは3日の試合でのホームランの1本だけですが、俊足では何度も目立っており、評価は上がっています。Wilmer Difoも3ラン本塁打を記録(ただし、エラーも3つ記録)と目立っています。

2016/02/24

Sickels: Nationals Top 20 Prospects

Minor League BallのJohn Sickelsのナショナルズ・プロスペクトランキング(元記事)が発表されました。

上位の顔ぶれにあまり驚きはありません。珍しい名前は、15位のMax Schrockくらい。逆に漏れている選手は、Blake Perkins、Drew Ward、Jakson Reetzといったまだ結果は残していない高卒入団野手。まあ、そういう傾向なんでしょう。

Grade A
1. Lucas Giolito, RHP 
Grade A- 
2. Trea Turner, SS
Grade B/B+
3. Victor Robles, OF
Grade B 
4. Reynaldo Lopez, RHP
5. A.J. Cole
Grade B/B-
6. Erick Fedde, RHP
Grade B-
7. Wilmer Difo, SS
8. Anderson Franco, 3B
9. Austin Voth, RHP
Grade B-/C+
10. Andrew Stevenson, OF
Grade C+
11. Osvaldo Abreu, INF
12. Rafael Bautista, OF
13. Chris Bostick, INF
14. Pedro Severino, C
15. Max Schrock, 2B
16. Rhett Wiseman, OF
Grade C+/C
17. Raudy Read, C
18. Abel De Los Santos, RHP
19. Koda Glover, RHP
20. Nick Lee, LHP

2016/02/23

MLB.com: Nationals Top 30 Prospects

MLB.comのナショナルズのプロスペクトランキングが出ました(リンク)。

1. Lucas Gioilto, RHP
2. Trea Turner, SS
3. Victor Robles, OF
4. Erick Fedde, RHP
5. Reynaldo Lopez, RHP
6. Wilmer Difo, SS
7. A.J. Cole, RHP
8. Andrew Stevenson, OF
9. Austin Voth, RHP
10. Pedro Severino, C
11. Blake Perkins, OF
12. Osvaldo Abreu, SS
13. Anderson Franco, 3B
14. Drew Ward, 3B
15. Juan Soto, OF
16. Rafael Bautista, OF
17. Jakson Reetz, C
18. Joan Baez, RHP
19. Koda Glover, RHP
20. Austen Williams, RHP
21. Spencer Kieboom, C
22. Abel de Los Santos, RHP
23. Rhett Wiseman, OF
24. Edwin Lora, SS 
25. Taylor Hearn, LHP
26. Kelvin Gutierrez, 3B
27. Raudy Read, C
28. Nick Lee, LHP
29. Matt Skole, 1B/3B
30. Chris Bostick, 2B/SS

プロスペクトと呼べる選手は殆ど入っていますが、昨秋のアリゾナ秋季リーグで好投したJohn Simms、昨年の高卒入団で上々のプロデビューを果たした左腕Tyler Watsonの2人、野手では(いくら株が下がったとはいえ)Brian Goodwinの名前があったもいいのにな、と思います。

2016/02/21

2016 ST Outlook 4 (Infielders)

●オフの動き
長らくショートのレギュラーを務めてくれたIan DesmondがFAで退団(現時点で未だに所属先なしという心配な状態ですが)。さらに、昨季Anthony Rendonの故障で空いたサードの穴をしっかり埋めてくれたYunel Escobarはエンゼルスへトレード。Dan UgglaもFA退団。

一方、補強の動きとしては、オフに入ってすぐに二塁手と外野を守れるBen Zobristに関心を示しましたが、カブスとの争奪戦に敗れ、FAの二塁手、Daniel Murphyと契約。このオフ、ナショナルズがドラフト指名権を放棄してまで獲得したFA選手は、このMurphyだけでした。その後、Stephen Drewともメジャー契約を結んでいます。

●スプリングトレーニングの見所
[40 man Roster]
Ryan Zimmerman
Daniel Murphy
Danny Espinosa
Anthony Rendon
Stephen Drew
Clint Robinson
Tyler Moore
Wimer Difo
Trea Turner
Chris Bostick
[Non-Roster Invitees]
Jason Martinson
Matt Skole
Brendan Ryan
Scott Sizemore

ファーストRyan Zimmerman、セカンドMurphy、サードRendonが故障さえなければ確定でしょう。

注目はショート。Danny Espinosaが有力視されますが、スプリングトレーニングの結果によってはDrewが起用される可能性もあり、さらにトッププロスペクトのTrea Turnerも競争に加わると見られます。Turnerが次代のレギュラーということでは衆目一致していますが、その時期が今季の開幕からになる可能性もあるようです。個人的には、Espinosaに機会を与えてやりたいですね。元々はショートとしての守備力も一級品でありながら、打力に優るDesmondがいたためにセカンドに追いやられていた選手。本職に戻ってどういうプレーを見せてくれるでしょうか。Turnerにももちろん頑張って欲しい。開幕からとはいわずとも、シーズン中にショートのレギュラーを奪い取る足がかりになるような活躍を期待しています。

ベンチは、左の長距離砲(及びファーストの控え)としてのClint Robinson、セカンド・ショートの控えとしてのDrew(あるいは競争に敗れればEspinosa)までは当確と見られます。

順当なら(外野手との兼ね合いもありますが)、残りは1枠。本来ならば、オプション切れのTyler Mooreが長打のある右打者として入ってくるべきところですが、特に代打としての成績は惨憺たるものがあり、簡単には当確とは言えない立場。外野手のChris Heiseyあたりと競争する立場となります。長く見てきたファンとしては、しっかり勝ち抜いてほしいと応援しています。

Turner以外の若手も充実しています。Turnerに続く二遊間のプロスペクトであるWilmer DifoChris Bostickにとっては、シーズン中に故障が発生した時には読んでもらえるようアピールする機会。マイナー招待選手には、(プロスペクトと呼ぶには年齢が上がり過ぎたとはいえ一時は期待された)Matt SkoleJason Martinsonの一三塁の2人。メジャーリーガーへの夢をかけた最大かつ最後の挑戦となります。みんな頑張って、当確選手たちに故障が発生した場合には、ベテラン勢からではなく、この若手の中から選ばれるくらいにアピールしてくれるといいな、と思います。

2016/02/10

BP: Nationals Top 10 Prospects

オフに入ってすぐにBAから出て以来ずっと待ちぼうけだったナショナルズのトッププロスペクトランキングですが、ようやくBaseball Prospectus (BP) のトップ10が発表されました(元記事)。

1. Lucas Giolito, RHP
2. Trea Turner, SS
3. Victor Robles, OF
4. Reynaldo Lopez, RHP
5. Wilmer Difo, SS/2B
6. Erick Fedde, RHP
7. Anderson Franco, 3B 
8. A.J. Cole, RHP
9. Austin Voth, RHP
10. Pedro Severino, C

トップ3はBAと同じくLucas GiolitoTrea TurnerVictor Roblesの3人。4位にReynaldo Lopezが入っていますが、記事中でもLopezまでの4人をまとめて「arguably the best in baseball」と評するなど、Lopezの高い評価が印象的です。逆にBAでは4位だったErick Feddeへの評価がやや低い。以降の顔ぶれでは10位のPedro SeverinoだけがBAとの違いです。

記事中にはその他の楽しみな選手として次の5人が紹介されています。Blake PerkinsAndrew Stevensonの2人は昨年のドラフト組。

Osvaldo Abreu, SS 
Blake Perkins, OF
Jakson Reetz, C
Andrew Stevenson, OF 
Drew Ward, 3B

2015/12/17

Prospect Profile #21: Wilmer Difo

[2015年12月最終更新,2015年1月オリジナル]

2015年最初の新規登録、全体第21弾は2014年に彗星のように現れたドミニカ出身の内野手、Wilmer Difoです。

[Player Data]
Name: Wilmer Difo
Position: 2B, SS
Born: April 2, 1992
Birthplace: Santiago, Dominican Republic
School: NA
Height: 6-0
Weight: 175
Bats: Both
Throws: Right
Draft: NA
Acquired: International FA (2010)
BA Organization Rank: 8(2015) ⇒ 6(2016)
BA Overall Rank: NA

[Scouting Report]
打力と走力を兼ね備えた両打ちの内野手。スイングスピードがあり、全方向に強い打球を打てる。パワーについては2014年の数字が出来過ぎで、決して長距離砲ではない。走力については極めて高い評価。2015年には30盗塁で失敗はわずかに2つと高い成功率を誇る。守備は、今のところショートでもセカンドでも合格点を得られているが、そこまで強烈な肩を持っているわけでもないので将来的にはセカンドだろう というのがもっぱらの評。

[Background]
ドミニカ出身で2010年6月に18 歳とドミニカ出身選手としては比較的遅く契約。翌2011年には本土に上陸したものの、ルーキーリーグからPotomac(A+)までチーム事情でたらいまわしにされた2013年の成績は、計61試合に出場して.217/.296/.348、4本塁打、9盗塁とお世辞にもプロスペクトと呼べるようなものではなかった。

ところが、22歳で迎えた2014年に誰も予想していなかった突然の大ブレイク。Hagerstown(A)でフルシーズンを過ごし、136試合で.315/.360/.470、14本塁打、90打点、49盗塁を記録。オールスターはもちろん、South Atlantic LeagueのリーグMVPを受賞。ポストシーズンでも30打数13安打と活躍。12月のルール5ドラフトを前に40人ロースター入りまで実現。一躍トッププロスペクトとなった。

2015年はPotomac(A+)で開幕したものの19試合で.320/.386/.533の好成績を残して早々にHarrisburg(AA)に昇格。さらに好調を続け、5月19日には大抜擢でメジャー昇格、代打で初安打を記録した。その後は、メジャーで故障者が出ると呼ばれ、代打で出場し、故障者が復帰するとAAに戻される日々でやや調子を落としたが、セプテンバーコールアップでもメジャーに合流。10月3日(Max Scherzerが準パーフェクトを達成した試合)には8番セカンドで初先発。ただし、この試合での一塁へのヘッドスライディング(記録は安打)で左手を骨折してしまった。(2016年3月追記:2016年のスプリング・トレーニングには元気に参加。)

[Comment]
まさかのメジャー昇格により、わずか1年でこのリストからの卒業となりました。まだメジャーに定着したというわけではありませんが、足があるので、来季も呼ばれる機会は多いことでしょう。まずはナショナルズで控え内野手として定着し、メジャーリーガーとして花開いて行ってくれることを期待しています。(2015年12月)

2014年に彗星のように現れただけに、すぐに消えてしまうのではないかといぶかる声もありますが、スカウトたちのコメントを読んでいるとホンモノと信じたくなります。まずはスプリングトレーニングでのプレーを楽しみにしましょう(2015年1月)

2015/11/11

BA: Nationals Top 10 Prospects

今年はNL東地区からということでずいぶんと早いのですが、BAからナショナルズのトップ10プロスペクトが公表されました(元記事)。

1. Lucas Giolito, RHP
2. Trea Turner, SS
3. Victor Robles, OF 
4. Erick Fedde, RHP
5. Reynaldo Lopez, RHP
6. Wilmer Difo, SS/2B
7. A.J. Cole, RHP
8. Andrew Stevenson, OF 
9. Austin Voth, RHP
10. Anderson Franco, 3B

前年からあまり変わってないという印象。Trea Turnerトレード獲得後のツートップは変わらず。前年の3位Michael Taylorと6位Joe Rossが卒業し、A.J. Coleまでの選手はほぼ前年の順位を維持しています。順調に育っていると言えば育っているわけですが、新たに上位に食い込んできたのが3位に入ったVictor Roblesだけというのは、むしろ残念と言わざるを得ないでしょう。2015年ドラフト組から入ったのが8位のAndrew Stevensonだけというのも、仕方ないのかもしれませんが寂しいですね。

とはいえ、3位のRoblesと10位に入ったAnderson Francoの2人はそろってドミニカ出身の18歳という夢のある選手。基礎から立て直すことになったドミニカでのスカウト事業も、あれから5年以上が経ち、次第に成果を生み始めたのかもしれません。

2015/10/21

2015年アリゾナ秋季リーグ派遣選手

【10月21日追記】
Trea Turnerはやはり不参加で決定。代わりにWirkin Estevez投手が参加することになりました。ドミニカ出身の右腕投手ですが、2014年シーズン中盤にTJ手術を受け、今季も全休していました。

Wirkin Estevez, RHP (23, Rehab)


【10月10日追記】
10月3日の試合でファーストへの内野安打を打った際にファーストへのヘッドスライディングで左手を骨折したWilmer Difoが派遣選手から外れ、Christopher Bostick内野手が追加になっています。

なお、現時点のチームロースターにはTrea Turnerの名前がありますが、出場しない見込みと報じられています。

Christopher Bostick, 2B (22, AA)


【9月3日オリジナル】
10月13日から5週間にわたって開催予定のアリゾナ秋季リーグ。毎年各球団から期待のプロスペクトが集まるこのリーグは、秋の楽しみの1つでもあります。ナショナルズから派遣される7選手が発表されました。右は年齢と今季の最終所属レベル。

Wilmer Difo, SS (23, AA)
Abel De Los Santos, RHP(22, AA)
Dakota Bacus, RHP (24, AA)
Nick Lee, LHP (24, AA)
Spencer Kieboom, C (24, A+)
John Simms, RHP (23, AA) 
Drew Ward, 3B (20, A+)

例年のことですが、経験を積ませるという側面と12月のルール5ドラフトに向けた評価という側面の両面からの選出となっています。

Wilmer DifoAbel De Los Santosの2人は、ほんの短い期間ですが今季メジャーデビュー(40人ロースター入り)を果たしています。マイナーではAAで過ごしていましたので、高いレベルでの経験を積み、来季のスプリングトレーニングに向けた成長が期待されます。

Dakota BacusNick LeeSpencer Kieboomの3人は12月のルール5ドラフト対象。BacusとLeeの2人はブルペン投手、Kieboomは捕手というルール5では指名されやすいポジションの選手たち。Kieboomは昨年も派遣され、評価を上げましたが、今シーズンは故障もあって不本意なものとなりましたが、株を戻せるでしょうか。

John SimmsDrew Wardの2人はルール5ドラフトの心配はありませんので純粋な修行の場。Simmsは今季A+で好投し評価を上げた投手。一方のWardはトッププロスペクトと期待されながら、今季は初挑戦となったA+でやや伸び悩んだ感。2人とも大いに張り切ってくれることを期待しています。

ここしばらくあまり一生懸命フォローしてはきませんでしたが、Wardもいるし、今年は毎日チェックしようかな。

2015/10/10

My Top 10 Prospects (2015シーズン終了)

MLBのナショナルズのシーズンレビューを書く気力はなかなか湧いてこないのですが、先にMy Top 10 Prospectsのレビューを書いておきます。

前回の8月18日時点での報告はこちら

総括すれば、飛躍の年となった選手が3人(Turner、Ross、Voth)、及第点は得たかなという選手が3人(Giolito、Difo、Fedde)、残念ながら足踏みとなってしまった選手が4人(Lopez、Reetz、Ward、Bautista) といった感じです。

Trea Turner, SS 
27G 44PA 1HR 4BB 12K .225/.295/.325 2SB [MAJOR] 
48G 205PA 3HR 13BB 41K .314/.353/.431 14SB [AAA]
10G 41PA 0HR 1BB 8K .359/.366/.513 4SB [AA(Harrisburg)]
58G 254PA 5HR 24BB 48K .322/.385/.471 11SB [ AA (Padres)]
前回の記事を書いた直後、8月21日にメジャー昇格し、同日途中出場でデビューを実現しました。その後はベンチを温める日が中心で、8月中は9打席でノーヒットで9月3日の10打席目で初安打とやや苦しみました。その後は、初先発、初本塁打と記録し、そしてチームの地区優勝が正式になくなった後の最後の6試合には全て先発出場しました。打撃成績を見ると、三振が多いことが気になりますが、守備を含め、最低限メジャーでやってけることは示せたのではないでしょうか。

開幕はパドレス傘下で迎え、6月にようやくナショナルズ傘下へ。AAからAAAへ、そしてメジャーデビューへとステップアップを果たし、おそらく達成感に包まれていることでしょう。どういった立場で来春を迎えるかはオフの補強次第でしょうが、数字を見る限り、AAAでやり残したことはないはず。新生ナショナルズの象徴として、思い切って任せて欲しいですね。

Lucas Giolito, RHP 
8G 47.1IP 17BB 45K 3.80/1.37 [AA]
13G 69.2IP 20BB 86K 2.71/1.22 [A+]
前回8月のレポートの後もAAでシーズン終了までまずまずの内容で投げ切りました。30球団全体のトッププロスペクトと呼ばれるにはやや物足りない数字ですが、まだ21歳で、A+でさえ初挑戦だったことと思えば十分過ぎます。

投球イニング数の合計は117イニングと、前年の98イニングから順調に伸びています。来シーズンはAAでの開幕が予想されますが、AAAへの昇格はもちろん、メジャーデビューの可能性も十分。しっかりイニング数を積み上げて(あまり想像したくないですが、Stephen Strasburgが抜けた後の)2017年にしっかりローテーションの柱になれるようなシーズンとなることを期待しましょう。

Reynaldo Lopez, RHP 
19GS 99.0IP 28BB 94K 4.09/1.22 [A+]
前回レポートの前の2ヶ月間で調子を上げていたことから、「このままいい感じでシーズンを終えてもらいたい。」と書きましたが、残念ながら直後に背中の痛みでDL入りし、そのままシーズン終了となりました。ありゃりゃ。

「足踏み」のシーズン。2014年に大きく引き上げた株を壊滅的に落としはしませんでしたが、飛躍につなげることもできず、Giolitoにはやや差を付けられた印象。来季はもう一度A+でしょう。健康にしっかり投げて上がってきてくれることを期待です。

Joe Ross, RHP
16G 76.2IP 69K 21BB 3.64/1.11 [MAJOR] 
5G 24.2IP 15K 7BB 2.19/0.89 [AAA]
9G 51.1IP 54K 12BB 2.81/1.13 [AA]
前回レポートの後、8月下旬の2先発では計13イニングで自責点1と好投したものの、9月に入っての2先発では四球を連発するなどらしくないピッチング。シーズン投球回数が未経験ゾーンとなったこともあり、その後はブルペンに回ってシーズン終盤を過ごしました。

先発投手としてメジャーでやっていけることは十分に証明しました。しかし、今季のTanner Roarkの例もあるので、来シーズンの立場はオフの補強次第でしょう。個人的には、Roarkとともに信頼を示してローテーションでしっかり投げさせるべきだと思います。

Wilmer Difo, SS
15G 11PA 0HR 0BB 2K .182/.182/.182 0SB [MAJOR]
87G 381PA 2HR 12BB 79K .279/.312/.387 26SB [AA]
19G 83PA 3HR 8BB 13K .320/.386/.533 4SB [A+]
AAのシーズン終了までプレーし、セプテンバーコールアップとしてメジャーに合流。とはいえ、代打、代走、守備固めばかりの日々。そして、ようやく8番セカンドでメジャー初先発の機会を与えられた10月3日のダブルヘッダー第2戦(Max Scherzerが準パーフェクトを達成した試合)、3回の第1打席でファーストへの内野安打を記録しましたが、この時のファーストへのヘッドスライディングで左手を骨折。高い代償となりました。

球団の最優秀マイナーリーガーに選ばれた昨季ほどの成績を残すことはできませんでしたが、A+からAAへと順調に昇格し、メジャーデビューも果たしたということで、実りあるシーズンとなりました。内定していたアリゾナ秋季リーグへの派遣はなくなりましたが、スプリングトレーニングには万全で戻ってくることができる見込み。

Drew Ward, 3B 
111G 426PA 6HR 39BB 110K .249/.327/.358 2SB [A+]
前回レポート時にはDL入りしていましたが、8月末に復帰。復帰後はシーズン終了までの11試合で、.263/.349/.395という成績。今ひとつ物足りなかったシーズンですが、最後にいい感じで終わることができたと言っていいでしょう。アリゾナ秋季リーグへの派遣が決まっています。

こちらも「足踏み」のシーズンとなってしまいました。来季の開幕は、A+をやり直しか、AAへの昇格か微妙なところ。来季開幕時でもまだ21歳なので、もう一度A+でいいようにも思います。

Austin Voth, RHP
28G 157.1IP 148K 40BB 2.92/1.11 [AA]
シーズン最後の2週間も引き続き好投を続け、特に最後の2登板では計13イニングを無失点、最終週のEastern League週間MVPを受賞。シーズン防御率で3点を切るという文句の付けようのない締めくくりとなりました。148奪三振はリーグトップ。

プロスペクトとしての価値を大いに上げることに成功した1年。スプリングトレーニングには招待選手として呼ばれるでしょうし、来季はメジャーデビューも視野に入ってくると思われます。

Rafael Bautista, OF
52G 226PA 0HR 11BB 22K .272/.318/.325 23SB [A+]
8月報告の後も、シーズン終了までA+でプレーし、最低限の成績を残したという感じ。今季はケガに泣きました。来季は健康にしっかりプレーできることが第一ですが、年齢的にのんびりはしていられないので、早々にAAへ、そしてさらに上を目指して頑張ってくれることを期待しています。

Jakson Reetz, C 
36G 132PA 0HR 13BB 37K .212/.326/.248 3SB [SS]
8月の報告以降は出場記録なし。故障というニュースも入ってきていないのですが、いずれにせよ、高卒2年目のシーズンはかなり苦いものとなりました。来季が正念場となりそうです。

Erick Fedde, RHP
6G 29.0IP 23K 8BB 4.34/1.10 [A]
8G 35.0IP 36K 8BB 2.57/1.31 [SS]
前回レポート後の4試合はいずれも5イニングを投げて、0から3失点。特に最終戦は5回無失点7奪三振という好投で締めくくりました。

今季は計64イニング。TJから復帰は順調と言っていいでしょう。大卒なのであんまりのんびりもしていられませんが、かと言って無理しては元も子もありません。この調子で来季もじっくり作り上げていってくれることを期待しています。