2016/04/30

4/30 地区首位を守って4月終了

W6-1@STL (Season 16-7)
Ross(W3-0) 6.0IP 1ER 6H 2BB 4K
Werth 2/3 HR(4) R 4RBI
Murphy 2/4 R RBI
Rendon 2/4 R

1回表、打線が見事な先制攻撃を見せました。2死1,2塁からDaniel Murphyがセンター前にタイムリーをはじき返すと、続くJayson Werthが真ん中低めのチェンジアップをうまく拾い上げてレフトスタンド最前列への3ランホームラン。一挙4点。しかも全て2死からというのも価値があります。

マウンドに登る前にこのリードをもらったのは、マメができて前々回の登板を途中降板し、前回の登板を回避したJoe Ross。久しぶりの試合となりましたが、この大量援護もあってか、全く気負った感じもなくスライダー、チェンジアップの変化球を効果的に使い、凡打の山。5回裏に犠飛で1点を失いましたが、失点はそれだけ。6回93球。4-1とリードし、余力を残しての降板となりました。

7回に2番手で起用されたのは意外にもSammy Solisでしたが、1イニングを3人、うち2三振という好投で終え、ホールドを記録。Matt Belisleの代役として緊急に上がってきましたが、この起用法を見ると、使えるとみられているのかもしれません。

8回にもMurphyのタイムリーとWerthの犠飛で2点を追加し、これでもうセーフティリード。4月最終戦をきっちり勝って16勝7敗。開幕直後は出遅れたものの、足元で8連勝と勢いが出てきているメッツを0.5差で上回り、地区首位を守り切って4月を終了しました。

MVP: Jayson Werth

4/29 Taylor, Espinosaのホームランで連敗ストップ

W5-4@STL (Season 15-7) 
Strasburg(W4-0) 7.0IP 2ER 8H 1BB 9K 
Papelbon(SV8) 1.0IP 0ER 1BB
Taylor 1/4 HR(3) R RBI
Espinosa 2/4 HR(1) R 2RBI 

ともに開幕からレギュラーとして起用されながら打率2割を切る不振のMichael TaylorとDanny Espinosa。それぞれBen RevereのDLからの復帰とTrea Turnerの昇格が迫っており、立場が苦しくなってきています。そんな2人が今日はホームランを打って貢献しました。

まずはTaylor。1回表、先頭打者として打席に入ると、ボール2からの3球目を流し打ちでライトのブルペンまで運ぶ先頭打者本塁打。2試合連続完封負けのチームに久し振りの得点をもたらしました。

そしてEspinosa。先発のStephen Strasburgが1回裏に逆転を許して迎えた4回表。Daniel Murphyのタイムリーで同点とし、Jayson Werthの犠飛で逆転した後の2死1塁から、やはりライトのブルペンへ低いライナーで放り込む2ラン。試合展開からの観点からはこのEspinosaの本塁打が効きました。

先発のStrasburgは前半苦労しました。初回だけで4安打2失点。23球も要し、どうなることかと思わせました。が、以降は立ち直り、特に逆転してもらった後の5回、6回はチェンジアップで面白いように空振り三振を奪いました。7回までゼロを並べて、103球。結果的には文句なしの好投となりました。負けなしの4勝。素晴らしい4月となりました。

MVP: Danny Espinosa

2016/04/29

4/28 2試合連続完封負け

L0-3 Phillies (Season )
Roark(ND) 7.0IP 0ER 2H 2BB 6K
Rivero(L0-1) 0.0IP 3ER 2H 1BB
den Dekker 1/3 BB SB(1)

前日に続く「0-3」スコアでの完封負け。

先発のTanner Roarkは15奪三振の前回ほどではないにせよ、7イニングを無失点と文句の付けようのない好投。2番点のShawn Kelleyも8回を3人で片付けましたが、9回の頭から登板したFelipe Riveroが誤算。2安打と敬遠四球で無死満塁とされたところで降板。後を受けたJonathan Papelbonがその3人をきっちり全て生還させて自身の自責点はゼロという見事な仕事っぷり。

ともかく打線がダメです。ツキもありません。この試合でも、数少ないチャンスでヒット性の打球も出ているのですが、得点につながりません。例えば、6回裏2死3塁でのBryce Harperの打球はセンター前に抜けようかというところでセカンドのCesar Hernandezのファインプレーに阻まれ、8回裏もやはり2死2塁からのMatt den Dekkerの完璧にとらえたライナーも投手のDalier Hinojosaの手に当たって内野安打止まり。

フィリーズに3連敗。これで苦しいロードに出ることになるとは。

2016/04/28

Prospect Profile #13: Drew Ward

[2016年4月更新, 2015年3月更新, 2014年5月オリジナル]

2014年第3回、全体第13弾は2013年のドラフトで高校生ではトップとなる3順目で指名したDrew Ward三塁手です。

[Player Data]
Name: Drew Ward
Position: 3B
Born: November 25, 1994
Birthplace: Leedey, Oklahoma
School: Leedey HS (Oklahoma)
Height: 6-3
Weight: 215
Bats: Left
Throws: Right
Draft: 2013-3 WAS
Acquired: Draft
BA Organization Rank: 14(2014) ⇒9(2015) ⇒ 16(2016)
BA Overall Rank: NA

[Scouting Report]
まだまだ荒削りだが上限はかなり高く、左のパワーバットとしてオールスター級の選手になれる素材。最大の魅力はパワー。入団時に既に体は出来上がっており、甘い球を引っ張ってホームランにすることはもとより、左方向(流し打ち)でさえギャップを抜くパワーを持つ。また選球眼も高い評価。高校時代はショートを守り、肩、守備範囲ともそれなりの評価を受けていたが、入団後は三塁にコンバートされている。三塁守備でも進歩は見せているが、今後さらに体が大きくなるようであれば一塁へのコンバートも視野に入ってくる。

[Background]
(高校での成績など当てにならないが、ともかく)2013年の春シーズンに.575/.785/1.150という数字を残し、ドラフト前のBAランキングで89位に評価されていた高校生野手。オクラホマ大への進学を表明していたが、ナショナルズがスロットを上回る契約金を提示して早々に契約。

2013年はGCLで三塁手、DHとして49試合に出場し、.292/.402/.387という悪くない成績。三振もやや多いが、四球も良く選び高い出塁率を残したことは評価できる。本塁打がわずかに1本と期待されたパワーが発揮されていないことはやや気になる。守備は高校時代のショートとは異なる三塁手として起用されたが、35試合で4エラーと頑張り、GCLのシーズン終了後のオールスターに選出された。

2014年は、ショートシーズンでの開幕という大方の予想に反し、Hagerstown(A)で開幕。最初の1か月は小さな故障に見舞われたが、その後は健康にほぼフルシーズン、115試合に出場し、.269/.341/.413の成績。121三振はやや多いものの、2ケタ10本塁打を放った長打力は入団時の期待に応えるもの。ポストシーズンの7試合でも26打数9安打3四球と活躍。

Potomac(A+)に昇格して迎えた2015年シーズン。8月に短期間DL入りしたもののほぼフルシーズン、プレーしたが、期待したほどの打撃成績は残せなかった。A+での成績は、111試合に出場して、.249/.327/.358。本塁打も6本に終わった。秋にはアリゾナ秋季リーグに派遣されたが、そこでも打率1割に満たない成績で、プロスペクトとしての評価を下げる1年となった。

2016年シーズンは再びA+で開幕。開幕から20ほどで既に5本塁打。打撃開眼の気配を漂わせているが、飛躍の年とすることができるか。

[Comment]
2015年は苦労しましたが、高卒3年目でのA+挑戦はオーバーマッチだったと割り切り、思い切り再チャンレンジしてくれればいいと思います。守備の評価が決して高くないので、コーリングカードとなりうるのは長打力。今季は(打率はともかく)ホームランを量産してくれることを期待しています。出足は好調。このまま頑張って。(2016年4月)

エリート・プロスペクトと呼ばれるには少し足りませんが、高卒入団のフルシーズン初年度としては十分高く評価できる2014年シーズンとなりました。今季はAの再挑戦になるか、A+に強気の昇格となるかは分かりませんが、どちらにしても思い切った打撃を続けてくれることを期待しています。(2015年3月)

Aでの開幕という球団の強気の判断がここまでは吉と出ています。このままの成績を続け、全体トップ100に入るようなトッププロスペクトに仲間入りしてくれると嬉しいですね。(2014年5月)

4/27 今季初の完封負け

L0-3 Phillies (Season 14-6)
Gio(L1-1) 6.1IP 1ER(2R) 5H 3BB 5K
Espinosa 1/2 BB

今日もGio Gonzalezが好投。5回までは無失点。6回にシングル、犠打、ワイルドピッチ、犠飛という流れで1失点。7回にも1失点しましたが、サードのAnthony Rendonの本塁への送球が正確なら防げていたかもしれなかったものでした。昨年までとは随分と異なり、今年のGioはとにかく安定感があります。

しかし、そんなGioを全く援護できなかった今日のナショナルズ打線。フィリーズ先発のJeremy Hellicksonに対しヒットはわずか2本(振り遅れてレフト線に飛んだDaniel Murphyの二塁打と、Danny Espinosaのドラッグバント安打のみ)。三塁さえ踏むことができませんでした。ブルペンの2人に対してはランナーさえ出せず。何とも低調。振り返ってみれば、先頭のMurphyが二塁打で出塁した2回裏の攻撃が唯一のチャンスでしたが、Jayson Werthが初球を打ち上げ、Espinosaが歩いた後のJose Lobatonが併殺打。あそこで1点を取りに行く攻撃ができていれば、流れは違ったかもしれませんが、まあそれは結果論。

今季初の完封負けで、今季初のシリーズ負け越しが決まりました。明日はきっちり勝ってロードに出ましょう。

2016/04/27

ロースター異動まとめ(2016年4月)

4/6 Ben Revere⇒DL, Matt den Dekker⇒MAJOR
4/26 Wilson Ramos⇒忌引、Pedro Severino⇒MAJOR
4/27 Matt Belisle⇒DL、Sammy Solis⇒MAJOR

●Ben RevereがDL入りし、代わってMat den Dekkerをコールアップ
4日の開幕戦の1回表の第一打席で2球目をファールした際に右脇腹を痛めたBen RevereがいきなりDL入りとなりました。当初は一晩寝れば治る程度の軽傷と本人も口にしていましたが、意外と重かったようです。

6日の試合でRevereに代わって1番センターで先発したのはMichael Taylor。守備では刺殺を2つ記録するなどいいところを見せましたが、ヒットなし。早く1本欲しいでしょうね。

25人ロースターに招集されたのはMatt den Dekker。開幕直前にマイナー行を命じられ、Syracuseでの開幕となるはずでしたが、AAAがまだ開幕していないうちの早々のメジャー昇格となりました。合流して即代打に送られ、決勝点を挙げる活躍です。


●Wilson Ramosが忌引、Pedro Severinoをコールアップ
詳細は明らかとされていませんが、Wilson Ramosが身内の不幸のため3~5日間、忌引を取ることになりました。お悔やみ申しあげます。

これにともない、Pedro Severinoが昇格。昨年はセプテンバーコールアップで2試合だけの出場(1試合だけ先発マスク)でしたが、スプリングトレーニングで評価を上げており、Ramosが戻るまでの間、正捕手としてはJose Lobatonが起用される見込みですが、Severionoもおそらく何試合かは先発するでしょう。楽しみです。


●Matt BelisleがDL入りし、Sammy Solisが昇格
右のふくらはぎを痛めて26日の試合で途中降板したMatt BelisleがDL入り。マイナー契約招待選手からベンチ入りを勝ち取り、7試合で1失点としっかり投げていた矢先だけに残念。スプリング・トレーニングで出遅れたのと同じ箇所とのことなので、そのうち復帰してくるでしょう。

代わってブルペン左腕のSammy SolisをAAAから呼びました。今季はここまでSyracuse(AAA)のブルペンで6試合に登板して1失点と好投していました。この後、カブスやロイヤルズといった左打者の多いチームとの対戦で大いに活躍してもらいましょう。

4/26 Scherzer 大丈夫か

L3-4 Phillies (Season 14-5)
Scherzer(ND) 6.0IP 3ER 7H 4BB 7K
Perez(L1-1) 0.1IP 1ER 2H 1K
Tayloer 2/4 BB R SB(3)
Harper 1/2 3BB RBI

前回登板で大乱調だったMax Scherzerが今日も残念な投球でした。結果的には6回3失点と、いわゆるクオリティ・スタートを記録しましたが、内容は散々。初回、先頭打者にストレートの四球を与えると、次の打者Andres Brancoに甘い速球をセンターオーバーの2ランを打たれて、あっという間に先制されました。その後も、2回、3回は走者を出しながらも無失点でしたが、4回は無死2,3塁から1失点。5回も無失点で切り抜けたとはいえ、無死2,3塁からサードAnthony Rendonのファインプレーに救われた結果でした。最終回となった6回も2死2,3塁とされて何とかしのぎ切った結果。前回もそうでしたが、ランナーが出るとセットポジションは入ってからモーションを起こすまでがやたらと長く、タイムをかけられてバランスを崩す場面もあり、とにかくリズムが悪かった。修正が必要でしょう。

追いかける展開となった打線は、2回裏にDanny Espinosaのスクイズでまず1点。5回裏にはBryce Harper、Ryan Zimmermanの連続タイムリーが出て一時は同点としましたが、RendonやJayson Werthのタイムリーになっていたはずの打球をフィリーズの好守に阻まれ、勝ち越しには至らず。7回表に一昨日のヒーローOliver PerezがMaikel Francoにセンターオーバーのタイムリー二塁打を打たれて、結局これが決勝点。

まあ、Scherzerのピッチング内容を考えると、今日は負けて当然の試合。よく1点差で終わったという印象すらあります。

2016/04/25

4/24 延長16回、最もクレイジーなゲーム

W6x-5 Twins(16) (Season 14-4)
Strasburg(ND) 7.1IP 4ER 7H 10K
Petit 4.2IP 1ER 2H 3BB 6K
O. Perez(W1-0) 1.1IP 0ER H K
den Dekker 2/8 HR(1) R RBI
Taylor 2/3 BB
Harper 1/1 pinch hit HR(9) R RBI
Heisey 2/3 walk off HR(2) R RBI
Werth 2/6 double BB R
Ramos 2/3 double BB 2RBI

日本時間午前2時30分からライブで観戦していましたが、夜が明けて出勤しなければならなくなったのでラジオ中継に切り替え、出勤途中でChris Heiseyのサヨナラホームランを聞きました。いやはや長かった。

いずれも球団最長記録となる、5時間56分延長16回。内容も、選手として19年、監督として21年という長きにわたってMLBに身を置いてきたDusty Baker監督をして「最もクレイジー」と言わしめるゲームとなりました。

さて、どこから書いたらいいものやらという感じですが、こういうときは試合の流れに沿って書いていきます。

先制したのはナショナルズ。1回裏、今季初めての休養日を与えられたBryce Harperに代わってライトに入ったMatt den Dekker先頭打者ホームラン。まず1点。この後、いずれも初めての打順に入った2番Michael Taylorが四球、3番Daniel Murphyがセンター前ヒットで続き、無死1,2塁。この時点では、まさかこの1点しか取れないままで終盤までいくとは思いませんでしたが、ここから拙攻が始まります。まずこの1回のチャンスで後続3人がいずれもフライ・ライナーに倒れると、3回にも二者残塁、5回も無死1,2塁から走者を進められず。7回も先頭のStephen Strasburgがシングルで出塁しながら、結局二者残塁。終始押し気味に試合を進めながら1本が出ない、フラストレーションが溜まる展開でした。

先発のStephen Strasburgは、この少ない援護の中よく投げました。3回表に2安打で1点こそ失いましたが、落ち着いた投球で7回まで1失点。8回も先頭打者のByron Buxtonを空振り三振に仕留め、これで計10奪三振、無四球。ここまでは文句の付けようのない素晴らしいピッチングでした。

しかしこの直後、不運な当たりもあって2連打され、続くBrian Dozierにカウント3-2からファールで2球粘られた後。痛恨の一球となったど真ん中への速球をレフトスタンド中段まで運ばれました。7回裏の攻撃でずっとランナーとして出ていたことも影響したかもしれませんが、明らかに疲れが見えていました。と言っても、同点では代えるに代えられなかったのも確か。1-4と3点ビハインドとなり、さすがに今日は勝てないかなという雰囲気が漂いました。

しかし、ここからナショナルズの反撃が始まります。この8回裏から投入されたTrevor Mayに対して、Anthony Rendonがシングル、Jayson Werthがダブルと続き無死2,3塁と攻めたて、Wilson Ramosが0-2と追い込まれながらも外への変化球にくらいついて左中間へ運ぶダブル。1点差まで追い上げました。しかし、なお、無死2塁、1死3塁のチャンスを活かすことができず。。。

1点差のままで迎えた9回裏、ツインズはクローザーのKevin Jepsenを投入。Baker監督はこの回先頭のTaylorに代えて、代打Bryce Harperをコール。これが見事に当たりました。カウント3-2から、1球ファールにした後の7球目。Jepsenの真ん中低めの速球を真っ向から打ち返した打球は右中間のスタンドへ飛び込む同点弾。Jepsenも力のこもったいい球を投げていましたが、いやはや。役者が違いました。

しかし、この一打もチームに伝播することはなく、試合は延長戦へ。延長に入ってからも、ナショナルズの拙攻は続き、10回裏には代打Joe Ross(右手のマメをつぶしており、予定されていた明後日の先発を回避するようですが打つことは打てる)のシングルで1死1,2塁としながら、Jose Lobatonが併殺。結局この日のナショナルズは、得点圏に走者を置いて16打数1安打(8回裏のRamosの一打)という体たらく。ツインズも負けておらず、12回表には、四球とボークもあって1死3塁としましたが、Buxtonが三振で、14回まで無失点が続きました。

この間、ナショナルズはロングリリーフのYusmeiro Petitが好投していましたが、5イニング目に入ったPetitが力尽きました。2死走者なしからシングル、盗塁、四球で1,2塁とされ、Miguel Sanoのセンター前へのクリーンなシングルで勝ち越しを許してしまいました。このシーンを見て、負けを覚悟しました。Petitはここまでよく投げたと褒めるべきで、仕方あるまい、よく戦ったと。

その裏のナショナルズの攻撃はRendon、Werthが倒れて簡単に2アウト。続くバッターはDanny Espinosaで、その後はPetitの後を受けて投げた投手のOliver Perezがそのまま入るしかない状態。もう負けを確信しました。(このタイミングでラジオ観戦に切り替えて出勤しました。)

しかし、ここからのまさかの展開が「最もクレイジーな」ゲームと言われることになる所以。2死走者なしからEspinosaが四球で歩いて、二盗に成功。2死2塁。とはいえ、打者は最後に打席に立ったのがメッツで先発投手をしていた2010年というPerezですから、期待感はほとんどなし。誰もが諦めていました。ところが、その3球目のことでした。Perezがセーフティバントを敢行。「三塁手の守備位置を見て狙ってやろうと思った」という冷静なPerezのバントは三塁線へ。放置すればファールだった可能性の高い打球でしたが、これを捕手のJohn Ryan Murphyが掴んでファーストへ。悪送球!!! ライトへ転がる間にEspinosaが同点のホームを駆け抜けました。あまりの展開に本当に驚きました(正直に言うと、ラジオのアナウンサーも興奮して喚いていたので訳が分かりませんでした。)。ただ冷静に振り返ると、この一連の流れの中でカギとなったのはツインズの采配ではないかと思われます。ほぼ敬遠に近い形でEspinosaを歩かせところまでは合理的でしたが、続くPerez(左打者)の打席で左投手のRyan O’Rourkeから右のMichael Tonkinにスイッチしたのは不可解としか言いようがありません。Espinosaが二盗をしやすくなり、一塁方向に体の流れる右投手にPerezのバント処理は難しくなりましたから。まあ、それにしてもBaker監督のコメント「Shocked them, shocked me, shocked everybody」のとおり、Perez以外の誰も予想しないスーパープレーでした。

いよいよ終わりが近づいてきました。16回表をPerezが無失点で終え、迎えた16回裏先頭のChris Heiseyがカウント1-1から真ん中へ入ってきたスライダーを振り抜き、左中間スタンドへの文句なしのサヨナラ弾。終止符を打ちました。

苦しみながらもツインズをスウィープ。30球団最高勝率。いい感じです。

MVP: Oliver Perez

2016/04/23

4/23 Roark 15奪三振の快投

W2-0 Twins (Season 13-4)
Roark(W2-2) 7.0IP 0ER 2H 3BB 15K
Papelbon(SV7) 1.0IP 0ER K
Zimmerman 2/3 BB 2RBI
Harper 2/4 2double R

Tanner Roarkが7回、無失点、毎回の15奪三振という快投。右打者に対してはタテに割れるカーブ、左打者に対してはツーシーム(当たる!と思った投球がシュート回転で内角低め膝下へのストライクとなる)が有効に機能し、三振の山を築きました。121球に達したため降板となりましたが、最後まで力強い投球でツインズ打線をねじ伏せました。15奪三振というのは、ナショナルズの歴史の中では、Max Scherzerが昨シーズン記録した17奪三振と16奪三振に続くもので、Stephen Strasburgさえ記録していないもの(Strasburgの最多は14奪三振)。前回のマーリンズ戦が悪かっただけに、この快投の持つ意味は大きいでしょう。

打線は、初回1死2,3塁からRyan Zimmermanのタイムリーで2点を取ったあとは、5回、6回にいずれも1アウトで3塁に走者を置きながら、浅いフライで追加点を奪えない拙攻続きでしたが、問題なし。8回はBlake TreinenとOliver Perez、そして9回はJonathan Papelbonがきっちりと無失点で終えて、ゲームセット。

さあ、勢いに乗って、明日はスウィープと行きましょう!

MVP: Tanner Roark

4/22 Lobatonの活躍でGio今季初勝利

W8-4 Twins (Season 12-4)
Gio(W1-0) 6.0IP 2ER(3R) 6H 1BB 8K
Lobaton 2/3 triple BB R 3RBI
Espinosa 2/3 R 2RBI
Werth 1/2 HR(3) BB 2R RBI
Murphy 2/4 double 2R RBI

ホームに戻ってきたナショナルズ。迎えたツインズの先発Kyle Gibsonに初回から襲いかかり、打者一巡の攻撃で4点を先制。特に、4点とも2死からということで大きなダメージを与えました。さらに3回裏にも3点を追加。7-0とし、試合を決めてしまいました。

立役者はJose Lobaton。初回は2死満塁からレフトへ2点タイムリー。3回は1死1塁からあわやホームランかという大飛球の三塁打。計3打点を記録しました。開幕からWilson Ramosも好調で、なかなか出場機会を与えられませんが、いい仕事をしました。

もう1人、打者で目立ったのはJayson Werth。3回表にはByron Buxtonの打球をフェンス際でジャンプしてキャッチし、本塁打を奪い取りました。打っても、5回裏にレフトブルペンへの3号ゴロ。なかなか上がってこない打率ですが、ようやく2割ちょうどとなりました。

こうして序盤から援護してもらった先発のGio Gonzalez。落ち着いた投球でイニングを積み重ねていきました。変化球が冴え、計8奪三振。7回表に無死満塁としたところで降板し、3失点(自責点2)が記録としては残りましたが、しっかり試合を作りました。内容は、結果的に勝ち負け付かずだったこれまでの2登板のほうが良かったと思いますが、今日は勝ちが付きました。

ツインズは元気がない感じですね。しっかり勝ちを重ねましょう。

MVP: Jose Lobaton

2016/04/22

4/21 Scherzer大乱調、打線も2安打

L1-5@MIA (Season 11-4)
Scherzer(L2-1) 5.0IP 5ER 8H 2BB 3K
Harper 1/4 HR(8) R RBI

1回表2死からBryce Harperが得意としているTom Koehlerからセンターへのソロを打って先制(8号はロッキーズのTrevor Storyと並ぶメジャートップタイで22打点は独走トップ)。アウトになったとはいえHarperの前のAnthony RendonのセカンドライナーもHarperの後のDaniel Murphyのライトライナーもヒット性の強い打球だったので、まさかこの1点だけで、それどころがヒットすら2回表のWilson Ramosのショート内野安打1本だけで終わってしまうとは思いませんでした。

ともかく1回裏にマウンドに上がった時点でMax Scherzerは1点のリードをもらっていたのですが、今日のScherzerは散々でした。1番ライトで先発したイチローのセンター前シングルなどで1死2,3塁とされると、Marcell Ozunaに甘く入ったボールをレフトスタンドへ弾き返され、あっという間に逆転されてしまいました。2回にも1点、5回にまたもイチローのシングルから始まって1失点で、都合5失点。セットポジションからなかなかモーションを起こせないなど、何かがおかしい登板となりました。これだけ悪いと、少し心配です。

ちなみに、イチローは今日の2本を併せて今季7安打。通算3000本まであと58本となっています。

2016/04/21

4/20 ロングリリーバーPetitの貢献

W3-1@MIA (Season 11-3)
Ross(ND) 2.0IP 0ER 1H 1BB
Petit(W1-0) 4.0IP 1ER 2H 3K
Papelbon(SV6) 1.0IP 0ER 1H 1K
Taylor 1/4 HR(2) R RBI

先発のJoe Rossが2回無失点で降板するという緊急事態。Rossが降板した理由は右手中指のマメとのことで、3回表の攻撃では四球で出塁してBryce Harperの二塁打でホームに帰ってきており特に心配する必要はないようですが、とはいえ、ブルペンのフル稼働を覚悟する試合となりました。

こういう試合で起用されるのがロングリリーバー。今のナショナルズでその役目を担っているのがYusmeiro Petitですが、2点リードの3回裏から登板し、4イニングをソロ本塁打の1失点のみ。他に許した走者はシングルの1人だけで、しかもそのランナーも併殺で消すことに成功し、良いリズムで試合を進め、7回以降の勝ちパターンの投手陣にバトンを渡し、勝利に大きく貢献しました。

打線はと言えば、1回、3回にいずれも2死からRyan ZimmermanとBryce Harperのタイムリー二塁打が出て、各1点。5回にもやはり2死からMichael Taylorが右中間のフェンスをぎりぎりで越えるソロ本塁打を放って加点。全7安打でしたが、大事な場面でしっかりと得点できました。

7回はOliver Perez、8回はBlake Treinen、そして9回はJohnathan Papelbonがそれぞれ危なげなく無失点。Papelbonはあのセーブ失敗から初の登板でしたが、落ち着いたピッチングで最後の打者Giancarlo Stantonも外角低めの速球で見逃し三振。とりあえず、これ文句を言うのは止めておきましょう。

MVP: Yusmeiro Petit

2016/04/20

4/19 Strasburgの好投を1イニング4本塁打で援護

W7-0@MIA (Season 10-3)
Strasburg(W3-0) 8.0IP 0ER 3H 2BB 10K
Werth 1/3 HR(2) BB R RBI
Ramos 1/4 HR(1) R RBI
Harper 1/4 HR(7) R 4RBI
Zimmerman 1/4 HR(1) R RBI

連敗ストップを託された先発のStephen Strasburgが素晴らしいピッチングで期待に応えました。8回無失点。三塁さえ踏ませず。大量リードがあったので105球で降板しましたが、余力十分。僅差であれば十分完封もありえたでしょう。奪三振も今季初の2ケタ10個。打っても、7回表の攻撃でのシングルを含む2安打。これ以上求めようのない会心の試合でした。

そんなStrasburgを援護したい打線でしたが、マーリンズ先発のAdam Conleyをなかなか打ち崩せず、6回を終えて0-0。前日も1得点に終わっており、フラストレーションが溜まっていました。その溜まったものが一気に噴出したのが7回表。均衡を破ったのはJayson Werth。1死走者なし、フルカウントから真ん中低めの速球を弾き返し、左中間のフェンスを越える通算200号のメモリアル・アーチ。続くWilson Ramosは初球の高めに入った変化球を高々と打ち上げ、Werthとほぼ同じところに打ち込む二者連続本塁打。さらにStrasburgのシングルなどで2死満塁とし、代わった左腕Chris NarvesonからBryce Harperが右中間スタンドへ打ち込んで一気に試合を決めてしまいました。さらにさらに、続くRyan Zimmermanが今季1号ソロで続き、なんとこの回だけで4本塁打7得点。まさに大噴火という感じでした。

連敗は2でストップ。よしよし。

MVP: Stephen Strasburg

2016/04/19

Trea Turnerが週間MVP(AAA)

Trea Turnerが開幕から17日までのInternational League(AAA)の週間MVPを受賞しました。開幕から最初の9試合で、.424/.525/.606、1本塁打、4盗塁。打ちまくり、走りまくっています。6三振を上回る7つの四球と、内容的にも全く文句の付けようがない。素晴らしい立ち上がりです。

片やメジャーのショートを守っているDanny Espinosaはといえば、12試合に出場して.176/.310/.206と全く結果を出せていません。凡退するにしても、呆然と見逃しての三振が目につくなど、印象も良くありません。

将来FAになるタイミングとか、年俸調停のステータスとか、そういう大人の事情がクリアされ次第、自然とレギュラー交代になりそうです。Turnerが故障しないことだけを祈ります。

4/18 Roarkまたマーリンズに打たれる

L1-6@MIA (Season 9-3)
Roark (L1-2) 6.0IP 4ER(5R) 7H 2BB 2K
Taylor 2/4 double BB R

前日のサヨナラ負けの後だけに勝ちたい試合でしたが、序盤に流れをつかむことができず、完敗しました。

前々回登板の今季初先発で初回にマーリンズ打線に打ち込まれたTanner Roarkが、今回も初回に3失点。悪くない立ち上がりとなるか、このような残念な結果になるかは、紙一重でしたが、ターニングポイントとなってしまったのが、2死2,3塁でのMarcell Ozunaの打席。1点を失ったとはいえ、1死1,2塁から内野ゴロを打たせて2アウトとしたこの場面。打率2割に満たないOzunaに対して簡単に追い込み、ここを抑えればまだまだこれからという場面でしたが、結果はレフト右への2点タイムリー。もうひと踏ん張りができませんでした。

打線も、チャンスはあったのに流れを持ってくることができず。序盤、マーリンズ先発のJose Fernandezはボールが先行し、苦しんでいました。2回には、死球と敬遠四球、そして投手のRoarkにも四球で2死満塁。その時点ではまだ3点ビハインドでしたから、ここで一本出ていれば流れが変わっていた可能性もありましたが、Michael Taylorが空振り三振に倒れ、無得点。

この序盤の悪い雰囲気を変えることができないまま、ずるずると失点し、ずるずると凡打を繰り返し、気がつけば試合終了。本当にそんな感じの試合でした。

まあ、相手はエースFernandezだったと納得して、明日からしっかり立て直しましょう。

2016/04/18

Bryce Harperが週間MVP

Bryce Harperが4月11-17日の週のナ・リーグ週間MVPに選ばれました。

この1週間の成績は、30打席に立って.346/.400/.846。通算100号となる逆転満塁弾を含む4本塁打で12打点の活躍でした。

リーグMVPを受賞した昨年は3度の週間MVPでしたが、今年は何度受賞するでしょうね(笑)。

Prospect Profile #20: Jakson Reetz

[2016年4月更新、2014年11月オリジナル]

(2016年4月更新箇所は、赤字表示しています。)

区切りの第20回は、2014年ドラフト3順目入団のJakson Reetz捕手。ファーストネームはJacksonではなくJakson。ふむ。

[Player Data]
Name: Jakson Reetz
Position: CA
Born: January 3, 1996
Birthplace: Hickman, NE
School: Norris HS (NE)
Height: 6-1
Weight: 195
Bats: Right
Throws: Right
Draft: 2014-3
Acquired: Draft
BA organization Rank: NA
BA Overall Rank: 14(2015) ⇒ 14(2016)

[Scouting Report]
スイングスピードと選球眼に優れる。現状ではラインドライブヒッターだが、将来的にはスラッガーになれる素材とされる。捕手としての守備力はまだまだこれからだが、強肩で運動能力が高いためこれから育つ可能性は十分ある。走力も並以上。

[Background]
ネブラスカ州出身の捕手。高校全米代表にも選ばれた逸材。直前のBAランキング62位と、1順目あるいは2順目で指名されてもよいほど高い評価を受けていた(高校生捕手では最も高い評価)。

2014年ドラフト3順目でナショナルズが指名。ネブラスカ大に進学する可能性もあったが、意外にも指名から1週間と経たないうちに契約。早々にGCL Nationalsで実戦デビュー。捕手、DHとして43試合に出場し、.274/.429/.368という高卒1年目の18歳としては十分過ぎる成績を残した。特に出塁率の高さは注目に値する。盗塁も6つ記録。

2015年はAuburn(SS)に参戦したが、36試合に出場して.212/.326/.248と苦しんだ。特に長打は132打席でわずかに二塁打が4本。それでもBAなどの識者の評価は決して下がっていない。19歳で年長の大卒ルーキーの中に放り込まれた結果と割り切ってくれれば。

2016年はHagerstown(A)に初挑戦。

[Comment]
2015年は打撃で結果が出せなかったにもかかわらず2016年にAに昇格させてもらっているところを見ても、プロスペクトとしての期待はまだまだ大きいと言えるでしょう。年長者の中に放り込まれて揉まれる中で、しっかりと育ってくれることを期待し、今年もMy Top 10 Prospectsに選びました。頑張れ!(2016年4月)

2014年ドラフトは、1順目のErick FeddeがTJで出遅れ、2順目は契約できず、ということもあって3順目のReetzに大いに期待が寄せられています。いまやオークランドでレギュラーを張るようになったDerek Norrisのような選手になってくれるといいな、と応援していきます。(2014年11月)

Prospect Profile #8: Ronald Pena

[2016年4月更新、2015年1月更新、2014年5月更新、2013年5月オリジナル]

(2016年4月更新箇所は、赤字表示しています。)

シリーズ第8回は、2013年のMy Top 10 Prospectの最後の1人として滑り込んだRonald Pena投手。

[Player Data]
Position: RHP
Born: September 19, 1991
Birthplace: West Palm Beach, Florida
School: Palm Beach Community College (Florida)
Height: 6-4
Weight: 195
Bats: Right
Throws: Right
Draft: 2012-16
Acquired: Draft
BA Organization Rank: NA
BA Overall Rank: NA

[Scouting Report] 
恵まれた体格を生かし、高いリリースポイントから投げ下ろす最速95マイルの速球は評価されている。カーブとチェンジアップは発展途上で制球力も課題。空振りを取れるアウトピッチを作ることができるかどうかが分かれ道でしょう。

[Background]
2012年の春にPalm Beach Community Collegeで14試合76イニングを投げ、2.72/1.00、68奪三振。ドラフト前のBAランキングでは410位にランクされていた。ナショナルズに16順目全体504位で指名されると、すぐに契約。最初に配属されたGCL Nationals(Rk)で3試合に先発した後、Auburn(SS)に昇格し2試合。計5試合で12.1イニングというサンプル数なので判断は難しいが、5安打1四球9奪三振という数字はなかなか。

2013年はHagerstown(A)のローテーション投手として開幕したが、結果を残せずシーズン途中でブルペンに回される。その後、シーズンが進むにつれて安定し、最終的には3.48/1.40というギリギリ許容範囲といった感じの数字で終えた。奪三振率5.6/9IPは少し物足りない。

プロスペクトとしての評価は下げたかに思われたが、意外にも順調にステップアップして2014年はPotomac(A+)で、しかもローテーション投手として開幕。開幕直後は打たれる試合が多かったものの、4月下旬から5月にかけての6試合は全て5イニング以上を投げて防御率2.78と期待を持たせるピッチング。しかし、直後に故障し(個所不明)、その後は調整登板に終始したままでシーズンを終了。

2015年も6月にGCLで2試合にリハビリ登板した(結果は2試合4イニングを1安打無失点無四球4奪三振)だけでシーズンのほとんどをDLで過ごした。

2016年の開幕所属はHagerstown(A)のブルペン。24歳にもなって、またAをやり直しとは何とも厳しい立場。

[Comment]
2014年シーズン途中に発生した故障はかなり重大だったようです。ようやく復帰してきましたが、オーバーエイジのリーグでブルペン起用されているところを見るとプロスペクトとしての価値は既に皆無。時間的にも今季が最後かもしれません。(2016年4月)

調子を上げてきたところでの故障は残念でした。23歳となる2015年もA+をやり直しでしょうから、プロスペクトとしては崖っぷちのシーズンとなります。とにかく三振が取れるかどうかでしょうね。(2015年1月)

Potomac(A+)のローテーション投手として開幕させてもらったということは、球団内ではまだ評価されているんでしょう。昨季同様、これから調子を上げていってもらいたい。(2014年5月)

Hagerstwon(A)の開幕ローテーション入りはちょっとしたサプライズでした。大化けを期待してしまいます。(2013年5月)

4/17 Papelbonが初のセーブ失敗

L2-3x(10)@PHI (Season 9-2)
Gio(ND) 7.0IP 1ER 4H 2BB 8K
Papelbon(BS1, L0-1) 0.2IP 2ER 3H
Harper 2/4 HR(6) BB R RBI
Rendon 2/5 double RBI

1-1で迎えた延長10回表2死走者なし。カウント3-2からのJeanmar Gomezの投じた7球目、甘く入ったシンカーを振りぬいたBryce Harperの打球は深い右中間のスタンドに達するホームラン!4試合連発の第6号!! なかなか得点を奪えないながら、先発のGio Gonzalez、2番手Felipe Rivero、3番手Blake Treinen、3人ともが素晴らしいピッチングで試合を作り、ここまで同点で引っ張ってきて、遂に勝ち越しに成功しました。ホームインしたHarperの雄叫びが響き渡った瞬間、チームの雰囲気は最高潮。前日までの大勝とは全く違う、このような厳しい展開の試合でもこういう勝ち方ができる、今年のナショナルズは違うぞ、と思わせてくれました。

しかし、そんな試合をぶち壊したのがJohnathan Papelbonでした。10回裏2死までこぎつけましたが、そこから連続タイムリーを打たれて、あっさりと逆転サヨナラ負け。球速は最速95マイルと速かったのですが、力み過ぎで真ん中高めに甘く入ったボールを次々と弾き返されました。本当にあっという間の出来事。勝った!という気分が抜けきらないうちに、いつの間にかスコアはひっくり返っていたという感じです。Papelbonにとっては今季初のセーブ失敗。開幕から5試合連続で成功の後の初めての失敗なので責めようとは思いませんが、次の登板で失敗は許されません。他の選手ならともかく、Papelbonだけは連続しての失敗は許されません。

ともかくこれで連勝はストップしましたが、ポストシーズンを狙っていくチームにとって重要なのは連勝よりも、「連敗しないこと」。明日が大事です。

2016/04/17

4/16 Scherzerの活躍で今日も快勝

W8-1@PHI (Season 9-1)
Scherzer(W2-0) 7.0IP 1ER 5H 1BB 7K; 1/3 double 2RBI
Harper 2/3 HR(5) SF R 3RBI
Rendon 1/3 BB 2R

前日は初回に5点を取ったナショナルズ。この日も初回に打線が機能しました。先頭のMichael Taylorが四球(これが今季初四球というのは問題ですが)。2番Anthony Rendonが鋭い打球のレフトへのヒットで1,3塁とし、3番Bryce Harperがレフトへ犠飛を放ってまず1点。さらに、4番Ryan Zimmermanがセンター前にタイムリー、5番Daniel Murphyがライト線へ三塁打。都合、3点リードして1回裏を迎えることになりました。

このリードをもらった先発のMax Scherzerが全く危なげないピッチングを展開。5回裏にCameron Ruppにソロ本塁打を打たれこそしたものの、7イニングを投げて失点はこの1点だけ。最後の打者tなったAnthony Blancoへの3球目、計106球目がこの日最速の97マイルを記録する圧巻の締めくくり。また、打っても4回表に自らライトオーバーの2点タイムリー二塁打の活躍でした。

打線はこの後も、Bryce Harperが5号2ラン、9回には代打Chris Heiseyが今季1号を打って着実に加点。8回はMatt Belisle、9回はShawn Kelleyという余裕の継投で快勝しました。

これで7連勝。開幕から10試合を9勝1敗という驚異的な勝ちっぷり。素晴らしい。

MVP: Max Scherzer

2016/04/16

4/15 Ross 7回2/3を無失点で2連勝

W9-1@PHI (Season 8-1)
Ross(W2-0) 7.2IP 0ER 3H 2BB 5K
Harper 3/4 HR(4) 2R 2RBI
Werth 2/5 2double 2R 3RBI
Espinosa 2/5 2RBI
Taylro 2/6 HR(1) R RBI

ホームで5連勝して今日からロード。最初の相手は開幕から5勝5敗と(意外にもといっては失礼ですが)頑張っているフィリーズ。

ですが、初回から力の差を見せつけました。まずはMichael Taylorの先頭打者本塁打で先制。1ボールからの2球目を叩いた打球はレフトスタンド10列目くらいまで飛びました。スプリング・トレーニングの好調から一転、開幕後はなかなかヒットが出ずに苦労していましたが、これで楽になるでしょうか。さらに、2本のシングルと四球で1死満塁として、Jayson Werthが左中間の一番深いところへ走者一掃の二塁打。さらに2死後、Danny Espinosaがセンター前に弾き返してもう1点。都合5点の先制に成功しました。特に、Taylor、Werth、Espinosaと、開幕から打率1割台に低迷している3人の当たりが出ての得点というのは大きい。結局この日は3人そろって2安打ずつ。調子を上げてきてくれことを期待します。

さて、初回のマウンドに登る前から5点を先制してもらったJoe Ross。初回、2回を簡単に無失点。3回裏には、Espinosaのエラーと2つの四球で2死満塁とされましたが、そこを簡単な遊ゴロで切り抜けると、4回以降は大量リードに守られたクルーズ状態で、2塁さえ踏ませませんでした。100球を超えたため8回裏2死1塁で降板しましたが、文句を付ける場所が見つからない見事なピッチング。2戦2勝です。

打線はその後もBryce Harperの101号2ランなどで着実に加点し、いずれも今季最多の16安打9得点。波に乗ってきました。

MVP: Joe Ross

2016/04/15

4/14 Harperの100号満塁弾でブレーブスを4タテ

W6-2 Braves (Season 7-1)
Strasburg(W2-0) 7.2IP 2ER 4H 2BB 7K
Harper 1/4 HR(3) R 4RBI
Ramos 2/3 double HR(1) R 2RBI

7日の試合で99号を打って王手をかけてから4試合足踏みをしていたBryce Harperが遂に通算100号に到達しました。0-1で負けていた3回裏、2死満塁からのライトスタンドに突き刺さる一撃での達成。打たれたのは、Julio Teheran。満塁ホームランは意外にも自身初というおまけ付きとなりました。23歳と181日での達成は史上8番目の若さでの100号到達。518試合目の出場での達成となると史上4番目の速さ(Eddie Mathews, Tony Conigliaro, Alex Rodriguezに続く)ということです。ただただ凄いです。

この4点で(雰囲気的に)試合は決まったようなものだったようですが、先発のStephen Strasburgも好投しました。風邪のため前日の登板を回避し、この日も決して体調が完全に戻ってはいなかったようですが、8回表2死で100球に到達するまで丁寧に投げ続け、チームの勝利にしっかり貢献しました。開幕2連勝。ストレートの球速はともかく、チェンジアップ、スライダー(?)が切れ味鋭く、打者を翻弄していました。

これでブレーブス4連戦を4連勝で終え、貯金は6。再建中の上、いろいろ選手が欠けているブレーブスは開幕9連敗。ごちそうさまでした。

MVP: Bryce Harper

2016/04/14

4/13 代役登板のRoarkが7回無失点

W3-0 Braves (Season 6-1)
Roark(W1-1) 7.0IP 0ER 4H 3BB 4K
Papelbon(SV5) 1.0IP 0ER 1H
Werth 1/3 HR(1) R 2RBI
Drew 1/3 HR(1) R RBI

当初先発が予定されていたStephen Strasburgが風邪のため登板を回避し、代わって中4日のTanner Roarkが先発。前回の今季初登板で打ち込まれた初回を無難に3人で片づけると、2回には、死球、バントシングル、(事実上敬遠の)四球で満塁としましたが、投手のMatt Wislerをあっさりと遊ゴロで終える上々の立ち上がり。

試合が動いたのは4回裏。まずは先頭のStephen Drewが右中間スタンドへのホームラン。(Anthony Rendonの休養に伴う)今季初の先発起用に応えました。さらに11塁からJayson Werthが初球を振りぬいた打球はセンター左の一番深いところのスタンドまで届く2ラン。開幕から打てず限界がささやかれつつありましたが、健在ぶりを示す一打となりました。

3点の援護をもらったRoarkは、その後も快投。5回表は223塁とされましたが、Freddie Freemanを渾身の内角速球で見逃し三振。7回表は11塁から、Mallex Smithを投ゴロ併殺に仕留め、ちょうど100球で7回を投げ切りました。見事。

今日はBlake TreinenFelipe Rivero2人は休養しましたが、8回表はOliver PerezFreemanの見逃し三振を含む三者凡退で終え、9回は前日休養したJohnathan Papelbonがやはり11塁から643の併殺打を打たせて完封リレーが完成。

ブレーブス4連戦の最初の3戦を取りました。大きな要因は、Freddie Freemanへの対策がきっちりできていることでしょう。12度打席に迎えて3度歩かせてはいるもののノーヒットに抑えています。夏場ならスタンドインしてしまったであろう大飛球もいくつかありましたが、3つの三振を含め、しっかり要所を押さえている印象です。

負ける気がしません。明日もこの調子で4戦スウィープと行きましょう!

MVP: Tanner Roark

2016/04/13

4/12 Harperが決勝打を打ちましたが今日はGioの日ということでよろしいのではないでしょうか

W2-1 Braves (Season 5-1)
Gio(ND) 6.0IP 0ER 3H 1BB 4K: 1/1 S
Treinen(W2-0) 1.1IP 1ER 1H 1BB 2K
Rivero(SV1) 0.1IP 0ER 1H 1K
Harper 1/4 double 2RBI

開幕後の休みの多いスケジュール(+雨で1試合延期)の影響で、開幕から1週間以上経ってようやく迎えたGio Gonzalezの初登板。スプリングトレーニング中に生まれた長男Enzo君が初めて球場に来て見守った(?)試合で、見事な活躍でした。投げては6イニングを無失点。2回には味方エラーもあって無死12塁のピンチを迎えましたが、落ち着いて下位打線を3人で終えると、ストライク先行のピッチングで悠々と6回を投げ切りました。打っても、第1打席では、ライト前にシングルを打つと、続くMichael Taylorのセンター左へのシングルで一気に3塁まで進む激走を見せました。第2打席ではきっちり送りバント。00のままで降板したため結果的に勝ち星は着きませんでしたが、父親としていつかEnzo君に語るには十分な素晴らしい内容の活躍でした。

ナショナルズ打線もブレーブス先発のJhoulys Chacinを打ちあぐねたため試合は00のままで7回を終了。8回表の頭から登板したOiver Perezが2つの四球で112塁のピンチを作ってしまいました。しかし、代わってマウンドに上がった(3夜連続での登板となる)Blake Treinenが今日も素晴らしい仕事をしました。最初の打者Adonis Garciaにはどん詰まりの打球をライト前に運ばれて1死満塁とされましたが、続くJeff Francoeurを注文通りの6-4-3の併殺に仕留めて無失点で切り抜けました。

こうなると流れはナショナルズ。その裏、1死からStephen Drewが自身今季初安打となるセンター前ヒットで出塁すると、2死後、Anthony Rendonがフルカウントから四球を選んで、12塁として、Bryce Harperを打席に迎えました。ブレーブスも左投手のEric O’Flahartyで応じましたが、その初球、高めのボール球をうまくスライス打法でとらえ、レフト線に落とす技ありの一打。Rendonまで一気に生還し、2点を奪いました。Mr. MVPによる天晴な仕事ぶりです。素晴らしい。

9回も2死まではTreinenが続投。21塁となって左打者が続く場面となったところで、(連投の疲れから今日は休養日のJonathan Papelbonではなく)Felipe Riveroがセーブ機会で登板し、1点こそ失いながら最後は三振で締めてゲームセット。

ナイスゲームでした。

MVP: Gio Gonzalez

4/11 Ramos 4安打2打点の活躍

W6-4 Braves (Season 4-1)
Scherzer(W1-0) 6.0IP 4ER 6H 3BB 6K
Papelbon(SV4) 1.0IP 0ER
Ramos 4/4 2RBI
Murphy 2/4 HR(2) R 2RBI
Zimmerman 2/3 double BB SF 3R RBI

雨の影響もあって開幕戦以来1週間ぶりの登板となったMax Scherzer。休養十分のはずでしたが、初回、2死をとった後、四球、シングル、ダブルで2失点。1回裏にDaniel Murphy2ランなどで逆転してもらったのに、直後の2回表にも3本の長短打を浴びて2失点で再逆転を許す始末。ここまでで5安打2四球。速球も走らず、変化球は高めに浮き、いつノックアウトされても仕方ないという感じでした。それを立て直し、6回まで投げ切ったのはさすがというべきでしょう。中でも、5回表には先頭打者にダブルを打たれましたが、開幕戦で本塁打を打たれたFreddie Freemanを二ゴロ(13塁とはなりましたが)、Adonis Garciaを空振り三振に仕留めて切り抜け、その裏の味方の勝ち越し点につなげました。勝負所を分かっています。

今日の打線の立役者はWilson Ramos1点を追いかけていた3回裏1死1、2塁で回ってくると、三遊間の深いところへの内野安打でDanny Espinosaの同点犠飛につなげました。5回裏には23塁から、強烈な打球を弾き返し二塁塁審にぶつけるタイムリー(これも記録はショートへの内野安打)で勝ち越し。さらに7回裏にも212塁から詰まりながらもライト前に落とすタイムリー。5回には(昨日に続き)二盗を刺し、乗りに乗っています。

リードしての終盤は、ブルペンがしっかりしています。特に、7回途中から8回にFreemanを抑えるところまで投げたFelipe Riveroと、その後の2つのアウトをとったBlake Treinenは素晴らしいですね。2人とも投げるボールが生きている印象。9回はJonathan Papelbon3人で終えて4セーブ目。ちゃんと仕事していますね。

MVP: Wilson Ramos

2016/04/10

4/10 Ross 7回1失点白星

W4-2 Marlins (Season 3-1)
Ross (W1-0) 7.0IP 1ER 5H 2BB 5K
Papelbon(SV3) 1.0IP 1ER 2H 1K
Harper 2/3 BB R RBI
Rendon 3/5 2R
Murphy 2/2 2BB R
Werth 1/3 BB RBI
Robinson 1/4 2RBI

雪のため延期となった前日の試合に先発予定だったJoe Rossがスライド先発。晴れているとはいえ気温5度、今季初登板となった緊張もあってか、初回はコントロールが乱れ、先頭のDee Gordonに三塁打を打たれた後、4番Giancarlo Stantonに三遊間を破られ、1点を先制されました。

しかし、その直後に1死1塁からBryce Harperが左中間の一番深いところのフェンス際まで届くタイムリー二塁打を打って同点としてくれると、その後のRossの投球は素晴らしいものでした。スライダーでも速球でもポンポンとストライクを取っていくことができ、2回以降7回までの6イニングで打たれたヒットは3本、与四球は1つだけ。しかも、併殺あり、Gordonの二盗刺殺あり(もちろん捕手Wilson Ramosの功績でもありますが、Rossのクイックモーションも良かった)と、内容も極めて高く評価できるものでした。

とはいえ、ナショナルズ打線も2回以降はチャンスは作るもののあと一本が出ず、7回表を終えても1-1の同点。

投球数が100球に近付いたRossに勝ち星を付けるにはこの回に点を取るしかないという状況となった7回裏。ようやく打線が機能しました。1死から、Anthony Rendonがセンター前ヒットで出ると、続くHarperがまたも左中間を破る二塁打(これが通算100本目の二塁打。ちなみに本塁打も通算99本。)。Daniel Murphyが敬遠されて、1死満塁となって打席にはJayson Werth。開幕からここまで13打数ノーヒットだったWerth。この打席も簡単に2ストライクと追い込まれ、三振のイメージが浮かびましたが、ここから粘って迎えた6球目。外の球に当てただけの打球でしたが、セカンドの後ろライトの前にポトリと落ちるタイムリーヒット。目の前で敬遠をされたベテランの執念を感じる一打でした。さらに、2死満塁から今日ファーストで先発起用されていたClint Robinsonにも今季初安打となる2点タイムリーが出て、試合はほぼ決しました。

この後、8回はBlake Treinenが9球で簡単に三者凡退(セットアッパーの地位が固まってきた模様)。9回は、Johnathan Papelbonがソロ本塁打を1本打たれながらも、きっちり締めてゲームセット。

開幕から4戦で最も内容の良いナイスゲームでした。

MVP: Joe Ross

My Top 10 Prospects 2016

さて、7日にマイナーリーグも開幕。My Top 10 Prospects も2016年版に更新します(2015年版はこちら)。

今年も、トッププロスペクトであり、かつ次の2つの要件を満たす選手の中から選んでみました。

① 2016年開幕までにAAA以上に到達していない
② 24歳未満

カッコ内は年齢と開幕時のレベル(現時点で配属されていない選手は予想)。

PITCHERS
Lucas Giolito, RHP (21, AA)
Reynaldo Lopez, RHP (22, AA)
Austin Voth, RHP (23, AAA)
Erick Fedde, RHP (23, A+)
Tyler Watson, LHP (18, おそらくSS)

上の4人は昨年から引き続き。メジャーデビューで卒業したJoe Rossに代わって、誰を入れようかかなり迷いましたが、昨年のドラフト34順目の高卒入団、Tyler Watsonを選んでみました。昨季GCLでデビューしてわずか5試合の登板ながら、快投しています。同じ昨年のドラフトでもう少し上位で指名された投手も何人かイましたが、希望枠?として高卒のWatsonにしました。大きく育って下さい。

HITTERS
Drew Ward, 3B (21, A+)
Jakson Reetz, C (20, A)
Victor Robles, OF (19, A)
Anderson Franco, 3B (18, おそらくSS)
Andrew Stevenson, OF (21, A+)

Victor RoblesとAnderson Francoのドミニカ出身のティーンエイジャーの2人と2016年ドラフト最上位(2順目)のAndrew Stevensonの3人が新規加入。Trea TurnerWilmer Difoがメジャーに到達して卒業。もう1人、Rafael Bautistaも、決して大きく評価を下げたわけではないのですが、期待感という観点から上記の3人を優先しました。むしろ前年から残ったDrew WardとJakson Reetzの2人は昨季残念なシーズンを送って評価を下げており、奮起が期待されます。

まずは皆、怪我なく成長してくれることを願います。

2016/04/09

Prospect Profile #9: Estarlin Martinez

[2016年4月最終更新, 2015年1月更新, 2014年5月更新, 2013年5月オリジナル]

(2016年4月更新箇所は、赤字表示しています。)

シリーズ第9回は2013年My Top 10 Prospectsに選んだ中では最年少のEstarlin Martinez です。

[Player Data]
Name: Estarlin Martinez
Position: OF
Born: March 8, 1992
Birthplace: Bani, Peravia, Dominican Republic
School: NA
Height: 6-1
Weight: 185
Bats: Right
Throws: Right
Draft: NA
Acquired: International FA (2009)
BA Organization Rank: 22(2013)⇒NA(2014)
BA Overall Rank: NA

[Scouting Report] (2014年5月更新)
守備は低評価だがコーナーアウトフィールダーとしてやっていけるだけのパワーヒッターの素材。無理に引っ張ろうとする悪癖を直し、右方向に強い打球を打てるようになることが必要。選球眼はまずまず。走力は並以上で盗塁技術も向上している。

守備の評価は低く、GCLの2010年までは内野をあちこち試されたが、その後は打撃に専念するためレフトかファーストに置かれている。

[Background]
ドミニカ共和国出身。2009年に17歳で契約し、最初の夏はドミニカ・リーグでプレーしたが、目立つ成績は残せず。それでも数字に現れない光るものがあったのでしょう。翌2010年シーズンには早くも米本土のGCL Nationals(Rk)に参加。前年と同じような成績だったが、19歳で迎えたGCL 2年目に219打席で.289/.379/.471と打撃成績を向上。2012年はAuburn(SS)に昇格し、288打席で.319/.385/.455とさらに飛躍。リーグのオールスターにも選ばれた。

2013年はHagerstown(A)の3番打者として開幕から期待されたが、打撃不振に加えて故障で4月23日の試合を最後にDL入りと苦しいスタートになった。復帰後もぱっとせず.253/.324/.352と期待を裏切る結果となった。救いは盗塁(20盗塁)が増え、成功率が上がったことくらい。BAなどのプロスペクトランキングに一切顔を出さなくなってしまった。

Aをやり直しとなった2014年シーズン。開幕から1か月は、3割を超える打率、三振数を上回る四球を選び4割を超える出塁率、昨季を上回るペースでの盗塁数を記録するなど、好調な滑り出し。4月を.304/.401/.391で終えると、5月にはPotomac(A+)に昇格。残るシーズンはA+で最低限の数字を残した。ただ、シーズン1本塁打とパワーは伸びずプロスペクトとしての期待感は薄れた。

A+で開幕を迎えた2015年シーズン。大きな故障はなかったが、守備の低評価も影響してそもそもレギュラーの地位さえ確保できず、91試合出場にとどまった。数字も今一つ。打率、出塁率は前年のA+での数字を上回ったものの、0本塁打で長打率はむしろ低下、盗塁も一桁(8)にとどまった。

2016年3月、スプリングトレーニング中に解雇通告を受け、マイナーFAとしての退団となった。

[Comment]
Prospect Profileシリーズで取り上げた選手の中で、マイナーFA退団という残念な結果になった初めての選手となりました。期待されたパワーが伸びてこなかったこと、そして守備力が向上しなかったことが、この結果につながりました。(2016年4月)

プロスペクトとして評価されるには後がない2015年。多少三振が増えてもいいので、とにかくパワーナンバーを上げてくれることを期待しています。(2015年1月)

昨季はAへの適応に苦しんだようですが、今季は開幕から好調。22歳と若いこともあり、焦らずじっくりと伸びてくれればいいと思います。パワーナンバーが伸びてこないところは気になりますが。(2014年5月)

潜在能力への期待が大きい傘下では数少ない野手。多少時間はかかっても強打者として大成してくれることを願っています。(2013年5月)

2016/04/08

4/7 Roark乱調でホーム開幕戦を落とす

L4-6 Marlins (Season 2-1)
Roark(L0-1) 4.0IP 3ER(4R) 9H 3BB 3K
Murphy 2/4 triple BB 3RBI SB(1)
Harper 1/3 HR(2) 2BB 2R RBI

アウェイで開幕2連勝。いい感じで迎えたホーム開幕戦、と言いたいところですが、前日の試合が終わってワシントンに戻ったのが午前3時になってからで、今日の試合の為に12時にはナショナルズ・パークに来ていなければならなかったという過酷なスケジュールの中で、明らかに疲れが残っていたようです。

先発のTanner Roarkは、1回表だけで5本のシングルヒットを打たれて3失点。いきなり、地元のファンをがっかりさせてしまいました。この3点は、その裏、2死満塁からDaniel Murphyがライトフェンス直撃の走者一掃三塁打を打ってくれたので帳消しにしてくれましたが、3回表にエラー絡みでもう1失点。まあ、開幕戦の緊張、初回は風雨の中での投球、1時間半の雨天中断、というハンデがあったにせよ、結局4イニングで99球というのはいかにも多すぎました。

打線は打線で拙攻の山。得点は、上述のMurphyの三塁打と7回裏に出たBryce Harperのソロ本塁打によるもののみ。チームで9つも四球をもらいながら、得点圏に走者を置いてのヒットは13打席でわずかにMurphyの1本のみに終わりました。三振も多かったし、散々な打線でした。

明日は1日休養して、明後日からまたやり直しです。

2016/04/07

4/6 den Dekker昇格即代打で決勝打

W3-1@ATL (Season 2-0)
Strasburg(W1-0) 6.0IP 1ER 6H 3BB 4K
Rivero(H1) 1.2IP 0ER 2K
Papelbon(SV1) 1.0IP 0ER 2H 2K
den Dekker 1/1 double 2RBI
Espinosa 2/3 BB R

先発のStephen Strasburgは制球が荒れ気味で決して良い調子とは言えませんでした。4回には1死から連続四球でランナーをためたところでA.J. Pierzynskiに左中間へヒットを打たれ、1失点。幸い、Michael Taylorの好守でPierzynskiが二塁タッチアウトとなって傷口はそれ以上広がりませんでしたが、かなり不安定な内容。それでも6回を88球で投げ切ったのは実力のなせる業でしょう。立派です。

一方、打線はブレーブス先発のBud Norrisをなかなか攻略できず。序盤、中盤で唯一のチャンスだった3回表無死2塁(Danny Espinosaの二塁打)でも、Strasburgが送りバントを決められず、後続もフライをポンポンと打ち上げて無得点。こういう嫌な雰囲気が流れていました。

ようやくナショナルズが反撃したのは7回表。先頭のRyan Zimmermanがシングルヒット。その後2死2塁となったところで、Wilson Ramosの打球は三遊間の深いところへの内野安打で、一塁への送球が乱れたと見るやZimmermanが一気に本塁に突入。ファーストFreddie Freemanからの送球を捕手が取れず、同点。

さらに、Espinosaが敬遠され2死1,2塁となって打席にはStrasburgへの代打Matt den Dekker。この日の朝、Ben RevereのDL入りにともなってSyracuseから呼ばれましたが、Atlantaの空港に着いたのは既に試合開始後。ベンチまでたどり着いたのは直前の6回裏のことだったそうです。そのden Dekkerが大仕事をしてくれました。カウント2-1からの4球目を振り抜くと、快音を残した打球はライトフェンス直撃の2点タイムリーとなりました。これで3-1とリード。

こうなると後はブルペンの仕事。前の試合で押出し四球を与えてしまったShawn Kelleyが2番手で登板して打者1人を抑えると、続いて、やはりピリッとしなかったFelipe Riveroがイニングをまたいで1回2/3を無失点。そして9回はJohnathan Papelbon。きっちり0に抑えて見事な逆転勝利となりました。

MVP: Matt den Dekker

2016/04/05

4/4 ワイルドな勝利 【開幕戦】

W4-3(10)@ATL (Season 1-0)
Scherzer(ND) 7.0IP 2ER 3H 2BB 7K
Treinen(W1-0) 1.0IP 1BB 1K
Papelbon(SV1) 1.0IP 0ER 1K
Murphy 2/3 double HR(1) 2BB R 2RBI K
Harper 1/3 HR(1) 2BB R RBI SB(1)

せっかく日本時間午前5時からという勤め人にも観戦可能な時間帯だったので、MLB.tvで観戦していました。延長戦に入った時は最後まで見られないかと気を揉みましたが、延長10回で終わり、かつJonathan Papelbonがあっさりと抑えてくれたので、ゲームセットまで完全観戦。満足です。

しかし、なんともワイルドなゲーム・・・勝ててよかったな、というのが率直な感想です。また、一昨年の開幕戦と似ていること、昨年の開幕戦とは大違いであることも、すぐに頭をよぎりました。

さて、試合を振り返っておきます。まずは、ナショナルズの先発ラインナップ。

1.      Ben Revere, CF
2.      Anthony Rendon, 3B
3.      Bryce Harper, RF 
4.      Ryan Zimmerman, 1B 
5.      Daniel Murphy, 2B 
6.      Jayson Werth, LF
7.      Wilson Ramos, C
8.      Danny Espinosa, SS
9.      Max Scherzer, P

1回表。1死からAnthony Rendonがセンター前で出塁し、打席にはBryce Harper。相性のいいJulio Teheranに対して、追い込まれながらもファールで粘っていた7球目の後にRendonがけん制死。ため息をついた次の瞬間でした。内に入ってきたスライダーを振りぬいた打球はライトスタンドに飛び込む先制弾。前年MVPとして迎えたシーズンの第1打席でしっかり結果を出すあたり、さすがです。この後の打席でも2つの四球を選び、幸先の良い開幕戦となりました。

しかしその裏、またしてもFreddie Freemanにやられました。あっさりと2死を取り、Freemanに対しても2ボールから速球を2つを続けて空振りさせて追い込んだMax Scherzer。気が緩んだか、ど真ん中に速球をバックスクリーンに弾き返されてしまいました。ScherzerとFreemanは初顔合わせでしたが、Freemanはナショナルズのユニフォームを着てれば誰でもいいみたいですね。これで同点。

4回表にDaniel Murphyのナショナルズ移籍後第1号で勝ち越しましたが、その裏、Adonis Garciaにレフトスタンドへ運ばれ再び同点。Feemanを三振に取った直後、やはり気が緩んだ感じで高めに浮いたスライダーを叩かれました。Scherzerはこの後7回まで投げ切り、他に打たれたヒットは1本だけだっただけに、やや悔いの残る登板となりました。

5回以降2-2の同点で推移した試合が動いたのは、8回裏でした。2番手で登板したFelipe Riveroが2死1,2塁のピンチを作り、迎えるはFreeman。左対左のマッチアップで、見ているファンとしては真っ向勝負でもよかったように思いましたが、ベンチからの指示は無理に勝負しない(3-0とした後、3-2となり、結果は死球)。2死満塁として、マウンドに呼ばれたのはShawn Kelley。ところが彼が誤算でした。Garciaに対してストレートの四球。しかもかなり手前でバウンドしてしまったものが2球もあるなど、4球とも明らかなボール球。ベンチとしては最も信頼できるブルペン投手として送り込んだはずが、見事に裏切ってしまいました。

1点リードされて9回へ。敗色濃厚でしたが、クローザーJason Grilliから先頭のJayson Werthがストレートの四球をもらうと、Wilson Ramosが追い込まれながらも流し打ちでライト前に転がし、無死1,2塁の大チャンス。Danny Espinosaが2球続けてバントをファールにして、おいおいと思わせた後、スリーバントを決行し、これが内野安打となって無死満塁。大盛り上がり。ところが、代打Stephen Drewが見逃し三振に倒れ、ガックリ。さらに、続くMichael Taylorも浅いセンターフライで2死満塁かと思わせてながら、なんと三塁ランナーのWerthがタッチアップのスタートを切る。完全に本塁アウトのタイミング。これで試合終了かと覚悟しましたが、バウンドが悪く捕手A.J. Pierzynskiが確保しきれずセーフ。三度同点。上がったり下がったり、なんとも奇妙な気分のイニングでした。

ともかくも、こうなると流れはナショナルズ。9回裏をBlake Treinenが無失点で終えると、10回表1死からRyan Zimmermanがショートの送球エラーで出塁し、続くMurphyが流し打ちでレフト線に落とす決勝二塁打。その裏をPapelbonがあっさりと三者凡退で抑えて試合終了。

まあ、微妙な試合でしたが、ともかく勝ちは勝ち。勢いに乗っていってください。

ただし、1つ心配なのは4回の守備から退いたBen Revere。第1打席でスイングした時に肋骨あたりの筋を痛めたためとのことです。スプリングトレーニングでは奇跡的に健康に恵まれていたナショナルズですが、いきなり初戦からこれです。Taylorに出番が回ってきたとの見方もありますが、戦力ダウンには変わりありません。気をつけましょう。

MVP: Daniel Murphy

2016/04/04

テキトーなシーズン予想 !

いよいよ日本時間明日未明に2016年シーズンが開幕です。

開幕前、最後の記事は恒例の「テキトーなシーズン予想」。例年、それなりに当てようと思って悪い予想も書いていましたが、どうせ当たらないので、肩の力を抜いてひたすら楽観的なことばかり書いてみました。ご笑納ください。

1. Papelbonが故障離脱し、Riveroがクローザーに
結局ナショナルズのクローザーとして開幕してしまったJohnathan Papelbon。しかし、被弾が多く、試合を壊すこともあり、登板するだけでブーイングの嵐。4月下旬に肩の痛みを発症してDL入り。そのままシーズン終了。当初はShawn KelleyとFelipe Riveroの2人が試されるが、次第にRiveraがクローザーの地位を確立する。Riveroは最終的に32セーブを記録。

2. Strasburgがノーヒッターを記録、サイ・ヤング賞受賞
Stephen Strasburg が、4月28日のフィリーズ戦で、17奪三振、与四球2のノーヒッターを達成。これを含め4完投勝利を飾るなどシーズン通じ圧倒的なピッチングを展開。20勝、250奪三振、防御率2.20という好成績でサイ・ヤング賞を受賞。

3. Scherzerが完全試合を達成
Max Scherzerが開幕戦白星を飾ると、4月だけで5勝するなど、前半戦はチームを引っ張るピッチング。オールスター空けにしばらく調子を落とすものの、9月に入ると再び調子を上げ、13日のメッツ戦では完全試合を達成。最終的には16勝、210奪三振、防御率3.00。メジャー初本塁打も記録する。ポストシーズンでもエースとしての活躍を見せる。

4. Turnerが6月に昇格、新人王
Trea Turnerの昇格は6月7日。しばらくはなかなかヒットがでないものの、ベンチ・フロントは我慢してレギュラー起用。これに応え、7月に3割を超える打率、盗塁や内野安打、三塁打を量産。センセーションを巻き起こし、ナ・リーグ月間最優秀新人を受賞すると、以降は1番ショートで完全に定着。最終成績は、打率.324、6三塁打、5本塁打、45盗塁。ナ・リーグ新人王を受賞。

5. Giolitoが6月にメジャーデビュー
さらに、Lucas Giolitoも6月21日のドジャーズ戦でメジャーデビュー。開幕はAA。快投を続け、先発陣に故障が発生したこのタイミングで抜擢される。デビュー戦は5回2失点6奪三振で勝ち投手になる。その後はローテーション投手として投げるが、抑えたり打たれたり。投球回数制限のため8月下旬でシーズン終了。4勝3敗、防御率3.41の成績。

6. Ramosが大ブレイク
春先のレーシック手術で回復した視力の効果でWilson Ramosの打撃が大ブレイク。4月の打率はなんと.350、8本塁打を記録。開幕時は下位だった打順を次第に上げ、6月にはHarperのすぐ後ろを打つようになる。夏以降は疲れから調子を落とすが、それでも最後までレギュラーとして活躍。打率.290、24本塁打、100打点を記録。堂々たる成績で、MVP投票でも得票し、QOオファー対象としてFA市場に出る。

7. オールスターにHarper、Strasburg、Scherzer、Rendon
Harperがファン投票での選出。前半戦にMVP級の活躍のRamosと、やはり好調の投手、StrasburgとScherzerが選ばれる。Strasburgは先発投手の栄誉。ファイナルボートの対象にAnthony Rendonが挙がるものの落選。

8. フラッグディールトレードでJohn Axfordを獲得
Papelbonの離脱後、弱点となっていたブルペンを補強するため、アスレティックスとの間でトレードを成立させ、John Axfordを獲得。ポストシーズンでもメインセットアッパーとして活躍。

9. Harperが本塁打王、リーグMVP(2年連続)
開幕から打棒爆発のHarper。4月、6月、8月にそれぞれ10本塁打以上を打ち、リーグ月間MVP。最終的には53本塁打、110得点、100打点、341/.549/.739で満場一致の2年連続リーグMVPに輝く。打点でAnthony Rizzoに届かず、三冠王は逃す。ポストシーズンでも大活躍。

10. ワールドシリーズ制覇!
4月は貯金4の地区2位スタート。5月に入ると大きな連勝があり、早々にメッツから奪首。そのまま独走態勢に。レギュラーシーズンは、95勝67敗で地区優勝。ディビジョン・シリーズでドジャーズを、リーグ・チャンピオンシップではメッツを破って球団初のリーグ優勝(シリーズMVPは4本塁打11打点のHarper)。そして、ワールドシリーズでは 4勝3敗の接戦となるが、アストロズを倒す(シリーズMVPは先発に抑えに大車輪の活躍を見せたScherzer)。

【プレーオフ進出チーム予想】
(ナショナル・リーグ)
東:ナショナルズ
中:カブス
西:ドジャーズ
ワイルドカード:①パイレーツ、②ジャイアンツ
(アメリカン・リーグ)
東:レッドソックス
中:タイガース
西:アストロズ
ワイルドカード:①ブルージェイズ、②ロイヤルズ

2016/04/03

All Time Nats 2016年3月 ③Pitching

最後は投手編。

昨季限りでFAとして退団したJordan Zimmermannが積み上げ系の多くの項目でトップに立って去って行きました。それを追うのがStephen Strasburgですが、今季限りでFAとなることが確実。再契約する可能性は残されているとはいえ、まずは、Zimmermannとの16勝の差を追い抜くような活躍をしてFAになってくれることを期待しています。

なお、2015年にチームトップの228回2/3を投げたMax Scherzerと、2015年はシーズン途中からはロングリリーフに回ったものの2014年は先発ローテーションで活躍したDoug Fisterの2人が、新たに防御率等の対象となる200投球回数に達しました。

【主要成績トップ3】

◎勝利数
1. Jordan Zimmermann 70
2. Stephen Strasburg 54
3. Gio Gonzalez 53

◎セーブ数
1. Chad Cordero 113
2. Drew Storen 95
3. Rafael Soriano 75

◎ホールド数
1. Tyler Clippard 150
2. Drew Storen 72
3. Sean Burnett 71

◎奪三振数
1. Jordan Zimmermann 903
2. Stephen Strasburg 901
3. Gio Gonzalez 730

◎防御率(200イニング以上)
1. Tyler Clippard 2.677
2. Chad Cordero 2.775
3. Max Scherzer 2.794

以下、前年からの変化などについて簡単にコメントを付けておきます。加えて、Stephen Strasburgについては、10位以下でも参考掲載しています。

2016/04/02

2016 開幕ロースター

4月2日のツインズとの最終戦を引き分けで終え、ナショナルズの開幕準備は全て終了。アトランタへ移動し、いよいよ4日からシーズンが開幕します。

開幕ロースターは次のとおりです。

[STARTERS]
Max Scherzer
Stephen Strasburg
Gio Gonzalez
Tanner Roark
Joe Ross

ブレーブスとの開幕シリーズは、1戦目Max Scherzer、2戦目Stephen Strasburgと発表になりました。当初、2戦目はGio Gonzalezという情報もありましたが、雨で調整スケジュールが乱れたため、このようになったようです。7日のホーム開幕戦(対マーリンズ)の先発投手は未定です。

現時点でこの5人に続く先発投手となると、A.J. Cole、Taylor Jordanと急に心許なくなり、層の薄さが気になります。どこまで健康にこのローテーションを守れるかが、今シーズンの1つの鍵になりそうです(シーズン開幕からしばらくすれば、Lucas Giolitoの昇格も可能性として上がってくるでしょう)。

[BULLPEN]
Shawn Kelley
Oliver Perez, LHP
Yusmeiro Petit
Felipe Rivero, LHP
Blake Treinen
Matt Belisle 
Jonathan Papelbon

クローザーは結局Jonathan Papelbonのまま(ため息)。流石にチームメイトに殴りかかるなんてことはないと思いますが、とにかく悪影響を与えないことを願うばかりです。

この他、ロングリリーフはYusmeiro Petit、対左がOliver Perezが務めることは決まっていますが、重要な勝ち試合の7,8回の役目がはっきりしません。Shawn Kelley、Felipe Rivero、Matt Belisle、それに最後の最後に席をつかんだBlake Treinenの4人のうち、誰がメインセットアッパーになるかさえ、決まっていません。Baker監督はTreinenをセットアッパーで使う可能性を示唆していますが、昨シーズン序盤の失敗ぶりからすると、少し樣子を見ながら、になるかもしれません。

マイナーに目を転じると、40人ロースターに入っている投手だけでも、Rafael Martin、Trevor Gott、Sammy Solis、Nick Lee、Matt Graceと、左右ともかなり層は厚くそろっています。

[CATCHERS]
Wilson Ramos
Jose Lobaton

ともに健康に過ごしたこのコンビで3年連続の開幕を迎えます。特に春先にレーシックの手術を受けたWilson Ramosが打撃好調。FA前最終年をどう過ごすことができるでしょうか。

マイナーではPedro Severinoが大いに評価を上げて待機中。2人のどちらかが欠場ということになれば、いつでも昇格する準備はできています。

[INFIELDERS]
Ryan Zimmerman
Daniel Murphy
Anthony Rendon
Danny Espinosa
Stephen Drew
Clint Robinson

一塁Ryan Zimmerman、二塁Daniel Murphy、三塁Anthony Rendon、ショートDanny Espinosaのレギュラー陣。スプリングトレーニングをゆっくり過ごしたZimmermanでしたが、2日の最終ツインズ戦でもホームランを打つなど順調な仕上がり。打撃不振で懸念されたEspinosaも同じく2日の試合で左打席からのホームラン(まあ、これでまた大振り癖が出てしまう可能性もあるわけですが)。何より、守備の評価を高めて、ひとまず実力でレギュラーポジションを確保しました。あとの2人、それに、ベンチの2人も順調な仕上がりです。

そして、スプリングトレーニングの注目の1つだったTrea TurnerがAAAで控えています。昇格は時間の問題。それが、いつなのか、どういう形を取るのか、当面の注目です。

[OUTFIELDERS]
Bryce Harper
Ben Revere
Michael Taylor
Jayson Werth
Chris Heisey

Bryce Harperは2年連続のリーグMVPに向けて順調な仕上がり。Jayson Werthも、少なくとも健康で、悪くない。そして、新加入のBen Revereも、スプリングトレーニングの打率.429という結果を残して大いにアピールしました。しかし、この春、打者陣で最も大きな話題となっていたのがMichael Taylorのバッティング。20試合に出場して、.453/.491/.849、チームトップの5本塁打。ひとまずレギュラーポジションは、レフトWerth、センターRevereとなりますが、Baker監督をして「ポジションのないレギュラー」と言わせており、かなりの出場機会を与えられるはずです(少なくとも守備固めは確実に)。

ベンチの最後の椅子を奪ったのは、Chris Heiseyでした。この春の数字ではライバルたちに劣りましたが、右のパワーバットが足りないという事情と、通算の代打成績がかなり良いということで、勝ち残りました。発表されたのが1日でしたが、翌2日の試合で途中出場し、ホームランを打っています。

マイナー待機組では、オプションが残っていたことと左打者であるためにマイナー開幕となったMatt den Dekkerが一番手でしょう。


さ、いよいよこのメンバーで開幕です。

2016 スプリングトレーニング カット情報

2016年のナショナルズのスプリングトレーニングは、40人ロースターの選手に22人のマイナー契約招待選手(下のリストでは斜体表記)を加えた総勢62人でスタートしました。

以下、ロースターカットがあるたびに更新していきます。

[PITCHER]
Gio Gonzalez
Shawn Kelley
Jonathan Papelbon
Oliver Perez
Yusmeiro Petit
Felipe Rivero
Tanner Roark
Joe Ross
Max Scherzer
Stephen Strasburg
Blake Treinen
Matt Belisle 
Aaron Barrett 4/1 60 days DL
Trevor Gott 4/1 optioned to AAA
Sean Burnett 4/1 opt out of contract 
Bronson Arroyo  3/31 minor (DL)
Rafael Martin 3/28 optioned to AAA
Aaron Laffey 3/28 minor 
Nick Masset 3/28 minor 
Lucas Giolito 3/23 minor 
Michael Brady  3/21 minor 
Erik Davis  3/21 minor
Burke Badenhop  3/21 minor
Sammy Solis 3/14 optioned to AAA
Nick Lee 3/14 optioned to AA
A.J. Cole 3/11 optioned to AAA
Abel De Los Santos 3/11 optioned to AAA
Wander Suero 3/11 minor 
Austin Voth 3/11 minor 
Matt Grace 3/10 optioned to AAA
Taylor Jordan 3/10 optioned to AAA
Paolo Espino 3/10 minor 
Taylor Hill 3/10 minor

[CATCHER]
Jose Lobaton
Wilson Ramos
Jhonatan Solano 3/28 minor
Pedro Severino 3/18 optioned to AAA
Spencer Kieboom 3/14 optioned to AA

[INFIELDER]
Stephen Drew
Danny Espinosa
Daniel Murphy
Anthony Rendon
Clint Robinson
Ryan Zimmerman
Brendan Ryan 4/1 minor 
Trea Turner 3/28 optioned to AAA
Scott Sizemore 3/28 minor 
Tyler Moore 3/25 outrighted to AAA →3/27 traded to ATL
Jason Martinson 3/19 minor
Chris Bostick 3/14 optioned to AA
Matt Skole 3/14 minor
Wilmer Difo 3/10 optioned to AAA

[OUTFIELDER]
Bryce Harper
Ben Revere
Michael Taylor
Jayson Werth
Chris Heisey
Matt den Dekker 4/1 optioned to AAA
Reed Johnson 4/1 opt out of contract 
Tony Campana 3/28 minor
Logan Schafer 3/14 minor →3/19 released
Brian Goodwin 3/14 optioned to AAA

[3/10]
この春最初のロースターカットが行われました。野手はWilmer Difoの1人だけ。投はMatt Grace、Taylor Jordan、Taylor Hill、Paolo Espinoの4人がマイナー行きを命じられました。

最も意外だったのはDifo。5試合で11打席に立ち、300/.364/.700という数字を残しており、もうしばらくユーティリティの座を争わせても良かったと思うのですが、早い判断でした。Baker監督などのコメントによれば、二塁手としての守備をしっかり鍛えてくることが期待されているようです。

投手陣では、GraceとHillの2人はそれぞれ2イニング投げて無失点でしたが、先発投手が3イニング投げるようになってきたことで投げる枠がなくなってきたということですね。JordanとEspinoはともに与えられた機会に3失点していました。

[3/11]
前日に続くロースターカットで、A.J. Cole、Abel De Los Santos、Austin Voth、Wander Sueroの4投手がマイナーキャンプ行きとなりました。きちんと投球回数を積んで調整してきてください。

Coleは、10日の試合では最後に投げて1イニング無失点でしたが、先発投手扱いで登板した前回の登板で1イニング4安打2失点と打ち込まれていました。腐らず、AAAでしっかり成績を残して待機していてくれることを期待します。

[3/14]
試合後、ブルペン左腕のSammy SolisとNick Lee、外野手のBrian GoodwinとLogan Schafer、内野手のChris Bostickと Matt Skole、それに捕手のSpencer Kieboom、以上7選手がカットされました。

Leeは14日の試合でも登板して1イニングを無失点。これまで4試合4イニングに投げて許した走者は四球の1人だけと好投。変則的なフォームということもあり、首脳陣に強い印象を残したはず。40人ロースターに入っていることもあり、十分、今季中の昇格が見込まれます。Solisも、残った数字は防御率6.75ですが、4試合中3試合では無失点。90マイル後半を計測したという報道もあり、評価は必ずしも下がっていません。

野手でも、Bostick(.333/.467/.500)、Goodwin(.273/.400/.273)、Skole(.200/.409/.400)、Kieboom(.273/.333/.273)の若手4人は、決して悪い成績ではありませんでしたが、マイナー契約招待選手を含めベテランが健康を維持していることから、そろそろマイナーで調整してくるようにという判断のようです。これにより、プロスペクトと呼べる野手で残っているのは、Trea Turner、Pedro Severino、それにマイナー招待選手のJason Martinson三塁手の3人になりました。27歳の右の長距離砲のMartinson。チーム最多(Turnerと並んで)の12試合に出場機会を与えられ、.333/.462/.429という数字で踏ん張っています。三振が多いという欠点はありますが、おそらくキャンプを通じて評価を上げてきているのでしょう。頑張ってほしいですね。

[3/18]
Pedro Severino捕手をAAAでにオプションしました。つい先日の記事で書いたとおり、攻守で大きく評価を上げていたので、このタイミングはちょっと驚きでしたが、故障がない限りWilson RamosとJose Lobatonの2人で開幕を迎えることは決まっているようなものなので、Severinoを含めた3人がしっかり調整を進めるためには自然なタイミングと言えます。元々定評のあった守備に加え、打撃でもここまで10試合18打席に立って、.438/.500/.563という好成績。三振が1つだけというのも特筆すべき数字です。

Baker監督などのコメントを読んでいると、仮にRamosかLobatonに何かあれば開幕前に呼び戻される可能性も十分あるという印象。しっかり調整して、備えていてください。

[3/19]
連日の小幅な動きで、Jason Martinson内野手がマイナーキャンプ行きとなりました。14日の記事で書いた後も3試合に出場。少し落としたものの、最終的な.292/.433/.375という数字は立派なもの。いいスプリングトレーニングとなりました。

これでプロスペクトと呼べる野手で残るのは、Trea Turnerのみ。もっとも、Danny Espinosaが(ようやく)バットの調子を上げてきているので、当初の予定通りAAAでの開幕となりそうです。

[3/21]
いずれもマイナー契約の右腕、Burke Badenhop、Erik Davis、Michael Bradyの3投手にマイナーキャンプ行きを命じました。

実績のあるBadenhopは、スプリングトレーニング直前に契約した際には開幕ロースター入りの可能性もあると言われていましたが、7試合中3試合で失点。特に最後の登板となった20日は、1死も取れずに4人の打者に出塁を許して降板し、防御率10.50となったところで切られました。

DavisはTJから復活してきた投手で応援する声も大きいのですが、18日にメッツのMichael Confortoに満塁弾を打たれるなど、結果を残せていませんでした。BradyはオフにYunel Escobarのトレードで(Trevor Gottと一緒に)きた投手。4試合3回1/3を無失点でしたが、現時点では構想に入っていないということでしょう。2人ともチャンスを与えられるような活躍を期待しています。

[3/23]
トッププロスペクトのLucas Giolitoがここでマイナーキャンプ行きとなりました。

残した数字は、1先発を含む4試合、6回2/3に登板して3失点、4.05/1.50。3四球に対して、9奪三振は目立ちます。21歳で初参加したメジャーのスプリングトレーニング。本人はもっと早くマイナー行きを命じられると思っていたようですが、十分通用することを示し、ここまで帯同することとなりました。十分な経験を積むことができたのではないでしょうか。Baker監督を含むベンチの評価ももちろん上々です。

開幕はAAAではないかと言われていますが、まずは故障なくしっかりとしたシーズンを過ごしてくれることが何より重要。そうすれば、今シーズン中にメジャーデビューを果たすことは間違いないでしょう。イニング制限がかかるはずなので、シーズン終盤の戦力として期待することはできませんが、それはともかく。

さあ、AAAの試合もチェックしないと。

[3/25]
Tyler Mooreがウェイバーを通過。40人ロースターから外れ、マイナーキャンプ行きが命じられました(詳細はこちら)。マイナーでブレイクする過程をフォローしていた選手で、心情的に応援していたのでとても残念です。

別の見方をすれば、40人ロースターの枠が空いたことで、マイナー契約招待選手のチャンスが広がりました。

3/27 ブレーブスへのトレードが発表されました。今のところマイナー契約のままのようですが、再建中のブレーブスならきっとチャンスはあるはず。(ナショナルズ戦以外で)頑張れ。

[3/28]
27日の同時刻ダブルヘッダーを経て、28日に7選手にマイナー行を通告しました。Trea Turner遊撃手とRafael Martin投手の2人はAAAへオプション。マイナー契約のJhonatan Solano捕手、Tony Campana外野手、Scott Sizemore内野手、それにAaron LaffeyとNick Massetの両投手にそれぞれマイナーキャンプ行きを示しました。

野手のトッププロスペクト、Turnerのスプリングトレーニングが終了。打撃成績は、22試合に出場して.250/.349/.417、1本塁打とあまり目立つものではないものの十分ソリッドなもの。7三振に対して6つの四球を選ぶ選球眼、7回試みて7回成功した盗塁などと併せ、将来のショートのレギュラーの地位をしっかり固めたと言っていいでしょう。ただ、守備力ではDanny Espinosaには敵わないことがはっきりしたキャンプでもありました。AAAでは、とにかく故障することなく、昇格に備えてくれることを期待します。いつでしょうね。

マイナー契約の野手3人は、シーズン序盤に打ちまくって目立ったSizemoreでしたが、その後はやや下降線をたどり、最終的には.344/.400/.719の成績でしたが、一歩及ばず。Campanaもがんばりましたが(.310/.333/.448)、チーム構想に入ってくることはできませんでした。出戻りのSolanoも意外なくらい打ちましたが(.389/.476/.500)、マイナー契約の立場ではここまでです。この春のナショナルズ野手陣は、故障者らしい故障者が1人も出ていない幸運に恵まれているのですが、逆に言えば、マイナー契約の選手にとってはチャンスが巡ってこないという意味で不運でした。
投手陣では、Rafael Martinが(目立たないものの)10試合に登板して1.69/0.75と相変わらず打たれないことを示しています。が、とにかく目立たない・・・。

さあ、これで、故障中のAaron BarrettとBronson Arroyoの2人を除くと、残る選手は30人。いよいよ最終コーナーです。

[4/1] (25人ロースター確定)
舞台をワシントンDCに移しての1日のツインズとの試合の後、開幕25人ロースターが発表となりました。

ベンチとブルペンの最後の席をめぐって争ってきた選手の中から、最後の最後にカットされたのは、Matt den Dekker、Reed Johnson、Brendan Ryan、Trevor Gott、Sean Burnettの5人。うち、den Dekker、Gottの2人はAAAにオプションされ、また、Ryanもマイナー行きを受け入れたため傘下に残りますが、JohnsonとBurnettの2人はマイナーFAとしての退団を選択し、他球団でのチャンスを探すことになりました。各選手のここまでの頑張りについては、先日のノート記事で書いたので省略しますが、いずれも開幕メジャーに相応しいスプリング・トレーニングを送ってきました。ただ、たまたまナショナルズが健康面での幸運に恵まれたということ。特に、結局最後まで無失点で終えたBurnettが残れなかったことは残念としか言いようがありません。他球団から声がかかることは間違いないでしょう。復活を願っています。

併せてBronson Arroyoのマイナー契約でのDL入り、Aaron Barrettのメジャーの60人DL入りも発表されています。

2016/04/01

All Time Nats 2016年3月 ②Hitting

続いて、打撃成績編。

何と言っても2015年にナ・リーグMVPを獲得したBryce Harperが好成績を残し、多くのランキングで順位を大きく上昇させました。特に率系(打率、出塁率、長打率、OPS)では一気にトップを争うところまできています。積み上げ系ではまだまだRyan Zimmermanの遥か後方ですが、本塁打は3位まで上昇しており、いずれは(契約延長がなくても)Zimmermanをとらえるかもしれません。

2015年をもってFA退団となったIan Desmondは、多くの分野で2位に終わりましたが、盗塁王、盗塁失敗の2分野では歴代1位の記録を残しました。

なお、打率等でのランク対象となる800打席に新たに到達した選手は今年もいませんでした。

【主要成績トップ3】

◎安打数
1. Ryan Zimmerman 1412
2. Ian Desmond 917
3. Jason Werth 596

◎本塁打数
1. Ryan Zimmerman 200
2. Ian Desmond 110
3. Bryce Harper 97

◎打点数
1. Ryan Zimmerman 783
2. Ian Desmond 432
3. Jason Werth 295

◎盗塁数
1. Ian Desmond 122
2. Denard Span 62
3. Nyjer Morgan 58

◎打率 (800打席以上)
1. Michael Morse .2937
2. Denard Span .2920
3. Bryce Harper .2885

◎出塁率(800打席以上)
1. Nick Johnson .4157
2. Bryce Harper .3843
3. Adam Dunn .3777

◎長打率(800打席以上)
1. Adam Dunn .5326
2. Bryce Harper .5175
3. Michael Morse .5144

以下、前年からの変化などについて簡単にコメントを付けておきます。