2014/10/18

10/7 NLDS Game 4 (負): シリーズの敗因は打線

[10月8日オリジナル]
シーズン終了。がっかりし過ぎて記事を書く元気がありません。また後日。


[10月17日追記]
まずはこのホームランを御覧ください(動画)。我らがMichael Morseが大きな仕事をやってのけました。元ナショナルズでもやっぱりMorseはなんとなく特別です。お陰でブログを更新する気力が戻ってきました。早いものでNLDS敗退から早や10日。いまさらですが更新しておきます。

L2-3@SFG (Series 1-3)
Gio(ND) 4.0IP 0ER(2R) 4H 1BB 1K 1E
Thornton (L0-1) 0.1IP 1ER 2H
Barrett 0.1IP 0ER 2BB 1WP
Harper 2/3 double HR(3) BB R 2RBI

後がない状態で迎えた敵地での第4戦。先発を任されたGio Gonzalezが悪いほうのGioらしさを見せてしまいました。2回裏1死1塁で打者Juan Perezの打球はバットが折れるほどにどん詰まりのピッチャーゴロでしたが、これをGioが捕球できず足に当ててオールセーフ。はっきり言ってイージープレーだったのに。さらにピッチャーRyan Vogelsongの送りバントをGioとサードのAnthony Rendonがお見合いしてしまい、1死満塁。これで集中力を失ってしまったGioが続くGregor Blancoに対してストレートの押し出し四球を与えてしまいました。さらにJoe Panikの一ゴロの間にもう1点。ポストシーズンの大事な試合でこんなことが許されるんでしょうかというような、情けないイニングでした。

それでも何とか立ち直ったGioが3、4回は無失点で抑えてくれて、迎えた5回表。先頭のIan Desmondのシングルに続き、Bryce Harperがレフト線に鋭い二塁打を弾き返して1点差。しかし、痛かったのはなお無死2塁のチャンスで、Wilson Ramos、Asdrubal Cabrera、(代打Nate Schierholtzの四球を挟んで)Denard Spanが凡退し、もう1点が取れなかったことでした。あれは追いつかなければならない場面でした。結局、先発4番手のはずのVogelsonにまるでTim Hudsonのような好投を許してしまっては勝てるはずもありません。

このシリーズ、打線でただ1人好調だったHarperが7回表にライト場外の海に飛び込むソロ本塁打を打ってなんとか同点としましたが、打線にできたのはそこまで。その裏、Matt Thorntonが2人の走者を残して降板すると、続いて起用されたAaron Barrettが四球で満塁とした後になんとワイルドピッチ。結局これが決勝点となってしまいました。後のないこの場面、BarrettではなくTyler Clippardを起用すべきだったという意見もみられますが、私としてはBarrettの起用は悪くなかったと思っています。

とはいえ打線は沈黙したままで最後まで行ってしまいました。8、9回で出したランナーは9回2死から半ば歩かされて四球のHarperだけ。見せ場を作ることもなく虚しく終戦。

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シリーズを通じて投手陣は良く頑張りました。4試合(延長18回を戦っていますから実質5試合分)で9失点。うち非自責点が3もあって、チーム防御率は驚異の1.23。しかし、負けた試合は全て1点差。Storen、Roark、Barrett、みんなギリギリのところで粘れなかったのは確かでした。いやいや、誰がなんと言おうと投手陣は十分に頑張りました。

敗因は打線。チーム打撃成績 .164/.222/.258って・・・・。全9得点で、そのうち2点は第3戦でのMadison Bumgarnerの悪送球でもらったもの。残る7点のうち、ソロホームランによるものが4点。そしてBryce Harperが1人で4打点。他の打者では、Anthony Rendonだけが気を吐き、打率.368(7安打)と頑張りましたが、全試合にフル出場したにも関わらず、1番Spanは2安打、3番Werthと4番LaRocheはともに1安打ずつ(もちろん打点0)に終わってしまいました。特に3,4番の本来ならチームを引っ張るはずの2人がこの成績に終わったことが最大の敗因でしょう。

そして、忘れもしない第2戦の9回2死での投手交代。ですが、それを言うのは結果論になるのでやめましょう。

ともかく、このようにしてナショナルズのシーズンは終わってしまいました。故障者もRyan Zimmermanくらいという充実した戦力を持ち、シーズン終盤がものすごく好調だっただけに、ものすごい消化不良感があります。えっ?!ほんとに終わりなの?という感じです。でも、終わりは終わり。また来年に向けて、応援していきたいと思います(そう思えるようになるまで10日かかりましたあ。)。

もうちょっと充電した後で、オフの注目に関するシリーズなんかを書いてみようと思います。それから、プロスペクトの話題かな(アリゾナ秋季リーグはナショナルズ的には今一つ盛り上がりに欠けますが。)。

皆様、今後ともよろしくお願いします。

4 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

意気消沈ぶりが伝わるエントリーですねw
再開待ってますねー

estoppel さんのコメント...

匿名さん
コメント、応援 ありがとうございます。
必ず再開しますので、しばらくお待ち下さい。

ララ さんのコメント...

お疲れさまです。ホントPOは紙一重ですね。確かに敗因を探せば出てくるんだろうけど、どこかで一本違えば勝っていた可能性もあるし、こればかりは運もあるし仕方ないですね。それよりも継続してPOに出続けることが大事。

SFやSTLのように安定してPOに出続けていれば、WS制覇も遠い話じゃないでしょうし、それだけの戦力はあると思います。問題は昨年はWSを獲ったけど、3年で2回も下から三分の一に低迷しているウチですよ...。

KCを見ていると、POではパワーリリーフがいる意味は大きいし、そことやっぱり中軸が欲しいところですね。各ポジションにしっかりとしたレギュラークラスがいるから、どこをグレードアップするか難しいところですが。

estoppel さんのコメント...

ララさん 返事が遅くなりスミマセン。

短期決戦なのであまり敗因を探ってもしかたないのかもしれませんが、やりたくなるのがファン心理ですよね。。。

確かにプレーオフに毎年出られる常勝軍団を作ることこそが重要。ソックスのほうが問題、というのもおっしゃるとおりだと思います。でもでも。やっぱり今季はせめて1ラウンドぐらいは勝っておきたかった。

ナショナルズのオフの補強戦略については、確かに難しいですね。記事を書き始めていますが、なにせ基本的にほとんど穴がないロースターですから。なおさら、なんで勝てなかったんだと思わざるを得ません。ううむ。