2012/11/14

Gioがサイ・ヤング賞投票で3位

Gio Gonzalez投手が、サイ・ヤング賞投票で3位に入りました(元記事)。

残念と言えば残念ですが、正直な感想は「めっちゃ嬉しい」です。球団がワシントンに移転してからサイ・ヤング賞で1ポイント獲得した投手さえこれまでいなかったんですよ。1位票1票を含め、投票した32人の記者のうち31人が5位までにGioの名前を書いてくれたなんて、それだけで素晴らしいではありませんか。今年は3位で十分です。もちろん、来年はいよいよGioとStephen Strasburgのどちらかがサイ・ヤング賞に輝いてくれることを期待せずにはいられないわけですが。

投票結果は次の通り。大方の予想通り、メッツのナックル・ボーラーR.A. Dickeyが27人の1位票を集め圧勝。苦労人(あまりいい日本語のリンク先が見つからなかったのですが、とりあえずNumber Webの菊池慶剛氏のコラム)だけに心からおめでとうと言ってあげたいです。
Pitcher, Team1st2nd3rd4th5thPoints
R.A. Dickey, Mets275209
Clayton Kershaw, Dodgers211101696
Gio Gonzalez, Nationals11268493
Johnny Cueto, Reds141010275
Craig Kimbrel, Braves155941
Matt Cain, Giants16722
Kyle Lohse, Cardinals226
Aroldis Chapman, Reds11
Cole Hamels, Phillies11

ア・リーグのほうは大接戦で事前に多くの議論が交わされていました。個人的には投球回数ダントツ1位で6完投、そしてチームを地区優勝に導いたタイガースのJustin Verlanderがふさわしいと思っていましたが、わずかの差でレイズのDavid Priceに軍配が上がりました。ダルビッシュ有にも5位票が1つ入っていますね。
Player, Team1st2nd3rd4th5thPoints
David Price, Rays14131153
Justin Verlander, Tigers13132149
Jered Weaver, Angels2149270
Felix Hernandez, Mariners510641
Fernando Rodney, Rays154838
Chris Sale, White Sox14617
Jim Johnson, Orioles135
Matt Harrison, Rangers22
Yu Darvish, Rangers11

Johnson監督が最優秀監督賞を受賞!

Davey Johnson監督が、ナ・リーグ最優秀監督賞を受賞しました(元記事)。

Johnson監督にとっては1997年にオリオールズの監督として受賞して以来2度目の受賞。ただ、その1997年は受賞したまさにその日にオーナーともめて監督を辞任したという曰く付きであり、Johnson監督自身、シーズン終盤に聞かれる度にこれに言及して「この賞はいらない」と冗談を言っていました。今回は、やや遅れたとはいえ、しっかり契約を延長して、すっきりとした受賞となったのではないでしょうか。

これまでシーズン勝ち越しがなかったチームを率いて、フルシーズン初年で一気にメジャー最高勝率まで引き上げたのは、さすが。来季も宜しくお願いします。

投票結果は以下の通り。全32票中、23の1位票を獲得しての圧勝でした。
Name, Team1st2nd3rdPoints
Davey Johnson, Nationals2344131
Dusty Baker, Reds5141077
Bruce Bochy, Giants4101161
Fredi Gonzalez, Braves4517
Bud Black, Padres11
Mike Matheny, Cardinals11

ア・リーグはアスレティックスのBob Melvin監督が僅差でオリオールズのBuck Showalter監督を振り切って受賞。両チームとも今季のシンデレラチームでしたが、最後の最後に逆転地区優勝を達成したことで差を付けたんでしょう。

2012/11/12

Harperが新人王を受賞!

Bryce Harperが2012年ナ・リーグ新人王を受賞しました(元記事)。

開幕は予定通りAAA。このままシーズン中盤まではマイナーで過ごすものと思われていましたが、Michael Morse、Ryan Zimmermanと主軸が相次いで故障離脱したことを受け、予定よりかなり早い4月28日にメジャーデビュー。当初はRizzo GMも再降格を匂わせていたほどで、私もまさかそのままメジャーに定着してくれるとは思っていませんでした。しかし、本人に後ろを振り返るつもりは毛頭なく、5月は月間新人王を受賞する活躍。6月もしっかり結果を残し、しっかりレギュラーの地位を獲得。オールスターにも故障者補充という形とはいえ出場。夏場に大スランプに陥り、一時は新人王争いから離脱したと言われましたが、9月の優勝争いの中で打率3割を超える活躍で再び評価を上げました。打撃だけでなく、守備、そして単打を二塁打にする走塁とフィールド上でいつも輝いていました。まだ19歳。守備も打撃(特にパワー)はまだまだ伸びるはず。期待しています。

シーズンを通じて好投を続けたDバックスのWade Mileyが、わずか7ポイント差という僅差で2位。投票結果は以下の通り。青木宣親が2位票を2つ集めるなどして5位に入っています。

Name, Team1st2nd3rdPoints
Bryce Harper, Nationals1688112
Wade Miley, Diamondbacks12136105
Todd Frazier, Reds37945
Wilin Rosario, Rockies12112
Norichika Aoki, Brewers2511
Yonder Alonso, Padres11
Matt Carpenter, Cardinals11
Jordan Pachecho, Rockies11

ア・リーグはエンゼルスのMike Troutが満票で選出。当然でしょう。3位にダルビッシュ有が入っていました。相手が悪かったと思うしかないですね。

期待通りにHarperとTroutがそろって新人王を受賞。年齢も1つしか違わない2人。そろって殿堂入りキャリアを歩むと期待されていますが、果して・・・。長い目で注目していきたいです。

2012/11/10

Johnson監督は来季で勇退

シーズン終了により、いったん監督としての契約が切れていたDavey Johnson監督と1年契約を結びました。もともと球団のコンサルタントとしての契約が2014年まであった上で2011年途中から監督を務めてきたという経緯もあり、留任は間違いないと言われていましたが、思ったより時間がかかりました。まさか退団するとは思っていませんでしたが、正式に決まってほっとしました。

併せて、来季すなわち2013年シーズンが監督としての最終年、2014年にはコンサルタントに戻ることも発表されました。年明け1月には70歳になるメジャー最年長。堂々の引退という感じです。既に殿堂入りの可能性もかなりある監督としてのキャリアですが、是非、有終の美を飾ってもらいたい。つまりは2度目のワールドシリーズ制覇を期待しています。

2012/11/08

LaRoche, Desmond, Strasburgがシルバースラッガー賞を受賞

ポジションごとに打撃を表彰するシルバースラッガー賞の発表がありました。

ナショナルズからは、ナショナルリーグの一塁手でAdam LaRoche、遊撃手でIan Desmond、そして投手でStephen Strasburg受賞。3人とも初受賞。LaRocheに関しては、Albert PujolsPrince Fielderがオフにア・リーグのチームに移籍したことによるタナボタ感は多少ありますが、そんなの知ったことではありません。リーグ内の他選手を寄せ付けない数字を記録したことは事実です。Desmond、Strasburgについては全く驚きはありません。これまで2005年から2011年までの7シーズンでナショナルズの選手が受賞したのは、2006年のAlfonso Sorianoと、2009年と2010年に2度受賞したRyan Zimmerman だけ。今年がいかに記録的なシーズンだったかを改めて感じさせてくれました。

他の受賞者は下記のとおりですが、ナ・リーグは9人中実に7人が初というフレッシュな顔ぶれとなりました。そんな中で、Ryan Braunの5年連続は目立ちます。ア・リーグでは、元ナショナルズのJosh Willinghamが初受賞です。おめでとう!

NATIONAL LEAGUE
Buster Posey (SFG) 初
1B Adam  LaRoche (WAS) 初
2B Aaron Hill (ARI) 3年ぶり2度目
3B Chase Headley (SDP) 初
SS Ian Desmond (WAS) 初
OF Ryan Braun (MIL) 5年連続5度目
OF Andew McCutchen (PIT) 初
OF Jay Bruce (CIN) 初
P Stephen Strasburg (WAS) 初

AMERICAN LEAGUE
A.J. Pierzynski (CHW) 初
1B Prince Fielder (DET) 2年連続3度目
2B Robinson Cano (NYY) 3年連続4度目
3B Miguel Cabrera (DET) 2年ぶり4度目(三塁手としては6年ぶり2度目)
SS Derek Jeter (NYY) 3年ぶり5度目
OF Josh Willingham (MIN) 初
OF Mike Trout (LAA) 初
OF Josh Hamilton (TEX) 2年ぶり3度目
DH Billy Butler (KCR) 初

2012/11/05

AFL: Rising Stars GameでGoodwin大活躍

11月3日にアリゾナ秋季リーグのオールスターゲーム、Rising Stars Gameが開催されました(BOX)。ナショナルズからは、東軍の一員として、Anthony RendonBrian GoodwinAaron Barrettの3人が選出されていました。

このうち、Goodwinが大活躍。1番レフトで先発し、途中でセンターに移ってフル出場。まずは第1打席、Kyle Gibson (MIN) からライトへソロ本塁打(動画)。第2打席は三振の後、4回の第3打席でセンターオーバーの長打かという打球を打ちましたが、これは俊足のBilly Hamilton (CIN)に好捕されました。が、5回の第4打席では今度はセンターを超えるタイムリー二塁打。東軍の打者では最も目立つ活躍でした。動画はほとんどはじめて見ましたが、コンパクトなスイングでしっかり振りぬくスタイルで、大きな穴があるようには見えませんでした。選球眼も良さそう。かなりの好印象を持ちました。

Rendonは途中から三塁の守備に入り、一度だけ回ってきた打席ではレフトフライ。Barrettは1点リードの5回表に登板し、最初の打者に安打、続く打者を三振としたところで降板。後続が打たれたために自責点1。

Goodwin 2/5 double HR 2R 2RBI 2K
Rendon 0/1
Barrett 0.1IP 1ER H K

2012/11/03

FA戦線開幕

昨日の期限を過ぎて、下記の選手が正式にFAとなりました。ひとまず、これまでありがとうございましたと申し上げます。

1B Adam LaRoche
RHP Edwin Jackson
PHP 王建民
LHP Sean Burnett 
LHP Michael Gonzalez
LHP Zach Duke
INF Mark DeRosa

このうち、LaRocheには1330万㌦のオファーを出していますので、仮に他球団と契約した場合には補償ドラフト指名権がもらえます。Jacksonにはオファーせず。個人的には1年契約で帰ってきてもらっても良かったし、拒否されてもドラフト指名権がもらえるしで、オファーして欲しいなと思っていましたが、フロントの判断はJacksonとは袂を分かつというものでした。先発5番手としては高くなるということなんでしょう。

これで、今オフの補強ポイントははっきりしました。

主力となりうる一塁手又は外野手(センター)。FA市場で最も評価の高い一塁手でもあるLaRoche。再契約に向けて交渉しているようですが、あまり進捗していないとの情報も流れています。仮にLaRocheが無理な場合には、センターを補強してMichael MorseかTyler Mooreを一塁に回すという構想もありますが、守備力でLaRocheに大きく劣るのが気になるところ。FAのセンターはかなり層が厚く、Michael BournやB. J. Uptonが高い評価を受けていますが、年俸はともかくいずれもドラフト指名権を失うのがネック。個人的には、2年+オプションで収まるならLaRocheと再契約、それが無理ならFAのTorii Hunterと契約するか、レッドソックスのJacoby Ellsburyをトレード獲得してはどうかと思います。2014年以降は再検討。

先発5番手。個人的にはJohn Lannanで行って欲しいのですが、もっぱらの噂は球団が最後の年俸調停をせずにFAとするようです(いわゆるnon-tender)。期待されるのはしっかりイニングを稼いでくれるベテラン投手ということでプロファイル的にはJacksonと被りますが、安く抑える趣旨なら、Kevin Millwood、Jeremy Guthrie、Joe Saunders、Joe Blanton、Scott Bakerあたりか。Millwoodはいいかも。大穴でDerek Lowe でも行ってみますか(笑)。

ブルペン左腕。Burnettに帰ってきてもらいたい気持ちはありますが、ブルペン投手に単年500万ドルは出せない。出すべきでない。FAにはレイズで活躍していたJ.P. Howellがいますが人気で値段が上がるようならやっぱりダメ。Michael Gonzalezと再契約か、Tim Byrdak、Randy Choateを狙って欲しいところ。

と書いて見ましたが、Rizzo GMは毎オフ驚かせてくれますので、このオフも意外な動きがあるかもしれません。Zach Greinkeを狙いに行ったりして。まさかね。絶対反対(関連記事)。