2014/02/21

2014 ST Outlook 5 (外野手)

オリンピックもあと数日になりましたね。昨夜の浅田真央選手のフリーの演技、ジャンプの度に固唾を飲んで成功を願った4分間はとても短く感じました。メダルには届かなかったけれど記憶に残る素晴らしい演技。ありがとう、そして、お疲れさま。

話は変わりますが、2月初めにCole Kimballがヤンキースとマイナー契約を結んでいました(気付くのが遅れました)。スプリングトレーニングには参加していないようですが、それでも契約を結んでくれる球団があって良かった。この際ヤンキースでもOK。メジャーのマウンドに戻って来るのを待っています。頑張れ!

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いよいよ全体練習が始まったスプリングトレーニング。当ブログがお送りする見どころシリーズの最終回は外野手編です。

●オフの動き
[OUT]
Corey Brown (DFA)
[IN]
Nate McLouh (FA)

Nate McLouthと2年契約を結び、昨季はチームとして大不振だったベンチをテコ入れ。レギュラー待遇で迎えてくれる球団もあったかもしれないレベルの力を持つMcLouthをベンチに迎えられたことはオフの補強として大成功と言えるでしょう。McLouthのロースター枠を空けるためにCorey BrownをDFA(→レッドソックスとマイナー契約)。

●スプリングトレーニングの見所
[40 man Roster]
Jason Werth
Bryce Harper
Denard Span
Nate McLouth
Scott Hairston
Eury Perez
Jeff Kobernus
Steven Souza
Michael Taylor
[Non-Roster Invitees]
Brian Goodwin

昨年12月のルール5ドラフトを前にSteven Souza とMichael Taylorを追加した結果、オフィシャルサイトの40人ロースターに外野手が10人も名前を連ねています(Tyler Mooreは外野手なのか、という疑問はありますが)。このように層が厚いこともあり、マイナー契約招待選手はプロスペクトのBrian Goodwinだけ。5人ものベテランが名前を連ねている内野手とは対照的です。

レギュラーは、左からBryce HarperDenard SpanJayson Werthで決まっています。オフにヒザの手術をしたHarperの健康状態が懸念されましたが、ひとまず完治した状態でキャンプインした模様。3人ともしっかり調整して開幕を迎えてくれることを願うばかりです。

ベンチもMcLouthとScott Hairstonの両ベテランで確定的。すると、開幕ロースターはこれで埋まってしまいます。

あとのメンバーは(望ましいことではありませんが)故障待ち状態。現実的な候補となるのは、Eury PerezJeff Kobernus、Souzaの3人でしょう。このうちSouzaだけはメジャーデビュー前ですが、登り調子の24歳で昨年秋のアリゾナ秋季リーグでも抜群の打撃成績を残しており、期待感という意味では3人の中で最も大きいでしょう。3人とも順当ならAAAでの開幕となりますが、しっかりアピールして、いつ呼ばれてもいいように十分準備をしておいてください。

楽しみなのは、TaylorとGoodwinの2人。2人とも今季中にメジャーに上がってくる可能性さえほとんどないと思いますが、センターのSpanとの来季契約は球団オプション。比較的安いので行使される可能性が高いですが、今季のSpanの成績によってはポジションが空くかもしれません。そうなったときに2人のうちのどちらかが跡を襲えるほどに成長しているかどうか。それを占う意味でも、この春にどんな成績を残すか、注目されます。

開幕予想
Harper, Span, Werth, McLoth, Hairston
故障もなく順調なスプリングトレーニングを経て、予定通りの5人で決まり。若手ではSouzaが評価を高め、かなり遅い時期までメジャーキャンプに留まる。

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