2012/12/22

Jacksonはカブス、Gorzelannyがブリューワーズへ

シーズン終了後ナショナルズからFAとなっていたEdwin Jacksonがカブスと4年5200万ドルという大型契約で合意しました。昨オフは思ったような契約が得られず、ナショナルズと1年契約。しっかりローテーションを守ってしっかりした成績を残し、再度FA市場に参戦。念願の長期契約を手にしました。しかも、トレード拒否条項付き。5度のトレードを経験し、これまで7球団を渡り歩いた(たらいまわしにされてきた)Jacksonでしたが、ようやくシカゴで落ち着くことができそうです。心から、良かったね、と言ってあげたいです。

ちなみに、昨オフまでの代理人はScott Borasでしたが、長く待ち過ぎて失敗したと評価したのでしょう、シーズン中に代理人を変えていました。

一点疑問が残るとすれば、ドラフト補償ピックをもらうための約1300万ドルの1年契約をナショナルズが提示しなかったこと。上記のように長期契約を求めるJacksonの意思は比較的明らかだったので、提示しても拒否されていただろうにと残念でなりません。このような巨額契約を得られる選手と見ていなかったということでしょうから、フロントの判断ミスといわざるを得ません。(可能性として考えられるのは、今季契約を結んだ際に、そのような契約をオファーしないという合意があった可能性。ドラフト指名権を失うとなるとオファーを躊躇する球団が出てくるため、選手にとっては不利となりますから、Jacksonがそのような要求をしていても不思議はありません。)

++++++++++++++++++++++

もう1人、ノン・テンダーFAとなったTom Gorzelannyがブリューワーズと2年570万ドルで合意。

ナショナルズが保有しようとすれば年俸調停を経て1年300万ドル以上だったでしょうから、やはり市場価値はそこまでなかったということ。それでも、2年契約を得たのは立派。ナショナルズブルペンでの活躍が評価されたというのは嬉しいですね。ブリューワーズでも基本的にブルペンに入ると見られますが、ローテーション下位は流動的なので、先発機会もあるかもしれません。

0 件のコメント: