2015/03/25

STノート④ (3/19-3/23) Escobarデビュー

オープン戦が始まる直前に脇腹を痛めて調整を続けていたYunel Escobarが23日のヤンキース戦で実戦デビュー。1番セカンドで先発し、第1打席でサードへの内野安打(全力疾走)、第2打席はいい当たりのレフトフライ。守備では、最初のプレーは併殺の流れで一塁へ悪送球してしまいましたが、その後はダイビングキャッチも決めるなど、問題なし。開幕には十分間に合うタイミングでの復帰。故障者関連では久しぶりにいいニュースとなりました。

この試合の前に、Williams監督がMax Scherzerが開幕投手を務めることを明らかにしました。Scherzerにとっては初の開幕投手(タイガースではJustin Verlanderの指定席だった)。2012-14年に3年連続で開幕投手を務めていたStephen Strasburgでしたが、この春は小さな故障で登板をスキップしており(下記)、今回は譲ることになりました。

●故障者関連
Strasburgが20日の練習中に足首をくじいてしまったため、予定していた22日の登板を回避。同日にブルペンセッションをこなしており大事ないとのことですが、次回登板もスキップすることが明らかにされており、やや心配です。

リハビリ中の選手のうち、Escobarについては上記のとおり。Jayson Werthはマイナーの試合で守備についています。まだ打席には立っていませんが、本人は開幕に間に合わせるつもりのようです。Drew Storenは投球練習を行っており実戦復帰も間近。こちらは開幕には間に合わないことが確実ですが、Denard Spanもできるトレーニングを開始している模様。以上は順調な選手。

心配なのは、引き続きヒザの痛みが残るAnthony Rendonと肩の不調を訴えているNate McLouthの2人。開幕に間に合うかどうか非常に怪しくなってきました。

●外野手争い
Spanに代わって開幕センターへの期待が高まっているMichael Taylor。19日の試合は4打数4三振と最悪の結果でしたが、22日はJustin Verlanderから2本のホームラン。しかも1本は右へ1本は左へと両方向へのパワーを発揮。ここまで37打席で.324/.342/.730、3本塁打という数字は立派。懸念があるとすれば1四球に対して11三振を喫していること。下位を打たせるほうがいいんでしょうね。

Tyler Mooreも引き続き好調を維持しており、やはり37打席で.351/.359/.676という数字。やはり1四球に対して7三振という点は気になりますが、開幕ベンチ入りは確実の情勢です。

Tony Gwynn Jr.とClint Robinsonも悪くない打席を続けていますが、Kevin Frandsenは打率1割を辛うじて上回る程度と甚だ深刻な打撃不振に陥っています。

Taylor 5/13 double 2HR 4R 2RBI BB 4K
Moore 3/10 2double R RBI K
Gwynn Jr. 2/8 triple R BB K
C. Robinson 1/8 3BB 3K
Frandsen 0/8 2RBI 2BB

●誰がサードを守るのか
上記のとおりRendonの開幕DLが現実味を帯びてきた中、サードを誰が務めるのかという問題が生じています。いまさらRyan Zimmermanを戻すという選択肢はフロント・ベンチは考えていない模様で、オープン戦ではKevin Frandsen、Ian Stewartを主に起用してきましたが、Frandsenは上記のとおりの大打撃不振。マイナー契約のStewartは22日の試合で3打数3安打と固め打ちするなどでここまで.323/.400/.645、3本塁打と結果を残し、名乗りを上げています。また、21日にはDanny Espinosaがサードで先発出場。プロ入り以降マイナーでも守ったことのないサードでしたが、さすが、きちんとこなせるようです。ただ、こちらも(対右投手でも右打席に専念している)打撃は.156/.229/.313低迷中。サードが大きな穴になる恐れが出てきました。

Stewart 3/10 HR 2R RBI K
Espinosa 2/12 double 2R RBI 4K

●先発ローテーション
上記のとおりStrasburgが登板を回避しましたが、その代役で投げたA. J. Coleを含め他の先発陣はしっかり結果を残しています、と書いていたら、23日の試合でDoug Fisterが2本のホームランを含む4失点と打ち込まれました。まあ、故障でなければ良しとしましょう。Taylor Jordanは3試合連続の無失点(直後にマイナー行きを命じられましたが)、Tanner Roarkも4度目の登板でようやく無失点に抑えました。

Scherzer 5.0IP 1ER 3H 0BB 6K
Zimmermann 5.0IP 1ER 8H 0BB 4K
Gio 4.0IP 0ER 2H 1BB 5K
Roark 3.1IP 0ER 5H 6K
Jordan 3.0IP 0ER H BB K
Fister 4.1IP 4ER 7H 0BB 4K

●その他
その他の選手については◎▲☆で紹介しておきます。

◎よくできました
Barrett 2.0IP 0ER H
Stammen 2.0IP 0ER 4K
Treinen 2.0IP 0ER BB K
Harper 3/9 HR 2R RBI 4BB 2K
Desmond 3/9 double R 2RBI BB K
Ramos 3/9 2R 2RBI 3K
Uggla 3/7 HR R 2RBI 2BB K
Ka’aihue 3/7 double HR R 2RBI
Leon 3/6 double RBI

▲がんばりましょう
Blevins 2.0IP 2ER H BB 4K
Cedeno 2.0IP 3ER 3H 2K
Bell 1.0IP ER(2R) 2H BB K
Meek 1.0IP 3ER 4H 1BB 2K

☆プロスペクト
Cole 3.2IP 2ER 1H 2BB 5K
Grace 1.0IP ER
Skole 1/3 R RBI K
Ward 1/2 (23日の試合に8番サードで先発)

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