W
|
L
|
GS
|
CG
|
IP
|
SO
|
ERA
|
WHIP
|
HR/9
|
K/9
|
K/BB
|
|
Max Scherzer
|
14
|
12
|
33
|
4
|
228.2
|
276
|
2.79
|
0.92
|
1.06
|
10.86
|
8.12
|
Jordan Zimmermann
|
13
|
10
|
33
|
0
|
201.2
|
164
|
3.66
|
1.20
|
1.07
|
7.32
|
4.21
|
Gio Gonzalez
|
11
|
8
|
31
|
0
|
175.2
|
169
|
3.79
|
1.42
|
0.41
|
8.66
|
2.45
|
Stephen Strasburg
|
11
|
7
|
23
|
0
|
127.1
|
155
|
3.46
|
1.11
|
0.99
|
10.96
|
5.96
|
Doug Fister
|
5
|
7
|
15
|
0
|
103.0
|
63
|
4.19
|
1.40
|
1.22
|
5.50
|
2.63
|
Joe Ross
|
5
|
5
|
13
|
0
|
76.2
|
69
|
3.64
|
1.11
|
0.82
|
8.10
|
3.29
|
Tanner Roark
|
4
|
7
|
12
|
0
|
111.0
|
70
|
4.38
|
1.31
|
1.38
|
5.68
|
2.69
|
開幕前には30球団最強と評されたローテーションでしたが、期待されたほどの結果は残せませんでした。
何と言っても痛かったのは、Stephen Strasburgの前半戦の不振。5月を終えた時点で10試合に先発して、3勝5敗、防御率6.55は規定投球回数に達している投手でワースト1,2を争う数字でした。2度のDL入りの後8月に復帰してからシーズン終了までの10試合は6勝2敗、防御率1.90。奪三振率も高いので、来季に向けて不安はありませんが、今季もチームMVPを得ることはできませんでした。FA前最終年となる来季こそは有終の美を飾ってほしい(もちろん、もっと長くナショナルズのユニフォームを着て欲しいのは山々ですが)。
Strasburgよりもっと残念だったのがDoug Fister。開幕から大不振で、途中DL入りもあり、結局8月上旬にブルペンに降格となりました。それでも、2014年の活躍があったのであのトレードは成功だったと評価しています。
StrasburgとFisterのDL入りに伴い、最初にA.J. Cole(4月28日)、次いでTaylor Jordan(6月3日)に機会が与えられましたが、いずれも打ち込まれ、6月6日にはAAからJoe Rossが呼ばれることになりました(Rossについては、先日の新人王の記事を参照ください。)。
チーム事情から5月後半から6月にかけてと9月にTanner Roarkが先発を務めましたが、ブルペンと行ったり来たりで調整に苦しみました。2014年に先発投手としてあれだけの好成績を残した投手。来季は先発として開幕から使えば結果を残すはず。
結局、シーズンを通じてローテーションを守ったのは3人でしたが、うち、Jordan ZimmermannとGio Gonzalezの2人は前年を下回る結果となりました。2009年のデビュー以来在籍7年のZimmermannはFA退団(既にタイガースと契約済み)。先発登板、投球イニング、勝利、完投、完封、奪三振(903。901のStrasburgと僅差ですが)と多くの積み上げ系の投手成績で球団記録を打ち立てての退団となりました。Gioは良かったり悪かったりと波のあるいつものGioでした(笑)。
そして、Max Scherzer。ナショナルズのユニフォームを着てのデビュー戦となった開幕戦では味方守備に足を引っ張られて自責点0で敗戦投手となりましたが、これで調子を崩すことはなく、5月は、6戦全てで7回以上を投げて5勝し、リーグ月間MVPを受賞。6月も、1安打16奪三振での完封勝利と準完全試合を続けて記録する圧倒的なピッチングでまたも月間MVP。前半終了時点では、サイヤング賞争いでトップに立っていたと言ってもいいでしょう。後半戦はやや勢いを失い、チームの優勝争いからの脱落を止めることはできませんでした、10月3日の自身最終戦で今季2度のノーヒッター(17奪三振)を記録して締めくくりました。シーズン終了後のサイヤング賞投票でも5位。超大型契約でFA加入した1年目でプレッシャーも大きかったはずですが、期待に十分に応えてくれました。
【ブルペン】
SV
|
HD
|
G
|
GF
|
IP
|
SO
|
ERA
|
WHIP
|
HR/9
|
K/9
|
K/BB
|
|
Drew Storen
|
29
|
5
|
58
|
35
|
55.0
|
67
|
3.44
|
1.11
|
0.65
|
10.96
|
4.19
|
Matt Thornton*
|
0
|
18
|
60
|
12
|
41.1
|
23
|
2.18
|
1.06
|
0.44
|
5.01
|
2.09
|
Casey Janssen
|
0
|
13
|
48
|
12
|
40.0
|
27
|
4.95
|
1.15
|
1.13
|
6.08
|
3.39
|
Blake Treinen
|
0
|
10
|
60
|
17
|
67.2
|
65
|
3.86
|
1.39
|
0.53
|
8.65
|
2.03
|
Aaron Barrett
|
0
|
10
|
40
|
8
|
29.1
|
35
|
4.60
|
1.19
|
0.31
|
10.74
|
5.00
|
Felipe Rivero*
|
2
|
6
|
49
|
17
|
48.1
|
43
|
2.79
|
0.95
|
0.37
|
8.01
|
3.91
|
Jonathan Papelbon
|
7
|
0
|
22
|
17
|
23.2
|
16
|
3.04
|
1.10
|
1.52
|
6.08
|
4.00
|
開幕からクローザーとして起用されたDrew Storen。昨年のNLDS第2戦でのセーブ失敗を引きずることなく、「あの日」までの31回のセーブ機会のうち29回で成功。防御率1.73、相手打者を.212/.271/.250に抑え込む素晴らしいピッチングを続け、オールスターに選出されなかったことを疑問視する論争さえありました。「あの日」、7月28日までは。以降は20試合に登板して、防御率6.75。最後は、打ち込まれた後のロッカーで荒れて負傷してシーズン終了。絶対にStorenは悪くない。
その、Storenに代わるクローザーとして迎えられたJonathan Papelbonについては、もう多くを語りたくありません。一日も早くチームを去ってくれることを願います。
チーム最多登板はともに60試合のMatt ThorntonとBlake Treinenの2人。Thorntonは対左打者を中心に好投し、ブルペン投手陣で最も低い防御率を記録。Treinenはブルペン投手で最多のイニングを投げてくれました。開幕時に期待されたセットアッパーとして一度は失敗しましたが、マイナーでの再調整後、シーズン終盤には再びホールドの付く場面で起用され、結果を残しました。Aaron Barrettは今季も重宝しましたが、TJ手術で8月にシーズン終了。来季も全休する可能性大ですが、能力はある投手。復活が待たれます。
Feilpe Riveroについては先日の新人王の記事で書いたので省略。
【チーム投手MVP】 Max Scherzer
心情的にはStorenを推したいくらいですが、まあ、異論の余地はないでしょう。
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