G
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PA
|
R
|
HR
|
RBI
|
BB
|
SO
|
BA
|
OBP
|
SLG
|
SB
|
|
Wilson Ramos
|
128
|
504
|
41
|
15
|
68
|
21
|
101
|
.229
|
.258
|
.358
|
0
|
Jose Lobaton
|
44
|
155
|
11
|
3
|
20
|
15
|
40
|
.199
|
.279
|
.294
|
0
|
Ryan Zimmerman
|
95
|
390
|
43
|
16
|
73
|
33
|
79
|
.249
|
.308
|
.465
|
1
|
Danny Espinosa
|
118
|
412
|
59
|
13
|
37
|
33
|
106
|
.240
|
.311
|
.409
|
5
|
Ian Desmond
|
156
|
641
|
69
|
19
|
62
|
45
|
187
|
.233
|
.290
|
.384
|
13
|
Yunel Escobar
|
139
|
591
|
75
|
9
|
56
|
45
|
70
|
.314
|
.375
|
.415
|
2
|
Jayson Werth
|
88
|
378
|
51
|
12
|
42
|
38
|
84
|
.221
|
.302
|
.384
|
0
|
Michael Taylor
|
138
|
511
|
49
|
14
|
63
|
35
|
158
|
.229
|
.282
|
.358
|
16
|
Bryce Harper
|
153
|
654
|
118
|
42
|
99
|
124
|
131
|
.330
|
.460
|
.649
|
6
|
Anthony Rendon
|
80
|
355
|
43
|
5
|
25
|
36
|
70
|
.264
|
.344
|
.363
|
1
|
Clint Robinson
|
126
|
352
|
44
|
10
|
34
|
37
|
52
|
.272
|
.358
|
.424
|
0
|
Denard Span
|
61
|
275
|
38
|
5
|
22
|
25
|
26
|
.301
|
.365
|
.431
|
11
|
Tyler Moore
|
97
|
200
|
14
|
6
|
27
|
11
|
45
|
.203
|
.250
|
.364
|
0
|
Matt den Dekker
|
55
|
110
|
12
|
5
|
12
|
9
|
20
|
.253
|
.315
|
.485
|
0
|
規定打席に到達したのは、Bryce Harper、Ian Desmond、Yunel Escobar、Michael Taylor、Wilson Ramosの5人でした。人数だけ見ると例年並みですが、達したうちの3人が打率.230前後でしたから、内容としてはかなり寂しい。。。
【捕手】
メジャー6年目で初めて大きな故障なくシーズンを過ごし、自己最多の128試合に出場したRamosでしたが、残った成績は残念。5月20日までは打率3割を上回っていたものの、次第に調子を落とし、後半戦の打率は2割にさえ届かず。疲れですかね。ある種の限界が見えたシーズンとなってしまいました。バックアップのJose Lobatonも惨憺たる打撃成績。
【内野手】
今季から本格的にファーストにコンバートされたRyan Zimmermanが92試合に先発出場しましたが、またも故障で100試合に達しませんでした。守備も平均以下という評価で、打撃に至ってはキャリア最低の成績。9月に通算200号(もちろんナショナルズの球団記録)に達したのが唯一の明るい話題でした。そのZimmermanが離脱していた間に最も出場機会を得たClint Robinsonについては新人王の記事をご覧ください。
「今年も」セカンドとしての最多先発は74試合のDanny Espinosaでした。開幕前はEscobarが守る構想でしたが、Anthony Rendonが故障で出遅れた間にEscobarがサードに定着し、Rendonは復帰した後もセカンドに入り、54試合に先発しました。Espinosaの守備は相変わらず素晴らしく、Fangraphsではゴールドグラブに値するとの記事も出ていました。打撃でも三振を減らしつつ打率・出塁率・長打力をかなり戻し、控え内野手としては十分な結果を残しました。Rendonはまたも故障に泣くことになりました。
三塁手はシーズンを通じてEscobarが務め、リーグ6位の打率などキャリア・ベストと言っていい打撃成績を残し、いい意味で期待を裏切ってくれました。もっとも、三塁守備はかなり評価が低く、来季チームに残るとしても三塁手のポジションはRendonに譲ることになると言われています。
ショートはFA前最終年となったDesmondがほぼフル出場。ただ、結果は微妙。開幕からしばらくの間は今年も守備が乱れに乱れ、開幕戦を含め何試合かは彼のエラーで落としました。さらに、打撃もシーズンを通じて調子が上がらず、3年続けていた20本塁打、20盗塁にいずれも届きませんでした。
【外野手】
2013年からセンターのレギュラーとして活躍してきたDenard Span。2年連続でほぼフル出場を果たしていたのに、よりによって大事なFA前の最終年に相次ぐ故障に見舞われて61試合の出場に終わり、大きく株を下げて市場に出ることになってしまいました。打率3割をクリア、盗塁もしっかり稼ぎ、センター守備はゴールドグラブ級。出場することさえできれば結果は残せるのに・・・。Spanの穴を埋め、89試合に先発したのがTaylorでしたが、完全にレギュラーを奪ったというには遠い内容でした(新人王の記事をどうぞ)。
スプリングトレーニングの1つの話題が、Jayson WerthとHarperのポジションチェンジでした。昨季後半にライトの守備に明らかな衰えが見えたWerthがレフトに移りましたが、レフトでも平均をかなり下回る守備力と評価される始末。そもそも故障もあって88試合にしか出場できず、この打撃成績。7年契約の5年目にしていよいよ不良債権化が現実のものとなってきました。織り込み済みですから、非難するつもりはありません。ただ、来季のレギュラーとして期待するのは止めまましょう。Werthの不在により、Taylor(32試合)、Robinson(26試合)、Matt den Dekker(15試合)、Tyler Moore(13試合)が先発。代打陣ではden Dekkerの頑張りが目立ちました。特に意外なパンチ力は魅力です。
締めくくりはBryce Harper。これまで、小さな故障も重なり、期待に応えられてきませんでしたが(期待が大き過ぎただけで、年齢を考えれば十二分な成績だったとも言えますが)、メジャー4年目の今季は自身最多の153試合に出場し、大ブレイクしました。数字を振り返ってみると、118得点、42本塁打はリーグトップ。打率こそ最終戦でDee Gordonに抜かれましたが、出塁率、長打率もリーグトップ。出塁率と長打率を足したOPSの1.109は、2位Paul Goldschmidtの1.005に圧倒的な差を付けての独走で、一時期のBarry Bondsにも匹敵するような図抜けた存在になっています。最も打率が低かった月でも4月の.286で、5月以降は毎月3割以上を記録していたことが示すように、シーズンを通じて大きなスランプの時期がなかったという点も特筆すべきかと思います。そんな中、5月は月間13本塁打と大爆発して月間MVPを受賞。逆に、8月だけは月間2本塁打と長打は影を潜めましたが、四球数が急増し、出塁率は.460と高い数字を残しました。守備面でも大きく成長し、ライトとしてゴールドグラブ賞の最終3人の候補にノミネートされました(Fangraphsなどのアドバンス指標では必ずしも評価されていませんが)。シーズン終了後には、シルバースラッガー賞、そして、ナ・リーグMVPを受賞。名実ともにスーパースターとなりました。
【チーム野手MVP】 Bryce Harper
当然。
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