2017/10/07

NLDS Game 1: Strasburgが快投しても無得点では

L0-3 Cubs (Series 0-1)
Strasburg(L) 7.0IP 0ER(2R) 3H 1BB 10K 

いよいよ始まったNLDS。第1戦のマウンドに送られたのは、オールスター後10戦の防御率0.86、9-10月のリーグ月間MVPに選ばれた、まさに今最高の状態にあるStephen Strasburg。この日も期待に違わぬ快投で5回までカブス打線を圧倒。毎回の8奪三振、許したランナーは四球のわずか1人のノーヒットピッチング。球数も少なく、大記録の期待も感じさせる雰囲気がありました。

しかし守備がStrasburgの足を引っ張ります。6回表、先頭のJavier Baezが初球をひっかけてサードゴロを打ってくれましたが、これをAnthony Rendonが捕球後持ち帰るところで落球するエラー。送りバントで2塁に進まれた後、2死目はとりましたが、Kris Bryantにやられました。ファール2本でカウント0-2としながら、3球目、もっと外に投げたかったはずのボールがホームベース上に来たところをライト前に弾き返され、初安打で失点。しかも、ライトのBryce Harperが間に合わないホームに投げようとしてカットマンを無視したことでBryantも2塁へ。結果的には、続くAnthony Rizzoにライト前に運ばれたことで(Harperがダイビングキャッチを試みましたが、わずかに届かず)、さらに1点が入る痛いミスとなりました。いずれも非自責点の2失点。

7回表もきっちりゼロで抑えたStrasburg。自責点0、球数わずか81球(うちストライクが60球!)でしたが、2点ビハインドという試合展開の中で7回裏に代打を送られて降板。「せっかくの好調のStrasburgを無駄に費消した」という印象が強く残ってしまいました。

それでも打線がしっかり得点してくれていれば無駄にはならなかったわけですが、全く、全然、からっきし、さっぱり打てませんでした。

先発のKyle Hendricksに対し、初回1死からBryce Harperがライト前にはじき返し、2死2塁からDaniel Murphyが鋭いライナーを打ちましたが、ファーストのRizzoの真正面。惜しくもチャンスを逃しましたが、まさかあのシーンがこの試合最大の得点機になろうとは、その時点では思いませんでした。2回裏にも2死から四球とMichael Taylorのシングルで1,2塁としましたが、次がStrasburgでは得点できないのも仕方ない。それでも、まだチャンスは来ると思っていました。

が、3回以降は3つの四球とサードのエラーで出塁しただけで、ヒットは1本もなし。Hendricksに7回まで抑え込まれると、8回(Carl Edwards Jr.)、9回(Wade Davis)には手も足も出ず、あっさりと完封負け。

序盤は気持ちが空回りし、リードされた後は完全に気落ちしてしまったような印象。8回は1番から始まる打順で、9回も中軸でしたが、全く覇気がありませんでした。

明日、この打線に喝を入れる選手が現れるかどうか、それがシリーズの分かれ目になるでしょう。それは誰だ!?

2 件のコメント:

6年目のNatsファン さんのコメント...

こんばんは。

Strasburgのピッチングはまさに快刀乱麻というべきものでしたね。Cubsの主力打者陣をいとも簡単に三振に切って取る様子を見て、改めてStrasburgのポテンシャルの高さを思い知らされました。

しかし打線があのザマではどうしようもありませんね。estoppelさんの仰る通り、全く覇気が感じられませんでした。昨年、そして3年前の敗退の記憶がまざまざと蘇ってくるようでしたが...

明日も打線が目覚めぬようだと敗退が現実となるでしょうね。

estoppel さんのコメント...

6年目のNatsファン さん

コメントありがとうございます
打てませんね。今もGame 2を見ていますが(現在5回表)、初回にRendonが先制弾を打って盛り上がるかと思いましたが、その後は沈黙中。レギュラーシーズンであれだけ打った打線ですから、目覚めてくれるのを祈る以外ありません
引き続き応援していきましょう!