2013/12/20

Matt Williams新監督就任

ナショナルズの今オフの動きで1つ大事なことを忘れていました。

新監督にMatt Williamsが就任。

開幕前から今シーズン限りでの勇退を決めていたDavey Johnson前監督。花道を飾ることはできませんでしたが、シーズン終了とともに予定通り退任。後任をめぐっては、今季ベンチコーチを務めたRandy Knorr、同じく三塁コーチだったTrent Jewettなどにもインタビューを行ったようですが、早々にMatt Williamsに決まり、ワールドシリーズ終了後の10月30日に正式発表されました。誰であれ早く決着したことでまずは好印象。

Williams新監督は48歳。1987年から2003年までジャイアンツ、インディアンズ、そして1998年から引退までは新設されたアリゾナ・ダイヤモンドバックスで、強打・好守の三塁手として活躍。本塁打王、打点王各1回、ゴールドグラブ賞、シルバースラッガー賞を各4回受賞、オールスターにも5度選出された名選手でした。私がMLB中継を見始めたころに活躍していた選手であり、特に2001年のワールドシリーズでヤンキースの4連覇を阻止したDバックスの中心選手としての印象が強いですね(あのシリーズの第7戦は私がメジャーリーグを追うようになってからのベストゲームの1つ。今も中継を録画したビデオテープを持っていますが、残念ながらVHSビデオデッキがないので見られません・・・)。

引退後はDバックスの専属テレビ・ラジオ解説者を経て、2010年シーズンからDバックスのコーチに就任。今季は三塁コーチを務めていました。また、プロスペクトを集めたアリゾナ秋季リーグのチームで監督を務めたこともあります。メジャーでの監督は今回が初めてとなりますが、コーチになってからはもちろん選手時代から既に人望が厚く、いずれは監督になると見られていたそうです。経験がないことを不安視する向きもありますが、就任会見を見た限りではそういう不安は感じませんでした。むしろ、自信満々という印象。

ナショナルズのMike Rizzo GMがナショナルズに来る前はDバックスにいたことはいまさら言うまでもなく、当然、Williamsとは旧知の仲。ということで、完全なRizzo GMの人事と言えるでしょう。

なお、コーチ陣ではJewett三塁コーチがマリナーズのベンチコーチになるために退団したものの、Knorrベンチコーチは留任するなど小幅異動にとどまりJohnson体制からの継続性が保たれる見込み。ただし、Williams新監督の要請により「守備ポジショニング」担当のコーチ職が新設され、Dバックスでスカウトを務めていたMark Weidemaierが就任。Johnson監督の下では極端な守備シフトは見られませんでしたが、Williams新監督はいろいろ活用するつもりのようです。

ちなみに2007-08年にナショナルズで先発投手を務めたTim ReddingがAuburn(SS)の投手コーチになるようです。

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