2014/03/09

STノート② (3/4-3/8)

先発ローテーションが一回りしたところで続きです。

●Fister がひじ痛で登板回避
7日に2度目の先発を予定していたDoug Fisterが、右ひじの痛みを訴えて登板回避。MRIで異常は発見されず、診断は軽い炎症。本人も、シーズン中なら投げる程度の痛みと言っており、軽傷と見られます。が、しかし。決して良い兆候ではありません。特にナショナルズのメディカルチームは、2012年のDrew Storen、2012、13年のDanny Espinosa、そして2013年のBryce Harperと診断を誤ることが多いという印象(フロントの判断かもしれませんが)。早くマウンドに戻ってきてくれることを願うばかりです。

●先発5番手争い

Taylor Jordan (3/4) 2.0IP 2ER 5H 0BB 3K 
Taylor Jordan (3/8) 3.0IP 1ER 3H 0BB 6K
Tanner Roark 2.2IP 1ER 4H 0BB 3K 
Ross Detwiler 2.0+IP 1ER 6H 0BB 1K 

4日の試合で2番手として投げたJordanでしたが、高めに浮いた球を痛打され、2イニング目に4連打で2失点。しかし、8日は先発のDetwilerの後を受けて2番手として登板し、3イニングを3安打無失点、しかも6奪三振という内容で株を戻しました。Fister が登板回避した7日の試合で先発したのがRoark。3回途中まで投げて追い風によるソロ本塁打による1失点のみ。球数が50球近くなったところで降板となりましたが、評価は上々。そして、8日にローテーション投手の枠で先発したDetwiler。失点こそ1点で終わりましたが、被安打6、三振は1つだけ。予定の3イニングを投げ切るどころか、3回の最初の打者にヒットを打たれたところで投球数制限で降板と、今回も物足りない内容に終わりました。

●正二塁手争い

Anthony Rendon 3/9 double 5K
Danny Espinosa 2/7 double BB K HBP SB

初めて2人が同時に出場した6日の試合ではセカンドRendon、ショートEspinosaの布陣。この試合で2人とも初安打(Rendonは2安打)を記録し、ようやくトンネルを抜けると、まずまずの成績を残しています。Rendonの三振の多さと、逆にEspinosaの少なさが目に付き、数字上は互角といった感じ。

前回のノートで絶好調と紹介したZach Walters。今週は、5日の試合でセカンドとして先発すると発表され、いよいよEspinosaの立場を脅かすかと思われましたが、試合直前になって風邪のため欠場。せっかくのチャンスだったのにもったいない。7日の試合で復帰すると、2死満塁で立った最初の打席で三遊間を抜く2点タイムリー。まだまだ勢いはあります。

●故障者関連 
Fisterについては上記の通り。Jayson Werthが5日の試合にライトで初出場。Harperも問題なく出場しています。Storen、Tyler Clippard、Rafael Sorianoも結果はともかく無事に登板。一方、Ross Ohlendorfは6日に初登板しましたが、3安打1四球で1死も取れずに腰の痛みを訴えて降板してしまいました。また、Ryan Mattheusはようやく投球練習を開始しましたが、実戦にはまだ遠い模様。2人とも開幕メジャーは絶望的です。

●その他
◎よくできました
Stephen Strasburg 初登板となった4日の試合で2回無失点。わずか15球。
Gio Gonzalez 初登板の5日の試合で2回を1安打1三振で無失点。
Jordan Zimmermann 6日に先発し、3回を2安打4奪三振無失点。
Ian Desmond 4日の試合で二塁打、本塁打(1号)を含む3打数3安打。3つ目の盗塁。5日の試合でも右中間へソロ。
Ryan Zimmerman 5試合連続安打中。8日にはセンター右へ2ラン。
Bryce Harper 7日の試合で大きな2ラン。
Wilson Ramos 7日の試合で場外3ラン。
Jerry Blevins 7日の試合で1回2/3を投げたのを含め、この春、3回2/3を投げて被安打0(2四球)。
Xavier Cedeno STここまで内容良く4試合連続無失点。
Aaron Barrett STここまで内容良く4試合連続無失点。

▲がんばりましょう
Drew Storen 4日の初登板で連続四球の後、2ランダブルを浴びる。
Rafael Soriano 7日の初登板で、3本の長短打で2失点。
Tyler Moore 攻守に精彩を欠いています。6日には捕手からの牽制球を見ておらず後逸。7日の試合では3打席3三振。

☆プロスペクト
A.J. Cole 4.2IP 0ER 2H 5K 文句なし。8日の試合ではカージナルスの主力にも負けませんでした。
Blake Treinen 2.0IP 0ER 3H BB 2K 最速96マイル。 
Matt Skole 5日の試合で2ラン。
Brian Goodwin 5日の試合で2ラン。
Sandy Leon 5日の試合で3ラン。
Matt Purke 2.0IP 3ER 5H BB 2Kメジャーレベルではないということ。
Sammy Solis 登板機会がなかったことが、ちょっと気になります。

2 件のコメント:

ハーパー さんのコメント...

セデーニョが好投していますね。マシューズ、オーレンドーフが駄目となると7人目の中継ぎで開幕ロースター入りの可能性高まりましたね。アヤラの出来次第ですが…

estoppel さんのコメント...

それに、あまり考えたくはないですが、Fisterの状況次第というのもありますね。