2015/01/19

ロースター異動まとめ (2015年1月)

1/14 レッドソックスからDan Butler捕手を獲得し、Daniel Rosenbaum投手をトレード放出
1/14 アスレティックスからYunel Escobar内野手を獲得し、Tyler Clippard投手をトレード放出
1/16 年俸調停対象の7選手(Wilson Ramos, Stephen Strasburg, Drew Storen, Doug Fister, Danny Espinosa, Craig Stammen, Jose Lobaton)と契約合意
1/19 FAのMax Scherzer投手と7年契約に合意
その他、マイナー契約


●Dan ButlerとDaniel Rosenbaumのトレード
1月14日、レッドソックスからDFAされていたDan Butler捕手と、マイナーのDaniel Rosenbaum投手をトレード。

Butlerは28歳の右投げ右打ち捕手。2009年にドラフト外でレッドソックスと契約。好守両面で評価を高めながら、地道にマイナーのステップを登り、2013年にAAAで.262/.350/.479という数字を残した後、2014年にとうとうメジャーデビューを果たしました。2014年の数字自体は物足りないものとなってしまいましたが、控え捕手としては十分。40人ロースターに入りますが、まだオプションを残していることもポイント。Wilson Ramos、Jose Lobatonに何事もなければAAAでの待機一番手という位置付になると思われます(昨季その役目を果たしたSandy Leonはオプション切れなのでウェイバーを通さないとマイナーに落とせない・・・)。

Rosenbaumは、一時期はプロスペクトとして期待しましたが、あと一歩のところで故障してしまいました。2009年のドラフト22順目で入団後、マイナー下位では支配的なピッチングを続け、2012年12月のルール5ドラフトでロッキーズから指名され、2013年のスプリング・トレーニングではロッキーズのメジャー・キャンプに参加しました。が、結果を残すことはできずに開幕前に返却。その後、AA、AAAで投げましたが、やはり結果を残せませんでした。迎えた2014年は開幕からヒジの痛みを訴え、5月にTJ手術。目下、リハビリ中です。健康に復帰し、いつかメジャーのマウンドに立つことを願っています。

●Yunel EscobarとTyler Clippadのトレード
1月14日、アスレティックスとの間で、ナショナルズのエースセットアッパーとして長年活躍してきたTyler Clippardと、Yunel Escobar内野手とのトレードに合意。

(Clippardメインの別記事はこちら。Escobarメインの記事はこちら。)

●年俸調停対象の7選手と契約合意、Jerry Blevinsとは交渉継続
年俸調停対象選手と球団が、双方の希望額を交換する期限となっていた1月16日を前に、以下の選手と契約合意しました。全て1年契約。Strasburg、StorenあたりとFA期間も含む長期契約を結んでくれることを密かに願っているのですが、なかなか難しいようですね。

Wilson Ramos: 1年355万ドル
Craig Stammen: 1年225万ドル
Danny Espinosa: 1年180万ドル
Jose Lobaton: 1年120万ドル
Stephen Strasburg, 1年740万ドル
Drew Storen, 1年570万ドル
Doug Fister, 1年1140万ドル

一方、Jerry Blevinsとは合意に至らず、交渉継続中。毎年同じことを書いていますが、年俸調停ヒアリング(日時未定)になる前に合意してくれることを願います。

●Max Scherzerと7年契約に合意
1月18日、FAのMax Scherzer投手と7年契約に合意しました。ナショナルズ史上最大の契約。(詳細は、別記事を参照ください。)

●マイナー契約
以下の選手とスプリングトレーニングへの招待付きのマイナー契約を結んでいます。
Mike Carp, 1B/OF 2013年だけはレッドソックスで活躍し、WSにも出場。
Steven Lerud, C フィリーズで計9試合のメジャー経験があるだけの30歳。
Evan Meek, RHP 31歳のブルペン投手。パイレーツ時代の2010年にはオールスター選出。
Kila Ka'aihue, 1B ハワイ出身。昨季は広島カープでプレー。

4 件のコメント:

ララ さんのコメント...

Max Scherzerと契約するみたいですね~。Scherzer、Strasburg、Fister、Gio、Roark?エース格が4枚まで並ぶ凄まじいローテですね!

ウチの三番手投手が並ぶローテとは雲泥です...。2BもEscobar獲ったし、あとはリリーフを少し整えるくらいで、額面上はMLB最強チームになったのは間違い無さそうですね!

そこでお話が...ってところですけど、Jordan Zimmermannのトレード話は多く出てますね。まぁ当然エースが必要なウチのチームも話題になりそうですね。

ウチも既に先発は5人いるし、ProspectよりもJoe Kellyをセンターピースにしたいけど、それだとWAS側はやっぱり微妙ですよね...。

estoppel さんのコメント...

ララさん 遅くなりました。
Zimmermannがトレードバイトの有力候補ですが、いっそこのまま開幕を迎えてもいいんじゃないかと思い始めています。
理由は2つ。
・全員が健康でシーズンを過ごせるような幸運はなかなかない(2014年で運は使い果たした)。
・Roarkが殊勝にもブルペンに回ってもいいと発言している。
仮にZimmermannをトレードするならソックス行きは大歓迎!ですが、対価はきっちりもらいます。メジャーの先発投手は全く不要。Mookie Bettsをセンターピースとして、微妙な位置にいるメジャーのブルペン投手(Britton? Wright?)+上限でも先発下位とみられるくらいのプロスペクトを1人なんてのはどうでしょうか?(妄想です)

ララ さんのコメント...

Zimmermannを残すかどうかはRoarkや他の戦力との兼ね合いよりはペイロール的な部分が大きいのかな?と見ていますが、どのみち1年でFAだし、オーナー側も今年1年だけということであれば財布の紐を緩めるかもしれませんね。そうなると全員エースというとんでもないローテになりますし、それも見てみたいですが。

さすがにエース格とは言え、残り1年の選手にBettsはありえないでしょう(苦笑)。今日のFanGraohsにStrasburg ⇔ Bettsというトレードの提案がありましたが、MLBの実績は少ないとは言え、Bettsはそれくらいの評価を受けている選手です。

Strasuburgは残り2年ということもあり、これならありかなとも思いますが、それもBOSはBettsと比較的立ち位置に被るRusney Castilloがいる状況もあるから可能というくらいで、契約延長の可能性の無さそうな選手の2年にMLBレディで6年保有の若手超有望株と言うのも本来はかなり躊躇います。

まぁさすがにKellyを押し付けても仕方ないとは思うので、上位の投手1枚がセンターピースになるでしょうね。そうなるとあまり本格派のいないウチの状況ではWASとマッチしづらくなり、三角トレード等を考えるしかなくなりますが、あえてBOSから出すとなるとOwensをセンターにするしかないんでしょうね。

Zimmerman ⇔ Owens + Britton + BrentzもしくはOwens + Cecchiniというのがオファーできる上限ラインかなと思います。

estoppel さんのコメント...

ふーむ。そうですか。それは大変失礼しました。あと1年ですからね。

Strasburgを出すことはないですね、さすがに。それどころがこのまま行きそうという情報も流れ始めましたが、これはトレードマーケットで足元を見られないためのブラフで、当初予想されたように、STまでにトレードのニュースが入ってくると思います。