今更ですが、メジャーデビューまでを更新しておきます。(2015年1月の追記箇所は赤字表示)
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新シリーズ、第2回は野手のトッププロスペクト Anthony Rendonです。
[Player Data]
Name: Anthony Rendon
Position: 3B
Born: June 6, 1990
Birthplace: Richmond, Texas
School: Rice University
Height: 6-0
Weight: 195
Bats: Right
Throws: Right
Draft: 2011-1(6) WAS
Acquired: Draft
BA Organization Rank: 2(2012)⇒1(2013)
BA Overall Rank: 19(2012) ⇒ 30(2013)
[Scouting Report]
バットコントロール、スウィング・スピード、選球眼とも極めて高い評価。全方向に鋭いラインドライブを打てる。体格は大きくなくパワーヒッターではないが、スウィングスピードとレバレッジで20本以上の本塁打を期待できる。足はそこそこ。サードの守備も評価されているが、足首の故障後の能力は未知数。2013年のスプリングトレーニングではショート、セカンドも経験。
[Background]
早くからBAで高く評価されてきたプロスペクト。大学1年時には全米最優秀1年生、2年時には全米最優秀選手、3年時のドラフト前ランキングでも全体1位と常にトップの評価を得てきた。しかし、2011年シーズンを前に肩を痛め、主にDHで出場するも長打が減少。右足首の故障歴もあってドラフトではスリップし、ナショナルズが全体6位で指名。Scott Borasを代理人とし、期限ギリギリに7.2百万ドルで契約。
2012年のスプリングトレーニング(メジャー契約を結んだためマイナーでの出場経験ゼロで参加)で健康にプレーできることを示したものの、Potomac(A+)で迎えた開幕2戦目の走塁中、三塁ベースを回ったところで転倒し、左足首骨折。3か月の長期離脱を余儀なくされる。7月下旬にようやく復帰してA+で少しプレーした後Harrisburg(AA)に昇格したが、21試合82打席で.162/.305/.368という成績に終わり評価を下げた。ところが、この評価を一変させたのがアリゾナ秋季リーグ。22試合92打席で.338/.436/.494。本塁打こそなかったものの6盗塁。シーズン半ばのオールスター、終了後のトッププロスペクトチームにも選ばれる活躍。トッププロスペクトの地位を保持。
2013年のスプリングトレーニングでは、34打席に立って4本塁打11打点.375/.412/.875とインパクト抜群の成績を残し、期待感を高めた。開幕はAAでしたが、早々に故障離脱したRyan Zimmermanに代わって昇格し、4月21日のメッツ戦でメジャーデビュー。一度はマイナーに戻されましたが、AAの投手をしっかり打ち込んで6月に再昇格すると、二度と振り返ることなく98試合に出場(うち81試合はセカンドとして先発)。
そして飛躍の2014年。開幕当初はセカンドでしたが、またも早々に故障したZimmermanに代わってサードに回るとそのままレギュラーに定着。打撃も開花してシルバースラッガー賞を受賞。完全にメジャーリーガーとしての地位を確立しました。
[Comment]
2013年4月のメジャー昇格には驚きましたが、その後の推移を見ると決して早くなかったことが分かります。2014年には153試合に出場し、入団前後にあった健康面への懸念を完全に払しょく。ここまでは順調すぎるほど順調なキャリアとなっています。次はオールスター選出を目指してほしいですね。ただ、こんなにすんなりとZimmermanからサードを奪ってしまったことは、正直なところ悲しいです。(2015年1月)
今年こそ故障と無縁のシーズンを期待しています。今年中にもメジャー昇格の可能性があるわけですが、大きな疑問はもし順調に育ったらどこを守らせるのかということ。Ryan Zimmermanからサードの守備位置を奪うようなことがあれば、嬉しいような悲しいような。(2013年4月)
2 件のコメント:
こんにちは~。私のテンプレを使わなくても、もっと良いのがあると思うけど、使っていただいて恐縮です(汗)。
A. J. Coleは自分も好きな投手Prospectです。今季も最初の試合で結構三振を奪ったみたいですね。
三振は奪えているので、速球・カーブはやっぱりかなり良いんだと思うけど、被安打が多いので、コマンドかなと。
でも若い本格派はホントに楽しみですね。BOSは大物は最近カレッジからばかりなので、HS卒のTy Buttreyあたりにはブレイクを期待してるんですが。
Rendonの守備位置はどうなりますかね~。Ryan Zimmermanは3Bのゴールドグラバーだし、チームリーダーでもあるのでちょっとデリケートですよね。
Rendonも2BやSSが空いてるなら、それもありだけど、そちらにもDesmondやEspinosaがいるし、Zimmermanの加齢による負担を考えてもZimmermanを1B/3B、Rendonを3B/2Bというような使い方が自然なんですかね~。羨ましい悩みではありますが(笑)。
ララさん、ありがとうございます。
事前にお断りすることなくほとんどそのまま拝借してしまっていたのでちょっと心配だったのですが、そう言って頂いてホッとしました。
ナショナルズ傘下でも、(若いころの)LannanやMiloneなど決して球は速くなくても十分メジャーの先発としてやっていける投手を見てきたので、球速が全てではないとの思いは強く持っていますが、やはり、球威のある速球を主体にした組立てができる投手(StrasburgやJ-Zimmermann)は見ていて気持ちいいし、プロスペクトでも、やっぱり期待感が違います。
Rendonは昨日AAでの1号を打ちました。とにかく故障無く過ごしてくれることがまず第一。将来のことはなるようにしかならないと思います。が、長く見ているファンとしては、三遊間コンビには手を付けないで欲しいとひたすら願っています。
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