2016/07/02

2016年6月をふりかえる

懸念されていた故障者が出たりして、簡単ではなかったものの、意外とよく頑張った6月が終わりました。

あ、それからLucas Giolitoがメジャーデビューを果たしたのも今月でした。

[National League EAST End of June 2016]
WLPCTGB
Washington 4832 .600  -
New York 4137 .526 6.0
Miami4138 .519 6.5
Philadelphia3545 .43813.0
Atlanta  2752 .34220.5

18日から25日の7連敗。あれがあったにも関わらず、月間成績は16勝11敗。5月よりは良かったという意外な結果でした。まあ、7連敗もほとんどが接戦でしたから、実力通りの結果に落ち着いているという感じかもしれません。

ハイライトは27日から29日に、メッツをホームでスウィープしたこと。これを含め最後に5連勝し、2位メッツとのゲーム差を5月末の2ゲーム差から、6ゲーム差まで広げることに成功しています。

地区2位は上記のとおりメッツ。ですが、5月は負け越しで、むしろ、6月を勝ち越した3位のマーリンズに肉薄されています(一時は追いぬかれていた)。自慢の先発投手陣に、懸念されていた通りの故障が連鎖的に襲っています。フィリーズは6月だけで10も負け越し、予定通り転落(4月が良すぎた)。ブレーブスは多少勝率を改善していますが、依然100敗ペースです。

[Pitcher of June 2016: Max Scherzer]
GSIPWKERAWHIP
Max Scherzer641.14591.960.73
Gio Gonzalez633.21446.951.60
Tanner Roark530.13273.561.29
Joe Ross529.12315.221.36
Stephen Strasburg319.11283.720.98
GIPSVHLDERAWHIP
Oliver Perez125.2027.941.59
Shawn Kelley1112.0415.251.00
Felipe Rivero1111.00210.642.09
Blake Treinen 1011.0040.821.45
Sammy Solis 912.2020.710.95

チーム防御率4.11は5月より更に悪化し、30球9位まで落ちました。先発・ブルペンで分けると、先発は9位となんとか踏ん張っているのに対して、ブルペンは16位と平均的な水準にまで落ちてしまいました。

苦しくなった要因の1つは故障。開幕から10勝無敗と先発陣を引っ張っていたStephen Strasburgが背中の痛みでDL入り。2度巡ってきたスポットスタートは、Yusmeiro Petitが1度(負けたとはいえ6回3失点)、そしてLucas Giolitoがメジャーデビューを果たしました(4回無失点ながら、雨のため途中降板)ので、数字の上では悪影響はないはずですが、やはり他の4人にしわ寄せが行ったのではないかと思います。

中でも苦しんだのがGio Gonzalez。30日の試合で味方の大量援護もあって1勝は記録しましたが、今月投げた全6試合で3失点以上。もっと言えば、5月23日以来、8試合連続で3失点以上。この間、自身1勝6敗。序盤での失点が多く、投げた試合はチームとして全敗でした(上記の30日の試合以外)。なんとかしなければ、という段階です。

そんな中、4勝1敗と踏ん張ったのが、Max Scherzer。被弾癖は相変わらずですが、6月は6試合に投げて5試合で2失点以下としっかり試合を作りました。5試合で二桁三振を奪い、シーズン148奪三振は堂々のメジャー奪三振王です。

ブルペンでも(複雑な重いですが、それなりにクローザーとしての仕事をしていたと認めざるをえない)Jonathan PapelbonがDL入りしましたが、この結果、他のブルペン投手陣は混乱し、成績を悪化させました。かなり早い段階でクローザーにはShawn Kelleyが起用されることが決まりましたが、Kelley自身、セットアッパーをやっていた時のようなキレがありません。なお、このほかYusmeiro Petitも1セーブを記録しています。

最も悪かったのはFelipe Rivero。7連敗の最初となった18日のパドレス戦での0イニング5自責点が響いているとはいえ、この数字はかなり悲惨です。

一方で、よく頑張ったのがBlake TreinenとSammy Solisの2人。特にSolisは、契約の関係からいつマイナーに送り返されても不思議がない状況の中で、踏みとどまっています。現状では、Riveroよりも信頼されているかもしれません。

[Hitter of June 2016: Danny Espinosa]
PAAVEOBPSLGHRRBI SB
Daniel Murphy112   .265.330.50018   5 19  1
Bryce Harper110.280 .382.41914 3 12  3
Anthony Rendon 106.261.330.44616 3 15  2
Jayson Werth105.321 .438.48814 2 14  0
Wilson Ramos  99.364.414.63619 6 19  0
Danny Espinosa  99.309.418.704 21 9 21  2
Ben Revere  92.274.326.28612 0   7  8
Ryan Zimmerman  89.188.236.33813 3 12  0
 
4,5月は投手陣に引っ張られて戦ってきたナショナルズでしたが、投手陣が苦しんだ6月は打線が大いに奮起しました。チーム打率が.276で全体6位まで浮上したのをはじめ、多くの成績で5位から8位くらいに入り、投手陣を助けました。

その立役者がDanny Espinosa。6月1日の試合開始前には打率.199で、Trea Turnerにレギュラーを明け渡すのは時間の問題と思われていましたが、今月は大奮起。30日の最終戦で2本のホームラン(満塁弾と3ラン)を打って締めくくり、月間9本塁打、21打点という大活躍で貢献しました。

また、Wilson Ramosも打率.364と堂々たる数字。シーズン打率でも、首位打者のDaniel Murphyに続く2位まで上がってきました。そのMurphyは、リーグMVPを受賞した5月から一転し、かなり苦しみました。まあ、それでもまだシーズン打率は.350ほどを維持しており、また、29日の試合で2本のホームランを打って、シーズン折り返しを前に、自己最多に並びました。もう1人、活躍したのがJayson Werth。今月は2本のサヨナラ打を打つなど、大いにチームの勝利に貢献し、また、数字の上でも素晴らしい結果を残しています。まだまだ衰えていません。Ben Revereも頑張った1人。打率もまずまず戻してきましたが、何より盗塁数が伸びていることがポイントでしょう。

一方で苦しんでいるのが、Ryan Zimmerman。今月は上旬に第2子の誕生に立ち会うため少し休みましたが、その後、なかなか調子が出てきません。直前で敬遠され、凡退という場面が、特にカブス戦では顕著に見られました。ポストシーズンを見据え、このままではいけない選手の1人です。また、Bryce Harperも依然として苦しんでいます。特にホームランが減っているのは気になります。これは行ったか、という打球がフェンス前で失速、というシーンが何度かありました。まあ、健康に出ていれば、いずれまた波がくるでしょう。

控え陣では、Stephen Drewが打率.400、3本塁打8打点と活躍。また、Michael Taylorも打率.310、2本塁打と頑張っています。

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