2014/03/26

STノート⑧ Barrett 開幕ブルペン入り決定

3月25日、Aaron Barrettに開幕ブルペン入りが伝えられました。初のメジャー昇格となります。まずは、おめでとう!

26歳の右腕。2010年ドラフト9順目入団(同期ではHarperに次ぐ2番目のメジャー昇格)。ミシシッピ大では先発投手でしたが、プロ入り直後は結果を残せず。特にイニング数を上回る四球を記録するなど制球が全く定まらず、一時は野球をやめようかとさえ思ったそうです。ところが2012年に突如覚醒。AとA+で33試合に登板して2.09/0.93という数字を残すと、アリゾナ秋季リーグでもオールスターに選ばれる快投。昨季もその勢いそのままに、Harrisburg(AA)のクローザーとして51試合に登板して26セーブ、2.05/1.09、イニング数を上回る奪三振というピッチングで急速に評価を高め、オフに40人ロースター入りを果たしていました。速球は90マイル台前半とそんなに速くないのですが、非常に評価の高いスライダーを武器にしています(この動画で2人目の打者を打ち取った球ですね)。プロスペクトとしてはあまり高く評価されておらず、直近のでもBA15位。下馬評を覆す活躍を期待したいですね。

また、同じ25日に大規模なカットがあり(Chris Young投手、Michael Gonzalez投手、Jamey Carroll内野手の3人が自由契約。Tyler Moore内野手、Xavier Cedeno投手、Ryan Matteus投手がAAAにオプション)、これで残る選手は27人。開幕25人ロースターのうち23人までが確定し、残るポジション争いは先発5番手と最後のベンチスポットを残すのみとなりました。

先発5番手争いは、Tanner RoarkとTaylor Jordanの一騎打ち。Barrettが入ったことによりブルペンの7人が確定したため、選ばれなかったほうはAAAのローテーションで開幕を迎えることが確実となりました。最終判断は木曜日のDoug Fisterの登板の後に下される模様です。

最後のベンチスポットは、Sandy LeonとJeff Kobernusという予想外の2人が残りました。控え捕手は既にJose Lobatonがいますので、3人目の捕手としてLeonを残す意味はWilson Ramosの代打起用を可能とすること。それはそれで魅力的。Kobernusのセールスポイントはセカンド、レフト、センターと多くのポジションを守れるユーティリティであることと走力。2人ともこの春の数字はまずまずといったところであり、どちらを選ぶかはチーム編成の考え方次第。こうなった以上は個人的にお気に入りのLeonを押したいです。

>という記事を書いていたら、Kevin Frandsenとの契約が報じられましたので、LeonとKobernusの開幕メジャーはほぼなくなりました・・・。

2 件のコメント:

有明ハーパー さんのコメント...

Barrettの紹介ありがとうございます.

最後の最後の一枠はどっちになるか?とはしゃいでいたら、思わぬ微妙な伏兵が横から勝ち取ってしまいなんとも微妙な感じです。
不完全燃焼。
まー、役者は揃ったというところですかね。
それにしても、Storenがどういう扱いになるかが少し気になります。

estoppel さんのコメント...

有明ハーパーさん

いえいえお粗末さまでした。

Storenについては、私はあまり心配していません。7回を任されてそれなりにしっかり結果を残すと思いますよ。それよりSorianoのほうが心配です。

シーズンが始まっても、宜しく宇お願いします。