2018/09/08

ロースター異動まとめ(2018年9月)

9/1 セプテンバーコールアップ①(Pedro Severino, Austen Williams)
9/4 セプテンバーコールアップ②  (Erick Fedde, Victor Robles, Austin Voth, Adrian Sanchez, Joe Ross, Kyle McGowin)
9/7 Sean DoolittleがDLから復帰
9/11 Jeremy HellicksonがDLから復帰

● セプテンバーコールアップ①(Severino, Williams) 
9月になりました。セプテンバーコールアップの第1弾として、Pedro Severino捕手とブルペン右腕のAusten Williamsが昇格してきました。Severinoについて改めて語る必要はありませんね。

Austen Williamsは嬉しいメジャー初昇格(9月2日の試合でデビュー)。2014年ドラフト6巡目で大卒入団の25歳。同期入団ではErick Feddeに続く2人目のメジャー到達となります。元々は先発で、2015年にはA, A+で好投したものの2016, 2017年にはAAで壁にはね返されました。今季は開幕からブルペンにコンバートされ、AA、AAAで計32試合に登板し、1.46/0.838、68イニングで89奪三振という数字を残し、一気に評価を高め、今回の昇格を勝ち取りました。速球は主に90マイル台前半で、カーブが高い評価を受けているようです。来季に向け、どれだけのインパクトを残すことができるでしょうか。

● セプテンバーコールアップ② (Fedde, Robles, Voth, Sanchez, Ross, McGowin)
マイナーリーグのレギュラーシーズンが終了し(ナショナルズ傘下のAA, AAAはポストシーズン進出ならず)、Erick Fedde, Victor Robles, Austin Voth, Adrian Sanchez, Joe Ross, Kyle McGowinの6選手が昇格してきました。

このうち全く初めてのメジャー昇格は、Kyle McGowinだけなので、彼から紹介しましょう。26歳の先発右腕。2013年ドラフト5巡目でエンゼルスに大卒入団。ナショナルズには、2016年12月にDanny Espinosaとのトレードで移籍。このトレードで獲得したのがMcGowinとAustin Adamsの2人でしたが、2人ともメジャーに到達することになりました(まだ結果は残せていませんが)。McGowinのほうは、移籍初年度となった2017年もAAAで投げましたが防御率は6点台とパッとせず、オフにルール5ドラフトで指名されることもありませんでした。迎えた今季は、AAで3点台の防御率を残した後、7月下旬にAAAに昇格し、8先発で防御率1.20と好投。奪三振率、与四球率も良く、一気に評価を上げて、このチャンスをつかみました。メジャーではさすがにブルペンからの登板となりますが、少しでもインパクトを与えてくれることを期待しています。

Erick Feddeは6月にローテーション入りし、まずまずのピッチングを見せていましたが、7月4日の試合で肩痛を発症し、DL入り。60日DLにも入れられていたのでもう今シーズンは無理かと思っていましたが、ここにきて再昇格、4日の試合でGio Gonzalezのトレードで空いたローテーション枠に入ることになりました。どういう立場で来シーズンの開幕を迎えるかを占う大事な9月になりそうです。

故障からの復帰という意味では、Victor RoblesJoe Rossもそうですね。Roblesは、昨年のセプテンバーコールアップでメジャーデビューを果たし、結果を残してそのままポストシーズンでもロースター入り。球団内どころかメジャー全体でもエリートプロスペクトと期待されて今シーズンを迎えましたが、開幕4試合目にスライディングキャッチで左ヒジを変な向きに曲げてしまう重傷で、DL入り。幸い手術には至りませんでしたが、長いリハビリを要し、7月にようやく実戦(GCL)に復帰。AAAには7月下旬に復帰したものの最初の20試合では打率2割未満と心配させましたが、8月18日以降閉幕までの16試合では.368/.413/.544と本来の姿を取り戻してきました。故障しているうちにJuan Sotoに追い抜かれてしまった感はありますが、負けずに頑張ってください。Roblesがメジャーでどのくらいできるかは、Bryce Harperの去就を含むオフの編成方針に影響してくるかもしれません。

Joe Rossのほうは、2017年7月に受けたTJ手術からの長いリハビリを経ての復帰です。8月以降、GCLを皮切りにA+、AA、そしてAAAで徐々に投球数を増やしており、9月1日にはAAAで89球を投げるところまできました。決して無理はさせないでしょうが、マウンドに上がってくれるだけで今季はOKです。元々故障がちだった肩も休養十分で治ってくれていることでしょう。まだ25歳。期待しています。

今季既にメジャーとマイナーを行ったり来たりしてきたAdrian SanchezAustin Vothの2人は、それぞれ内野とブルペンのデプス扱いかな。AAAではそれなりに結果を残しているVothにはもう一度先発機会を与えたあげてほしいと願いますが、7月にメッツ打線に滅多打ちにあった印象が強過ぎるので、ちょっと無理かなあ。

● Sean DoolittleがDLから復帰
7月にDL入りしたSean Doolittleが復帰。軽傷と思われていましたが、結局2か月かかってしまいました。今さらクローザーがしっかりしてくれても、という感じですが、まあ。

● Jeremy HellicksonがDLから復帰
Jeremy HellicksonがDLから復帰しました。Jefry Rodriguezの投球回数が気になってきたところなので、代わってローテーションに入るのではないかと思われます

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