2016/05/11

5/10 納得いかないスライディング・ルール

L4-5 Tigers (Season 20-13)
Ross(L3-2) 6.0IP 5ER 8H 2BB 4K
Zimmerman 2/5 2HR(2,3) 2R 3RBI
Murphy 2/5 R
Ramos 2/2 double 2BB

併殺の際にベースカバーに入った二塁手・遊撃手が死角からのスライディングを受けて負傷することを防ぐ観点から、一塁走者は、二塁へのスライディングの際にはベースに向かい、守備を妨害してはならないというルールが今シーズンから導入されました。スプリングトレーニング中からかなり厳格に適用され、かなり定着してきたという印象を持っていました。

例えば、同ルールが初めて適用された4月5日のブルージェイズ対レイズ戦でのこのプレー(動画へのリンク)。あるいは、4月8日のアストロズ対ブリューワーズ戦でのこのプレー(2戦分併せて議論している動画へのリンク)。いずれも併殺が認定されています。

で、今日の試合。6回表1死満塁でのこのプレー(動画へのリンク)です。

どう見えますか?スライディングしたAnthony Goseの足は完全にベースではなくDanny Espinosaの足元を狙っているのではないでしょうか。しかし、審判は併殺成立とジャッジせず、タイガースの得点を認めました。ナショナルズのチャレンジによるビデオ判定でも結果は変わらず。Goseはそもそもベースに触ようとさえしていません。ここまであからさまなケースを認めないなんて、どういうことなんでしょうか。

試合後のMLB側の説明は、「野手の送球を邪魔していなければよい。」というものでした。全く納得いきません。Espinosaがうまく避けたから邪魔にならなかったように見えただけのこと。それなら、併殺をコールしてもらいたければ、野手は故障のリスクを冒してでも、向かってきたスライディングを避けてはならないというのでしょうか。まさか。

あれが併殺ならその時点でイニングは終了し、このプレーでの1点と、続くMiguel Cabreraのタイムリーはなく、最終的な点差からすれば勝っていたはずです。

Ryan Zimmermanが2本のホームランを打ったとか、8,9回にチャンスを作りながらあと一歩及ばなかったとか、いろいろありましたが、他のことは書く気になりません。

ばかばかしい。

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