2016/05/27

5/26 Harperの久々12号でカージナルスを寄り切る

W2-1 Cardinals (Season 29-19)
Ross(W4-4) 7.0IP 1ER 6H 1BB 4K
Papelbon(SV13) 1.0IP 0ER
Harper 1/4 HR(12) R RBI
Espinosa 1/3 HR(4) R RBI

カージナルスを迎えての4連戦の初戦。がっぷり四つに組んで最後は寄り切ったという印象の好ゲームでした。

ナショナルズ先発のJoe Rossがナイスピッチング。武器であるツーシーム(シンカー)でゴロを打たせるピッチングが冴え、1、5回には併殺を打たせるなど持ち味を生かした投球。4回表にAledmys Diazに左中間のブルペンへソロ本塁打を打たれた以外は失点せず、6回を投げ終えました。

しかし、打線がなかなか援護できず。カージナルス先発のMike Leakeの前にそこそこランナーは出すものの詰め切れず、5回まで無得点。前日は9イニング無得点だったこともあり、重い空気が流れていました。相撲で言えば、四つに組んで相手に右上手を取られているといった感じでした。

この状況を変えたのが、Bryce Harperに久々に出た一発。6回裏1死走者なし。カウント1-1から真ん中に入ってきたカーブを完ぺきにとらえた打球はライト3階席の手前の壁に当たって跳ね返る超特大のホームランとなりました。ほんの少し左にずれていたら、場外弾だったかもしれないという飛距離。5月に入ってから不振が続いており、ホームランは実に5月13日以来。これをきっかけに調子を上げてくれるといいのですが。

ともかくこれで同点。Rossの球数は既に94球に達しており、これで交代という選択肢もあったと思いますが、Baker監督の選択は続投。しかも、7回表の最初の2人の打者にシングル(2本目はRossには不運な内野安打)で無死1,2塁とされましたが、それでも続投。Yadier Molinaを空振り三振にとったものの、次の打者は左のKolton Wongでブルペンでは左投手のOliver Perezの準備が整っていましたが、それでもなお続投。カウント3-2からRossの110球目。Wongの打球は緩い二ゴロでしたが、今日休養のDaniel Murphyに代わって守っていたStephen Drewが素早く処理して4-6-3の併殺。イニング終了。Baker監督のベンチでのガッツポーズが興奮を物語っています。(動画

そしてその裏、1死走者なしからDanny Espinosaがライト2階席への勝ち越しソロを放ち、Rossに勝利投手の権利が点灯。相撲風に言えば、巻きかえに成功して上手をとったという感じでしょうか。あとは、焦らずに上手を引きながら低い体勢で寄せていくだけ。8回はFelipe Rivero、9回はJonathan Papelbonがしっかりと仕事をし、寄り切りました。

会心の勝利です。

MVP: Bryce Harper

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