両リーグのワイルドカードゲームが開催され、ナ・リーグは、カージナルスがブレーブスに勝ちディビジョンシリーズ進出決定(STL 6-3 ATL)。
試合はポストシーズンらしい、面白い試合でした(全部は見ていませんが、流れはつかめました)。
序盤はブレーブスペース。2回表にYadier Molina の本塁打となるはずの打球をJason Heywardがキャッチする(動画)と、その裏、故障で本調子でないBrian McCannの代役で出場していた捕手のDavid Rossがまさかの先制2ラン。先発のKris Medlenは3回までに許した走者が死球の1人だけという期待通りの投球を披露していました。
ところがここからブレーブスがミスを連発。まずは4回表、初安打の走者を一塁に置いて、Matt Hollidayの打球は三塁のChipper Jonesへの鋭いゴロ。併殺か、と思われましたが、Chipperが二塁に悪送球し、無死1,3塁のピンチを迎えると、続くAllen Craigのレフトの頭上を越える二塁打でまず1点。さらに無死2,3塁から、二ゴロの間、そして犠飛で2点を追加したカージナルスが3-2と逆転に成功しました。カージナルスのソツのない攻撃に感心。
そして4回裏、個人的に試合の流れを決定付けたと思うのが、1死1,3塁からのこのプレー(動画)。まずそもそもバントをする必要があったのかが疑問。三塁走者はスタートを切っていないので、スクイズのサインではなかったはず。そして、あれだけ内側に出て走ってはいけない・・・。22歳のルーキーAndrelton Simmonsの若さゆえの過ちというには痛すぎるミスでした。この絶好の同点機を逃した後、ブレーブスが追いつくことは二度とありませんでした。
7回表にも2つの内野手のエラーが重なり2失点で6-2とされてしまいました。8回裏のインフィールド・フライの誤審(あんな深い位置のどこがインフィールドなんだ。誤審でしょう。動画)がなければ、1死満塁となってその後の展開は変わっていたかもしれませんが、私には、あれだけミスを重ねてきたチームに起こっても不思議のない「結果」に見えました(もちろんブレーブスファンにはたまらないでしょうが)。
Kris Medlenの先発した試合は23連勝という脅威的な記録を継続していましたが、この大一番でついに敗れました。
ともかく、ディビジョンシリーズでナショナルズと対戦するのはカージナルスに決定。前年ワールドシリーズ王者とは相手に不足なし。いざセントルイスに乗り込みます。
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ア・リーグは、オリオールズが元気のないレンジャーズに快勝し、ヤンキースとのディビジョンシリーズ進出を決めました(BAL 5-1 TEX)。レンジャーズ先発のダルビッシュ有は7回2死まで2失点(降板後にブルペンが走者を返されて記録は3失点、うち自責点2)、8回に登板した上原浩治は三者三振に斬って取る気迫の投球を見せてくれましたが、惜しくもここで敗退。
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