今日は投手・捕手の身体検査の日。Henry Rodriguezがヒジが痛いと言っているらしいです。
スプリングトレーニングの見所シリーズの最後は内野手編。
●オフの動き
[退団]
Mark DeRosa (FA)
[入団]
なし
時間はかかりましたが一度FAとなったAdam LaRocheと再契約。実質的な動きはそれだけでした。
なお、Danny EspinosaがWBCメキシコ代表に選出されていましたが、調整に専念するため辞退しています。
●スプリングトレーニングの見所
[40人ロースター]
Adam LaRoche
Danny Espinosa
Ryan Zimmerman
Ian Desmond
Steve Lombardozzi
Tyler Moore
Chad Tracy
Carlos Rivero
Anthony Rendon
Chris Marrero
[マイナー契約招待選手]
Micah Owings
Will Rhymes
Matt Skole
Zach Walters
LaRoche(一塁)、Espinosa(二塁)、Ian Desmond(遊撃)、Ryan Zimmerman(三塁)が想定されるレギュラー陣。4人ともしっかり調整してくれることを願っています。
心配なのがEspinosa。昨年9月7日の試合でダイビングキャッチを試みた際に左肩(投げる方ではない)を故障。当初打撲と診断されそのままプレーを続けましたが、痛みが引かないためシーズン終了後に再検査したところ腱を断裂していることが判明したそうです。NLDSを含むその後の28試合、101打席で.157/.238/.236と大不振に陥った要因の1つだったことは想像に難くありません。何より、チームドクター何やってんだよと言いたいです。完治には手術が必要とされながら、周辺の筋力アップで対応することを選択。1月上旬には痛みなくフルスイングできていたそうですが、フタを開けてみるまで分かりません。
Zimmermanはオフに結婚!昨シーズン中に痛めながらコルチゾン注射で応急処置していた肩の手術をオフに入ってすぐに受けていますが、こちらはあまり心配していません。
ベテラン代打要員のChad Tracyも、故障さえしなければ結果が出ようが出まいが関係ないという立場だと思われます。
残るベンチの椅子は1か2。内野しか守れない選手はあと1人が限度で、外野も守れる選手が入るなら2人でしょう。候補はTyler Moore、Steve Lombardozzi、Carlos Rivero、Chris Marreroの若手4人。昨季の活躍、また外野を守れるという要素もあってMooreとLombardozziの2人が有力視されていますが、RiveroとMarreroがどこまで食い下がれるかに注目したいです。
中でも面白いのはオプションが切れてしまっているRiveroの存在(他の3人はまだ残っている)。昨季AAAでほぼフル出場して打率3割、2桁本塁打をマークするなど成長を示し、ベネズエラ冬季リーグでも55試合に出場して.283/.365/.498、10本塁打と好成績。バットに関してはメジャーで試していいタイミングに来ています。問題は守備・走塁。昨季は三塁を無難にこなしたようですが、決して評価は高くない。外野は全くの未経験。足も早くない。ということで、Zimmermanが故障で離脱する事態となれば代役に起用される可能性がありますが、Zimmermanが健康であればなかなか役割を見出すことが難しい立場です。24歳という年齢でここまで成長していることを思うとウェイバーで手放すのは惜しい素材。スプリングトレーニングで活躍すれば、フロントは難しい判断を迫られることになります。
開幕ロースター争いには関係ありませんが、Anthony Rendon、Matt Skole、Zach Waltersのプロスペクト3人と、投手から野手に転向した30歳のMicah Owingsが、どういうプレーを見せるかも要チェックです。今季中のメジャー昇格の可能性を感じさせるプレーを期待しています。
●開幕予想
LaRoche, Lombardozzi, Desmond, Zimmerman, Tracy, Rivero, Moore
Espinosaはやはり状態が悪く、開幕はDLと予想。Rivero、Moore、Lombardozziがいずれもまずまずの結果を残し、揃ってベンチ入り。Marreroをマイナーにオプション。
0 件のコメント:
コメントを投稿