2017/05/30

ロースター異動まとめ(2017年5月)

5/1 Joe RossをAAAにオプション,A.J. Coleが昇格
5/5 Shawn KelleyがDL入り,Matt Graceが再昇格
5/8 Rafael BautistaをAAAにオプション, Brian Goodwinが今季初昇格
5/12 KelleyとKoda GloverがDLから復帰, ColeとGraceをAAAにオプション
5/17 Joe BlantonがDL入り,Graceが再々昇格
5/23 Joe Rossが昇格・先発, Brian Goodwinをオプション
5/24 Chris HeiseyがDL入り,Goodwin再昇格
5/29 Stephen Drewが復帰,Matt GraceをAAAにオプション



● Joe RossをAAAにオプション,A.J. Coleが昇格
25日、30日と2試合続けて大量の援護を貰いながら5回を投げきれなかったJoe RossをSyracuse(AAA)にオプションしました。ここまであからさまなのは珍しいほどの「降格」処分です。開幕からしばらくチーム事情によりSyracuseにとどめ置かれたという経緯が関係しているのかどうかは分かりませんが、ローテーションに入ってきてからの投球を見るといずれも変化球にキレがなく、強いコンタクトをされ続けていました。首脳陣の判断はそもそも体にキレがないというもので、まずしっかり走り込むことから調整し直すようにと命じたようです。昨シーズン長期離脱した原因の右肩の状態がまた悪くなっている(あるいは悪い状態のままごまかしごまかしやってきた)なら心配ですが、そうでないならばしっかり調整するのみ。ガンバレ。

代わって、A.J. Coleが今季初昇格。もっとも、ローテーションの5番手にはJacob Turnerが入る方針が明らかにされており、また、今週末にはKoda GloverがDLから復帰する見込みなことから、メジャーに帯同するのは短期間と見込まれます。ただ、この短期間が実は重要で、昨シーズン終盤に故意死球を理由として受けた出場停止処分の残り(3試合)が消化できます。これにより、次に本当にスポットスターターとして必要になったときに速やかに登板させることができることになります。まあ、そうは言いながらも1試合くらいはブルペン投手として登板する可能性はあります。機会があれば次に繋がる投球を期待しています。(追記:3日の試合でTurnerが4イニングを投げたため、Coleが6日に先発することになりました)


● Shawn KelleyがDL入り,Matt Graceが再昇格
ここ2,3日前からセーブ機会でも登板していなかったShawn Kelley。風邪による体調不良と伝えられていましたが、ここにきて背中の痛みを理由とする10日DL入りとなりました。Blake Treinenに代わってCo-クローザーに指名されたKoda GloverとKelleyが1ヶ月も立たないうちにそろってDL入りする残念な事態。とりあえずのクローザーは4日にセーブを記録したEnny Romeroが務めることになるのでしょうか。

GloverはそろそろDLから復帰できそうとの情報もありますが、ひとまずはMatt Graceが再昇格。


● Rafael BautistaをAAAにオプション, Brian Goodwinが今季初昇格
5月8日に、Rafael BautistaをAAAにオプションし、Brian Goodwinが今季初昇格となりました。初めて先発出場した6日の試合でメジャー初安打を記録したばかりのBautistaがマイナー行きを命じられたのは意外でしたが、Baker監督の説明は「ベンチに座っているよりも、試合に出ることがBautistaには重要」というものでした。代わって控え外野手としてGoodwinが今季初昇格。開幕からのSyracuse(AAA)での25試合の成績は、.256/.327/.367というものでしたが、直近の1週間程度でぐっと成績を上げてきていたようなので、調子は上向きと思われます。


● Shawn KelleyとKoda GloverがDLから復帰, ColeとGraceをAAAにオプション
結局雨で試合は延期となった5月12日でしたが、DL入りしていたShawn KelleyKoda Gloverが復帰。やりくりに苦しんでいたブルペンにとっては大きな朗報です。クローザーをどうするかは相変わらずはっきりしませんが、個人的にはクローザーはGloverで固定するという方針を明らかにしたほうがいいと思います。

外れたのはA.J. ColeMatt Graceの2人。オプションの残り方から言って自然な選択。Coleは1試合だけの登板でしたが、6回1失点と好投し、勝ち投手に。また、めでたく通算50イニングを超えルーキーステータスを失いましあt。もう1試合先発させてもらえるはずだった試合が雨で流れてしまったのは残念。これで先発5番手はJacob Turnerが務めることになります。


● Joe BlantonがDL入り,Graceが再々昇格
Joe BlantonがDL入りとなりました。いちおう右肩痛という診断になっていますが、まあ、不振のあまりの降格というのが実際のところでしょう。開幕から14試合に登板して、防御率9.49。12回1/3で6本塁打はあまりにもひど過ぎました。ゆっくり再調整して、シーズン後半にでも復帰してきてくれればいいです。

で、Matt Graceがまたも昇格。オプションの都合で行ったり来たりが多くなっており、つらい役回りですが、今回はしばらくいられそうな気配。頑張ってください。


● Joe Rossが昇格・先発, Brian Goodwinをオプション
23日のマリナーズ戦の先発投手として、Joe Rossが昇格してきました。先発5番手として(スケジュールの都合で4月中旬までマイナーにいましたが)しながら、3度先発したところであまりの不振にAAAでの再調整を命じられていました。AAAでは3試合に先発し、  という結果を残していたことから今回の機会を与えられることになりました。

先発5番手としてはJacob Turnerがまずまずの好投を見せていましたが、あまりにも苦しいブルペン事情から、Rossを先発させることでTurnerをブルペンに回すことにした模様です。

さらに、今回AAAにオプションされたのがBrian Goodwinとなったのも、同じくブルペン事情から。順当ならMatt Graceが再び(三度?四度?)降格となると思われていましたが、1枚でも多くブルペンに置く必要からGraceは残留。Goodwinは控え外野手としてプレーしていましたが、計10試合に出場して17打席で.188/.234.313という成績(その割にはいい場面でいいタイムリーを打った印象)。Bryce HarperとJayson Werthが健康を維持し、Michael TaylorがAdam Eatonの離脱後に19試合の77打席で、.315/.351/.521、2本塁打、3盗塁と結果を残してセンターのレギュラーの座をがっちりつかんでいることから、Goodwinの出場機会は限られていましたので、試合勘を維持するにもAAAで先発することは悪くないと思います。すぐに再昇格の機会は来るでしょうから。


● Chris HeiseyがDL入り,Goodwin再昇格
控え外野手・代打一番手だったChris Heiseyが右腕二頭筋の断裂によりDL入りとなったため。故障の程度はよくわかりませんが、名前はかなりの重症のように聞こえます。

これにともない、前日AAAにオプションされたBrian Goodwinが再昇格。すぐに機会は来ると思っていましたが、まさかこれほど早いとは(笑)。


● Stephen Drewが復帰,Matt GraceをAAAにオプション
4月中旬からDL入りしていたStephen Drewが復帰してきました。マイナーでのリハビリ出場でも問題がなかったようです。Wilmer Difoもそこそこ頑張っていますが、二遊間の控えの一番手はDrewということになるでしょう。

マイナー行きはやはりMatt Graceでした。これは仕方ない。次の機会に向けて頑張りましょう。

0 件のコメント: