2017/05/04

5/3 Jacob Turnerが救援4イニング無失点

W2-1 Diamondbacks (Season 18-9)
Gio 5.0IP 1ER 3H 7BB 8K
J. Turner(W1-0) 4.0IP 0ER 2H 4K
Zimmerman 2/3 double RBI
Taylor 1/3 triple RBI

ナショナルズ先発のGio Gonzalezはいいのか悪いのかよくわからないピッチングでした。初回、2番のChris Owingsにソロ本塁打を浴びましたが、失点はそれだけ。打たれたヒットはほかに2本だけ。5イニングで8奪三振は立派です。しかし、与四球7(しかもたった5イニングで!)は球団最多記録タイ。これでよく1失点に収まったものだ、というのが正直な感想。

一方のナショナルズ打線はDバックス先発のRobbie Rayの前に三振の山。初回からの5者連続三振を初めとして、6イニングで10三振を喫しました。元々は2010年ドラフトでナショナルズに入団した投手(同じドラフトで同じように高卒入団したのがA.J. Cole)。Doug Fisterのトレードの一員としてタイガースに移籍し、さらにDバックスに再度トレードされ、今やDバックスのローテーション投手としての地位を確立しています。(元々はRayより高い評価を受けていた)Coleが伸び悩んでいることを思うとやや複雑ですが、それでもProspect Profilesでフォローしていた選手が活躍する姿を見るのは嬉しいものです。

そんなRayに苦労しましたが、3回裏、先頭のMichael Taylorの三塁打を皮切りに、Gioが自ら打点の付くショートゴロを打って同点。さらに、Gio降板後の6回裏には、この日4月のリーグ月間MVP受賞が決まったRyan Zimmermanが、2死1塁からセンター左への二塁打を打ち、1塁からBryce Harperが激走で一気にホームインし、逆転(最近の傾向からセンターがかなり右寄りに守っていたため完全にシフトの逆を突いた形になりました)。

盤石なブルペンを擁するチームなら2-1とリードした終盤は継投策でいくところですが、そもそも今のナショナルズはそういう状態にない上、暫定クローザーのShawn Kelleyが風邪でダウン。そんなチームを救ったのが、6回表から2番手で登板したJacob Turnerでした。1-1の同点の6回表に送り出されると、先頭打者にいきなりレフト前シングルを打たれながらも無失点で切り抜けると、その裏、上述のZimmermanの勝ち越しタイムリー。これで勝ち投手の権利を得ると、7,8回はいずれも三者凡退。8回裏に回ってきた打席にもそのまま立ち、9回表のマウンドへ。2死から二塁打を打たれはしましたが、最後の打者をサードゴロに仕留めてゲームセット。まさかの4イニング無失点登板となりました。

これだけ投げてしまうと当初想定されていた金曜日のフィリーズ戦での先発は無理となりましたが、勝ち星も付いたし、もちろん評価は大きく上がったし、まあいいんじゃないでしょうか。金曜日の先発はA.J. Coleが務めることになりそうです。

MVP: Jacob Turner

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