ナ・リーグ東地区(2018年5月末時点)
5月を19勝7敗の好成績で終えたナショナルズが2位に浮上。最後に抜き返されたとはいえ、30日の時点で一度は首位に立ちました。4月のぼろぼろの状況からよく立て直しました。この調子で落ち着いて戦って行ければ実力通りに地区でリードを広げる日は遠くないでしょう。首位は、17勝12敗だったブレーブス。15勝11敗のフィリーズが3位と、ここまでが勝ち越し。4月に首位だったメッツは10勝18敗と大きく負け越し。マーリンズよりも酷い1か月となりました。(今年も)投手陣に故障者が続出しており、厳しそうですね。
Pitcher of the Month (May 2018): Jeremy Hellickson
見ての通り、先発陣は文句のつけようがありません。Max Scherzerは今月も月間MVPをもらっても不思議のないレベル。Stephen StrasburgとGio Gonzalezもリーグで上位の数字。数字上一番悪いのはTanner Roarkですが、バックの援護に恵まれなかっただけで3つくらい勝っていてもいい内容でした。そして、Jeremy Hellicksonです。打順が3順目に入ると打たれるというデータがあるため、ほとんどの登板が5回までで勝ち星は2つしか付いていませんが、登板した5試合、全てで勝利。これは5人のうちでHellicksonだけです。Hellicksonが先発5番手に定着してくれたことはチームが上向いた大きな要因だと思っています。
ブルペン陣もよく頑張りました。Sean Doolittleは1つセーブを失敗しましたが、それでも十分すぎる結果。中継ぎ陣も、Ryan Madsonが胸筋を痛めてDL入りしましたが、Brandon KintzlerとSammy Solisを軸にしっかりと投げました。ルーキーのWander Sueroは今のところ負け試合が中心の登板ですが、内容はかなり良いです。
Hitter of the Month (May 2018): Matt Adams
今月前半の打の主役はMatt Adamsでした。10日までの10試合では、.353/.463/1.000、7本塁打15打点と大暴れ。その後はやや失速しましたが、それでも大事なところで何度か打ったし、今月の打撃陣の基調を作ってくれたと思います。後半は、Mark Reynolds(13日以降)と、そしてスーパールーキーJuan Soto(20日以降)の2人が主役。2人とも試合を1人で作る打撃が魅力です。
Bryce Harperはホームランこそ出るものの、低打率もあってなかなか打点が伸びず。Harperだからこそやや物足りません。Michael Taylorの数字はこのように悲惨ですが、守備での貢献、それに22日の印象的なサヨナラ打があり、レギュラーを外すべきだとは思いませんね。
Daniel MurphyとAdam Eatonの2人がもしかすると6月中にも復帰してくるかもしれません。その時にどういう布陣を敷くのか、楽しみです。
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