18日の試合後、Bryce HarperにAAA行きが通告されました。同時にセンターへのコンバートも伝えられました。
この春はスタートから先発出場の機会を与えられメジャーの一線級の投手とも対戦。初戦から4試合連続で安打を放つなど好スタートを切りましたが、左ふくらはぎを痛めて離脱。一週間休んで復帰しましたが、その後は17打数3安打と結果を出せませんでした。特に左投手との対戦では脆さを露呈。三振も多く、課題を示しました。
Bryce Harper
9G 28AB 8H 2double 0HR 0RBI 2BB 11K .286/.333/.357 0SB
マイナーでの開幕は想定内。AAは卒業としてAAAに行くことも想定内。ただ、予想より早かったという印象です。故障からの復帰後は結果を残せておらず力不足と判断されたと言えばそれまでですが、うがった見方をすれば、今後Harperが調子を上げた場合(過去のスロースターターぶりからすると十分ありうる)、開幕近くになって契約・金銭のために降格させたといった批判を浴びながらの難しい判断を迫られる前に降格させたと見ることもできます。いずれにせよ、間違った判断ではないと思います。
センターへのコンバートというのはちょっと驚きでしたが、スプリングトレーニングで守らせてみて、やれると判断したんでしょう。それなりの練習期間は必要ですが、足は速く、何よりセンスが抜群なので十分務まることでしょう。一方で、今後長くチームメイトとしてやっていくことになるJason Werthの存在も影響したようです。Johnson監督は「Werthはセンターを守ることはできるが、余裕を持ってライトを守ることで打撃が上向くことを期待したい」と言っています。Werthのことだけを考えれば、超大型契約に見合ったパフォーマンスを求めることは当然であり、平均以上の守備力を発揮できるライトに専念して、打撃に集中させることは極めて妥当な判断だと思います。
さて、Harperのメジャーデビューはいつになるのでしょうか。Johnson監督は"He'll be back here pretty soon." とコメントしているものの、センターへのコンバートにより、多少先延ばしになったと考えるのが自然。4月末は消えたでしょう。打撃で圧倒しても、センターの守備はそんなに簡単なものではないはず。あるいは(年俸調停スーパー2の対象とならないことが確実となる)6月頃まで待たなければならないかもしれません。
2 件のコメント:
密かに開幕メジャーを期待していたので残念です。センターへのコンバートで昇格が遅れるならもっと残念。
Harperの魅力はなんと言ってもバッティングなんですから、ライトが埋まっているならレフトに回すということは考えられなかったのでしょうか?
FCさん 返事が遅くなりました。
Harperの強肩を活かすという意味では、センターかライトが適していると言われています。数年後という将来なら、守備範囲が減ったWerthがレフトに回り、Harperがライトに入ることもありうるのではないでしょうか。
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