[NL EAST End July 2012]
W | L | PCT | GB | |
Washington | 61 | 41 | .598 | |
Atlanta | 59 | 44 | .573 | 2.5 |
New York | 50 | 54 | .481 | 12.0 |
Miami | 47 | 56 | .456 | 14.5 |
Philadelphia | 46 | 57 | .447 | 15.5 |
今月も17勝9敗で勝ち越し。26日までの6連勝で一時は勝率で30球団トップに立ちました(最終的にはレッズに抜かれて2位)。ナ・リーグ東部地区では、月間18勝8敗という快進撃を見せたブレーブスが2位に浮上し、2位とのゲーム差2.5は6月末と代わりませんでした。前月2位のメッツは7勝18敗と急減速。マーリンズ、フィリーズは月末のトレード期限を前に完全に売り手に回りました。
ということで、勝ち続けているナショナルズですが、勝ち方は前月までと異なって打線が引っ張ったという印象です。投手陣も、チーム防御率3.65は30球団中10位、奪三振率が6位、与四球率も7位と悪くありません。ところが、打線は総得点、チーム打率は(前月の.254から一気に.280まで上昇)で、なんと4位。本塁打数は5位。盗塁数でも3位タイ。投打のかみ合ったチームという表現がぴったりの7月のナショナルズでした。
[Pitcher of July 2012: Jordan Zimmermann]
GS | IP | W | K | ERA | WHIP | |
Jordan Zimmermann | 6 | 37.0 | 4 | 31 | 0.97 | 0.84 |
Gio Gonzalez | 6 | 33.1 | 3 | 29 | 4.59 | 1.29 |
Stephen Strasburg | 5 | 28.1 | 2 | 32 | 4.13 | 1.41 |
Edwin Jackson | 4 | 24.2 | 2 | 17 | 3.28 | 1.26 |
Ross Detwiler | 4 | 23.2 | 1 | 17 | 3.04 | 1.44 |
G | IP | S | K | ERA | WHIP | |
Tyler Clippard | 14 | 14.0 | 7 | 21 | 5.79 | 1.21 |
Sean Burnett | 13 | 10.1 | 0 | 12 | 3.48 | 1.35 |
Tom Gorzelanny | 7 | 11.0 | 0 | 8 | 2.45 | 1.00 |
Drew Storen | 7 | 4.1 | 0 | 2 | 4.15 | 0.92 |
オールスターに出場した両エースが月間防御率4点台と下降気味。これに対して、4番手のEdwin Jackson、5番手のRoss Detwilerが頑張りを見せてくれました。そして、今月は何と言ってもJordan Zimmermann。リーグの月間MVPに選ばれる快投。シーズン防御率も2点台前半まで下げ、リーグ1、2を争う水準とし、混沌とするサイヤング賞争いでも上位候補に顔を出してきました。問題は(最近は投票への影響は小さくなってきたとはいえ)勝ち星。打線の援護さえあれば、まだまだ伸びるはず。心配なのは、月末になってウォーミングアップに時間がかかるようになってきたという肩の調子。長期的視野からは無理は禁物。昨季は160イニングちょっとしか投げていませんので、200イニングが今季の目安ですが、既に135イニング超。このままではレギュラーシーズンで200イニングを超えます。ポストシーズンに万全で投げさせるためには、多少コントロールしたほうがいいかもしれません。
ブルペン投手陣はやや苦しみました。クローザーのTyler Clippardは2つのセーブ失敗。メイン・セットアッパーのSean Burnettも、9ホールドはさすがですが防御率は3点台半ばとかなり打たれた印象。防御率が3を切ったのは、ロングリリーフのTom Gorzelannyだけという惨状。まだ本調子ではありませんが、ようやく復帰してきたDrew Storenに期待しています。
[Hitter of July 2012: Ryan Zimmerman]
PA | AVE | OBP | SLG | HR | RBI | SB | |
Ryan Zimmerman | 113 | .366 | .434 | .752 | 10 | 24 | 0 |
Michael Morse | 113 | .305 | .345 | .486 | 5 | 19 | 0 |
Bryce Harper | 111 | .222 | .306 | .313 | 1 | 7 | 5 |
Danny Espinosa | 107 | .300 | .330 | .490 | 3 | 10 | 5 |
Steve Lombardozzi | 105 | .293 | .314 | .374 | 1 | 12 | 3 |
Adam LaRoche | 102 | .304 | .353 | .478 | 4 | 12 | 0 |
Ian Desomond | 51 | .356 | .431 | .644 | 4 | 10 | 7 |
5,6月の月間MVP、Ian Desmondが今月も好調なスタートを切りましたが、オールスター前後から脇腹を痛め、結局DL入り。ただ、仮に故障がなかったとしても、今月はRyan Zimmerman にかなわなかったはず。今月のZimmermanは本当に凄まじかった。本塁打はリーグ2位、打点はトップ。公式の月間MVPはパイレーツのAndrew McCutchenに奪われましたが、FangraphsのWARではMcChtchenを抑えて堂々の1位という活躍ぶりでした。6月半ばまでの不振が嘘のようです。
その他の主力打者も、Bryce Harperを除けば、打率3割前後と当たっていました。Danny Espinosaは右打席だけでなく左打席でも数字が改善。また、リストにはありませんがRoger Bernadinaが62打席に立って打率.370という好成績でした。
Harperはスランプが長引いています。いいところで打っている印象はありますが、数字が伸びてきません。長打が出ないので大振りになってバランスを崩しているのかな。頑張れ。
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