2018/10/10

2018シーズンレビュー4: チーム新人王 Juan Soto

Craig Kimbrelがばたばたしましたがレッドソックスがヤンキースを破り、リーグ優勝決定戦の4チームが出そろいました。シード上位が順当に勝ち上がっています。

さて本日はチーム新人王です。言うまでもありませんね。

前年までにメジャーデビュー済みながらルーキー・ステータスを持っていたのは、
Pedro Severino
Koda Glover
Adrian Sanchez
Andrew Stevenson
Erick Fedde
Austin Adams
Victor Robles
Rafael Bautista
Spencer Kieboom
の9選手。

加えて、
Juan Soto
Kyle McGowin
Wander Suero
Austen Williams
Jimmy Cordero
Austin Voth
Jefry Rodriguez
の7選手が今季デビューを果たしましたので、計16人のルーキーがプレーしました。これは近年の例からするとかなり多い数字。特に投手陣が6人もデビューせざるを得なかったというのは、苦しかった証拠と言えるでしょう。 

うち、野手のルーキー資格である130打席をクリアしたのは Soto、Kieboom、Sanchez、Stevenson、Severinoの5人。投手の50投球イニングをクリアしたのは、Glover、Fedde、J. Rodriguezの3人。Sueroが47回2/3とぎりぎりでルーキーのままです。

チーム新人王はもちろんJuan Soto。開幕時はPotomac(A+)に所属するプロスペクトでしたが、あれよあれよと昇格し、5月20日にメジャーデビュー。すぐに打撃で非凡なものを見せ、レフトのレギュラーに定着しました。数々の素晴らしい数字を残し、22本塁打は10代の選手としてはBryce Harperと並び史上2位となりましたが、特に注目すべきは出塁率.406。Bryce Harperでもこの数字を超えたのはキャリアで2度だけという数字です。押しも押されぬスーパースター候補となりました。

Juan Soto (2018 Season for Nationals)
116G 494PA 77R 22HR 70RBI .292/.406/.517 5SB 

その他の野手では、Roblesが頑張りました。シーズン序盤での大怪我でSotoに置いて行かれた感のあったRoblesでしたが、9月にメジャーに戻ってくると、わずか21試合ながら3本塁打を放ち、.288/.348/.525、3盗塁と結果を残しました。Bryce Harperの去就ともかかわってきますが、来季(の新人王)への期待が高まります。

投手陣で目立ったのはリリーバーの Suero。Syracuse(AAA)で開幕し、5月にメジャーデビュー。以降、40試合に起用され3.59/1.217、高い奪三振率も含めて好成績を残し、期待感を高めました。この他、肩のリハビリから8月に復帰してきた Gloverが21試合で防御率3.31と頑張ったことも来季に向けていいニュース。先発陣では、Fedde、J. Rodriguezの2人に多くのチャンスが与えられたものの、(好投した試合もありましたが)まだまだ課題を感じさせました。

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