2018/10/27

2018 ポジションレビュー:右翼手編

WS第3戦は、延長18回、7時間を超える激闘の末にドジャーズがサヨナラ勝ち。歴史的なすごい試合でしたね。レッドソックスが2勝1敗とリードしてはいますが、単純に2勝分の価値がありそうな1勝。明日の1戦は大事になりそうです。

さて、今日は野手編の最後でライト。

開幕のレギュラーは、とうとうFA前最終年となったBryce Harper。開幕直後は絶好調でとんでもない成績を残してFA戦線に出るかと思われましたが、4月17日から突然のスランプに陥り、以降オールスターまでの打率は2割にも届かない惨憺たる結果。それでも地元ワシントン開催のオースルターには選出され、ホームランダービーで優勝すると、ここから調子を上げ、後半戦の打率はちょうど3割。ホームランも量産し、四球はリーグ最多。終わってみれば、.249/.393/.496、34本塁打、自己最多の100打点を記録して終了。FA戦線に出るには「悪くない」数字となりました。なお、守備位置は、Juan Sotoの台頭、Michael Taylorの打撃不振という状況の中でセンターを守れないAdam Eatonが復帰/打撃好調だったため、Harperがセンターにも入りましたが、やはり無理していたように見えましたので、再契約してもセンターが定位置となることはないでしょう。

レフトとして開幕したものの、7月に故障から戻ってみればJuan Sotoにポジションを奪われていたAdam Eatonが後半戦のライトを守りました。出場すれば結果を残すEatonは今季も健在。370打席にとどまったものの.301/.394/.411の結果はリードオフとしては十分なものでした。

もちろんHarperの去就が最大の注目です。Harperが再契約すれば、当然ライトでレギュラーとなります。仮にHarperと再契約できない場合ですが、能力的にはEatonで十分です。問題は健康面。2年続けて長期離脱したことを踏まえると、何の備えもなくという訳にはいかないでしょうから、それなりに力のある外野手の補強に走るものと思われます。

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