2019/05/02

2019年3-4月をふりかえる

昨シーズンの4月の月間レビューへのリンク。Dave Martinez監督は、1年経っても何も成長していないというか、むしろ悪化しているように思うのは私だけでしょうか。

ナ・リーグ東地区(2019年4月末時点)

WLPCTGB
Philadelphia1613.552-
New York1514.5171.0
Atlanta1415.4832.0
Washington1216.4293.5
Miami821.2768.0
メッツを迎えての開幕シリーズで2連敗スタート。その後、3連勝以上もないものの、3連敗以上もなく、勝率5割前後を行き来していましたが、4月20日の試合でAnthony Rendonが死球退場してからは負けが込み始め、4月24日から27日にかけて3連敗。借金4、地区4位で4月を終了。救いは同地区内の他球団ももたついており、首位フィリーズとの差もわずか3.5であること。なので、まだ諦めるには早いとは思いますが、今のままではあまり見通しは明るくないと言わざるを得ないでしょう。オーナー、フロントの決断が待たれます。

Hitter of March/April 2019: Anthony Rendon


PAAVEOBPSLGRHRRBISB
Adam Eaton 126.296.357.40018294
Juan Soto125.248.368.467166223
Victor Robles 114.255.301.481205127
Brian Dozier 101.184.297.33310461
Ryan Zimmerman86.213.302.37373110
Anthony Rendon86.356.442.740216180

開幕から4試合目にTrea Turnerが死球で退場、そのまま復帰の目途は立っていません。3試合で2本塁打、4盗塁と好スタートを切っていただけに痛過ぎる離脱となりました。その後打線を引っ張ったのが、Anthony Rendon。FA前最終年の大ブレイクでナショナルズとの再契約は難しくなってしまうのではないかとやきもきさせるほどの活躍でしたが、こちらも4月20日に四球を受けて退場。回復が思わしくないまま29日になってDL入りとなってしまいました。

フルにプレーした選手では、Adam Eatonが数字を残していますが、チャンスに弱い、という印象が強いのはなぜでしょうか。昨シーズン大ブレイクしたJuan Sotoは、各球団が変化球攻めを徹底した結果、やはり2年目のジンクスというかスランプに陥っています。まあそれでもこれだけの結果を残しているところは本物。今度はSotoが適応する番。今後に期待しています。Michael Taylorの開幕DLもあり、センターのレギュラーを務めたトッププロスペクトのVictor Robles。開幕直後は守備・走塁でのミスもありましたが、よくやっていると思います。もう1人のトッププロスペクトCarter Kieboomも4月26日の試合でメジャーデビューを果たすと、いきなりホームラン。これから壁にぶつかったりもすると思いますが、まずはいいスタートを切りました。問題はベテラン陣。Ryan Zimmermanは通算1000打点を目前に足踏みをし、右足裏を痛めてDL入り。さらにひどいのがBrian Dozier。この不調ぶりでも使い続けざるを得ないところが、チーム事情を表しています。

とはいえ、チーム打率、総得点はリーグ平均を上回っており、打線が足を引っ張っているわけではありません。

Pitcher of March/April 2019: Sean Doolittle

GSIPWKERAWHIP
Max Scherzer639.11544.121.119
Stephen Strasburg637.22483.821.009
Patrick Corbin637.22443.581.062
Anibal Sanchez 632.00275.911.719
Jeremy Hellickson421.22135.821.662
GIPSVHDERAWHIP
Sean Doolittle1313.1301.351.125
Wander Suero 1513.0026.921.231
Matt Grace 1612.2024.971.421
Kyle Barraclough 1511.0021.641.545
Tony Sipp147.1057.361.364

問題は投手陣。チーム防御率は23位。特にブルペン防御率5.95は29位です。4月の最後の3試合で16イニング連続無失点を記録して、ようやくその数字。その前はもちろん最下位でした。とにかくよく打たれます。

先発投手陣では、Patrick Corbinこそ、4月最後の29日の試合で打ち込まれた以外の5試合では全てQSを記録しており、それまでの防御率は2.48というもので、期待に応えるピッチンでしたが、その他の4人は・・・。エースMax Scherzerは、通算2500奪三振に到達するなどリーグ奪三振王ではありますが、先発試合でチームが1勝5敗では期待に応えたとは言えません。後の3人は、最低限の仕事をしているという感じ。

そして最大の問題となっているブルペン。Sean Doolittleだけは素晴らしいピッチングを続けてなんとかチームを支えていますが、そのDoolittleにセーブシチュエーションで投げさせる展開に持っていけないのが現状。むしろ登板機会がないため同点の展開でつぎ込むしかなく、結果的にDoolittleに白星が付いたりしています(4月の勝ち頭となる3勝)。原因はTrevor Rosenthalをはじめとする中継ぎ投手陣ですが、あまりにひどく、詳しくは書きたくありません。そしてもう一言だけ。こんな使い方していたらDoolittleはシーズン半ばで壊れます。

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