2013/06/04

大規模なロースター刷新を断行!!

大規模なロースターの変更が断行されました。ここしばらく無為無策のベンチ・フロントにもイライラさせられてきましたので、今回の思い切った動きは納得です。

[IN] Jayson Werth, Anthony Rendon, Ian Krol
[OUT] Danny Espinosa, Henry Rodriguez, Zach Duke

Jayson Werthは右のハムストリングを痛めて5月2日の試合を最後に休んでいたので約1か月ぶりの復帰。Potomac(A+)での5試合のリハビリ出場で計18打席に立って2本塁打を含む.563/.611/1.000という数字を残しての復帰。万全の状態と信じてよさそうです。

Anthony Rendonは再昇格。つい3日前にAAからAAAに昇格し、本格的にセカンドの経験を積むことになると報じられていましたが、Danny Espinosaの状態があまりに悪く、もはや待っていられないということのようです。まずはSteve Lombardozziと併用されることになるようですが、このままセカンドのレギュラーとして定着してくれることを期待したい。沈滞が続く打線の起爆剤となってくれ。

●今回の最大のサプライズはIan Krol がAAからメジャーに初昇格したことでしょう。Michael MorseのトレードのPTBNLとして3月下旬になってナショナルズ傘下に加入。来歴はそのときの記事をご覧下さい。アスレティックスでは先発投手として育成されてきましたが、今季はブルペン投手としてAAで開幕すると、安定感のあるピッチングを続けて評価を上げてきました。しかし、まさかいきなりメジャーに抜擢されるとは。それほどいい球を投げているのでしょうか。楽しみです。
[For 2013 Harrisburg (AA) ] 21G 26.0IP 29K 7BB 0.69/0.81

Danny Espinosaが右腕(左肩ではなく)の痛みを理由にようやくDL入り。本当に「ようやく」という感じ。Rizzo GMでさえ「finally」という単語を使っていたところを見ると、フロントとしても早くDL入りさせたかったのに、本人が認めなかったという推測ができます。ナショナルズパークのクラブハウスのEspinosaのロッカーが完全に空っぽにされている(通常DL入りしただけでは空っぽにはしないそうです)という報道も併せて考えると、マイナーへのオプションを通告され、併せてDL入りすることを提示されて受け入れたのではないかと思われます。どんなに成績が悪くても故障のせいにはせず、ただ調子が悪いだけと言い張ってきたEspinosa。本当に痛みがプレーに影響していたのかなかったのかは本人にしか分かりませんし、キャリアがかかっていることを思えば無理してでも出場し続けようとした気持ちも理解できなくはありませんが、それにしてもこの打撃成績はあまりにひどい。チームに迷惑をかけてきたことは明らか。シーズン終了を意味する左肩の手術を受ける予定はなく、まずは右腕の故障が回復するまで休むそうです。うーむ。中途半端な状態で戻って来ることはチームのためにも本人のためにもなりません。まずはしっかり治療して、それからマイナーで自分のバッティングを取り戻して下さい。
[For 2013 Nationals]  167PA 3HR 12RBI 4BB 47K .158/.193/.272 1SB 

Henry Rodriguezを、遂に、とうとう、ようやく、DFA。私の意見はつい先日のこちらの記事で書いたのでご覧下さい。心の底から嬉しいです。ウェイバー・クレームで他球団に行ってくれても、いや是非行ってくれることを期待しています。獲得したときの記事はこちら。暴投(WP)数26個は、独走でのナショナルズ球団記録です。
[For 2013 Nationals] 17G 18.0IP 11K 16BB 4.00/1.67 2WP

Zach DukeもDFA。マイナー契約を結んでいた昨季、AAAで好投し、9月昇格を勝ち取るとブルペン投手として結果を残しました。オフにナショナルズと1年70万ドルで再契約。今季は開幕からブルペン左腕、特にロングリリーフ、あるいはスポットスターターとしての役割を期待されましたが、登板した12試合中7試合で失点と打ちこまれていました。こちらも他球団に行ってくれていいです。
[For 2013 Nationals] 12G 20.2IP 11K 8BB 8.71/1.89


さて、これで反転攻勢の準備は整いました。

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