いよいよ2012年ドラフト組が参加するAuburn(SS) と GCL(Rk) も開幕しました。まずはこの両リーグの話題から。
☆Tony Rendaはスロースタート・・[SS]
ドラフト2順目のTony Rendaがプロデビュー。開幕以来1番セカンドで起用されていますが、あまりパッとしません。ヒットが出ないわけでもないし、四球もそこそこ選んでいますが、全体的に数字は伸びてきません。まあ、まだ1週間だと思いましょう。
Tony Renda 30PA .160/.323/.160 5H 5K 0SB
☆2012年組大卒野手はなかなかのスタート[SS]
Renda以外の12年組の野手はまずまずのスタートを切りました。4順目のBrandon Miller外野手は開幕から2試合連続で本塁打を放ち、これは!と思いましたが、その後失速。一方、5順目のSpencer Kieboom捕手と8順目のStephen Perez遊撃手はいずれも3割を超える打率。特にPerezは1本塁打を含め4本の長打を打っており、期待が高まっています。三振が多いのが気になりますが。Auburnの投手陣にはあまり目立つ選手はありませんでした。カレッジワールドシリーズが終わった3順目のBrett Mooneyhamのデビューが待たれます。Brandon Miller 17PA double 2HR .214/.353/.714
Spencer Kieboom 17PA .308/.471/.308
Stephen Perez 26PA double 2triple HR 9K .308/.308/.615
☆Heyden Jenningsはかなり心配なデビュー[Rk]
Lucas Giolitoを除くと高校生では最上位で指名された6順目のHeyden Jennings外野手。3試合に出場し、14打席に立ちましたがヒットはわずかに1本。8三振と散々なデビューとなりました。うむむ。
Heyden Jennings 14PA .077/.143/.077 8K
☆Ivan Pineyroが快投で本土デビュー[Rk]
昨季ドミニカリーグで好投し、本土上陸を果たしたIvan Pineyro投手。21日のデビュー戦で4回を投げ(ルーキーリーグではまだ4回くらいしかみんな投げない)、7奪三振の快投。今後に期待を持たせてくれました。
Ivan Pineyro 4.0IP 0ER 2H 0BB 7K
++++++++++++++++++
その他のリーグの話題☆メジャー昇格の機会待ち[AAA]
現在メジャーの25人枠には、Syracuseから昇格していった若手野手として、Bryce HarperとTyler Mooreが既にいますが(Steve Lombardozziもルーキーなので含めてもいいかもしれません)、さらにハムストリングの故障から順調な復活を遂げつつあるChris Marrero、期待はずれの昨季からの復活となるCorey Brown、そしてルール5ドラフト出戻りのErik Komatsuの3人が、好成績で待機しています。契約の関係などで簡単には昇格機会は巡ってきませんが、仮にメジャーで故障者が出たとしても、思っていた以上にデプスがある状況です。加えて、おそらくまだメジャー昇格には遠いと思われますが、Carlos Riveroも調子を上げ、シーズン打率も.282まで上昇させています。
Chris Marrero 25PA .273/.360/.318
Corey Brown 27PA 3double .435/.519/.565
Erik Komatsu 28PA double HR .400/.464/.560
Carlos Rivero 24PA .348/.375/.391
故障離脱していたEury Perezでしたが、今週初めからGCLでリハビリ出場。さすがに23打席で9安打と格の違いを見せ付け、土曜日からHarrisburgに復帰。2試合連続安打と復調を印象付ける結果。一方復帰2週目となったJeff Kobernusは盗塁も2つ決めるなど、完全復調。
Jeff Kobernus 26PA .320/.346/.360 2SB
☆Walters、Bloxom昇格 [A+→AA]
Zach WaltersとJustin Bloxomの両内野手がA+からAAに昇格。2人とも開幕直後は出遅れましたが、徐々に調子を上げていきました。特にBloxomは5月以降だけで11本塁打と大いに当っていました。2人ともAAは初挑戦。Bloxomは打率.182、長打は二塁打1本とやや出遅れましたが、Waltersは好調をそのまま継続。いい滑り出しを見せました。
Zach Walters 26PA 3double HR .292/.346/.542
好調が続いていたHagerstown打者陣からJason MartinsonがPotomacに昇格。リーグ打点王のまま卒業となりましたが、早速、4試合で4打点を記録。四球も選んでおり、適応に時間は要していません。
Jason Martinson 20PA double HR 4RBI .235/.350/.471
☆Goodwin、Skole本領発揮 [A]
DLから復帰後、徐々に調子を上げてきたBrian Goodwin外野手。今週はオールスター明けの4試合のみながら3本塁打で7打点と絶好調。こちらは開幕からずっと好調のMatthew Skole三塁手も、3本塁打で5打点。他にもHagerstown打線では、Steve Souza、Cutter Dykstraの2人も好成績です。
Brian Goodwin 17PA double 3HR 7RBI .375/.412/1.000
Matthew Skole 13PA 3HR 5RBI .273/.385/1.091
Steve Souza 16PA double HR .313/.313/.563
Cutter Dykstra 17PA double HR .412/.412/.647☆Karns 奪三振マシーン状態 [A+]
前週、10奪三振でリーグ週間MVPを獲得したNathan Karns投手が、前週を上回る11奪三振の快投。同リーグで7回短縮ゲームながらノーヒッターを達成した投手がいたため2週連続の受賞はなりませんでしたが、十分値する内容でした。
6/24 (W) 8.0IP 1ER 2h 3BB 11K
☆Meyerも負けていません [A]
同じく前週の週間MVP、Alex Meyerが、こちらも24日の試合で11奪三振。初回に3ラン本塁打を含む3安打1四球で4失点という最悪の立ち上がりながら、その後は7回途中まで無安打わずか1四球、1死球という投球。4失点という結果以上に評価の高い登板となりました。
6/24 (L) 6.2IP 4ER 3H 2BB 11K
☆Lannan 調子上がってきた? [AAA]
今週のJohn Lannanは21日の試合に先発して6回を1失点で勝ち投手。シーズン成績は6勝6敗、まだ防御率は4.66と大きな数字ですが、ここ5試合のうち4試合で自責点1と安定。安打はそこそこ打たれるし、三振は多くない、といういつもながらのLannanですが、開幕からずっとできなかったその「いつものLannan」がようやくできるようになってきました。
6/21 (W) 6.0IP 1ER 6H 2BB 3K 4.66
☆Ryan Perry 先発転向 [AA]
2008年のプロ入り後はずっとブルペン投手として育成され、今季もメジャーで少しだけ登板したRyan Perry 投手が、先発に転向することになり、23日の試合で先発しました。最初ということで3イニングだけでしたが、結果は上々。最後の賭けという感じですが、果たして。なお、トレード相手だったCollin Balesterは開幕早々にDFAされ、タイガース傘下のAAAで投げています。
6/21 (ND) 3.0IP 0ER 1H 1BB 0K
☆その他
上記のほか印象的な数字を残したプロスペクトは以下の通り。
Adrian Sanchez 15PA 2double HR .429/.467/.786 [A+]
Randolph Oduber 15PA .462/.533/.615[A+]
Paul Demny 1GS 7.0IP 1ER 7H 1BB 4K [AA]
Trevor Holder 1GS 7.0IP 2ER 6H 0BB 5K 2K [A+]
Taylor Hill 1GS 7.0IP 0ER(1R) 4H 1BB 4K [A]
0 件のコメント:
コメントを投稿