2014/04/26

4/26 Roark 初完封勝利

Photo by Alex Brandon
W4-0 Padres (Season 14-11)
Roark(W2-0) 9.0IP 0ER 3H 1BB 8K
Desmond 3/4 double RBI SB(1)
Werth 2/4 R

Tanner Roarkが自身メジャー初の完封勝利。6回1死でシングルを打たれるまではパーフェクトで、その後も3塁を踏ませない素晴らしい内容。パドレス打線を圧倒した105球。最後の打者を高めの速球で空振り三振にとってゲームセットと、最後まで力のある球を投げ込み、全く危なげなかったという印象。間違いなく、今季のナショナルズ先発投手陣で最高のパフォーマンスでした。ありがとう、そして、初完封おめでとう。

昨年8月にメジャーデビューして9月にかけて結果を残しましたが、マイナーでの通算成績を見てもあまりパッとしないこともあって、まだ実力を疑う向きもありましたが、これでさすがに黙るでしょう。Roarkの実力に関して、Mark Zuckermanの記事に1つ面白い数字が示されていました。Roarkは今回の登板を終えて通算86回1/3を投げたことになりましたが、ここまでの通算成績をStephen Starsburgの86回登板時点(TJから復帰してきて4試合に投げた時点)での成績と比較すると以下のようになります。

Strasburg: 5W-4L 2.72/1.01
Roark: 9W-1L 1.98/1.01

互角というよりRoarkのほうがいい数字を残しています。もちろん、これをもってRoarkがStrasburgと同格の投手と言うつもりはありませんが、少なくともメジャーリーグのローテーション投手としてやっていけるだけの力があることは間違いないでしょう(ちなみに、Strasburgはその次の登板で6回無失点で勝投手となっています)。

今日の試合に話を戻すと、Roark本人の実力を否定するものではありませんが、Roarkがこれほどに好投できた背景には、打線が初回に3点を援護してあげたこともあったでしょう。1死1,2塁から、Adam LaRocheがシングル、Ian Desmondがダブルと2本のタイムリーが出た後、Danny Espinosaがきっちりと犠飛を打つ、前日からの勢いをうまく引き継いだいい攻撃ができました。その後はやや淡白な攻撃が続きましたが、6回にはDenard Spanのタイムリーで効果的な追加点を奪い、さらにRoarkを楽にしてくれました。

MVP: Tanner Roark

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