2012/06/04

MiLB (5/28-6/3)

週間MVPに選ばれた選手はありませんでしたが、Eury PerezやJason Martinsonは十分値する活躍でした。嬉しいのは投手のトッププロスペクトの調子が上がってきたこと。5月30日のAの試合でMatt Purkeが待望のプロデビュー。また、開幕からあまり調子が出ていなかったAlex MeyerとRobbie Rayがともに好投。楽しみが増えてきました。


☆Purke ほろ苦プロデビュー[A]
5月30日にMatt Purkeがプロデビュー。球速は90マイル程度出ていたようですが、2回と5回に集中打を浴びて5失点。待ちに待ったデビューでしたが、ほろ苦いデビュー戦となりました。まあ、もともと故障を抱えた状態でのドラフト指名だったので、まずは実戦登板できただけで良しとしましょう。
5/30 (L) 5.0IP 5ER 7H 5BB 1K 

☆Meyer 2試合連続好投 [A]
今週は2度先発したAlex Meyer。ともに5イニング止まりながら計1失点で2連勝。四球も多くなく悪くない内容です。前週から3試合連続で好投し、11先発を終えてのシーズン防御率を3.71まで下げてきました。62奪三振はリーグ5位。ドラフト1順目らしくなってきました。
5/28 (W) 5.0IP 1ER 5H 2BB 3K 
6/2(W) 5.0IP 0ER 2H 2BB 7K 

☆Ray 自己最長の8回無失点 [A+]
Robbie Rayも今週は2登板。前週から2登板連続で好投して迎えた6月3日の試合で、プロ入り後自己最長となる8回を投げて無失点。9奪三振。許した走者は3人のみという快投。期待通りに育ってくれるかどうか不安でしたが、才能を発揮し始めました。これからも楽しみです。
5/28 (L) 6.2IP 2ER(3R) 6H 2BB 2K
6/3 (W) 8.0IP 0ER 2H 1BB 9K


☆Eury Perez 絶好調 [AA]
Harrisburg(AA)で注目すべきただ1人の野手になってしまったEury Perez外野手。一時期調子を落としていましたが先週あたりから復活し、今週は全試合で安打を放ち5割を越える打率を残しました。長打は2塁打1本のみ、四球も1つだけと物足りない部分はありますが、三振もわずかに1つと、バットコントロールは素晴らしいの一言です。
28PA 1double 1BB 1K .519/.536/.556 4SB


☆Martinson 3本塁打13打点でリーグ打点王[A]
元気のいいHagerstwon打線の中でも、Jason Martinson遊撃手が一際目立ちました。全7試合で安打、打点を記録。3本塁打。一週間で13打点を荒稼ぎし、通算56打点は現在リーグトップ。同時に三振王(69三振)な点は気になりますが。そのMartinsonに抜かれるまでリーグ打点王だったMatthew Skoleは減速気味(.200/.310/.440)。
29PA .370/.414/.741 3HR 13RBI 

☆Hagerstownは他の野手も元気いっぱい[A]
Martinson以外の野手も引き続き元気いっぱいです。Goodwinも次第に調子を上げてきましたが、特に目立ったのがBilly Burns。いろいろな打順で使われていますが、どこでもしっかり結果を残し9打点。叩きつけるバッティングなので長打はありませんが、二塁打、三塁打は量産しています。
Brian Goodwin 32PA .292/.469/.333
Billy Burns 26PA .391/.462/.609 9RBI 
Steven Souza 28PA .346/.393/.500
Adrian Nieto 20PA .316/.350/.421
Caleb Ramsey 28PA .304/.429/.348

☆Potomacの伏兵たち [A+]
トッププロスペクトの中では、Rick Hagueのバットが少し上向いてきました。故障で出遅れた分そろそろブレークして欲しいところ。David Freitas(.167/.250/.167)、Michael Taylor(.222/.300/.300)のバットは引き続き湿ったまま。一方であまり注目されてこなかった選手たち(若いので一定の期待感はある)が活躍しています。J.P. Ramirezはまだフルの出場機会を与えられていませんが先週に続き好成績。21歳のAdrian Sanchez 二塁手は全7試合で安打を打ち、5盗塁を記録。Zach Waltersは6月に入ってから3試合連続本塁打。Randolph Oduberも出れば結果を残しています。
Rick Hague 20PA .278/.350/.444
J.P. Ramirez 17PA .313/.353/.375
Adrian Sanchez 26PA .360/.385/.560 5SB
Zach Walters 20PA .421/.450/.895 3HR
Randolph Oduber 16PA .438/.438/.750


☆出戻り選手たち [AAA]
メジャー昇格を果たしたものの結果を残せずに戻ってきたTyler Mooreでしたが、初戦でいきなり本塁打を放つなど、出場全5試合で安打を記録。ブランクを感じさせません。その調子で次の機会を待ちましょう。もう1人、Corey Brownも早速二塁打を打ちました。また、ルール5ドラフトで選ばれながら返却されてきたErik Komatsu。こちらは3試合目にようやく初安打。
Tyler Moore 14PA 2double 1triple 1HR 4RBI 0BB 5K .429/.429/.929

☆Rosenbaum 派手に打たれる[AA]
開幕から好投を続けてきたDaniel Rosenbaum。やや打たれた先週に続き、今週の最初の5月28日の登板では6回を12安打6失点と派手に打たれて心配しましたが、6月2日の登板では8回に2ランを打たれたものの、それまでは無失点と好投。シーズン防御率はかなり悪化しても未だ1.75。
5/28 (L) 6.0IP 6ER 12H 1BB 2K 
6/2 (W) 7.2IP 2ER 5H 3BB 2K

☆今週のLannan [AAA]
今週のJohn Lannanは6回を投げて1失点、4勝目。良いLannanでした。AAAでの今季通算は、10試合に先発して4勝5敗、5.62/1.66となっています。
5/30 (W) 6.0IP 1ER 6H 3BB 3K 

☆その他
上記のほか印象的な数字を残したプロスペクトは以下の通り。
Carlos Rivero 17PA .500/.529/.750 [AAA]
Mike Ballard 1GS 6.0IP 1ER 6H 0BB 2K [AA]
Nathan Karns 1GS 6.0IP 0ER 3H 3BB 4K [A]
Neil Holland 2G 3.2IP 0ER 2H [A+] 5月以降9試合16イニング無失点。

2 件のコメント:

ララ さんのコメント...

WAS #16 - Lucas Giolito, RHP

今年も素晴らしいピックですね~!おめでとうございます。

契約できればこれだけで勝ち組ですね(^-^)

estoppel さんのコメント...

ララさん
ありがとうございます。テレビの前でガッツポーズでした。故障リスクといってもヒジなので、あまり心配していません。
これから記事書きます(笑)。