2012/07/18

7/17 おなかいっぱい(笑)

W5x-4(10) Mets (Season 52-36)
Detwiler(ND) 7.0IP 0ER 5H 0BB 4K 3.15
Clippard(BS) 1.0IP 3ER 3H 2K 2.45
Harper 2/5 triple RBI .275
Espinosa 2/4 RBI K .240 
Moore 1/4 HR(5) R RBI K .308
Lombardozzi 1/4 double RBI .267

緊張、笑顔、失望、絶望、そして歓喜のハッピーエンド。終わった後のこの脱力感。まさにジェットコースター。エンタテイメントとして申し分のない試合でした。

先発のRoss Detwilerはキャリアベストの投球。2回と3回には走者を許したもののいずれも併殺でバックに助けられると、4回から6回までを9人で終える快投。7回先頭のDavid Wrightの二塁打とワイルドピッチで無死3塁のピンチを迎えましたが、三振、浅いセンターフライ、二ゴロで切り抜け、7回無失点。ここで降板となりましたが、まだ90球に満たない球数だったことが成長をうかがわせます。速球も変化球もやや高めではありましたが、打者のタイミングを見事に外していました。Jesus Floresのリードのおかげなのかな。

打線はというと、ほとんどチャンスらしいチャンスも作れないまま、5回裏のTyler Mooreのソロ本塁打で1点を取っただけで終盤へ。はっきり言って物足りない展開でしたが、8回裏に2死からSteve Lombardozziのタイムリーで1点追加。これで勝利を確信したのですが、この試合のドラマは実はここからでした。

9回表。ここまで14度のセーブ機会全てを成功させてきたTyler Clippardがマウンドに上がりましたが、二者連続安打でピンチを迎えてしまうと、1死後、代打のJordany Valdespinに対してカウント1‐2から投じたチェンジアップをライトスタンド最前列に運ばれるまさかの逆転3ラン。Clippardにとっての今季初被弾は初のセーブ失敗というまさに痛恨の一打。速球は走っていてガンガン空振りさせていたのに、あえてチェンジアップをなぜあのタイミングで・・・(その前の2本のシングルもいずれも変化球)。

9回裏。Clippardはもちろん、チームメイトもみんなショックを受けていたはずですが、メッツのクローザーBobby Parnelに対して、1死からMichael Morse(代走Ian Desmond)、Adam LaRocheの連打で1,3塁のチャンス。とはいえ、Tyler Mooreは変化球に付いていけず三球三振、続くDanny Espinosaも簡単に追い込まれ、さすがにもうだめかと思いました。思いましたが、Espinosaはあきらめていませんでした。5球変化球が続いた後の低めの速球を見事にセンター前に弾き返して同点。

10回表。Michael Gonzalezが登板。しかし、先頭打者にシングルを打たれると、犠打で2塁へ。2死としたものの、Josh Tholeに左中間を破られ、再びメッツにリードを許してしまいました。またがっかりな気分に。

10回裏。前の回の途中から守備に入っていたJhonathan Solanoがレフト前シングルで出塁すると、Lombardozziがきっちり送りバント。そして打席に入ったBryce Harperが、ライトフェンスにワンバウンドで達する弾丸ライナーの三塁打を放って同点。Ryan Zimmerman、Desmondが敬遠で1死満塁のサヨナラのチャンス。が、ここでもLaRocheが一ゴロ本塁封殺に倒れて2死。Mooreも簡単に追い込まれてしまい一瞬ダメかなと思いましたが、カウント1-2からPedro Beato投手が投げた外への変化球がショートバウンドとなり、これを捕手が取れず。三塁からZimmermanが悠々と生還してサヨナラ勝ちとなりました。

ふぅ。満腹。

MVP: Ross Detwiler 

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