2012/07/10

MiLB(7/2-8) Souza(A) 週間MVP

Potomac Nationals (A+) のSteven Souza Jr.外野手が週間MVPに選出されました。1週間で5本塁打。4本の二塁打と合わせて9本の長打で12打点と猛打を振るいました。2007年ドラフト3順目入団と元々は期待の高い選手でしたが、パワーはあるものの、低打率で三振が多いという欠点がなかなか向上せず、既にマイナー生活も6年目、忘れられつつある存在でした。しかし、今季は長打力とともに打率もここまで2割8分台と立派な成績。守備位置も元々の三塁から、今季は本格的に外野(ライト)に回っています。高卒入団のためまだ23歳。大卒組のチームメイトと年齢は変わりません。まだ半信半疑ですが、少し期待感を持って見ていきたいと思います。

Steve Souza Jr. 33PA 4double 5HR 12RBI .333/.455/1.037

☆Skole リーグ二冠王 [A]
チームメイトのSouzaが猛追しています(15本塁打62打点)が、South Atlantic Leagueを21本塁打73打点でリードしているのがMatt Skole。四球数、出塁率でもトップ。三振が多い(リーグ2位)、三塁守備が酷い、と相変わらず厳しい評を見ますが、実質1年目でのこの成績。このまま行けば、トッププロスペクトの仲間入りをしてきそうです。Brian Goodwinも先週と同じく長打はないものの、打率とともに高出塁率を記録し、評価を上げています。その他Hagerstownでは、Billy Burns、Cutter Dykstra、Caleb Ramseyも好成績。要するに主な野手はみんな打ちまくってます。
Matthew Skole 33PA 3HR 4RBI .200/.394/.560
Brian Goodwin 28PA .318/.464/.364
Billy Burns 27PA .370/370/.370 2SB
Cutter Dykstra 29PA .308/.379/.500
Caleb Ramsey 23PA .348/.348/.391

☆Hague依然好調 [A+] 
週間MVPを獲得した先週ほどではないにせよ、Rick Hague内野手が今週も活躍。本塁打こそありませんでしたが、二塁打と三塁打をそれぞれ2本。打率をじわじわと上げています。チームメイトのDavid Freitas捕手も、打率こそ高くありませんでしたが、2本の本塁打、4四球といい内容。
Rich Hague 30PA 2double 2triple .321/.367/.536
David Freitas 21PA 2HR 6RBI .235/.381/.588

☆Leon 完全復帰 [AA]
5月14日に大抜擢メジャーデビューを果たしながら、不運にもその試合で負傷退場することになったSandy Leon 捕手。SSリーグでのリハビリ出場を経て、今週から本格復帰すると、鬱憤を晴らすかのように打ちまくっています。まあ、もともとパワーはそんなにないので単打ばかりですが、週間打率.450は立派。メジャーの控え捕手としてはJhonathan Solanoがいい仕事をしているので(残念ながら)出番はしばらく回ってこないと思いますが、いざというときの備えがいてくれるというのは安心です。
Sandy Leon 23PA 6RBI .450/.522/.500

☆Perry 先発投手として使えるかも [AA]
7月3日と8日に、先発転向して3試合目と4試合目の登板。いずれもいい内容で5イニングを投げました。許した走者は4人ずつ。四球も多くなく、これはもしかして使えるのかもしれないと思わせるところまで来ました。
Ryan Perry 2GS 10.0IP 1ER 5H 3BB 8K 

☆Robbie Ray 久しぶりに好投 [A+]
ここ4試合ほど続けて序盤から打ち込まれていたRobbie Ray投手が、6日の試合で6回自責点1(3失点)と久しぶりに結果を残しました。ただ、被安打9、奪三振わずか1という内容を見ると、しぼみつつある期待感を回復させるほどではないというのが正直なところ。シーズン防御率は4.87。
6/6 (ND) 6.0IP 1ER(3R) 9H 3BB 1K 

☆Syracuse 野手陣はクールダウン [AAA]
ここしばらくそろって打ち続けていたSyracuseのプロスペクト野手でしたが、今週はややクールダウン。Erik Komatsuは(詳細不明ながら)軽い故障で出場機会が減少。Corey Brownは.250、Chris Marreroは.238、Carlos Riveroは.259、いずれも本塁打なし、に終わりました。来週前半はオールスターブレークです。

☆MooneyhamとBenincasaがプロデビュー[SS]
今年のドラフト組大卒投手では上位2人となる、3順目のBrett Mooneyhamと7順目のRobert Benincasaが、7日の試合でプロデビュー。Mooneyhamは先発し、事情はよく分りませんが2回2死1塁で降板。故障でなければまあいいのですが。一方、Benincasaは2点リードの7回表1死満塁の場面で投入されると、最初の打者を三振に取りながら、次打者にタイムリー安打を打たれ同点とされてしまいました。さらに、8回表には勝ち越しを許す、ちょっと残念なデビューとなりました。今後に注目です。
Brett Mooneyham 1.2IP 0ER 1H 2BB 2K
Robert Benincasa 1.1IP 2ER 4H 0BB 3K

☆伏兵たちが活躍中 [SS]
2012年ドラフト組のうち大卒の期待の選手が集まっているはずなのですがあまりぱっとしません(2順目のTony Rendaに至っては週間打率.150、長打なし)。そんな中で、伏兵ともいえる3人が活躍中。Shawn Pleffnerは2011年ドラフト26順目。そして、Angelberth Montilla(凄い名前ですね)とWander Ramosはドミニカ出身。こういう選手が目立つようでは困るんですけどねぇ。
Shawn Pleffner 28PA 6double .407/.429/.630
Angelberth Montilla 27PA /409/.519/.455
Wander Ramos 21PA double triple HR 6RBI .294/.429/.647

☆同上 GCL野手[Rk ]
先週に続き2012年ドラフト33順目のMike McQuillan、ドミニカ出身のWilmer Difoの2人が結果を残していますが、それ以外の野手はさっぱり打てません。Hayden Jenningsは17打席に立って、ヒットわずかに1本・・・。
Mike McQuillan 23PA double triple .381/.435/.524
Wilmer Difo 24PA 2double .333/.417/.429 2SB

☆同上 GCL投手[Rk]
先発した投手では、Ivan Pineyroが7日の登板で5回1安打無失点5奪三振と好投した以外は軒並み結果を残せていませんが、ブルペンでは今年のドラフト下位指名の大卒選手たちが結果を残しています。この中で、1人でも2人でもはい上がっていく選手が出てくると面白いのですが。
Casey Selsor 2G 5.0IP 0ER 3H BB 5K [23順目] 
Kevin Dicharry 2G(1SV) 3.1IP 0ER 2H 4K [24順目]
Leonard Hollins 2G 4.0IP 0ER 1BB 5K [29順目] 
Michael Boyden 2G 2.0IP 0ER 2H 4K [31順目] 

☆今週のLannan [AAA] 
6日の試合に先発も、6回を5失点。良かったり、悪かったり。シーズン成績は6勝8敗、防御率4.60となっています。これではトレードで獲得したいというチームが出てきそうもありません。Stephen Strasburgが投球制限に達したところでの昇格、逆に言うとそれまではずっとマイナー暮らし、というシーズン前には「まさか」と思われていたシナリオが現実味を帯びてきました。
7/6 (L) 6.0IP 5ER 7H 3BB 6K 

☆その他
Jeff Kobernus 30PA .321/.367/.357 2SB [AA]
Zach Walters  24PA 3double 1HR .318/.375/.591 [AA]
Adrian Sanchez 22PA .350/.409/.500 [A+]
Pat Lehman 3G 3.0IP 0ER 1H 2BB 3K [AAA] 
Hector Nelo 4G (4SV) 4.0IP 1ER 3H 1BB 5K [AA]
Aaron Barrett 3G (2SV) 3.0IP 0ER 1BB 5K 
Blake Monar 1GS 5.0IP 0ER 2H 2BB 4K [SS]
Pedro Encarnacion 1GS 6.0IP 0ER(5R) 2H 2BB 7K [SS]

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